JP2508232B2 - 電歪効果素子 - Google Patents

電歪効果素子

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JP2508232B2
JP2508232B2 JP1011311A JP1131189A JP2508232B2 JP 2508232 B2 JP2508232 B2 JP 2508232B2 JP 1011311 A JP1011311 A JP 1011311A JP 1131189 A JP1131189 A JP 1131189A JP 2508232 B2 JP2508232 B2 JP 2508232B2
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修 山下
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧電アクチュエータに用いられる電歪効果素
子に関する。
〔従来の技術〕
通常、電歪効果素子は、圧電効果による機械的変位が
極めて小さいため、圧電セラミック材と内部電極導体を
多重に積層して圧電縦効果を高めた構造のものが用いら
れる。
この積層体から成る電歪効果素子は、駆動電圧を低く
するため内部電極間にはさまれた一層当りの圧電セラミ
ック層を可能な限り薄くする必要があり、現在、電極間
隔100μm(最大駆動電圧150VDC)程度のものが実用化
されている。
しかし、この電歪効果素子は引張強度が弱く、電歪効
果素子自身が変位するときの加速度で破壊するという欠
点がある。そこで伸縮機構部を有する金属ケース、たと
えば金属ベローズまたはダイヤフラム等を含む金属部材
で外装された電歪効果素子は金属ベローズまたはダイヤ
フラム等の変形を利用して電歪効果素子に圧縮力を加
え、電歪効果素子が変位するときに電歪効果素子に引張
力が加わらないようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の電歪効果素子は、金属ベローズ,ダイ
ヤフラム等を金属部材と固着するときに金属ベローズ,
ダイヤフラム等を変形させ電歪効果素子に圧縮力が加わ
るようにしているので、次のような欠点がある。
(1)ベローズ,ダイヤフラム等の変形量を一定にして
もベローズ,ダイヤフラム等の材質のバラツキで圧縮力
にバラツキがある。
(2)金属ベローズ,ダイヤフラム等を金属部材と固着
するときに金属ベローズ,ダイヤフラムを変形させる作
業が困難で、高価な設備が必要であり、工数も多くかか
る。
(3)圧縮力を変化させるのにベローズ,ダイヤフラム
の材質や形状等を変更したものを準備する必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電歪効果素子は、伸縮機構部を有する金属ケ
ースで外装された電歪効果素子において、電歪効果素子
と金属ケースとの間に外部圧力より低い圧力の空間を有
している。
〔作用〕
本発明は、金属ベローズ,ダイヤフラム等を有する金
属ケースと電歪効果素子の間の空間を外部圧力より負圧
にして、外部圧力によって金属ベローズ,ダイヤフラム
等を変形させて電歪効果素子に圧縮力を加えるようにし
たものである。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例の電歪効果素子の縦断
面図である。
本実施例の電歪効果素子は、電歪効果素子本体1が金
属部材2,6とベローズ5で外装され、電歪効果素子本体
1と金属部材2,6、ベローズ5の間の空間が負圧空間10
になっている。
次に、本実施例の電歪効果素子の製造方法について説
明する。ペロブスカイト結晶構造をもつ多成分固溶体セ
ラミック粉末に有機バインダーを混合して100μm程度
の厚みにグリーンシート化し、その上にペースト状の銀
内部電極導体を塗布し、乾燥後、数十層(例えば64層)
に積層して焼結した積層体を用意する。この積層体の側
面には銀内部電極導体層の端部が露出しているので、端
部を選択的にガラス絶縁膜で被覆した後外部電極導体を
側面に形成して銀内部電極導体を一層おきに交互に接続
して2つのくし歯形電極を形成する。そしてリード線4
を外部電極導体に半田付で接続し、側面だけを樹脂で被
覆する。このようにして製作された電歪効果素子本体1
を第1図に示す部材を取り付けて密封処理する。まず、
ガラス端子からなるリード端子3が2ケ取り付けられて
いる円筒状のステンレスからなる金属部材(下部)2の
内側底面に電歪効果素子本体1が植立するように接着剤
で固定する。次に、電歪効果素子本体1のリード線4と
金属部材2に取り付けられているリード端子3の内側の
一端とを半田付けで接続する。次に、内径が電歪効果素
子本体1の外径寸法より大きく、かつ金属部材2,6の内
径と同一で、材質がステンレスのベローズ5を電歪効果
素子本体1を包むように上方から取り付け、さらに電歪
効果素子本体1の上端部にもう1つの金属部材(上部)
6をかぶせ接着剤で電歪効果素子本体1の上端面に固定
する。ここで、ベローズ5は、伸縮方向のバネ定数が電
歪効果素子本体1の発生力の10分の1以下が望ましい。
次に、圧力620mmHgにした乾燥N2を密封した空間内にて
ベローズ5の両端を上下の金属部材6,2に全周に渡りエ
レクトリックアーク溶接で溶接し、密封を完了させる。
第2図は本発明の第2の実施例の電歪効果素子の縦断
面図である。本実施例が第1の実施例と異なる点は、上
部の金属部材6を無くし、一方(図では上方)がふさが
っている有底のベローズ7を使用し、ベローズ7の底部
を電歪効果素子本体1の上端面に接着していることであ
る。
本実施例では上部の金属部材がないため、第1の実施
例に比べ低コストで製造できる利点がある。
第3図は本発明の第3の実施例の電歪効果素子の縦断
面図である。
本実施例が第1,第2の実施例と異なる点は電歪効果素
子本体1がダイヤフラム9と金属部材8から成る容器内
に収納されていることである。
次に、本実施例の製造方法を説明する。
従来の方法と同様な方法で製作された電歪効果素子本
体1をガラス端子からなるリード端子3が2ケ取り付け
られている円筒形のステンレスからなる金属部材8の内
側底面に電歪効果素子本体1が植立するように接着剤で
固定する。次に、電歪効果素子本体1のリード線4と金
属部材8に取り付けられているリード端子3の内側の一
端とを半田付けで接続する。次に、外径が電歪効果素子
本体1の外径寸法より大きく、かつ金属部材8の外径と
同一であるステンレスから成るダイヤフラム9を電歪効
果素子本体1の上端面に接着剤で固定する。ここで、ダ
イヤフラム9は伸縮方向のバネ定数が電歪効果素子本体
1の発生力の10分の1が望ましい。次に、ダイヤフラム
9の円周端を金属部材8に全周に渡りエレクトリックア
ーク溶接で溶接し、密封を完了させる。
なお、本実施例におけるダイヤフラム9の形状は山が
1つであるが、複数または不定形の波形であっても良い
ことは言うまでもない。
上述した第1〜第3の実施例のベローズ5,7またはダ
イヤフラム9と金属部材2,6,8の負圧密封処理の負圧圧
力と電歪効果素子本体1に加わる加圧力の関係は、ベロ
ーズ5,7またはダイヤフラム9のバネ定数0.5kg/mm,金属
ケース外径φ5.7mmにおいて外気圧との差−70mmHgにお
いて4kgf、−100mHgにおいて8kgfの加圧力が電歪効果素
子本体1の上下面にかかることになる。また、負圧密封
処理を行なう時の雰囲気は乾燥N2,Ar等の不活性気体お
よび乾燥空気等を使用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、金属ケース内に電歪効
果素子本体と外部圧力による負圧の空間を有することに
より、前記負圧空間の圧力を変化させて自在に圧縮力を
設定することが可能となり、また素子に加わる圧縮力の
バラツキを小さくし、また、単純な設備が使用でき工数
の低減もはかれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の電歪効果素子の縦断面
図、第2図は本発明の第2の実施例の電歪効果素子の縦
断面図、第3図は本発明の第3の実施例の電歪効果素子
の縦断面図である。 1………電歪効果素子本体、2…金属部材(下部) 3………リード端子、4………リード線 5………ベローズ、6………金属部材(上部) 7………(有底の)ベローズ 8………金属部材、9………ダイヤフラム 10……負圧空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮機構部を有する金属ケースで外装され
    た電歪効果素子において、電歪効果素子と金属ケースと
    の間に外部圧力より低い圧力の空間を有することを特徴
    とする電歪効果素子。
JP1011311A 1989-01-20 1989-01-20 電歪効果素子 Expired - Lifetime JP2508232B2 (ja)

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JPH08116102A (ja) * 1993-09-13 1996-05-07 Nec Corp 圧電アクチュエータ

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