JP2621362B2 - クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド - Google Patents

クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド

Info

Publication number
JP2621362B2
JP2621362B2 JP14378688A JP14378688A JP2621362B2 JP 2621362 B2 JP2621362 B2 JP 2621362B2 JP 14378688 A JP14378688 A JP 14378688A JP 14378688 A JP14378688 A JP 14378688A JP 2621362 B2 JP2621362 B2 JP 2621362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
seal member
cleaning device
image carrier
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14378688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01312579A (ja
Inventor
次夫 塚本
司 稲生
志朗 鈴木
弘久 星野
勉 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP14378688A priority Critical patent/JP2621362B2/ja
Publication of JPH01312579A publication Critical patent/JPH01312579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2621362B2 publication Critical patent/JP2621362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真プロセスを用いる複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、画像担持体として用い
られる感光体や静電記録装置の清掃を行うための装置に
関し、特に、クリーニング装置ユニットおよび画像担持
体ユニットを画像形成装置本体から任意に引き出して、
点検等の動作を行う際に、クリーニング装置の下部に突
出している下部シール部材を損傷したりすることを防止
出来るように構成してなる装置に関する。
(従来の技術) 画像担持体としてベルト状感光体を用いた電子写真複
写機は、例えば、第9図に示されるような装置がある。
この第9図に示される電子写真複写機においては、3つ
のゴムロール11……にベルト状の感光体10が巻回されて
いる。
そして、感光体10が矢印方向に走行されると、まず、
この表面に帯電器12により帯電が行われる。感光体10
は、走行したまま所定のタイミングで図示しないフラッ
シュランプが点灯し、プラテン上に載置された原稿8の
全面を照射する。その反射光は、レンズ18を介して感光
体10上に結像され、静電潜像が形成される。そして、感
光体10に担持される静電潜像は、現像装置14と対向する
箇所においてトナー粒子で現像され、トナー画像が形成
される。
一方、給紙部20の用紙トレイ21に収容された用紙は、
給紙ローラ24によって送り出される。この送り出された
用紙は、ガイド板26を経て感光体10に形成されたトナー
画像と重ね合わされる。この重ね合わされた用紙に、転
写コロトロン15の作用によって感光体10のトナー画像が
転写される。
転写後の用紙は、除電器の作用によって感光体10から
剥離される。この後で、用紙はエアー吸引機構付きの搬
送ベルト27によって定着装置28に送られ、定着された
後、ガイド板および排出ローラ29をそれぞれ経て、排出
トレイ3に排出される。
感光体10の表面に残留するトナーは、プレクリーニン
グコロトロンで除電された後、クリーニング装置30によ
りクリーニングされる。なお、前記感光体は、フレキシ
ブルな透光性ベルト支持体上に感光材料を積層したもの
を使用している。
また、複写機等の画像形成装置においては、複写機の
感光体に残留した現像剤を除去するためには、一般的に
クリーニング前処理工程、クリーニング工程、集塵工
程、およびトナー回収工程を設けることが必要である。
クリーニング前処理工程は、クリーニング工程におけ
るクリーニング能力を十分に発揮させるために行うもの
であり、現像剤のトナーが感光体に付着している電荷を
制御するような作用を行う。
その一つの方法としては、トナーと感光体の双方を電
気的に中和させ、トナーの感光体への付着力を弱めるよ
うにするために、プレクリーニングコロトロンにより交
流のコロナ放電を行う方法、または、プレクリーニング
ランプにより光を照射する方法等が用いられている。他
の方法としては、トナーに特定極性の電荷を与えるよう
に、プレクリーニングコロトロンから直流のコロナ放電
を行い、その後静電的な吸引力でトナーを除去するもの
等が知られている。
クリーニング工程におけるクリーニング方式として
は、磁気ブラシクリーニング、磁気ロールクリーニング
等の磁気的クリーニング手段と、ブラシクリーニング、
ブレードクリーニング、ウェブクリーニング、フォーム
ロールクリーニング等の、主として力学的なクリーニン
グ手段がある。
磁気的クリーニング手段の場合は、感光体への機械的
な衝撃が少ないこと、小型、安価であること、および騒
音が低い等のメリットがある反面、クリーニングの能力
が、クリーニング作用を行うトナーやキャリヤの特性に
大きく影響されたり、クリーニング能力の環境依存性が
大きい等のデメリットがある。
力学的なクリーニング手段のうち、ブラシクリーニン
グ装置はファンによる騒音や、装置が大きくなったり、
クリーニング装置外にトナーが漏れ出さないようにする
ために、装置のハウジングのシールを十分に行うこと等
が要求されるという問題があるが、安定したクリーニン
グ性能を有するので、高速複写機への適応性に優れてい
る。
また、ブレードクリーニング装置は、感光体表面をポ
リウレタン等のゴム製のブレードのエッジでこすり、ト
ナーを機械的に掻き取ろうとするものである。この装置
は、製造コストが低く、低騒音、小スペース等のメリッ
トを生かして、主として低中速複写機に多く使用されて
いるが、信頼性の点で、他のクリーニング方式に比較し
て劣るものといわれる。
集塵工程は、特に、ファーブラシクリーニング装置で
問題となるもので、トナーが空気と混合して排出される
ものを分離し、空気のみを外部に放出するために、機械
的な分離機構を設ける必要がある。
そのための手段として、現在は、 (a)フィルターバッグ、 (b)サイクロンフィルター、 (c)スキャベンジングロール等が実用に供されてい
る。
さらに、ブレードクリーニング装置とブラシクリーニ
ング装置とを併設するものあるが、ブラシロールとクリ
ーニングブレードとを適宜組合せて、前記トナーと空気
とを分離するための特別の手段を省略する場合もある。
また、トナー回収工程においては、前述したようにし
て回収されたトナーを、クリーニング装置から搬出し、
該装置とは別体に設けた回収容器に収容する等の処理が
行われる場合が多い。これに対して、回収トナーを再使
用する装置においては、クリーニング装置から回収され
るトナーを再び現像装置に戻して再使用に供する。
さらに、一般的な感光体ドラムに対するクリーニング
装置としては、例えば、実開昭62−170967号公報に示さ
れるようなものが知られている。
この従来例に示されるブレードクリーニング装置にお
いては、装置のハウジングの開口部に対して、その上部
と下部にシール部材を大きく突出させて配置している。
そして、該シール部材によって、ブラシロールやブレー
ドが感光体からトナーを掻き取る際に発生するトナーク
ラウドが、該ハウジングの開口部の上下部分から漏れ出
したりすることを防止するような手段が用いられてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したような従来のブレードクリーニング装置にお
いて、該クリーニング装置を取り外す際には、そのユニ
ットを感光体から離間させるように揺動させ、その後
で、ユニットを複写機本体から取り外す等の動作を行う
ようにしていることが多い。
しかしながら、上記したように、クリーニング装置ユ
ニットを全体としてリトラクトさせるように構成した場
合には、該クリーニング装置の収容スペースを大きく設
定することが必要である。
ところが、最近の複写機等においては、多くの部材が
ユニット化されており、それ等の各部材を複写機本体か
らユニットとして引き出し、そのユニットの点検や修理
の作業を行い得るようにすることが行なわれていること
が多い。そして、画像担持体ユニットや、クリーニング
装置ユニットを単独で、画像形成装置本体から引き出す
等の作業を行うことが必要となるが、その際に、画像担
持体ユニットに対してクリーニング装置のシール部材が
摺動するという問題が発生する。
しかし、ユニット化されている画像形成装置において
は、そのようなユニットを収容するスペースは、比較的
余裕部分が少ないために、該クリーニング装置ハウジン
グをリトラクトさせ、シール部材を画像担持体ユニット
から離間させるようなスペースを形成することが出来な
い場合が多い。
したがって、上記のようなユニットを複写機本体から
引き出すような直線的な移動を行う場合には、ハウジン
グの開口部から感光体に向けて突出しているシール部材
が、感光体やその支持フレームに摺動する際に、そのシ
ール部材の端部をフレームに引掛けて折り曲げてしまっ
たり、損傷する等の問題が発生しやすいという欠点が発
生する。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、ブレードクリーニング装置
をユニットとして引き出す際に、シール部材の画像担持
体ユニットに摺動する部分が、引掛りを生じることなし
に、良好な状態で案内され得るようにする手段を提供す
ることを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明のクリーニング装置の下部シール部材保護ガイ
ドは、画像担持体に形成したトナー画像を用紙に転写し
た後で、該画像担持体の表面に残留するトナーを除去
し、その除去したトナーを回収するように構成し、前記
クリーニング装置のハウジングの上部に、画像担持体と
わずかな隙間を介して配置される上部シールを設け、該
ハウジングの下部には、画像担持体に接触される下部シ
ール部材を配置し、該下部シール部材はハウジングの開
口部より、画像担持体側に突出した状態で配置されてな
る装置に関するものである。
本発明の装置において、前記画像担持体ユニットのフ
レームに、前記下部シール部材の摺動される部分にガイ
ド板を設け、該ガイド板の突出部分を、クリーニング装
置の摺動方向に平行な線よりも後方向に傾斜させて配置
し、前記クリーニング装置を複写機本体より引き出す等
の動作を行う際に、前記ガイド板により下部シール部材
をガイドすることにより、画像担持体ユニットのフレー
ムの先端部に下部シール部材が当接することを防止する
ことが出来るように構成する。
また、本発明の画像担持体ユニットのフレームに設け
るガイド板は、該ユニットの両側に設けるものであり、
そのように構成することによって、画像担持体ユニット
が移動される場合と、クリーニング装置ユニットが複写
機本体から引き出される場合との、2つのユニットの相
対的な移動に際しての下部シール部材の案内を行うこと
が出来る。
そして、本発明のクリーニング装置の下部シール部材
保護ガイドにおいては、クリーニングユニットや画像担
持体ユニットを複写機本体から移動させる際に、該クリ
ーニング装置から画像担持体ユニットに向けて突出して
いる下部シール部材を、引掛けたりすることがなく、比
較的柔軟なフィルムを安全に保護することが可能にな
る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明の複写機のクリーニン
グ装置の構成を説明する。
本発明のブレードクリーニング装置は、画像担持体が
感光体ベルト10により構成される複写機に設けられるも
ので、該複写機は第7図および第8図に基づいて、後述
するように構成された複写機において、感光体ベルトの
画像転写部の後の部分に配置される。
なお、以下に示す本発明の画像担持体ユニットにおい
て、感光体ベルトとしては、従来例で示したように、透
光性を有する柔軟なベルトに対して、その表面に有機物
の樹脂で感光体層を形成したものを用いるものであり、
そのような表面が比較的傷付きやすい感光体10を用いる
ことを前提として以下の機構を説明する。
本発明のブレードクリーニング装置は、第1図に示さ
れるように、クリーニングユニット30として構成され、
該ユニットのフレーム31に対して、ハウジング33を設け
ており、該ハウジング33の感光体ベルト10側には開口35
が形成され、該開口部35の部分にブレード40とブラシロ
ール45とが配置されている。
また、前記開口部35の上下の部分には、上部シール36
と下部シール部材としてのフィルムシール37とを配置
し、該ハウジング内で発生したクラウド状トナーが、ハ
ウジングの外部に漏れ出さないようにシールが行われる
ようになっている。
本発明のブレードクリーニング装置のハウジング33の
内部には、前記したように、ブレード40とブラシロール
45とを設けていて、そのブレード40をブレードホルダー
41により支持し、該ホルダー41を支持軸42により支持し
ている。
そして、図示を省略した軸駆動機構によって、軸42を
揺動させることによって、ブレード40の先端部が感光体
ベルトに対して離接するように、リトラクト機構が構成
される。
また、ブラシロール45は、感光体ベルト10の移動方向
と同じ方向に回転が行なわれるもので、その回転速度は
感光体ベルト10よりも若干速く設定され、該感光体10の
速度に比較して、その1.3倍程度の速度で運行されるよ
うに設定されている。なお、本発明のブラシロール45
は、軸56の表面にブラシ47を巻き付けて一体に形成した
ものを用いており、例えば、ブラシの材料として、ポリ
プロピレン製のパイルハイトが7mm程度のものを用いる
ことが出来る。
そして、該ローラ45によって、感光体ベルトの表面に
残留するトナーを、その付着面から浮かせるように作用
するとともに、感光体ベルトに付着している紙粉やごみ
等を浮かすことによって、その後の工程で、ブレード40
によりそれらの付着物の掻き取りの作用が容易に行われ
得るようにする。
ハウジング33の下部に配置されるオーガー43は、従来
よりクリーニング装置に設けられているスクリューと同
様な構成を有するものであり、図示を省略した駆動機構
を介してオーガー43の駆動を行い、ハウジング33の下部
に落下するトナーを、該ハウジングの端部に向けて搬送
するように構成されている。
上記したようにしてオーガー43により集められたトナ
ーは、ユニット30の側部に接続される接続筒を介して、
複写機本体の他の部分に設けたトナー回収ボトルに収容
されるようになっている。
また、本発明のクリーニング装置30においては、前記
ブラシロール45に対向する位置にバックアップローラ48
を配置し、該バックアップローラ48により感光体10の裏
面から、ブラシロール45に向けてベルト10を押圧するよ
うに構成しており、そのバックアップローラ48による押
圧によって、該ブラシロール45のブラシ表面が感光体に
食込む間隔s1を、1mm程度となるように設定している。
さらに、前記ブラシロール45の後側の部分には、フリ
ッカーバー49を配置しており、該フリッカーバー49がブ
ラシロールの表面に所定の間隔(s2=0.5mm)を持って
食込むように構成することによって、ブラシに付着した
トナーをはたき落すような作用を行うものとして構成し
ている。
上記したように構成された本発明のクリーニング装置
において、ブラシロール45は従来より用いられているブ
ラシロールのように、感光体の表面に残留したトナーを
そのローラ自体の作用によって、掻き落す作用を行うも
のではなく、トナーの感光体に対する付着力を弱めるよ
うな作用を行うとともに、該感光体に付着する紙粉やタ
ルクの付着力を弱めるような作用を行うもので、それら
の付着物がブレードによって容易に掻き落されるように
する補助作用を行うものとして構成されている。
第1a図に示されるように、本発明のハウジングの開口
部の下部に設けられる下部シール37は、該ハウジングの
下部に設けられるブラケット38と、該ブラケット38に対
して取り付けられる2枚のフィルム39、39aとから構成
される。
この下部シール37において、シールフィルム39として
は、ポリウレタンシートの50〜300μm程度の厚さを有
するものを用い、その突出長さを10mm程度に設定する。
また、前記シールフィルム39に対して後部から押圧する
アシストフィルム39aを、50μm程度の厚さのPETフィル
ム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)を使用し、
該フィルムの突出長さを4mm程度に設定することによっ
て、前記ポリウレタンフィルムの強度を補償し、感光体
とハウジングの下部との間のシール作用を良好に行うこ
とが出来るものとなる。
上記したようなシール用のシートまたはシール板部材
の組合せにおいて、前記シールフィルム39は、感光体の
表面に直接接触するものであるから、比較的柔かい材質
のものを用いることが必要である。しかし、上記したよ
うなポリウレタンフィルム39は非常に腰が弱く、該フィ
ルム自体の強度では、感光体に沿ってその接触部分の形
状を保持することが出来ないという問題がある。
そこで、本発明のシール部材においては、そのフィル
ム39の後部から比較的腰の強いフィルムにより押圧し、
その後部からの押圧作用を受けて、シールフィルム39に
よるシールの作用を良好に発揮出来るように構成してい
る。
また、上記した本発明のシール用フィルムにおいて、
シールフィルム39としてポリウレタンフィルムを用いる
場合には、100〜200μmの範囲の厚さのフィルムを用い
るとそのシール性能が良好に発揮出来るものであり、そ
の他に、厚さ50μm程度のSKマット(商品名)を用いる
ことも可能である。さらに、アシストフィルムとして
も、前述したようなSKマットを用いることが出来、それ
等のフィルムとしては、他の同様な性質を有するフィル
ム材料を用いることも可能である。
第2図に示される本発明の感光体ユニットにおいて、
ベルト状感光体10を保持するためのフレーム50には、そ
の両側に側板51を設けており、その側板51に対してガイ
ド板55を取り付けている。前記ガイド板55は、フィルム
シール37に対応した位置に設けられていて、感光体ユニ
ットとクリーニングユニットとが、相互に摺動される際
に、下部シール部材をガイド板に対して摺動させるよう
に設けられ。
このガイド板55は、第3図及び第3a図にも示されるよ
うに、略L字状に折り曲げた板部材により構成されるも
ので、その基部57を介して側板51に取り付け、他方の斜
面部56が側板から突出するように配置される。
また、前記ガイド板55は第3a図に示されるように、側
板の先端部より突出した状態に配置されているもので、
該ガイド板により案内された下部シール部材は、挿入の
動作の最初の段階では、直接感光体ベルトに接触しない
ような状態となる。
また、ガイド板のの突出部材としての斜面部56は、図
示されるように、基部57に対して90゜よりも小さい角度
で配置され、該斜面部により下部シール部材の先端部を
湾曲させた状態で、その下部シール部材を案内すること
が出来るようにされる。
本発明の感光体ユニットにおいては、第3図に示され
るように、その両側の側板に対して、ガイド板55、55a
を配置している。そして、感光体ユニットを固定した状
態で、クリーニングユニット30を引き出す場合には、該
ユニット30のフィルムシール37はガイド板55に摺動され
る。
これに対して、クリーニングユニットを固定した状態
で、感光体ユニットを引き出す場合には、フィルムシー
ル37に対してはガイド板55は接触せずに、ガイド板55a
が案内の作用を行うようになる。
したがって、本発明の感光体ユニットの両側にガイド
板55、55aを配置することによって、下部シール部材を
介して接触している2つのユニットのいずれが移動され
る場合でも、下部シール部材は側板に直接当接されるこ
とがなくなり、非常に軟らかいフィルムを、直接側板に
接触させたりすることがないものとなる。
つまり、本発明のガイド板は、フィルムシール37に対
して接触される際に、その下部シール部材の挿入側の先
端部を感光体ベルト10から離間させる方向に湾曲させる
作用を行うので、該下部シール部材は側板の先端部に当
接されることがない状態で移動され、その後で、感光体
ベルト10に押圧されるものとなる。
そのようにしてガイド板により下部シール部材の案内
を行うことによって、下部シール部材を引っ掛けたり、
反対方向に曲げたりすることなしに、ユニットの装着の
動作に対応させることが出来るものとなる。また、上記
したようなシール部材に対して、画像担持体ユニットの
他の部材が摺動する際に、該シールの角の部分が強く感
光体に押圧されることがなくなるので、その摺動の動作
によって感光体が損傷したりすることが防止されること
にもなる。
なお、本発明の装置において、上記したように下部シ
ール部材のガイド部材を設けたことによって、クリーニ
ングユニットをリトラクトさせたりせずに、複写機本体
から直接引き出すような動作を行う場合でも、下部シー
ル部材の保護を良好に行うことが可能になる。また、上
記したように構成することによって、画像形成装置の本
体内部に余分な空間を設けない装置でも、画像担持体ユ
ニットやクリーニング装置ユニットの引き出し等の動作
を行っても、ハウジングの下部のシールを折り曲げたり
することがなく、シールの作用を良好な状態で維持させ
ることが出来るものとなる。
本発明の上記した構成を有するブレードクリーニング
装置30において、回収したトナーは、第4図に示される
ような回収経路を介して、複写機本体の他の部分に設け
たトナーボトル80に収容されるようになっている。
この第4図に示されるトナーの回収経路において、ク
リーニング装置のハウジングから接続筒60を突出させて
設け、該接続筒60をトナー搬送装置70の先端部に設けた
ジョイント68に接続して、ハウジングの下部のオーガー
によって搬出されるトナーを、該搬送装置のパイプ75に
導入出来るようにしている。
また、本発明の接続筒60とジョイント68との接続部分
は、第4a図に示されるように構成されるもので、該ジョ
イント68の上部に設けた半円形の接続凹部に、接続筒68
を係止し、トナーを流通させ得るように構成する。
さらに、前記ジョイント68においては、複写機本体か
らの駆動ギヤ72によって搬送装置のギヤ71が駆動され、
該ギヤ71により、搬送装置70のパイプ75の内部に設けた
コイルオーガーが回転され、パイプ75の内部でトナーの
搬送を行うことが出来るようになっている。
第5図には、本発明の接続筒60の構成が示されてい
る。本発明のクリーニング装置のハウジングから側部に
突出される接続筒60は、該ハウジングの内部でトナーの
搬送を行うためのオーガーによる搬送手段の出口に、内
パイプ61を接続し、該内パイプ61の先端部付近に開口62
を形成している。
また、前記内パイプ61に対して、外パイプ65を摺動可
能に配置し、該外パイプ65をクリーニング装置の側板32
との間に設けたスプリング67によって先端部に向けて付
勢し、前記開口62を外パイプ65によって閉じるように形
成する。
そして、接続筒60をジョイント68に接続した際に、該
ジョイントの係合部材によって外パイプ65のフランジ66
が押され、該外パイプ65がスプリング67による押圧力に
反して図の右側に摺動され、開口部62を開くようにさ
れ、トナーを搬送装置70に供給出来るようになる。
さらに、本発明の搬送装置70としては、第6図に示さ
れるように、パイプ75の内部にコイルオーガー77を装着
し、該オーガー77の後端部を支軸78に接続し、そのパイ
プ75の後端部に設けた軸受79により支持するようにして
いる。
また、前記オーガー77の他方の端部は、第4a図に示さ
れるようにギヤ71の軸に支持され、ギヤ71がギヤ72によ
り駆動されることによって、該コイルオーガー77による
搬送を行い、パイプ75の先端の開口76からボトルに向け
て排出を行うものとなる。
したがって、本発明のトナー回収系統においては、パ
イプ75を第4図に示すようにして、ボトル80の挿入口81
から挿入し、回収トナーをボトル80に収容するように構
成することによって、クリーニング装置とボトルの間隔
が離れている場合でも、該トナーの搬送を容易に行うこ
とが出来るものとなる。
そして、前記ボトル80に堆積されるトナーの量は、該
ボトルに設けたセンサー83により検知して、満杯表示等
を行うことが出来るようになる。また、前記第4図に示
される例において、トナー搬送装置70のパイプ75として
は、アルミ製のものを用い、オーガー77としてはステン
レス製の針金をコイル状に形成したものを用いることに
よって、該搬送装置内でのトナーの搬送を良好に行うこ
とが出来る。
さらに、トナー搬送経路が長い場合には、複写機本体
のフレーム73に対して所定の位置で固定部材により係止
し、そのパイプの位置を正確に設定することも出来るも
のである。
上記したような構成を有するクリーニング装置を装備
した複写機は、第7図および第8図に示されるような装
置として構成される。この図示される複写機1において
は、第8図に詳細に示されるように、感光体として感光
体ベルト10を用いているもので、該感光体ベルト10は複
数個のゴムロール11、11……に掛け渡されて駆動が行わ
れる。
また、該感光体ベルト10の周囲には、帯電コロトロン
12、感光部13、現像装置14、14a、転写・剥離コロトロ
ン15による画像転写と剥離の部分、クリーニング装置40
等が、それぞれ従来より用いられているゼログラフィー
装置の場合と同様にして配置される。
さらに、複写機本体の上部分に設けられるプラテンの
下面には、一般の複写機の場合と同様な機構の光学系装
置が配置されており、該光学系の装置のランプ17によっ
て、原稿8の画像を照射し、その反射光を複数個のミラ
ー19、19……とレンズ1とを組合せて反射するとともに
結像を行い、感光体ベルト10の周囲に設けた感光部13
で、該感光体ベルトに照射させるようにする。
上記した構成を有する本発明の複写機において、感光
体ベルト10に対して、感光部13の手前の部分で、帯電コ
ロトロン12により一様な帯電を行い、その後で、感光部
13を通過する間に、画像光の照射が行なわれて静電潜像
が形成され、現像装置14、14aから選択的にトナーが供
給されて、該静電潜像をトナー画像として可視像化す
る。
次いで、転写・剥離コロトロン15による画像転写部
で、ガイド板26を介して案内されてくる用紙に対して、
そのトナー画像が転写され、その転写後に感光体ベルト
に残留するトナーを、クリーニングユニット40により清
掃して、次の画像形成に対処させ得るようにしている。
前記画像担持体としての感光体ベルト10において、符
号14と14aで示されるように2つの現像装置を設けてい
るので、本発明の複写機においては、黒と赤、または、
その他の任意の色のトナーを、それらの現像装置に収容
しておくことによって、多色コピーを容易に作成するこ
とが出来るものとなる。
また、前述した構成を有する画像担持体は、第7図に
示される複写機1に設けられ、該複写機本体の内部に設
けられる複数の用紙トレイ21a〜21c、または、本体の外
部に設けられて、用紙搬送路が接続される大容量の用紙
トレイ22から供給される用紙に、感光体ベルトのトナー
画像を転写するように構成される。
上記したような複写機1において、本体の上部に設け
られるプラテン6に対応して、自動原稿送り装置5等の
装置が設けられており、その自動原稿送り装置5から送
り出される原稿の画像を光学系を介して読取り、その光
を感光体ベルト10に照射して静電潜像を形成し、該静電
潜像にトナーを付着させてトナー画像として可視像化す
る。
そして、感光体ベルト10に形成されたトナー画像を、
用紙搬送路25を介して搬送される用紙に転写し、その未
定着トナー画像を担持する用紙を定着装置14を通して定
着し、排出ローラ29から排出トレイ3、または、ソータ
ー4に向けて排出させるようにする。
また、本発明の複写機1においては、前記装置のコン
トロールを行うために、複写機本体の上部にコントロー
ルパネルと表示部2を設けており、該表示部に表示され
る情報に応じて、コントロールパネルを操作出来るよう
にしている。
さらに、本発明の複写機1の用紙搬送路には、中間ト
レイ21d、および用紙反転機構21e等が配置されているの
で、それ等の各機構を有機的に使用することによって、
自動両面複写機として、または、多重複写機能を有する
装置として、使用することが出来、複写機の使用可能範
囲を拡大することが出来るものとなる。
なお、上記した本発明の実施例においては、画像形成
装置として電子写真複写機を用いることと、画像担持体
として感光体ベルトを用いる場合の例を示しているが、
本発明のクリーニング装置は、画像担持体として他の手
段を用いる装置にも適用が可能である。
また、電子写真プロセスを用いる他のプリンターやフ
ァクシミリ等のような画像形成装置に対しても、本発明
のクリーニング装置を適用することが可能である。
(発明の効果) 本発明の装置は、上記したような構成を有するもので
あるから、感光体ユニットやクリーニングユニットを装
置本体から引き出したり、装着する際に、下部シール部
材の案内を良好な状態で行うことが可能になり、その移
動に際して、下部シール部材を損傷する等の問題が発生
することを防止することが可能である。
また、本発明の画像形成装置においては、画像担持体
ユニットに感光体ベルトを用いる場合でも、該感光体の
比較的柔かな表面層をシール部材との摺動によって損傷
したりすることがなく、ユニットの引き出しの動作によ
る影響は発生することがないものとなる。
したがって、本発明の装置を適用する複写機において
は、従来の装置の場合のように、クリーニング装置をリ
トラクトさせた後で、その引き出しを行うことを必要と
しないので、該クリーニング装置の後部に余分な空間を
設けることを必要とせず、装置をコンパクトに構成する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリーニングユニットの側面図、第1a
図は本発明の下部シール部材の構成を示す断面図、第2
図は本発明の下部シール部材と感光体ユニットとの関係
示す斜視図、第3図は感光体ユニットの先端部の説明
図、第3a図はその拡大説明図、第4図は本発明のトナー
搬送系統の側面図、第4a図は接続筒とジョイントとの接
続関係の説明図、第5図は接続筒の側面図、第6図はト
ナー搬送装置の後端部の構成を示す断面図、第7図は本
発明のクリーニング装置を適用し得る複写機の説明図、
第8図は感光体と光学系の構成を示す説明図であり、第
9図は従来例の説明図である。 図中の符号 1……複写機、10……感光体ベルト、20……給紙装置、
25……用紙搬送路、30……クリーニングユニット、31…
…フレーム、33……ハウジング、35……開口部、37……
フィルムシール、38……ブラケット、39・39a……フィ
ルム、40……ブレード、41……ブレードホルダー、42…
…支持軸、43……オーガー、45……ブラシロール、48…
…バックアップローラ、49……フリッカーバー、50……
フレーム、51……側板、55……ガイド板、56……斜面
部、56……基部、60……接続筒、68……ジョイント、70
……トナー搬送装置、75……パイプ、77……コイルオー
ガー、80……回収ボトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 弘久 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 松崎 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 昭58−142377(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像担持体に形成したトナー画像を用紙に
    転写した後で、該画像担持体の表面に残留するトナーを
    除去し、その除去したトナーを回収するように構成し、 前記クリーニング装置のハウジングの上部に、画像担持
    体とわずかな隙間を介して配置される上部シールを設
    け、該ハウジングの下部には、画像担持体に接触される
    シール部材を配置し、該下部シール部材はハウジングの
    開口部より、画像担持体側に突出した状態で配置されて
    なる装置において、 前記画像担持体ユニットのフレームの先端部の下部シー
    ル部材に対応した位置に、前記下部シール部材を摺動さ
    せるガイド板を設け、該ガイド板の突出部分をフレーム
    に取り付けられる基部に対して鋭角に形成し、 前記クリーニング装置を複写機本体より引き出す等の動
    作を行う際に、前記ガイド板により下部シール部材をガ
    イドすることにより、画像担持体ユニットのフレームの
    先端部に下部シール部材が当接することを防止すること
    が出来るように構成したことを特徴とするクリーニング
    装置の下部シール部材保護ガイド。
JP14378688A 1988-06-13 1988-06-13 クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド Expired - Lifetime JP2621362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14378688A JP2621362B2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14378688A JP2621362B2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01312579A JPH01312579A (ja) 1989-12-18
JP2621362B2 true JP2621362B2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=15346966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14378688A Expired - Lifetime JP2621362B2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2621362B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4997941B2 (ja) * 2006-11-30 2012-08-15 富士ゼロックス株式会社 像保持体清掃装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01312579A (ja) 1989-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0738096B2 (ja) シート清掃装置
JP2621362B2 (ja) クリーニング装置の下部シール部材保護ガイド
JPH05313441A (ja) クリーニング装置、クリーニングシステム及び画像形成装置
JP2734524B2 (ja) クリーニング装置
JP2674097B2 (ja) クリーニング装置のブレードのシール装置
US5034779A (en) Fibre traps in electrostatographic machines
JPH01312578A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2000066472A (ja) 画像形成装置及び複写装置
JP2003046722A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US5450174A (en) Lamp protective cover
US6853830B2 (en) Transfer device of image forming apparatus employing electro-photographic process and image forming apparatus disposing the same
JPH01312581A (ja) クリーニング装置のブレード裏側シール
JP2000181310A (ja) 電子写真式画像形成装置
JPH01312577A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2005257779A (ja) 画像形成装置
JP3138034B2 (ja) 画像形成装置
US5966565A (en) Composite cleaner seal for electrophotographic machines
JP2526254Y2 (ja) 複写機のチャージャ装置
JP2928376B2 (ja) 画像形成装置
JP2003215879A (ja) タンデム型中間転写装置
JPH0717084Y2 (ja) クリーニング装置の遮熱装置
JP3234756B2 (ja) 画像形成装置
JP3889559B2 (ja) クリーニング装置およびクリーニングトナーマガジンならびに画像形成装置
JP2005202115A (ja) 画像形成装置
JPH03212657A (ja) 両面画像形成装置