JPH04362508A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH04362508A
JPH04362508A JP16251891A JP16251891A JPH04362508A JP H04362508 A JPH04362508 A JP H04362508A JP 16251891 A JP16251891 A JP 16251891A JP 16251891 A JP16251891 A JP 16251891A JP H04362508 A JPH04362508 A JP H04362508A
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JP
Japan
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depth
film
tip
resistance value
magnetic head
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Withdrawn
Application number
JP16251891A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ono
洋明 小野
Osamu Ishikawa
理 石川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスクに対し
て記録再生を行うのに好適な薄膜磁気ヘッドの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドにおいては、フロントギ
ャップ部はギャップ磁界の磁束密度に大きく影響するた
め、このフロントギャップ部のデプスを高精度に制御す
ることが、高いヘッド効率を得る上で重要である。通常
、デプス出しは、ヘッドブロック上に下部磁性体、導体
コイル、上部磁性体を順次積層した後、フロントギャッ
プ部の先端側よりバック側へ亘って研磨して行われる。 このデプス出し工程では、研磨の指標となる基準を設け
なければ所定のデプスとすることができないことから、
導体コイルを形成する前に下部磁性体上に平坦化膜を形
成し、この平坦化膜の先端位置をデプス零位置としてい
る。
【0003】ところで、デプス出しを行う場合、上記平
坦化膜の先端位置を顕微鏡等の光学的手段によって検出
する必要がある。しかしながら、顕微鏡による検出では
、測定時間が非常にかかるばかりか、目視によるため測
定者によりばらつきが生じ、必ずしも正確値な値が得ら
れない。したがって、不正確なデプス零位置を基準とし
てデプス加工を行えば、当然デプス精度が劣化し、ヘッ
ド効率の低下が避けられない。また、上記平坦化膜は、
フォトリソグラフィー技術によって形成されるが、マス
ク合わせの際の位置ずれや、露光条件或いはレジストへ
のハードキュアを行うことによって、ロット毎にその先
端位置がずれてしまう。このため、ロット毎に時間をか
けて平坦化膜の先端位置を検出しなければならず、生産
性の点で非常に不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
の従来の実情に鑑みて提案されたものであって、デプス
零位置を簡単に且つ正確に検出することができ、しかも
デプスを高精度に規制することができる生産性に優れた
薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とする
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、下部磁性体上に平坦化膜が形成されこ
の平坦化膜の先端縁がデプス零位置となる薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法において、上記下部磁性体が形成されたヘ
ッドブロック上に上記平坦化膜の先端縁位置によって抵
抗値が変化する位置検出センサを設け、予めこの位置検
出センサの抵抗値によってデプス零位置を検出した後、
これを基準としてデプス出しを行うことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本発明においては、下部磁性体が形成されたヘ
ッドブロック上に平坦化膜の先端位置によって抵抗値が
変化する位置検出センサが設けられているので、その平
坦化膜の先端位置に応じた抵抗値が検出され、この抵抗
値から瞬時にしてデプス零位置が検出される。上記デプ
ス零位置は、抵抗値の変化として検出されるので、目視
による場合に比べ極めて正確な値となる。したがって、
この正確なデプス零位置を基準としてデプス出しを行え
ば、正確なデプスが得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの製
造方法の具体的な実施例について図面を参照しながら説
明する。薄膜磁気ヘッドを製造するには、先ず、図1に
示すように、Al2 O3 −TiC等よりなるヘッド
ブロック1上にFe−Ni等からなる強磁性金属材料を
被着し下部磁性体2を形成する。そしてこれと同時に、
上記ヘッドブロック1の数個所にデプス零位置を検出す
るための位置検出センサを形成する。位置検出センサは
、以下のようにして作製する。
【0008】先ず、下部磁性体2が形成されていない部
分に、電気抵抗値の比較的高い材料、例えばTaSiO
2 等をスパッタリングし、一対の抵抗センサ部3,4
を磁気ギャップのトラック方向で所定間隔となるように
形成する。上記抵抗センサ部3,4は、互いにデプス方
向(図1中矢印X方向)での長さが異なるように、且つ
単位長さ当たりの抵抗値を同じにするため同一幅として
平面長方形パターンに形成する。以下、長さの短い抵抗
センサ部3を第1の抵抗センサ部3と称し、長さの長い
抵抗センサ部4を第2の抵抗センサ部4と称する。上記
第2の抵抗センサ部4は、後工程でデプス零位置を規制
する平坦化膜をこれら抵抗センサ部3,4及び下部磁性
体2を覆って設けたときに、その先端部がわずかに平坦
化膜の外に出るような位置に形成する。
【0009】次に、第1の抵抗センサ部3の長手方向で
の両端縁近傍部に上記下部磁性体2と対向する一側縁に
接続してその基端部5a,6aの接続位置が所定間隔と
なるように一対の引き出し線5,6を形成する。上記引
き出し線5,6は、電気抵抗値の無視できるAuやCu
等により形成し、基端部5a,6aを抵抗センサ部3に
接続させ、端子として使用する先端部5b,6bを磁気
ヘッドのバックギャップ側に導出するように導き全体と
して平面略L字状となるように形成する。また、第2の
抵抗センサ部4にも同様に、この第2の抵抗センサ部4
の長手方向での略中央部に上記第1の抵抗センサ3とは
反対側の一側縁にその基端部7aを接続し、端子として
使用する先端部7bをバックギャップ側に引き出すよう
にして引き出し線7を平面略L字状に形成する。
【0010】次に、図2に示すように、下部磁性体2の
先端部2a及び上部磁性体と接続されるバック部2bを
除いて下部磁性体2上にデプス零位置を規制するための
絶縁材料よりなる平坦化膜8を形成する。また、上記平
坦化膜8は、上記第1の抵抗センサ部3を完全に覆うよ
うに、且つ第2の抵抗センサ部4の先端部4aが露出す
るように形成する。この結果、下部磁性体2の先端側に
設けられる平坦化膜8の先端縁8aがデプス零位置を規
制することになる。
【0011】次いで、図3に示すように、平坦化膜8の
外に露出した第2の抵抗センサ部4の先端部4aを完全
に覆うようにして電気抵抗値の低い金属薄膜9を積層す
る。なお、上記金属薄膜9は、平坦化膜8の成膜による
ずれを考慮し、この平坦化膜8の先端縁8aを跨ぐよう
に余裕を持って大きめに形成する。この結果、第2の抵
抗センサ部4と金属薄膜9とが電気的に接続されること
になる。そしてさらに、上記金属薄膜9の先端側のデプ
ス方向での一側縁に基端部10aを接続させて先に第2
の抵抗センサ部4に接続して形成した引き出し線7と同
様の引き出し線10を形成する。上記引き出し線10は
、先端部10bをバック側に引き出すように平面略L字
状に形成し、その先端部10bを端子として使用する。
【0012】以上のようにして位置検出センサを形成し
た後、図4に示すように、下部磁性体2の先端部2a上
にギャップ膜11を形成する。次いで、上記平坦化膜8
の上に第1のレジスト12aを形成した後、この第1の
レジスト層12a上に金属導体を被着しエッチングして
スパイラル状の第1の導体コイル13aを形成する。そ
してさらに、この第1の導体コイル13aを埋め込むよ
うにして第2のレジスト層12bを形成した後、先の第
1の導体コイル13aと同様にして上記第2のレジスト
層12b上にスパイラル状の第2の導体コイル13bを
形成する。
【0013】次いで、上記第2の導体コイル13bを覆
って第3のレジスト層12cを形成し、この上に上部磁
性体14を積層形成する。上部磁性体14は、スパイラ
ル状とされた第1の導体コイル13a及び第2の導体コ
イル13bの中心部で下部磁性体2と接続するように設
け、この中心部よりフロントギャップ側へ跨がるように
してそのフロントギャップ部でギャップ膜11を介して
下部磁性体2と対向するように形成する。そして最後に
、上部磁性体14を保護するためのAl2 O3 より
なる保護膜15を上記上部磁性体14を覆って形成する
【0014】このようにしてヘッドブロック1上に薄膜
磁気ヘッド素子を形成した後、当該ヘッドブロック1を
フロントギャップ部の先端側より研磨する。研磨を行う
に際しては、始めにデプス零位置を先の工程で作製した
位置検出センサで確認する。デプス零位置は、次のよう
にして確認することができる。図5に示すように、第1
の抵抗センサ部3に接続される一対の引き出し線5,6
の基端部5a,6a間のデプス方向での距離をLr 、
引き出し線5,6の先端部5b,6b間に測定される電
気抵抗値をRr 、第2の抵抗センサ部4の後端側の引
き出し線7の基端部7aから平坦化膜8の先端縁8aま
でのデプス方向での距離をLs 、引き出し線7,10
の先端部7b,10b間に測定される電気抵抗値をRs
 とした場合、各引き出し線5,6及び7,10間の抵
抗値は、幅が同じであるから長さに比例する。また、引
き出し線5,6の基端部5a,6a間の距離Lr は予
め設定されており、一方引き出し線7,10の第2の抵
抗センサ部4への実質的な接続点間距離Ls は平坦化
膜8の先端縁8aの位置で決まる。したがって、測定さ
れる抵抗値は高電気抵抗膜である抵抗センサ部3,4で
決まり、引き出し線5,6,7,10及び金属薄膜9の
抵抗は無視できるため、次式(1)が成り立つ。Lr 
:Ls =Rr :Rs   ・・・式(1)上記Rr
 、Rs を測定すれば、Lr は予め判っているから
式(1)より、引き出し線7の基端部7aから平坦化膜
8の一側縁8aまでの距離Ls を知ることができる。 つまり、この位置検出センサにおいては、平坦化膜8の
成膜された位置に応じて変化する抵抗値により、デプス
零位置が瞬時にして確認される。 したがって、上記平坦化膜8が成膜の際にずれてしまっ
た場合でも、その平坦化膜8の先端縁8a位置に応じて
変化する抵抗値により、Ls が求まりデプス零位置を
確認することができる。
【0015】上記デプス零位置を確認したら、今度はこ
のデプス零位置を基準としてヘッドブロック1上に予め
形成しておいた研磨によって電気抵抗値が変化する研磨
用デプスセンサ16を用いてデプス出しを行う。上記研
磨用デプスセンサ16の形成位置は予め判っているので
、上記第2の抵抗センサ部4の後端側の引き出し線7の
基端部7aより、研磨始めとなる研磨用デプスセンサ1
6の先端部16aまでの距離を知ることができる。また
、上記Ls が既存値であることから、研磨用デプスセ
ンサ16の先端部16a位置よりデプス零位置までの距
離が判る。したがって、このデータを基に研磨を行えば
、所定の抵抗値となったところで研磨を終了することに
より、所定のデプスが得られる。
【0016】以上のように、デプス出しをするに際して
は、研磨前に正確なデプス零位置が判っているため、よ
り正確な加工を行うことができるとともに、デプスのば
らつきを抑えることができる。したがって、歩留りはも
ちろんのこと生産性の大幅な向上が図れ、ヘッド効率の
極めて高い薄膜磁気ヘッドを製造することができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の製造方法においては、下部磁性体が形成されたヘッ
ドブロック上に平坦化膜の先端縁位置によって抵抗値が
変化する位置検出センサを設けているので、抵抗値の変
化として瞬時に正確なデプス零位置を検出することがで
きる。したがって、この正確に検出されたデプス零位置
を基準にデプス出しを行えば、より正確なデプスを得る
ことができ、歩留りよくヘッド効率の高い薄膜磁気ヘッ
ドを製造することができる。
【0018】また、平坦化膜が成膜時にずれた場合でも
、そのずれに応じた抵抗値としてデプス零位置が検出さ
れるので、ロット毎にデプス零位置が異なってもこの正
確なデプス零位置を基準としてデプス出し工程で正確な
デプス出しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄膜磁気ヘッドの製造工程のうち、抵抗センサ
部形成工程を示す平面図である。
【図2】薄膜磁気ヘッドの製造工程のうち、平坦化膜形
成工程を示す平面図である。
【図3】薄膜磁気ヘッドの製造工程のうち、金属薄膜を
形成し位置検出センサを完成する工程を示す平面図であ
る。
【図4】薄膜磁気ヘッド素子形成工程を示す要部拡大断
面図である。
【図5】薄膜磁気ヘッドの製造工程のうち、デプス零位
置検出工程を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・ヘッドブロック 2・・・下部磁性体 3・・・第1の抵抗センサ部 4・・・第2の抵抗センサ部 5,6,7,10・・・引き出し線 8・・・平坦化膜 9・・・金属薄膜 14・・・上部磁性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下部磁性体上に平坦化膜が形成されこ
    の平坦化膜の先端縁がデプス零位置となる薄膜磁気ヘッ
    ドの製造方法において、上記下部磁性体が形成されたヘ
    ッドブロック上に上記平坦化膜の先端縁位置によって抵
    抗値が変化する位置検出センサを設け、予めこの位置検
    出センサの抵抗値によってデプス零位置を検出した後、
    これを基準としてデプス出しを行うことを特徴とする薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
JP16251891A 1991-06-07 1991-06-07 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Withdrawn JPH04362508A (ja)

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Effective date: 19980903