JPH04365384A - 機械的増幅機構 - Google Patents

機械的増幅機構

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JPH04365384A
JPH04365384A JP3140507A JP14050791A JPH04365384A JP H04365384 A JPH04365384 A JP H04365384A JP 3140507 A JP3140507 A JP 3140507A JP 14050791 A JP14050791 A JP 14050791A JP H04365384 A JPH04365384 A JP H04365384A
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JP
Japan
Prior art keywords
displacement
piezoelectric element
amplification mechanism
lever arm
piezoelectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP3140507A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Hamada
清隆 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH04365384A publication Critical patent/JPH04365384A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動源としての圧電素子
の変位を拡大する機械的増幅機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の機械的増幅機構(以下増
幅機構と記す)の一例を図4を参照して説明する。図4
に示すように圧電素子1がその発生変位Aを伝達する変
位伝達手段3によって各レバーアーム6に固定されてい
る。各々のレバーアーム6は基板4の両側面にヒンジ5
を介して連結されている。またレバーアーム6の両先端
部には薄板よりなる梁7がブリッジ状に接続されている
。このような構造の増幅機構において、この増幅機構の
駆動源となる圧電素子1は通常、圧電セラミック部材と
内部電極導体層とを多層積層して圧電の縦効果を高めた
構造のものが用いられている。例えばこの圧電素子1は
、次のようにして作られる。先ずペロブスカイト結晶構
造をもつ多成分固溶体セラミック粉末に有機バインダー
を混合してグリーンシート化し、その上に内部電極導体
層をペースト状に塗布した後、数十層(例えば64層)
に積層・焼結して積層体を作る。この積層体の側面には
内部電極導体層の端部が全層露出している。次に、積層
体の4つの側面のうち相対する一組の側面上に外部電極
を設けて、前述の内部電極導体層の露出部を一層おきに
同電位になるように接続する。この場合、各内部電極導
体層は、くしの歯を2つ噛み合わせたように、一層ごと
に電位が互い違いになるように接続する。
【0003】このような圧電素子1を駆動源とする従来
の増幅機構では、外部電極に外部から電圧を与えると、
圧電素子1の発生変位Aは、変位伝達手段3を介して各
レバーアーム6に伝えられ、ヒンジ5を支点とするてこ
の原理によりレバーアーム6の先端で拡大される。そし
てレバーアーム6の両先端にブリッジ状に接続された梁
7にはその軸方向に変位が伝達され、梁7は周知の座屈
運動によって両端に加えられた変位に対して直角方向に
変形し、梁7の中央部に最大変位Bが生じる。圧電素子
1に加えた電圧を除くと圧電素子1は原状に復帰し梁7
の中央部の変位も原状に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の増幅機構
では、駆動源である圧電素子1には内部材料として銀が
使用されているため、高湿度雰囲気中においてはこの銀
がマイグレーションを起し、絶縁特性が急激に低下する
ことがある。従って、耐湿負荷試験を行なうと側面また
は各部で放電するものが発生し信頼性上の大きな問題と
なっている。そこで一般的には圧電素子1を絶縁性を有
する樹脂で被覆して湿気の浸入を防ぐことが行なわれて
いるが、耐湿性は充分満足するには到っていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の増
幅機構の欠点を解決した機械的増幅機構を提供すること
を目的とし、圧電素子の変位を伝達し増幅する二本のレ
バーアームと、前記レバーアームで挟持された変位増幅
手段の梁とを含む機械的増幅機構において、前記圧電素
子が伸縮機能を有する筒状の金属ケースにより気密に外
装されたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例を示す斜視図である
。本実施例が図4に示す従来の増幅機構と異なるものは
、圧電素子1に代えて圧電アクチュエータ素子10が用
いられている点である。この圧電アクチュエータ素子1
0は伸縮機能をもつ筒状の金属ケースの中に前述の圧電
素子を気密封止したものであって、図2に示すように、
圧電セラミック層と内部電極導体層とが交互に積層され
た積層体を含む圧電素子1が、金属ケース11と圧電素
子1の一方の端面に設けられた気密端子12とによって
気密状態にされ、気密端子12の上にキャップ状の金属
部材13が被せれら、圧電素子1の変位発生軸Cとほぼ
平行に気密端子12を貫通したリード線14が金属部材
13の側部を貫通して金属部材13の外部へ取り出され
る構造となっている。
【0007】本実施例においては、圧電アクチュエータ
素子10の両端は、図1に示すように、エポキシ樹脂な
どの接着剤2によって、T字状の変位伝達手段3に接続
されている。変位伝達手段3は、基板4の両側面に平板
状のヒンジ5によって接続された各々のレバーアーム6
に連結されている。またレバーアーム6の先端には、薄
い金属板をプレス打抜き法等によって打抜き、両端をレ
バーアーム6の板厚に合わせてコ字状に成型した梁7が
リベット8によって締結されている。
【0008】このような構造の増幅機構において、圧電
アクチュエータ素子10に電圧を加えると、圧電アクチ
ュエータ素子10の発生変位Aは、変位伝達手段3を介
して各レバーアーム6に伝えられ、レバーアーム6の先
端で拡大される。そしてレバーアーム6の両先端にブリ
ッジ状に接続した梁7にはその軸方向に変位が伝達され
、梁7は周知の座屈運動によって両端に加えられた変位
に対して直角に変形し、梁の中央部に最大変位Bが生ず
る。圧電アクチュエータ素子10に加えた電圧を除くと
圧電アクチュエータ素子10は原状に復帰し、梁の中央
部の変位も原状に復帰する。
【0009】本実施例では、金属ケース11内の圧電素
子1は、外形寸法が縦10mm,横3mm,厚さ3mm
であり変位量が8μmである。レバーアーム6は、増幅
率が約10倍である。梁7は、板厚0.12mm,幅3
mm,長さ18mmである。この時、最大変位295μ
mで、変位拘束時の最大発生力180gfの性能を得た
。また、温度60℃,湿度95%のRH,直流電圧15
0V印加の条件で耐湿負荷試験を行なった結果1000
時間まで放電等による不良は発生しなかった。
【0010】次に、本発明の第2の実施例について述べ
る。図3は、本発明の第2の実施例の斜視図である。本
実施例においてはレバーアーム6aおよび6bはそれぞ
れ逆L字状またはL字状をしており、基板4は門型形状
をしている。基板4の底部は逆L字状の第1のレバーア
ーム6の底部上面およびL字状のレバーアーム6bの底
部上面に薄板状の第1のヒンジ5aおよび第2のヒンジ
5bを介して接続されている。門型形状の基板4の内部
には第1の実施例で示したのと同じ構造の圧電アクチュ
エータ素子10が取り付けられている。この圧電アクチ
ュエータ素子10の一端は、門型形状の基板4の上部に
接着剤2によって固着されている。また圧電アクチュエ
ータ素子10の他端は、2つに分岐して第1のレバーア
ーム6の底端部上面と第2のレバーアーム6bの底端部
上面に連結されている変位伝達手段9に固定されている
。また第1のレバーアーム6a及び第2のレバーアーム
6bの他端には、薄い金属板をプレス打抜き法等によっ
て打抜き、両端が各レバーアームの板厚に合せてコ字状
に成型された梁7がリベット8によって締結されている
。本実施例の動作は第1の実施例の動作と同じである。
【0011】本実施例では、金属ケース内の圧電素子は
、外形寸法が縦20mm,横3mm,厚さ3mmであり
、変位量が16μmである。レバーアームは、増幅率が
約10である。梁7は、板厚0.12mm,幅3mm,
長さ18mmである。本実施例は、外形寸法が第1の実
施例とほぼ同じであり、最大変位570μm,変位拘束
時の最大発生力190gfの性能が得られた。
【0012】また温度60℃,湿度95%RH,直流電
圧150V印加の条件で耐湿負荷試験を行なった結果1
000時間まで放電等による不良は発生しなかった。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、機械的増
幅機構の駆動源としての圧電素子を金属製のケースから
なる密封容器内に収納させていることにより、耐湿性能
の良好な信頼性の高い機械的増幅機構を提供することが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による機械的増幅機構の
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例における圧電アクチュエ
ータ素子の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による機械的増幅機構の
斜視図である。
【図4】従来の機構的増幅機構の斜視図である。
【符号の説明】
1    圧電素子 2    接着剤 3,9    変位伝達手段 4    基板 5,5a,5b    ヒンジ 6,6a,6b    レバーアーム 7    梁 8    リベット 10    圧電アクチュエータ素子 11    金属ケース 12    気密端子 13    金属部材 14    リード線 A    発生変位 B    最大変位 C    変位発生軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電素子の変位を伝達し増幅する二本
    のレバーアームと、前記レバーアームで挟持された変位
    増幅手段の梁とを含む機械的増幅機構において、前記圧
    電素子が伸縮機能を有する筒状の金属ケースにより気密
    に外装されたことを特徴とする機械的増幅機構。
JP3140507A 1991-06-13 1991-06-13 機械的増幅機構 Pending JPH04365384A (ja)

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JP3140507A JPH04365384A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 機械的増幅機構

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971202