JPH04128109A - 包装袋の真空包装方法 - Google Patents
包装袋の真空包装方法Info
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- JPH04128109A JPH04128109A JP40629890A JP40629890A JPH04128109A JP H04128109 A JPH04128109 A JP H04128109A JP 40629890 A JP40629890 A JP 40629890A JP 40629890 A JP40629890 A JP 40629890A JP H04128109 A JPH04128109 A JP H04128109A
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Landscapes
- Vacuum Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
この発明は、容易に真空包装することのできる真空包装
方法に関する。 [0002]
方法に関する。 [0002]
従来の真空包装方法として、例えば特開昭51−402
91号公報に開示のものは、内容物が漏出しない程度に
袋口を仮シールした包装袋を真空チャンバー内に収容し
、このチャンバー内を真空状態にするとともに、包装袋
を整形して真空状に完全にシールするものである。また
、特開昭58−193227号公報に開示のものは、一
端部が開口した包装袋に内容物を充填し、前記包装袋の
開口部にノズルを挿入し、真空吸引して開口部をシール
するものである。 [0003] 付所1±/1−1ご51UM %Φノこれらの真空包
装方法は、袋口のシールを二度の工程で行ったり、ノズ
ルを挿入して真空吸引するものにあってはノズル内に内
容物を吸引したり、また、シール時にノズルをシール位
置からずらす必要があるだけでなく、整形時にはノズル
の形が残るという欠点があり、処理能力の低下を招く原
因にもなっていた。 [0004] 加えて、これらの包装装置は真空包装のための特別の装
置を必要とするとともに、真空チャンバー装置側にもシ
ール機を設けるなど、真空包装の工程は全体的に高価で
複雑となっていた。 [0005]
91号公報に開示のものは、内容物が漏出しない程度に
袋口を仮シールした包装袋を真空チャンバー内に収容し
、このチャンバー内を真空状態にするとともに、包装袋
を整形して真空状に完全にシールするものである。また
、特開昭58−193227号公報に開示のものは、一
端部が開口した包装袋に内容物を充填し、前記包装袋の
開口部にノズルを挿入し、真空吸引して開口部をシール
するものである。 [0003] 付所1±/1−1ご51UM %Φノこれらの真空包
装方法は、袋口のシールを二度の工程で行ったり、ノズ
ルを挿入して真空吸引するものにあってはノズル内に内
容物を吸引したり、また、シール時にノズルをシール位
置からずらす必要があるだけでなく、整形時にはノズル
の形が残るという欠点があり、処理能力の低下を招く原
因にもなっていた。 [0004] 加えて、これらの包装装置は真空包装のための特別の装
置を必要とするとともに、真空チャンバー装置側にもシ
ール機を設けるなど、真空包装の工程は全体的に高価で
複雑となっていた。 [0005]
本発明は上記従来技術の欠点を解消することを目的とし
、包装装置と真空チャンバーとを使用する真空包装方法
であり、包装装置と真空チャンバー共に特別の装置や工
程を必要とせず、しかも、能力が低下しない真空包装方
法を提供することを技術的課題とするものである。 [0006]
、包装装置と真空チャンバーとを使用する真空包装方法
であり、包装装置と真空チャンバー共に特別の装置や工
程を必要とせず、しかも、能力が低下しない真空包装方
法を提供することを技術的課題とするものである。 [0006]
上記目的を達成するために、本発明の真空包装方法にお
いては、内容物を充填した包装袋の袋口を包装袋内外に
連通ずる微少間隙を有するようジグザグ状あるいは迷路
状にシールし、真空チャンバー内で前記微少間隙から脱
気するものである。 [0007] 前記真空チャンバー内の脱気中、包装袋を押圧すること
により、脱気はより促進される。また、押圧と同時に振
動を加えることにより、包装袋は効果的に整形される。 [0008] 更に、脱気後、微少間隙を閉口し、 [0009]
いては、内容物を充填した包装袋の袋口を包装袋内外に
連通ずる微少間隙を有するようジグザグ状あるいは迷路
状にシールし、真空チャンバー内で前記微少間隙から脱
気するものである。 [0007] 前記真空チャンバー内の脱気中、包装袋を押圧すること
により、脱気はより促進される。また、押圧と同時に振
動を加えることにより、包装袋は効果的に整形される。 [0008] 更に、脱気後、微少間隙を閉口し、 [0009]
内容物を充填した包装袋の袋口は、
真空包装を完全なものとする。
包装袋内外に連通ずる微少間隙を有するよ付量子4−1
と81U;夕 (4) うジグザグ状又は迷路状にシールされ、真空チャンバー
内において前記微少間隙を通じて脱気される。このジグ
ザグ状又は迷路状のシールは、シール機により簡単に実
現でき、しかも、ジグザグ状又は迷路状であるため微少
間隙から内容物の濡れはなく、一般の包装装置で完全に
シールした状態と何ら変わりない。 [0010] このようにシールされた包装袋を真空チャンバーに投入
し、真空チャンバー内の空気を吸引して真空に近づける
と、包装袋内外の気圧差から包装袋が膨張するとともに
、前記ジグザグ状又は迷路状に形成した微少間隙も開口
し、包装袋内外は連通して包装袋内の空気は外部に吸引
される。包装袋内の気圧が真空チャンバー内の気圧と略
平衡した時で真空チャンバーを開口すると、ジグザグ状
又は迷路状に形成した微少間隙は外気圧に押されて閉口
してしまい、包装袋内は、外気と連通ずる微少間隙を閉
ざされて略真空状態のままとなる。 [0011] また、前記真空チャンバー内において、包装袋を押圧す
る装置を設けると、真空状態における包装袋内外の気圧
差で包装袋内の空気が外部に吸引されるだけでなく押圧
する装置によって脱気が促進され、真空チャンバーでの
作業時間の短縮化を図れるとともに、包装袋の整形作用
を備えるものとなる。更に、この押圧する装置に加えて
振動を与えると、前記整形作用はより促進されて、真空
包装すると同時に見栄えの良い真空包装袋を得ることが
できる。 [0012] このように、包装装置で完全にシールを行い、脱気を真
空チャンバーで行うようにしたので、シールを二工程に
する必要がなく、外気中で包装袋内の空気を吸引する場
合のように、包装袋内の真空度がムラになったりシール
部にノズルの形が残ることもなく、完全な真空包装を提
供することが可能となった。 [0013] 以上のことから、包装装置による袋口のシールをジグザ
グ状又は迷路状にするという簡単な方法で、完全で安定
した真空包装を実現し、また、包装は通常の包装工程で
よいので、真空包装のために包装能力を低下させること
がなく、真空チャンバーも真空チャンバー内を真空にす
るという単純な工程だけでよく、特別の装置や工程を必
要とせず、能力を低下させることのない真空包装方法が
実現できた。 [0014] 更に、真空包装をより完全にするために、脱気に使用し
た微少間隙を、脱気後にシールして包装袋内外に連通ず
る間隙を閉口させてもよい。元より、そのままでも真空
を保持することの可能な包装であるので、この場合のシ
ールはシール機で完全なまでにシールする必要はなく、
たとえば微少間隙の包装袋外側からの入口にシール材を
充填したり又は貼り付けたりして、簡便な方法で行うこ
とができる。 [0015]
と81U;夕 (4) うジグザグ状又は迷路状にシールされ、真空チャンバー
内において前記微少間隙を通じて脱気される。このジグ
ザグ状又は迷路状のシールは、シール機により簡単に実
現でき、しかも、ジグザグ状又は迷路状であるため微少
間隙から内容物の濡れはなく、一般の包装装置で完全に
シールした状態と何ら変わりない。 [0010] このようにシールされた包装袋を真空チャンバーに投入
し、真空チャンバー内の空気を吸引して真空に近づける
と、包装袋内外の気圧差から包装袋が膨張するとともに
、前記ジグザグ状又は迷路状に形成した微少間隙も開口
し、包装袋内外は連通して包装袋内の空気は外部に吸引
される。包装袋内の気圧が真空チャンバー内の気圧と略
平衡した時で真空チャンバーを開口すると、ジグザグ状
又は迷路状に形成した微少間隙は外気圧に押されて閉口
してしまい、包装袋内は、外気と連通ずる微少間隙を閉
ざされて略真空状態のままとなる。 [0011] また、前記真空チャンバー内において、包装袋を押圧す
る装置を設けると、真空状態における包装袋内外の気圧
差で包装袋内の空気が外部に吸引されるだけでなく押圧
する装置によって脱気が促進され、真空チャンバーでの
作業時間の短縮化を図れるとともに、包装袋の整形作用
を備えるものとなる。更に、この押圧する装置に加えて
振動を与えると、前記整形作用はより促進されて、真空
包装すると同時に見栄えの良い真空包装袋を得ることが
できる。 [0012] このように、包装装置で完全にシールを行い、脱気を真
空チャンバーで行うようにしたので、シールを二工程に
する必要がなく、外気中で包装袋内の空気を吸引する場
合のように、包装袋内の真空度がムラになったりシール
部にノズルの形が残ることもなく、完全な真空包装を提
供することが可能となった。 [0013] 以上のことから、包装装置による袋口のシールをジグザ
グ状又は迷路状にするという簡単な方法で、完全で安定
した真空包装を実現し、また、包装は通常の包装工程で
よいので、真空包装のために包装能力を低下させること
がなく、真空チャンバーも真空チャンバー内を真空にす
るという単純な工程だけでよく、特別の装置や工程を必
要とせず、能力を低下させることのない真空包装方法が
実現できた。 [0014] 更に、真空包装をより完全にするために、脱気に使用し
た微少間隙を、脱気後にシールして包装袋内外に連通ず
る間隙を閉口させてもよい。元より、そのままでも真空
を保持することの可能な包装であるので、この場合のシ
ールはシール機で完全なまでにシールする必要はなく、
たとえば微少間隙の包装袋外側からの入口にシール材を
充填したり又は貼り付けたりして、簡便な方法で行うこ
とができる。 [0015]
本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。本実施
例においては包装装置の説明は省き、包装後の包装袋か
ら説明する。 [0016] 図1 (A)、 (B)、 (C)に示す包装袋1はそ
の袋口2に包装袋内外に連通ずるジグザグ状(a)又は
迷路状(b)、(c)の微少間隙3を形成するようシー
ル4したものである。つまり、各微少間隙3は包装袋1
内から間隙3(a)を通り間隙3(b)を経て間隙3(
C)に至り、包装袋1外に連通している。 [0017] この微少間隙3は、包装袋1内の気体圧と包装袋1外の
気体圧の差圧により作用するものである。すなわち、包
装袋1内の気体圧がその外部より大きければ微少間隙3
は内圧により開口して外部圧と略平衡するまで余剰圧を
外部に放出する。逆に、包装袋1内の気体圧がその外部
より小さければ、微少間隙3は外圧により密着閉口して
外部との連通を遮断し、差圧が大きいほどその効果は太
きい。 [0018] 一般にこの作用は、包装袋内の内容物が、たとえば炭酸
ガスを発生するものなどを包装する場合に利用されてい
る。すなわち、大気中において、包装後の時間経過と共
に内容物の発生するガスが包装袋内に充満することによ
る包装物の嵩ぼりゃ包装材の破損を防止するため、包装
袋内の内圧の高まりを自然に解消するものであり、自然
のうちに包装袋1の内圧を外圧と略平衡させる作用を利
用したものである。 [0019] しかしながら、本発明においては包装袋1内の真空度を
永続保持するためのものであり、言うなれば全く逆の作
用を利用したものである。つまり、前記微少間隙3は外
圧の包装袋1内への侵入を防止する逆止弁となり、−度
包装袋1の内圧を低下させると、外部との連通経路が微
少間隙に形成しであることと、その微少間隙3が袋口2
という平面上に形成しであることとから、微少間隙3は
密着閉口する。このとき、包装袋1の内外圧差が大きい
ほどこの密着度は大きい。 [0020] 次に、図2及び図3により、包装袋1の脱気の一実施例
について説明する。第2図は脱気を行う真空チャンバー
10を示す。該チャンバー10内の固定板17には気密
にしたエアーバッグ11を設け、該エアーバッグ11に
は振動体13を設けた振動板12を載置しである。前記
振動板12に対向して、内容物を充填した包装袋の厚み
に余裕をもつ位置に、蓋体14を設けた弾性体15に保
持される押圧板16を設けである。前記蓋体3は蝶番1
8によって固定板17に開閉自在に取付けられている。 また、チャンバー10内は任意手段により、真空ポンプ
等の脱気装置(図示せず)にパイプ19を介して接続さ
れている。 [00213 以上の構成における作用を説明する。蓋体14を開き、
米粒などの内容物を充填してシールした包装袋1を振動
板12に載置する。このとき、振動体13を作用させる
と、包装袋1は大気中でシールされているため、その内
外において気圧差はなく、振動体13による振動板12
の振動で容易に内容物は移動して整形が行われる。ここ
で、蓋体14を閉じて脱気装置を作動させると、第3図
のようにチャンバー10内は徐々に脱気・減圧されると
ともに、包装袋1は気圧差により膨脹しながら微少間隙
3が開口して包装袋1内の気体は脱気されるようになる
。更にこの時、エアバッグ11が気圧差により徐々に膨
脹して振動板12を押し上げ、押圧板16との間で包装
袋1を押圧するようになる。この押圧により包装袋1の
脱気は促進され、かつ包装袋1は振動板12と押圧板1
6とによる整形作用を受ける。 [0022] 任意時間経過後、振動体13を停止させ、続いて脱気を
停止して大気を流入させると、包装袋1の微少間隙はそ
の気圧差から密着閉口し、包装袋1は真空整形されたま
まの状態を永続保持することになる。また、このとき膨
張していたエアバッグは縮小し、押圧による整形作用は
停止する。 [0023] なお、包装袋の大きさ・種類に応じて、チャンバー10
の容量、エアバッグ11の大きさ、振動板12の振動の
強さ若しくは脱気速度等は任意に設定又は設定可能にす
るとよい。 [0024] ところで、上記構成においては振動体13と押圧板16
とを備えた例を示した力板真空脱気前は包装袋1は大気
圧で包装されており、内容物の流動が可能なため成形が
容易であることから、人手により簡単な整形を行った後
、真空チャンバー10内で真空脱気のみを行うことも可
能であり、これにより脱気装置をより小型化するととも
に単純な装置とすることができる。 [0025] 更に、真空チャンバー10にエアバッグ11などを利用
した押圧板のみを設けた場合は、抑圧のためのほかの動
力を必要としないばかりが、押圧による包装袋の成形作
用と脱気の促進とが二重に作用する真空チャンバーとす
ることができる[0026] 以上のようにして真空包装された包装袋は、そのままで
も真空包装を保持可能であるカミ運送中その他の衝撃を
考慮してより安全性を追求すれば、脱気後に前述の微少
間隙を完全にシールして包装袋内外に連通ずる部分をな
くするとよい。 この場合、図4及び図5に示すように、包装袋内外に連
通ずる微少間隙部分だけをシール20すれば事足りる。 また、この場合のシール2oはシール機を使った包装袋
の熱溶着だけでなく、接着剤等の速乾性の溶剤で接着し
なり、貼り付はシールで外側の微少間隙入口だけを閉じ
たりと、脱気前に行うシールの形に合わせて最も簡便な
方法で行うことが可能である。 [0027] 更に、通常の包装方法でジグザグ状又は迷路状に大気中
でシールした包装袋を真空脱気するので、真空チャンバ
ーでの脱気条件を一定にすると、真空包装された製品は
同一の真空度に成形することが可能となり、大気中でノ
ズルなどで吸引脱気する真空包装とは比較にならないほ
ど真空度が安定している。 [0028] 加えて、前工程の包装装置は内容物の充填と袋口のシー
ルだけでよいので包装装置は基本構成だけの安価なもの
となる。
例においては包装装置の説明は省き、包装後の包装袋か
ら説明する。 [0016] 図1 (A)、 (B)、 (C)に示す包装袋1はそ
の袋口2に包装袋内外に連通ずるジグザグ状(a)又は
迷路状(b)、(c)の微少間隙3を形成するようシー
ル4したものである。つまり、各微少間隙3は包装袋1
内から間隙3(a)を通り間隙3(b)を経て間隙3(
C)に至り、包装袋1外に連通している。 [0017] この微少間隙3は、包装袋1内の気体圧と包装袋1外の
気体圧の差圧により作用するものである。すなわち、包
装袋1内の気体圧がその外部より大きければ微少間隙3
は内圧により開口して外部圧と略平衡するまで余剰圧を
外部に放出する。逆に、包装袋1内の気体圧がその外部
より小さければ、微少間隙3は外圧により密着閉口して
外部との連通を遮断し、差圧が大きいほどその効果は太
きい。 [0018] 一般にこの作用は、包装袋内の内容物が、たとえば炭酸
ガスを発生するものなどを包装する場合に利用されてい
る。すなわち、大気中において、包装後の時間経過と共
に内容物の発生するガスが包装袋内に充満することによ
る包装物の嵩ぼりゃ包装材の破損を防止するため、包装
袋内の内圧の高まりを自然に解消するものであり、自然
のうちに包装袋1の内圧を外圧と略平衡させる作用を利
用したものである。 [0019] しかしながら、本発明においては包装袋1内の真空度を
永続保持するためのものであり、言うなれば全く逆の作
用を利用したものである。つまり、前記微少間隙3は外
圧の包装袋1内への侵入を防止する逆止弁となり、−度
包装袋1の内圧を低下させると、外部との連通経路が微
少間隙に形成しであることと、その微少間隙3が袋口2
という平面上に形成しであることとから、微少間隙3は
密着閉口する。このとき、包装袋1の内外圧差が大きい
ほどこの密着度は大きい。 [0020] 次に、図2及び図3により、包装袋1の脱気の一実施例
について説明する。第2図は脱気を行う真空チャンバー
10を示す。該チャンバー10内の固定板17には気密
にしたエアーバッグ11を設け、該エアーバッグ11に
は振動体13を設けた振動板12を載置しである。前記
振動板12に対向して、内容物を充填した包装袋の厚み
に余裕をもつ位置に、蓋体14を設けた弾性体15に保
持される押圧板16を設けである。前記蓋体3は蝶番1
8によって固定板17に開閉自在に取付けられている。 また、チャンバー10内は任意手段により、真空ポンプ
等の脱気装置(図示せず)にパイプ19を介して接続さ
れている。 [00213 以上の構成における作用を説明する。蓋体14を開き、
米粒などの内容物を充填してシールした包装袋1を振動
板12に載置する。このとき、振動体13を作用させる
と、包装袋1は大気中でシールされているため、その内
外において気圧差はなく、振動体13による振動板12
の振動で容易に内容物は移動して整形が行われる。ここ
で、蓋体14を閉じて脱気装置を作動させると、第3図
のようにチャンバー10内は徐々に脱気・減圧されると
ともに、包装袋1は気圧差により膨脹しながら微少間隙
3が開口して包装袋1内の気体は脱気されるようになる
。更にこの時、エアバッグ11が気圧差により徐々に膨
脹して振動板12を押し上げ、押圧板16との間で包装
袋1を押圧するようになる。この押圧により包装袋1の
脱気は促進され、かつ包装袋1は振動板12と押圧板1
6とによる整形作用を受ける。 [0022] 任意時間経過後、振動体13を停止させ、続いて脱気を
停止して大気を流入させると、包装袋1の微少間隙はそ
の気圧差から密着閉口し、包装袋1は真空整形されたま
まの状態を永続保持することになる。また、このとき膨
張していたエアバッグは縮小し、押圧による整形作用は
停止する。 [0023] なお、包装袋の大きさ・種類に応じて、チャンバー10
の容量、エアバッグ11の大きさ、振動板12の振動の
強さ若しくは脱気速度等は任意に設定又は設定可能にす
るとよい。 [0024] ところで、上記構成においては振動体13と押圧板16
とを備えた例を示した力板真空脱気前は包装袋1は大気
圧で包装されており、内容物の流動が可能なため成形が
容易であることから、人手により簡単な整形を行った後
、真空チャンバー10内で真空脱気のみを行うことも可
能であり、これにより脱気装置をより小型化するととも
に単純な装置とすることができる。 [0025] 更に、真空チャンバー10にエアバッグ11などを利用
した押圧板のみを設けた場合は、抑圧のためのほかの動
力を必要としないばかりが、押圧による包装袋の成形作
用と脱気の促進とが二重に作用する真空チャンバーとす
ることができる[0026] 以上のようにして真空包装された包装袋は、そのままで
も真空包装を保持可能であるカミ運送中その他の衝撃を
考慮してより安全性を追求すれば、脱気後に前述の微少
間隙を完全にシールして包装袋内外に連通ずる部分をな
くするとよい。 この場合、図4及び図5に示すように、包装袋内外に連
通ずる微少間隙部分だけをシール20すれば事足りる。 また、この場合のシール2oはシール機を使った包装袋
の熱溶着だけでなく、接着剤等の速乾性の溶剤で接着し
なり、貼り付はシールで外側の微少間隙入口だけを閉じ
たりと、脱気前に行うシールの形に合わせて最も簡便な
方法で行うことが可能である。 [0027] 更に、通常の包装方法でジグザグ状又は迷路状に大気中
でシールした包装袋を真空脱気するので、真空チャンバ
ーでの脱気条件を一定にすると、真空包装された製品は
同一の真空度に成形することが可能となり、大気中でノ
ズルなどで吸引脱気する真空包装とは比較にならないほ
ど真空度が安定している。 [0028] 加えて、前工程の包装装置は内容物の充填と袋口のシー
ルだけでよいので包装装置は基本構成だけの安価なもの
となる。
【図IA、B、Cl
包装袋の袋口を示す一部破断正面図である。
【図2】
真空脱気装置を示す縦断面図である。
【図3】
真空脱気装置を示す縦断面図である。
【図4】
真空脱気後の微少間隙のシールを示す一部破断正面図で
ある。
ある。
【図5】
別の内容物を真空包装してシールした例を示す斜視図で
ある。
ある。
1 包装袋
2 袋口
3 微少間隙
4 シール
10 真空チャンバー
11 エアーバッグ
12 振動板
13 振動体
蓋体
弾性体
押圧板
固定板
蝶番
パイプ
シール
【図1】
図面
CA)
CB)
【図2】
【図3】
【図41
【図5】
Claims (4)
- 【請求項1】内容物を充填した包装袋の袋口を、包装袋
内外に連通する微少間隙を有するようジグザグ状又は迷
路状にシールした後、該包装袋を真空チャンバー内で脱
気することを特徴とする真空包装方法。 - 【請求項2】内容物を充填した包装袋の袋口を、包装袋
内外に連通する微少間隙を有するようジグザグ状又は迷
路状にシールした後、該包装袋を真空チャンバー内で押
圧しながら脱気することを特徴とする真空方法方法。 - 【請求項3】内容物を充填した包装袋の袋口を、包装袋
内外に連通する微少間隙を有するようジグザグ状又は迷
路状にシールした後、該包装袋を真空チャンバー内で押
圧するとともに、振動を加えながら脱気することを特徴
とする真空包装方法。 - 【請求項4】請求項尭から遥のいずれかに記載の真空包
装方法であつて、包装袋を脱気した後、前記微少間隙を
閉口することを特徴とする真空包装方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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AU69910/91A AU6991091A (en) | 1990-02-06 | 1991-01-23 | Vacuum packing method and apparatus for practicing the same |
CA 2034836 CA2034836A1 (en) | 1990-02-06 | 1991-01-23 | Vacuum packing method and apparatus for practicing the same |
EP91100915A EP0441189A1 (en) | 1990-02-06 | 1991-01-24 | Vacuum packing method and apparatus for practicing the same |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04128109A true JPH04128109A (ja) | 1992-04-28 |
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ID=26366103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2910869B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100777648B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2007-11-21 | 주식회사 탭스인터내셔널 | 액상 충전 장치 |
JP2019151372A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社Tosei | 真空包装装置、真空包装装置の制御方法、およびプログラム |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP40629890A patent/JP2910869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100777648B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2007-11-21 | 주식회사 탭스인터내셔널 | 액상 충전 장치 |
JP2019151372A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社Tosei | 真空包装装置、真空包装装置の制御方法、およびプログラム |
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Publication number | Publication date |
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JP2910869B2 (ja) | 1999-06-23 |
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