JPH04370709A - 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法 - Google Patents

合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法

Info

Publication number
JPH04370709A
JPH04370709A JP17466791A JP17466791A JPH04370709A JP H04370709 A JPH04370709 A JP H04370709A JP 17466791 A JP17466791 A JP 17466791A JP 17466791 A JP17466791 A JP 17466791A JP H04370709 A JPH04370709 A JP H04370709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quality
alloyed
steel plate
spatial frequency
enlarged image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17466791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Tanaka
田中 富三男
Takashi Ohira
尚 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP17466791A priority Critical patent/JPH04370709A/ja
Publication of JPH04370709A publication Critical patent/JPH04370709A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業プロセス等におい
て搬送される合金化亜鉛めっき鋼板の表面品質を非接触
で計測し、インラインで合金化亜鉛めっき鋼板の表面品
質を評価する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合金化亜鉛めっき鋼板の表面品質
は、例えば、“単色励起蛍光X線法による合金化溶融亜
鉛めっき鋼板のオンライン分析I”第32回自動制御連
合講演会予稿集、417/418(1989)に示され
ているようなX線を利用したものが主流である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来法を合金化
炉に設置する場合には、(1)放射線を使用するため安
全管理対策が大がかりになる、(2)装置が大型化し高
価になる、(3)鋼板の搬送に伴う揺れ、傾斜があると
計測が困難になる等の問題点があった。
【0004】本発明は、合金化亜鉛めっき鋼板の表面品
質を大がかりな安全管理対策を施す必要がなく、小型、
安価な装置を使った方法で、かつ、鋼板の揺れ、傾斜が
あっても簡便に評価する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、搬送される合金化亜鉛めっき鋼板表面を
撮影した拡大画像の平均明度及び平均空間周波数を演算
処理し、この平均明度及び平均空間周波数に対する合金
鋼板表面品質の評価値を関数とする関係対照表を予め設
定し、この関係対照表を用いて合金皮膜の品質を評価す
るようにしている。
【0006】
【作用】合金化亜鉛めっき鋼板は、鋼板に溶融亜鉛を塗
布されたのち合金化炉の中で加熱されて製造される。鋼
板表面では鉄と亜鉛とが合金化反応を起こし、鉄と亜鉛
の成分比によってη、δ1、Γ等の合金層が生成される
。合金皮膜表面は、合金の進行具合に対応して合金結晶
の成長と色調の変化が認められ、それらは表面の拡大画
像を撮影し、処理することにより平均明度と平均空間周
波数として容易に数値化することができる。
【0007】工業的に合金化亜鉛めっき鋼板を大量生産
する合金化炉では、(a)基板となる鋼板の成分及び(
b)亜鉛めっき厚を予め知ることができ、これら(a)
、(b)の値と鋼板表面拡大画像の平均明度と平均空間
周波数とから合金皮膜の品質を評価することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の方法による合金鋼板表面の
品質評価方法を適用した溶融亜鉛めっき鋼板の合金化炉
の具体例を示したものである。この例では、合金化炉4
の出側に拡大画像撮影装置1を設置し、搬送される合金
亜鉛めっき鋼板表面2の拡大画像を撮影する。拡大画像
撮影装置1としては、一次元あるいは二次元のアレイ型
CCDカメラを用いることができる。ポリゴンミラ−等
を利用して鋼板の搬送速度に同期した走査を行って、よ
り鮮明な画像を得ることもできる。また、鋼板の揺れが
あっても自動焦点機構を用いることによって容易に鮮明
な拡大画像を撮影することが可能である。撮影された拡
大画像は、演算装置3へ伝送される。演算装置3は、拡
大画像を処理し平均明度と平均空間周波数とを求める。 演算装置のメモリ−部には、予め標準値として、合金鋼
板表面品質の評価値を拡大画像の平均明度と平均空間周
波数の関数としてテ−ブル化しておけば、演算によって
得られた平均明度と平均空間周波数から合金鋼板表面品
質を容易に評価することができる。演算装置から出力さ
れた品質評価値は、品質管理や合金化炉の制御に利用す
ることができ、操業の安定化、不良品率の低減等にも寄
与することができる。
【0009】なお、本発明の方法は明るい炉外において
拡大画像を撮影する場合には、特に照明を必要としない
が、十分な輝度が得られない場合には必要に応じて照明
装置を設置すればよい。また、証明の輝度を一定にした
り、あるいは照明の輝度を測定し拡大画像の輝度検出信
号を補正したりすることによって、より精度高く平均明
度を求めることもできる。
【0010】拡大画像の平均明度は、画像全体を構成す
る各画素の明度(例えば8ビットなら0〜255の値を
とる)の和を画素数で除して求めてもよく、あるいは4
分の1画面というように部分的に平均明度を求めてもよ
い。
【0011】平均空間周波数はおもに結晶の大きさ、分
布によって変化するが、これも全画面あるいは部分的な
画面に対して、例えば横走査線方向にフ−リエ変換を行
って空間周波数分布を求め、その平均値を演算によって
求めてもよい。この値は、例えば平均周期に対応する画
素数の単位で表示することができる。
【0012】合金鋼板の表面品質は、合金層の元素組成
や、結晶構造別の構成比、あるいは加工した時に合金皮
膜が剥離しやすいか否かを示すパウダリング特性値など
様々な要素によって判定される。これらの判定は、数値
的に定量化してもよいし、あるいは合格、再検査、不合
格等の判定方法をとることも可能である。
【0013】図2は、平均明度と平均空間周波数とから
合金鋼板表面の品質評価値を求めるための対照表の例を
示したもので、品質評価値が大きい程よい品質であるこ
とを示す。この例では、合金層の元素組成、結晶構造別
構成比、あるいはパウダリング特性値等を総合評価して
品質評価値としており、品質評価値は4が最もよく、1
が最も悪い品質である。品質評価値が3、4ならば合金
表面の品質は合格判定を受けるが、2の場合は再検査、
1の場合は不合格になる。
【0014】このようなテ−ブルは予め、鋼板の種類毎
に、また亜鉛めっき厚毎に試験片を複数枚作成し、それ
らの試験片を合金化程度を変えて処理をしたのちに拡大
画像の平均明度、平均空間周波数と、品質評価値を計測
して作成することができる。品質評価値としては合金層
の鉄・亜鉛元素組成、結晶構造別構成比、あるいは合金
皮膜と地鋼板との密着性等を総合的に評価することによ
り、より精度を向上させることができる。
【0015】本発明による方法では、X線等の放射線を
使用せず、CCDカメラ等の光学装置と簡単な計算を行
う演算装置を使用するだけでよいため、(1)大がかり
な安全管理対策を施す必要がなく、(2)小型、安価な
装置で、かつ、(3)鋼板の揺れ、傾斜があっても簡便
に品質を評価することができる。
【0016】
【発明の効果】搬送される合金化亜鉛めっき鋼板表面を
撮影した拡大画像の平均明度及び平均空間周波数を演算
処理し、この平均明度及び平均空間周波数に対する合金
鋼板表面品質の評価値を関数とする関係対照表を予め設
定し、この関係対照表を用いて合金皮膜の品質を評価す
るようにしたので、装置を大型化することなく、鋼板の
揺れや傾斜があっても簡便に評価することが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による合金鋼板表面の品質評価方法
を適用した溶融亜鉛めっき鋼板の合金炉を示す概略構成
図である。
【図2】平均明度と平均空間周波数とから合金鋼板の品
質評価値を求めるための対照表を示す図である。
【符号の説明】
1  拡大画像撮影装置 2  鋼板表面 3  演算装置 4  合金化炉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  搬送される合金化亜鉛めっき鋼板表面
    を撮影した拡大画像の平均明度及び平均空間周波数を演
    算処理し、この平均明度及び平均空間周波数に対する合
    金鋼板表面品質の評価値を関数とする関係対照表を予め
    設定し、この関係対照表を用いて合金皮膜の品質を評価
    することを特徴とする合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質
    評価方法。
JP17466791A 1991-06-20 1991-06-20 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法 Withdrawn JPH04370709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17466791A JPH04370709A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17466791A JPH04370709A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04370709A true JPH04370709A (ja) 1992-12-24

Family

ID=15982595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17466791A Withdrawn JPH04370709A (ja) 1991-06-20 1991-06-20 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04370709A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6137583A (en) * 1997-12-26 2000-10-24 Pohang Iron & Steel Co., Ltd. Method of measuring the degree of alloying of a galvanized steel sheet using laser beams

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6137583A (en) * 1997-12-26 2000-10-24 Pohang Iron & Steel Co., Ltd. Method of measuring the degree of alloying of a galvanized steel sheet using laser beams

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006080263A1 (ja) 物品の外観検査装置
DE69524939D1 (de) Verfahren zum Erkennen und Beurteilen von Fehlern in semi-reflektierender Oberflächenschicht
JPH04370709A (ja) 合金化亜鉛めっき鋼板表面の品質評価方法
KR20170027746A (ko) 소재의 표면처리정도 측정방법 및 시스템
JP2002333310A (ja) 塗油量分布測定装置及び塗油量分布測定方法
JPH1172317A (ja) スパングルサイズ測定装置
JP3013301B2 (ja) 画像処理を用いた鋼材表面の劣化度評価方法
JPH08254499A (ja) 表示・外観検査装置
JP3140226B2 (ja) 自動色調判定方法
WO2020183958A1 (ja) 化成処理膜検査方法、化成処理膜検査装置、表面処理鋼板の製造方法、表面処理鋼板の品質管理方法及び表面処理鋼板の製造設備
EP1453299A3 (en) Image processing method and apparatus for recovering from reading faults
JP3304152B2 (ja) 色むら検査装置
JP2000321168A (ja) 帯状走行体の濃度ムラ検査機
JPH08145904A (ja) 明欠陥/暗欠陥検査装置
JP4653340B2 (ja) 3板式ccdカメラを用いた缶外観検査装置
JP3038176B2 (ja) パターンマッチングによる検査装置
JPH0735699A (ja) 表面欠陥検出方法およびその装置
JP3013693B2 (ja) 欠陥検出方法およびその装置
JPS6375605A (ja) 実装部品検査装置
JPH0735703A (ja) 画像処理方法
JP2697258B2 (ja) 表面処理鋼板の品質検査方法
JP2000028512A (ja) 結晶粒径測定方法及び装置
JPH0914934A (ja) 外観検査装置
JP3144854B2 (ja) クリーム半田の塗布量の良否判定方法
JPH10197453A (ja) 光学的むら検査装置および光学的むら検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903