JP2004026214A - 急速減圧装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、衣類や食品の真空パック等に用いられる急速減圧装置に関し、加圧可能な容器内に貯蔵袋を収納し、アダプターを挿入された貯蔵袋を入れ、シーリングホルダーで同貯蔵袋の開口部を挟持し、同容器を閉じ、気密性のある状態にして、同容器を加圧により、容器内の気圧を外気圧より上げ、同貯蔵袋内の空気又は気体を、同アダプターを通じて排出する急速減圧装置を提供することを目的とする。
【選択図】 図２
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類や食品等の真空パック等に用いられる急速減圧装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、真空パックを行なう場合は、衣類や食品等をポリエチレンのごときプラスチックフィルムから成る貯蔵袋に収納して、この貯蔵袋を密閉蓋付き容器に入れ、同容器を減圧するか、又は直接貯蔵袋にノズル等を挿入し中の空気を吸い取ることが行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の減圧手段では、まず負圧を発生させてその負圧によって貯蔵袋内の空気又は気体を減圧する方式である為、ポンプやその他の負圧発生装置を必要とし複雑で、その形状も大きくならざるをえなかった。
【０００４】本発明は、加圧可能な容器内に貯蔵袋を収納し、同容器内を加圧することにより、同貯蔵袋内を減圧する、急速減圧装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、本発明の急速減圧装置は、貯蔵袋の開口部へ挿入され同貯蔵袋内の空気または気体を排出させる逆流防止機構のついたアダプターと、同アダプターを挿入された同貯蔵袋の開口部を挟持しうるシーリングホルダーと、同貯蔵袋の収納が容易にでき、開閉可能で気密性のある、加圧可能な容器によって構成されていることを特徴としている。
【０００６】また、本発明の急速減圧装置は、上記容器内に、アダプターを挿入された貯蔵袋を入れ、シーリングホルダーで同貯蔵袋の開口部を挟持し、同容器を閉じ、気密性のある状態にして、同容器を加圧により、容器内の気圧を外気圧より上げ、同貯蔵袋内の空気又は気体を、同アダプターを通じて排出することを特徴としている。
【０００７】
【作用】上述の本発明の急速減圧装置では、まず上記加圧可能な容器を開き、その中に貯蔵袋をアダプターが挿入された状態で収納し、シーリングホルダーで同貯蔵袋の開口部を緊密に挟持し、同容器を閉じて気密性のある状態にしても、外気圧、同貯蔵袋の内圧、及び同容器内圧は同じである。
【０００８】通常、外気圧をＰ１とすると、貯蔵袋の内圧もＰ１、加圧可能な容器内圧もＰ１であるこの状態から、同容器を押さえＰ２を同容器内に発生させると、同容器内圧はＰ１＋Ｐ２となり、同容器内に収納されている同貯蔵袋の外皮にＰ１＋Ｐ２がかかるが、同貯蔵袋内圧はＰ１であるため、その差圧により外皮が同貯蔵袋の内側に押され、同貯蔵袋内の空気又は気体はアダプターを通じて外気に排出される。
【０００９】また逆流防止機構のついたアダプターと、上記貯蔵袋の開口部をシーリングホルダーで緊密に挟持されているため、一度排出された空気または気体は再び、同貯蔵袋に戻ることはない機構になっている。
【００１０】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての急速減圧装置について説明すると、図１は急速減圧装置を構成する部品図であり、図２は各部品を取り付けた急速減圧装置の概略的に示す外観図で、図３、図４、図５、図６、図７はその装置の使用手順を示す側断面図である。
【００１１】開閉可能で加圧可能な容器を開けて、真空パックしたい対象物品を入れた貯蔵袋に逆流防止機構のついたアダプターを差込み（図３参照）、同貯蔵袋の開口部をシーリングホルダーで緊密に挟持する（図４参照）。
【００１２】上記容器を閉じて気密性のある状態（図５参照）から、同容器を手等で押して加圧すると（図６参照）、上記貯蔵袋の中の空気または気体は上記アダプターを通じて外に排出される（図７参照）。
【００１３】十分に上記貯蔵袋の中から空気または気体が抜けたことを確認後、上記容器を開けるが、逆流防止機構のついた上記アダプターと上記シーリングホルダーにより同貯蔵袋内に外気の逆流は防止される。
【００１４】上記貯蔵袋内の対象物品と同貯蔵袋の開口部の間をクリップ等で外気の逆流を防止した後、上記シーリングホルダーとアダプターを同貯蔵袋から外し、上記容器から取り出し保管する。
【００１５】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の急速減圧装置は負圧を利用したものではなく加圧によって貯蔵袋内の空気または気体を排出させるため、構造が簡単で、容易に作業でき、減圧のスピードも調節ができる。
【００１６】また貯蔵袋の外皮に均等に圧力がかかるため、空気または気体の抜けも良く、貯蔵袋内の減圧不足の場合は再度操作することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例としての急速減圧装置の各部品図である。
【図２】各部品を取り付けた急速減圧装置の概略的に示す外観図である。
【図３】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図４】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図５】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図６】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図７】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【符号の説明】
１ 気密性のある加圧可能な容器
２ シーリングホルダー
３ アダプター
４ 貯蔵袋
５ 対象物品
【産業上の利用分野】本発明は、衣類や食品等の真空パック等に用いられる急速減圧装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、真空パックを行なう場合は、衣類や食品等をポリエチレンのごときプラスチックフィルムから成る貯蔵袋に収納して、この貯蔵袋を密閉蓋付き容器に入れ、同容器を減圧するか、又は直接貯蔵袋にノズル等を挿入し中の空気を吸い取ることが行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の減圧手段では、まず負圧を発生させてその負圧によって貯蔵袋内の空気又は気体を減圧する方式である為、ポンプやその他の負圧発生装置を必要とし複雑で、その形状も大きくならざるをえなかった。
【０００４】本発明は、加圧可能な容器内に貯蔵袋を収納し、同容器内を加圧することにより、同貯蔵袋内を減圧する、急速減圧装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するため、本発明の急速減圧装置は、貯蔵袋の開口部へ挿入され同貯蔵袋内の空気または気体を排出させる逆流防止機構のついたアダプターと、同アダプターを挿入された同貯蔵袋の開口部を挟持しうるシーリングホルダーと、同貯蔵袋の収納が容易にでき、開閉可能で気密性のある、加圧可能な容器によって構成されていることを特徴としている。
【０００６】また、本発明の急速減圧装置は、上記容器内に、アダプターを挿入された貯蔵袋を入れ、シーリングホルダーで同貯蔵袋の開口部を挟持し、同容器を閉じ、気密性のある状態にして、同容器を加圧により、容器内の気圧を外気圧より上げ、同貯蔵袋内の空気又は気体を、同アダプターを通じて排出することを特徴としている。
【０００７】
【作用】上述の本発明の急速減圧装置では、まず上記加圧可能な容器を開き、その中に貯蔵袋をアダプターが挿入された状態で収納し、シーリングホルダーで同貯蔵袋の開口部を緊密に挟持し、同容器を閉じて気密性のある状態にしても、外気圧、同貯蔵袋の内圧、及び同容器内圧は同じである。
【０００８】通常、外気圧をＰ１とすると、貯蔵袋の内圧もＰ１、加圧可能な容器内圧もＰ１であるこの状態から、同容器を押さえＰ２を同容器内に発生させると、同容器内圧はＰ１＋Ｐ２となり、同容器内に収納されている同貯蔵袋の外皮にＰ１＋Ｐ２がかかるが、同貯蔵袋内圧はＰ１であるため、その差圧により外皮が同貯蔵袋の内側に押され、同貯蔵袋内の空気又は気体はアダプターを通じて外気に排出される。
【０００９】また逆流防止機構のついたアダプターと、上記貯蔵袋の開口部をシーリングホルダーで緊密に挟持されているため、一度排出された空気または気体は再び、同貯蔵袋に戻ることはない機構になっている。
【００１０】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての急速減圧装置について説明すると、図１は急速減圧装置を構成する部品図であり、図２は各部品を取り付けた急速減圧装置の概略的に示す外観図で、図３、図４、図５、図６、図７はその装置の使用手順を示す側断面図である。
【００１１】開閉可能で加圧可能な容器を開けて、真空パックしたい対象物品を入れた貯蔵袋に逆流防止機構のついたアダプターを差込み（図３参照）、同貯蔵袋の開口部をシーリングホルダーで緊密に挟持する（図４参照）。
【００１２】上記容器を閉じて気密性のある状態（図５参照）から、同容器を手等で押して加圧すると（図６参照）、上記貯蔵袋の中の空気または気体は上記アダプターを通じて外に排出される（図７参照）。
【００１３】十分に上記貯蔵袋の中から空気または気体が抜けたことを確認後、上記容器を開けるが、逆流防止機構のついた上記アダプターと上記シーリングホルダーにより同貯蔵袋内に外気の逆流は防止される。
【００１４】上記貯蔵袋内の対象物品と同貯蔵袋の開口部の間をクリップ等で外気の逆流を防止した後、上記シーリングホルダーとアダプターを同貯蔵袋から外し、上記容器から取り出し保管する。
【００１５】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の急速減圧装置は負圧を利用したものではなく加圧によって貯蔵袋内の空気または気体を排出させるため、構造が簡単で、容易に作業でき、減圧のスピードも調節ができる。
【００１６】また貯蔵袋の外皮に均等に圧力がかかるため、空気または気体の抜けも良く、貯蔵袋内の減圧不足の場合は再度操作することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例としての急速減圧装置の各部品図である。
【図２】各部品を取り付けた急速減圧装置の概略的に示す外観図である。
【図３】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図４】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図５】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図６】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【図７】図２の急速減圧装置の使用手順を示す側断面図である。
【符号の説明】
１ 気密性のある加圧可能な容器
２ シーリングホルダー
３ アダプター
４ 貯蔵袋
５ 対象物品
Claims (2)
- 貯蔵袋の開口部へ空気等排出のためのアダプターを取り付けて、同貯蔵袋を密封できる気密性のある加圧可能な容器に収納し、同アダプターのついた同貯蔵袋の開口部を挟持し、手動又は他の動力源を利用して同容器内の圧力を高め、同貯蔵袋内にある空気又は気体を同容器外に排出させる急速減圧装置。
- 請求項１に記載の急速減圧装置において、空気が外気より逆流しないように逆流防止機構のついた上記アダプターを使用した急速減圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002184315A JP2004026214A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 急速減圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002184315A JP2004026214A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 急速減圧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004026214A true JP2004026214A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31180263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002184315A Pending JP2004026214A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 急速減圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004026214A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018982A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Imada Shoji Kk | 食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置 |
| KR100947895B1 (ko) | 2008-01-30 | 2010-03-18 | 김가은 | 외부형상이 변하며 재사용이 가능한 진공보관용기와 그밀폐뚜껑 |
| CN110813469A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-21 | 东莞市邦泽电子有限公司 | 一种具有压纸功能的碎纸机 |
| CN110947473A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-04-03 | 东莞市邦泽电子有限公司 | 一种碎纸机压缩和封装的纸屑收集方法 |
| CN111846365A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-30 | 成都春升桦商贸有限公司 | 一种具有气囊升降真空封口机 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002184315A patent/JP2004026214A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008018982A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Imada Shoji Kk | 食品パック用袋の空気抜きをして閉じる装置 |
| KR100947895B1 (ko) | 2008-01-30 | 2010-03-18 | 김가은 | 외부형상이 변하며 재사용이 가능한 진공보관용기와 그밀폐뚜껑 |
| CN110813469A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-21 | 东莞市邦泽电子有限公司 | 一种具有压纸功能的碎纸机 |
| CN110947473A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-04-03 | 东莞市邦泽电子有限公司 | 一种碎纸机压缩和封装的纸屑收集方法 |
| CN110813469B (zh) * | 2019-10-24 | 2023-09-22 | 广东邦泽创科电器股份有限公司 | 一种具有压纸功能的碎纸机 |
| CN111846365A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-30 | 成都春升桦商贸有限公司 | 一种具有气囊升降真空封口机 |
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