JP2631564B2 - マシニングセンタの自動プログラムでの工程自動決定方法 - Google Patents

マシニングセンタの自動プログラムでの工程自動決定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、マシニングセンタの自動プログラムでの
工程自動決定方法に関する。更に詳しくは、マシニング
センタのNCプログラムを自動プログラム作成装置で作成
した時の同一工具のための加工を同一加工工程にまとめ
るための出力処理方法に関する。
[従来技術] マシニングセンタなどのNCプログラムは、手動で作成
されることもあるが、近年自動プログラム作成装置が開
発され使用されている。このNCプログラムは、自動プロ
グラム装置に入力されたドリル、タップ、リーマ、ボー
リング、フライス加工などの加工箇所ごとに入力された
加工工程順にその加工の種類に応じた工具、例えば、タ
ップ加工の場合は、ドリル、タップなどの加工工具が決
められた順に選択され、この選択された加工工具に工具
番号を付加し、NCプログラムとして出力していた。
しかし、同一工程が複数工程に使用される場合(例え
ば、センタードリルなど)は、可能な限り同一加工工程
で加工するほうが、工具の自動工具交換時間などの関係
から効率が良い。このため、従来は、他の工程でも同一
工具による加工をまとめて加工を行うまとめ処理が行わ
れていた。この従来のまとめ処理は、オペレータの指
示により全データ作成後、同一工具による加工工程をま
とめる処理を行う。オペレータの指示により入力時に
同一工具による加工工程のまとめ加工を指定する。この
2つに大別できる。いづれの場合もオペレーターが直接
指示しなければならない。
オペレータの指示によらず自動的に行うものも提案さ
れている。例えば、特開昭60−135161号公報には、マシ
ニングセンタによるワークの加工において、数値制御装
置で決定した各加工ユニットの加工手順を基にスケジュ
ールを作成し、このスケジュールに基づいて複数の加工
ユニットを使用している同一工具による各ワークの加工
をまとめて行い、同一工具に関する不必要な工具交換を
なくすように加工スケジュールを組み立て加工する数値
制御装置における加工方法が記載されている。
[発明が解決しようとする課題] 前述した特開昭60−135161号公報に記載されたもの
は、複数のワークを加工する場合に関するものであり、
同一ワークの複数の加工工程の加工に適用できる加工方
法ではない。また、実際の加工は、複数工程にわたるの
で種々の制約があり、前記されているような単純な方法
では自動プログラム装置には適用できない。
この発明の目的は、同一工具による複数の加工工程を
まとめて加工するためのまとめ加工プログラムを自動的
に作成できるマシニングセンタの自動プログラムでの工
程自動決定方法を提供することにある。
[前記課題が解決するための手段および作用] 前記課題を解決するために次のような手段を採る。
被加工物の加工内容・工程を入力するための入力工程
と、 この入力工程の前記加工内容によりあらかじめファイ
ルされた工具ファイルから工具を選択するための工具選
定工程と、 この工具選定工程によって選択された工具中に同一工
具が前記異なる工程中に存在した場合であってしかも前
記被加工物の加工面位置が同一位置の場合に前記選択さ
れた工具による加工をまとめて加工を行うためのまとめ
処理工程と からなるマシニングセンタの自動プログラムでの工程
自動決定方法である。
マシニングセンタの自動プログラムでの工程自動決定
方法において、 前記加工面位置が異なっても異なる2工程間に、ボー
リングの座付加工工程、フライスの溝加工工程、フライ
スの側面加工工程、スライスの両面・単位の定寸加工工
程がない場合に前記まとめ処理工程を実行し、かつ 前記条件の場合であっても、 一工程内において、まとめようとする工程を使用する
以前に、まとめられていない他の工具による加工がある
場合、及び 前記加工面のZ値が同じでかつ2工程間に後記加工工
程の加工があるとき前記加工面のZ値が高い場合はまと
め処理しない ことを特徴とするマシニングセンタの自動プログラム
での工程自動決定方法である。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。
原 則 A.異なる工程であって、しかも同一工具を使用する場
合、同一工程にまとめ処理するときの原則 加工面位置、すなわちZ値(主軸軸線方向の加工面の
位置)が同じ場合 加工面のZ値が同一の場合は、まとめる。第1図に示
すように、例えば、穴1,3とねじ穴2の3つの穴加工を
行うとき、夫々の穴の入口の加工面のZ値はZ1平面と、
Z2平面を有している。異なる工程が同一平面の場合は、
これらは同一工程にまとめる。第1図の例では、穴1,3
は、Z1平面でZ値が同じなので同一工程としてまとめ
る。しかし、ねじ穴2はZ2平面でZ値が違うのでまとめ
処理は行わない。
加工面のZ値が異なっても異なる2工程間に、次のイ
〜ニの加工がない場合 上面のZ値が同一の場合は、前記A−によりまとめ
処理するのが原則であるが、加工面のZ値が異なっても
次のイ〜ニの加工がなければまとめる。
イ.ボーリングの座付加工 第2図(a)の例に示すように、穴4の周辺に座ぐり
5の加工がされているとき、この座ぐり5部分に例えば
タップ加工してねじ穴6を加工する場合である。
ロ.フライス(エンドミル)の溝加工 第2図(b)の例に示すように、溝10の加工がフライ
スMで加工される場合。
ハ.フライス(エンドミル)の側面加工 第2図(c)に示すように2つの側面11の加工がフラ
イスMで行う場合。
ニ.フライス(エンドミル)両面・単面の定寸加工 第2図(d)、(e)に示すように、側面12、平面13
の定寸加工すなわち、側面12または平面13をフライスM
で所定寸法に加工するとき。
(イ)〜(ニ)の加工がない場合には、加工面のZ値
が異っても異なる2工程間に同一工具があるときまとめ
処理を行う。しかし、このA条件のときでも更に、以下
のBの場合は同一工程にまとめない。
B.前記Aの場合であっても、同一工程にまとめ処理しな
い場合。
一工程内において、まとめようとする工具を使用する
以前に、まとめられていない他の工具による加工がある
場合。
第3図は、工具の使用例を示す。この例では、第1,2
工程のA工具はまとめ処理ができるが、第3工程の工具
Aはこれ以前に工具Eという工具があるので、まとめ処
理をすることができない。すなわち、工具Eは、まとめ
処理された工具でないので、第3工程の工具Aはまとめ
処理できない。
加工面のZ値が同じでかつ2工程間に前記A−項の
イ〜ニの加工があるとき、その加工面のZ値が高い場
合。
前記原則Aの原則では、加工面のZ値が同一なので
まとめるのが原則であるが、Aの原則でZ値が異なっ
ても異なる2工程間にあらかじめ決められた加工がない
場合は、まとめ処理を行う。しかし、加工面のZ値が高
い場合はまとめ処理を行わない。
例えば、第4図(a)の場合、入力工程は、(ア)の
ネジ穴加工、(イ)のボーリング加工、(ウ)のネジ穴
加工の順に加工が行われる。このとき(ア)、(ウ)の
加工は、Z1加工面のZ値が同一であるが、その中間工程
の(イ)の加工のZ2加工面のZ値がZ1加工面のZ値より
高い位置にあるのでまとめられない。
例えば、第4図(b)の場合、入力工程は、(ア)の
ネジ穴加工、(イ)のボーリング加工、(ウ)のネジ穴
加工の加工順序で入力される。(ア)、(ウ)の加工
は、Z1加工面のZ値が同一であり、前記Aのの(イ)
加工があるがこの場合はその中間工程の(イ)の加工の
Z加工面のZ値がZ1加工面のZ値より低い位置にあるの
でまとめ処理を行う。
なお、前記したイ〜ニの加工は、この実施例の場合の
例示であり、当然のことながらこれ以外の加工も含むこ
ともある。
工程自動決定順序 第5図は、前記原理により工程を自動決定する順序を
示すフロー図である。まず、最初に加工しようとするワ
ークの形状、加工内容などから加工工程、すなわち加工
順序を決定し自動プログラム作成装置に第1工程を入力
する(ステップP1)。次に入力したこの加工内容にした
がって、加工に必要な工具を自動的に選定する(P2)。
例えば、ネジ穴加工であれば、センタドリル、ねじ穴径
に応じたネジ穴の下穴加工用ドリル、タップなどを選定
する。
最終工程まで、この作業を繰り返してこの作業が終了
すると(P3)、工程と工具の種類と順序に関しては、概
略第3図のような表が完成する。全工程の入力が終了す
ると、次の処理を行う。まず、同一の平面加工用フライ
スで加工する平面の荒加工工程を拾い出し、同一加工工
程にまとめる(P4)。このまとめ処理の原則は、前記し
た原則A,Bによれば、単に同一の平面加工用フライスで
平面を荒加工する工程をまとめる。同様に、荒加工済の
平面を仕上加工する工程を同様の原則で同一加工工程に
まとめる。ただし、必要に応じてこの平面加工のまとめ
は、入力順とすることもできる。
次に、他の工具は、入力順として加工工程を決定す
る。しかし、同一工程が異工程にある場合は、前記した
原則A,Bにしたがって工程を決定する(P5)。前記した
原則で工程が決定すると、この工程を表示装置(図示せ
ず)に表示させる(P6)。この表示装置に表示された内
容を変更したい場合は、マニュアルで変更し工程は決定
される(P7,P8)。
[発明の効果] 以上詳記したように、この発明は、同一工具の場合可
能な限り他の工程であっても工具を交換することなく加
工をまとめて行うので加工効率が良い。また、未熟練者
でも自動的にプログラムを組めるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は加工面が同一平面を有するワークの加工例を示
す断面図、第2図(a),(b),(c),(d),
(e)は同一工具で加工するとき工程をまとめ処理でき
ない場合の加工例を示す図、第3図は工程と使用工具の
順序と種類を示す図、第4図(a)は同一工具で加工す
るとき工程がまとめ処理できない加工例を示す図、第4
図(b)は同一工具で加工するとき工具がまとめ処理で
きる加工例を示す図、第5図は工程自動決定の順序の概
要を示すフロー図である。 1,3,4……穴、2……ねじ穴、5……座ぐり、6ねじ穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の加工内容・工程を入力するため
    の入力工程と、 この入力工程の前記加工内容によりあらかじめファイル
    された工具ファイルから工具を選択するための工具選定
    工程と、 この工具選定工程によって選択された工具中に同一工具
    が前記異なる工程中に存在した場合であってしかも前記
    被加工物の加工面位置が同一位置の場合に前記選択され
    た工具による加工をまとめて加工を行うためのまとめ処
    理工程と からなるマシニングセンタの自動プログラムでの工程自
    動決定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマシニングセンタの自動プ
    ログラムでの工程自動決定方法において、 前記加工面位置が異なっても異なる2工程間に、ボーリ
    ングの座付加工工程、フライスの溝加工工程、フライス
    の側面加工工程、スライスの両面・単位の定寸加工工程
    がない場合に前記まとめ処理工程を実行し、かつ 前記条件の場合であっても、 一工程内において、まとめようとする工程を使用する以
    前に、まとめられていない他の工具による加工がある場
    合、及び 前記加工面のZ値が同じでかつ2工程間に後記加工工程
    の加工があるとき前記加工面のZ値が高い場合はまとめ
    処理しない ことを特徴とするマシニングセンタの自動プログラムで
    の工程自動決定方法。
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