JP2802240B2 - グローブボックスの手袋交換方法及びその装置 - Google Patents

グローブボックスの手袋交換方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グローブボックスの手
袋交換方法及びその用具に係り、特に、簡単に、短時間
で手袋を交換できるようにしたグローブボックスの手袋
交換方法及びその用具に関する。
【0002】
【従来の技術】グローブボックスは大気中では不安定な
固体、粉体、放射性物質、きわめて毒性の強い物質及び
空気中の酸素と反応して爆発する物質などを乾燥雰囲気
あるいは不活性雰囲気中で取り扱う作業に用いられ、作
業空間をその外部と気密状に区画する本体ボックス内の
空気をドライエアーあるいは窒素、アルゴン、ヘリウム
などの不活性ガスで置換して乾燥雰囲気あるいは不活性
雰囲気を本体ボックス内に形成するようにしている。
【0003】本体ボックスの前面、あるいは前後両面に
は人が手を本体ボックス内に入れて作業を行うための手
袋取付口が開口され、この手袋取付口を密封するように
手袋が取り付けられる。
【0004】すなわち、手袋取付口の周囲には本体ボッ
クスから外側に突出させた周壁が設けられ、この周壁の
外端で手袋の口縁部を折り返し、周壁の外側にOリング
で折り返された手袋の口縁部を押さえ付けることにより
手袋が手袋取付口を密封するようにしている。
【0005】この手袋が作業中に破れたり、ピンホール
が開いたりした場合には、手袋を通して空気が本体ボッ
クス内に拡散することを防止するため、手袋を交換する
必要が生じる。
【0006】この手袋の交換は、かっては本体ボックス
へのドライエアーあるいは不活性ガスの供給を停止して
行われ、交換後に本体ボックス内の雰囲気形成をやり直
すという手順で行われていたが、この方法では、交換後
の本体ボックス内の雰囲気形成には例えば3〜4時間程
度の長い時間が必要になり、グローブボックスの稼動率
を高める上で不利になる。
【0007】そこで、最近では、本体ボックス内に新し
い手袋を入れ、本体ボックスの内圧を大気圧よりも例え
ば30mmHg程度高圧にした状態で、古い手袋を手袋
取付口の周壁に固定しているOリングを外し、新しい手
袋の口縁部を手袋取付口の周壁と古い手袋の口縁部との
間に引っ張り込み、この後、古い手袋の口縁部をめくっ
て新しい手袋の口縁部の外側にOリングを嵌めて新しい
手袋で手袋取付口を密封してから古い手袋を取り除くと
いう方法が推奨されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法では、新しい手袋の口縁部を手袋取付口の周壁と
古い手袋の口縁部との間に引っ張り込むという作業が難
しい上、この難しい作業を行うために相当の時間が必要
になり、グローブボックスの稼動率を高める上で不満が
感じられている。
【0009】また、手袋交換作業は大気の本体ボックス
内への混入や、処理物を含んだ雰囲気が流出する恐れを
伴うので、本体ボックス内で処理物の処理が行われてい
る間にその作業を中断して手袋交換作業を行うことはで
きず、工程プログラムを編成する上で現在進行中の作業
の終了まで急ぐべき手袋交換作業を割り込ませることが
できないという問題もある。その結果、作業者が雰囲気
の外部への流出、外気の本体ボックス内への混入という
危険にさらされるおそれがある。
【0010】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、簡単に、短時間で手袋を交換できるようにし
たグローブボックスの手袋交換方法及びその用具を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグローブボ
ックスの手袋交換方法(以下、本発明方法という。)
は、上記の目的を達成するため、古い手袋を用いて手袋
取付口を本体ボックス内側から蓋で閉じた後、手袋取付
口の周壁に外嵌された古い手袋を固定するOリングを
外し、古い手袋を手袋取付口から取り除いた後に新しい
手袋の口縁部を手袋取付口の周壁に外嵌し、更にOリン
グを外嵌して新しい手袋を前記周壁の外周に固定してか
ら、新しい手袋と周壁と蓋とによって密封された空間の
空気を排出し、この後に新しい手袋を用いて、前記蓋を
開くことを特徴とする方法である。
【0012】又、本発明に係るグローブボックスの手袋
交換装置(以下、本発明装置という。)は、本発明方法
を実施するため、手袋取付口の内周部に係脱される支持
枠と、支持枠に螺進退可能に挿通されたねじと、このね
じの先端に連結され、手袋取付口を本体ボックス内から
閉塞する蓋と、手袋取付口に取り付けられた手袋、手袋
取付口の周壁及び蓋により区画される空間の空気を排出
する手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明方法においては、手袋取付口を本体ボッ
クス内側から蓋することにより、本体ボックス内部の雰
囲気が破壊されることが確実に防止でき、この蓋の外側
では単に古い手袋を手袋取付口から取り外し、新しい手
袋を取り付けるという簡単な 作業で、短時間で手袋を
交換できる。新しい手袋と周壁と蓋とによって密封され
た空間の容積は本体ボックスの容積に比べれば著しく小
さいので、この空間の空気の排出に要する時間は本体ボ
ックス内の空気をドライエアーや不活性ガスに置換する
時間に比べると無視できる程度の短時間になる。
【0014】本体ボックスの内側から手袋取付口を蓋す
る方法は特に限定されず、例えば、本体ボックス内に造
り付けた蓋で手袋取付口を蓋する方法、適宜本体ボック
ス内に出し入れされる蓋で手袋取付口を蓋する方法など
が考えられるが、これらの方法の中では、本体ボックス
を全く改造せずに済み、したがって、既設のグローブボ
ックスにも簡単に適用できるようにするため、適宜本体
ボックス内に出し入れされる蓋で手袋取付口を蓋する方
法が推奨される。
【0015】古い手袋を用いて手袋取付口を本体ボック
ス内側から蓋で閉じた後、新しい手袋を装着する前に、
古い手袋と手袋取付口の周壁と蓋とによって密封された
空間の気体を排出してもよい。更に、この排出後に当該
空間内に雰囲気ガスを充填する手順を含んでもよい。
又、本体ボックスの内側から手袋取付口を蓋する方法と
しては、本体ボックスの内圧と大気圧との圧力差を利用
して蓋を本体ボックスの内面に密着させる方法が考えら
れるが、本体ボックスの内圧制御を簡単にするため、本
体ボックスの内圧とは関係なく本体ボックスの内側から
手袋取付口を蓋することができるようにすることが好ま
しく、例えば、手袋取付口に本体ボックス内から支持枠
を係着し、この支持枠にねじを介して支持された蓋で手
袋取付口を本体ボックス内から覆い、ねじを回転させる
ことにより蓋を本体ボックスの壁に引き寄せて手袋取付
口の周囲に蓋の周縁部を気密状に密着させ、開蓋時にね
じを逆回転させることにより蓋を本体ボックス内に押し
開く方法を採用することが推奨される。
【0016】本発明装置においては、支持枠を手袋取付
口の内周部に係着した後、ねじを回転させて蓋を本体ボ
ックス内から支持枠側に引き寄せることにより、本体ボ
ックスの内圧とは関係なく蓋で手袋取付口を閉じること
ができ、又、このねじを逆回転させることにより、本体
の内圧とは関係なく蓋を本体内に押し込めて手袋手袋取
付口を開くことができる。
【0017】又、本発明装置においては、新しい手袋を
手袋取付口に取り付けた後に新しい手袋と周壁と蓋とに
よって密封された空間の空気を排出して、本体ボックス
内に空気が混入することを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明方法及び本発明品の一実施例を
図面に基づいて具体的に説明するが、この説明に先立っ
て、グローブボックスの概要について図4に基づいて説
明することにする。
【0019】グローブボックス1は、作業空間を外部か
ら気密状に区画する本体ボックス2と、一端を本体ボッ
クス2内に連通させ、他端を大気中に連通させた予備ボ
ックス3と、この予備ボックス3の内部空間4を本体ボ
ックス2内に連通させる内側開口部5を開閉する内側ハ
ッチ6と、この内部空間4を大気中に連通させる外側開
口部7を開閉する外側ハッチ8とを備える。
【0020】本体ボックス2の前面の上部は斜め上向き
に傾斜させた窓ガラス9で覆われ、下部には人の手を本
体ボックス2内に入れるための1対の手袋取付口10が
形成され、各手袋取付口10は手袋で気密状に覆われ、
更に、取り外し可能な蓋11で閉じられる。
【0021】又、本体ボックス2の下部には本体ボック
ス2の内部を真空ポンプの吸込口に連通させる真空パイ
プ12を連通させてあり、本体ボックス2の上部には、
本体ボックス2内にドライエアー、不活性ガスなどの雰
囲気ガスを供給するためのガス供給パイプ13が連通さ
せてある。
【0022】更に、本体ボックス2の上部及び下部には
ガス置換用のパイプ14を連通させてあり、このパイプ
14に分岐官15を介して酸素計を分岐接続して本体ボ
ックス2内の雰囲気を確認できるようにしている。
【0023】予備ボックス3には上記ガス供給パイプ1
3と真空ポンプとに切替え接続されると共に内部空間4
に連通させた給排気回路17が接続され、又、内部空間
4の雰囲気を確認するための酸素計も設けられる。
【0024】図1の縦断側面図に示すように、上記手袋
取付口10は本体ボックス2の前壁18から前方に突出
する周壁19を有し、この周壁19の前端縁には手袋2
0の傷害を防止するために、例えばゴムなどの弾性体か
らなるパッキン34が被冠されて いる。
【0025】手袋20はその口縁部21を周壁19の外
側に折り返すように取り付けられ、その口縁部21の外
側から掛けられる2本 のOリング22によって周壁1
9に固定される。なお、周壁19には、Oリング22の
ずれを防止するために、2本の周溝23が全周にわたっ
て連続して形成されている。
【0026】本発明装置の一実施例に係るグローブボッ
クスの手袋交換装置は、上記周壁19の内周部を後端面
から前方に段付き状に凹入させることにより、周壁19
の内周面に形成された係合溝24aと、この係合溝24
aの段付面24bに固定され、係合溝24aを後側から
覆う押さえリング24cと、図2の背面図に示すよう
に、この押さえリング24cの互いに対向する2箇所
(周方向に適当な間隔を置いた3箇所以上でもよい。)
に、係合溝24aを後方に開放するように形成された切
欠24dとからなる係合部24を備え、又、これら切欠
24dの回転方向一方側の端部から適当な間隔を置いた
位置に係合溝24aを埋めるストッパ24eが設けられ
る。
【0027】更に、本発明装置の一実施例においては、
上記切欠24dを通して係合溝24aに挿入され、係合
溝24a内で両端部をストッパ24eに受け止められる
まで回転させることにより手袋取付口10の周壁19に
係着される帯板状の支持枠25と、この支持枠25の中
央に板厚方向に螺進退可能に挿通されたねじ26と、こ
のねじ26の後端に固定された蓋27と、このねじ26
の前端に固定されたハンドル28とからなる蓋装置29
とを備えている。
【0028】上記蓋27は手袋取付口10よりも大径に
形成され、その外周縁部の前面にOリング30を填め込
むことにより、本体ボックス2の前壁18に気密状に受
け止められるようにしている。
【0029】又、手袋取付口10の周壁19、これに装
着された手袋20、蓋27により密封される空間31に
は真空ポンプ及びガス供給パイプ13に切替え接続され
る通気路32が接続される。
【0030】なお、図2において符号35は本体ボック
ス2の前壁18から内側に突設され、蓋27を下側から
受け止める蓋受けであり、この蓋受け35に蓋装置29
を載せることにより蓋装置29の手袋取付口10への着
脱操作を容易に行えるようになる 。
【0031】手袋20を交換する場合には、例えば、そ
の都度予備ボックス3を経て本体ボックス2内に蓋装置
29を持込まれ、或いは、予め本体ボックス2内の所定
の位置に置かれた蓋装置29のねじ26を古い手袋20
に手を入れて適当に締め込んだり、緩めたりして支持枠
25と蓋27との間隔をほぼ本体ボックス2の前内面か
ら係合溝24との間隔に等しくなるように調 整する。
【0032】この後、支持枠25の両端を手袋取付口1
0の周壁19に形成した切欠24dの位置に合わせて蓋
装置29を本体ボックス2の内側から外側に引き、これ
により、支持枠25の両端を切欠24dを経て係合溝2
4aに入れる。
【0033】更にこの後、蓋装置29をねじ26を中心
にして所定の方向に支持枠25が トッパ24eに受け
止められるまで回転させて、支持枠25を手袋取付口1
0の周壁19に係着し、引き続いてねじ26を支持枠2
5がストッパ24eに受け止められる方向に回転させる
ことにより、蓋27を本体ボックス2の前壁18に引き
寄せて締め着ける。
【0034】これにより、蓋27のOリング30が蓋2
7と本体ボックス2の前壁18との間を封止し、手袋取
付口10が蓋27によって密封される。古い手袋20は
蓋27の外側に位置しており、周壁19のOリング22
を取り外して外側に引っ張ることにより、簡単に手袋取
付口10から取り外すことができる。又、新しい手袋2
0はその口縁部21を手袋取付口10に外側から被せ、
Oリング22を取り付けることにより、簡単に手袋取付
口10に固定される。
【0035】このようにして、手袋20を付け替えた
後、通気路32を真空ポンプに接続して手袋20、手袋
取付口10の周壁19及び蓋27によって密封された空
間31の空気を排出し、更に、通気路32をガス供給パ
イプ13に接続切替えして上記空間31に雰囲気ガスを
充填する。
【0036】この後、新しい手袋20に手を入れて、ハ
ンドル28を回転させると、まず、ねじ26が緩み、
27及び支持枠25が 回転できるようになる。そし
て、更にハンドル28を回転させて、支持枠25の両端
が切欠24dの位置に位置すればハンドル28を押し込
むことにより、支持枠25が係合溝24aから抜け出
し、蓋装置29が周壁19から分解される。
【0037】周壁19から分解された蓋装置29は、本
体ボックス2内から予備ボックス3を経て外部に取り出
して保管してもよく、又、本体ボックス2内の所定の位
置に保管してもよい。
【0038】蓋装置29で手袋取付口10を蓋してから
蓋装置29を周壁19から分解するまでの間、手袋取付
口10は蓋27によって密封されたままになっているの
で、本体ボックス2内の雰囲気は全く変化しない。した
がって、蓋27を外して手袋取付口10を開くと同時に
本体ボックス2内での作業が可能になるので、グローブ
ボックス1の稼働率を著しく高めることができ、また、
手袋20の交換が必要になった時には、本体ボックス2
内での作業中であっても、その作業を中断して手袋20
を交換できるようになり、工程プログラムを編成する上
で融通性が高められる。
【0039】本発明方法の他の実施例では、図3に示す
ように、手袋20を取り替えた後、念のために、手袋取
付口10を覆う蓋11を被せ、この蓋11と手袋20と
によって区画される空間33の空気を排出し、更に、こ
の空間33にガス供給パイプ13から雰囲気ガスを充填
し、この後に、手袋20、手袋取付口10の周壁19及
び蓋27によって密封された空間31の空気を排出し、
更に、通気路32をガス供給パイプ13に接続切替えし
て上記空間31に雰囲気ガスを充填する。
【0040】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0041】又、本発明方法においては、蓋27で手袋
取付口10を蓋した後に、手袋20を付け替える前に、
念のために、手袋20、手袋取付口10の周壁19及び
蓋27によって密封された空間31の空気を排出して、
危険な処理物を含んだ空気が周囲に放散されることを防
止することも可能である。この場合、空間31の掃気に
引続き、空間31に雰囲気ガスを充填すれば、古い手袋
20を手袋取付口10から取り外し易くなる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明方法は、
要するに、古い手袋を用いて手袋取付口を本体ボックス
内側から蓋で閉じた後、その蓋の外側で手袋を付け替
え、蓋を開くようにしているので、本体ボックス内の雰
囲気を全く変化させることなく、手袋の交換の交換がで
きる。したがって、手袋交換作業の終了と同時に次の作
業を行うことが可能になり、グローブボックスの稼働率
を著しく高めることができ、又、作業途中での手袋交換
が可能になり、工程プログラムを編成する上で融通性が
高められると共に、作業者を雰囲気の外部への流出や外
気の本体ボックス内への混入などに伴う危険から確実に
保護できるようになる。
【0043】更に、蓋の外側で手袋を付け替えるので、
手袋の付け替えが簡単になり、短時間で手袋を付け替え
ることができ、これにより、グローブボックスの稼働率
を一層高めることができる。
【0044】本発明装置は、本体ボックスの手袋取付口
に設けた係合部と、この係合部に本体ボックスの内側か
ら係脱される支持枠と、支持枠に螺進退可能に挿通され
たねじと、このねじの先端に連結され、手袋取付口を本
体ボックス内から閉塞する蓋と、手袋取付口に取り付け
られた手袋、手袋取付口の周壁及び上記蓋により区画さ
れる空間の空気を排出する手段とを備える。
【0045】したがって、支持枠を本体ボックスの係合
部に係合した後、ねじを回すことにより蓋を支持体側に
引き寄せて本体ボックスの内面に密着させ、手袋取付口
を閉じることができる。
【0046】これにより、本体ボックス内の雰囲気を全
く変化させることなく、蓋の外側で手袋の交換の交換が
できるようになり、手袋交換作業の終了と同時に次の作
業を行うことが可能になる結果、グローブボックスの稼
働率を著しく高めることができ、又、作業途中での手袋
交換が可能になるので、工程プログラムを編成する上で
融通性が高められ、作業員を雰囲気の外部への流出や外
気の本体ボックスへの混入などに伴う危険から確実に保
護できるようになる。
【0047】更に、蓋の外側で手袋を付け替えるので、
手袋の付け替えが簡単になり、短時間で手袋を付け替え
ることができ、これにより、グローブボックスの稼働率
を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法及び本発明装置の一実施例を示す縦
断側面図である。
【図2】本発明装置の一実施例の背面図である。
【図3】本発明方法の他の実施例を示す横断平面図であ
る。
【図4】本発明が適用されるグローブボックスの正面図
である。
【符号の説明】
2 本体ボックス 10 手袋取付口 19 周壁 20 手袋 21 口縁部 22 Oリング 24 係合部 25 支持枠 26 ねじ 27 蓋 31 空間 32 通気路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 21/02 G21F 7/053

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古い手袋を用いて手袋取付口を本体ボッ
    クス内側から蓋で閉じた後、手袋取付口の周壁に外嵌さ
    れた古い手袋を固定するOリングを外し、古い手袋を手
    袋取付口から取り除いた後に新しい手袋の口縁部を手袋
    取付口の周壁に外嵌し、更にOリングを外嵌して新しい
    手袋を前記周壁の外周に固定してから、新しい手袋と周
    壁と蓋とによって密封された空間の空気を排出し、この
    後に新しい手袋を用いて、前記蓋を開くことを特徴とす
    るグローブボックスの手袋交換方法。
  2. 【請求項2】 古い手袋を用いて手袋取付口を本体ボッ
    クス内側から蓋で閉じた後、古い手袋と手袋取付口の周
    壁と蓋とによって密封された空間の気体を排出し、手袋
    取付口の周壁に外嵌された古い手袋を固定するOリング
    を外し、古い手袋を手袋取付口から取り除いた後に新し
    い手袋の口縁部を手袋取付口の周壁に外嵌し、更にOリ
    ングを外嵌して新しい手袋を前記周壁の外周に固定して
    から、新しい手袋と周壁と蓋とによって密封された空間
    の空気を排出し、この後に新しい手袋を用いて、前記蓋
    を開くことを特徴とするグローブボックスの手袋交換方
    法。
  3. 【請求項3】 古い手袋を用いて手袋取付口を本体ボッ
    クス内側から蓋で閉じた後、古い手袋と手袋取付口の周
    壁と蓋とによって密封された空間の気体を排出して当該
    空間内に雰囲気ガスを充填し、手袋取付口の周壁に外嵌
    された古い手袋を固定するOリングを外し、古い手袋を
    手袋取付口から取り除いた後に新しい手袋の口縁部を手
    袋取付口の周壁に外嵌し、更にOリングを外嵌して新し
    い手袋を前記周壁の外周に固定してから、新しい手袋と
    周壁と蓋とによって密封された空間の空気を排出し、こ
    の後に新しい手袋を用いて、前記蓋を開くことを特徴と
    するグローブボックスの手袋交換方法。
  4. 【請求項4】 手袋取付口に本体ボックス内から支持枠
    を係着し、この支持枠にねじを介して支持された蓋で手
    袋取付口を本体ボックス内から覆い、ねじを回転させる
    ことにより蓋を本体ボックスの壁に引き寄せて手袋取付
    口の周囲に蓋の周縁部を気密状に密着させ、開蓋時にね
    じを逆回転させることにより蓋を本体ボックス内に押し
    開く請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のグローブ
    ボックスの手袋交換方法。
  5. 【請求項5】 本体ボックスの手袋取付口に設けた係合
    部と、この係合部に本体ボックスの内側から係脱される
    支持枠と、支持枠に螺進退可能に挿通されたねじと、こ
    のねじの先端に連結され、手袋取付口を本体ボックス内
    から閉塞する蓋と、手袋取付口に取り付けられた手袋
    と、手袋取付口の周壁及び上記蓋により区画される空間
    の空気を排出する手段とを備えることを特徴とするグロ
    ーブボックスの手袋交換装置。
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