JPS6035167Y2 - バンド補強形ブラウン管 - Google Patents

バンド補強形ブラウン管

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Publication number
JPS6035167Y2
JPS6035167Y2 JP1976120760U JP12076076U JPS6035167Y2 JP S6035167 Y2 JPS6035167 Y2 JP S6035167Y2 JP 1976120760 U JP1976120760 U JP 1976120760U JP 12076076 U JP12076076 U JP 12076076U JP S6035167 Y2 JPS6035167 Y2 JP S6035167Y2
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JP
Japan
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cathode ray
ray tube
band
tape
reinforced
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Expired
Application number
JP1976120760U
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English (en)
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JPS5337452U (ja
Inventor
鉄臣 矢頭
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ブラウン管の爆縮を防止せしめるようにし
たバンド補強層ブラウン管の改良に関するものである。
従来のこの種のバンド補強層ブラウン管は、第1図に示
すように、パネル11、ファンネル12、ネック13か
らなる管体のパネル11のスカート部11aの外周壁に
粘着テープ21が貼り付けられ、第2図に示すように、
スカートllaに適合する断面形状に形成されてパネル
11の長辺よりやや短い全長を有する金属補強体22が
パネル11の長辺側のスカートllaのテープ21上に
配置されるとともに、パネル11のコーナー11bにブ
ラウン管を保持する孔を有した取付具23(以下ラグと
呼ぶ)が配置され、それらの上にテンション・バンド2
4を巻回して、ブラウン管の爆縮に必要なる高張力で締
め付け、両端縁を相互に重合し、該重合部をクリップ2
5または溶接にてシールするものであった。
然し、ブラウン管の大形化に伴い、パネルスカ)11a
も相対的に広くなり、且つ爆縮時に生じる硝子の崩壊力
も強くなり、上述のようなパネルスカートllaの長辺
側のみに補強体22をテープ21とテンション・バンド
24との間に介在せしめて締め付ける構造では、ブラウ
ン管が大形になった場合は次のような不都合がある。
(1)パネルスカートに作用しているテンション・バン
ド24の締め付けによる圧縮応力の範囲は、長辺側およ
びコーナー11bのスカート11aは補強体22および
ラグ23を介しているので高範囲に分散され、全壁に亘
っているが、短辺側のスカートllaはテンション・バ
ンド24のみで覆われているだけであるので、その範囲
は限定され、パネルスカートllaの拡大化により、圧
縮応力を受けない部分を生じ、この部分は爆縮時に膨張
するので、硝子の崩壊力を減少せしめ得ない。
また補強体22とラグ23とは一対化されていないので
爆縮時の硝子の膨張によって、各々の接している部分は
、テンション・バンド24の圧縮応力が作用しているに
も拘らず崩壊現象を呈し、抑制することは出来ない。
(2)テープ21はパネル11のスカートlla外壁ト
テンション・バンド24および補強体22とに対して十
分な接着力を有していないので、爆縮時の硝子の脱落現
象を防げない。
またテープ21自体の引張強度にも限定があり、対応す
る硝子の陥没を防げなく、ブラウン管原形を大きく損う
このような欠点を解消する方法としては、次のような方
法があった。
(1)テンション・バンド24の締め付けによるパネル
11のスカート11aへの圧縮応力を強め、硝子の膨張
と相拮抗した応力状況にして、崩壊力を減少せしめる。
(2)エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で補強体22、ラ
グ23およびテンション・バンド24とパネル11のス
カートllaとを接着して、硝子の陥没化、脱落化を防
ぐ。
然し、圧縮応力を強めることは、テンション・バンド2
4の機械的強度に限度があり、硝子の膨張に対応した応
力を形成することが出来なかった。
また樹脂を用いることは、バンド装着以上に工数を要し
、作業も煩雑になり実用的でなかった。
本考案は、上述の欠点を解消するためになされたもので
、テンション・バンド締付けによりパネルスカート部へ
加える圧縮応力の範囲を、パネルスカートの長辺部とパ
ネルスカートの短辺部でそれぞれ異ならせ、それぞれの
部分に生じる異ったパネルスカート硝子の膨張に対し拮
抗した圧縮応力を形成し最小限の締付けでより適切な補
強効果を得るものである。
以下この考案について説明する。
この種のバンド補強形ブラウン管の補強構造は、爆縮時
に生じるパネルスカート硝子の膨張に対して、予めテン
ション・バンドを締め付けることで圧縮応力を形成させ
、この拮抗した応力状況で、硝子の膨張(破壊力)を減
少させ、テープの接着力で硝子の飛散を防止するもので
あるから、補強効果を向上させるには主として発生する
応力の拮抗化を計ればよい。
然し、テンション・バンドの形状、機械的強度には限度
があり、パネルスカートが大きくなった場合、圧縮応力
の作用しない部位を生じるので、この部分を少なくする
とよい。
然し、短辺のパネルスカート中央部の爆縮時の崩壊力は
、他部位に比べて弱いので、この部分の応力状況として
は発生する崩壊力に対応する圧縮応力を作用する丈でよ
く、補強体を介して分散する必要はない。
第4図は、この考案の特徴とする補強体の一例を示す斜
視図であり、第3図は、この考案の一実施例を示す説明
図である。
図において、第1図および第2図と同一符号は夫々同一
または相当部分を示しており、第1図および第2図と異
なるところは、パネルスカート11aの長辺側に配置さ
れる金属補強体22を、パネルスカートllaの短辺側
の一部に連続して重なるような形状に構成するとともに
、そのコーナ一部にラグ23を一体に取り付けた点であ
る。
このような構成にすれば、補強体22および軟性テープ
21を介してのテンション・バンド24の圧縮応力は、
爆縮時に生じる硝子の膨張による崩壊力の強い部位に対
して分散され、かつ軟性テープを介してのテンション・
バンド24の圧縮応力は崩壊力の比較的弱い部位に対し
て分散され、相拮抗するのでより適切な締付力で補強効
果が向上する。
また、補強体22はスカート部11a全体に被覆されて
おりスカート部11a全体に圧縮応力は分散され、より
相拮抗する。
さらに、補強体22の一端がブラウン管フェース面に回
り込んでいるため、取付けに際して補強体22の位置決
定がばらつくことなく、補強体をフェース両方向から密
着することで定まり、均一な製品を作ることができる。
上述のように本考案によるブラウン管は、テンション・
バンドとテープとの間に介在せしめる補強体で覆う部分
が、パネルスカートの長辺、コーナーおよび短辺の一部
に連続するので、特に大形ブラウン管の防爆に充分対拠
出来る。
なお以上はパネルスカート全壁を覆う形状の補強体の場
合について説明したが、パネルスカートのうちモールド
マツチ線からパネルフェース方向は覆わない形状の補強
体について適用してもよい。
【図面の簡単な説明】 第1図は、従来のバンド補強形ブラウン管を示す斜視図
、第2図は、その補強体を示す斜視図、第3図は、本考
案によるバンド補強形ブラウン管の一実施例を示す斜視
図、第4図は、本考案の特徴とする補強体の一例を示す
斜視図である。 図中、11:パネル、11aニスカート、11b:コー
ナー、21:粘着テープ、22:金属補強体、23:取
付具、24:テンション・バンド、25:クリップ。 なお、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)矩形フェース部と、このフェース部に連接するス
    カート部とからなるパネルを有する管体、前記スカート
    部の外壁に沿って全周に至り巻回された軟性テープ、こ
    のテープ上に配置され、前記パネルの各長辺側スカート
    部とこれに隣接する短辺側スカート部の一部とさらに前
    記フェース部端とを連続して密接に被覆適合するよう形
    成された1対の補強体、この補強体上でこれを囲繞して
    締付けるテンション・バンドを備え、そそれゆえに、前
    記長辺部側は軟性テープと補強体とテンション・バンド
    によって補強され、前記短辺部側は軟性テープとテンシ
    ョン・バンドのみによって補強されたバンド補強層ブラ
    ウン管。
  2. (2)前記補強体は前記テープ当接面と反対面のコーナ
    部に、ブラウン管保持具を一体に設けであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のパッド補強
    形ブラウン管。
JP1976120760U 1976-09-07 1976-09-07 バンド補強形ブラウン管 Expired JPS6035167Y2 (ja)

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JPS5337452U JPS5337452U (ja) 1978-04-01
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