JPH04364943A - 深みのある光沢感を有する化粧板 - Google Patents

深みのある光沢感を有する化粧板

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JPH04364943A
JPH04364943A JP3166130A JP16613091A JPH04364943A JP H04364943 A JPH04364943 A JP H04364943A JP 3166130 A JP3166130 A JP 3166130A JP 16613091 A JP16613091 A JP 16613091A JP H04364943 A JPH04364943 A JP H04364943A
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JP
Japan
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paper
layer
overlay
thermosetting resin
impregnated
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Pending
Application number
JP3166130A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kubota
久保田孔万
Tadashi Matsushima
松島是
Rika Mochizuki
望月理加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
Original Assignee
Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面保護層となるオーバ
ーレイ層を有する化粧板に関するものである。更に詳し
くは、金属調光沢(メタリック感)、虹彩色調光沢等の
光沢感を有する熱硬化性樹脂化粧板に関するものである
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂化粧板にはメラミン樹脂、
ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂など各種樹脂を使用したものがあり、広い範囲にわ
たって用いられている。その構成等は新化粧板読本(昭
和43年11月20日新建材研究所発行)、化粧板ハン
ドブック(昭和48年10月30日新建材研究所発行)
等に詳しく記載されている。例えば、メラミン化粧板に
は大別して高圧メラミン化粧板と低圧(中圧)メラミン
化粧板の2種類があり、高圧メラミン化粧板の一般的な
構成は、表面層より順に、オーバーレイ紙に樹脂を含浸
したオーバーレイ含浸層、青色系、黒色系、白色系、グ
レー系等の用途に応じた意匠性を有するパターン紙(化
粧紙又はチタン紙ともいう)に樹脂を含浸した化粧層、
コアー紙に樹脂を含浸したコアー層、バック層から成っ
ている。以上のようなメラミン樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、アクリル樹脂及びポリエステル樹脂などの熱硬
化性樹脂表面層からなる化粧板において、化粧板に意匠
性を付与する方法として種々の方法が提案されており、
その表面層に金属調光沢を付与した化粧板としては、例
えば特公昭63−22980号、特開昭63−5723
2号、特開昭63−84936号等に開示された熱硬化
性樹脂化粧板がある。該公報の内容は概ね次の通りであ
る。 (1)特公昭63−22980号 熱硬化性樹脂化粧板において、表面化粧紙に粒度10〜
50μの雲母と複数個の顔料を混合して抄紙した厚紙を
用いることにより、金属調光沢のある化粧板を作製する
。 (2)特開昭63−57232号 表面保護層となるオーバーレイ紙又はパターン紙のいず
れか又は双方の表面に、金属調光沢付与物質を含浸した
熱硬化性樹脂を塗布・含浸し、基材と一体積層すること
により、耐久性の優れた品質と美観を有する化粧板を得
る。 (3)特開昭63−84936号 パール片又は雲母片の表面に酸化チタンを溶融被覆した
物質である金属調光沢付与物質を混入含有したインクを
用いてオーバーレイ紙又はパターン紙に印刷することに
より、金属調光沢表面のある化粧板とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている熱硬化性樹脂化粧板では、耐久性と深みの
ある光沢感を付与するには下記のように不十分であった
。 (1)特公昭63−22980号に開示されている化粧
板は、オーバーレイ紙を省略した、いわゆるノンオーバ
ーレイタイプの化粧板であり、表面保護層がないために
、オーバーレイ層を有する通常の熱硬化性化粧板に比較
して耐摩耗性、表面樹脂硬度、耐薬品性及び耐熱性など
の諸性質が劣り、品質上、特に耐久性に乏しい欠点があ
った。また、パターン紙は遮蔽性も要求されるため、光
沢感を有する物質を抄き込んでも、遮蔽性のために充分
な光沢感を付与することができないのが実情である。 (2)特開昭63−57232号に開示されている化粧
板はオーバーレイ紙を使用しているため化粧板としての
耐久性は充分ではある。しかしながら、オーバーレイ紙
又はパターン紙に光沢付与物質を含浸した熱硬化性樹脂
を塗布・含浸しても、光沢性付与物質はオーバーレ層又
はパターン層に均一に含浸されるのではなく、その表面
層に主に分布している。このため、深みのある光沢感を
充分に付与することができないのが実情である。又、パ
ターン層に光沢付与物質を含浸した場合には、摩耗によ
り光沢感が損なわれていくという問題もある。 (3)特開昭63−84936号に開示されている化粧
板も特開昭63−57232号同様にオーバーレイ紙を
使用しているため化粧板としての耐久性は充分ではある
。しかしながら、オーバーレイ紙又はパターン紙に光沢
付与物質を含有するインクを塗布しても、光沢性付与物
質はその表面層にしかなく、このため、深みのある光沢
感を充分に付与することができないのが実情である。 又、パターン層に光沢付与物質を含有するインクを塗布
した場合には、摩耗により光沢感が損なわれていくとい
う問題もある。本発明は耐久性と深みのある光沢感を有
する熱硬化性樹脂化粧板を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、オーバーレイ層を有する熱硬化性樹脂化粧
板において、表面オーバーレイ層及び光沢付与物質を抄
き込んだ中間オーバーレイ層を含む3層抄き紙を用いる
ことを特徴とする。即ち、本発明は熱硬化性樹脂化粧板
において、表面オーバーレイ層、光沢付与物質を抄き込
んだ中間オーバーレイ層、及び裏面オーバーレイ層から
なる3層抄きオーバーレイ紙を用い、この3層抄きオー
バーレイ紙及びパターン紙に熱硬化性樹脂を含浸したも
のを熱硬化性樹脂を含浸したコアー紙又はその他の基材
と一体積層し、加熱加圧成形した化粧板及び、熱硬化性
樹脂化粧板において、表面オーバーレイ層、光沢付与物
質を抄き込んだ中間オーバーレイ層及び酸化チタンを抄
き込んだ裏面パターン層から成る3層抄き紙を用い、こ
の3層抄き紙に熱硬化性樹脂を含浸したものを熱硬化性
樹脂を含浸したコアー紙又はその他の基材と一体積層し
、加熱加圧成形した化粧板を要旨とするものであり、光
沢付与物質をオーバーレイ層に抄き込むことにより深み
のある光沢感を付与したものである。光沢付与物質を抄
き込んだオーバーレイ紙だけを用いた場合には、化粧板
より光沢付与物質が脱落して意匠性を損ないやすい。 また、光沢付与物質を抄き込んだオーバーレイ紙だけで
はオーバーレイ紙表面に印刷を施すことができず、更に
複雑な意匠性を持たせることができない。以下、本発明
の内容を具体的に説明する。
【0005】本発明に適用される光沢付与物質は輝度感
を有するものであり、例えば金属片、天然真珠片、貝殻
片、合成真珠片、等のリン片状物が挙げられ、用途及び
目的とする意匠性により1種以上適宜選択される。より
具体的には、例えば、商品名レインボーフレークNo.
501(ダイヤ工業製)、同530(ダイヤ工業製)、
商品名イルミヤーン(ダイヤ工業製)、商品名エルジー
シルバー(尾池工業製)、商品名オパール(協栄カルシ
ウム製)、商品名オパールS(協栄カルシウム製)、商
品名ケミカルホイル(福田金属製)、等が挙げられるが
、これに限定されるものではない。これらの光沢付与物
質を抄き込んだ中間オーバーレイ層を有する3層抄き紙
を抄紙するには公知の材料を用いて公知の抄紙法を適用
すれば良く、例えば「図解製紙百科」,P295〜30
7.(昭和60年8月1日  有限会社中外産業調査会
発行)に記載されている多層抄き法が挙げられ、3層抄
きは丸網、長網、短網フォーマー等どの組合せを用いて
も良い。3層抄きすることにより、光沢付与物質が抄紙
工程や次の含浸工程で脱落しにくくなる。次に、オーバ
ーレイ紙に含浸する熱硬化性樹脂も特に限定するもので
はなく、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂等のいずれも1種又は2種
以上を配合して用いることができる。更に、本発明の熱
硬化性樹脂化粧板を作製するには、公知の材料を用い公
知の方法により加熱加圧加工すればよい。光沢付与物質
を抄き込んだオーバーレイ紙だけを用いた場合には、光
沢付与物質に巻き込まれた空気によるものと考えられる
が、加熱加圧工程でオーバーレイ層に気泡の発生や発泡
が起こりやすい。本願発明の表面オーバーレイ層及び光
沢付与物質を抄き込んだ中間オーバーレイ層を含む3層
抄き紙を用いると、加熱加圧工程で光沢付与物質を抄き
込んだ中間オーバーレイ層の気泡の発生や発泡が起こり
にくくなる。表面オーバーレイ層を有しない光沢付与物
質を抄き込んだオーバーレイ紙の上に別途オーバーレイ
紙を設けたとしても、意匠上問題とならない程度に気泡
の発生等を抑制することは難しい。
【0006】
【実施例】
実施例1 米坪15g/m2の表面オーバーレイ層、レインボフレ
ークNo.501を対パルプ15重量%抄きこんだ米坪
35g/m2の中間オーバーレイ層及び米坪15g/m
2の裏面オーバーレイ層からなる米坪60g/m2の3
層抄きオーバーレイ紙を丸網→短網→丸網フォーマーの
組合せで常法により作製し、メラミン樹脂を対3層抄き
オーバーレイ紙で150重量%含浸した。一方、メラミ
ン樹脂化粧板用の米坪126g/m2の青色系のチタン
紙((株)興人製)に前記同様のメラミン樹脂を対チタ
ン紙で60重量%含浸した。次いで、クラフト紙にフェ
ノール樹脂を含浸したもの5枚をコアー層として使用し
、通常のメラミン化粧板の製造方法により、前記の3層
抄きオーバーレイ含浸紙を最上層とし、その下に、順に
、メラミン樹脂含浸したパターン含浸紙、フェノール樹
脂含浸コアー紙、フェノール樹脂含浸バック紙を載置し
た後、これらをホットプレス機により常法により一体成
形して、本発明のメラミン化粧板を得た。加熱加圧工程
でオーバーレイ層表面に発泡は発生せずブリスター性は
良好であった。また、光沢付与物質を抄き込んだ中間オ
ーバーレイ層には意匠性上問題となる気泡は認められな
かった。 実施例2 米坪10g/m2の表面オーバーレイ層、レインボフレ
ークNo.501を対パルプ15重量%抄きこんだ米坪
30g/m2の中間オーバーレイ層及び酸化チタンを対
パルプ30重量%抄きこんだ米坪70g/m2の裏面パ
ターン層からなる米坪110g/m2の3層抄き紙を丸
網→短網→丸網フォーマーの組合せで常法により作製し
、メラミン樹脂を対3層抄き紙で130重量%含浸した
。次いで、クラフト紙にフェノール樹脂を含浸したもの
5枚をコアー層として使用し、通常のメラミン化粧板の
製造方法により、3層抄き含浸紙を最上層とし、その下
に、順に、フェノール樹脂含浸コアー紙、フェノール樹
脂含浸バック紙を載置した後、これらをホットプレス機
により常法により一体成形して、本発明のメラミン化粧
板を得た。加熱加圧工程でオーバーレイ層表面に発泡は
発生せずブリスター性は良好であった。また、光沢付与
物質を抄き込んだ中間オーバーレイ層には意匠性上問題
となる気泡は認められなかった。
【0007】
【発明の効果】本発明の熱硬化性化粧板は表面保護層と
してオーバーレイ層を設けて有るため化粧板としての耐
久性は充分である。又、中間オーバーレイ層に光沢付与
物質が均一に分布しているため、深みのある光沢感を有
する。更に、この光沢付与物質を抄き込んだ中間オーバ
ーレイ層の上に表面オーバーレイ層が設けてあるため、
光沢付与物質が脱落することがなく、表面オーバーレイ
層が摩耗してきても充分な光沢感を維持することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱硬化性樹脂化粧板において、表面オ
    ーバーレイ層、光沢付与物質を抄き込んだ中間オーバー
    レイ層、及び裏面オーバーレイ層からなる3層抄きオー
    バーレイ紙を用い、この3層抄きオーバーレイ紙及びパ
    ターン紙に熱硬化性樹脂を含浸したものを熱硬化性樹脂
    を含浸したコアー紙又はその他の基材と一体積層し、加
    熱加圧成形した化粧板。
  2. 【請求項2】  熱硬化性樹脂化粧板において、表面オ
    ーバーレイ層、光沢付与物質を抄き込んだ中間オーバー
    レイ層及び酸化チタンを抄き込んだ裏面パターン層から
    成る3層抄き紙を用い、この3層抄き紙に熱硬化性樹脂
    を含浸したものを熱硬化性樹脂を含浸したコアー紙又は
    その他の基材と一体積層し、加熱加圧成形した化粧板。
JP3166130A 1991-06-12 1991-06-12 深みのある光沢感を有する化粧板 Pending JPH04364943A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220335A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Daio Paper Corp 床材用含浸紙
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WO2012164113A1 (es) * 2011-05-27 2012-12-06 Barberan La Torre Jesus Francisco Panel con recubrimiento de melamina

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