JPH04361812A - 熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法 - Google Patents
熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法Info
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- JPH04361812A JPH04361812A JP3134624A JP13462491A JPH04361812A JP H04361812 A JPH04361812 A JP H04361812A JP 3134624 A JP3134624 A JP 3134624A JP 13462491 A JP13462491 A JP 13462491A JP H04361812 A JPH04361812 A JP H04361812A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 64
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延ラインにおけ
る間ピッチ制御方法に関する。
る間ピッチ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延ラインにおけるミルペーシング
制御の目的は、被圧延材の加熱炉からの抽出ピッチと圧
延ピッチとの整合をとり、オペレータの判断を必要とす
ることなく最適なピッチにて自動抽出を行うことにより
、そのラインの生産能率を高めることにある。
制御の目的は、被圧延材の加熱炉からの抽出ピッチと圧
延ピッチとの整合をとり、オペレータの判断を必要とす
ることなく最適なピッチにて自動抽出を行うことにより
、そのラインの生産能率を高めることにある。
【0003】従来のミルペーシング制御の方法では、予
め設定された搬送パターンに基づいて先行圧延材と後行
圧延材の搬送所要時間を予測計算し、先行圧延材の実績
抽出時刻とボトルネックとなる設備の必要間ピッチとか
ら後行圧延材の抽出時刻を計算によって決定し、その時
刻に到達した時点で後行圧延材の抽出を行うという方法
が初期に考え出された。その後、先行圧延材と後行圧延
材の搬送所要時間について、ミルペーシングが予測計算
した結果と実際の先行・後行両圧延材の搬送時間に生じ
る誤差を吸収あるいは修正によって小さくするような改
善策が種々提案されてきた。
め設定された搬送パターンに基づいて先行圧延材と後行
圧延材の搬送所要時間を予測計算し、先行圧延材の実績
抽出時刻とボトルネックとなる設備の必要間ピッチとか
ら後行圧延材の抽出時刻を計算によって決定し、その時
刻に到達した時点で後行圧延材の抽出を行うという方法
が初期に考え出された。その後、先行圧延材と後行圧延
材の搬送所要時間について、ミルペーシングが予測計算
した結果と実際の先行・後行両圧延材の搬送時間に生じ
る誤差を吸収あるいは修正によって小さくするような改
善策が種々提案されてきた。
【0004】すなわち、たとえば特開昭62−2893
08号公報には、加熱炉からの抽出ピッチと仕上ミルへ
の噛み込みピッチとの間にある程度の独立性を持たせる
べく、粗ミル最終スタンドと仕上ミルとの間にバッファ
ゾーンと呼ばれる制御領域を設けて、このバッファゾー
ンに後行圧延材を加熱炉からの抽出ピッチと仕上ミルへ
の噛み込みピッチとの差にあたる時間分だけ待機させる
ことにより、仕上ミルへの噛み込みピッチの制御を正確
に行えるようにする方法が開示されている。
08号公報には、加熱炉からの抽出ピッチと仕上ミルへ
の噛み込みピッチとの間にある程度の独立性を持たせる
べく、粗ミル最終スタンドと仕上ミルとの間にバッファ
ゾーンと呼ばれる制御領域を設けて、このバッファゾー
ンに後行圧延材を加熱炉からの抽出ピッチと仕上ミルへ
の噛み込みピッチとの差にあたる時間分だけ待機させる
ことにより、仕上ミルへの噛み込みピッチの制御を正確
に行えるようにする方法が開示されている。
【0005】また特開昭63−295010号公報には
、先行材に対して次行材が設定ピッチより小さい間ピッ
チで送出されたとき、その間ピッチが設定ピッチ以上に
なるまでは次行材を停止または引き戻させ、設定ピッチ
以上になったとき、その次行材を圧延機へ再送出する間
ピッチ制御装置において、上記先行材の尾端が所定の検
出位置にきたとき、この先行材の速度から上記尾端が圧
延機に達するまでの第1の時間を演算する第1の演算装
置と、上記次行材の先端が上記検出位置にきたとき、こ
の次行材の速度から上記先端が圧延機に達するまでの第
2の時間を演算する第2の演算装置と、上記第2の時間
から上記第1の時間を差し引いて得た間ピッチが設定ピ
ッチより大きいときは、上記次行材をそのまま送出させ
るとともに、逆に小さいときは上記設定ピッチから上記
間ピッチを差し引いた時間だけ、上記次行材の停止また
は引き戻しおよび再送出を行わせる間ピッチ制御回路と
を備えたことを特徴とする間ピッチ制御装置が開示され
ている。
、先行材に対して次行材が設定ピッチより小さい間ピッ
チで送出されたとき、その間ピッチが設定ピッチ以上に
なるまでは次行材を停止または引き戻させ、設定ピッチ
以上になったとき、その次行材を圧延機へ再送出する間
ピッチ制御装置において、上記先行材の尾端が所定の検
出位置にきたとき、この先行材の速度から上記尾端が圧
延機に達するまでの第1の時間を演算する第1の演算装
置と、上記次行材の先端が上記検出位置にきたとき、こ
の次行材の速度から上記先端が圧延機に達するまでの第
2の時間を演算する第2の演算装置と、上記第2の時間
から上記第1の時間を差し引いて得た間ピッチが設定ピ
ッチより大きいときは、上記次行材をそのまま送出させ
るとともに、逆に小さいときは上記設定ピッチから上記
間ピッチを差し引いた時間だけ、上記次行材の停止また
は引き戻しおよび再送出を行わせる間ピッチ制御回路と
を備えたことを特徴とする間ピッチ制御装置が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭62−289308号や特開昭63−2950
10号の従来技術を用いると、確かに仕上ミルへの噛み
込みピッチは従来より正確に行えるのではあるが、ほか
の問題点がいくつか潜在しているのである。その問題を
列挙すると以下のごとくである。■ 特開昭62−2
89308号において、バッファゾーンで後行圧延材を
シートバーの状態で停止させて待機させると、シートバ
ーのローラテーブルと接触している部分が局部的に冷却
されるから、仕上ミルでの圧延時にその部分の厚みが局
部的に過厚になる恐れがある。そこで、その局部冷却を
防止するするためシートバーをローラテーブル上で繰り
返し前後進(以下オシレーションという)させて待機さ
せる方法が講じられるのであるが、そのオシレーション
が解除されるタイミングの違いにより、仕上ミル噛み込
みの間ピッチにいくらかのバラツキが残ってしまう。■
また、上記■のオシレーションによる待機時間の長
さには許容限度があり、それを越えるとシートバーの温
度が降下して硬くなってしまい、その圧延製品に要求さ
れた板厚を仕上ミルの圧延パワーで達成することが困難
な状態になってしまう恐れがある。■ さらに、仕上
ミルより上流にある設備の増設や改造を行ったために、
既存の搬送パターンや搬送所要時間がそれ以前に比して
大幅に変わってしまった場合には、ミルペーシング手段
のプログラムをも大幅に改造してハードの改造との整合
性をとる必要が生じるが、その改造に要する費用,期間
,工数などは相当のものとなる。その結果、設備の増設
,改造そのものが終了して圧延操業が再開されたとして
も、ミルペーシングのプログラムの改造が間に合わず、
バッファゾーンに到達するまでの過程で非常に長い間ピ
ッチのバラツキが生じることになる。そこで、バッファ
ゾーンでのオシレーションによる待機という方法では、
前記■の問題があるためにそのバラツキを吸収し切れな
いというケースが少なくないのである。
た特開昭62−289308号や特開昭63−2950
10号の従来技術を用いると、確かに仕上ミルへの噛み
込みピッチは従来より正確に行えるのではあるが、ほか
の問題点がいくつか潜在しているのである。その問題を
列挙すると以下のごとくである。■ 特開昭62−2
89308号において、バッファゾーンで後行圧延材を
シートバーの状態で停止させて待機させると、シートバ
ーのローラテーブルと接触している部分が局部的に冷却
されるから、仕上ミルでの圧延時にその部分の厚みが局
部的に過厚になる恐れがある。そこで、その局部冷却を
防止するするためシートバーをローラテーブル上で繰り
返し前後進(以下オシレーションという)させて待機さ
せる方法が講じられるのであるが、そのオシレーション
が解除されるタイミングの違いにより、仕上ミル噛み込
みの間ピッチにいくらかのバラツキが残ってしまう。■
また、上記■のオシレーションによる待機時間の長
さには許容限度があり、それを越えるとシートバーの温
度が降下して硬くなってしまい、その圧延製品に要求さ
れた板厚を仕上ミルの圧延パワーで達成することが困難
な状態になってしまう恐れがある。■ さらに、仕上
ミルより上流にある設備の増設や改造を行ったために、
既存の搬送パターンや搬送所要時間がそれ以前に比して
大幅に変わってしまった場合には、ミルペーシング手段
のプログラムをも大幅に改造してハードの改造との整合
性をとる必要が生じるが、その改造に要する費用,期間
,工数などは相当のものとなる。その結果、設備の増設
,改造そのものが終了して圧延操業が再開されたとして
も、ミルペーシングのプログラムの改造が間に合わず、
バッファゾーンに到達するまでの過程で非常に長い間ピ
ッチのバラツキが生じることになる。そこで、バッファ
ゾーンでのオシレーションによる待機という方法では、
前記■の問題があるためにそのバラツキを吸収し切れな
いというケースが少なくないのである。
【0007】このような特開昭62−289308号で
の問題は、特開昭63−295010号の場合に対して
も同様に起こり得るものである。本発明は、上記のよう
な課題を解決すべくしてなされた熱間圧延ラインにおけ
る間ピッチ制御方法を提供することを目的とする。
の問題は、特開昭63−295010号の場合に対して
も同様に起こり得るものである。本発明は、上記のよう
な課題を解決すべくしてなされた熱間圧延ラインにおけ
る間ピッチ制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱炉から抽
出されたスラブを粗ミルでシートバーに圧延したのち仕
上ミルで仕上圧延してコイラで巻き取る際に、前記粗ミ
ルと仕上ミルの間に前記シートバーを巻き取り後繰り出
すコイルボックスを備えた熱間圧延ラインにおける間ピ
ッチ制御方法であって、ミルペーシング制御手段を用い
て予め設定された被圧延材の搬送パターンに基づいて先
行圧延材と後行圧延材の搬送所要時間をそれぞれ予測演
算する工程と、先行圧延材の粗ミルでの実際の粗圧延状
況を加味して後行圧延材を前記加熱炉から抽出時刻を修
正して抽出指令を出力する工程と、前記粗ミルで粗圧延
された後行圧延材を前記コイルボックスで巻き取った状
態で、前記仕上ミルにおける先行圧延材との間ピッチが
最適になると予測される時刻まで待機させる工程と、前
記待機時間の経過後前記コイルボックスから後行圧延材
を繰り出す指令を出力する工程と、からなることを特徴
とする熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法である
。
出されたスラブを粗ミルでシートバーに圧延したのち仕
上ミルで仕上圧延してコイラで巻き取る際に、前記粗ミ
ルと仕上ミルの間に前記シートバーを巻き取り後繰り出
すコイルボックスを備えた熱間圧延ラインにおける間ピ
ッチ制御方法であって、ミルペーシング制御手段を用い
て予め設定された被圧延材の搬送パターンに基づいて先
行圧延材と後行圧延材の搬送所要時間をそれぞれ予測演
算する工程と、先行圧延材の粗ミルでの実際の粗圧延状
況を加味して後行圧延材を前記加熱炉から抽出時刻を修
正して抽出指令を出力する工程と、前記粗ミルで粗圧延
された後行圧延材を前記コイルボックスで巻き取った状
態で、前記仕上ミルにおける先行圧延材との間ピッチが
最適になると予測される時刻まで待機させる工程と、前
記待機時間の経過後前記コイルボックスから後行圧延材
を繰り出す指令を出力する工程と、からなることを特徴
とする熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法である
。
【0009】
【作 用】以下に、本発明の動作手順を図1に基づい
て説明する。■ 予め設定された被圧延材の搬送パタ
ーンに基づいて先行圧延材および後行圧延材の搬送所要
時間を予測演算する。■ 先行圧延材の粗ミルでの粗
圧延状況から次に抽出予定する後行圧延材の加熱炉抽出
からコイルボックス巻き取り完了までの時間を予測演算
する。 ■ 後行圧延材の加熱炉抽出時刻を修正して抽出指令
を出力する。■ 先行圧延材の尾端の仕上ミル第1ス
タンド抜け時刻を予測演算する。■ 後行圧延材のコ
イルボックス繰り出しから仕上ミル第1スタンド入りま
での時間を予測演算する。■ 後行圧延材のコイルボ
ックスでの待機時間を演算して、仕上ミル第1スタンド
抜け時における先行圧延材との間ピッチが最適になると
予測される時刻までコイルボックスでの待機指令を出力
する。■ 前記待機時間の経過後、コイルボックスか
ら後行圧延材の後端を繰り出す指令を出力する。
て説明する。■ 予め設定された被圧延材の搬送パタ
ーンに基づいて先行圧延材および後行圧延材の搬送所要
時間を予測演算する。■ 先行圧延材の粗ミルでの粗
圧延状況から次に抽出予定する後行圧延材の加熱炉抽出
からコイルボックス巻き取り完了までの時間を予測演算
する。 ■ 後行圧延材の加熱炉抽出時刻を修正して抽出指令
を出力する。■ 先行圧延材の尾端の仕上ミル第1ス
タンド抜け時刻を予測演算する。■ 後行圧延材のコ
イルボックス繰り出しから仕上ミル第1スタンド入りま
での時間を予測演算する。■ 後行圧延材のコイルボ
ックスでの待機時間を演算して、仕上ミル第1スタンド
抜け時における先行圧延材との間ピッチが最適になると
予測される時刻までコイルボックスでの待機指令を出力
する。■ 前記待機時間の経過後、コイルボックスか
ら後行圧延材の後端を繰り出す指令を出力する。
【0010】このようにして本発明によれば、元来、仕
上ミル入側でのシートバーの長手方向温度の均一化や巻
き取り時の復熱によるシートバーの再加熱を狙って設置
されるコイルボックスを利用して、シートバーを巻き取
った状態で待機させるようにしたので、仕上ミル噛み込
み時の間ピッチのバラツキやシートバーの温度降下によ
る厚みのバラツキを生じることなく、ミルペーシングの
演算結果と実際の被圧延材の搬送パターン消化所要時間
の実績との間に生じる誤差を吸収させることができる。
上ミル入側でのシートバーの長手方向温度の均一化や巻
き取り時の復熱によるシートバーの再加熱を狙って設置
されるコイルボックスを利用して、シートバーを巻き取
った状態で待機させるようにしたので、仕上ミル噛み込
み時の間ピッチのバラツキやシートバーの温度降下によ
る厚みのバラツキを生じることなく、ミルペーシングの
演算結果と実際の被圧延材の搬送パターン消化所要時間
の実績との間に生じる誤差を吸収させることができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図2は、本発明方法を適用する熱
間圧延ラインの構成例を示す側面図であり、図3は図2
の熱間圧延ラインで圧延する際の被圧延材搬送パターン
と所要時間の関係を示す特性図である。図2において、
1は加熱炉、2は複数の粗ミルからなる粗圧延機群、3
はコイルボックス、4は複数スタンドからなる仕上ミル
、5はコイラ、6は搬送パターンが設定され、被圧延材
Sをトラッキングして各設備を制御するミルペーシング
制御計算機である。
して詳しく説明する。図2は、本発明方法を適用する熱
間圧延ラインの構成例を示す側面図であり、図3は図2
の熱間圧延ラインで圧延する際の被圧延材搬送パターン
と所要時間の関係を示す特性図である。図2において、
1は加熱炉、2は複数の粗ミルからなる粗圧延機群、3
はコイルボックス、4は複数スタンドからなる仕上ミル
、5はコイラ、6は搬送パターンが設定され、被圧延材
Sをトラッキングして各設備を制御するミルペーシング
制御計算機である。
【0012】このような熱間圧延ラインにおいて、加熱
炉1から抽出された被圧延材Sは、粗圧延機群2で粗圧
延されてからコイルボックス4で先端から巻き込まれて
所定時間に温度の均一化が図られて、後端から繰り出さ
れて仕上ミルの第1スタンドに噛み込まれた後順次仕上
圧延されてからコイラ5で巻き取られる。いま、図3に
示すように、先行圧延材S1 が加熱炉1から抽出され
てから仕上ミル4の第1スタンド抜けまでの予測搬送パ
ターンをP1Sとすると、その時刻T1 後に加熱炉1
から抽出される後行圧延材S2 の予測搬送パターンを
P2Sとして予めミルペーシング制御計算機6に与えら
れるものとする。このときのコイルボックス3での滞留
時間はいずれもt1 とし、仕上ミル4の第1スタンド
抜け時点での間ピッチはp0 とする。
炉1から抽出された被圧延材Sは、粗圧延機群2で粗圧
延されてからコイルボックス4で先端から巻き込まれて
所定時間に温度の均一化が図られて、後端から繰り出さ
れて仕上ミルの第1スタンドに噛み込まれた後順次仕上
圧延されてからコイラ5で巻き取られる。いま、図3に
示すように、先行圧延材S1 が加熱炉1から抽出され
てから仕上ミル4の第1スタンド抜けまでの予測搬送パ
ターンをP1Sとすると、その時刻T1 後に加熱炉1
から抽出される後行圧延材S2 の予測搬送パターンを
P2Sとして予めミルペーシング制御計算機6に与えら
れるものとする。このときのコイルボックス3での滞留
時間はいずれもt1 とし、仕上ミル4の第1スタンド
抜け時点での間ピッチはp0 とする。
【0013】そこで、先行圧延材S1 が粗圧延機群2
で粗圧延されている間に何らかの理由により予定時間を
超過し、実績搬送パターンがP1Rになって粗圧延機群
2からの抜け時点でΔtだけ遅れたとすると、粗圧延以
降の圧延プロセスは予定通り消化されたとしても、その
遅れ分はそのままの状態で仕上ミル4の第1スタンドを
Δtだけ遅れて先行圧延材S1 が抜けることになる。
で粗圧延されている間に何らかの理由により予定時間を
超過し、実績搬送パターンがP1Rになって粗圧延機群
2からの抜け時点でΔtだけ遅れたとすると、粗圧延以
降の圧延プロセスは予定通り消化されたとしても、その
遅れ分はそのままの状態で仕上ミル4の第1スタンドを
Δtだけ遅れて先行圧延材S1 が抜けることになる。
【0014】一方、後行圧延材S2 の方は、予め設定
された搬送パターンP2Sに基づいて、先行圧延材S1
の加熱炉1から抽出された時刻からT1 後に加熱炉
1から抽出されたとする。そして、コイルボックス3で
巻き取り完了された時点で、後行圧延材S2 は設備的
には繰り出し開始を行うことが可能であるが、先行圧延
材S1 の搬送パターンのプロセス消化が遅れているた
め、コイルボックス3で巻き取られた状態で待機させる
ことになり、その待機指令に基づいてP2Rの実績搬送
パターンに示すようにコイルボックス3において時間t
2 (=t1 +Δt)だけ滞留させて、先行圧延材S
1 との間ピッチp0 を保持できるように調整し、そ
の時刻がきたらコイルボックス3から繰り出しを開始す
るように制御する。
された搬送パターンP2Sに基づいて、先行圧延材S1
の加熱炉1から抽出された時刻からT1 後に加熱炉
1から抽出されたとする。そして、コイルボックス3で
巻き取り完了された時点で、後行圧延材S2 は設備的
には繰り出し開始を行うことが可能であるが、先行圧延
材S1 の搬送パターンのプロセス消化が遅れているた
め、コイルボックス3で巻き取られた状態で待機させる
ことになり、その待機指令に基づいてP2Rの実績搬送
パターンに示すようにコイルボックス3において時間t
2 (=t1 +Δt)だけ滞留させて、先行圧延材S
1 との間ピッチp0 を保持できるように調整し、そ
の時刻がきたらコイルボックス3から繰り出しを開始す
るように制御する。
【0015】このように、先行圧延材S1 のプロセス
消化の遅延を後行圧延材S2 のコイルボックス3での
待機という方法をとることによって、仕上ミル4の第1
スタンド出側における間ピッチを精度よく制御すること
が可能となる。
消化の遅延を後行圧延材S2 のコイルボックス3での
待機という方法をとることによって、仕上ミル4の第1
スタンド出側における間ピッチを精度よく制御すること
が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
イルボックスでの待機時間を調整することにより仕上ミ
ルでの間ピッチを最適に精度よく制御するようにしたの
で、生産能率の向上やエネルギーコストの低減を実現す
ることができる。また、コイルボックスに巻き取った状
態で待機させるので、従来のローラテーブル上でのオシ
レーション待機法などに比してコイルボックスの保温効
果を発揮させ得るから製品の品質の面でもよい効果をも
たらすことが可能である。さらに、仕上ミルよりも上流
側の設備を増設あるいは改造する場合においても、ミル
ペーシングの制御プログラムの大幅な改造を必要としな
いから、それに要する費用や人員などの発生を未然に防
ぐことができる。
イルボックスでの待機時間を調整することにより仕上ミ
ルでの間ピッチを最適に精度よく制御するようにしたの
で、生産能率の向上やエネルギーコストの低減を実現す
ることができる。また、コイルボックスに巻き取った状
態で待機させるので、従来のローラテーブル上でのオシ
レーション待機法などに比してコイルボックスの保温効
果を発揮させ得るから製品の品質の面でもよい効果をも
たらすことが可能である。さらに、仕上ミルよりも上流
側の設備を増設あるいは改造する場合においても、ミル
ペーシングの制御プログラムの大幅な改造を必要としな
いから、それに要する費用や人員などの発生を未然に防
ぐことができる。
【図1】本発明の動作手順を示す流れ図である。
【図2】本発明方法を適用する熱間圧延ラインの構成例
を示す概要図である。
を示す概要図である。
【図3】図2の熱間圧延ラインで圧延する際の被圧延材
の搬送パターンと所要時間との関係を示す特性図である
。
の搬送パターンと所要時間との関係を示す特性図である
。
1 加熱炉
2 粗圧延機群
3 コイルボックス
4 仕上ミル
5 コイラ
6 ミルペーシング制御計算機(ミルペーシング制御
手段) S 被圧延材
手段) S 被圧延材
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱炉から抽出されたスラブを粗
ミルでシートバーに圧延したのち仕上ミルで仕上圧延し
てコイラで巻き取る際に、前記粗ミルと仕上ミルの間に
前記シートバーを巻き取り後繰り出すコイルボックスを
備えた熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法であっ
て、ミルペーシング制御手段を用いて予め設定された被
圧延材の搬送パターンに基づいて先行圧延材と後行圧延
材の搬送所要時間をそれぞれ予測演算する工程と、先行
圧延材の粗ミルでの実際の粗圧延状況を加味して後行圧
延材を前記加熱炉から抽出時刻を修正して抽出指令を出
力する工程と、前記粗ミルで粗圧延された後行圧延材を
前記コイルボックスで巻き取った状態で、前記仕上ミル
における先行圧延材との間ピッチが最適になると予測さ
れる時刻まで待機させる工程と、前記待機時間の経過後
前記コイルボックスから後行圧延材を繰り出す指令を出
力する工程と、からなることを特徴とする熱間圧延ライ
ンにおける間ピッチ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134624A JPH04361812A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134624A JPH04361812A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04361812A true JPH04361812A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=15132731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134624A Pending JPH04361812A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 熱間圧延ラインにおける間ピッチ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH04361812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006289408A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Nippon Steel Corp | 熱間圧延における圧延スケジュールの決定方法 |
KR100742878B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2007-07-25 | 주식회사 포스코 | 열처리로 장입간격 및 두께별 장입속도 제어방법 |
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1991
- 1991-06-06 JP JP3134624A patent/JPH04361812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742878B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2007-07-25 | 주식회사 포스코 | 열처리로 장입간격 및 두께별 장입속도 제어방법 |
JP2006289408A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Nippon Steel Corp | 熱間圧延における圧延スケジュールの決定方法 |
JP4520891B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2010-08-11 | 新日本製鐵株式会社 | 熱間圧延における圧延スケジュールの決定方法 |
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