JPH0436045Y2 - - Google Patents

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JPH0436045Y2
JPH0436045Y2 JP1984179655U JP17965584U JPH0436045Y2 JP H0436045 Y2 JPH0436045 Y2 JP H0436045Y2 JP 1984179655 U JP1984179655 U JP 1984179655U JP 17965584 U JP17965584 U JP 17965584U JP H0436045 Y2 JPH0436045 Y2 JP H0436045Y2
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front glass
cathode ray
ray tube
tape
adhesive
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JP1984179655U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は陰極線管に関し、特にその取付座の固
定構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の陰極線管は前面ガラスを陰極線
管に接着固定して防爆補強又は反射防止の効果を
もたせている。そして前面ガラスを陰極線管に接
着固定した後に、取付座を固着した補強金具を陰
極線管のパネル外周に巻き補強している。これを
第6図を用いて説明する。まず、陰極線管パネル
部4の上に前面ガラス1をフエースプレート面か
ら2〜5mm離して内側に接着剤を塗布してある前
面ガラス固定用テープ3により固定する。その
後、前面ガラス固定用テープ3の2ケ所に注入孔
9を開けて透明な接着固定用樹脂2を前面ガラス
1と陰極線管パネル部4との空間に注入し接着固
定用樹脂2を加熱硬化する。次に第7図に示すよ
うに取付座6を溶接した補強金具7を熱膨張させ
て、陰極線管のパネル部4の回りに前面ガラス固
定用テープ3の上から嵌め込み、冷却による収縮
を利用して補強金具7を陰極線管パネル部4に固
定することにより取付座6を陰極線管に固定して
いた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の取付座固定方法では、透明な接
着固定用樹脂を硬化する工程は変動をもつことが
多いため接着固定用樹脂の硬化の進行度にばらつ
きが生じ、接着固定用樹脂の接着力を弱めること
がある。かかる場合において、取付座を溶接した
補強金具を加熱膨張させて、陰極線管に嵌め込み
冷却時の収縮を利用して補強金具を陰極線管に固
定することにより取付座を陰極線管に固定しよう
とすると、前面ガラス固定用テープの上から陰極
線管を補強金具が締めつけることになる。しかる
に陰極線管は第5図に断面を示すように補強金具
7が締めつける陰極線管側壁部は陰極線管のパネ
ル部4とフアンネル部10を封着するフリツトシ
ール8側で狭くなるようなテーパ構造をもつてい
る。従がつて補強金具7の締めつける力の分力が
フリツトシール8の方向へ働き、前面ガラス固定
用テープ3でも同じくフリツトシール8の方向へ
力が働く。そうすると前面ガラス1と前面ガラス
固定用テープ3の接着力より接着固定用樹脂2と
前面ガラス固定用テープ3の接着力の方が大きい
ため、前面ガラス固定用テープ3に対してフリツ
トシール8の方向に働く力により前面ガラス1と
接着固定用樹脂2との間には互いに引き離される
力が働き、前面ガラス1と接着固定用樹脂2が剥
離してしまうという欠点があつた。
本考案の目的は、かかる欠点を除去し、前面ガ
ラスと接着固定用樹脂が剥離することのない陰極
線管を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の前面ガラス付陰極線管は前面ガラス固
定用テープの一部、特に補強金具との密着度の大
きいパネールコーナー部のフリツトシール側の前
面ガラス固定用テープにコの字形の切り込み部を
設け、補強金具の締めつける力のフリツトシール
方向への分力が固定用テープの他の部分にかから
ないようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
次に本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図である。
前面ガラス1はパネル部4のフエースプレート
面から2〜5mm離して位置決めされた後、陰極線
管パネル部4に内側に接着剤を塗布してある前面
ガラス固定用テープ3でパネル部4に固定され
る。その後、接着固定用樹脂2をテープ3に設け
られた注入口9から注入し硬化処理を行ない前面
ガラス1は陰極線管に固着される。次に前面ガラ
ス固定用テープ3の4つの陰極線管パネルコーナ
ー部に″コ″の字型にカツターナイフ等の鋭利な切
断器具で切り込み部5を入れる。この切り込み部
5は、補強金具7に溶接された取付座6が前面ガ
ラス固定用テープ3をとおして、陰極線管に当る
領域にほぼ対応している。
第2図は、第1図の陰極線管に補強金具7に溶
接された取付座6を取付けた状態を示している。
切り込み部5は取付座6及び補強金具7に覆われ
て外からはみれないが取付座6は切り込み部5上
に位置している。このとき、取付座6を固定する
ために補強金具7が陰極線管のパネル外周囲を締
めつけるが、特に陰極線管パネル部4のコーナー
部についてはその締めつけ力が強く、前面ガラス
固定用テープ3も同じように陰極線管パネル部4
のコーナー部が強く締めつけられる。一方、陰極
線管パネル部4のコーナー部以外では補強金具7
による締めつけ力も弱い。
陰極線管のパネル部4の補強金具7で締めつけ
られる部分は前述のとおりフリツトシール部側で
狭くなるようなテーパ構造をもつているため、陰
極線管パネル部4のコーナー部では、コーナー部
以外より強く締めつけられるので補強金具7の陰
極線管パネル部4を締めつける力の分力がフリツ
トシール部方向へかかり、前面ガラス固定用テー
プ3に対して、フリツトシール部方向への張力が
強くかかることになる。前面ガラス固定用テープ
3と前面ガラス1との接着力より前面ガラス固定
用テープ3と接着固定用樹脂2の接着力が強いた
め、前面ガラス固定用テープ3にかかるフリツト
シール部方向への張力により、前面ガラス1と接
着固定用樹脂2との間に引き離す力が生じる。こ
のため前面ガラス1を接着固定用樹脂で固定する
工程条件の変動により接着固定用樹脂2の接着強
度が劣化したときには、上述した引き離す力によ
り前面ガラス1と接着固定用樹脂2とが陰極線管
パネル部4のコーナー部において剥離する恐れが
あるが、本考案による切り込み部5を設けること
により、補強金具7の陰極線管パネル部4を締め
つける力の分力がフリツトシール方向へかかる力
により前面ガラス固定用テープ3に働くフリツト
シール方向への張力は、切り込み部5が陰極線管
パネル部4のコーナー部で孤立しているため切り
込み部5にのみ働き、前面ガラス固定用テープ3
の他の部分については張力は働らかない。このた
め、接着固定用樹脂2の接着強度が変動しても剥
離等の不具合は生じない。
また第3図に示すように、取付金具11に溶接
された取付座6をテンシヨンバンド12を用いて
陰極線管に固定する場合にも本考案は有効であ
る。
なお、上記実施例では切り込み部のテープは切
断された状態でパネル側面に付着されたままであ
つたが、切り込み部の前面ガラス固定用テープを
除去してもよい。
第4図は、本考案の他の実施例を示し、コの字
形の切り込み部をミシン目状に形成した場合であ
るが、前記実施例と同様の効果を持つことは自明
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は前面ガラス固定用
テープのフリツトシール側の対角コーナー部にコ
の字形の切り込みを入れることにより接着固定用
樹脂の接着強度の変化により生じる前面ガラスと
接着固定用樹脂の剥離を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は第
1図の実施例に取付座を固定した状態を示す斜視
図、第3図、第4図は実施例を示す斜視図、第5
図は従来例の断面図、第6図は従来例の斜視図、
第7図は第6図の従来例に取付座を固定した状態
を示す斜視図である。 1……前面ガラス、2……接着固定用樹脂、3
……前面ガラス固定用テープ、4……陰極線管パ
ネル部、5……切り込み部、6……取付座、7…
…補強金具、8……フリツトシール部、9……注
入口、10……フアンネル部、11……取付金
具、12……テンシヨンバンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 陰極線管パネル面に間隔をあけて前面ガラスを
    前面ガラス固定用テープで固定し、パネル面と前
    面ガラスとの空間に接着固定用樹脂を注入し加熱
    硬化させて固定し、パネル側面の前面ガラス固定
    用テープの外周を、取付座を固着した補強金具で
    取付座がパネルコーナー部に位置するようにして
    締め付けてなる陰極線管において、前面ガラス固
    定用テープのフリツトシール側のパネルコーナー
    部にコの字形の切り込み部分を設けたことを特徴
    とする陰極線管。
JP1984179655U 1984-11-27 1984-11-27 Expired JPH0436045Y2 (ja)

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JPS6195047U JPS6195047U (ja) 1986-06-19
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JPS4842528U (ja) * 1971-09-21 1973-05-31
JPS5628154B2 (ja) * 1974-11-30 1981-06-30

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