JPH04366984A - 画像投影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、紙等の原稿に記載され
た画像情報をスクリーン等に投影する画像投影装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、紙等の原稿に記載された画像情報
をスクリーン等に投影する場合には、原稿に記載された
画像情報を透明シートに手書き又は複写して投影用シー
トを作成し、作成された投影用シートをオーバーヘッド
プロジェクタ（ＯＨＰ）にセットして画像情報をスクリ
ーン等に投影する方法が採られている。

【０００３】しかしながら、上述した方法によると、原
稿に記載された画像情報を透明シートに手書き又は複写
して投影用シートを作成しなければならないため、投影
用シートの作成に手間がかかるという問題があった。

【０００４】そこで、このような問題を解決するために
投影画像に対応した静電潜像を感光体に形成し、感光体
に形成された静電潜像を現像手段で顕像化し、さらに顕
像化された静電潜像をパネル体に転写し、パネル体に転
写された転写画像をスクリーン等に投影するようにした
画像投影装置が特開昭６２−１０２２３４号公報に開示
されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像投影装置では投影用シートを作成する手間を省け
るものの、投影中に別の原稿に記載された画像情報をス
クリーン等に投影しようとした場合には、パネル体に転
写された画像を消去してから顕像化された静電潜像をパ
ネル体に転写しなければならないため、次の画像情報を
投影するまでに時間がかかるという問題があった。

【０００６】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的はスクリーン等に次の画像を
時間を要することなく投影することのできる画像投影装
置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、原稿台を有する本体と、この本体内に設け
られた感光体と、前記原稿台の上に置かれた原稿を光学
走査して前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、
前記感光体に形成された静電潜像を顕像化する現像手段
と、前記本体内に旋回可能に設けられた無端状の透明フ
ィルムと、この透明フィルムを旋回駆動する駆動手段と
、前記現像手段により顕像化された静電潜像を前記透明
フィルムに転写する転写手段と、前記透明フィルムに転
写された転写画像を外部へ投影する投影手段と、前記透
明フィルムに転写された転写画像を消去する画像消去手
段とを具備したものである。

【０００８】

【作用】すなわち、本発明では本体内に無端状の透明フ
ィルムを旋回可能に設け、この透明フィルムを駆動手段
で旋回駆動することにより、透明フィルムに転写された
転写画像を画像消去手段で消去しながら現像手段により
顕像化された静電潜像を透明フィルムに転写することが
できる。したがって、スクリーン等に次の画像を時間を
要することなく投影することができる。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の一実施例に係る画像投影装置
の概略構成図であり、この画像投影装置は同図に示すよ
うに、本体１の上面に原稿台２および原稿押え３を設け
るとともに、本体１内に感光体４、帯電器５、露光装置
６、現像装置７、転写装置８、投影装置９、画像消去装
置１０等を設けて構成されている。

【００１０】前記原稿台２はスクリーン等に投影する原
稿Ｐを置くためのものであり、原稿台２の中央部には原
稿Ｐに走査光を照射するための透明窓（図示せず）が形
成されている。前記原稿押え３は原稿台２の上に置かれ
た原稿Ｐを押え付けるためのものであり、図示しないヒ
ンジを介して本体１に回動自在に取り付けられている。

【００１１】前記感光体４は原稿Ｐに記載された画像情
報の静電潜像を形成するものであり、例えば円筒状に形
成された感光体本体の表面に光導電膜を形成して構成さ
れている。なお、感光体４は図示しない駆動装置により
矢印方向に回転駆動されるようになっている。前記帯電
器５は感光体４の表面に帯電層を形成するものであり、
例えば感光体４の軸方向に放電ワイヤ（図示せず）を配
設して構成されている。

【００１２】前記露光装置６は帯電器５により帯電層を
形成された感光体４の表面に静電潜像を形成するもので
あり、原稿台２の上に置かれた原稿Ｐに走査光を照射す
る光源１１と、原稿Ｐで反射した走査光をミラー１２，
１３，１４、収束レンズ１５およびミラー１６を介して
感光体４の表面に結像させる結像系と、前記光源１４お
よび結像系を矢印方向に移動させる走査系（図示せず）
とで構成されている。

【００１３】前記現像装置７は露光装置６により感光体
４の表面に形成された静電潜像を現像剤としてのトナー
により顕像化するものであり、例えばホッパと、このホ
ッパ内に収容されたトナーを感光体４に付着させる現像
ローラとで構成されている。

【００１４】前記転写装置８は現像装置７により顕像化
された静電潜像（トナー像）を無端状の透明フィルム１
７に転写するものであり、帯電器５と同様に感光体４の
軸方向に放電ワイヤを配設して構成されている。なお、
透明フィルム１７は例えば樹脂等から形成されており、
複数の駆動ローラ１８により矢印方向に旋回駆動される
ようになっている。

【００１５】前記投影装置９は透明フィルム１７に転写
された転写画像（トナー像）を外部へ投影するものであ
り、透明フィルム１７に投影光を照射する照明系１９と
、この照明系１９からの光を反射ミラー２０，２１，２
２および投影レンズ２３を介してスクリーン等に投影す
る投影系とで構成されている。なお、照明系１９は光源
２４、リフレクタ２５、フレネル集光レンズ２６等から
構成されている。

【００１６】前記画像消去装置１０は透明フィルム１７
に転写された転写画像を消去するものであり、例えば透
明フィルム１７を除電する除電ローラ２７と、透明フィ
ルム１７に付着したトナーを除去するクリーナ２８とで
構成されている。

【００１７】また、前記本体１内には給紙ローラ２９が
設けられている。この給紙ローラ２９は給紙カセット３
０内に収容された転写用紙を本体１内に１枚ずつ供給す
るものであり、給紙カセット３０から本体１内に給紙さ
れた転写用紙は透明フィルム１７によって感光体４の真
下つまり転写位置に搬送されるようになっている。そし
て、転写位置を通過した転写用紙は画像定着装置３１を
経て本体１の前端開口部から排紙トレイ３２に排出され
るようになっている。なお、給紙カセット３０は本体１
の後端開口部に着脱自在に装着されている。

【００１８】また、前記本体１内には原稿トレイ３３が
設けられている。この原稿トレイ３３は透明シートに作
成された画像を投影する場合に使用するものであり、図
２に示すようにトレイ本体３４の中央部に矩形状の開口
部３５を形成し、この開口部３５の上に透明な板ガラス
３６を配置して構成されている。なお、トレイ本体３４
には板ガラス３６の上に置かれた透明シートを押えるた
めのシート押え３７がヒンジ金具を介して回動自在に取
り付けられているとともに、シート押え３７をトレイ本
体３４に固定するための押え金具３８が設けられている
。また、トレイ本体３４の側面部にはトレイ本体３４を
本体１の側部から出し入れするための挿入ガイド３９が
設けられている。

【００１９】また、前記本体１内には透明フィルム１７
に静電像を形成する静電ヘッド４０、この静電ヘッド４
０によって透明フィルム１７に形成された静電像を顕像
化する第２の現像装置４１、転写用紙を感光体４から分
離させるための分離チャージャ４２、転写後の感光体４
を除電する除電装置４３、除電後の感光体４をクリーニ
ングするクリーニング装置４４等が設けられている。

【００２０】上記のように構成される本発明の一実施例
に係る画像投影装置では、本体１内に旋回可能に設けら
れた無端状の透明フィルム１７を複数の駆動ローラ１８
により旋回駆動することにより、透明フィルム１７に転
写された転写画像を画像消去装置１０で消去しながら現
像装置８で顕像化された静電潜像を透明フィルム１７に
転写することができる。したがって、次の画像をスクリ
ーン等に投影するまでの時間を短くすることができ、ス
クリーン等に次の画像を時間を要することなく投影する
ことができる。また、本実施例では透明フィルム１７が
転写用紙の搬送系を兼ねているので、スクリーン等に投
影された画像と同じものをハードコピーすることができ
る。

【００２１】さらに、本実施例では透明フィルム１７に
静電像を形成する静電ヘッド４０と、静電ヘッド４０に
よって透明フィルム１７に形成された静電像を顕像化す
る第２の現像装置４１を備えているので、コンピュータ
等に記憶された画像情報もスクリーン等に投影すること
ができる。また、本実施例では原稿トレイ３３を備えて
いるので、透明シートに作成された画像もスクリーン等
に投影することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、原稿台を
有する本体と、この本体内に設けられた感光体と、前記
原稿台に載置された原稿を光学走査して前記感光体に転
写画像の静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体に
形成された静電潜像を顕像化する現像手段と、前記本体
内に旋回可能に設けられた無端状の透明フィルムと、こ
の透明フィルムを旋回駆動する駆動手段と、前記現像手
段により顕像化された静電潜像を前記透明フィルムに転
写する転写手段と、前記透明フィルムに転写された転写
画像を外部へ投影する投影手段と、前記透明フィルムに
転写された転写画像を消去する画像消去手段とを具備し
たものである。

【００２３】したがって、本発明では透明フィルムに転
写された画像を画像消去手段で消去しながら現像手段に
より顕像化された静電潜像を透明フィルムに転写するこ
とができ、スクリーン等に次の画像を時間を要すること
なく投影することのできる画像投影装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る画像投影装置の概略構
成図。

【図２】同実施例における原稿トレイの構成を示す斜視
図。

【符号の説明】

１…本体、２…原稿台、３…原稿押え、４…感光体、５
…帯電器、６…露光装置、７…現像装置、８…転写装置
、９…投影装置、１０…画像消去装置、１７…透明フィ
ルム、２９…給紙ローラ、３０…給紙カセット、３１…
画像定着装置、３２…排紙トレイ、３３…原稿トレイ、
４０…静電ヘッド、４１…第２の現像装置、４２…分離
チャージャ、４３…除電装置、４４…クリーニング装置
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　原稿台を有する本体と、この本体内に
   設けられた感光体と、前記原稿台の上に置かれた原稿を
   光学走査して前記感光体に静電潜像を形成する露光手段
   と、前記感光体に形成された静電潜像を顕像化する現像
   手段と、前記本体内に旋回可能に設けられた無端状の透
   明フィルムと、この透明フィルムを旋回駆動する駆動手
   段と、前記現像手段により顕像化された静電潜像を前記
   透明フィルムに転写する転写手段と、前記透明フィルム
   に転写された転写画像を外部へ投影する投影手段と、前
   記透明フィルムに転写された転写画像を消去する画像消
   去手段とを具備したことを特徴とする画像投影装置。