JP2783754B2 - 面材と枠材間の水密構造 - Google Patents
面材と枠材間の水密構造Info
- Publication number
- JP2783754B2 JP2783754B2 JP32800393A JP32800393A JP2783754B2 JP 2783754 B2 JP2783754 B2 JP 2783754B2 JP 32800393 A JP32800393 A JP 32800393A JP 32800393 A JP32800393 A JP 32800393A JP 2783754 B2 JP2783754 B2 JP 2783754B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face
- frame
- irregular
- sealing material
- filling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は不定形シール材を用い
た面材と枠材間の水密構造に関するものである。
た面材と枠材間の水密構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】カーテン
ウォールの壁面を構成するアルミパネル等の面材とその
背面側の周囲に接合される枠材間の水密性は従来、実公
平2-13622号や図2に示すように枠材の外周側に形成さ
れた溝内に不定形シール材を充填し、双方に接着させる
ことにより、または図3に示すように枠材の内周側に形
成された溝内に定形シール材を差し込み、これを面材と
の間に挟み込むことにより確保される。
ウォールの壁面を構成するアルミパネル等の面材とその
背面側の周囲に接合される枠材間の水密性は従来、実公
平2-13622号や図2に示すように枠材の外周側に形成さ
れた溝内に不定形シール材を充填し、双方に接着させる
ことにより、または図3に示すように枠材の内周側に形
成された溝内に定形シール材を差し込み、これを面材と
の間に挟み込むことにより確保される。
【0003】前者の方法では充填箇所以外をテープで保
護するためのマスキングと、充填後にシール材表面を均
すへら仕上げと、充填箇所以外に付着したシール材とテ
ープを除去するクリーニングの3工程を要するため作業
数が多く、へら仕上げ時にはシール材の一部がへらに付
着して損失するためシール材の使用効率が悪い。後者の
方法ではシール材を圧着した状態で面材を枠材に接合す
るためシール材の反発力のために面材が部分的に変形す
る可能性がある。
護するためのマスキングと、充填後にシール材表面を均
すへら仕上げと、充填箇所以外に付着したシール材とテ
ープを除去するクリーニングの3工程を要するため作業
数が多く、へら仕上げ時にはシール材の一部がへらに付
着して損失するためシール材の使用効率が悪い。後者の
方法ではシール材を圧着した状態で面材を枠材に接合す
るためシール材の反発力のために面材が部分的に変形す
る可能性がある。
【0004】この発明は従来のシール方法の問題に着目
してなされたもので、上記問題を解決する水密構造を提
案するものである。
してなされたもので、上記問題を解決する水密構造を提
案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明ではシール材に不
定形シール材を用い、枠材の充填溝の両側にシール材の
溢れ出し分を溜める補助溝を形成することにより充填溝
内にシール材を密実に充填しながらシール材の、枠材表
面への漏れ出しを防止し、漏れ出しに伴う従来の3工程
を不要にすると同時に、シール材の無駄を解消する。面
材の部分的な変形はシール材が不定形シール材であるこ
とにより回避される。
定形シール材を用い、枠材の充填溝の両側にシール材の
溢れ出し分を溜める補助溝を形成することにより充填溝
内にシール材を密実に充填しながらシール材の、枠材表
面への漏れ出しを防止し、漏れ出しに伴う従来の3工程
を不要にすると同時に、シール材の無駄を解消する。面
材の部分的な変形はシール材が不定形シール材であるこ
とにより回避される。
【0006】不定形シール材は充填溝に密実に充填され
た状態で面材に接合されるが、補助溝が充填溝の見付け
方向両側に、充填溝を挟んで形成されることにより面材
の接合時に充填溝から溢れた分を受け止め、枠材表面側
への回り込みを防止する。
た状態で面材に接合されるが、補助溝が充填溝の見付け
方向両側に、充填溝を挟んで形成されることにより面材
の接合時に充填溝から溢れた分を受け止め、枠材表面側
への回り込みを防止する。
【0007】シール材は充填溝内に充填されればよく、
充填時の溢れ出しも補助溝が受け止めるためマスキング
とクリーニングの必要がなくなる。硬化前には面材の突
き合わせによって枠材と面材との接合と同時に面材にも
接着されるため、へらによる均し作業も不要になり、作
業数が減ることにより作業コストの低減と、面材と枠材
から構成されるパネルの組立効率の向上が図られる。ま
たシール材の充填箇所が外部に露出しないことによりパ
ネルの外観も向上する。
充填時の溢れ出しも補助溝が受け止めるためマスキング
とクリーニングの必要がなくなる。硬化前には面材の突
き合わせによって枠材と面材との接合と同時に面材にも
接着されるため、へらによる均し作業も不要になり、作
業数が減ることにより作業コストの低減と、面材と枠材
から構成されるパネルの組立効率の向上が図られる。ま
たシール材の充填箇所が外部に露出しないことによりパ
ネルの外観も向上する。
【0008】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0009】この発明は図1に示すように面材2とその
背面側の周囲に接合される枠材1間に充填される不定形
シール材3の硬化によって両者間の水密性を確保するも
のである。
背面側の周囲に接合される枠材1間に充填される不定形
シール材3の硬化によって両者間の水密性を確保するも
のである。
【0010】枠材1は面材2の背面に突設されたスタッ
ドボルト4が面材2に重なる取付片11を貫通し、これに
ナット5が締め付けられることによって面材2に接合さ
れ、パネル6を構成する。
ドボルト4が面材2に重なる取付片11を貫通し、これに
ナット5が締め付けられることによって面材2に接合さ
れ、パネル6を構成する。
【0011】枠材1の面材2側の見付け片12の、見付け
方向の中間部には面材1側が開放した充填溝13が形成さ
れ、その見付け方向両側に同じく面材1側が開放した補
助溝14,14が形成される。
方向の中間部には面材1側が開放した充填溝13が形成さ
れ、その見付け方向両側に同じく面材1側が開放した補
助溝14,14が形成される。
【0012】不定形シール材3は充填溝13に密実に充填
され、面材2の枠材1への突き合わせ時には充填溝13の
容積を超える量が両側の補助溝14,14に溢れ出るが、補
助溝14,14の容積を超える量を充填しない限り、ここか
ら溢れ出ることはないため枠材1の取付片11側と外周側
への回り込みは生じない。
され、面材2の枠材1への突き合わせ時には充填溝13の
容積を超える量が両側の補助溝14,14に溢れ出るが、補
助溝14,14の容積を超える量を充填しない限り、ここか
ら溢れ出ることはないため枠材1の取付片11側と外周側
への回り込みは生じない。
【0013】スタッドボルト4を取付片11に貫通させな
がら面材2を枠材1に突き合わせ、充填溝13内の不定形
シール材3を面材2の背面に密着させた後、スタッドボ
ルト4にナット5を締め付けて枠材1と面材2の接合が
完了する。不定形シール材3が熱硬化性の場合はナット
5の締め付け後に加熱される。
がら面材2を枠材1に突き合わせ、充填溝13内の不定形
シール材3を面材2の背面に密着させた後、スタッドボ
ルト4にナット5を締め付けて枠材1と面材2の接合が
完了する。不定形シール材3が熱硬化性の場合はナット
5の締め付け後に加熱される。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、枠材の、
不定形シール材が充填される充填溝の両側にシール材の
溢れ出し分を溜める補助溝を形成したものであるため、
充填溝内にシール材を密実に充填しながらシール材の、
枠材表面への漏れ出しを防止することができ、漏れ出し
に伴うマスキングとへら均し及びクリーニングの工程が
不要になり、作業コストの低減と、パネルの組立効率の
向上を図ることができ、へら均しの省略によってシール
材の損失も解消される。
不定形シール材が充填される充填溝の両側にシール材の
溢れ出し分を溜める補助溝を形成したものであるため、
充填溝内にシール材を密実に充填しながらシール材の、
枠材表面への漏れ出しを防止することができ、漏れ出し
に伴うマスキングとへら均し及びクリーニングの工程が
不要になり、作業コストの低減と、パネルの組立効率の
向上を図ることができ、へら均しの省略によってシール
材の損失も解消される。
【0015】またシール材の充填箇所が外部に露出しな
いためパネルの外観も向上する。
いためパネルの外観も向上する。
【図1】枠材と面材の接合状態を示した断面図である。
【図2】従来のシール方法を示した断面図である。
【図3】従来の他のシール方法を示した断面図である。
1……枠材、11……取付片、12……見付け片、13……充
填溝、14……補助溝、2……面材、3……不定形シール
材、4……スタッドボルト、5……ナット、6……パネ
ル。
填溝、14……補助溝、2……面材、3……不定形シール
材、4……スタッドボルト、5……ナット、6……パネ
ル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 2/38 E04B 1/68
Claims (1)
- 【請求項1】 面材2とその周囲に接合される枠材1間
に充填される不定形シール材3の硬化によって両者間の
水密性を確保する水密構造であり、枠材1の面材2側の
面には不定形シール材3が充填される充填溝13が形成さ
れ、その見付け方向両側には不定形シール材3の溢れ出
し分を溜める補助溝14,14が形成されており、枠材1は
充填溝13に不定形シール材3が密実に充填された状態で
面材2に接合されていることを特徴とする面材と枠材間
の水密構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32800393A JP2783754B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 面材と枠材間の水密構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32800393A JP2783754B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 面材と枠材間の水密構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180282A JPH07180282A (ja) | 1995-07-18 |
JP2783754B2 true JP2783754B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=18205429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32800393A Expired - Fee Related JP2783754B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 面材と枠材間の水密構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783754B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32800393A patent/JP2783754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07180282A (ja) | 1995-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2783754B2 (ja) | 面材と枠材間の水密構造 | |
JPS62194074A (ja) | シ−ル構造 | |
JP3292341B2 (ja) | シールドセグメントの接合方法 | |
JP2566145Y2 (ja) | スティフナの接着構造 | |
JPH0338279Y2 (ja) | ||
JPH077150Y2 (ja) | 発泡材入りパネル | |
JP2685519B2 (ja) | コンクリート製セグメント | |
JPS6144545Y2 (ja) | ||
JPH0642083A (ja) | 面材枠組構造とその枠組方法 | |
JPS6345409Y2 (ja) | ||
JPH0511090Y2 (ja) | ||
JPH0114398B2 (ja) | ||
JP2567316Y2 (ja) | 自動車における外装部品の取付構造 | |
JPH0452320Y2 (ja) | ||
JP3625223B2 (ja) | 仕上げ材間の接合部シール構造および接合部シール方法 | |
JPH10169023A (ja) | パネルの接合構造 | |
JPS60171153A (ja) | 開口部を有する複合パネルの製造方法 | |
JPH0436045Y2 (ja) | ||
JPH0315704Y2 (ja) | ||
JPH0537689Y2 (ja) | ||
JPH0452318Y2 (ja) | ||
JPS59196Y2 (ja) | 強化プラスチック製構造物と金属製構造物の接合構造 | |
JPS6123970Y2 (ja) | ||
JPH0410444Y2 (ja) | ||
JPS6144546Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090522 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100522 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100522 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110522 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |