JPH043750Y2 - - Google Patents

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JPH043750Y2
JPH043750Y2 JP4901587U JP4901587U JPH043750Y2 JP H043750 Y2 JPH043750 Y2 JP H043750Y2 JP 4901587 U JP4901587 U JP 4901587U JP 4901587 U JP4901587 U JP 4901587U JP H043750 Y2 JPH043750 Y2 JP H043750Y2
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mold
rubber
mold part
cylindrical opening
annular
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JP4901587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、原料粉末を湿式ラバープレスによつ
て成形する際に使用するゴム型に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 湿式ラバープレスは、原料粉末をゴム型又はゴ
ム袋に充てんし、これを静水圧によつて加圧して
成形するものである。ひずみのない正確な形状の
成形品を得るためには、ゴム型又はゴム袋の内部
を脱気して真空状態とする必要がある。このた
め、例えば密閉用のゴム栓に小さい注射針を差し
込んで真空ポンプで排気する方法(「フアインセ
ラミツクス」)昭和57年9月20日オーム社発行の
第89項に記載)、又はゴム型に原料粉末を充てん
したものを更にゴム袋に入れ、ゴム袋の内部を真
空ポンプによつて脱気し、ゴム袋の口を輪ゴムな
どで縛る方法が用いられていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上述のように注射針を用いて排気を行う方法の
場合には、排気速度が遅く、しかもゴム栓が消耗
品になるという欠点があり、またゴム栓自体も気
密性を持たせるために輪ゴムなどで縛つたりする
必要があり作業性が悪く、また成形品の取出しに
も時間を要していた。 またゴム型を更にゴム袋
で包む方法の場合には、ゴム型にゴム袋をかぶせ
る作業が必要であるのに加えて、脱気しながら気
密保持のために口を縛る作業が容易ではなく、し
かもゴム袋は成形品ごとに消耗するという問題点
がある。本考案はこのような問題点を解決するこ
とを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、複数の型部分を組立てることにより
気密性を有するゴム型を構成することによつて上
記問題点を解決する。すなわち、本考案による湿
式ラバープレス用ゴム型は原料粉末16が充てん
された内部を脱気した後、外部から静水圧を加圧
して成形する湿式ラバープレス用ゴム型10を対
象にしており、ゴム型10は、互いにはめ合わせ
可能な複数の型部分12,14から構成されてお
り、一方の型部分12には、これの相手型部分は
め合わせ側端部外周側に環状の凸部12aが形成
されるとともに他方の型部分14には、これの相
手型部分はめ合わせ側端部に上記環状の凸部12
aに対応する環状の凹部14aが形成されてお
り、型部分12,14の上記はめ合わせ側端部と
は反対側の端部のうちいずれか一方の端部には筒
状口14bが形成されている。
(ホ) 作用 ゴム製の型部分は変形能が大きいので、一方の
型部分の環状の凹部及び他方の型部分の環状の凸
部を変形させて容易に組立てることが可能であ
る。組立てたゴム型内に原料粉末を充てんし、次
いで真空ポンプによつて脱気を行う。この際、型
部分は環状の凸部と環状の凹部とをはめ合わせて
組立てられているため内部の真空の気密保持が可
能である。脱気後、締め具によつて筒状口を閉そ
くし、次いで栓によつて筒状口を密封する。この
状態で静水圧を作用させることにより内部の原料
粉末を加圧成形し、成形品を得ることができる。
(ヘ) 実施例 第1図に本考案の実施例であるゴム型10を示
す。このゴム型10は第1型部分12と第2型部
分14とを組立てることにより構成されている。
第1型部分12は底付き円筒状の形状をしてお
り、開口側端部に環状の凸部12aを有してい
る。一方、第2型部分14は第1型部分12の開
口側端部をふさぐふた状のものであり、前述の第
1型部分12の凸部12aがはまり合い可能な環
状の凹部14aを有している。また、第2型部分
14は中央部から上方に伸びる筒状口14bを有
している。筒状口14bは内部側が真空状態とな
つたときにも外部から作用する大気圧によつて閉
そくされることはないだけの剛性を有している。
また、筒状口14bの内径は原料粉末の投入及び
脱気のための空気の通過のための十分な大きさを
有している。
次にこのゴム型10を用いて原料粉末を加圧成
形する工程について説明する。まず、第1図に示
したように、第1型部分12と第2型部分14と
を組立てる。第1型部分12及び第2型部分14
は共に変形能に優れたゴム製であるので、第1型
部分12の環状の凸部12aを収縮させると共に
第2型部分14の環状の凹部14aを拡大するこ
とにより両者を容易に組付けることができる。次
いで、第2図に示すように、筒状口14bからゴ
ム型10の内部に原料粉末16を充てんし、筒状
口14bの下部側にスポンジ、綿などのような通
気性詰め物18を詰め込む。次いで、第3図に示
すように、筒状口14bの開口側に脱気用ノズル
20を差し込む。脱気用ノズル20はバルブ22
を介して真空ポンプ24と接続されている。真空
ポンプ24を作動させて、ゴム型10の内部を脱
気する。通気性詰め物18が設けてあるため、原
料粉末16が真空ポンプ24に吸引されることが
防止される。また、筒状口14bは十分な剛性を
有しているので、大気圧によつて押しつぶされる
ことはない。脱気完了後、第4図に示すように、
金属製ピンチコツクなどの締め具26によつて筒
状口14bの中間部を閉そくする。こうしてゴム
型10内部の真空を保持した状態で脱気用ノズル
20を抜き取り、代わりに第5図に示すように、
金属製の栓28を筒状口14bにはめ込み、締め
具26を外す。この第5図に示す状態のものを静
水圧装置内に入れ、静水圧を作用させて加圧成形
を行う。静水圧は最高12000Kg/cm2まで作用させ
ても環状の凸部12aと環状の凹部14aとの気
密部及び栓28からの漏れはなく所定どおり加圧
成形を行うことができた。加圧成形後は、ゴム型
10を静水圧装置の外に取り出し、環状の凸部1
2aと環状の凹部14aとのはめ合いを外すこと
により、成形品30を容易に取出すことができ
る。このゴム型10は繰り返し使用することがで
きる。
なお、第1型部分12と第2型部分14との結
合部は第6図に示すように、第1型部分12の環
状の凸部12aが第2型部分14の環状の凹部1
4aにはまり合うと共に第2型部分14の環状の
凸部14cが第1型部分12の環状の凹部12b
にはまり合うようにし、より気密性を高めるよう
にすることもできる。また、上述の実施例ではゴ
ム型は2つの型部分を組立てることにより構成し
たが、3つ以上の型部分から構成することもでき
る。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ゴ
ム型を構成する型部分の結合部自体に気密性を持
たせるようにしたので、ゴム型にゴム袋をかぶせ
るといつた作業、ゴム型の口をゴム栓で封鎖し、
周囲を輪ゴムで縛るといつた作業などが不要とな
り、また成形品の取り出しも簡単となり、作業性
は大幅に向上する。また、脱気は十分な大きさの
内径を有する筒状口を通して行うので、従来のよ
うに例えば注射針など用いて脱気を行う場合と比
較して非常に高速で脱気を行つて高真空とするこ
とができ、密度及び強度のより大きい成形品を得
ることができる。また、従来は成形ごとにゴム袋
やゴム栓などを消耗していたが、本考案では消耗
品がないので非常に経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるゴム型を示す図、第2図
はゴム型内に原料粉末を充てんした状態を示す
図、第3図はゴム型内部を脱気する状態を示す
図、第4図は筒状口を締め具によつて閉そくする
状態を示す図、第5図は静水圧を付加可能な状態
を示す図、第6図は別の実施例のゴム型を示す図
である。 10……ゴム型、12……第1型部分、12a
……環状の凸部、14……第2型部分、14a…
…環状の凹部、14b……筒状口、16……原料
粉末、18……締め具、24……真空ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 原料粉末16が充てんされた内部を脱気した
    後、外部から静水圧を加圧して成形する湿式ラバ
    ープレス用ゴム型10において、 ゴム型10は、互いにはめ合わせ可能な複数の
    型部分12,14から構成されており、一方の型
    部分12には、これの相手型部分はめ合わせ側端
    部外周側に環状の凸部12aが形成されるととも
    に他方の型部分14には、これの相手型部分はめ
    合わせ側端部に上記環状の凸部12aに対応する
    環状の凹部14aが形成されており、型部分1
    2,14の上記はめ合わせ側端部とは反対側の端
    部のうちいずれか一方の端部には筒状口14bが
    形成されており、筒状口14bは、これの剛性が
    ゴム型10内を脱気した状態では閉塞されない
    が、外部から締め具によつて締付けたときには閉
    塞可能なものに選定されていることを特徴とする
    湿式ラバープレス用ゴム型。
JP4901587U 1987-04-02 1987-04-02 Expired JPH043750Y2 (ja)

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JP4901587U JPH043750Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

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JP4901587U JPH043750Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

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JPS63157499U JPS63157499U (ja) 1988-10-14
JPH043750Y2 true JPH043750Y2 (ja) 1992-02-05

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ID=30871082

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JP4901587U Expired JPH043750Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726070Y2 (ja) * 1990-06-22 1995-06-14 株式会社日本製鋼所 静水圧成形用ゴム型

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JPS63157499U (ja) 1988-10-14

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