JPH04360750A - 数値制御情報作成装置 - Google Patents
数値制御情報作成装置Info
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- JPH04360750A JPH04360750A JP15957791A JP15957791A JPH04360750A JP H04360750 A JPH04360750 A JP H04360750A JP 15957791 A JP15957791 A JP 15957791A JP 15957791 A JP15957791 A JP 15957791A JP H04360750 A JPH04360750 A JP H04360750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machining
- hole
- control information
- numerical control
- tapped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims abstract description 125
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 33
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工完了時の形状(部
品形状)と加工以前の形状(素材形状)を入力し、これ
ら部品形状と素材形状により第1回目のチャッキングに
よる加工(1次側加工)と第2回目のチャッキングによ
る加工(2次側加工)を連続して加工する工程結合機の
ための数値制御情報を作成する数値制御情報作成装置に
関する。
品形状)と加工以前の形状(素材形状)を入力し、これ
ら部品形状と素材形状により第1回目のチャッキングに
よる加工(1次側加工)と第2回目のチャッキングによ
る加工(2次側加工)を連続して加工する工程結合機の
ための数値制御情報を作成する数値制御情報作成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の主軸を有する数値制御旋盤におい
ては1次側加工と2次側加工を連続して行なえるよう工
程結合を図った工程結合機が開発され、それに対応して
数値制御情報作成装置においても一括入力した部品形状
と素材形状により、1次側加工及び2次側加工を行なう
加工範囲を自動分割して各加工範囲内の加工工程を自動
生成する機能が開発されている。図8は従来の工程結合
機用の数値制御情報を作成する数値制御情報作成装置の
機能の一例を示すブロック図である。データ入力装置1
から入力される素材形状データSA及び部品形状データ
SBがデータ入力部2を介して素材形状格納部4及び部
品形状格納部3に格納される。部品形状格納部3の部品
形状データSBと素材形状格納部4の素材形状データS
Aが1、2次加工加工範囲分割部5に読出され、1次側
加工を行なう加工範囲SC及び1次側加工で削り切れな
かった部分である2次側加工を行なう加工範囲SDに分
割されて1次側加工範囲格納部6及び2次側加工範囲格
納部7に格納される。
ては1次側加工と2次側加工を連続して行なえるよう工
程結合を図った工程結合機が開発され、それに対応して
数値制御情報作成装置においても一括入力した部品形状
と素材形状により、1次側加工及び2次側加工を行なう
加工範囲を自動分割して各加工範囲内の加工工程を自動
生成する機能が開発されている。図8は従来の工程結合
機用の数値制御情報を作成する数値制御情報作成装置の
機能の一例を示すブロック図である。データ入力装置1
から入力される素材形状データSA及び部品形状データ
SBがデータ入力部2を介して素材形状格納部4及び部
品形状格納部3に格納される。部品形状格納部3の部品
形状データSBと素材形状格納部4の素材形状データS
Aが1、2次加工加工範囲分割部5に読出され、1次側
加工を行なう加工範囲SC及び1次側加工で削り切れな
かった部分である2次側加工を行なう加工範囲SDに分
割されて1次側加工範囲格納部6及び2次側加工範囲格
納部7に格納される。
【0003】1次側加工範囲格納部6の1次側加工範囲
SCと2次側加工範囲格納部7の2次側加工範囲SDが
加工工程生成部8に読出されて各加工工程SEが生成さ
れる。即ち、1次側加工範囲SC及び2次側加工範囲S
Dに対して外径荒加工や内径荒加工などの工程SFが一
工程ごとに決定されて使用工具決定部9に送出される。 そして、各工程SFを加工するのに必要な工具のデータ
SGが使用工具決定部9にて決定されて加工工程生成部
8に送出され、各使用工具データSGをもとに同一工具
で加工できる領域は一工程にされて各加工工程SEが生
成される。生成された各加工工程SEと決定された使用
工具データSGは切削条件決定部10に送出され、切削
条件SHが決定されて各加工工程SE及び使用工具デー
タSGと共に工程データ格納部11に格納される。工程
データ格納部11の各加工工程SEは切削順序決定部1
2に送出されて1次側加工の後に2次側加工が来るよう
に切削順序が並べ換えられ、並べ換えられた加工工程S
Iが工程データ格納部11に格納される。そして、工程
データ格納部11の切削条件SH、使用工具データSG
及び加工工程SIと、素材形状格納部4の素材形状デー
タSAが数値制御情報作成部13に読出され、数値制御
情報SJが作成されて数値制御情報出力部14を介して
通信回線、磁気ディスク、紙テープ15等の形態で外部
に出力される。
SCと2次側加工範囲格納部7の2次側加工範囲SDが
加工工程生成部8に読出されて各加工工程SEが生成さ
れる。即ち、1次側加工範囲SC及び2次側加工範囲S
Dに対して外径荒加工や内径荒加工などの工程SFが一
工程ごとに決定されて使用工具決定部9に送出される。 そして、各工程SFを加工するのに必要な工具のデータ
SGが使用工具決定部9にて決定されて加工工程生成部
8に送出され、各使用工具データSGをもとに同一工具
で加工できる領域は一工程にされて各加工工程SEが生
成される。生成された各加工工程SEと決定された使用
工具データSGは切削条件決定部10に送出され、切削
条件SHが決定されて各加工工程SE及び使用工具デー
タSGと共に工程データ格納部11に格納される。工程
データ格納部11の各加工工程SEは切削順序決定部1
2に送出されて1次側加工の後に2次側加工が来るよう
に切削順序が並べ換えられ、並べ換えられた加工工程S
Iが工程データ格納部11に格納される。そして、工程
データ格納部11の切削条件SH、使用工具データSG
及び加工工程SIと、素材形状格納部4の素材形状デー
タSAが数値制御情報作成部13に読出され、数値制御
情報SJが作成されて数値制御情報出力部14を介して
通信回線、磁気ディスク、紙テープ15等の形態で外部
に出力される。
【0004】このような構成において、その動作例を図
9のフローチャートで説明する。例えば図10に示す素
材形状イロハ…ヘ、部品形状のabc…f及び裏面取り
(C2)を有する貫通タップ穴を加工するための数値制
御情報を作成する場合、まずオペレータはデータ入力装
置1から素材形状データ及び旋削加工部の部品形状デー
タを一括して入力する。次に貫通タップ穴に関するデー
タを入力するのであるが、1次側加工で「タップ加工」
を行った後に2次側加工で「旋削加工」や「裏面取り加
工」を行なうとバリが発生してボルトが入らなくなるた
め、1次側加工で「面取り(C1)」を行なった後に2
次側加工で「センタドリル加工」「下穴ドリル加工」「
裏面取り加工」「タップ加工」の順で行なう必要がある
。このような加工順序になるようにするには、図11に
示すように1次側加工の「面取り(C1)」を『加工方
向=←』の《面取り》として入力し、更に2次側加工と
して「M10タップ」を『加工方向=→』の《タップ》
として入力する(ステップS1)。
9のフローチャートで説明する。例えば図10に示す素
材形状イロハ…ヘ、部品形状のabc…f及び裏面取り
(C2)を有する貫通タップ穴を加工するための数値制
御情報を作成する場合、まずオペレータはデータ入力装
置1から素材形状データ及び旋削加工部の部品形状デー
タを一括して入力する。次に貫通タップ穴に関するデー
タを入力するのであるが、1次側加工で「タップ加工」
を行った後に2次側加工で「旋削加工」や「裏面取り加
工」を行なうとバリが発生してボルトが入らなくなるた
め、1次側加工で「面取り(C1)」を行なった後に2
次側加工で「センタドリル加工」「下穴ドリル加工」「
裏面取り加工」「タップ加工」の順で行なう必要がある
。このような加工順序になるようにするには、図11に
示すように1次側加工の「面取り(C1)」を『加工方
向=←』の《面取り》として入力し、更に2次側加工と
して「M10タップ」を『加工方向=→』の《タップ》
として入力する(ステップS1)。
【0005】1、2次加工加工範囲分割部5は、旋削加
工部についてはX座標値が最大でZ座標値が最小となる
点を外径部の分割点、X座標値が最小でZ座標値が最小
となる点を内径部の分割点として、それぞれ素材形状を
切るまで部品形状を延長して1次側加工範囲及び2次側
加工範囲に分割する。一方、貫通タップ穴である正面穴
においては加工方向に着目し、『加工方向=←』ならば
1次側加工範囲、『加工方向=→』ならば2次側加工範
囲として分割する(ステップS2)。そして、各1次側
加工範囲及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6
及び2次側加工範囲格納部7に格納する(ステップS3
)。加工工程生成部8は、まず1次側加工範囲を読出し
、外径部、内径部、端面部を各々加工する工程及び面取
りを加工する工程を生成する。次に2次側加工範囲を読
出し、外径部、端面部を各々加工する工程及び《タップ
》形状を加工するための「センタドリル加工」「下穴ド
リル加工」「面取り加工」「タップ加工」の工程を生成
する(ステップS4)。使用工具決定部9は、オペレー
タが加工に使うためにあらかじめ登録しておいた工具の
中から各々の工程ごとに使用工具を決定する(ステップ
S5)。切削条件決定部10は、各々の工程ごとに切削
条件を決定し(ステップS6)、切削順序決定部12は
、各工程の切削順序を決定する(ステップS7)。そし
て、数値制御情報作成部13は、数値制御情報を作成し
て外部に出力し(ステップS8)、全ての処理を終了す
る。
工部についてはX座標値が最大でZ座標値が最小となる
点を外径部の分割点、X座標値が最小でZ座標値が最小
となる点を内径部の分割点として、それぞれ素材形状を
切るまで部品形状を延長して1次側加工範囲及び2次側
加工範囲に分割する。一方、貫通タップ穴である正面穴
においては加工方向に着目し、『加工方向=←』ならば
1次側加工範囲、『加工方向=→』ならば2次側加工範
囲として分割する(ステップS2)。そして、各1次側
加工範囲及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6
及び2次側加工範囲格納部7に格納する(ステップS3
)。加工工程生成部8は、まず1次側加工範囲を読出し
、外径部、内径部、端面部を各々加工する工程及び面取
りを加工する工程を生成する。次に2次側加工範囲を読
出し、外径部、端面部を各々加工する工程及び《タップ
》形状を加工するための「センタドリル加工」「下穴ド
リル加工」「面取り加工」「タップ加工」の工程を生成
する(ステップS4)。使用工具決定部9は、オペレー
タが加工に使うためにあらかじめ登録しておいた工具の
中から各々の工程ごとに使用工具を決定する(ステップ
S5)。切削条件決定部10は、各々の工程ごとに切削
条件を決定し(ステップS6)、切削順序決定部12は
、各工程の切削順序を決定する(ステップS7)。そし
て、数値制御情報作成部13は、数値制御情報を作成し
て外部に出力し(ステップS8)、全ての処理を終了す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の数値制
御情報作成装置では、貫通タップ穴の場合、1次側で加
工する部分と2次側で加工する部分を区別して別々に穴
形状を入力しなければならず、また穴形状を一括入力し
た場合は切削順序まで自動決定した後にオペレータがマ
ニュアルで正しい切削順序になるように並べ換えなけれ
ばならず、手間が掛かり、入力ミスを起こし易いという
問題があった。本発明は上述したような事情から成され
たものであり、本発明の目的は、貫通タップ穴であって
もオペレータは1次側及び2次側で加工する部分を意識
することなく貫通タップ穴に関するデータを一度で入力
でき、貫通タップ穴加工を考慮した数値制御情報を自動
作成することができる数値制御情報作成装置を提供する
ことにある。
御情報作成装置では、貫通タップ穴の場合、1次側で加
工する部分と2次側で加工する部分を区別して別々に穴
形状を入力しなければならず、また穴形状を一括入力し
た場合は切削順序まで自動決定した後にオペレータがマ
ニュアルで正しい切削順序になるように並べ換えなけれ
ばならず、手間が掛かり、入力ミスを起こし易いという
問題があった。本発明は上述したような事情から成され
たものであり、本発明の目的は、貫通タップ穴であって
もオペレータは1次側及び2次側で加工する部分を意識
することなく貫通タップ穴に関するデータを一度で入力
でき、貫通タップ穴加工を考慮した数値制御情報を自動
作成することができる数値制御情報作成装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力した加工
完了時の形状と加工以前の形状に基づいて数値制御情報
を作成する数値制御情報作成装置に関するものであり、
本発明の上記目的は、一括入力した貫通タップ穴に関す
るデータにより前記貫通タップ穴の加工方向がZ軸に平
行な正面穴の場合、後工程にて少なくとも下穴ドリル加
工とタップ加工を行なうように加工範囲を自動分割する
分割手段を具備することによって達成される。
完了時の形状と加工以前の形状に基づいて数値制御情報
を作成する数値制御情報作成装置に関するものであり、
本発明の上記目的は、一括入力した貫通タップ穴に関す
るデータにより前記貫通タップ穴の加工方向がZ軸に平
行な正面穴の場合、後工程にて少なくとも下穴ドリル加
工とタップ加工を行なうように加工範囲を自動分割する
分割手段を具備することによって達成される。
【0008】
【作用】本発明にあっては、貫通タップ穴であっても1
次側で加工する部分と2次側で加工する部分とを意識し
て指定する必要はなく、『加工方向』と『裏面取量』の
入力項目のある画面にてタップ形状を定義するだけで、
1次側で「面取り加工」のみ行ない、2次側で「センタ
ドリル加工」「下穴ドリル加工」「面取り加工」「タッ
プ加工」の順に行なうように自動決定するので、オペレ
ータの入力作業を簡素化することができる。
次側で加工する部分と2次側で加工する部分とを意識し
て指定する必要はなく、『加工方向』と『裏面取量』の
入力項目のある画面にてタップ形状を定義するだけで、
1次側で「面取り加工」のみ行ない、2次側で「センタ
ドリル加工」「下穴ドリル加工」「面取り加工」「タッ
プ加工」の順に行なうように自動決定するので、オペレ
ータの入力作業を簡素化することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の数値制御情報作成装置の機能
の一例を図8に対応させて示すブロック図であり、同一
構成箇所は同符号を付して説明を省略する。1次側加工
範囲格納部6に格納されている1次側加工範囲SC又は
2次側加工範囲格納部7に格納されている2次側加工範
囲SDの中に貫通タップ穴が含まれているかが穴加工判
定部16にて判定される。そして、貫通タップ穴が有れ
ばタップの面取り加工を1次側加工範囲に残し、それ以
外のタップ穴を加工する工程を2次側加工範囲になるよ
う加工範囲再分割部17にて加工範囲が再分割され、そ
の結果SK、SLが再び1次側加工範囲格納部6及び2
次側加工範囲格納部7に格納される。
の一例を図8に対応させて示すブロック図であり、同一
構成箇所は同符号を付して説明を省略する。1次側加工
範囲格納部6に格納されている1次側加工範囲SC又は
2次側加工範囲格納部7に格納されている2次側加工範
囲SDの中に貫通タップ穴が含まれているかが穴加工判
定部16にて判定される。そして、貫通タップ穴が有れ
ばタップの面取り加工を1次側加工範囲に残し、それ以
外のタップ穴を加工する工程を2次側加工範囲になるよ
う加工範囲再分割部17にて加工範囲が再分割され、そ
の結果SK、SLが再び1次側加工範囲格納部6及び2
次側加工範囲格納部7に格納される。
【0010】このような構成において、その動作例を図
2のフローチャートで説明する。例えば図10に示す旋
削加工部の部品形状データ及び素材形状データを一括し
て入力した後、タップ穴などの穴形状を入力する(ステ
ップS11)。図3は正面のタップ穴の入力画面の一例
である。カーソルが示す『加工方向』は回転工具が切込
む方向と共に、穴の種類が正面穴か側面穴かを示してい
る。入力案内として次のように表示されている。 『穴の加工方向は? 1=←、2=↓、3=→』『1
=←(加工方向がZ軸の正から負に向かう)』と『3=
→(加工方向がZ軸の負から正に向かう)』は正面穴、
『2=↓』は側面穴を示す。本例では『加工方向=←(
1を入力)』、即ち、ボルトを←方向に締めるタップ穴
ができることを示している。次に、メートルネジ、ユニ
ファイネジ等の『タップ種類』と『呼び径』(本例では
、メートルネジのM10)を入力すると、規格で定めら
れている『ピッチ』『下穴径』が自動設定される。タッ
プ穴の入口側(開始点側)の『面取量』(本例では、C
1)と終り点側の『裏面取量』(本例では、C2)を入
力する。ここで、『裏面取量』が入力されていれば貫通
穴を示し、未入力ならば止まり穴であるとみなす。『開
始点』と『終り点』又は『深さ』(どちらか一方の入力
で可能)でタップ穴の形状を指定する。穴の形状は、『
開始点角度』と『終り点角度』の間に等間隔に『穴の数
』だけ配置される。本例では、C軸角度=0°から36
0°にわたり「4個のM10タップ穴」が定義されてい
る。これで、タップ穴の入力を終了する。
2のフローチャートで説明する。例えば図10に示す旋
削加工部の部品形状データ及び素材形状データを一括し
て入力した後、タップ穴などの穴形状を入力する(ステ
ップS11)。図3は正面のタップ穴の入力画面の一例
である。カーソルが示す『加工方向』は回転工具が切込
む方向と共に、穴の種類が正面穴か側面穴かを示してい
る。入力案内として次のように表示されている。 『穴の加工方向は? 1=←、2=↓、3=→』『1
=←(加工方向がZ軸の正から負に向かう)』と『3=
→(加工方向がZ軸の負から正に向かう)』は正面穴、
『2=↓』は側面穴を示す。本例では『加工方向=←(
1を入力)』、即ち、ボルトを←方向に締めるタップ穴
ができることを示している。次に、メートルネジ、ユニ
ファイネジ等の『タップ種類』と『呼び径』(本例では
、メートルネジのM10)を入力すると、規格で定めら
れている『ピッチ』『下穴径』が自動設定される。タッ
プ穴の入口側(開始点側)の『面取量』(本例では、C
1)と終り点側の『裏面取量』(本例では、C2)を入
力する。ここで、『裏面取量』が入力されていれば貫通
穴を示し、未入力ならば止まり穴であるとみなす。『開
始点』と『終り点』又は『深さ』(どちらか一方の入力
で可能)でタップ穴の形状を指定する。穴の形状は、『
開始点角度』と『終り点角度』の間に等間隔に『穴の数
』だけ配置される。本例では、C軸角度=0°から36
0°にわたり「4個のM10タップ穴」が定義されてい
る。これで、タップ穴の入力を終了する。
【0011】1、2次加工加工範囲分割部5は、旋削加
工部については従来技術と同様にX座標値が最大でZ座
標値が最小となる点を外径部の分割点、X座標値が最小
でZ座標値が最小となる点を内径部の分割点として、そ
れぞれ素材形状を切るまで部品形状を延長して1次側加
工範囲及び2次側加工範囲に分割する。即ち、図4に示
すように1次側加工範囲は前記ルールに従い外径部は分
割点dを延長したd′、内径部は分割点aを延長したa
′で素材形状を切ることにより決定される。この段階で
はタップ穴も『加工方向=←』より1次側の加工範囲に
含まれている。一方、2次側加工範囲は1次側加工範囲
を除いた部分となり、タップ穴は2次側の加工範囲に含
まれていない。このようにして分割した1次側加工範囲
及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6及び2次
側加工範囲格納部7に格納する(ステップS12、S1
3)。
工部については従来技術と同様にX座標値が最大でZ座
標値が最小となる点を外径部の分割点、X座標値が最小
でZ座標値が最小となる点を内径部の分割点として、そ
れぞれ素材形状を切るまで部品形状を延長して1次側加
工範囲及び2次側加工範囲に分割する。即ち、図4に示
すように1次側加工範囲は前記ルールに従い外径部は分
割点dを延長したd′、内径部は分割点aを延長したa
′で素材形状を切ることにより決定される。この段階で
はタップ穴も『加工方向=←』より1次側の加工範囲に
含まれている。一方、2次側加工範囲は1次側加工範囲
を除いた部分となり、タップ穴は2次側の加工範囲に含
まれていない。このようにして分割した1次側加工範囲
及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6及び2次
側加工範囲格納部7に格納する(ステップS12、S1
3)。
【0012】穴加工判定部16は、1次側加工範囲及び
2次側加工範囲の中に穴形状が含まれているか否かを調
べ(ステップS14)、どちらにも穴形状が無いならば
そのままの加工範囲としてステップS19に進む。一方
、どちらかに穴形状が含まれていれば、入力データを参
照して貫通タップ穴であるか否かを判定し(ステップS
15)、穴形状が貫通タップ穴でなければステップS1
9に進む。一方、穴種類が《タップ》であって『裏面取
量』が入力されていれば貫通タップ穴であると判定する
。なお貫通穴か否かは入力時に指定するようにしても良
い。本例では1次側加工範囲には貫通タップ穴が含まれ
ているので、1次側で加工するタップの加工範囲を図4
の斜線部で示す面取り(C1)までとし(ステップS1
6)、面取り(C1)を除くタップの加工範囲であるセ
ンタドリル、下穴ドリル、裏面取り、タップ(図5の斜
線部)を2次側加工範囲に移す(ステップS17)。 こうして、加工範囲再分割部17が再決定した1次側加
工範囲及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6及
び2次側加工範囲格納部7に格納する(ステップS18
)。
2次側加工範囲の中に穴形状が含まれているか否かを調
べ(ステップS14)、どちらにも穴形状が無いならば
そのままの加工範囲としてステップS19に進む。一方
、どちらかに穴形状が含まれていれば、入力データを参
照して貫通タップ穴であるか否かを判定し(ステップS
15)、穴形状が貫通タップ穴でなければステップS1
9に進む。一方、穴種類が《タップ》であって『裏面取
量』が入力されていれば貫通タップ穴であると判定する
。なお貫通穴か否かは入力時に指定するようにしても良
い。本例では1次側加工範囲には貫通タップ穴が含まれ
ているので、1次側で加工するタップの加工範囲を図4
の斜線部で示す面取り(C1)までとし(ステップS1
6)、面取り(C1)を除くタップの加工範囲であるセ
ンタドリル、下穴ドリル、裏面取り、タップ(図5の斜
線部)を2次側加工範囲に移す(ステップS17)。 こうして、加工範囲再分割部17が再決定した1次側加
工範囲及び2次側加工範囲を1次側加工範囲格納部6及
び2次側加工範囲格納部7に格納する(ステップS18
)。
【0013】もし、《タップ》が『加工方向=→』と定
義されていても、同様に1次側は面取りまで、2次側は
1次側の面取りを除いたタップの加工を行なうように決
定される。加工工程生成部8は、図6に示すようにまず
1次側加工範囲を読出して旋削部の加工工程を従来技術
と同様にして生成した後、《タップ》の「面取り加工←
」(C1)工程を生成する。次に、2次側加工範囲を読
出して旋削部の加工工程を従来技術と同様にして生成し
た後、《タップ》形状から■「センタドリル加工→」、
■「下穴ドリル加工→」、■「面取り加工→」(裏面取
量として入力したC2)、■「タップ加工→」の各工程
を生成する(ステップS19)。使用工具決定部9は、
オペレータが加工に使うためにあらかじめ登録しておい
た工具の中から各々の工程ごとに使用工具を決定する(
ステップS20)。切削条件決定部10は、各々の工程
ごとに切削条件を決定し(ステップS21)、切削順序
決定部12は、各工程の切削順序が1次側加工及び2次
側加工の順になるように決定する。即ち、2次側では《
タップ》工程が■〜■の順になる(スタップS22)。 そして、数値制御情報作成部13は、数値制御情報を作
成して外部に出力し(ステップS23)、全ての処理を
終了する。
義されていても、同様に1次側は面取りまで、2次側は
1次側の面取りを除いたタップの加工を行なうように決
定される。加工工程生成部8は、図6に示すようにまず
1次側加工範囲を読出して旋削部の加工工程を従来技術
と同様にして生成した後、《タップ》の「面取り加工←
」(C1)工程を生成する。次に、2次側加工範囲を読
出して旋削部の加工工程を従来技術と同様にして生成し
た後、《タップ》形状から■「センタドリル加工→」、
■「下穴ドリル加工→」、■「面取り加工→」(裏面取
量として入力したC2)、■「タップ加工→」の各工程
を生成する(ステップS19)。使用工具決定部9は、
オペレータが加工に使うためにあらかじめ登録しておい
た工具の中から各々の工程ごとに使用工具を決定する(
ステップS20)。切削条件決定部10は、各々の工程
ごとに切削条件を決定し(ステップS21)、切削順序
決定部12は、各工程の切削順序が1次側加工及び2次
側加工の順になるように決定する。即ち、2次側では《
タップ》工程が■〜■の順になる(スタップS22)。 そして、数値制御情報作成部13は、数値制御情報を作
成して外部に出力し(ステップS23)、全ての処理を
終了する。
【0014】なお、《タップ》が『加工方向=→』と定
義されていれば、図7に示すように1次側では「面取り
加工←」(裏面取量として入力した図10のC1)工程
が生成され、2次側では■「センタドリル加工→」、■
「下穴ドリル加工→」、■「面取り加工→」(図10の
C2)、■「タップ加工→」の各工程が■〜■の順に生
成される。なお、《タップ》形状の定義画面において『
面取量』『裏面取量』を『座ぐり』『裏座ぐり』に置換
えても、使用工具が「面取り用ドリル」に対し「エンド
ミル」又は「平ドリル」になるだけであり、処理は同様
に可能である。
義されていれば、図7に示すように1次側では「面取り
加工←」(裏面取量として入力した図10のC1)工程
が生成され、2次側では■「センタドリル加工→」、■
「下穴ドリル加工→」、■「面取り加工→」(図10の
C2)、■「タップ加工→」の各工程が■〜■の順に生
成される。なお、《タップ》形状の定義画面において『
面取量』『裏面取量』を『座ぐり』『裏座ぐり』に置換
えても、使用工具が「面取り用ドリル」に対し「エンド
ミル」又は「平ドリル」になるだけであり、処理は同様
に可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の数値制御情報作成
装置によれば、オペレータの入力作業を簡素化すること
ができるので、入力ミスを減らして加工精度を向上させ
ることができると共に、操作時間の短縮化を図ることが
できる。
装置によれば、オペレータの入力作業を簡素化すること
ができるので、入力ミスを減らして加工精度を向上させ
ることができると共に、操作時間の短縮化を図ることが
できる。
【図1】本発明の数値制御情報作成装置の機能の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明装置の動作例を説明するフローチャート
である。
である。
【図3】本発明装置におけるタップ穴の入力画面の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本発明装置で分割した1次側加工範囲の一例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本発明装置で分割した2次側加工範囲の一例を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明装置で生成した加工工程の一例を示す図
である。
である。
【図7】本発明装置で生成した加工工程の別の一例を示
す図である。
す図である。
【図8】従来の数値制御情報作成装置の機能の一例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】従来装置の動作例を説明するフローチャートで
ある。
ある。
【図10】貫通タップ穴のある部品形状の一例を示す図
である。
である。
【図11】従来装置における貫通タップ穴に関するデー
タの入力を説明するための図である。
タの入力を説明するための図である。
16 穴加工判定部
17 加工範囲再分割部
Claims (1)
- 【請求項1】 入力した加工完了時の形状と加工以前
の形状に基づいて数値制御情報を作成する数値制御情報
作成装置において、一括入力した貫通タップ穴に関する
データにより前記貫通タップ穴の加工方向がZ軸に平行
な正面穴の場合、後工程にて少なくとも下穴ドリル加工
とタップ加工を行なうように加工範囲を自動分割する分
割手段を備えたことを特徴とする数値制御情報作成装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15957791A JPH04360750A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 数値制御情報作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15957791A JPH04360750A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 数値制御情報作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360750A true JPH04360750A (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=15696754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15957791A Pending JPH04360750A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 数値制御情報作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04360750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014083614A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk | ねじ孔の加工方法 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP15957791A patent/JPH04360750A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014083614A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk | ねじ孔の加工方法 |
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