JPH0438056Y2 - - Google Patents

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JPH0438056Y2
JPH0438056Y2 JP6862084U JP6862084U JPH0438056Y2 JP H0438056 Y2 JPH0438056 Y2 JP H0438056Y2 JP 6862084 U JP6862084 U JP 6862084U JP 6862084 U JP6862084 U JP 6862084U JP H0438056 Y2 JPH0438056 Y2 JP H0438056Y2
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JP
Japan
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door
torsion bar
link
shaft
state
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JP6862084U
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JPS60179784U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案はトーシヨンバーのねじりモーメント
で扉の開閉を行う、トーシヨンバーのヒンジ機構
に関する。
(b) 従来技術とその欠点 この種のヒンジ機構は所謂、トツプオープン扉
式のキヤツシユボツクス(以下、これを金庫とい
う。)等に適用されているが、従来のものでは扉
のロツクを外した途端、扉がトーシヨンバーで一
気に全開まで開かれる構造であつたため、勢い良
く開く扉が人や物に衝突して危険であるととも
に、全開状態の扉を保持するためには十分なバネ
力を有するトーシヨンバーを必要とし、このため
に閉じる際には大きな力を必要とする欠点があつ
た。また、バネ力を弱くして扉を小さく開かせる
ようにしても、自重で再び閉じてしまうし、それ
を防いで全開にしてもその全開状態を保持する機
構を別に設ける必要を生じてコストアツプを招く
問題があつた。
(c) 考案の目的 この考案の目的は前記従来の問題点に鑑み、扉
のロツクを外したとき、比較的バネ力の弱いトー
シヨンバーのねじりモーメントによつて全開状態
に至る迄の中間の傾斜状態に扉を復元し、その状
態から扉を全開まで開いたときもその全開状態を
保持することによつて、構造簡単で且つ安全に扉
の開閉を行うことのできるトーシヨンバーのヒン
ジ機構を提供することにある。
(d) 考案の構成および効果 この考案は、回転自在に支持した扉の軸支部近
傍に回動自在に取り付けたリンクと、一端が固定
され、且つ前記扉の回転中心軸と略平行に配置さ
れた軸部およびその軸部に対し略直交し端部にて
前記リンクに係合するクランク部を有する略L字
形のトーシヨンバーとを備え、前記扉を閉じた状
態から前記トーシヨンバーの復元力で前記扉を回
転させ所定の傾斜状態に保持するとともに、その
傾斜状態から前記扉を全開状態まで開くときに前
記リンクを前記復元時と逆に回動させ、全開時に
前記リンクを前記クランク部上に載置し、その全
開状態を前記トーシヨンバーで支持するようにし
たことを特徴とする。
上記構成から本考案に係るヒンジ機構によれ
ば、扉のロツクを外したとき、扉を締める際に設
定されたトーシヨンバーのトルクで扉は所定の傾
斜状態に復元され、その状態に保持されるので、
その状態から扉を持ち上げるといつた簡単な操作
で全開状態まで開けることができる。その全開状
態はトーシヨンバーのクランク部で扉を支持する
ことによつて自己保持される。したがつて、トー
シヨンバーは全開まで扉を開きそれを保持すると
いつたときの強いバネ力を必要とせず、ロツク解
除の際扉を所定の傾斜状態に開らかせる程度のバ
ネ力を設定すればよく、これにより、扉のロツク
解除で一気に扉が開かれる危険をなくし、且つ全
開状態の扉に小さな力を加えるだけで簡単に閉じ
ることができる。
(e) 実施例 第1図Aはこの考案に係るヒンジ機構を適用し
た金庫の正面断面図、同図Bは同金庫の部分側断
面図である。
本実施例の金庫は電子式キヤツシユレジスタに
使用されるものであつて、本考案に係るヒンジ機
構は金庫本体2の上部端縁にて回転自在に軸支さ
れた扉1の開閉機構に適用されている。3は扉1
の軸支部であり、金庫本体2上部端縁の回転軸4
の回りを回転する。軸支部3の下端部にはリンク
5がリンク軸9の回りに回動自在に取り付けられ
ている。6は軸部7とクランク部8からなるL字
形トーシヨンバーであり、これと上記リンク5と
でヒンジ機構を構成している。軸部7は回転軸4
と平行な金庫側面に沿つて配置され、その端部は
コ字形に曲げられ固定部材13により金庫側面に
固定支持されている。クランク部8は軸部7と直
交関係にあり、その先端部は軸部7と平行に折り
曲げられリンク5の凹部12に係合している。第
1図A,Bは扉1の閉じられた状態を示している
が、扉1のロツクはソレノイド10で動作するロ
ツクレバー11を扉1の先端部裏側の係合部に引
つ掛けて係着させることにより行われる。
次に上記リンク機構の扉開閉動作を前記第1図
および第2図〜第4図によつて説明する。
第2図〜第4図は開扉過程の状態を示してお
り、第2図A、第3図A、第4図Aは上記金庫の
正面断面図、第2図B、第3図B、第4図Bは上
記金庫の部分側断面図である。
扉1は手で下向きに押し下げられることにより
水平状態まで回転した後、その先端部裏側の係合
部がロツクレバー11に引つ掛かつてロツクされ
る(第1図A,B)。このロツク時の扉1の下向
きの閉鎖運動により、トーシヨンバー6は所定の
トルクが付与された状態にある。リンク5はこの
ロツク状態のときクランク部8を介して矢印Aの
方向に付勢されているが、軸支部3に当接してそ
れ以上回らないようにロツクされる。このロツク
時のトーシヨンバー6のトルクは、クランク部8
とリンク5との係合により、矢印Aで示すように
トーシヨンバー6のねじれが復元する向きに、軸
部7の軸中心aを中心にしてロツクしているリン
ク5とともに扉1を回転させ復元させる復元力と
して作用する。
第1図のロツク状態でソレノイド10をオンす
ると、ロツクレバー11が揺動し、ロツクレバー
11と扉1との係合が解除されロツクが外れる。
すると、上述のようにロツク状態のときにトーシ
ヨンバー6に付与された所定のトルクの復元作用
により、クランク部8とリンク5との係合に基づ
き扉1が上方に回転する。扉1は自重とトーシヨ
ンバー6の復元力の釣り合う状態まで第1図Aの
矢印Aの方向に回転していき、第2図に示すよう
に所定角度傾斜した状態で静止する。このとき扉
1はトーシヨンバー6の復元力と自重との釣り合
いで静止するため、ロツク解除したときに扉1が
一旦この傾斜状態まで開いた後、再び自重で閉じ
てしまわず、上記の釣り合いにより、扉1の傾斜
状態は保持される。したがつて、ロツクを外して
も一気に扉1が全開状態まで急激に開らかれず、
一旦中間の傾斜状態に開かれるため、急激な開扉
による損傷を受けるといつた危険がなく、操作者
は安心してロツク解除を行うことができる。
上記の傾斜状態から扉1を全開するには、少し
開いた扉1を手で上方に起こすように持ち上げて
いけばよい。操作者が扉1を起こすようにして力
を加えて行くと、トーシヨンバー6は扉1を閉じ
ると逆にねじられるため、軸部7は第2図Bの矢
印Bで示す向きに撓み、クランク部8寄りの部分
から徐々に金庫側面より離れていく。クランク部
8はこの軸部7の撓みに伴い、扉1の上向きの移
動により受けたねじりを打ち消すようにリンク5
に第3図Aの矢印Cの向きの回転力を作用させ
る。この回転力の作用によりリンク5は第3図A
に示すように、固定部材13側の軸部7の軸中心
bと異なり、金庫側面より離れた軸中心cを支点
として矢印Cの方向に回動する。即ちこのときの
リンク5の回転方向はロツク解除時の矢印A(第
1図A参照)の復元方向と逆方向である。さらに
扉1を全開状態まで回転させていく過程で、リン
ク5は矢印Cの方向に回動していき、それに伴い
軸部7も徐々に撓みを解消して金庫側面側に復帰
していく。したがつて、第4図Aに示すように、
扉1を略90度まで回転させ全開した状態において
は、リンク5は、その凹部12内にクランク部8
の水平部分が嵌入している状態のままで、凹部1
2の開放端側が鉛直下方に向き、リンク5は、凹
部12においてクランク部8の水平部分上に載置
された状態になる。この全開状態では、扉1は略
垂直となり、その自重により扉1が閉じようとす
る力は、リンク5を介してクランク部8には殆ど
作用しない。ただ、本体の微動等により扉1が少
しでも傾けば、自重により扉1が閉じようとする
力がリンク5を介してクランク部8にかかるが、
この力はクランク部8が下方に回転する際にトー
シヨンバーの軸部7に生じる曲げ反力と釣り合つ
ているので、充分な外力が加わらない限り全開状
態を自己保持する。この全開状態の自己保持は、
クランク部8の捩じり力によるトーシヨンバー6
の曲げ反力を利用して行うので、トーシヨンバー
6のバネ力はロツク解除時に第2図Aの傾斜状態
に扉1を開かせる程度の弱い力で十分であり、そ
のようなバネ力の設定により急激な傾斜状態への
移動を抑制して緩やかで、且つ安全な開扉を行わ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案を適用した金庫の正面断面
図、第1図Bは同金庫の部分側断面図、である。
第2図A,B、第3図A,B、第4図A,Bは上
記金庫のリンク機構の動作説明図であり、第2図
A、第3図A、第4図Aは上記金庫の正面断面
図、第2図B、第3図B、第4図Bは上記金庫の
部分側断面図である。 1……扉、3……軸支部、5……リンク、6…
…トーシヨンバー、7……(トーシヨンバー6
の)軸部、8……(トーシヨンバー6の)クラン
ク部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸支部において本体の回転軸に支持され、本体
    上面に開閉する扉に対して、一端のクランク部の
    回転により軸部に発生した捩じり応力を開放方向
    に作用させるトーシヨンバーのヒンジ機構であつ
    て、 前記トーシヨンバーの軸部を前記回転軸に略平
    行にして軸部の他端において本体に固定するとと
    もに、その捩じり応力の中立点を前記扉の開閉範
    囲内に設定し、 一端に前記トーシヨンバーのクランク部に係合
    する凹部を有し、他端を前記軸支部の前記扉の全
    閉状態における前記回転軸の略鉛直下方に揺動自
    在に支持されたリンクを設け、 前記扉の全閉状態において前記リンクが前記ト
    ーシヨンバーの捩じり応力により前記軸支部に開
    放方向に当接することを特徴とするトーシヨンバ
    ーのヒンジ機構。
JP6862084U 1984-05-10 1984-05-10 ト−シヨンバ−のヒンジ機構 Granted JPS60179784U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6862084U JPS60179784U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 ト−シヨンバ−のヒンジ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6862084U JPS60179784U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 ト−シヨンバ−のヒンジ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60179784U JPS60179784U (ja) 1985-11-29
JPH0438056Y2 true JPH0438056Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=30603530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6862084U Granted JPS60179784U (ja) 1984-05-10 1984-05-10 ト−シヨンバ−のヒンジ機構

Country Status (1)

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JP (1) JPS60179784U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60179784U (ja) 1985-11-29

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