JP2674097B2 - クリーニング装置のブレードのシール装置 - Google Patents

クリーニング装置のブレードのシール装置

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JP2674097B2 JP14378988A JP14378988A JP2674097B2 JP 2674097 B2 JP2674097 B2 JP 2674097B2 JP 14378988 A JP14378988 A JP 14378988A JP 14378988 A JP14378988 A JP 14378988A JP 2674097 B2 JP2674097 B2 JP 2674097B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真プロセスを用いる複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、画像担持体としての感
光体もしくは静電記録体のクリーニングを行う装置に関
し、特に、クリーニング装置のハウジング内部にシール
部材を設け、ブレードの端部からトナーがハウジングの
外部に漏れ出すことを防止するシール部材に関する。
(従来の技術) 画像形成装置として感光体ベルトを用いた電子複写機
は、例えば、第9図に示されるようにものがある。この
第9図に示される電子写真複写機においては、3つのゴ
ムロール11……にベルト状の感光体10が巻回されてい
る。そして、感光体10が矢印方向に走行すると、まず、
その表面が帯電器12により帯電される。感光体10は走行
したままで所定のタイミングで図示しないフラッシュラ
ンプが点灯し、プラテン上に載置された原稿8の画像の
全面を照射する。その反射光は、レンズ18を介して感光
体10上に結像され、該感光体の表面に静電潜像が形成さ
れる。そして、該感光体10の静電潜像が現像装置14と対
向する箇所で、トナー粒子で現像されトナー画像が形成
される。
一方、給紙部20の用紙トレイ21に収容された用紙は、
給紙ローラ24によって送り出される。この送り出された
用紙は、ガイド板26を経て感光体に形成されたトナー画
像と重ね合わされる。この重ね合わされた用紙に転写コ
ロトロン15の作用によって感光体10のトナー画像が転写
される。
転写後の用紙は、除電器の作用によって感光体10から
剥離される。この後で、用紙はエアー吸引機構付きの搬
送ベルト27によって定着装置28に送られ、定着された
後、ガイド板および排出ローラ29をそれぞれ経て排出ト
レイ3に排出される。
トナー画像を用紙に転写した後で、感光体10の表面に
残留するトナーは、プレクリーニングコロトロンで除電
された後、クリーニング装置30によりクリーニングされ
る。なお、前記感光体は、フレキシブルな透光性ベルト
支持体上に感光材料を積層したものを使用している。
また、複写機等の画像形成装置においては、トナー画
像を用紙に転写した後で、複写機の感光体に残留した現
像剤を除去するためには、一般的にクリーニング前処理
工程、クリーニング工程、集塵工程、およびトナー回収
工程を設けることが必要である。
前記した各工程のうち、クリーニング前処理工程は、
クリーニング工程におけるクリーニング能力を十分に発
揮させるために行うものであり、現像剤のトナーが感光
体に付着している電荷を制御するような作用を行う。
その一つの方法としては、トナーと感光体の双方を電
気的に中和させ、トナーの感光体への付着力を弱めるよ
うにするために、プレクリーニングコロトロンにより交
流のコロナ放電を行う方法、または、プレクリーニング
ランプにより光を照射する方法等が用いられている。他
の方法としては、トナーに特定極性の電荷を与えるよう
に、プレクリーニングコロトロンから直流のコロナ放電
を行い、その後静電的な吸引力でトナーを除去するもの
等が知られている。
クリーニング工程におけるクリーニング方式として
は、磁気ブラシクリーニング、磁気ロールクリーニング
等の磁気的クリーニング手段と、ブラシクリーニング、
ブレードクリーニング、ウェブクリーニング、フォーム
ロールクリーニング等の、主として力学的なクリーニン
グ手段がある。
磁気的クリーニング手段の場合は、感光体への機械的
な衝撃が少ないこと、小型、安価であること、および騒
音が低い等のメリットがある反面、クリーニングの能力
が、クリーニング作用を行うトナーやキャリヤの特性に
大きく影響されたり、クリーニング能力の環境依存性が
大きい等のデメリットがある。
力学的なクリーニング手段のうち、ブラシクリーニン
グ装置はファンによる騒音や、装置が大きくなったり、
クリーニング装置外にトナーが漏れ出さないようにする
ために、装置のハウジングのシールを十分に行うこと等
が要求されるという問題があるが、安定したクリーニン
グ性能を有するので、高速複写機への適応性に優れてい
る。
また、ブレードクリーニング装置は、感光体表面をポ
リウレタン等のゴム製のブレードのエッジでこすり、ト
ナーを機械的に掻き取ろうとするものである。この装置
は、製造コストが低く、低騒音、小スペース等のメリッ
トを生かして、主として低中速複写機に多く使用されて
いるが、信頼性の点で、他のクリーニング方式に比較し
て劣るものといわれる。
集塵工程は、特に、ブラシクリーニング装置で問題と
なるもので、トナーが空気と混合して排出されるものを
分離し、空気のみを外部に放出するために、機械的な分
離機構を設ける必要がある。
そのための手段として、現在は、 (a)フィルターバッグ、 (b)サイクロンフィルター、 (c)スキャベンジングロール等が実用に供されてい
る。
さらに、ブレードクリーニング装置とブラシクリーニ
ング装置とを併設するものもあるが、ブラシロールとク
リーニングブレードとを適宜組合せて、前記トナーと空
気とを分離するための特別の手段を省略する場合もあ
る。
また、トナー回収工程においては、前述したようにし
て回収されたトナーを、クリーニング装置から搬出し、
該装置とは別体に設けた回収容器に収容する等の処理
が、行われる場合が多い。これに対して、回収トナーを
再使用する装置においては、クリーニング装置から回収
されるトナーを再び現像装置に戻して再使用に供する。
さらに、一般的な感光体ドラムに対するクリーニング
装置としては、例えば、実開昭62−151566号公報に示さ
れるようなものが知られている。
この従来例に示されるクリーニング装置においては、
装置のハウジングの開口部に対して、ブラシロールとブ
レードとを設けており、両部材によって感光体ドラムに
残留するトナーの掻き取りを行うことが出来るように構
成されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来のクリーニング装
置において、該クリーニング装置の内部に配置され、感
光体に付着したトナーを浮かせるようにするブラシロー
ルが、感光体よりも高速度で回転されるため、および、
ブレードにより掻き取ったトナーがブラシロールの回転
によってトナークラウドとなり、ハウジング内で浮遊す
るという問題が発生する。
そして、そのトナークラウドが、クリーニング装置の
ハウジングの下部からブレードの端部を通ってハウジン
グの上部に浮遊し、そのハウジング上部の開口部のシー
ル部分の隙間等から吹出されて、複写機本体の他の装置
をトナーで汚染する等の問題が発生しやすいという欠点
がある。
この問題は、特に、ブレードをセルフアライメント機
構として構成した装置において、発生しやすいもので、
該セルフアライメント機構により感光体の軸線に対して
揺動させる場合には、該ブレードの両側部分からトナー
クラウドが漏れ出すという問題が発生するという欠点が
ある。
また、ブレードの両端部でのシール性能が不完全な場
合には、漏れ出したトナーが感光体に黒いスジ状に付着
してコピーを汚したりすることがあり、さらに、帯電コ
ロトロンに汚れが付着することによって、感光体の表面
に帯電不良等の問題が発生し、コピーに白スジが形成さ
れる等の好ましくない現象が発生しやすい。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、クリーニング装置のハウジ
ングの下部で浮遊しているトナークラウドが、該ブレー
ドの側部を通って、ハウジングの上部に吹き出されると
がないような装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明は、画像担持体に形成したトナー画像を用紙に
転写した後で、前記画像担持体の表面に残留するトナー
を除去し、その除去したトナーを回収するように構成
し、クリーニング装置のハウジングの開口部に設けら
れ、感光体表面に離接するブレードにより感光体表面か
らのトナーの除去の作用を行うように構成してなるクリ
ーニング装置に関する。本発明において、前記ブレード
をブレードホルダーに対して押圧し固定するとともに、
長手方向において前記ブレードより短いブレード押え板
の側端部に、前記ブレード押え板とハウジングとの隙間
部分をシールするシール部材を設け、前記ブレードの側
部からのトナーの漏れ出しを防止するように構成してい
る。また、本発明においては、前記ブレード押え板の側
端部に設けたシール部材に対応させ、端部シール部材を
ハウジングの内側に貼り付けることができる。
したがって、本発明のクリーニング装置のブレードの
シール装置においては、ハウジングのブレードの両側の
部分を、シール部材によりシールすることが可能であ
り、トナークラウドがブレードの側部分からハウジング
の上部に吹き出され、クリーニング装置の外側に漏れ出
して、画像形成装置本体の内部を汚す等の問題が発生す
ることを防止出来る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明のクリーニング装置の
ブレードのシール装置の構成を説明する。
本発明のクリーニング装置は、画像担持体が感光体ベ
ルト10により構成される画像形成装置に設けられるもの
で、該画像形成装置としての電子写真複写機は、第7図
および第8図にもとづいて、後述するように構成された
複写機において、感光体ベルトの画像転写部の後の部分
に配置される。
なお、本発明の画像担持体として用いられる感光体ベ
ルトは、従来例で説明したように、透光性を有する比較
的柔軟なベルト本体の表面に、有機物樹脂により形成さ
れる感光体が積層されているもので、感光体ドラムの場
合のように、表面部材が非常に堅いものとは異なり、比
較的傷付きやすいものである。したがって、本発明の以
下に説明するブラシロールやブレード等の他に、ハウジ
ングの周囲に設けられるシール部材等は、該ベルトの感
光体表面に対して強く押圧されて、その表面を傷付けた
りすることがないように構成されるものである。
本発明のクリーニング装置は、第1図に示されるよう
に、クリーニングユニット30として構成されており、該
ユニット30のフレーム31に対して、ハウジング33を設け
ており、該ハウジング33の感光体ベルト10側には開口35
が形成され、該開口部35の部分に、感光体クリーニング
用ブレード40とブラシロール45とが配置されている。
また、前記開口部35の上下の部分には、上部シール36
と下部シールとしてのフィルムシール37とを配置し、該
ハウジング33内で発生したクラウド状トナーが、ハウジ
ングの外部に漏れ出さないようにシールが行われるよう
になっている。
本発明のクリーニング装置のハウジング33の内部に
は、前記したように、ブレード40とブラシロール45とを
設けていて、そのブレード40をブレードホルダー41によ
り支持し、該ホルダー41を支持軸42により支持してい
る。
そして、図示を省略した軸駆動機構によって、軸42を
揺動させることによって、ブレード40の先端部が感光体
ベルトに対して離接するように、リトラクト機構が構成
される。
また、ブラシロール45は、感光体ベルト10の移動方向
と同じ方向に回転が行なわれるもので、その回転速度は
感光体ベルト10よりも若干速く設定され、該感光体10の
速度に比較して、その1.3倍程度の速度で運行されるよ
うに設定されている。なお、本発明のブラシロール45
は、軸56の表面にブラシ47を巻き付けて一体に形成した
ものを用いており、例えば、ブラシの材料として、ポリ
プロピレン製のパイルハイトが7mm程度のものを用いる
ことが出来る。
そして、該ローラ45によって、感光体ベルトの表面に
残留するトナーを、その付着面から浮かせるような作用
を行うとともに、感光体ベルトに付着している紙粉やご
み等を浮かすことによって、その後の工程で、ブレード
40によりそれらの付着物の掻き取りの作用が容易に行わ
れ得るようにする作用を行う。
ハウジング33の下部に配置されるオーガー43は、従来
よりクリーニング装置に設けられているスクリューと同
様な構成を有するものであり、図示を省略した駆動機構
を介してオーガー43の駆動を行い、ハウジング33の下部
に落下するトナーを、該ハウジングの側部に向けて搬送
する作用を行うように構成している。
上記したようにしてオーガー43により集められたトナ
ーは、ユニット30の側部に接続される接続筒を介して、
複写機本体の他の部分に設けたトナー回収ボトルに収容
されるようになっている。
また、本発明のクリーニング装置30においては、前記
ブラシロール45に対向する位置にバックアップローラ48
を配置し、該バックアップローラ48により感光体10の裏
面から、ブラシロール45に向けてベルト10を押圧するよ
うに構成しており、そのバックアップローラ48による押
圧によって、該ブラシロール45のブラシ表面が感光体に
食込む間隔s1を、1mm程度となるように設定している。
さらに、前記ブラシロール45の後側の部分には、フリ
ッカーバー49を配置しており、該フリッカーバー49がブ
ラシロールの表面に所定の間隔(s2=0.5mm)を持って
食込むように構成することによって、ブラシに付着した
トナーをはたき落すような作用を行うものとして構成し
ている。
上記したように構成された本発明のクリーニング装置
において、ブラシロール45は従来より用いられているブ
ラシロールのように、感光体の表面に残留したトナーを
そのローラ自体の作用によって、掻き落す作用を行うも
のではなく、トナーの感光体に対する付着力を弱めるよ
うな作用を行うとともに、該感光体に付着する紙粉やタ
ルクの付着力を弱めるような作用を行うもので、それら
の付着物がブレードによって容易に掻き落されるように
する補助作用を行うものとして構成されている。
第1図に示されるように、本発明のハウジングの開口
部の下部に設けられる下部シール37は、該ハウジングの
下部に設けられるブラケット38と、該ブラケット38に対
して取り付けられる2枚のフィルム39、39aとから構成
される。
この下部シール37において、シールフィルム39として
は、ポリウレタンシートの50〜300μm程度の厚さを有
するものを用い、その突出長さを10mm程度に設定し、こ
れに対して後部から押圧するアシストフィルム39aを、5
0μm程度の厚さのPETフィルム(ポリエチレンテレフタ
レートフィルム)を使用し、該フィルムの突出長さを4m
m程度に設定することによって、前記ポリウレタンフィ
ルムの強度を補償し、感光体とハウジングの下部との間
のシール作用を良好に行うことが出来るものとなる。
上記したようなシール用のシートまたは板部材の組合
せにおいて、前記シールフィルム39は、感光体の表面に
直接接触するものであるから、比較的柔かい材質のもの
を用いることが必要であるけれども、該ポリウレタンフ
ィルム39は非常に腰が弱く、該フィルム自体の強度で
は、感光体に沿ってその接触部分の形状を保持すること
が出来ないという問題がある。
そこで、本発明のシール部材においては、そのフィル
ム39の後部から比較的腰の強いフィルムにより押圧し、
その後部からの押圧作用を受けて、シールフィルム39に
よるシールの作用を良好に発揮出来るように構成してい
る。
また、上記した本発明のシール用フィルムにおいて、
シールフィルム39としてポリウレタンフィルムを用いる
場合には、100〜200μmの範囲の厚さのフィルムを用い
るとそのシール性能が良好に発揮出来るものであり、そ
の他に、厚さ50μm程度のSKマット(商品名)を用いる
ことも可能である。さらに、アシストフィルムとして
も、前述したようなSKマットを用いることが出来、それ
等のフィルムとしては、他の同様な性質を有するフィル
ム材料を用いることも可能である。
第2図に示される本発明の実施例は、ハウジングの内
部に配置されるブレード40と、ブレードホルダー41、お
よび、シール部材50との関係を示している。この第2図
に示される実施例において、ブレード40の上端と裏面の
上部はブレードホルダー41の段部に係止され、該ブレー
ドの表面部は該ブレードホルダーに対向して配置される
ブレード押え板52により押圧された状態で配置され、ブ
レードホルダー41とブレード押え板52とによってブレー
ド40の上部分が挟持される。
また、前記ブレード押え板52は、ブレードホルダー41
よりも下方に長く突出した状態に形成されており、ブレ
ード40が感光体に接してトナーを掻き取る際に、その摺
動抵抗によって、ブレードがまくれ上げられることを防
止出来るようになっている。
上記した構成のブレードの保持部材において、ブレー
ド押え板52がブレードの巾よりも短い場合等には、前記
ブレード押え板によって押圧された部分では、比較的シ
ール性能は良好に発揮されるものとなるが、前記ブレー
ド押え板のない部分では、ブレードの上部分からトナー
クラウドが上部に漏れ出すという問題が発生する。
また、ブレード押え板をブレードの巾に対応させて十
分に長いものとして形成した場合に、ブレードをリトラ
クトさせた場合に、そのブレード押え板の端部がブレー
ドの側部に対応して配置されている端部シール部材をこ
するという問題が発生する。そこで、上記したような問
題が発生することを回避するためには、ブレード押え板
をブレードよりも短い部材で構成し、ブレード押え板の
側部が端部シール部材に摺動しないように構成すること
が要求される場合がある。
したがって、ブレード押え板が端部シール部材に摺動
しないようにブレードよりも短いものとして構成される
場合には、該ブレード押え板の側部にシール部材50を取
付け、該シール部材50によってシール性能を良好に発揮
出来るようにすることが必要となる。
なお、本発明のシール部材50としては、ポリウレタン
フォーム等の弾性体のシート状のものを用い、図示され
るように、そのシール部材50の端部をブレードよりも外
側に突出される状態で、ブレード押え板52に対して接着
等の手段で取付け、該シール部材の側部がハウジングの
側板に摺動するように構成する。
また、第3図に示される実施例は、第2図に示された
シール部材50に加えて、ハウジングの側部に端部シール
部材55を設ける場合の例を示している。この実施例にお
いては、端部シール部材55は第3a図に示されるように、
ポリウレタンフォームの4mm程度の厚さのシートパッド5
6に対して、その表面側にポリウレタンゴム製のシート5
7を貼り付けた状態で積層部材として構成し、該シート
パッド56の裏面を粘着テープ等を用いて、ハウジングの
側板に貼り付けている。
上記したように端部シール部材55を積層部材として構
成することによって、シートパッド56がブレード端によ
り摺動される際に、そのシートパッドの表面を傷付けた
りして、シール性能を悪化させることを防止出来るもの
となる他に、ブレード端の摺動抵抗を減少させ、ブレー
ドのセルフアライメント機構の作動時の動作を良好に行
い得るようにすることが可能になる。
また、前記端部シール部材50の角部分を切り欠き、そ
の切り欠き部分55aに対して、シール部材50の突出部が
摺動するように構成することによって、ブレードをリト
ラクトさせた場合、または、セルフアライメント機構に
よって摺動させた場合に、そのブレード40のブレード端
40aと、ハウジングの側板との間のシールを、良好な状
態に設定出来るようにすることが可能である。
上記したように構成した本発明のシール部材を用いる
ことによって、ブレードをセルフアライメント機構によ
って摺動させた場合でも、該ブレードの端部でのシール
性能を良好に発揮させることが可能になり、ハウジング
の下部で浮遊しているトナークラウドが、ブレードの側
部等から漏れ出したり、吹き出すことを防止することが
可能である。
また、前記シール部材に加えて、端部シール部材を設
ける場合には、さらにそのブレードの両側部でのシール
性能を向上させることが可能になるとともに、ブレード
のリトラクト等に際しての摺動抵抗を減少させることが
出来るものとなる。
なお、上記した本発明の実施例においては、シール部
材としてポリウレタンフォームのシート状部材を使用す
る場合の例を示しているが、前記シール部材としては、
特定の弾性体を使用することに限定されるものではな
く、その他に、前記したシート状材料と同様な性質を有
するプラスチック製のシート状材料を用いることが可能
である。
本発明の上記した構成を有するクリーニング装置30に
おいて、回収したトナーは、第4図に示されるような回
収経路を介して、複写機本体の他の部分に設けたトナー
ボトル80に収容されるようになっている。
この第4図に示されるトナーの回収経路において、ク
リーニング装置のハウジングから接続筒60を突出させて
設け、該接続筒60をトナー搬送装置70の先端部に設けた
ジョイント68に接続して、ハウジングの下部のオーガー
によって搬出されるトナーを、該搬送装置のパイプ75に
導入出来るようにしている。
また、本発明の接続筒60とジョイント68との接続部分
は、第4a図に示されるように構成されるもので、該ジョ
イント68の上部に設けた半円形の接続凹部に、接続筒68
を係止し、トナーを流通させ得るように構成する。
さらに、前記ジョイント68においては、複写機本体か
らの駆動ギヤ72によって搬送装置のギヤ71が駆動され、
該ギヤ71により、搬送装置70のパイプ75の内部に設けた
コイルオーガーが回転され、パイプ75の内部でトナーの
搬送を行うことが出来るようになっている。
第5図には、本発明の接続筒60の構成が示されてい
る。本発明のクリーニング装置のハウジングから側部に
突出される接続筒60は、該ハウジングの内部でトナーの
搬送を行うためのオーガーによる搬送手段の出口に、内
パイプ61を接続し、該内パイプ61の先端部付近に開口62
を形成している。
また、前記内パイプ61に対して、外パイプ65を摺動可
能に配置し、該外パイプ65をクリーニング装置の側板32
との間に設けたスプリング67によって先端部に向けて付
勢し、前記開口62を外パイプ65によって閉じるように形
成する。
そして、接続筒60をジョイント68に接続した際に、該
ジョイントの係合部材によって外パイプ65のフランジ66
が押され、該外パイプ65がスプリング67による押圧力に
反して図の右側に摺動され、開口部62を開くようにさ
れ、トナーを搬送装置70に供給出来るようになる。
さらに、本発明の搬送装置70としては、第6図に示さ
れるように、パイプ75の内部にコイルオーガー77を装着
し、該オーガー77の後端部を支軸78に接続し、そのパイ
プ75の後端部に設けた軸受79により支持するようにして
いる。
また、前記オーガー77の他方の端部は、第4a図に示さ
れるようにギヤ71の軸に支持され、ギヤ71がギヤ72によ
り駆動されることによって、該コイルオーガー77による
搬送を行い、パイプ75の先端の開口76からボトルに向け
て排出を行うものとなる。
したがって、本発明のトナー回収系統においては、パ
イプ75を第4図に示すようにして、ボトル80の挿入口81
から挿入し、回収トナーをボトル80に収容するように構
成することによって、クリーニング装置とボトルの間隔
が離れている場合でも、該トナーの搬送を容易に行うこ
とが出来るものとなる。そして、前記ボトル80に堆積さ
れるトナーの量は、該ボトルに設けたセンサー83により
検知して、満杯表示等を行うことが出来るようになる。
また、前記第4図に示される例において、トナー搬送
装置70のパイプ75としては、アルミ製のものを用い、オ
ーガー77としてはステンレス製の針金をコイル状に形成
したものを用いることによって、該搬送装置内でのトナ
ーの搬送を良好に行うことが出来る。さらに、トナー搬
送経路が長い場合には、複写機本体のフレーム73に対し
て所定の位置で固定部材により係止し、そのパイプの位
置を正確に設定することも出来るものである。
上記したような構成を有するクリーニング装置を装備
した複写機は、第7図および第8図に示されるような装
置として構成される。この図示される複写機1において
は、第8図に詳細に示されるように、感光体として感光
体ベルト10を用いているもので、該感光体ベルト10は複
数個のゴムロール11、11……に掛け渡されて駆動が行わ
れる。
また、該感光体ベルト10の周囲には、帯電コロトロン
12、感光部13、現像装置14、14a、転写・剥離コロトロ
ン15による画像転写と剥離の部分、クリーニング装置40
等が、それぞれ従来より用いられているゼログラフィー
装置の場合と同様にして配置される。
さらに、複写機本体の上部分に設けられるプラテンの
下面には、一般の複写機の場合と同様な機構の光学系装
置が配置されており、該光学系の装置のランプ17によっ
て、原稿8の画像を照射し、その反射光を複数個のミラ
ー19、19……とレンズ18とを組合せて反射するとともに
結像を行い、感光体ベルト10の周囲に設けた感光部13
で、該感光体ベルトに照射させるようにする。
上記した構成を有する本発明の複写機において、感光
体ベルト10に対して、感光部13の手前の部分で、帯電コ
ロトロン12により一様な帯電を行い、その後で、感光部
13を通過する間に、画像光の照射が行なわれて静電潜像
が形成され、現像装置14、14aから選択的にトナーが供
給されて、該静電潜像をトナー画像として可視像化す
る。
次いで、転写・剥離コロトロン15による画像転写部
で、ガイド板26を介して案内されてくる用紙に対して、
そのトナー画像が転写され、その転写後に感光体ベルト
に残留するトナーを、クリーニングユニット40により清
掃して、次の画像形成に対処させ得るようにしている。
前記画像担持体としての感光体ベルト10において、符
号14と14aで示されるように2つの現像装置を設けてい
るので、本発明の複写機においては、黒と赤、または、
その他の任意の色のトナーを、それらの現像装置に収容
しておくことによって、多色コピーを容易に作成するこ
とが出来るものとなる。
また、前述した構成を有する画像担持体は、第7図に
示される複写機1に設けられ、該複写機本体の内部に設
けられる複数の用紙トレイ21a〜21c、または、本体の外
部に設けられて、用紙搬送路が接続される大容量の用紙
トレイ22から供給される用紙に、感光体ベルトのトナー
画像を転写するように構成される。
上記したような複写機1において、本体の上部に設け
られるプラテン6に対応して、自動原稿送り装置5等の
装置が設けられており、その自動原稿送り装置5から送
り出される原稿の画像を光学系を介して読取り、その光
を感光体ベルト10に照射して静電潜像を形成し、該静電
潜像にトナーを付着させてトナー画像として可視像化す
る。そして、感光体ベルト10に形成されたトナー画像
を、用紙搬送路25を介して搬送される用紙に転写し、そ
の未定着トナー画像を担持する用紙を定着装置14を通し
て定着し、排出ローラ29から排出トレイ3、または、ソ
ーター4に向けて排出させるようにする。
また、本発明の複写機1においては、前記装置のコン
トロールを行うために、複写機本体の上部にコントロー
ルパネルと表示部2を設けており、該表示部に表示され
る情報に応じて、コントロールパネルを操作出来るよう
にしている。
さらに、本発明の複写機1の用紙搬送路には、中間ト
レイ21d、および用紙反転機構21e等が配置されているの
で、それ等の各機構を有機的に使用することによって、
自動両面複写機として、または、多重複写機能を有する
装置として、使用することが出来、複写機の使用可能範
囲を拡大することが出来るものとなる。
なお、上記した本発明の実施例において、画像形成装
置として電子写真複写機を用いることと、画像担持体と
して感光体ベルトを用いる場合の例を示しているが、本
発明のクリーニング装置は、画像担持体が感光体ドラム
等の場合にも適用が可能である。
また、画像形成装置としては、複写機のみでなく、電
子写真プロセスを用いるプリンターやファクシミリ等の
装置に対しても、本発明のクリーニング装置を設けた画
像形成装置を用いることが可能である。
(発明の効果) 本発明のクリーニング装置のブレードのシール装置
は、上記したような構成を有するものであるから、シー
ト材料をブレード押え板の側部に設けること、および端
部シール部材をハウジングの内側に貼り付けることによ
り、容易に構成することが出来る。そして、それ等の部
材によるシール性能を良好に発揮させることにより、ブ
レードの側部分を通って装置の外側にトナーが漏れ出す
ことを防止出来、複写機本体の内部をトナーにより汚す
等の不都合が生じることを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリーニングユニットの側面図、第2
図は本発明のブレードのシール部分の構成を示す説明
図、第3図は第2図の手段に加えて、ハウジングの側部
に端部シール部材を設ける場合の説明図、第3a図は端部
シール部材の断面図、第4図は本発明の回収トナー搬送
系統の側面図、第4a図は接続筒とジョイントとの接続関
係の説明図、第5図は接続筒の側面図、第6図はトナー
搬送装置の後端部の構成を示す断面図、第7図は本発明
のクリーニング装置を適用し得る複写機の説明図、第8
図は感光体と光学系の構成を示す説明図であり、第9図
は従来例の説明図である。 図中の符号 1……複写機、10……感光体ベルト、20……給紙装置、
25……用紙搬送路、30……クリーニングユニット、31…
…フレーム、33……ハウジング、35……開口部、37……
下部シール、38……ブラケット、39・39a……フィル
ム、40……ブレード、41……ブレードホルダー、42……
支持軸、43……オーガー、45……ブラシロール、48……
バックアップローラ、49……フリッカーバー、50……シ
ール部材、52……ブレード押え板、55……端部シール部
材、56……シートパッド、57……シート、60……接続
筒、68……ジョイント、70……トナー搬送装置、75……
パイプ、77……コイルオーガー、80……回収ボトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 弘久 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 松崎 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像担持体に形成したトナー画像を用紙に
    転写した後で、前記画像担持体の表面に残留するトナー
    を除去し、その除去したトナーを回収するように構成
    し、クリーニング装置のハウジングの開口部に設けら
    れ、感光体表面に離接するブレードにより感光体表面か
    らのトナーの除去の作用を行うように構成してなるクリ
    ーニング装置において、 前記ブレードをブレードホルダーに対して押圧し固定す
    るとともに、長手方向において前記ブレードより短いブ
    レード押え板の側端部に、前記ブレード押え板とハウジ
    ングとの隙間部分をシールするシール部材を設け、 前記ブレードの側部からのトナーの漏れ出しを防止する
    ように構成したことを特徴とするクリーニング装置のブ
    レードのシール装置。
  2. 【請求項2】前記ブレード押え板の側端部に設けたシー
    ル部材に対応させ、端部シール部材をハウジングの内側
    に貼り付けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のクリーニング装置のブレードのシール装置。
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