JPH04359509A - 三元系化合物半導体のエピタキシャル成長方法 - Google Patents
三元系化合物半導体のエピタキシャル成長方法Info
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- JPH04359509A JPH04359509A JP13491391A JP13491391A JPH04359509A JP H04359509 A JPH04359509 A JP H04359509A JP 13491391 A JP13491391 A JP 13491391A JP 13491391 A JP13491391 A JP 13491391A JP H04359509 A JPH04359509 A JP H04359509A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロライド法により三
元系化合物半導体をエピタキシャル成長させる方法に関
する。
元系化合物半導体をエピタキシャル成長させる方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】III 族のメタル原料にV族の塩化物
を供給してIII−V−V族化合物半導体をエピタキシ
ャル成長させる方法は、JOUNAL OF ELEC
TROCHEMICAL SOCIETY Vol.1
11,No.7,p814 〜817 の「気相反応に
よるGaAsxP1−x の調製」に記載されている。 この方法は、Ga金属をボートに収容し、AsCl3
ガスとPCl3 ガスを該ボートに送って一旦GaAs
Pのクラストを形成し、その際に生成する塩化水素とさ
らに反応させてGaClとAs4 とP4 をガス状で
基板上に送って基板上にGaAsxP1−x 半導体を
気相成長するものである。その際の混晶比xは、PCl
3/(AsCl3+PCl3) の原料ガスの供給比に
よって決定される。
を供給してIII−V−V族化合物半導体をエピタキシ
ャル成長させる方法は、JOUNAL OF ELEC
TROCHEMICAL SOCIETY Vol.1
11,No.7,p814 〜817 の「気相反応に
よるGaAsxP1−x の調製」に記載されている。 この方法は、Ga金属をボートに収容し、AsCl3
ガスとPCl3 ガスを該ボートに送って一旦GaAs
Pのクラストを形成し、その際に生成する塩化水素とさ
らに反応させてGaClとAs4 とP4 をガス状で
基板上に送って基板上にGaAsxP1−x 半導体を
気相成長するものである。その際の混晶比xは、PCl
3/(AsCl3+PCl3) の原料ガスの供給比に
よって決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法でGaAs
xP1−x を調製するときには、例えばAsCl3
ガスの供給モル数を一定にし、PCl3 ガスの供給モ
ル数を調節して、混晶比xを制御していた。この方法で
は、V族原料ガスの合計モル数が変化するため、ボート
内のソースの状態が変化する。その結果、混晶比の異な
るエピタキシャル層を連続して成長させるときに、キャ
リア濃度が変動するため、良好な三元系化合物半導体の
エピタキシャル層を成長させることができなかった。そ
こで、本発明は、上記の欠点を解消し、キャリア濃度の
変動を抑制しながら、混晶比の異なるエピタキシャル層
の連続成長を可能にした三元系化合物半導体のエピタキ
シャル成長方法を提供しようとするものである。
xP1−x を調製するときには、例えばAsCl3
ガスの供給モル数を一定にし、PCl3 ガスの供給モ
ル数を調節して、混晶比xを制御していた。この方法で
は、V族原料ガスの合計モル数が変化するため、ボート
内のソースの状態が変化する。その結果、混晶比の異な
るエピタキシャル層を連続して成長させるときに、キャ
リア濃度が変動するため、良好な三元系化合物半導体の
エピタキシャル層を成長させることができなかった。そ
こで、本発明は、上記の欠点を解消し、キャリア濃度の
変動を抑制しながら、混晶比の異なるエピタキシャル層
の連続成長を可能にした三元系化合物半導体のエピタキ
シャル成長方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するためき手段】本発明は、III 族の
メタル原料にV族の塩化物を供給して、III−V−V
族化合物半導体をエピタキシャル成長させる方法におい
て、V族の塩化物の供給モル数の合計を一定に保ちなが
ら、その供給モル数の比を変化させることにより、混晶
比の異なるエピタキシャル層を連続して成長させること
を特徴とする三元系化合物半導体のエピタキシャル成長
方法である。
メタル原料にV族の塩化物を供給して、III−V−V
族化合物半導体をエピタキシャル成長させる方法におい
て、V族の塩化物の供給モル数の合計を一定に保ちなが
ら、その供給モル数の比を変化させることにより、混晶
比の異なるエピタキシャル層を連続して成長させること
を特徴とする三元系化合物半導体のエピタキシャル成長
方法である。
【0005】
【作用】図1は、本発明を実施するためのエピタキシャ
ル成長装置の概念図である。以下、GaAsxP1−X
の成長を例にして説明する。この装置は、反応管1の
上流にGa金属2を収容するボート3を配置し、下流の
サセプタ4に基板5を装着し、さらに下流にインナーチ
ューブ6を配置し、反応管1を排気口7より真空排気し
た後、ヒータ8,9によりボート3のソース及び基板5
をそれぞれの温度に加熱し、次いで、供給配管10より
AsCl3/H2 を、供給配管11よりPCl3/H
2 を上記ボート3内に供給してGaAsP ソースを
一旦形成し、さらに反応を進めてGaCl,As4,P
4 ガスを生成し、供給配管12からのH2 ガスとと
もに基板5に送り、GaAsP エピタキシャル層を成
長させるものである。
ル成長装置の概念図である。以下、GaAsxP1−X
の成長を例にして説明する。この装置は、反応管1の
上流にGa金属2を収容するボート3を配置し、下流の
サセプタ4に基板5を装着し、さらに下流にインナーチ
ューブ6を配置し、反応管1を排気口7より真空排気し
た後、ヒータ8,9によりボート3のソース及び基板5
をそれぞれの温度に加熱し、次いで、供給配管10より
AsCl3/H2 を、供給配管11よりPCl3/H
2 を上記ボート3内に供給してGaAsP ソースを
一旦形成し、さらに反応を進めてGaCl,As4,P
4 ガスを生成し、供給配管12からのH2 ガスとと
もに基板5に送り、GaAsP エピタキシャル層を成
長させるものである。
【0006】GaAsxP1−X の混晶比xは、As
Cl3とPCl3 の供給量により決定されるが、エピ
タキシャル成長の途中で混晶比を変化させる場合、上記
の供給量の変化によりGaAsP ソース部の状態が不
安定になり、混晶比を正確に変化させることができなく
なり、かつ、キャリア密度も変動するため、良好なエピ
タキシャル層を得ることができないという問題がったが
、本発明では、AsCl3とPCl3 の供給モル数の
合計を一定に保ちながら、両者の供給モル数の比を変化
させることにより、上記ソース部を安定に維持しながら
混晶比の異なるエピタキシャル層の連続成長を可能にし
たものである。この方法によれば、キャリア密度の変動
を抑えながら、混晶比xを0から1まで容易に制御する
ことができ、混晶比の異なる三元系化合物半導体のエピ
タキシャル層の生産性を向上させることができるように
なった。
Cl3とPCl3 の供給量により決定されるが、エピ
タキシャル成長の途中で混晶比を変化させる場合、上記
の供給量の変化によりGaAsP ソース部の状態が不
安定になり、混晶比を正確に変化させることができなく
なり、かつ、キャリア密度も変動するため、良好なエピ
タキシャル層を得ることができないという問題がったが
、本発明では、AsCl3とPCl3 の供給モル数の
合計を一定に保ちながら、両者の供給モル数の比を変化
させることにより、上記ソース部を安定に維持しながら
混晶比の異なるエピタキシャル層の連続成長を可能にし
たものである。この方法によれば、キャリア密度の変動
を抑えながら、混晶比xを0から1まで容易に制御する
ことができ、混晶比の異なる三元系化合物半導体のエピ
タキシャル層の生産性を向上させることができるように
なった。
【0007】
(実施例1)図1の装置を用い、基板上にGaAsxP
1−xをエピタキシャル成長させた。直径70mmの石
英反応管に、Gaを 300g投入したボートを挿入し
、サセプタにキャリア濃度 1×1017cm−3のG
aAs n型基板を装着し、反応管内を一旦排気した後
、ボートのソース温度を 850℃に、基板温度を 7
50℃に設定し、10分間放置した。その後、25℃の
AsCl3 液中に水素キャリアガスを流量 600c
c/minで供給し、1℃の PCl3 液中に水素キ
ャリアガスを流量20cc/minで供給し、生成ガス
をボート内に送るとともに、水素ガスを流量1000c
c/minで基板上に送り、5 分間エピタキシャル成
長を行った。次いでAsCl3 液中への水素キャリア
ガスの流量を 515cc/minに、 PCl3 液
中への水素キャリアガスを流量を40cc/minに変
更して同様に5 分間エピタキシャル成長を行った。そ
の後、AsCl3 液及び PCl3 液への水素キャ
リアガスの供給及びヒータへの通電を停止して成長を終
了した。基板上には、厚さ 6μm のGaAs0.8
P0.2 エピタキシャル層と厚さ 7μm のGaA
s0.7P0.3 エピタキシャル層を積層したウエハ
を得ることができた。該ウエハの深さ方向のキャリア濃
度を調べたところ、図2の実線のように 3×1015
cm−3でフラットであった。
1−xをエピタキシャル成長させた。直径70mmの石
英反応管に、Gaを 300g投入したボートを挿入し
、サセプタにキャリア濃度 1×1017cm−3のG
aAs n型基板を装着し、反応管内を一旦排気した後
、ボートのソース温度を 850℃に、基板温度を 7
50℃に設定し、10分間放置した。その後、25℃の
AsCl3 液中に水素キャリアガスを流量 600c
c/minで供給し、1℃の PCl3 液中に水素キ
ャリアガスを流量20cc/minで供給し、生成ガス
をボート内に送るとともに、水素ガスを流量1000c
c/minで基板上に送り、5 分間エピタキシャル成
長を行った。次いでAsCl3 液中への水素キャリア
ガスの流量を 515cc/minに、 PCl3 液
中への水素キャリアガスを流量を40cc/minに変
更して同様に5 分間エピタキシャル成長を行った。そ
の後、AsCl3 液及び PCl3 液への水素キャ
リアガスの供給及びヒータへの通電を停止して成長を終
了した。基板上には、厚さ 6μm のGaAs0.8
P0.2 エピタキシャル層と厚さ 7μm のGaA
s0.7P0.3 エピタキシャル層を積層したウエハ
を得ることができた。該ウエハの深さ方向のキャリア濃
度を調べたところ、図2の実線のように 3×1015
cm−3でフラットであった。
【0008】(比較例1)実施例1の成長条件の中で、
AsCl3 液への水素キャリアガス流量を 600c
c/minで一定に保ち、 PCl3 液への水素キャ
リアガス流量を 5分間20cc/minで供給し、そ
の後の 5分間は40cc/minに変更して実施例1
と同様にエピタキシャル成長を行った。基板上には、厚
さ 6μm のGaAs0.8P0.2エピタキシャル
層と厚さ8μm のGaAs0.75P0.25エピタ
キシャル層を積層したウエハを得ることができた。該ウ
エハの深さ方向のキャリア濃度を調べたところ、図2の
点線のように下方のエピタキシャル層は 3×1015
cm−3であり、2つのエピタキシャル層の境界面には
2×1014cm−3の最低値の谷を有していた。
AsCl3 液への水素キャリアガス流量を 600c
c/minで一定に保ち、 PCl3 液への水素キャ
リアガス流量を 5分間20cc/minで供給し、そ
の後の 5分間は40cc/minに変更して実施例1
と同様にエピタキシャル成長を行った。基板上には、厚
さ 6μm のGaAs0.8P0.2エピタキシャル
層と厚さ8μm のGaAs0.75P0.25エピタ
キシャル層を積層したウエハを得ることができた。該ウ
エハの深さ方向のキャリア濃度を調べたところ、図2の
点線のように下方のエピタキシャル層は 3×1015
cm−3であり、2つのエピタキシャル層の境界面には
2×1014cm−3の最低値の谷を有していた。
【0009】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することよ
り、混晶比の異なる三元系III−V−V族化合物半導
体のエピタキシャル層を連続して成長する場合において
、V族塩化物の供給モル数の合計が一定であるため、ソ
ース部の状態を安定させることができ、キャリア濃度の
変動の少ない良好なエピタキシャル層を得ることが可能
になった。
り、混晶比の異なる三元系III−V−V族化合物半導
体のエピタキシャル層を連続して成長する場合において
、V族塩化物の供給モル数の合計が一定であるため、ソ
ース部の状態を安定させることができ、キャリア濃度の
変動の少ない良好なエピタキシャル層を得ることが可能
になった。
【図1】本発明の方法を実施するための気相エピタキシ
ャル成長装置の概念図である。
ャル成長装置の概念図である。
【図2】実施例1及び比較例1で得たエピタキシャル層
の深さ方向のキャリア濃度分布を示したグラフである。
の深さ方向のキャリア濃度分布を示したグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 III 族の金属原料にV族の塩化物
を供給して、III−V−V族化合物半導体をエピタキ
シャル成長させる方法において、V族の塩化物の供給モ
ル数の合計を一定に保ちながら、その供給モル数の比を
変化させることにより、混晶比の異なるエピタキシャル
層を連続して成長させることを特徴とする三元系化合物
半導体のエピタキシャル成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13491391A JPH04359509A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 三元系化合物半導体のエピタキシャル成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13491391A JPH04359509A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 三元系化合物半導体のエピタキシャル成長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359509A true JPH04359509A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15139465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13491391A Pending JPH04359509A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 三元系化合物半導体のエピタキシャル成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04359509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MD151Z (ro) * | 2008-12-30 | 2010-09-30 | Государственный Университет Молд0 | Procedeu de creştere a straturilor epitaxiale GaAs într-un reactor orizontal |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP13491391A patent/JPH04359509A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MD151Z (ro) * | 2008-12-30 | 2010-09-30 | Государственный Университет Молд0 | Procedeu de creştere a straturilor epitaxiale GaAs într-un reactor orizontal |
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