JP6650066B1 - スパッタリングターゲットの梱包構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
一端及び他端に開口部を有する筒状のシートから構成される前記包装材を、前記スパッタリングターゲットのフランジ部側が前記包装材の一端を向くように、前記スパッタリングターゲットの外側に被せる工程と、
前記包装材における一端の開口部を閉じる工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の開口部が閉じられた前記一端を前記スパッタリングターゲットの内側に押し込む工程と、
前記スパッタリングターゲットのキャップ側における前記包装材の他端の開口部から真空引きして、前記他端の開口部を閉じる工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の一部を開口し、前記一部の開口部から真空引きして、前記一部の開口部を閉じる工程と、を含む、
スパッタリングターゲットの梱包方法が提供される。
一端に閉口部及び他端に開口部を有する袋状のシートから構成された前記包装材を、前記スパッタリングターゲットのフランジ部側が前記包装材の閉口部を向くように、前記スパッタリングターゲットの外側に被せる工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の閉口部の前記一端を前記スパッタリングターゲットのターゲットの内側に押し込む工程と、
前記スパッタリングターゲットのキャップ側における前記包装材の他端の開口部から真空引きして、前記他端の開口部を閉じる工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の一部を開口し、前記一部の開口部から真空引きして、前記一部の開口部を閉じる工程と、を含む、
スパッタリングターゲットの梱包方法が提供される。
一端に開口部及び他端に閉口部を有する袋状のシートから構成された前記包装材を、前記スパッタリングターゲットのフランジ部側が前記包装材の開口部を向くように、前記スパッタリングターゲットの外側に被せる工程と、
前記包装材における一端の開口部を閉じる工程と、
前記スパッタリングターゲットのキャップ側における前記包装材の閉口部の一部を開口する工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の一部を開口する工程と、
前記スパッタリングターゲットのフランジ部側における前記包装材の開口部が閉じられた前記一端を前記スパッタリングターゲットの内側に押し込む工程と、
前記キャップ側における一部の開口部から真空引きして、前記キャップ側における一部の開口部を閉じる工程と、
前記フランジ部側における一部の開口部から真空引きして、前記フランジ部側における一部の開口部を閉じる工程と、を含む、
スパッタリングターゲットの梱包方法が提供される。
前記スパッタリングターゲットの内面及び外面を密着状態で覆い、シートから構成される包装材と、を備え、
前記包装材は、前記スパッタリングターゲットの両端側にシール部を備える、
スパッタリングターゲットの梱包構造体が提供される。
シートから構成される包装材と、を備え、
前記スパッタリングターゲットと前記包装材との間が真空状態、及び/又は、前記スパッタリングターゲットと前記包装材が密着状態であり、
前記スパッタリングターゲットの前記フランジ部と前記包装材との間の離間距離が、梱包から20℃大気圧下で1週間経過後、10mm未満である、
スパッタリングターゲットの梱包構造体が提供される。
長さ2750mm、外径165mm、内径126mmの円筒部を有し、円筒部の一端の開口部にフランジ部及び他端にキャップを備えた円筒型スパッタリングターゲット(全長2950mm)を用意した。円筒型スパッタリングターゲットの筒部本体は高純度(99.999%)のアルミニウムからなり、フランジ部及びキャップはアルミニウム合金製であり、キャップ側及びフランジ側の端面の外半径はそれぞれ70mm、82.5mmであった。円筒型スパッタリングターゲットの円筒部表面を保護フィルム(「三井マスキングテープ」(登録商標)、三井化学東セロ株式会社製)で保護した。円筒型スパッタリングターゲットを、長手方向の長さを約6400mmにカットした筒状の包装材(スタープラスチック工業株式会社製のエスラップAL(酸素透過度:60cc/m2atm・day、透湿度:9g/m2・day))の中に通して被せた。その際、約6400mmの包装材の端から約250mmの位置に、円筒型スパッタリングターゲットのキャップ側の端がくるように配置した。その後、円筒型スパッタリングターゲットのフランジ部側の包装材の一端をシールし、かかる一端を円筒型スパッタリングターゲットの内側の空間のキャップ方向の端に到達するまで、中子を使用して押し込んだ。
梱包する円筒型スパッタリングターゲットについて、筒部本体が高純度(99.99%)の無酸素銅からなり、フランジ部及びキャップは無酸素銅製である円筒型スパッタリングターゲットを用いた以外は前述した実施例1と同様の方法において、円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体を作製した。
前述の実施例1と同様の円筒型スパッタリングターゲットを用意し、表面を保護フィルム(「三井マスキングテープ」(登録商標)、三井化学東セロ株式会社製)で保護した。長手方向の長さを約3450mmにカットした筒状の包装材(スタープラスチック工業株式会社製のエスラップAL(酸素透過度:60cc/m2atm・day、透湿度:9g/m2・day)))の中に円筒型スパッタリングターゲットを通して被せた。その際、約3450mmの包装材の端から約250mmの位置に、円筒型スパッタリングターゲットのキャップ側の端がくるように配置した。その後、円筒型スパッタリングターゲットのキャップ側における包装材の開口部を、真空ポンプ脱気性能付き長尺シーラー(富士インパルス株式会社製のLOS−1000−NT1)を用いてシールした。この時、真空引きは行わなかった。その後、円筒型スパッタリングターゲットのフランジ側の包装材の開口部から、同装置を用いて、手で空気だまりを円筒型スパッタリングターゲットのフランジ部側に移動させながら120秒間真空引き後、フランジ側の包装材の開口部をシールし、円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体を作製した。キャップ側のシール部は円筒型スパッタリングターゲットのキャップ側の端面から約150mmの位置、またフランジ部側のシール部は円筒型スパッタリングターゲットのフランジ部側の端面から約150mmの位置となるようにシールしたが、包装完了後、フランジ側のシール部は、図4に示されるように円筒型スパッタリングターゲットの内部へ僅かに引き込まれていた。
実施例1、実施例2及び比較例の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体を、20℃大気圧下にて1週間保管した。保管後のそれぞれの円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体について、フランジ部側のシール部より外側の包装材に約6mmの穴をパンチで開け、そこにフック部を設けたデジタルフォースゲージ(株式会社イマダ製、DSV−200N)を取り付け、20Nの力で円筒型スパッタリングターゲットの長手方向外側(フランジ部側の端面に対して、略垂直な方向)へ引っ張った。このときに生じた包装材と円筒型スパッタリングターゲットのフランジ部側の端面との隙間を定規で測定した。それぞれの梱包構造体について、5か所において測定を行った結果、実施例1及び実施例2の円筒型スパッタリングターゲットでは、それぞれ最大の隙間は1mm以下であった。一方、比較例の梱包構造体では10mmであった。なお、実施例1、実施例2及び比較例の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体については、真空包装直後においては、上記と同様の評価を行っても、円筒型スパッタリングターゲットと包装材との間の隙間は、1mm以下であった。
11、101 筒部
12、102 空間
13、103 フランジ部
14、104 キャップ
20、200 包装材
200a 第1の端部
200b 第2の端部
201 閉口部
202、203 シール部
300 中子
400 円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体
Claims (5)
- 筒部、前記筒部の一端の開口部に設けられたフランジ部及び前記筒部の他端の開口部に設けられたキャップを有する円筒型スパッタリングターゲットと、
前記円筒型スパッタリングターゲットの内面及び外面を密着状態で覆い、シートから構成される包装材と、を備え、
前記円筒型スパッタリングターゲットは、1000mm以上5000mm以下の長手方向の長さを有しており、
前記包装材は、前記円筒型スパッタリングターゲットの両端側にシール部を備える、
円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体。 - 前記シール部は、前記円筒型スパッタリングターゲットの両端の外側に位置する、請求項1に記載の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体。
- 前記包装材と前記円筒型スパッタリングターゲットとの間は、真空状態である、請求項1又は2に記載の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体。
- 前記梱包構造体の前記円筒型スパッタリングターゲットの前記フランジ部の端面と前記包装材との間の離間距離が、梱包から20℃大気圧下で1週間経過後、10mm未満である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体。
- 前記包装材は、酸素及び水を透過しにくい特性を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の円筒型スパッタリングターゲットの梱包構造体。
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