JPH04368927A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04368927A
JPH04368927A JP17179891A JP17179891A JPH04368927A JP H04368927 A JPH04368927 A JP H04368927A JP 17179891 A JP17179891 A JP 17179891A JP 17179891 A JP17179891 A JP 17179891A JP H04368927 A JPH04368927 A JP H04368927A
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JP
Japan
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exposure
roller
paper
conveyance
recording medium
Prior art date
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JP17179891A
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Inventor
Michitoshi Akao
赤尾 通敏
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光記録媒体(例えば
感光感圧性マイクロカプセルの塗布されたマイクロカプ
セル紙)を使用する画像形成装置に関し、詳しくは露光
手段と現像手段との間に感光記録媒体のたるみをとるた
めのローラを有する画像形成装置の制御に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、光硬化性樹脂からなるマイクロカ
プセルがロールシート状の紙に塗布されたマイクロカプ
セル紙を使用する複写機等が実用化されているが、マイ
クロカプセル紙の露光感度が低いため、マイクロカプセ
ル紙に潜像を形成するための露光速度は感光ドラムを使
用する複写機と比べて低速である。それに合わせて、潜
像の形成されたマイクロカプセル紙と転写紙とを重ね合
わせて加圧現像する圧力現像速度も露光速度とほぼ同じ
に設定されていた。しかしながら、圧力現像手段は、そ
の機構上速度変動を生じやすいが、その速度変動が露光
速度に影響すると、形成画像の品質が著しく劣化する。 そのため、露光手段における搬送機構と圧力現像手段に
おける搬送機構とを別機構とするとともに、両者間のマ
イクロカプセル紙にダンサーローラを当接させることに
より、圧力現像手段における搬送手段機構の速度変動を
ダンサーローラの変位により吸収させていた。
【0003】しかしこのような複写機では、マイクロカ
プセル紙の露光が終了しても、圧力現像装置による加圧
現像が行なわれているため、圧力現像装置による加圧現
像が終了するまで、露光していないマイクロカプセル紙
を搬送しなければならず、マイクロカプセル紙の無駄が
極めて多くなり、ランニングコストが高くなっていた。 その問題を解決するための手段として、本出願人による
特願平2−204688号により、圧力現像搬送手段の
速度を露光搬送手段の速度よりも遅くし、露光動作中に
ダンサーローラを使ってマイクロカプセル紙のたるみを
吸収し、露光動作終了後、露光搬送手段を停止し、マイ
クロカプセル紙のたるみをとるように制御する画像形成
装置が提案されている。ここで、圧力現像装置での搬送
速度は次回露光動作開始時に丁度たるみがなくなるよう
に、露光搬送速度に応じて設定されるようになっていた
。この様にすることにより、連続した画像形成をなす場
合におけるランニングコストを下げることが可能である
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置においては、メカ応答性等の不測の要因により露光動
作の間隔が開いた場合、露光搬送が停止しているにも関
わらず圧現搬送は継続しているので、ダンサーローラの
可動範囲を越えてマイクロカプセル紙が引かれた場合、
マイクロカプセル紙にテンションがかかり、それにより
ダンサーローラ等機械が破損するという問題があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、感光感圧記録紙に異常なテンシ
ョンがかかることを防ぎ、機械が破損することを防止す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、移動する感光記録媒体に対
し画像情報を含む光をスリット露光する露光手段と、露
光された感光記録媒体を現像する現像手段と、露光位置
において感光記録媒体を搬送する露光搬送手段と、現像
手段位置において感光記録媒体を搬送する現像搬送手段
と、露光手段と現像手段との間にあって、感光記録媒体
のたるみを吸収するための感光記録媒体の搬送方向に交
わる方向に移動可能なローラとを有するものにおいて、
ローラの移動位置を検出するローラ検出手段と、現像搬
送手段による搬送速度を露光搬送手段による搬送速度よ
りも遅くし、露光手段作動時は、露光動作終了後、露光
搬送手段を停止するとともに、該露光搬送手段停止後に
、ローラ検出手段の出力の変化を監視し、その結果に応
じて、露光搬送手段を現像搬送手段と共に作動させる制
御手段とを有している。
【0007】より具体的には、本発明の画像形成装置は
、長尺状の感光感圧記録媒体に対し画像情報を含む光を
スリット露光し、該感光感圧記録媒体上に潜像を形成す
る露光手段と、潜像が形成された感光感圧記録媒体と転
写紙とを重ね合わせた状態で加圧現像する圧力現像手段
と、露光手段位置において感光感圧記録媒体を所定の速
度で搬送する露光搬送手段と、圧力現像手段位置におい
て感光感圧記録媒体を所定の速度で搬送する圧力現像搬
送手段と、露光手段と圧力現像手段との間にあって、感
光感圧記録媒体のたるみを吸収するためのダンサローラ
とを有するものにおいて、ダンサローラの位置を検出す
るダンサーローラ検出手段と、圧力現像搬送手段の速度
を露光搬送手段の速度よりも遅くし、露光動作中にダン
サーローラを使って感光感圧記録媒体のたるみを吸収し
、露光動作終了後、露光搬送手段を停止し、感光感圧記
録媒体のたるみをとるように制御するものであって、露
光動作終了後の前記露光搬送手段停止中に、ダンサーロ
ーラ検出手段の出力の変化に応じて、露光搬送手段を圧
現搬送手段と同速度で駆動する制御手段とを有している
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置の露
光手段は、移動する感光記録媒体に対し画像情報を含む
光をスリット露光する。現像手段は、露光された感光記
録媒体を現像する。露光搬送手段は、露光位置において
感光記録媒体を搬送する。現像搬送手段は、現像手段位
置において感光記録媒体を搬送する。感光記録媒体の搬
送方向に交わる方向に移動可能なローラは、露光手段と
現像手段との間にあって、感光記録媒体のたるみを吸収
する。ローラ検出手段は、ローラの移動位置を検出する
。制御手段は、現像搬送手段による搬送速度を露光搬送
手段による搬送速度よりも遅くし、露光手段作動時は、
露光動作終了後、露光搬送手段を停止するとともに、該
露光搬送手段停止後に、ローラ検出手段の出力の変化を
監視し、その結果に応じて、露光搬送手段を現像搬送手
段と共に作動させる。
【0009】より具体的には、上記の構成を有する本発
明の画像形成装置の露光手段は、長尺状の感光感圧記録
媒体に対し画像情報を含む光をスリット露光し、該感光
感圧記録媒体上に潜像を形成する。圧力現像手段は、潜
像が形成された感光感圧記録媒体と転写紙とを重ね合わ
せた状態で加圧現像する。露光搬送手段は、露光手段位
置において感光感圧記録媒体を所定の速度で搬送する。 圧力現像搬送手段は、圧力現像手段位置において感光感
圧記録媒体を所定の速度で搬送する。ダンサローラは、
露光手段と圧力現像手段との間にあって、感光感圧記録
媒体のたるみを吸収する。ダンサーローラ検出手段は、
ダンサローラの位置を検出する。制御手段は、圧力現像
搬送手段の速度を露光搬送手段の速度よりも遅くし、露
光動作中にダンサーローラを使って感光感圧記録媒体の
たるみを吸収し、露光動作終了後、露光搬送手段を停止
し、感光感圧記録媒体のたるみをとるように制御するも
のであって、露光動作終了後の前記露光搬送手段停止中
に、ダンサーローラ検出手段の出力の変化に応じて、露
光搬送手段を圧現搬送手段と同速度で駆動する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図2は本発明の画像形成装置を実現
した複写機の全体構成を示す断面図である。感光感圧性
マイクロカプセル紙12(以下マイクロカプセル紙12
と云う)は遮光性のあるカートリッジ15に収納された
状態で複写機1に供給される。カートリッジ15は、未
使用のマイクロカプセル紙12が巻かれている供給軸1
4と、転写紙28への画像の転写を終了したマイクロカ
プセル紙12を巻き取る巻取軸24とより構成されてい
る。マイクロカプセル紙12は、例えば染料前駆体を内
包する光硬化性樹脂製マイクロカプセルがPETベース
に塗布されたものである。ここで、光硬化性樹脂は光の
波長により選択的に硬化される3種類の樹脂である。し
たがって、カラー画像が露光されることにより、カラー
画像に対応する光硬化性樹脂が硬化され、潜像が形成さ
れる。
【0011】複写機1の上部には原稿台ガラス2及び原
稿台カバー3が配設され、この原稿台ガラス2の上には
所望の原稿4が伏せられて原稿台カバー3が閉じられる
。複写機1の上部における原稿台ガラス2の下方には、
ハロゲンランプ5a及びリフレクタ5b、反射ミラー8
などを備えた光源部5が原稿台ガラス2と平行に架設さ
れた軸13に沿って往復移動可能に配設されている。そ
の光源部5は、原稿台ガラス2に向けて前記移動方向に
直行する方向にライン上に光を照射する。照射された光
は透明な原稿台ガラス2を通過して、この上に置かれた
原稿4により下方へ反射される。
【0012】原稿台ガラス2の下方には、光源部5と別
体に移動可能に反射ミラー9a、9bを備えるミラー部
が配設され、原稿4から反射された光は、反射ミラー8
、9a、9bの順番に反射され、光源部5の移動方向と
平行となるように導かれる。原稿台ガラス2の下方には
、通常固定されている投影レンズ7、複写画像の色調を
調整するためのフィルタ6が配設されており、反射ミラ
ー9bにより反射された光は、投影レンズ7に入射する
。前記レンズ7により収光された光は、反射ミラー群1
0a、10bにより反射される。
【0013】反射ミラー10bの右方には、マイクロカ
プセル紙12を露光するための露光台11が配設され、
反射ミラー10bと露光台11との間には光路を切り換
える反射ミラー10cが配設されている。露光台11に
沿って配設されたマイクロカプセル紙には原稿4上の画
像情報が結像される。また、反射ミラー10a、10b
は、通常は固定されているが、マイクロカプセル紙12
上に形成する潜像の大きさを拡大・縮小する際に移動設
定され、投影倍率mの変更に従って光路長を変えるため
に軸13の軸方向に一体となって移動可能な構成となっ
ている。
【0014】次にこれら光学系の作用を説明する。原稿
4には棒状のハロゲンランプ5aにより光が照射される
。原稿4よりの反射光は反射ミラー8,9a,9b,1
0a,10b,10cを介してレンズ7により露光台1
1において、マイクロカプセル紙12上に結像される。 カラー画像の色調整は色フィルター6により行われる。 マイクロカプセル紙12に露光される光はスリット状で
あり、ハロゲンランプ5aと反射ミラー8,9a,9b
が原稿4に対し平行移動することにより、原稿4の画像
全体をマイクロカプセル紙12上に露光する。
【0015】一方、本複写機1の中央には、カートリッ
ジ15が配設され、長尺状のマイクロカプセル紙12は
、カートリッジ軸14に巻かれた状態で機体に取り外し
可能なカートリッジ15に収容されている。カートリッ
ジ15が機体内の所定位置にセットされている状態で、
マイクロカプセル紙12の先端部は前記露光台11に向
かって引き出される。前記露光台11の下方にはアイド
ルローラ19、テンション調整用のダンサーローラ21
が配設されている。そのダンサーローラ21の右方には
、大径ローラ22aと小径ローラ22bとバックアップ
ローラ22cを備える圧力現像装置22が配設されてお
り、その圧力現像装置22の右方には、後述するように
密着されたマイクロカプセル紙12と転写紙28と分離
するための分離ローラ23が配設され、分離ローラ23
とカートリッジ15との間には、使用済みのマイクロカ
プセル紙12を巻き取る巻き取り軸24が配設されてい
る。カートリッジ15の上部から出たマイクロカプセル
紙12は、アイドルローラ19に導かれて、露光台11
の上方を通り、搬送ローラ20を通った後、ダンサーロ
ーラ21、圧力現像装置22を通過し、さらに分離ロー
ラ23に導かれた後巻き取り軸24に巻き取られる。な
お、カートリッジ15を出た後の未露光なマイクロカプ
セル紙12は、遮光カバーにより未露光状態が保持され
る。
【0016】圧力現像装置22の下方には、転写紙28
を収容した給紙カセット29が装着される。転写紙28
には染料前駆体と化学反応して染料を作る顕色剤が塗布
されている。転写紙28はカットシート状であり、給紙
カセット29に入った状態で複写機1に供給される。そ
の給紙カセット29の上方には、負圧吸引を用いて紙を
吸着する吸盤式の給紙機構30が配設されており転写紙
28は、給紙機構30により一枚ずつ取り出される。給
紙機構30と圧力現像装置22との間には、送りガイド
31d、送りローラ31a、31b、31cが配設され
ており、転写紙28は送りローラ31a、31b、31
c、送りガイド31dにより搬送されて圧力現像装置2
2に搬入される。マイクロカプセル紙12のマイクロカ
プセル面と転写紙28の顕色剤面とが接するように、マ
イクロカプセル紙12と転写紙28が重ね合わされて圧
力現像装置22に供給される。マイクロカプセル紙12
は圧力現像装置22により加圧され、光硬化されていな
いマイクロカプセルが破壊され、染料前駆体が染みだし
て転写紙28に移り、顕色剤と混合される。
【0017】圧力現像装置22の右方には熱定着装置3
2が配設されており、熱定着装置32の右方には画像が
形成された転写紙28を収納する排紙トレイ33が配設
されている。圧力現像装置22で画像形成された転写紙
28は、熱定着装置32により加熱され、染料前駆体と
顕色材との化学反応が促進され、また表面に保護層が形
成されて転写紙28上に原稿4のカラー画像が複写され
る。カラー画像の形成された転写紙28は複写機1から
排紙トレイ33上に排出される。
【0018】図3を用いてダンサローラの構成及び動作
を詳しく説明する。露光台11上のマイクロカプセル紙
の搬送は搬送ローラ20の駆動により行なわれ、以後の
搬送は圧力現像装置22の大径ローラ22aの駆動によ
り行なわれる。ダンサローラ21はダンサローラ支持板
41により両端を支持されており、そのダンサローラ支
持板41はダンサローラ回転軸42を中心に回転可能に
配設されている。また、ダンサローラ21はバネ40に
よりマイクロカプセル紙12のテンションが張る方向に
引かれており、搬送ローラ20、大径ローラ22aの駆
動速度差によって生じるマイクロカプセル紙12のたる
みはダンサローラ21が図中矢印方向に移動することに
より吸収される。
【0019】本複写機の制御装置の構成を示すブロック
図を図5に示す。制御装置の主体はCPU50、ROM
51、RAM52からなるマイクロコンピュータ53で
ある。CPU50はROM51に格納されたプログラム
にしたがって、本複写機を制御する。また、マイクロコ
ンピュータ53には搬送ローラ20を駆動するための露
光搬送手段54と、大径ローラ22aを駆動するための
圧力現像搬送手段55とが接続されており、それぞれの
搬送速度、搬送量を制御している。また、CPU50に
は、マイクロカプセル紙12のたるみがなくなりダンサ
ローラ21が図2中Aの位置にきたことを検出するため
のダンサローラ位置検出手段56の信号が入力されてい
る。
【0020】次に、本複写機の動作について説明する。 コピースタートキーが動作されると、上記反射ミラー8
、ハロゲンランプ5は露光台上のマイクロカプセル紙1
2の搬送速度をv2、投影倍率をmとすると、移動速度
v2/mで移動し、反射ミラー9a、9bは移動速度v
2/(2*m)で移動する。マイクロカプセル紙12の
搬送速度はミラー群8、9a、9bの移動速度と上述の
ように同期させてあるため、露光台11を通過する際の
マイクロカプセル紙12には原稿4の所定ラインの潜像
が順次形成される。尚、上記所定の速度比は、倍率の設
定に基づき、予め定めてある。潜像が形成されたマイク
ロカプセル紙12は搬送され、給紙カセット29の最上
位の転写紙28は給紙機構30、送りローラ31a、3
1b、31c等により搬送される。
【0021】圧力現像装置22にはマイクロカプセル紙
12と転写紙28とが密着して一体となった状態で供給
され、マイクロカプセル紙12の潜像が形成されたマイ
クロカプセル面と転写紙28の顕色剤塗布面とが、内側
で接触する状態で一体となって大径ローラ22aとバッ
クアップローラ22bに挟み込まれ圧力が加えられる。 この圧力により未露光のマイクロカプセルが破壊され、
転写紙28上に画像が形成される。圧力現像装置22か
ら出たマイクロカプセル紙12と転写紙28とは、分離
ローラ23にて分離された後、転写紙28は熱定着装置
32のヒートローラ32aにより発色を促進されて画像
が形成された後、排紙ローラ32bにより排紙トレイ3
3に搬出される。尚、分離されたマイクロカプセル紙1
2は分離ローラ23を経て巻き取り軸24に巻き取られ
る。
【0022】次に図3及び図1のフローチャートを用い
てダンサローラ21の動作及び制御について詳説する。 コピースタート時マイクロカプセル紙12にはたるみが
なくダンサローラ21は図3で実線で示すAの位置にあ
る。図示しないコピースタートキーが押されることによ
りコピー動作がスタートする。図1のフローチャートで
示すように、大径ローラ22aを回転駆動し(S1)、
それと同時に搬送ローラ20を回転駆動し(S2)、マ
イクロカプセル紙12が搬送される。また、それと同時
に、ハロゲンランプ5が点灯され、光源部5は往動を開
始し、原稿4のスキャニングを開始する。尚、大径ロー
ラ22aの駆動速度は搬送ローラ20の駆動速度より遅
く設定されている。それにより搬送ローラ20と大径ロ
ーラ22aとの間にマイクロカプセル紙12にはたるみ
が生じるが、ダンサローラ21が図3で二点鎖線で示す
B側へ移動するためマイクロカプセル紙12のテンショ
ンは保たれる。露光動作中マイクロカプセル紙はたるみ
続け、ダンサローラ21はB側へ移動し続ける。次に露
光が終了すると(S4)、ハロゲンランプ5を消灯し(
S5)、光源部5を復動させる。それともに、搬送ロー
ラ20の駆動を止め露光台11上のマイクロカプセル紙
の搬送を停止させる(S6)。一方圧力現像動作は継続
しているので大径ローラ22aの回転駆動によりマイク
ロカプセル紙のたるみがとれていき、ダンサローラ21
は図中実線で示すA側へ移動する。
【0023】ここで大径ローラ22aの駆動速度の設定
について図3を用いて説明する。ランプのスキャン速度
をv1、露光台上のマイクロカプセル紙の搬送速度(搬
送ローラ20の駆動速度)をv2、圧力現像装置の搬送
速度(大径ローラ22aの駆動速度)をv3、ランプの
リターン速度をv4をし、(単位はすべてmm/s)ラ
ンプのスキャン/リターン長さをl[mm]とすると、
露光中(ランプスキャン中)のマイクロカプセル紙のた
るみ量は次式で示される。 (v2−v3)*l/v1[mm]・・1式また、ラン
プリターン中のマイクロカプセル紙のたるみがとれる量
は次式になる。 v3*l/v4[mm]・・2式 1式と2式が等しくなるようにv3を求めると、v3=
v2*v4/(v1+v4) となる。したがって、上式で求められる速度を大径ロー
ラ22aの駆動速度に設定すれば、露光動作中のマイク
ロカプセル紙のたるみ量と、露光終了後、次の露光動作
開始までのマイクロカプセル紙のたるみがとれる量が等
しくできるはずである。
【0024】しかしながら、上記のように制御した場合
、搬送ローラ20、大径ローラ22aに駆動力を伝える
ギア列のバックラッシュのばらつきや外的要因等により
、次の露光開始までの間にダンサローラでのマイクロカ
プセル紙12のたるみがなくなってしまうことがある。 次の露光開始までの間にダンサローラ位置検出手段56
がマイクロカプセル紙12のたるみがなくなったことを
検出した場合(S7)、露光搬送手段を圧現搬送手段と
同速度で駆動している(S8)。
【0025】この制御を行なっているときのマイクロカ
プセル紙12のたるみ量の変化を図4に示す。すなわち
、ランプリターン時にたるみ量は順次減少していくが、
ダンサーローラが検出された時点から露光搬送手段が駆
動されるため、たるみ量はそれ以上減少せずに一定とな
る。そして、次の露光開始時に再び露光搬送速度をv2
に戻してコピー動作を継続する。そのような制御を行な
うことにより、マイクロカプセル紙12のたるみがなく
なりそうな場合に露光手段が回転して新たなたるみ作り
出すため、マイクロカプセル紙12のテンションにより
機械が破損することがない。
【0026】光源部5の復動が終了し、ダンサローラ2
1がAの位置まできたところで、残りコピー枚数を1マ
イナスする(S10)。残りコピー枚数が0でなければ
、S2に戻り、次のコピー動作をスタートする(S11
)。残りコピー枚数が0の時には、転写紙28の後端が
分離ローラ23を通過し終わると(S12)、未露光な
マイクロカプセル紙12が分離ローラの位置にまで来て
おり、これを露光台11の手前まで巻き戻す(S13)
。これはマイクロカプセル紙12の無駄を排除し、でき
るだけ効率よく使用するようにしてランニングコストを
下げるためである。マイクロカプセル紙12の未露光部
分の先端が露光台11の手前まで来ると巻き戻し動作が
停止し、次の画像形成動作が可能な状態になる。
【0027】本来は、ランプリターン終了時にはダンサ
ーローラ21の変位は零(ダンサーローラ21検出位置
近傍)となっているはずであるが、その外乱等の要因に
より圧現搬送速度が規定値より遅くなった場合について
は、ランプリターン終了時においてもダンサーローラ2
1は変位状態となる。この様な外乱等が継続しておこり
、継続して圧現スピードが遅れた場合には、ダンサーロ
ーラ21の変位は次第に増大する。この様な状態が継続
すると、露光終了時(ランプリターン直前)時にマイク
ロカプセル12のたわみを吸収できず、ジャムが発生す
ることが考えられる。この対策としては、次のような方
法が考えられる。
【0028】(1)ダンサーローラ21検出位置を、露
光搬送速度と圧現搬送速度の差等から決定される理想状
態におけるランプリターン終了時のダンサーローラ21
の位置より十分に変位した位置とし、全ての画像形成行
程において必ずダンサーローラ21がダンサーローラ検
出位置に達するように設定する。このようにすると、後
で述べる(2)の方法に比し、全体としての画像形成時
間が短くなるという効果がある。
【0029】(2)ランプリターンが動作終了し、かつ
、ダンサーローラ検出位置にダンサーローラ21が達し
た後に次の露光行程を開始する。この方式は前記(1)
の方式に比し、全体の画像形成時間は長くなるものの、
マイクロカプセル紙12上に形成された潜像間の距離を
最小にしうるため、マイクロカプセル紙12のランニン
グコストを低くしうるという効果がある。
【0030】(3)ダンサーローラ21の最大変位位置
近傍に第二のダンサーローラ位置検出手段を設ける。そ
の第二のダンサーローラ検出手段によりダンサーローラ
21が検出されると、前記第一のダンサーローラ検出手
段によりダンサーローラ21が検出されるまで、次回の
画像形成の露光開始を遅らせる。この方式では、ダンサ
ーローラ21の変位の累積が所定位置(第二のダンサー
ローラ検出位置)になるまでは、高速な画像形成が可能
であるとともに、各潜像間の無駄になるマイクロカプセ
ル紙12を最小としうる。そのため、連続画像形成終了
後、未使用部のマイクロカプセル紙12を巻戻せば(前
記S13の処理)、数枚の連続画像形成時においては高
速かつ低ランニングコストにて画像形成が可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、ダンサローラの位置を検出するダンサー
ローラ検出手段と、圧力現像搬送手段の速度を露光搬送
手段の速度よりも遅くし、露光動作中にダンサーローラ
を使って感光感圧記録媒体のたるみを吸収し、露光動作
終了後、露光搬送手段を停止し、感光感圧記録媒体のた
るみをとるように制御するものであって、露光動作終了
後の前記露光搬送手段停止中に、ダンサーローラ検出手
段の出力の変化に応じて、露光搬送手段を圧現搬送手段
と同速度で駆動する制御手段とを有しているので、マイ
クロカプセル紙に異常なテンションが生じることを防ぎ
、機械の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である複写機の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明の実施例である複写機の全体構成を示す
断面図である。
【図3】本発明の実施例である複写機のダンサローラ部
の拡大図である。
【図4】コピー動作中の感光感圧記録媒体のたるみ量の
変化を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例である複写機の制御部のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
5    光源部 11    露光台 12    マイクロカプセル紙 20    搬送ローラ 21    ダンサローラ 22    圧力現像装置 22a  大径ローラ 53    マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  移動する感光記録媒体に対し画像情報
    を含む光をスリット露光する露光手段と、露光された前
    記感光記録媒体を現像する現像手段と、露光位置におい
    て前記感光記録媒体を搬送する露光搬送手段と、前記現
    像手段位置において前記感光記録媒体を搬送する現像搬
    送手段と、前記露光手段と前記現像手段との間にあって
    、前記感光記録媒体のたるみを吸収するための前記感光
    記録媒体の搬送方向に交わる方向に移動可能なローラと
    を有するものにおいて、前記ローラの移動位置を検出す
    るローラ検出手段と、前記現像搬送手段による搬送速度
    を前記露光搬送手段による搬送速度よりも遅くし、前記
    露光手段作動時は、露光動作終了後、前記露光搬送手段
    を停止するとともに、該露光搬送手段停止後に、前記ロ
    ーラ検出手段の出力の変化を監視し、その結果に応じて
    、露光搬送手段を現像搬送手段と共に作動させる制御手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
JP17179891A 1991-06-17 1991-06-17 画像形成装置 Pending JPH04368927A (ja)

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