JPH0437328B2 - - Google Patents

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JPH0437328B2
JPH0437328B2 JP61077760A JP7776086A JPH0437328B2 JP H0437328 B2 JPH0437328 B2 JP H0437328B2 JP 61077760 A JP61077760 A JP 61077760A JP 7776086 A JP7776086 A JP 7776086A JP H0437328 B2 JPH0437328 B2 JP H0437328B2
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combustion
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラの燃焼制御に係り、特に燃焼
時に発生する窒素酸化物を低減するに好適な炉内
脱硝制御方法に関する。
〔従来の技術〕
この種の炉内脱硝制御方法は、ボイラから排出
される窒素酸化物(以下、NOxと略称する)の
濃度を極力低減するため、バーナの燃焼用空気に
燃焼排ガスを混入して不足空気状態で燃焼させた
り、火炎の周囲に燃焼排ガスを注入して燃焼速度
を抑えることにより、いわゆるサーマルNOxを
低減するとともに、還元性雰囲気を形成して発生
したNOxを還元しようとするものである。
ところで、一般に、ボイラの負荷が変化する
と、これに合わせて燃料投入量及び燃焼状態が変
化する。このような負荷変化に対し、燃焼排ガス
の混入率や注入量を一定に保持していたのでは、
ボイラ負荷変化時にNOxが上昇してしまう場合
がある。
このような問題を解決する方法として、従来、
例えば、特開昭58−19608号公報に記載されてい
る方法が知られている。これによれば、ボイラ負
荷量を複数の負荷帯に区分し、予め各負荷帯に対
応させて燃焼排ガスの混入量を調整する混合ガス
ダンパの開度と、燃焼排ガスを火炎周囲に注入す
る一次ガスダンパの開度とを設定しておき、この
設定にしたがつて制御することにより、ボイラ負
荷変化時におけるNOxの上昇を効果的に抑制す
ることが可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の炉内脱硝制御方法に
おいては、実際にボイラ燃焼試験を行い、各負荷
帯ごとに、目標NOx値を達成できる混合ガスダ
ンパの開度や一次ガスダンパの開度を求め、これ
に従つてそれら開度の設定値を設定するようにし
ていることから、目標NOx値を変えたいという
要望に対して、簡単に対応できないという問題が
あつた。
本発明の目的は、上記問題点を解消し、負荷変
化に対応できかつ可変設定される排出窒素酸化物
濃度の目標値に対応させて排出窒素酸化物濃度を
制御できる炉内脱硝制御方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の炉内脱硝制御方法は、上記目的を達成
するため、ボイラに多段に設けられた各段バーナ
の燃焼用空気に燃焼排ガスを混入して不足空気状
態で燃焼を行わせるとともに、前記各段バーナの
不足空気量を補う量の燃焼用空気を前記段バーナ
の下流側に設けられたアフターエアポートから供
給して、排出窒素酸化物を低減させる炉内脱硝制
御方法において、排出窒素酸化物濃度の目標値を
変更設定可能にし、各段バーナごとに、燃焼用空
気量と排ガス混入量とをそれぞれ予めボイラ負荷
量に対応させて定められた設定量に基づいて制御
し、排出窒素酸化物濃度の目標値が増又は減に変
更されたとき、該変更された目標値に対応させか
つボイラ負荷量に対応させて予め設定されている
補正量に従つて、各段バーナの燃焼用空気量を減
又は増する補正と排ガス混入量を増又は減する補
正とを行い、該補正された燃焼用空気量に基づい
て前記アフターエアポートに供給する燃焼用空気
量を制御することを特徴とする。
また、上記に加え、排ガスが混入された燃焼用
空気(混合ガス)中の酸素濃度を検出し、該検出
濃度が予めボイラ負荷量に対応させて定められた
設定値になるように前記排ガス混入量を再度補正
することが好ましい。
また、前記各段バーナが、バーナガンの周囲に
設けられた排ガスポートから排ガスを注入(一次
ガス注入)するように形成されている場合は、そ
の注入排ガス量を、予めボイラ負荷量に対応させ
て定められた設定量に基づいて制御し、排出窒素
酸化物濃度の目標値が増又は減に変更されたと
き、該目標値に対応させかつボイラ負荷量に対応
させて予め設定されている補正量に従つて、排ガ
ス注入量を増又は減する補正を行うことが好まし
い。
〔作 用〕
このように構成されることから、本発明によれ
ば、次の作用により上記目的が達成される。
すなわち、排出窒素酸化物濃度の目標値を変更
設定可能にし、各段バーナごとに、変更された目
標値に対応させかつボイラ負荷量に対応させて予
め設定されている補正量に従つて、各段バーナの
燃焼用空気量を減又は増する補正と排ガス混入量
を増又は減する補正とを行うようにしていること
から、ボイラ負荷変化及び可変設定されるNOx
目標値に従つて炉内脱硝制御を行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本発明の実施例が適用される火力発電
プラント全体構成を示す構成図である。
図中符号41は燃焼排ガスにより燃焼用空気を
予熱する空気予熱器、42はバーナ部であつて各
段毎に空燃比等を調整して炉内脱硝を行うように
なつている。302,312,322,332,
342および352は風箱入口空気ダンパであ
り、バーナ段の燃焼用空気量を調整するものであ
る。301,311,321,331,341お
よび351はガス混合ダンパであり燃焼用空気に
注入する燃焼排ガス量を調整するものである。3
03,313および323は一次ガスダンパであ
り、バーナ部に直接注入する燃焼排ガス量を調整
するものである。43は復水器、44は低圧給水
加熱器、45は脱気器、4は給水ポンプ、46は
高圧給水加熱器、47は蒸発器、48は一次加熱
器、49は二次加熱器、410は三次加熱器、4
11は再熱器、5は減温器である。また、6は燃
料調整弁、7は押込通風フアン、8は排ガス再循
環フアン、2はタービン、3は発電機である。
第3図は本発明が適用される炉内脱硝ボイラの
燃焼系統を示す系統図である。
燃焼系統は、バーナ段が4段構成となつてお
り、M1バーナ30と、M2バーナ31と、M3バ
ーナ32と、Pバーナ33と、2段のアフターエ
アポート34,35とから構成されている。
各段のバーナ30,31,32および33に
は、空気ダンパ302,312,322および3
32と、混合ガスダンパ301,311,および
331と、一次ガスダンパ303,313および
323が設置されている。また、アフターエアポ
ート34,35には、空気ダンパ342,352
と混合ガスダンパ341,351がそれぞれ設け
られている。
空気ダンパ302,312,322,332,
342および352は、M1〜3バーナ30,3
1,32およびPバーナ33、アフターエアポー
ト34,35の空気流量を調節する。M1〜3バ
ーナ30,31,32およびPバーナ33の空気
流量の調整は、各段バーナの燃料量に見合つて各
段バーナ入口の空気ダンパを調整することにより
空気/燃料を規定値に調整する。アフターエアポ
ート34,35への空気流量は、合計空気量から
M1〜M3バーナ30,31,32、およびPバー
ナ33に供給される空気量を差し引いたものを流
すようにし、総合計での空燃比を調整する。
また、Mバーナ30,31,32、Pバーナ3
3への供給空気流量に対しては、NOx目標値か
らの空気比で補正して空気ダンパ302,31
2,322,332の指令を求める。
NOx値を低減するには、燃焼状態を悪くする
ことにより可能となる。従つて、NOx値を下げ
るには空気ダンパ302,312,322,33
2を閉方向に動作させ、バーナ30〜33段に供
給する酸素濃度を低くする方向に動作させる。
排ガス混合ダンパ301,311,321,3
31は、バーナ段に供給される燃料流量に見合つ
た排ガス量を注入し、各段空気流量の酸素濃度を
規定の値になるように制御する。この排ガス混合
ダンパ301,311,321,331への指令
は、燃料空気量に見合つた、排ガス混合比率に対
しNOx目標値の補正をして求める。
NOxを低減させるためには、上記の様に燃焼
状態を悪くすることであり、排ガス混合量を増や
し風箱空気の酸素濃度を低くする方向に動作させ
るため排ガス混合ダンパ301,311,32
1,331,341,351は閉方向に動作す
る。
一次ガスダンパ303,313,323は、上
記排ガス混合ダンパと同様に、バーナ30,3
1,32,33段に供給される燃料流量に見合つ
た排ガス量をバーナに供給しバーナ炎を長くする
働きをさせる。NOx値を低減するには、燃焼温
度を低くすることか効果的であり、上述したよう
に一次ガス流量を増やすことにより、燃焼に必要
な酸素の濃度を低くし、燃焼を遅くすることによ
り燃焼温度も低くするものである。一次ガスダン
パ303,313,323においても燃料流量に
見合つた一次ガス注入量に対しNOx目標値の補
正を加え、一次ガスダンパ指令値を求める。
第4図は、本発明の実施例のバーナの部分の系
統を示す図である。
炉内脱硝を行なうにあたつては、各バーナに供
給される燃料量に見あつて空気量を調整するのが
最適であるが、第3図においては、バーナ3本を
1バーナコンパートメントとし、各段の1バーナ
コンパートメントごとに、風箱入口ダンパ、30
2,312,322,332、ガス混合ダンパ3
01,311,321,331及び一次ガスダン
パ303,313,323、を設けている。
図中、913は1次空気ポートに供給するダク
ト、915は2次空気ポート及び3次空気ポート
に供給するダクト、914は1次ガスポートに供
給するダクトである。Mバーナ及びPバーナ段の
風箱入口空気流量計108と、アフターエアポー
トの風箱入口空気流量計148,149は各段風
箱入口ダンパの直ぐ後に設けられている。同様に
混合ガス流量計123は排ガス系統の混合ガスダ
ンパの前に設けられている。前記2次空気及び3
次空気の酸素濃度124は、排ガス混合ダンパに
より、風箱入口ダンパにより通風された空気と混
合した後の値を検出するもので、混合ガスダンパ
にて混合された下流に設置する。
一次ガス流量計133は、混合ガスと同様に排
ガス系統の一次ガスダンパの前に設けられてい
る。
第5図は同実施例が適用されるプラントのバー
ナの構成を示す図である。
エアレジスタのスロート901と、インペラ9
00とにはさまれた環状空間から全円周にわたつ
て、バーナガン902を中心に、1次空気ポート
903、1次ガスポート904、2次空気ポート
905、3次空気ポート906の順に従つて環状
に燃焼用空気を均等に炉内に向けて噴出できるよ
うに構成されている。この燃焼用空気がバーナ近
傍においては偏在して噴射された場合、燃料と十
分この空気が混合せず、したがつて緩慢な燃焼反
応が行なわれることになる。これによりNOx生
成の抑制を図るものである。
ここで、1次空気ポート903に対しては、保
炎に必要な最小空気量を供給するもので、エアヒ
ータ41を通過した空気を流す。1次ガスポート
904はボイラ排ガス注入ポートであり、1次空
気にて燃焼した炎と、2次、3次空気との混合を
遅らせて燃焼反応を緩慢化させる働きがある。
2次空気ポート905、3次空気ポートに対し
ては、エアヒータ41を通過した空気と、混合ガ
スダンパにより排ガスと混合されたウインドボツ
クスからの燃焼用空気が供給される。
第6図はプラント自動制御装置の構成を示す図
である。図中52はマスタコントローラ、53は
水蒸気プロセス系統コントローラ、54は燃料プ
ロセス系統コントローラ、55は燃焼プロセス系
統コントローラ、56は通風プロセスコントロー
ラである。
502は主タービンの調速制御コントローラ、
530は給水ポンプ制御コントローラ、531は
スプレ制御コントローラ、540はMバーナ燃料
流量制御コントローラ、541はPバーナ燃料流
量制御コントローラ、550は各バーナ段毎の空
気・ガス流量制御とバーナ制御を行うコントロー
ラ、551は空気・ガス流量制御を行うコントロ
ーラ、560は押込通風フアン制御コントロー
ラ、561はガス再循環制御コントローラであ
る。これらの520〜561は機器コントローラ
であり、プラントの系統機器単位に制御系統が構
成されている。マスタコントローラ52は中央給
電所からのプラント負荷指令50よりボイラ入力
指令51を求め、これを各系統コントローラ53
〜56に与える。水蒸気プロセスコントローラ5
3はボイラ入力指令に見合つた給水流量指令53
2を求め、給水ポンプ制御コントローラ530に
与える。又、ボイラ入力指令より蒸気温度の設定
を求めスプレ流量指令553をスプレ制御コント
ローラ531に与える。
燃料プロセス系統コントローラ54はボイラ入
力指令から燃料流量指令を求め、Mバーナ30〜
31とPバーナ32の燃料指令配分を行い、それ
ぞれのバーナに対しての合計燃料流量指令を与え
る。
燃焼プロセス系統コントローラ55はボイラ入
力指令より各段のバーナ本数制御指令552を求
めるとともに、M及びPバーナ30〜31の燃料
流量に見合つた各段の空気流量指令553を求め
る。この各段に対してのバーナ本数制御指令55
2及び空気流量指令553を基にバーナ制御と空
気・ガス流量制御を行うコントローラ550にて
燃焼状態をプラント運用に適した状態に保つべく
制御する。さらに、合計空気流量を制御するため
に補償空気・ガス流量指令554を求め、空気・
ガス流量制御コントローラに与える。通風プロセ
スコントローラ56はボイラ入力指令からガス再
循環フアン8の入口ダンパ指令及び押込通風フア
ン指令を求め制御を行うものである。この様に構
成されたプラントの制御系において炉内脱硝ボイ
ラでは各段での空燃比を最適にコントロールする
ことにより超低NOx運転を実現しようとするも
ので、NOx制御系は各段のバーナ制御と空気・
ガス流量制御を行うコントローラ550及び55
0a,550b,550c及び空気・ガス流量制
御コントローラ551及び551aに含まれる。
第1図は本発明の実施例を実現するためのもの
であつて、上述した様なバーナ及びコンバートメ
ント空気系統にて構成された空気・ガス流量制御
を示す図である。なお、Mバーナとパイロツトバ
ーナの制御系統構成そのものは同一であることか
ら、同図では図示を簡単にするため、1段のMバ
ーナの制御系統と、アフターエアポートの制御系
統のみを示している。
Mバーナを有する1バーナコンパートメントの
空気・ガス流量制御は、第3図及び第4図に示す
ように、風箱入口ダンパ302,312,32
2,332、及び混合ガスダンパ301,31
1,321,331、及び一次ガスダンパ30
3,313,323によつて制御される。
ここで、格段バーナの空気・ガス流量制御を、
M1バーナを例にとつて、第1図に沿つて説明す
る。風箱入口ダンパ302の開度は次のようにし
て求める。すなわち、まず1バーナコンパートメ
ントに供給される燃料流量の検出値101に見合
つた理論空気量を関数発生器104にて求める。
その求めた理論空気量に対してボイラ出口ガスの
酸素濃度を規定値に保つため補正を乗算器105
にて行う。この補正はボイラ入力指令103に基
づいて関数発生器150により求めたボイラ出口
酸素濃度の目標値と、ボイラ出口酸素濃度の検出
値151との偏差を比例積分処理して得られる値
により行う。次に、ボイラ入口指令103と可変
設定されるNOx目標指標102とに対応させて
予め定められている関係に基づき、空気比演算器
100aにより、現在の燃焼状態に最適なものと
する空気比補正信号106を求める。この求めた
補正信号を乗算器107にて理論空気量に乗算
し、風箱入口空気流量指令を求める。この指令値
と当該バーナコンパートメントの空気流量の検出
値108との偏差を減算器109にて算出し、そ
の偏差に対し比例積分演算器110にて比例積分
演算することにより、風箱入口ダンパ302の開
度が求められる。バーナの風箱入口ダンパ302
は、NOxを低減する場合閉方向に動作するため、
NOx目標指令を下げると前記空気比補正信号1
06は減じ、風箱入口空気流量指令値を下げ方向
に動作させる。
混合ガスダンパ301は、排ガスの風箱内の酸
素濃度を規定値に保つべく、ボイラ排ガスをバー
ナの風箱入口ダンパ302から流れる空気と混合
するものである。
排ガス酸素濃度は、各々の負荷量にて決まつた
値にすべく、バーナの風箱入口ダンパ302及び
アフターエアポートの風箱入口ダンパ342,3
52で制御する。そのため、まず、バーナの風箱
入口ダンパ302と同様、当該バーナコンパート
メントに供給される燃料流量の検出値101よ
り、予め定められた関係に従つて混合ガス流量目
標値を関数発生器120で求める。さらに、ボイ
ラ入力指令103と可変設定されるNOx目標指
標102とに対応させて予め定められている関係
に基づき、GM比演算器100bによりNOx目
標値102とボイラ入力指令103から、GM比
補正信号121を求め、これによる補正を乗算器
122にて行つた混合ガス流量指令値を求める。
また、前記混合ガス流量指令値に対してフイード
バツク量になる混合ガス流量の検出値123に、
混合ガスの酸素濃度の補正を加える。つまり、前
記GM比補正信号より、あるボイラ入力指令と
NOx目標指令から決まる混合ガスの酸素濃度目
標値を関数発生器125にて求め、この混合ガス
酸素濃度目標値と、各バーナコンパートメントの
混合ガス注入後の風箱酸素濃度の検出値124と
の偏差を減算器126にて求め、比例積分器12
7にて、混合ガス流量123に対しての補正量を
求める。すなわち、混合ガス注入後の風箱酸素濃
度が、規定値に達しない場合には、前記混合ガス
流量指令値のフイードバツク量の混合ガス流量を
増減する訳である。このようにして、混合ガスダ
ンパ301は、NOxを低減する場合、開方向に
動作し風箱の酸素濃度を下げる方向に動作する。
従つて、NOx目標指令を下げると混合ガス流量
指令値を上げる方向に動作する。
1次ガスダンパ303は、まず、バーナ負荷で
ある当該バーナコンパートメントに供給される燃
料の検出値101を基に、1次ガス流量目標値を
関数発生器130にて求める。次に、ボイラ入口
指令130と可変設定されるNOx目標指標10
2とに対応させて予め定められている関係に基づ
き、PG比演算器100cによりNOx目標値10
2とボイラ入力指令103から、PG比補正信号
131をもとめ、これによる補正を乗算器132
にて行つた1次ガス流量指令値を求める。次に、
この指令値と当該バーナコンパートメントの1次
ガス流量の検出値133との偏差を求め、その偏
差を比例積分演算した値により1次ガスダンパ3
03の開度を決定する。1次ガスダンパ303は
燃料と、空気・排ガスの混合気体との間に層を作
る1次ガスを与えるもので、NOx低減に際して
は、この1次ガスの量を多くして、燃焼反応を遅
くし燃焼温度を低くするものである。そのため、
NOx目標指令102を下げると、一次ガス流量
を増やす方向に動作し、1次ガスダンパ303は
開方向に動作する。
アフターエアポートダンパ342,352は、
合計空気流量指令140からMバーナ30〜3
1、及びPバーナ32のバーナ風箱入口空気流量
指令の総和を差し引いた残りで、アフターエアポ
ート空気流量目標値を作成し、それに見合つた開
度を決定する。すなわち、合計空気流量目標値1
40に対し、ボイラ出口排ガスの酸素濃度の検出
値151を規定値に保つための補正を乗算器14
1にて行い、合計空気流量指令値143を求め、
その値よりMバーナ30〜31及びPバーナ32
のバーナ風箱入口空気流量指令値の総和を減算器
142にて差し引き、アフターエアポート空気流
量目標値を算出する。
このアフターエアポート空気流量目標値に対
し、下段のアフターエアポート342について
は、ボイラ入口指令103と可変設定される
NOx目標指標102とに対応させて予め定めら
れている関係に基づき、AA比演算器100dに
よりNOx目標値102とボイラ入力指令103
から、AA比補正信号143をもとめ、これによ
る補正を乗算器144にて行つて、下段のアフタ
ーエアポート空気流量指令値146を求める。こ
の指令値に対し当該バーナコンパートメントの下
段アフターエアポート空気流量の検出値148と
の偏差を求め、その偏差を比例積分演算した値に
より、下段アフターエアポートダンパ342の開
度を制御する。
これに対し、上段のアフターエアポート空気流
量指令値は、前記アフターエアポート空気目標値
から下段アフターエアポート空気流量指令値14
6を減算器145により減算して求める。この指
令値と当該バーナコンパートメントの上段アフタ
ーエアポート空気流量の検出値149との偏差を
求め、この偏差を比例積分演算して得られる値に
より、上段アフターエアポートダンパ352の開
度を制御する。
ここで、NOx目標指令とボイラ入力指令より、
各空気・ガス比補正信号を求める各補正演算器1
00a,b,c,dの機能について、第7図を用
いて説明する。
各演算器100a,b,c,dは、基本的に同
一構成であるから、空気比演算器100aを中心
に構成を説明する。第7図の関数発生器60,6
1,62は、ボイラ入力指令に対するNOxマス
タ(NOx目標指令)0%、50%、100%に対する
空気比補正量を発生するものである。空気比及び
AA比補正においては、NOxマスタ100%が大き
く、0%が小さい値になるように設定する。減算
器65,66は、それぞれNOxマスタ0〜50%
時の空気比、AA比補正量の偏差、及びNOxマス
タ50〜100%時の空気比、AA比補正量の偏差を
表わす。NOxマスタの値により、これらの偏差
は第9図及び第10図の如く乗算器63,64に
てゲインを与え前記偏差に対し補間法にてNOx
マスタ50%時の関数発生器61からの偏差を与え
る。上記補間法より求めたNOxマスタ50%時か
らの偏差を加算器67にて関数発生器61の出力
と加算し、空気比、AA比補正信号を求める。
一方、GM比、PG比補正信号においてはNOx
マスタに対するおのおのGM比、PG比補正信号
の特性が、空気比、AA比のものと比べ逆の関係
であるため、関数発生器60,62の設定が第1
1図の如く逆となる。これは空気量と排ガス量の
NOx値との関係からもわかる。尚、NOxマスタ
の設定は、0〜100%間を連続的に設定出来、0
%がNOx値が低い方向、100%がNOx値が高い
ことを示している。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、排出窒素酸
化物濃度の目標値を変更設定可能にし、各段バー
ナごとに、変更された目標値に対応させかつボイ
ラ負荷量に対応させて予め設定されている補正量
に従つて、各段バーナの燃焼用空気量を減又は増
する補正と排ガス混入量を増又は減する補正とを
行うようにしていることから、ボイラ負荷変化及
び可変設定されるNOx目標値に従つて炉内脱硝
制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図、第
2図は火力発電プラントの全体構成を示す構成
図、第3図はボイラの空気・ガス煙風道を示す系
統図、第4図はバーナコンパートメント構成図、
第5図はバーナ構成を示す図、第6図はプラント
自動制御装置を示す構成図、第7図は空気・ガス
補正に係る演算器の構成図、第8図は負荷−空気
比特性を示す図、第9図及び第10図は空気比に
おけるNOxマスタ値特性を示す図、第11図は
負荷−空気比特性を示す図である。 1……ボイラ、2……タービン、3……発電
機、30〜31……Mバーナ、32……Pバー
ナ、100a……空気比演算器、100b……
GM比演算器、100c……PG比演算器、10
0d……AA比演算器、101……燃料流量検出
値、102……NOx目標指令、103……ボイ
ラ入力指令、108……空気流量検出値、123
……混合ガス流量検出値、124……風箱酸素濃
度検出値、133……一次ガス量検出値、140
……合計空気量指令、151……ボイラ出口の酸
素濃度検出値、302,312,322,332
……空気ダンパ、301,311,321,33
1,342,352……混合ガスダンパ、30
3,313,323……一次ガスダンパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボイラに多段に設けられた各段バーナの燃焼
    用空気に燃焼排ガスを混入して不足空気状態で燃
    焼を行わせるとともに、前記各段バーナの不足空
    気量を補う量の燃焼用空気を前記段バーナの下流
    側に設けられたアフターエアポートから供給し
    て、排出窒素酸化物を低減させる炉内脱硝制御方
    法において、排出窒素酸化物濃度の目標値を変更
    設定可能にし、各段バーナごとに、燃焼用空気量
    と排ガス混入量とをそれぞれ予めボイラ負荷量に
    対応させて定められた設定量に基づいて制御し、
    排出窒素酸化物濃度の目標値が増又は減に変更さ
    れたとき、該変更された目標値に対応させかつボ
    イラ負荷量に対応させて予め設定されている補正
    量に従つて、各段バーナの燃焼用空気量を減又は
    増する補正と排ガス混入量を増又は減する補正と
    を行い、該補正された燃焼用空気量に基づいて前
    記アフターエアポートに供給する燃焼用空気量を
    制御することを特徴とする炉内脱硝制御方法。 2 ボイラに多段に設けられた各段バーナの燃焼
    用空気に燃焼排ガスを混入して不足空気状態で燃
    焼を行わせるとともに、前記各段バーナの不足空
    気量を補う量の燃焼用空気を前記段バーナの下流
    側に設けられたアフターエアポートから供給し
    て、排出窒素酸化物を低減させる炉内脱硝制御方
    法において、排出窒素酸化物濃度の目標値を変更
    設定可能にし、各段バーナごとに、燃焼用空気量
    と排ガス混入量とをそれぞれ予めボイラ負荷量に
    対応させて定められた設定量に基づいて制御し、
    排出窒素酸化物濃度の目標値が増又は減に変更さ
    れたとき、該変更された目標値に対応させかつボ
    イラ負荷量に対応させて予め設定されている補正
    量に従つて、各段バーナの燃焼用空気量を減又は
    増する補正と排ガス混入量を増又は減する補正と
    を行い、該補正された燃焼用空気量に基づいて前
    記アフターエアポートに供給する燃焼用空気量を
    制御するとともに、排ガスが混入された燃焼用空
    気中の酸素濃度を検出し、該検出濃度が予めボイ
    ラ負荷量に対応させて定められた設定値になるよ
    うに前記排ガス混入量を再度補正することを特徴
    とする炉内脱硝制御方法。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項において、
    前記各段バーナのバーナガンの周囲に設けられた
    排ガスポートから注入する排ガス量を、予めボイ
    ラ負荷量に対応させて定められた設定量に基づい
    て制御し、排出窒素酸化物濃度の目標値が増又は
    減に変更されたとき、該目標値に対応させかつボ
    イラ負荷量に対応させて予め設定されている補正
    量に従つて、排ガス注入量を増又は減する補正を
    行うことを特徴とする炉内脱硝制御方法。
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