JPH0437610A - 酸化タングステン超微粒子 - Google Patents

酸化タングステン超微粒子

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JPH0437610A
JPH0437610A JP13845690A JP13845690A JPH0437610A JP H0437610 A JPH0437610 A JP H0437610A JP 13845690 A JP13845690 A JP 13845690A JP 13845690 A JP13845690 A JP 13845690A JP H0437610 A JPH0437610 A JP H0437610A
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JP
Japan
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tungsten oxide
oxide particles
water
ultrafine
tungsten
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JP13845690A
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English (en)
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Hiroyuki Takahashi
裕幸 高橋
Norijiro Konno
紀二郎 今野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、酸化タングステン超微粒子に関し、詳しくは
、特定W/Oマイクロエマルジョン相でタングステンア
ルコキシドを加水分解させることにより製造された酸化
タングステン超微粒子に関する。
[従来の技術] 近時、金属酸化物超微粒子の研究が行なわれ、又、その
用途拡大等も大いに検討されるようになっできた。金属
酸化物超微粒子の製造方法には、物理的方法、化学的方
法(乾式法、湿式法)など種々のものがあるが、現在工
業的に主に行なわれているのは、物理的方法に属するガ
ス中蒸発法であり、酸化タングステンについてもこの方
法により作製された例がある。更に酸化タングステンに
ついては粉砕法や湿式法によっても作製されている。な
お、ここで言う超微粒子とは粒径1,000Å以下、殊
に300Å以下のものを指している。
ところが、酸化タングステンの場合、上記粉砕法や湿式
法によったのでは、超微粒子体の製造は難しく、しかも
均一な粒径のものとはならない等の傾向がある。又、前
記のガス中蒸発法は粒径分布のシャープな超微粒子の製
造が可能であるが、1,300〜1,500℃の高温を
必要とし、装置が複雑大掛かりで生産コストが高いとう
難点がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らの一人は、製造手段が簡単で工業的大量生産
が容易に行なえるものとして、特定のW/Oマイクロエ
マルジョン相で、金属アルコキシド又はオルト珪酸アル
キルエステルを加水分解させることにより得られる、超
微粒子状金属酸化物又は珪素酸化物に関する提案を先に
行なった(特開昭63−185802号公報)。ただ該
公報において、金属酸化物として具体的に述べられてい
るのは、AnSZr及びVの酸化物のみであった。
そのため、本発明者らは前記したような問題点を解決す
るために更に検討した結果、本発明に到達したものであ
る。
従って、本発明は製造手段が簡単で、製造コストが低く
、しかも工業的大量生産が容易に行なえる酸化タングス
テン超微粒子を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、界面活性剤−水−無極性有機液体系又
は界面活性剤−水−アルカノールー無極性有機液体系W
/Oマイクロエマルジョン相にタングステンアルコキシ
ドを添加I7、加水分解反応を行なうことにより製造さ
れてなる酸化タングステン超微粒子が提供される。
以下に本発明を更に詳細に説明すると、本発明における
超微粒子体は水溶性又は油溶性のイオン界面活性剤を吸
着若しくは付着した、粒径1 、000 X以下、殊に
300Å以下のタングステン酸化物であり、一般には、
無極性有機溶媒に分散された状態として得られる。但し
、本発明の超微粒子体の製造に際して、油溶性界面活性
剤を使用した場合には、油溶性界面活性剤単独の採用で
もかまわないが、適宜アルコール、脂肪酸、非イオン界
面活性剤、アルカノールなどが添加されてもよい。一方
、水溶性界面活性剤を使用した場合には、油溶化させて
おく必要から、アルコール、脂肪酸、非イオン界面活性
剤、アルカノールなどを添加し、油溶性にして超微粒子
体の生成が行なわれる。従って、前記の分散質は結局の
ところ、核となる酸化タングステン超微粒子の周囲が油
溶化された界面活性剤で被覆された状態を呈したものと
なっている。
ちなみに、界面活性剤−水−無極性有機液体の三成分あ
るいは界面活性剤−水−アルカノール−無極性有機液体
の四成分から成るW/Oマイクロエマルジョンは、水の
高分散系で熱力学的に安定した溶液である。
本発明にかかる酸化タングステン超微粒子の製造で使用
される水溶性又は油溶性界面活性剤の代表例としては、 (1)R’O5O:IM (但L、R’はC6〜Cr2のアルキル基であり、好ま
しくは不飽和アルキル基、側鎖アルキル基である。Mは
アルカリ金属又はアルカリ土類金属である。) (但し、R1及びMは前記(1)と同じである。)(1
)R’SOzM (但し、R「及びMは前記(1)と同じである。)(但
し、R1及びMは前記(1)と同しである。)(5) 
 R2N”   (CHコ )  3 ・ X −(但
し、R2はC5〜C20のアルキル基・X−はハロゲン
イオンである。) (6)R2H”R3・X− (但し、R2及びX−は前記(5)と同じである。) (但し、R2及びX−は前記(5)と同しである。)(
8)R3COOCH2 R3COOCH2 (但し、R3はC4〜C6のアルキル基、Zは一5O3
H,−03O3H若しくは−COOHのアルカリ金属又
はアルカリ土類金属である。)(9)R30CH2CH
CH20R3 Z (但し、R3及びZは前記(8)と同じである。)(但
し、R3及びZは前記(8)と同じである。)(但し、
R3及びZは前記(8)と同じである。)(但し、R4
及びR5はともにアルキル基であって、両アルキル基の
全炭素数がlO〜36のものである。X−はハロゲンイ
オンである。)(但し、R4,R5及びX″″は前記(
12)と同じである。) (14)  R6NH3C00CR7 (但し、R6は08〜CI8、好ましくはCI2の飽和
、不飽和又は側鎖アルキル基であり、又、R7はC盲〜
Cm %好ましくはC2の飽和、不飽和又は側鎖アルキ
ル基である。) などが挙げられる。
又、これら界面活性剤に添加されるアルコール、脂肪酸
、非イオン界面活性剤及び/又はアルカノール(米国デ
ュポン社製の陰イオン界面活性剤)を例示すれば下記の
ものが挙げられる。
(イ)アルコール(炭素数が1〜20、好ましくは1〜
20のアルキル基を有するもの)(ロ)脂肪酸(炭素数
が1〜20、好ましくは1〜/Oのアルキル基を有する
もの) (但し、R8は炭素数1〜20、好ましくは1〜/Oの
アルキル基であり、特に好ましくは不飽和又は側鎖アル
キル基である。nは1〜20、好ましくは1〜/Oの整
数である。) (但し、R11は炭素数4〜20、好ましくは8〜18
のアルキル基であり、特に好ましくは不飽和又は側鎖ア
ルキル基である。nは前記式(ハ)と同じである。) (但し、R9は前記式(ハ)と同じである。
n′は1〜20、好ましくは4〜/Oの整数である。) (ホ)CHOCO−R9 HOH CH20H (但し、Rmは炭素数8〜20のアルキル基であり、好
ましくは不飽和又は側鎖アルキル基である。) (へ)R”Co→CH2CH2O+−OH(但し、R9
は前記式(ホ)と同じである。)(チ)HO−(C2H
40)i−(C3I]60鰭→C2H40)HH(但し
、lは1〜/O、好ましくは1〜3の整数であり、又、
mは5〜20、好ましくは5〜IOの整数である。) (す)アルキルアリールスルホン酸塩。
これら界面活性剤(アルカノール含む)、アルコール、
脂肪酸などはそれぞれを単独で使用してもよいが2種以
上併用してもかまわない。
無極性有機液体は、分散液が調製された際には、主とし
て非水系分散媒として存在するものである。このような
有機液体(有機溶媒)としては、種々のものが使用され
るが代表例として、ケロシン、アイソパー■(商品名、
エッソスタンダード石油社製)などの石油系炭化水素;
ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、シクロペンタン
、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの無極性炭化水素
−四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエタ
ン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素;ジエ
チルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル;
エチルアセテート、プロピルアセテート、フェニルアセ
テートなどのエステル;オクチルアルコール、ノニルア
ルコール、デシルアルコール、ベンゾイルアルコールな
どのアルコールなどが挙げられ、中でもシクロヘキサン
の使用が特に有効である。これら溶剤は単独で用いても
よいし、又、二種以上併用してもよい。
本発明の酸化タングステン超微粒子を製造するには、単
に、上記三成分系あるいは四成分系のW/Oマイクロエ
マルジョン相にタングステンアルコキシドを添加して加
水分解させればよい。この場合、触媒の存在下で加水分
解を行なうと一層有利である。触媒としては、アルカリ
(NaOH等)、アンモニアなどが使用できる。
又、このタングステンアルフキシトの加水分解反応によ
る酸化タングステン超微粒子の製造は、撹拌条件下で行
なうのが好ましい。
かくして製造された本発明の酸化タングステン超微粒子
を含有するミクロゲル分散液にあっては、超微粒子体に
油溶性界面活性剤の親水基側が強固に付着又は吸着し、
そしてそれが無極性有機溶媒中に分散された状態を呈し
ている。
本発明におけるミクロゲル自体は水不溶性のため、水性
、油性の両方に分散が可能である。従って、本発明の超
微粒子の製造では必要により、後に分散媒を有機溶媒か
ら水に替えることが可能である。
本発明において用いられるタングステンアルコキシドの
アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル基等が挙げられる。
本発明により、粒径約300Å以下で、柱状または球状
のしかも粒径分布のシャープな超微粒子体が得られる。
[実施例コ 次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 界面活性剤としてNP−6: C9HI9−C−0(CH2CH2’O)6 Hを用い
、無極性有機溶媒としてシクロヘキサンを用い、更にア
ルコキシドとしてタングステンペンタエトキシドを用い
て酸化タングステン超微粒子の調製を行なった。
まず、アンモニア水を、O,1mol ・kg−’ N
P −6/シクロヘキサン溶液に可溶化させた。これを
マグネティックスターラーで撹拌しながら、微粉砕した
タングステンペンタエトキシドを0.1m。
・kg弓の濃度に加え、更に撹拌を続け、加水分解反応
を進めた。一定時間後、生成した超微粒子の分散液を、
シートメッシニに展開したホルムバール膜上にサンプリ
ングし、透過型電子顕微鏡で粒子の形状や粒径等を観察
した。
凝集のない超微粒子が得られたのは、NP−6/シクロ
ヘキサン/アンモニア水系の可溶化状態図(第1図)に
おいて、斜線で示した部分であった。形状は長方形(柱
状)、平均粒径は約300人であり、生成粒子はX線回
折によりWO3と同定された。
実施例2 アルコキシドを加える際に、タングステンペンタエトキ
シドを少量のシクロヘキサンに溶かしたものを用いた以
外は、実施例1と同様にして超微粒子の製造を行なった
ところ、第1図における斜線部とほぼ回し範囲で、凝集
のない球状のWO3超微粒子が得られ、平均粒径は約3
00人であっt二。
[発明の効果コ 本発明の酸化タングステン超微粒子は、W/Oマイクロ
エマルジョンを調製し、これにタングステンアルコキシ
ドを添加し、加水分解反応を行なうという簡単な工程で
得られる、粒径約300Å以下の柱状若しくは球状の、
しかも粒径分布のシャープな超微粒子体であるので、製
造手段が簡単で製造コストが低く、かつ工業的大量生産
が容易に行なえる高品質超微粒子である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例における超微粒子の可溶化状態図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 界面活性剤−水−無極性有機液体系又は界面活性剤−水
    −アルカノール−無極性有機液体系W/Oマイクロエマ
    ルジョン相にタングステンアルコキシドを添加し、加水
    分解反応を行なうことにより製造されてなる酸化タング
    ステン超微粒子。
JP13845690A 1990-05-30 1990-05-30 酸化タングステン超微粒子 Pending JPH0437610A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008117655A1 (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Kabushiki Kaisha Toshiba 光触媒用三酸化タングステン粉末の製造方法、光触媒用三酸化タングステン粉末および光触媒製品
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CN102838165A (zh) * 2012-09-29 2012-12-26 黑龙江大学 Wo3多孔微珠的制备方法

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