JPH04368418A - 閉鎖配電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遮断器が収納された閉
鎖配電盤に関し、更に詳しくは、電力供給をしたまま遮
断器の電力用保護リレーの特性を試験することができる
閉鎖配電盤に関する。

【０００２】

【従来の技術】遮断器が収納された従来の閉鎖配電盤を
図５、図６に基づいて説明する。図５、図６において、
１０は遮断器２０を収納する閉鎖配電盤、１１は母線、
１２はケーブル、１３は閉鎖配電盤１０の扉１４に配設
された遮断器２０の電気的引外し用のコントロールスイ
ッチ、１５は閉鎖配電盤１０の扉１４に配設された遮断
器２０の電気的投入用のコントロールスイッチ、Ｐは閉
鎖配電盤１０の正の制御電源、Ｎは閉鎖配電盤１０の負
の制御電源である。また、２１は母線１１に接続される
遮断器２０の上部端子、２２はケーブル１２に接続され
る遮断器２０の下部端子、２３は遮断器２０の引外しコ
イル、２４は遮断器２０の主回路接点２５に連動する補
助スイッチ、２６は遮断器２０を投入操作に関する制御
回路部である。また、３０は遮断器２０に搭載された保
護リレー、３１は接点３１ａ、３１ｂを動作させて保護
リレー３０の入力電流を切り替え、あるいは遮断器２０
の引外しコイルの回路を切り離す補助継電器、３２は電
圧のレベル変換をするための補助変流器、３３は補助変
流器３２からの入力変換、レベル検出等の演算処理部、
３４は接点３４ａ、３４ｂを有する出力リレー、３５は
保護リレー３０の外部入出力端子、Ｒ１はＬＥＤ１の電
流を制限する制御抵抗、ＴＲ１はＬＥＤ１を点燈するト
ランジスタ、ＴＲ２は出力リレー３４を駆動するトラン
ジスタである。また、４０は遮断器２０の下部端子２１
が貫通するように遮断器２０に搭載された変流器、７０
は保護リレー３０に接続してその特性を試験するための
保護リレー試験装置、７１は保護リレー試験装置７０の
入力端子、７２は制御ケーブルである。

【０００３】次に動作について説明する。保護リレー３
０及び変流器４０を搭載した遮断器２０を収納した従来
の閉鎖配盤１０において、保護リレー３０の特性を実施
する場合には、遮断器２０を引外し、扉１４を開放して
図５に示すように遮断器２０を断路位置まで引き出して
遮断器２０を母線１１及びケーブル１２から断路する。 然る後、外部入出力端子３５に制御ケーブル７２を接続
する。接続後、保護リレー試験装置７０から保護リレー
３０に電流を印加し、漸次電流を増加させる。印加され
た電流は補助変流器３２によって電流のレベルが変換さ
れた状態で演算処理部３３に入力される。演算処理部３
３は入力電流が予め設定された値を超えるとトランジス
タＴＲ１をオンし、ＬＥＤ１を点燈する。この時の入力
電流値が保護リレー３０の始動電流値となる。この状態
を継続させると演算処理部３３は予め設定した時間を超
えて始動電流値以上の電流を入力させると、トランジス
タＴＲ２をオンして出力リレー３４を駆動させる。出力
リレー３４が駆動すると接点３４ａがオンして引外しコ
イル２３を励磁させ、遮断器２０が引外される。同様に
して出力リレー３４が駆動して接点３４ｂがオンしてこ
の信号が保護リレー試験装置７０に入力されると、保護
リレー試験装置７０の計測装置が働き、保護リレー３０
の動作時間を測定することができる。このようにして保
護リレー３０の特性を試験するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保護リ
レー３０及び変流器４０を搭載した遮断器２０を収納し
た従来の閉鎖配電盤１０においては、その保護リレー３
０の特性試験を行なうには、扉１４を開放し、遮断器２
０を引外して母線１１及びケーブル１２から断路しなく
てはならず、その度に電力の供給を止めなくてはならな
いという課題があった。

【０００５】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、電力を供給を継続しながら扉を閉鎖した様
態で内部の保護リレーの特性を試験することができる閉
鎖配電盤を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の閉鎖配電盤は、
保護リレーと変流器を搭載した遮断器を収納し、保護リ
レー試験装置の配線を保護リレーの配線に中継する端子
台と、この端子台によって中継された保護リレー試験装
置に入力電流を切り替えてリレーテストを行なう切替ス
イッチと、この切替スイッチによる切り替えによって保
護リレーのリレーテスト中であることを表示する表示装
置とを備えた保護リレー試験ユニットを閉鎖配電盤の一
部に設けて構成されたものである。

【０００７】

【作用】本発明によれば、遮断器の保護リレーの特性試
験をする場合には、保護リレー試験ユニットの切替スイ
ッチによって入力電流を保護リレー試験装置に切り替え
ることによって表示装置を付勢してその旨を表示すると
共に、電力の供給を遮断するとなく保護リレーの特性試
験を行なうことができる。

【０００８】

【実施例】以下、図１〜図４に示す実施例の基づいて従
来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明の
特徴を中心に説明する。尚、各図中、図１は本発明の閉
鎖配電盤の一実施例の要部を示す側面図、図２は図１に
示す閉鎖配電盤を示す展開接続図、図３は図１に示す閉
鎖配電盤の要部の外観を示す斜視図、図４は図１に示す
閉鎖配電盤の保護リレー試験ユニットを示す斜視図であ
る。

【０００９】本実施例の閉鎖配電盤１０は、図１に示す
ように、保護リレー３０と変流器４０を搭載した遮断器
２０を収納して構成されている。更に、本実施例の閉鎖
配電盤１０は、図２に示すように、その扉１４に保護リ
レー試験ユニット８０が配設され、この保護リレー試験
ユニット８０は、図１に示すように、遮断器２０を母線
１１及びケーブル１２から断路することなく、これらに
接続した状態で遮断器２０の保護リレー３０の特性を試
験することができるようになっている。

【００１０】而して、上記保護リレー試験ユニット８０
は、保護リレー試験装置７０の配線（制御ケーブル）７
２を保護リレー３０の配線（制御線）５１に中継する端
子台８１と、端子台８１によって中継された保護リレー
試験装置７０に入力電流を切り替えてそのリレーテスト
を行なう切替スイッチ８２と、切替スイッチ８２による
切り替えられて保護リレー３０のリレーテスト中である
ことを表示する表示装置（表示ランプ）８３とを備えて
構成されている。上記切替スイッチ８２は、図２に示す
ように、補助リレー３６に接続され、これをオンすると
補助リレー３６を付勢してその接点３６ａ、３６ｂを駆
動させるようにしてある。この接点３６ａは、補助リレ
ー３６の付勢によって駆動すると表示ランプ８３を点燈
して保護リレー３０のリレーテスト中であることを表示
させると共に、保護リレー３０への電流入力回路を変流
器４０の二次回路から外部入力用に切替るようにしてあ
る。また、接点３６ｂは、補助リレー３６の付勢によっ
て駆動すると遮断器２０引外し用の引外しコイル２３の
励磁回路を切り離すようにしてある。尚、図３において
、８５はカバーである。

【００１１】また、制御抵抗Ｒ１とトランジスタＴＲ１
の間にフォトカップラＰＣ１が介在し、このフォトカッ
プラＰＣ１は制御線５１を介して保護リレー試験ユニッ
ト８０の表示ランプ８４に接続できるようにしてある。

【００１２】次に動作について説明する。保護リレー３
０及び変流器４０を搭載した遮断器２０を収納した本実
施例の閉鎖配盤１０において、保護リレー３０の特性を
実施する場合には、扉１４に配設された保護リレー試験
ユニット８０の切替スイッチ８２をオンにすると、遮断
器２０の補助リレー３６を付勢してその接点３６ａ、３
６ｂを駆動する。この接点３６ａの駆動によって表示ラ
ンプ８３が点燈して保護リレー３０のテスト中であるこ
とを表示すると共に、保護リレー３０への電流入力回路
が変流器４０の二次回路から外部入力用に切り替わる。 また、この動作と同時に、接点３６ｂが駆動して遮断器
２０の引外しコイル２３の励磁回路が接点３６ｂによっ
て切り離される。

【００１３】この状態で保護リレー試験装置７０から制
御線７２、５１を介して保護リレー３０に電流を印加す
ると、補助変流器３２によってレベルが変換されて演算
処理部３３にその電流が入力される。演算処理部３３は
入力電流を予め設定された値を超えるとトランジスタＴ
Ｒ１をオンし、ＬＥＤ１を点燈すると共にフォトカップ
ラＰＣ１をオンして表示ランプ８４を点燈する。この表
示ランプ８４の点燈によって閉鎖配電盤１０の外部から
保護リレー３０が始動したことを確認することができる
。

【００１４】この状態を継続させると、演算処理部３３
は予め設定された時間を超えて始動電流値以上の電流が
入力されると、トランジスタＴＲ２をオンして出力リレ
ー３４を駆動する。出力リレー３４の駆動によって接点
３４ａがオンするが、既に接点３６ｂがオフしているた
め引外しコイル２２は励磁することなく遮断器２０は引
外されることなく閉極状態を維持する。

【００１５】一方、出力リレー３４が駆動すると、接点
３４ａがオンして保護リレー試験装置７０に入力される
。これによって保護リレー試験装置７０の計測装置が働
き、保護リレー３０の動作時間を測定することができる
。保護リレー３０の動作試験完了後、切替スイッチ８２
をオフにすれば、保護リレー３０の試験回路が自動的に
復帰し、保護リレー３０は通常の運転状態に復帰する。

【００１６】この状態で閉鎖配電盤１０の主回路に過負
荷あるいは短絡電流が流れた場合、保護リレー３０の出
力リレー３４が動作して接点３４ａがオンすると、引外
しコイル２２が励磁されて遮断器２０の主回路接点２７
を開極し主回路の電路、負荷機器を保護する。

【００１７】尚、上記実施例では、出力リレー３４の接
点３４ａを保護リレー試験装置７０に直接入力させたが
、保護リレー試験ユニット８０中に補助リレーを設け、
その接点入力を保護リレー試験装置７０に入力し、また
、その接点によって表示ランプを点燈するようにしても
よい。

【００１８】また、上記実施例では、遮断器２０と保護
リレー３０の場合について説明したが、断路器、その他
の開閉装置と地絡保護リレー、その他の保護リレーに対
しても同様に適用することができる。また、遮断器は引
出型の他固定型であってよい。

【００１９】また、上記実施例では、保護リレー試験装
置７０を閉鎖配電盤１０のの扉１４の設けたものについ
て説明したが、その他の部分に設けたものであってもよ
い。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
力を供給を継続しながら扉を閉鎖した様態で内部の保護
リレーの特性を試験することができる閉鎖配電盤を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の閉鎖配電盤の一実施例の要部を
示す側面図である。

【図２】図２は図１に示す閉鎖配電盤の回路構成を示す
展開接続図である。

【図３】図３は図１に示す閉鎖配電盤の要部の外観を示
す斜視図である。

【図４】図４は図１に示す閉鎖配電盤の保護リレー試験
ユニットを示す斜視図である。

【図５】図５は従来の閉鎖配電盤の一実施例の要部を示
す側面図である。

【図６】図６は図５に示す閉鎖配電盤の回路構成を示す
展開接続図である。

【符号の説明】

１０　　閉鎖配電盤 ２０　　遮断器 ３０　　保護リレー ４０　　変流器 ８０　　保護リレー試験ユニット ８１　　端子台 ８２　　切替スイッチ ８３　　表示ランプ（表示装置） ８４　　表示ランプ（表示装置）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　保護リレーと変流器を搭載した遮断器
   を収納した閉鎖配電盤において、保護リレー試験装置の
   配線を保護リレーの配線に中継する端子台と、端子台に
   よって中継された保護リレー試験装置に入力電流を切り
   替えてそのリレーテストを行なう切替スイッチと、切替
   スイッチによる切り替えによって保護リレーのリレーテ
   スト中であることを表示する表示装置とを備えた保護リ
   レー試験ユニットを上記閉鎖配電盤に設けたことを特徴
   とする閉鎖配電盤。