JPH0436822B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、マシニングセンタの切削装置等に取
り付けられる、加工物を所定角度で割り出しする
ためのインデツクス装置の改良に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来、この種のインデツクス装置として、機械
的な連結や電気的なカウンタ処理等を利用し、加
工物を所定の角度で割り出すようにしたものが知
られている。

例えば、前者としては、インデツクステーブル
に同一円周上に形成された複数のインデツクス孔
とインデツクスプランジヤとの係合をマイクロス
イツチで検出することにより、ドライブモータの
回転を適宜タイミングギアを介して前記インデツ
クステーブル用駆動軸に伝え、インデツクステー
ブルを所定量だけ回転させて加工物等の割り出し
を行うようにしたものがある。後者としては、例
えば、パルス発生器を設けてインデツクステーブ
ルにパルス信号をあて、パルス信号をカウンタ装
置等でカウンタ処理することにより、前記インデ
ツクステーブルをドライブモータ等により基準位
置から所定量だけ適宜回転させて加工物等の割り
出しを行うようにしたものがある。

また、操作レバーを操作して、インデツクス装
置のアンクランプ、所定角度の割り出しおよびク
ランプを適宜行うことにより、加工物の割り出し
を手動で行うようにしたものがある。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、このような機械的又は電気的に割り
出しを行うインデツクス装置では、マシニングセ
ンタに設けられた切削装置等に対応して、インデ
ツクステーブルや、インデツクステーブルを駆動
させるための各種装置、例えばドライブモータや
タイミングギア等をそれぞれ設けなければならな
いので、装置が大掛かりなものになつてコストア
ツプにつながつてしまうという欠点があつた。

また、前記切削装置等の工具は、通常、NC装
置によつて所定のプログラムに従つて制御される
ようになされているが、このような従来のインデ
ツクス装置では、工具の動作とは無関係に割り出
し加工が行われるので、インデツクステーブルの
駆動を加工物への切削加工と独立して行わなけれ
ばならず、割り出しを伴う切削等の加工が厄介な
ものになつていた。

さらに、前記インデツクステーブルは、電気的
に駆動され、又は他の油圧源や空圧源からの油圧
や空圧を利用して回転駆動されるので、インデツ
クステーブルへの電気配線や油圧配管、空圧配管
が必要になる。そのため、これらの配線や配管が
邪魔になつて、テーブル上に加工物のを保持した
パレツトチエンジヤ等を多数配置することが出来
なくなり、複数の加工物の加工を同時に行うこと
が困難となつて生産性が悪かつた。

したがつて、本発明の目的は、マシニングセン
タにおける切削装置等に取付けた工具の通常の機
械加工動作以外の余分の動作を利用して加工物の
割り出しを行い、よつて、装置の簡略化を図ると
ともに、NC装置のプログラム操作によつて加工
の割り出し加工を容易且つ自動的に行えるように
し、その作業性を向上させることである。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明は、ハウ
ジングと、前記ハウジングに回転可能に支持さ
れ、加工物を保持するインデツクステーブルと、
前記ハウジングに、長さ方向に運動可能に支持さ
れたプツシユバーと、前記プツシユバーを前記イ
ンデツクステーブルの回転軸に連動連結し、前記
プツシユバーの長さ方向の運動に連動して、前記
インデツクステーブルを一定角度回転せしめる連
動連結機構とを有するインデツクス装置におい
て、前記ハウジングは、マシニングセンタのテー
ブルに取付けられ、前記マシニングセンタは、工
具を有する切削装置と、前記切削装置および前記
テーブルを相対運動させる送り機構と、前記送り
機構を数値制御し、前記加工物を前記工具に接触
させて前記工具によつて機械加工するための前記
切削装置と前記テーブルとの機械加工相対運動に
加えて、前記切削装置と前記テーブルとの余分の
相対運動を生じさせるNC装置とを含んでおり、
前記プツシユバーは、前記切削装置と前記テーブ
ルとの前記機械加工相対運動とは別の、前記切削
装置と前記テーブルとの前記余分の相対運動によ
つて押動されて長さ方向に運動せしめられ得るも
のであり、これによつて前記加工物の割り出しを
行うものであることを特徴とするインデツクス装
置を構成したものである。

好ましい実施例において、前記送り機構は、前
記テーブルを同一平面内における互いに直角な２
つ方向に運動せしめるための機構と、前記切削装
置を前記テーブルの運動する平面に対し垂直な方
向に運動せしめるための機構とからなり、前記切
削装置が前記テーブルに向かつて運動するとき、
前記プツシユバーが前記切削装置と係合し、前記
切削装置によつて押動されて長さ方向に運動す
る。

さらに好ましい実施例において、前記切削装置
が前記テーブルから遠ざかる方向に運動すると
き、前記プツシユバーを、前記押動方向と反対の
方向に初期位置まで運動せしめる付勢手段が備え
られ、前記切削装置が前記テーブルに対して近づ
きおよび遠ざかる毎に、前記プツシユバーが往復
運動し、前記プツシユバーの一往復運動毎に、前
記割り出しプレートが一定角度づつ回転する。

さらに好ましい実施例において、前記運動連結
機構は、外周に歯が形成され、前記インデツクス
テーブルの回転軸に取付けられた割り出しプレー
トと、前記プツシユバーが初期位置にあるとき、
前記割り出しプレートおよび前記インデツクステ
ーブルの回転軸の回転を拘束し、前記プツシユバ
ーが初期位置から下方向へ運動するとき、前記割
り出しプレートおよび前記インデツクステーブル
の回転軸の回転の拘束を解除するストツパ手段
と、前記回転軸に前記割り出しプレートに対し相
対的に回転可能に取付けられた回転プレートと、
前記プツシユバーに設けられ、前記プツシユバー
が押動されて長さ方向に運動するとき、前記回転
プレートに係合し、前記回転プレートを一定角度
回転させるピンと、前記回転プレートを前記プツ
シユバーのピンによる回転の方向と逆方向に付勢
し、前記プツシユバーが前記押動される方向と反
対方向に運動するとき、前記回転プレートを初期
位置まで回転せしめるためのスプリングと、前記
回転プレートに設けられ、前記割り出しプレート
の歯と係合し、前記回転プレートが前記プツシユ
バーのピンによつて回転せしめられるときにのみ
前記割り出しプレートを回転させる送り爪と、前
記割り出しプレートの歯と係合し、前記割り出し
プレートの前記回転プレートの送り爪による回転
方向と逆方向の回転を防止する回り止めピンとか
らなつている。

（作用） 上記の構成において、加工物の割り出しを行う
場合には、NC装置が、加工物を機械加工するた
めの切削装置とテーブルとの機械加工相対運動と
は別の、切削装置とテーブルとの余分の相対運動
を生ぜしめ、これによつてプツシユバーが押動さ
れて長さ方向に運動する。このプツシユバーの運
動に連動してインデツクステーブルが一定角度回
転し、加工物の割り出しがなされる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。

第１図は本発明によるインデツクス装置を適用
したマシニングセンタの全体的な構成を示したも
のである。第１図において、ベツド１上にはテー
ブル２が図上前後左右方向に摺動自在に載置され
ている。また、テーブル２の上方には、切削装置
３が垂直方向に運動可能に取付けられている。切
削装置３は、スピンドルヘツド４と、このスピン
ドルヘツド４に回転自在に軸支されたスピンドル
５とからなり、スピンドル５の先端部に切削用工
具としての正面フライス６が取付けられている。
さらに、切削装置３の側方には、種々の工具を保
持したツールボツクス７が取り付けられている。

テーブル２上には、加工物８の割り出しを行
う、本発明によるインデツクス装置９が配置され
ている。このインデツクス装置９は、第２図およ
び第３図に示すように、上端に上部フランジ１
０、下端に下部フランジ１１がそれぞれ形成され
た矩形枠構造のハウジング１２を有しており、こ
のハウジング１２は、テーブル２上に取付けられ
ている。ハウジング１２には、加工物８を保持す
るインデツクステーブル４０が回転可能に支持さ
れており、また、インデツクステーブル４０の回
転軸１４には、割り出しプレート１３が取付けら
れている。さらに、割り出しプレート１３の外周
面には歯１５が形成されている。

ハウジング１２には、棒状のプツシユバー２６
が長さ方向に上下に往復運動可能に支持され、か
つ、バネ２７によつて上方（第２図上方）に付勢
されている。

ハウジング１２には、細長い棒状のアーム２２
が揺動軸２３に揺動自在に取付けられている。こ
のアーム２２は、その先端部に係合溝２４を有す
るとともに、中央部に割り出しプレート１３の歯
１５に係止される係止ピン２５を有している。さ
らに、プツシユバー２６の下端部には、アーム２
２の係合溝２４に係合する第１のピン２８が設け
られており、プツシユバー２６が初期位置にある
とき、係止ピン２５が割り出しプレート１３の歯
１５に係止され、割り出しプレート１３およびイ
ンデツクステーブル４０の回転軸１４の回転が拘
束され、一方、プツシユバー２６が初期位置から
下方向に運動するとき、アーム２２が揺動して係
止ピン２５の割り出しプレート１３の歯１５によ
る係止が解除され、割り出しプレート１３および
インデツクステーブル４０の回転軸１４の回転の
拘束が解除されるようになつている。

割り出しプレート１３には、細長い薄板状の回
転プレート１７が割り出しプレート１３に対して
相対的に回転可能に取付けられており、回転プレ
ート１７の一側部は切り欠かれて係合部１８が形
成されている。さらに、プツシユバー２６の中央
部には、プツシユバー２６が下方向に運動すると
き、回転プレート１７の係合部１８に作動的に係
合する第２のピン２９が設けられている。こうし
て、プツシユバー２６が下方向に運動するとき、
回転プレート１７は、反時計回り（第４図矢印方
向）に回転するようになつている。

また、回転プレート１７は、バネ１６によつ
て、割り出しプレート１３に対して時計回り（第
２図矢印方向）に付勢されるとともに、この時計
回り方向の回転を規制するための止め部材３２
が、ハウジング１２に取付けられている。

回転プレート１７の他側部には、割り出しプレ
ート１３の歯１５に係止される送り爪１９が、支
持軸３４に回転可能に取付けられている。加え
て、送り爪１９は、バネ２０によつて割り出しプ
レート１３の歯１５に押圧される方向に付勢され
ており、回転プレート１７がプツシユバー２６の
下方向の運動にともなつて回転するとき、この送
り爪１９によつて、割り出しプレート１３が回転
せしめられるようになつている。

また、上部フランジ１０には、回り止めピン３
０が、バネ３１によつて下方あに付勢されて取付
けられ、割り出しプレート１３の時計回りの回転
を防止するようになつている。

なお、３３は、バネ２７とともに、またはバネ
２７に替えてプツシユバー２６を上方（第２図上
方）に付勢するバネである。

次に、このインデツクス装置の動作について第
４図および第５図に基づいて詳細に説明する。

実際に加工物８の割り出しを行う場合、NC装
置がテーブル２および切削装置３の相対運動を数
値制御し、加工物８を機械加工するための切削装
置３とテーブル２との機械加工相対運動とは別
の、切削装置３とテーブル２との余分の相対運動
を生じさせる。この実施例では、かかる切削装置
３とテーブル２との余分の相対運動によつて、正
面フライス６が上下方向に運動する。これにとも
なつて、プツシユバー２６が上下に往復運動す
る。

第５図において、正面フライス６が同図矢印方
向に運動すると、正面フライス６によつてプツシ
ユバー２６が下方（第４図における下方）に押動
せしめられる。その際、第１のピン２８によつて
アーム２２は、揺動軸２３を中心に第４図下方に
揺動し、係止爪２５と割り出しプレート１３の歯
１５との係合が解除されて、割り出しプレート１
３は回転可能な状態となる。その後、第２のピン
２９により係合部１８が下方に押圧され、回転プ
レート１７が第４図矢印方向に回転し、送り爪１
９によつて割り出しプレート１３が回転する。こ
れにより、歯１５は、バネ３１の付勢力に抗して
回り止めピン３０を上方に押し上げ、回り止めピ
ン３０と歯１５との係合が解除される。その際、
回り止めピン３０は、割り出しプレート１３が歯
１５の１ピツチ分だけ回転した後、再び歯１５に
噛み合う。

そして、正面フライス６が第５図上方に運動し
て、プツシユバー２６が正面フライス６の押圧か
ら解除されると、プツシユバー２６はバネ２７の
付勢力によつて上方に運動する。これにより、第
２のピン２９と係合部１８とが係合した状態でバ
ネ１６の付勢力により、回転プレート１７は次第
に第４図矢印と反対方向に回転し、同図破線で示
す位置に達した後、第２のピン２９と係合部１８
との係合が解除される。それに伴つて、第１のピ
ン２８によりアーム２２が第４図上方に揺動して
同図破線で示す位置に達して、係止め爪２５に歯
１５とが再び係合し、割り出しプレート１３の回
転が停止して、割り出しプレート１３は強固に拘
止される。

このように、本発明によるインデツクス装置８
はでは、NC装置のプログラムに従つて、切削装
置３とテーブル２との機械加工相対運動以外の、
余分な相対運動を生じさせて正面フライス６を上
下に往復運動させることにより、プツシユバー２
６を上下に往復運動させ、このプツシユバー２６
の一往復運動毎に割り出しプレート１３を所定角
度回転させて割り出しを行うようにしたので、従
来のインデツクス装置のようにインデツクステー
ブルを駆動するための各種部材が不要になつて装
置が簡略化するとともに、NC装置によつて予め
加工物８の割り出しを考慮してプログラムを組む
だけで、自動的に割り出しを行うことができ、よ
つて加工が容易になり作業性が向上する。

加工物８の割り出しが正面フライス６の通常の
機械加工動作とは別の、余分な動作を利用して行
われるので、従来のインデツクス装置のように、
インデツクステーブルへの油圧源や空圧源からの
配管、並びに電気的な配線が不要になり、よつ
て、テーブル２の上のペースを有効利用すること
ができる。その結果、テーブル２上に加工物８を
保持したパレツトチエンジヤ等を多数載置でき、
多数の加工物を一時に加工できるとともに、種々
異なる複雑な加工を施すことも可能となり、生産
性が向上する。

さらに、加工物８の割り出しがNC装置のプロ
グラムに従つて自動的に行われるので、何ら手動
操作を行う必要がなく、24時間連続して加工物を
加工することも可能となつて、より一層生産性は
向上する。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、マシニングセン
タにおいて、加工物を機械加工するための切削装
置とテーブルとの機械加工相対運動とは別の切削
装置とテーブルとの余分な相対運動を生じさせ、
この余分な相対運動に伴つてインデツクス装置の
プツシユバーを往復運動させ、これに連動してイ
ンデツクステーブルを回転させることにより、加
工物の割り出しを自動的に行うようにしたので、
装置の構造が簡単となり、また、NC装置のプロ
グラム操作によつて加工物の割り出しを容易に行
うことができ、作業性が向上する。しかも、イン
デツクステーブルへの電気的な配線や油圧配管、
空圧配管が不要になるので、テーブル上方のスペ
ースを有効利用でき、テーブル上に加工物を保持
したパレツトチエンジヤ等を多数載置することが
可能となり、その結果、作業効率がより一層向上
した装置の汎用性も向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明によるインデツクス装置の一実施
例を示し、第１図は本発明によるインデツクス装
置をマシニングセンタに取付けた状態で示す全体
正面図、第２図および第３図はそれぞれインデツ
クス装置の一部を破断した正面図と側面図、第４
図はインデツクス装置の動作を示す図であり、第
５図は要部の拡大正面図である。 ６……正面フライス、９……インデツクス装
置、１２……ハウジング、１３……割り出しプレ
ート、１５……歯、１７……回転プレート、１８
……係合部、１９……送り爪、２２……アーム、
２５……係止爪、２６……プツシユバー、２８…
…第１のピン、２９……第２のピン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ハウジング１２と、 前記ハウジング１２に回転可能に支持され、加
   工物８を保持するインデツクステーブル４０と、 前記ハウジンング１２に、長さ方向に運動可能
   に支持されたプツシユバー２６と、 前記プツシユバー２６を前記インデツクステー
   ブル４０の回転軸１４に連動連結し、前記プツシ
   ユバー２６の長さ方向の運動に連動して、前記イ
   ンデツクステーブル４０を一定角度回転せしめる
   連動連結機構とを有するインデツクス装置２６に
   おいて、 前記ハウジング１２は、マシニングセンタのテ
   ーブル２に取付けられ、前記マシニングセンタ
   は、工具６を有する切削装置３と、前記切削装置
   ３および前記テーブル２を相対運動させる送り機
   構と、前記送り機構を数値制御し、前記加工物８
   を前記工具６に接触させて前記工具６によつて機
   械加工するための前記切削装置３と前記テーブル
   ２との機械加工相対運動に加えて、前記切削装置
   ３と前記テーブル２との余分の相対運動を生じさ
   せるNC装置とを含んでおり、前記プツシユバー
   ２６は、前記切削装置３と前記テーブル２との前
   記機械加工相対運動とは別の、前記切削装置３と
   前記テーブル２との前記余分の相対運動によつて
   押動されて長さ方向に運動せしめられ得るもので
   あり、これによつて前記加工物８の割り出しを行
   うものであることを特徴とするインデツクス装
   置。 ２ 前記送り機構が、前記テーブル２を同一平面
   内における互いに直角な２つ方向に運動せしめる
   ための機構と、前記切削装置３を前記テーブル２
   の運動する平面に対し垂直な方向に運動せしめる
   ための機構とからなり、前記切削装置３が前記テ
   ーブル２に向かつて運動するとき、前記プツシユ
   バー２６が前記切削装置３と係合し、前記切削装
   置３によつて押動されて長さ方向に運動するよう
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載のインデツクス装置。 ３ 前記切削装置３が前記テーブル２から遠ざか
   る方向に運動するとき、前記プツシユバー２６
   を、前記押動方向と反対の方向に初期位置まで運
   動せしめる付勢手段２７，３３を備え、前記切削
   装置３が前記テーブル２に対して近づきおよび遠
   ざかる毎に、前記プツシユバー２６が往復運動
   し、前記プツシユバー２６の一往復運動毎に、前
   記割り出しプレート１３が一定角度づつ回転する
   ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第２
   項に記載のインデツクス装置。 ４ 前記連動連結機構が、 外周に歯１５が形成され、前記インデツクステ
   ーブル４０の回転軸１４に取付けられた割出しプ
   レート１３と、 前記プツシユバー２６が初期位置にあるとき、
   前記割り出しプレート１３および前記インデツク
   ステーブル４０の回転軸１４の回転を拘束し、前
   記プツシユバー２６が初期位置から押動されて長
   さ方向に運動するとき、前記割り出しプレート１
   ３および前記インデツクステーブル４０の回転軸
   １４の回転の拘束を解除するストツパ手段２２
   と、 前記回転軸１４に前記割り出しプレート１３に
   対し相対的に回転可能に取付けられた回転プレー
   ト１７と、 前記プツシユバー２６に設けられ、前記プツシ
   ユバー２６が押動されて長さ方向に運動すると
   き、前記回転プレート１７に係合し、前記回転プ
   レート１７を一定角度回転させるピン２９と、 前記回転プレート１７を前記プツシユバー２６
   のピン２９による回転の方向と逆方向に付勢し、
   前記プツシユバー２６が前記押動される方向と反
   対方向に運動するとき、前記回転プレート１７を
   初期位置まで回転せしめるためのスプリング１６
   と、 前記回転プレート１７に設けられ、前記割り出
   しプレート１３の歯１５と係合し、前記回転プレ
   ート１７が前記プツシユバー２６のピン２９によ
   つて回転せしめられるときにのみ前記割り出しプ
   レート１３を回転させる送り爪１９と、 前記割り出しプレート１３の歯１５と係合し、
   前記割り出しプレート１３の前記回転プレート１
   ３の送り爪１９による回転方向と逆方向の回転を
   防止する回り止めピン３０とからなつていること
   を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載のイン
   デツクス装置。