JPH0438053B2 - - Google Patents

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JPH0438053B2
JPH0438053B2 JP58050038A JP5003883A JPH0438053B2 JP H0438053 B2 JPH0438053 B2 JP H0438053B2 JP 58050038 A JP58050038 A JP 58050038A JP 5003883 A JP5003883 A JP 5003883A JP H0438053 B2 JPH0438053 B2 JP H0438053B2
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JP
Japan
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movable member
movable
lens
intermediate members
ultrasonic
Prior art date
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Application number
JP58050038A
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English (en)
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JPS59177736A (ja
Inventor
Hajime Morokuma
Tooru Musha
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP58050038A priority Critical patent/JPS59177736A/ja
Publication of JPS59177736A publication Critical patent/JPS59177736A/ja
Publication of JPH0438053B2 publication Critical patent/JPH0438053B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0932Details of sprung supports

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は対物レンズ、超音波振動子等の二次
元駆動装置に関し、小型且つ簡単な構造で効率よ
く二次元駆動が実現できる二次元駆動装置の改良
に関するものである。
二次元駆動装置は種々の技術分野にわたつて、
ひろく利用されているが、特に近年ビデオデイス
クや超音波顕微鏡などの技術分野において、小
型、軽量、低コストの二次元駆動装置の実現が切
望されている。
光学方式ビデオデイスクプレーヤを例にとる
と、レーザ光を微少スポツトに集光して情報記録
担体にらせん又は同心円状に記録されたピツト情
報を読み取る際次の様な課題があつた。即ち情報
記録担体を回転させたとき、情報記録担体の凹
凸、偏心、あるいは振動のために、ピツト情報位
置が二次元的に変動するため、光スポツトの焦点
を情報記録担体上に合わせるフオーカシング制
御、並びに光スポツトを常に正しい信号トラツク
に追従させるトラツキング制御をいかに行なうか
という点である。
そこで従来第1図で示す二次元駆動装置が提案
されてきた。
1は透明なプラスチツク等で形成された円盤状
の情報記録担体、2はこの情報記録担体1にらせ
ん又は同心円状に情報として記録されたピツトで
ある。
二次元駆動装置3の対物レンズ4はレーザ光束
5を情報記録担体1のピツト上に集束させるため
のものである。この対物レンズ4は板バネ6,7
を介してフオーカス用ムービングコイル機構9に
連結され、コイル10への通電により上下方向に
移動する。更に対物レンズ4は板バネ8を介して
トラツキング用ムービングコイル機構11に連結
されコイル12への通電により、フオーカス方向
の移動と別個に、左右方向に移動する。
情報記録担体1の偏心回転や上下の振れが検出
されるとトラツキング用ムービングコイル機構1
1、フオーカス用ムービングコイル機構9がそれ
ぞれ独立に作動し、ビームスポツトは常に情報ト
ラツクに対し集束した状態を保ちながら追従す
る。
しかし、上記構成の二次元駆動装置において
は、対物レンズ4を二次元的に作動させるため
に、フオーカス用ムービングコイル機構9とトラ
ツキング用ムービングコイル機構11の原理構成
が同一な装置を2個運動方向が互に直角となるよ
うに配設するため、対物レンズと駆動部を近接さ
せることができず、装置が大型化、複雑化し、動
作能率が劣るという欠点があつた。
この発明は上記欠点を除去した小型で、構成が
簡単な二次元駆動装置を提供することを目的とす
る。
この発明の一実施例を図面を参照しながら以下
説明する。
第2図はこの発明の二次元駆動装置の原理を模
式的に説明したもので、ここで二次元駆動を行う
対象は可動部材13である。この可動部材13を
挾むように中間部材14及び15が配置され、可
動部材13と中間部材14,15とは長さaの板
ばね17,18,19,20により連結されてい
る。再に詳細に説明すると、各板バネ17,1
8,19,20はx方向に任意角度α1傾けて、そ
の一端が可動部材13に固定され、他端が中間部
材14,15に固定されている。
この様な構成により、中間部材14,15がz
方向に移動すると、各板バネ17〜20の連結部
近傍が変形し、可動部材x,zの方向に二次元的
に移動させる。
一方中間部材14,15はz方向に移動可能
で、中立点が維持されるようにそれぞれその両端
がベース16と板バネ21〜24によつて連結さ
れている。
以上の構成において、中間部材14,15を例
えばz方向にそれぞれ独立にS4,S5移動させる
と、可動部材13はS4,S5と一定関係において、
x並びにz方向に移動する。即ち、可動部材13
をx並びにz方向に所定距離変位させたい場合、
中間部材14,15をそれぞれ所定距離z方向に
移動させるだけで可動部材13を変位させること
ができる。
この理由を以下説明する。
第3図は支持部材17,18を更に模式的に示
した図で、この支持部材17,18とz方向の破
線Tとにより二等辺三角形A1,B1,C2が形成さ
れる。いま中間部材14,15をそれぞれz方向
にS4,S5微少変位させたとすると、三角形
A1B1C1は三角形A2B2C2に変形する。
このとき頂点A1に着目して、その変位量がz
方向にΔz,x方向にΔxあつたする。
ここで∠A1C1B1=∠A1B1C1=π/2−α1=θ11 1=l A1よりB1C1に下した垂線1 1=d1 ∠A2C2B2=∠A2B2C2=π/2−α2=θ22 2=d2 とすると、Δz,Δxは以下で示される。
Δz=S4+S5/2 Δx=d1−d2 =d1−S4−S5+l/2tanθ2 ここでsinθ1=d1/a,sinθ2=d2/a=d1−Δx/a ∴sinθ1/sinθ2=d1/d1−Δx=1/1−Δx/d1 Δxはd1に比較して非常に小さいから Δx/d1≒0 ∴θ1≒θ2 ∴Δx=d1−S4−S5+l/2tanθ1 =d1−l/2tanθ1−(tanθ1/2)(S4−S5) =d1−d1−(tanθ1/2)(S4−S5) =C0(S4−S5)(C0=−tanθ1/2=定数) 以上より中間部材14,15をそれぞれz方向
に微少変位S4,S5させたとき、可動部材13のz
方向並びにx方向のそれぞれの変位量Δz,Δxは
次式で示される。
Δz=S4+S5/2 Δx=C0(S4−S5)(C0は定数) (1) (1)式から中間部材14,15を別々に何らかの
駆動手段でz方向に移動させてやれば、可動部材
13のx並びにz方向に所定量移動可能な二次駆
動装置を実現することができる。
次に上記二次元駆動の原理を実際の製品に利用
した二次元駆動装置の一実施例について説明す
る。
第4図はビデオデイスクプレーヤー、CDプレ
ーヤー等に使用される光学式ピツクアツプ装置を
示したものである。
まずピツクアツプ装置のアクチユエイター部3
8について説明する。
ここで可動部材13′、中間部材14′,15′、
板バネ17〜20、板バネ21′,22′の構成は
第2図の構成とほぼ同一である。
z軸方向に光軸を有する対物レンズ25が固定
されたレンズ鏡筒26は、中間部材14′,1
5′のそれぞれに形成された開口27,28を貫
通した状態で、可動部材13′に固定されている。
非磁性材からなる円筒パイプ29,30は対物レ
ンズ光軸と同心的にそれぞれ中間部材14′,1
5′に固定されており、この円筒パイプ29,3
0にはそれぞれ可動コイル36,37が巻装され
ている。
ベース35には環状永久磁石33とこれを挾む
ようにヨーク31a,31bが固定されている。
ヨーク31aとヨーク31bは間隙を介して可動
コイル36並びに円筒パイプ29を挾むように配
設されており、環状永久磁石33→ヨーク31a
→間隙→ヨーク31b→環状永久磁石33からな
る第1の磁気回路を形成している。
一方、上記第1の磁気回路と同様な構成並びに
機能を有する第2の磁気回路が可動部材13′に
関して対称な位置にベース35に固定された環状
永久磁石34、ヨーク32a,32bによつて形
成されている。
また中間部材14′,15′はベース35に対し
てz方向に移動可能となるようそれぞれ板バネ2
1′,22′によつてベース35に連結されてい
る。
次にトラツキング並びにフオーカシングの誤差
検出を行うためのピツクアツプ装置における検出
部39を説明する。この検出部39は従来提案さ
れている方式を利用できる。
レーザー光源40を出た光は、直線偏光のほと
んどが平行光線で回折格子41に入射し、ここで
0次、±1次光の3つの光束に分割され拡大レン
ズ42に向う。この±1次光はトラツキング信号
に用いられ、0次光は焦点位置の検出及び情報信
号検出のために用いられる。
拡大レンズ42で拡大された光は、偏光分割プ
リズム43を通り、1/4波長板44を通過した後、
対物レンズ25によつて情報記録担体1上に結像
される。正常位置状態では0次光はピツト2上
に、±1次光はピツト2にかからない状態で、こ
の両側に結像される。光は情報記録担体1面上で
反射され、再び対物レンズ25,1/4波長板44
を通つて偏光分割プリズム43に入いる。このと
き光は行きと帰りで1/4波長板44を2度通過す
ることにより、行きの光と戻りの光の位相は180゜
変化する。この位相差のために、戻り光は偏光分
割プリズム43において、シリンドリカルレンズ
45へ向う光路に切り換えられる。その後0次光
は4個のフオトダイオード46a,46b,46
c,46dからなる4分割フオトダイオード46
上に結像される。一方±1次光の2つの光束はそ
れぞれ4分割フオトダイオード46の両側に配設
された第1のフオトダイオード47及び第2のフ
オトダイオード48に結像される。
第1のフオトダイオード47と第2のフオトダ
イオード48のそれぞれの出力は差動増巾器49
に入力され、両者の出力値の差がトラツキング信
号exとして出力される。一方4分割フオトダイオ
ード46の各フオトダイオードの出力は、差動増
巾器50において(46a+46c)−(46b+
46d)の演算増巾を行いフオーカシング信号ez
として出力される。
情報記録担体1上に光スポツトが焦点を結んだ
状態とそうでないときでは、シリンドリカルレン
ズ45の性質により、4分割フオトダイオード4
6上での結像パターンが変化する。即ち焦点が合
つたときは円形、そうでないときは情報記録担体
1が対物レンズ25に近ずくか、遠ざかるかで縦
長又は横長の楕円形のパターンが結像される。
従つて、フオーカシング信号ezは焦点があつた
ときはゼロ、そうでないときはプラス又はマイナ
スの値が出力されるため、この出力値により焦点
の位置ずれ量と方向を判別することができる。
一方情報記録担体1が正常位置から偏心により
半径方向にずれを生じると、±1次光のいずれか
一方の光スポツトがピツト2にかかり、回折現象
により、それまで第1及び第2のフオトダイオー
ド47,48に均等に入射していた光量の関係が
崩れ、トラツキング信号ezはゼロからプラス又は
マイナスの出力値に変化する。
この出力値を検出することによりトラツキング
の位置ずれ量とその方向を判別することができ
る。
次に上記ピツクアツプ装置の二次元駆動の動作
について説明する。
いま情報記録担1に関し集束したビームスポツ
トの位置が正常位置よりずれており、そのずれ量
が対物レンズ25の移動量にしてトラツク方向と
直角方向、即ちx方向に関してΔx、フオーカス
方向、即ちz方向に関しΔzであるとする。
このずれ量Δx,Δzはそれぞれトラツキング信
号ex、フオーカシング信号ezの電圧値として差動
増巾器49,50より算出される。この位置ずれ
量Δx,Δzはそれぞれ、トラツク及びフオーカス
の信号出力電圧ex,ezと正比例の関係を有するか
ら次式が成立する。
Δx=C1ex Δz=C2ez(C1,C2は定数) (2) 次に可動コイル36,37に制御信号を通電し
て対物レンズ25をx方向にΔx,z方向にΔz戻
すことにより、ビームスポツトを正常位置に戻す
ことを考える。
そこで、可動コイル36に電流i1、可動コイル
37に電流i2を通電したとき、対物レンズ25が
x,z方向にそれぞれΔx,Δz移動し、ビームス
ポツトが正常位置に戻つたものとする。
可動コイル36,37への通電量と中間部材1
4′,15′のz方向への移動量は正比例するか
ら、可動コイル36,37のそれぞれにi1及びi2
を通電したとき、中間部材14′,15′のz方向
の移動量をS4,S5とすれば次式が成立する。
S4=k4i1 S5=k5i2k4,k5はそれぞれ板 バネ21′,22′のバネ定数 (3) 従つて(1)〜(3)式より となる。(4)式よりトラツキング及びフオーカシン
グ信号としての出力電圧ex及びezによつて、ビー
ムスポツトを正常位置に戻すための対物レンズ移
動に必要な可動コイル36,37への通電量i1
i2が定まる。
第5図は(4)式をブロツク回路で表わしたもので
ある。51〜54は乗算回路、55は加算回路、
56は減算回路である。
第6図はこの発明の二次元駆動装置を組込んだ
光学式ピツクアツプ装置の第2実施例を示したも
のである。
この第2実施例は第4図の板バネ21′,2
2′を片持形式にした点で第1実施例の構成と異
なる。即ち中間部材14′,15′のそれぞれをベ
ース35と板バネ57及び58により連結してい
る。
第7図は第3実施例を示したもので、第2実施
例での可動コイル型駆動手段のかわりに圧電素子
による駆動手段59,60をそれぞれ板バネ5
7,58に固定したものである。この圧電素子駆
動手段59,60への通電により、板バネ57,
58はz方向に移動し結果として、対物レンズ2
5はx,z方向に移動される。第8図は第1実施
例における2組の環状永久磁石33,34及びヨ
ーク31a,31b,32a,32bを1組で兼
用できる構成の第4実施例を示したものである。
即ち、ベース35に環状永久磁石61、ヨーク6
2a,62bが固定されており、ヨーク62aと
ヨーク62bとにより、磁気ギヤツプ65が形成
されている。
大径と小径の円筒パイプ63及び64はそれぞ
れ中間部材14′並びに15′の下面に固定されて
おり、その両円筒パイプ63,64に巻装された
可動コイル66及びび67は共に磁気ギヤツプ6
5中に配設されている。
ここで中間部材15′のベース35への支持は、
円筒パイプ68に形成された複数個の開口68を
貫通するように配設された板バネ22′によつて
行われる。
次にこの発明の二次元駆動装置を超音波顕微鏡
装置に使用した第9図の第5実施例について説明
する。
この場合の二次元駆動装置70の構成は第8図
の第4実施例の構成と近似している。異なる点は
対物レンズ鏡筒26のかわりに可動部材13′に
棒状のホルダー71が配設された点である。
このホルダー71には支持腕72がその一端に
固定され、他端にはサフアイヤ等の超音波伝搬媒
体材からなる円柱状の超音波集束レンズ73が固
定されている。可動コイル66,67のそれぞれ
にi1,i2を通電することにより、前述した原理に
基づき超音波集束レンズ73はx及びz方向に二
次元駆動を行う。
一方第10図は、二次元駆動装置70を組込ん
だ超音波顕微鏡装置の全体図を示したものであ
る。
この超音波顕微鏡の原理は、細く絞つた超高周
波超音波ビームを試料面に放射すると同時に、二
次元的に機械的走査を行い、その試料により散乱
された超音波を集音して電気信号に変換し、その
後、その信号を陰極線管の表示面に二次元的に表
示し、顕微鏡像を得ようとするものである 高周波発振器74からの信号は方向性結合器7
5により超音波集束レンズ73の上表面に貼着さ
れた送受兼用トランスジユーサ76に供給され
る。この信号は超音波に変換されて超音波集束レ
ンズ73の上面より内部に放射される。
この超音波集束レンズ73の下表面の一部には
球面状にえぐられた球面レンズ部77が形成され
ている。
この球面レンズ部77と対向して試料保持台7
8が配置されていて、これに載置された試料79
は超音波集束レンズ73の下表面と試料保持台7
8の間隙に表面張力により保持された水からなる
音場媒体80に包囲されている。
このとき、超音波集束レンズ73は二次元駆動
装置70により紙面垂直方向のx方向(第10
図)並びに紙面横方向のz方向に二次元的に駆動
されている。
超音波集束レンズ73に入射された超音波は集
束されて試料79に達する。この試料での反射波
は再び超音波集束レンズ73で集束され、トラン
スジユーサ76で電気信号に変換されて、方向性
結合器75を通つて表示装置81へ供給される。
走査装置82は走査回路83から発する同期信
号に査づき、二次元駆動装置70の可動コイル6
6,67のそれぞれに入力される電流i1,i2をコ
ントロールすることにより、超音波集束レンズ7
3をx,z方向に二次元的に走査させる。
可動コイル66への通電i1による中間部材1
4′のz方向への移動量をS4、可動コイル67へ
の通電i2による中間部材15′のz方向への移動
量をS5とすると、中間部材の移動量と通電量は正
比例の関係にあるから次式が成立する。
S4=ki1 S5=ki2(k:板バネ21′,22′のバネ定数) (5) 超音波集束レンズ73のx,z方向のそれぞれ
の移動量Δx,Δzと上記S4,S5との関係は(1)式よ
り Δz=S4+S5/2} (6) Δx=C0(S4−S5)(C0は定数) となるから、(5)と(6)式より Δz=k/2(i1+i2) Δx=kC0(i1−i2)(k:板バネ21′,22′の
バネ定数) (7) この(7)式に基づき可動コイル66,67にそれ
ぞれ電流i1,i2を第11図のように時間的に変化
させてやれば超音波集束レンズ73から発射され
る超音波ビームは第11図のような二次元走査を
行うことになる。
即ち第11,12図のように走査1={(i11
(i21}は電流i1,i2を時間経過と共に、同一変化
率で増加させることにより行われる。従つて(7)式
よりΔzは時間に比例して直線的に増加するがΔx
は全く変化しない。走査2={(i12,(i22}走査
3={(i13,(i23}……走査n={(i1o,(i
2o
は時間t=0でのi1の初期値を一定電流値ΔIずつ
プラスしながら走査1と同様な走査を繰り返せば
よい。このようにz方向を主走査、x方向を副走
査として超音波集束レンズ73を二次元駆動す
る。
以上のようにこの発明の二次元駆動装置によれ
ば、一方向のみの駆動手段で可動部材を二次元的
に駆動することができるので、駆動手段と可動物
を近接して配設することが可能となる。この結果
装置は著しく小型となり、構造も簡単となり、且
つ動作効率も向上するという効果が得られる。
第6図の第2実施例は可動部、即ちレンズ鏡筒
26のまわりに空間スペースがない場合には効果
的である。
第7図の第3実施例は駆動源に圧電素子を使用
することにより第1,2実施例に比較し、装置が
著しく小型にできる利点がある。
第8,9図の第4,5実施例は永久磁石とヨー
クが1組で足りるから第1,2実施例に比較し装
置が小型となり、構造が簡単となる効果が得られ
る。
この発明の実施例において、二次元駆動装置
を、ビデオデイスクの対物レンズと超音波顕微鏡
の超音波集束レンズの二次元駆動に利用した例と
して述べたが、この発明はこれらの技術分野に限
定されるものではなく、二次元駆動が要求される
あらゆる技術分野に適用されるものである。
また板バネ17〜20はバネ材として説明した
が必ずしもこの構成に限定されるものではない。
即ち板バネ17〜20のかわりに板又は棒状の剛
体を配置し、この剛体と中間部材並びに可動部材
を紙面に垂直な回動支軸を介して連結する構成と
してもよい。要するに、中間部材14′,15′の
移動が、(1)式を満たすように中間部材13′に伝
達される構成のものは全て板バネ17〜20と同
じ概念に含まれると解すべきである。
また、板バネ17〜20と可動部材13′は実
施例の様に別個のものである必要はなく第13図
の様にひとつの部材で形成してもよい。
更に実施例において、中間部材15′,14′と
ベース35を板バネにより連結すると説明した
が、必ずしも板バネに限定されるものではなく、
例えば合成樹脂、コイルバネ、ワイヤなど弾性を
有し且つ中間部材の中立点を維持する部材であれ
ば全て上記板バネの概念の中に含まれると解すべ
きである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の二次元駆動装置の正面断面
図、第2,3図はこの発明の二次元駆動装置の原
理を説明するための図、第4図はこの発明の第1
実施例の正面断面図、第5図は第1実施例におけ
るブロツク回路図、第6,7,8,9図はそれぞ
れ第2,3,4,5実施例の正面断面図、第1
0,11,12図は第5実施例を説明するための
図、第13図はこの発明における板バネと可動部
を一体化した場合の斜視図である。 1…情報記録担体、13,13′…可動部材、
14,14′,15,15′…中間部材、17〜2
4…板バネ、25…対物レンズ、26…レンズ鏡
筒、31a,31b…ヨーク、33,34…環状
永久磁石、36,37…可動コイル、38…アク
チユエーター部、39…検出部、40…レーザー
光源、57,58…板バネ、59,60…圧電素
子、71…ホルダー、73…超音波集束レンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二次元的に駆動を行うための可動部材と、こ
    の可動部材を挾むように配置された第1及び第2
    の中間部材と、該第1の中間部材、前記可動部
    材、前記第2の中間部材が配列される方向、即ち
    第1の方向に前記第1及び第2の中間部材をそれ
    ぞれ互に独立に移動可能なようにベースに対して
    支持する支持手段と、前記第1の方向と直角な方
    向、即ち第2の方向のうち定められた一方向に向
    つて傾くように配設され、且つこの傾きの角度を
    変えることにより、前記第1及び第2の中間部材
    の移動を前記可動部材に伝達可能なように前記可
    動部材と前記第1並びに第2の中間部材を連結す
    る連結部材と、前記第1及び第2の中間部材をそ
    れぞれ独立して移動させる駆動手段とからなるこ
    とを特徴とする二次元駆動装置。
JP58050038A 1983-03-25 1983-03-25 二次元駆動装置 Granted JPS59177736A (ja)

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