JPH04364994A - 可視記録層を有する磁気カードの製造方法 - Google Patents
可視記録層を有する磁気カードの製造方法Info
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- JPH04364994A JPH04364994A JP3167572A JP16757291A JPH04364994A JP H04364994 A JPH04364994 A JP H04364994A JP 3167572 A JP3167572 A JP 3167572A JP 16757291 A JP16757291 A JP 16757291A JP H04364994 A JPH04364994 A JP H04364994A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定期券、入場許可証、
各種プリペイドカードなどの繰り返し使用される磁気カ
ードの製造方法であって、可視画像を繰り返し形成、消
去できる記録層を有するカードの製造に関する。
各種プリペイドカードなどの繰り返し使用される磁気カ
ードの製造方法であって、可視画像を繰り返し形成、消
去できる記録層を有するカードの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】交通機関の定期券、催し会場や建物への
入場許可証などは、毎日繰り返し使用されるが、管理上
不正乗車、不正入場をチェックする手段がない。また各
種プリペイドカードにおいても、磁気カードなどが使用
されているが、記録内容が直接目視できないため、支払
い金額や残高を簡単にチェックできず、使用者に対する
内容保証の点で問題があった。
入場許可証などは、毎日繰り返し使用されるが、管理上
不正乗車、不正入場をチェックする手段がない。また各
種プリペイドカードにおいても、磁気カードなどが使用
されているが、記録内容が直接目視できないため、支払
い金額や残高を簡単にチェックできず、使用者に対する
内容保証の点で問題があった。
【0003】そのため従来、カードに使用ごとに目視可
能な記録を行い、またそれを消去する方法が提案されて
いる。例えば、合成樹脂母材中に有機低分子物質を分散
させ、温度により透明状態と不透明(白濁)状態に変化
する材料(特開昭55−154198)を使用すること
が提案されている。この材料は、特定の温度域T1 か
ら常温に冷却すると透明になり、T1 よりも高い温度
域T2 から常温に冷却されると白濁する性質を有する
ため、それを利用して可視画像を可逆的に印字・消去す
ることができる。これら透明状態と不透明状態との可逆
変化により記録を行う方式においては、記録層の下面に
反射層を置くと画像が見易くなる。
能な記録を行い、またそれを消去する方法が提案されて
いる。例えば、合成樹脂母材中に有機低分子物質を分散
させ、温度により透明状態と不透明(白濁)状態に変化
する材料(特開昭55−154198)を使用すること
が提案されている。この材料は、特定の温度域T1 か
ら常温に冷却すると透明になり、T1 よりも高い温度
域T2 から常温に冷却されると白濁する性質を有する
ため、それを利用して可視画像を可逆的に印字・消去す
ることができる。これら透明状態と不透明状態との可逆
変化により記録を行う方式においては、記録層の下面に
反射層を置くと画像が見易くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのカードには通
常磁気記録層を設けるが、磁気記録層と上記可視記録層
はカード基材の同じ面に形成した方がカード基材の他面
全面を図柄印刷面として利用できるので好ましい。とこ
ろが、磁気記録層の上に反射層を設けてその上に可視記
録層を設けると、反射層の画像を見易くする効果が低減
してしまう。
常磁気記録層を設けるが、磁気記録層と上記可視記録層
はカード基材の同じ面に形成した方がカード基材の他面
全面を図柄印刷面として利用できるので好ましい。とこ
ろが、磁気記録層の上に反射層を設けてその上に可視記
録層を設けると、反射層の画像を見易くする効果が低減
してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの問題点を解
決し、画像が見易い磁気カードを提供するものであって
、磁気カードの磁気記録層の表面に、金属性反射層、お
よび透明状態と不透明状態との可逆変化を生じる合成樹
脂材料からなる可視記録層を順次形成するにあたり、平
滑離型シート上に形成した金属蒸着層を磁気記録層上に
転写して金属性反射層を形成することを特徴とする可視
記録層を有する磁気カードの製造方法である。
決し、画像が見易い磁気カードを提供するものであって
、磁気カードの磁気記録層の表面に、金属性反射層、お
よび透明状態と不透明状態との可逆変化を生じる合成樹
脂材料からなる可視記録層を順次形成するにあたり、平
滑離型シート上に形成した金属蒸着層を磁気記録層上に
転写して金属性反射層を形成することを特徴とする可視
記録層を有する磁気カードの製造方法である。
【0006】以下本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明方法により得られるカードの一例を示
す正面図、図2は図1のZ−Z断面図、図3は反射層を
形成する工程を説明する断面図である。本発明により得
られるカード1は、強度の大きいポリエチレンテレフタ
レート(PET)シートなどのカード基材2の一面に磁
気記録層3を設けた磁気カードであって、磁気記録層3
の上に順次、金属性反射層4、可視記録層5および保護
層6を設けてある。そして可視記録表示窓8を形成する
ための印刷7を行い、またカード基材2の他面には、装
飾や必要な説明の表示のための印刷9を施してある。磁
気記録層3は、磁性粉塗料を塗布する通常の方法で形成
される。そしてカード1の磁気記録層3と同じ側に可視
記録層5を形成するには、反射層4を磁気記録層3の上
に設けることになるが、磁気記録層3の表面には微細な
凹凸があるため、その上に直接金属を蒸着して反射層4
を形成すると、反射層4も粗面になって画像を見易くす
る効果が低下する。
る。図1は本発明方法により得られるカードの一例を示
す正面図、図2は図1のZ−Z断面図、図3は反射層を
形成する工程を説明する断面図である。本発明により得
られるカード1は、強度の大きいポリエチレンテレフタ
レート(PET)シートなどのカード基材2の一面に磁
気記録層3を設けた磁気カードであって、磁気記録層3
の上に順次、金属性反射層4、可視記録層5および保護
層6を設けてある。そして可視記録表示窓8を形成する
ための印刷7を行い、またカード基材2の他面には、装
飾や必要な説明の表示のための印刷9を施してある。磁
気記録層3は、磁性粉塗料を塗布する通常の方法で形成
される。そしてカード1の磁気記録層3と同じ側に可視
記録層5を形成するには、反射層4を磁気記録層3の上
に設けることになるが、磁気記録層3の表面には微細な
凹凸があるため、その上に直接金属を蒸着して反射層4
を形成すると、反射層4も粗面になって画像を見易くす
る効果が低下する。
【0007】そこで本発明では、図3に示すように、平
滑面を有する離型シート11上に金属蒸着層4aおよび
接着剤層12を積層形成し、この金属蒸着層4aをカー
ド1の磁気記録層3の上に転写して反射層4とする。金
属蒸着層4aの離型シート11に接する面は、離型シー
ト11の平滑度に応じた鏡面となるから、磁気記録層3
の凹凸が接着剤層12により埋められるとともに、反射
層4の上面(可視記録層5側)は極めて平滑な反射能の
高い面が現れる。金属蒸着層4aはアルミニウム、スズ
などで形成する。また接着剤層12としては、融点が1
00〜160℃のホットメルト接着剤が好ましい。融点
が100℃未満ではカードの製造時や使用時に接着剤が
流動して金属蒸着層4aの鏡面が損なわれるおそれがあ
り、160℃よりも高いと転写が容易でない。転写は、
加熱ロール13あるいは加熱プレートにより、接着剤層
12をカード1側にして加熱加圧した後、離型シートを
剥離する通常の方法によることができる。
滑面を有する離型シート11上に金属蒸着層4aおよび
接着剤層12を積層形成し、この金属蒸着層4aをカー
ド1の磁気記録層3の上に転写して反射層4とする。金
属蒸着層4aの離型シート11に接する面は、離型シー
ト11の平滑度に応じた鏡面となるから、磁気記録層3
の凹凸が接着剤層12により埋められるとともに、反射
層4の上面(可視記録層5側)は極めて平滑な反射能の
高い面が現れる。金属蒸着層4aはアルミニウム、スズ
などで形成する。また接着剤層12としては、融点が1
00〜160℃のホットメルト接着剤が好ましい。融点
が100℃未満ではカードの製造時や使用時に接着剤が
流動して金属蒸着層4aの鏡面が損なわれるおそれがあ
り、160℃よりも高いと転写が容易でない。転写は、
加熱ロール13あるいは加熱プレートにより、接着剤層
12をカード1側にして加熱加圧した後、離型シートを
剥離する通常の方法によることができる。
【0008】可視記録層5は、透明状態と不透明状態と
の視認可能な可逆変化を示す合成樹脂材料からなる。例
えばこの材料は、特開昭55−154198、特開昭5
8−45998などにみるように、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニリデン系共重合体、ポリエステル、ポリアミド
、ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレートなど
の透明合成樹脂に、有機低分子物質として高級脂肪酸、
脂肪族飽和ジカルボン酸、高級脂肪酸エステルなどを分
散させた組成物からなる。この記録材料は、サーマルへ
ッド、加熱スタンプ、加熱ロールなどの加熱手段により
温度T1 (例えば70〜100℃)で加熱すると透明
化する。次にこの透明な記録材料を、サーマルヘッド、
加熱印判などでT1 よりも高い温度T2 に局部的に
加熱してやれば、加熱された部分のみが不透明化(白濁
)して、可視画像を表示することができる。画像を消去
するには、再度温度域T1 に加熱すればよい。
の視認可能な可逆変化を示す合成樹脂材料からなる。例
えばこの材料は、特開昭55−154198、特開昭5
8−45998などにみるように、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニリデン系共重合体、ポリエステル、ポリアミド
、ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレートなど
の透明合成樹脂に、有機低分子物質として高級脂肪酸、
脂肪族飽和ジカルボン酸、高級脂肪酸エステルなどを分
散させた組成物からなる。この記録材料は、サーマルへ
ッド、加熱スタンプ、加熱ロールなどの加熱手段により
温度T1 (例えば70〜100℃)で加熱すると透明
化する。次にこの透明な記録材料を、サーマルヘッド、
加熱印判などでT1 よりも高い温度T2 に局部的に
加熱してやれば、加熱された部分のみが不透明化(白濁
)して、可視画像を表示することができる。画像を消去
するには、再度温度域T1 に加熱すればよい。
【0009】可視記録層5の表面には、必要に応じ保護
層6を設けることができる。この保護層6は記録、消去
時の加熱による記録材料の劣化防止などに有効であり、
例えば、PET、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリサルフォン、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリアリレート、ポリイミドなどの耐熱性の高
い合成樹脂のフィルムあるいは塗料を用いることができ
る。
層6を設けることができる。この保護層6は記録、消去
時の加熱による記録材料の劣化防止などに有効であり、
例えば、PET、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリサルフォン、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリアリレート、ポリイミドなどの耐熱性の高
い合成樹脂のフィルムあるいは塗料を用いることができ
る。
【0010】このようにして得られたカード1は例えば
、入場、買物、レンタルなどのプリペイドカードとして
使用することができ、使用の都度、使用金額および残額
を磁気記録とともに可視記録層5に表示することにより
、常に正確な残額を知ることができる。
、入場、買物、レンタルなどのプリペイドカードとして
使用することができ、使用の都度、使用金額および残額
を磁気記録とともに可視記録層5に表示することにより
、常に正確な残額を知ることができる。
【0011】
(実施例)予め磁気塗料を10μmの厚さに塗布した厚
さ188μmのPETシートの磁気記録層上に、融点1
15℃のホットメルト接着剤付きアルミ蒸着箔を140
℃の加熱ロールにより転写した。その上に、下記組成物
からなる記録材料をテトラヒドロフランに溶解して塗布
、乾燥し、厚さ5μmの可視記録層を形成した。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
100重量部
(日信化学社製MRP−TS) ベヘン酸
30重量部 ド
デカンジカルボン酸
15重量部そし
て可視記録層の上に、保護層として厚さ2μmのPET
フィルムを貼り付け、さらに可視記録表示窓を形成する
ための印刷をし、一方PETシートの他面に印刷層を設
け、カード形状に打ち抜いた。
さ188μmのPETシートの磁気記録層上に、融点1
15℃のホットメルト接着剤付きアルミ蒸着箔を140
℃の加熱ロールにより転写した。その上に、下記組成物
からなる記録材料をテトラヒドロフランに溶解して塗布
、乾燥し、厚さ5μmの可視記録層を形成した。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
100重量部
(日信化学社製MRP−TS) ベヘン酸
30重量部 ド
デカンジカルボン酸
15重量部そし
て可視記録層の上に、保護層として厚さ2μmのPET
フィルムを貼り付け、さらに可視記録表示窓を形成する
ための印刷をし、一方PETシートの他面に印刷層を設
け、カード形状に打ち抜いた。
【0012】(比較例1)予め磁気塗料を10μmの厚
さに塗布した厚さ188μmのPETシートの磁気記録
層上にアルミ蒸着した後、実施例と同様にして記録層の
形成以降の処理を行った。 (比較例2)予め磁気塗料を10μmの厚さに塗布した
厚さ188μmのPETシートの磁気記録層上に実施例
と同じ記録材料からなる記録層を直接形成し、以下実施
例と同じ処理を行った。
さに塗布した厚さ188μmのPETシートの磁気記録
層上にアルミ蒸着した後、実施例と同様にして記録層の
形成以降の処理を行った。 (比較例2)予め磁気塗料を10μmの厚さに塗布した
厚さ188μmのPETシートの磁気記録層上に実施例
と同じ記録材料からなる記録層を直接形成し、以下実施
例と同じ処理を行った。
【0013】そして得られた各カードを、85℃から常
温に冷却して透明化した時と、110℃から常温に冷却
して不透明にした時の反射濃度をマクベス反射濃度計R
D−914で測定した。その結果を表1に示す。
温に冷却して透明化した時と、110℃から常温に冷却
して不透明にした時の反射濃度をマクベス反射濃度計R
D−914で測定した。その結果を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示す結果から、金属蒸着層を転写し
て反射層を形成した実施例では、透明時と不透明時の反
射濃度の差が大きく、印字記録時のコントラストが高い
ことが分かる。
て反射層を形成した実施例では、透明時と不透明時の反
射濃度の差が大きく、印字記録時のコントラストが高い
ことが分かる。
【0016】
【発明の効果】本発明方法は、磁気記録層の上に、別途
形成した鏡面金属蒸着層を転写することにより反射層を
形成したから、反射層の反射能が高く画像の視認性が高
くなる。またカード基材の同じ面に磁気記録層と可視記
録層があるから、カード基材の他面全面を図柄印刷面と
して利用できる。
形成した鏡面金属蒸着層を転写することにより反射層を
形成したから、反射層の反射能が高く画像の視認性が高
くなる。またカード基材の同じ面に磁気記録層と可視記
録層があるから、カード基材の他面全面を図柄印刷面と
して利用できる。
【図1】本発明方法により得られる磁気カードの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】図1のZ−Z断面図である。
【図3】反射層を形成する工程を示す断面図である。
1 カード
2 カード基材
3 磁気記録層
4 金属性反射層
4a 金属蒸着層
5 可視記録層
11 離型シート
12 接着剤層
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気カードの磁気記録層の表面に、金
属性反射層、および透明状態と不透明状態との可逆変化
を生じる合成樹脂材料からなる可視記録層を順次形成す
るにあたり、平滑離型シート上に形成した金属蒸着層を
磁気記録層上に転写して金属性反射層を形成することを
特徴とする可視記録層を有する磁気カードの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167572A JPH04364994A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 可視記録層を有する磁気カードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167572A JPH04364994A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 可視記録層を有する磁気カードの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04364994A true JPH04364994A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15852227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3167572A Pending JPH04364994A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 可視記録層を有する磁気カードの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04364994A (ja) |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP3167572A patent/JPH04364994A/ja active Pending
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