JPH04358143A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04358143A
JPH04358143A JP11872791A JP11872791A JPH04358143A JP H04358143 A JPH04358143 A JP H04358143A JP 11872791 A JP11872791 A JP 11872791A JP 11872791 A JP11872791 A JP 11872791A JP H04358143 A JPH04358143 A JP H04358143A
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JP
Japan
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silver halide
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halide photographic
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Application number
JP11872791A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirabayashi
和彦 平林
Makoto Fukui
誠 福井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関し、詳しくは、搬送トラブルが改良された感光
材料に関する。
【0002】
【発明の背景】新聞ファクシミリプロッターの搬送トラ
ブルは従来から問題視され、改良が要望され続けている
。装置からの改良では、フィルムを吸い上げる吸盤を首
振りタイプにし、くっついてきたフィルムを振り落とし
たり、除湿器を設置し、フィルム同士のくっつきをなく
すことを行ってきている。フィルムの改良では、すべり
を良くしたり、撥水性添加剤を添加してきたが、いずれ
も搬送トラブルを大巾に改良することはできなかった。 特に、梅雨時には、吸湿性の化合物が水分を吸収し、フ
ィルム同士がくっつき、2枚搬送トラブルを引き起こし
ていた。更に、冬場の低湿時には、フィルム同士の摩擦
帯電により、2枚搬送トラブルが発生するという、高湿
・低湿時を問わず搬送トラブルが起きている。 更に、従来から使用している染料では、LED光源に適
した吸収極大を有するものがなく、ハレーション防止の
ために、多量添加するので、くっつきを起こし、搬送ト
ラブルが多発していた。マット剤について、従来粒径が
10μmより小さいものを多量に添加し、くっつきを良
くして来たが、搬送トラブルに対する効果は小さかった
【0003】
【発明の目的】上記のごとき問題点に対し、本発明の目
的はくっつきが大巾に改良され、かつ搬送トラブルが改
良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供することであ
る。
【0004】
【発明の構成】本発明の上記目的は、1.支持体上の片
側に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、支持体をはさみ
、該ハロゲン化銀乳剤層の反対側に、下記一般式〔Ia
〕、〔Ib〕又は〔Ic〕で表される化合物を少なくと
も一種含有し、かつ該ハロゲン化銀写真感光材料中の少
なくとも1層に平均粒径が10μmより大きいマット剤
を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
【0005】
【化3】
【0006】〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及
びR6は各々アルキル基を表し、Y1及びY2はピロロ
ピリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表し、L
はメチン基を表し、X−はアニオンを表し、nは1又は
2の整数を表し、染料が分子内塩を形成する時はnは1
を表す。なお、一般式〔Ia〕におけるR1,R2,R
3,R4,R5,R6,Y1,Y2、一般式〔Ib〕に
おけるR2,R3,R5,R6,Y1,Y2及び一般式
〔Ic〕におけるR2,R3,R4,R5,R6,Y1
,Y2は各々、染料分子が少なくとも2個の酸基を有す
ることを可能にする基又は−CH2CH2OR基を1個
以上有する置換基を少なくとも2個有することを可能に
する基を表し、Rは水素原子又はアルキル基を表す。〕
または、2.支持体上の片側に少なくとも1層の感光性
ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料
において、支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層の反
対側に、下記一般式〔II〕で表される化合物を少なく
とも一種含有し、かつ該ハロゲン化銀写真感光材料中の
少なくとも1層に平均粒径が10μmより大きいマット
剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料。
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、R21,R22,R23,R24
,R25及びR26は各々アルキル基を表し、Z1及び
Z2は、それぞれ置換もしくは非置換のベンツ縮合環又
はナフト縮合環を形成するに必要な非金属原子群を示し
、L2はメチン基を表し、X2−はアニオンを表し、n
2は1又は2の整数を表し、染料が分子内塩を形成する
時はn2は1を表す。 なお、R21,R22,R23,R24,R25,R2
6,Z1及びZ2は、染料分子が少なくとも4個の酸基
を有することを可能にする基を示す。〕又は、3.上記
第1項に記載されたハロゲン化銀写真感光材料の支持体
上の少なくとも一方の側に、導電性金属酸化物または有
機導電性ポリマーを含有する導電層を塗設したことを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料。又は、4.支持体
上の片側に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層
を有するハロゲン化銀写真感光材料において、支持体を
はさみ、該ハロゲン化銀乳剤層の反対側に、上記一般式
〔II〕で表される化合物を少なくとも一種含有し、か
つ該一般式〔II〕で表される化合物を含有する側のゼ
ラチン量が5.0g/m2以下であることを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料。又は、5.支持体上の片側
に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を持ち、
支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層の反対側に少な
くとも2層のバッキング層を有するハロゲン化銀写真感
光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層および/または
該バッキング層の最上層にすべり剤を含有させ、かつ該
バッキング層側の最上層以外の親水性コロイド層の少な
くとも1層に平均粒径が10μmより大きいマット剤を
含有し、かつ、少なくとも一方の側に導電層を塗設した
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。又は、6
.支持体上の片側に少なくとも1層の感光性ハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層の反対側に、上
記一般式〔II〕で表される化合物を少なくとも一種含
有するハロゲン化銀写真感光材料をラインスピードが1
000mm/min以上の自動現像機で処理することを
特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法によっ
て達成された。
【0009】以下、本発明の詳細について説明する。
【0010】本発明で使用されるマット剤は、有機又は
無機化合物の粉体である。具体的な有機化合物としては
ポリメチルメタアクリレートのごとき水分散性ビニル重
合体、及びセルロースアセテートプロピオネート、澱粉
などが用いられる。特にメチルメタアクリレート、グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタアクリレートのご
ときアクリル酸エステルの単独重合体、又はこれらアク
リル酸エステル同士が他のビニルモノマーとの共重合体
のごとき水分散性ビニル重合体の球形マット剤或は四フ
ッ化エチレン樹脂の球形マット剤などが好ましい。無機
化合物としては、ハロゲン化銀、硫酸ストロンチウムバ
リウム、炭酸カルシウム、二酸化ケイ素、酸化マグネシ
ウム、窒化ホウ素、中空シリカ(日本フィライト社製)
、酸化チタンなどが好ましく用いられる。添加量は1m
g/m2〜1000mg/m2、好ましくは2mg/m
2〜500mg/m2、より好ましくは2mg/m2〜
300mg/m2である。平均粒径は10μmより大き
く、好ましくは30μm以下である。200μmより大
きくなると膜面からマット剤がはがれやすく、プロッタ
ーの故障等の原因となり、好ましくない。添加する層は
、ゼラチン層との接着性を高めるための下引層、ハロゲ
ン化銀乳剤層、乳剤保護層、アンチハレーション層、バ
ッキング層及びバッキング保護層のどこでもかまわない
が、好ましくはバッキング側の層、より好ましくはバッ
キング保護層である。粒径は電顕写真或はコールターカ
ウンターによって測定でき、値はコールター体積平均補
正値である。
【0011】次に一般式〔Ia〕、〔Ib〕及び〔Ic
〕について詳しく説明する。
【0012】
【化5】
【0013】〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及
びR6は各々アルキル基を表し、Y1及びY2はピロロ
ピリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表し、か
つ、Y1を含む環内に  =N+(R1)−  結合を
含み、Y2を含む環内に  =N(R4)−  結合を
含むものとする。
【0014】一般式〔Ia〕におけるR1,R2,R3
,R4,R5,R6,Y1,Y2、一般式〔Ib〕にお
けるR2,R3,R5,R6,Y1,Y2及び一般式〔
Ic〕におけるR2,R3,R4,R5,R6,Y1,
Y2は各々、染料分子が少なくとも2個の酸基を有する
ことを可能にする基又は−CH2CH2OR基を1個以
上有する置換基を少なくとも2個有することを可能にす
る基を表す。Rは水素原子又はアルキル基を表す。 Lはメチン基を表し、X−はアニオンを表す。nは1又
は2の整数を表す。染料が分子内塩を形成する時はnは
1である。〕前記一般式〔Ia〕、〔Ib〕及び〔Ic
〕における酸基としては、スルホン酸基、カルボン酸基
、ホスホン酸基等が挙げられ、これらの酸基は各々、そ
の塩を包含する。塩としては、ナトリウム、カリウム等
のアルカリ金属塩、アンモニウム、トリエチルアミン、
ピリジン等の有機アンモニウム塩を挙げることができる
。R1,R2,R3,R4,R5及びR6で表されるア
ルキル基は、好ましくは炭素数1〜8の低級アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、i‐プロピル、
ブチル基等)を表し、前記の酸置換基又は−CH2CH
2OR基以外の置換基を有してもよい。Rで表されるア
ルキル基は炭素数4以下の低級アルキル基が好ましい。
【0015】−CH2CH2OR基を含む置換基として
は、例えばヒドロキシエチル基、ヒドロキシエトキシエ
チル基、メトキシエトキシエチル基、ヒドロキシエチル
カルバモイルメチル基、ヒドロキシエトキシエチルカル
バモイルメチル基、N,N−ジヒドロキシエチルカルバ
モイルメチル基、ヒドロキシエチルスルファモイルエチ
ル基、メトキシエトキシエトキシカルボニルメチル基等
を挙げることができる。
【0016】Y1及びY2が有してもよい、その他の置
換基としては、スルホ基(塩を含む)、カルボキシル基
(塩を含む)、ヒドロキシル基、シアノ基、ハロゲン原
子(例えば、弗素、塩素、臭素原子等)等が挙げられる
【0017】Lで表されるメチン基も置換基を有しても
よく、置換基としては炭素数1〜5の置換又は無置換の
低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、3−ヒドロ
キシプロピル、2−スルホエチル基等)、ハロゲン原子
(例えば、弗素、塩素、臭素原子等)、アリール基(例
えばフェニル基)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシ基等)などが挙げられる。又、メチン基の置換
基同士が結合して3つのメチン基を含む6員環(例えば
4,4−ジメチルシクロヘキセン環)を形成してもよい
。X−で表されるアニオンは、特に制約されないが、具
体例としてハロゲンイオン、p−トルエンスルホン酸イ
オン、エチル硫酸イオン等が挙げられる。
【0018】本発明に用いられる前記一般式〔Ia〕、
〔Ib〕及び〔Ic〕で表される染料(以下、本発明の
染料と称す)の具体例を以下に示すが、本発明はこれ等
に限定されるものではない。
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】本発明の染料は、ジャーナル・オブ・ザ・
ケミカル・ソサイェティ(J.Chem.Soc.)1
89頁(1933年)、米国特許2,895,955号
及び特開昭62‐123454号等を参考にして合成す
ることができる。
【0024】本発明の染料の母核としては例えば次の様
な化合物が挙げられる。
【0025】
【化10】
【0026】化合物(a)は J.Chem.Soc.
,3202(1959)に記載の方法及び英国特許87
0,753号に記載の方法で合成することができる。
【0027】化合物(b)は J.Chem.Soc.
,584(1961)に記載の方法で合成することがで
きる。
【0028】化合物(c)は英国特許841,588号
に記載の方法で合成することができる。
【0029】これらの母核を用いて四級化、スルホン化
等を必要に応じて行うことができる。又は、J.Che
m.Soc.,3202(1959)及び J.Che
m.Soc.,584(1961)に記載の合成法に準
じてN‐アルキル‐N‐ピリジルヒドラジンを合成しヒ
ドラゾンを経て環化反応を行い、必要に応じ酸処理する
ことにより1‐アルキル置換‐3H‐ピロロピリジン誘
導体を得、これを出発物質とすることもできる。
【0030】上記染料は適当な溶媒(例えば水、アルコ
ール、(例えばメタノール、エタノールなど)メチルセ
ロソルブなど、或はこれらの混合溶媒)に溶解して本発
明の親水性コロイド層用塗布液中に添加される。
【0031】本発明の染料は2種以上組み合わせて用い
ることもできる。
【0032】本発明において、一般式〔Ia〕、〔Ib
〕又は〔Ic〕で表される化合物はその少なくともいず
れかの化合物が1種被処理感光材料に含有されていれば
よく、又、任意の組み合わせ(例えば同じ一般式で表さ
れる化合物同士とか、他の式で表される化合物同士であ
るとか)で2種以上用いることもできる。
【0033】具体的な染料の使用量はその目的に応じ異
なり一律には定めにくいが、一般に10−3g/m2〜
1.0g/m2、特に10−2g/m2〜0.5g/m
2の範囲に好ましい量を見い出すことができる。
【0034】次に一般式〔II〕について説明する。
【0035】
【化11】
【0036】式中、R21,R22,R23,R24,
R25及びR26は互いに同一でも異なっていてもよく
、置換もしくは無置換のアルキル基を表し、Z1及びZ
2はそれぞれ置換もしくは無置換のベンゾ縮合環又はナ
フト縮合環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
【0037】但し、R21,R22,R23,R24,
R25,R26,Z1,Z2で表される基はこれらのう
ち少なくとも4個は酸置換基(例えばスルホン酸基又は
カルボン酸基)を有し、特に好ましくは染料分子が4個
のスルホン酸基を有することを可能にする基を表す。
【0038】本発明においてスルホン酸基とはスルホ基
又はその塩を、又カルボン酸基とはカルボキシル基又は
その塩を、それぞれ意味する。
【0039】塩の例としては、Na,K等のアルカリ金
属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、ピリジン等の有機アンモニウム塩を挙げること
ができる。
【0040】L2は置換もしくは無置換のメチン基を表
し、X2−はアニオンを表す。X2−で表されるアニオ
ンの具体例としてはハロゲンイオン(Cl,Br)、p
‐トルエンスルホン酸イオン、エチル硫酸イオンなどが
挙げられる。
【0041】n2は1又は2を表し、染料が分子内塩を
形成するときは1である。
【0042】R21,R22,R23,R24,R25
,R26で表されるアルキル基は好ましくは炭素数1〜
5の低級アルキル基(例えばメチル基、エチル基、n‐
プロピル基、n‐ブチル基、イソプロピル基、n‐ペン
チル基など)を表し、置換基(例えばスルホン酸基、カ
ルボン酸基、水酸基など)を有していてもよい。更に好
ましくは、R21及びR24はスルホン酸基を有する炭
素数1〜5の低級アルキル基(例えば2‐スルホエチル
基、3‐スルホプロピル基、4‐スルホブチル基など)
を表す。
【0043】Z1,Z2で表される非金属原子群によっ
て形成されるベンゾ縮合環又はナフト縮合環の置換基と
してはスルホン酸基、カルボン酸基、水酸基、ハロゲン
原子(例えばF,Cl,Brなど)、シアノ基、置換ア
ミノ基{例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、
エチル‐4‐スルホブチル基、ジ(3‐スルホプロピル
)アミノ基など}、又は直接もしくは2価の連結基を介
して環に結合した置換もしくは無置換の炭素数1〜5の
アルキル基{例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基など(置換基としてはスルホン酸基、カルボン
酸基、水酸基などが好ましい)}などを表し、2価の連
結基は例えば−O−,−NHCO−,−NHSO2−,
−NHCOO−,−NHCONH−,−COO−,−C
O−,−SO2−などが好ましい。
【0044】L2で表されるメチン基の置換基としては
、炭素数1〜5の置換もしくは無置換の低級アルキル基
(例えばメチル基、エチル基、3‐ヒドロキシプロピル
基、ベンジル基、2‐スルホエチル基など)、ハロゲン
原子(例えばF,Cl,Brなど)、置換もしくは無置
換のアリール基(例えばフェニル基、4‐クロルフェニ
ル基など)、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ基、
エトキシ基など)、などが好ましい。又L2で表される
メチン基の置換基どうしが結合して3つのメチン基を含
む6員環(例えば4,4‐ジメチルシクロヘキセン環)
を形成していてもよい。本発明に用いられる前記一般式
〔II〕で表される染料化合物の具体例を以下に示すが
、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0045】
【化12】
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】
【化15】
【0049】
【化16】
【0050】
【化17】
【0051】
【化18】
【0052】次に本発明に用いられる導電層を形成する
代表的なものに、金属酸化物、有機導電性ポリマー及び
無機導電性化合物がある。金属酸化物としては、酸化イ
ンジウム、酸化スズ或いはアンチモン原子又はリン原子
をドープした金属酸化物のいづれか又はこれらの組合わ
せを用いることができる。
【0053】酸化インジウムとしては、酸化第一インジ
ウム、(In2O)と酸化第2インジウム(In2O3
)とが知られているが、本発明では、酸化第2インジウ
ムを用いるのが好ましい。又、酸化スズとしては、酸化
第1スズ (SnO)と酸化第2スズ(SnO2)が知
られているが、本発明で好ましく用いられるのは酸化第
2スズである。アンチモン原子又はリン原子をドープし
た金属酸化物としては具体的には、酸化スズ及び酸化イ
ンジウムを挙げることができる。前記金属酸化物にアン
チモン又はリンをドーピングするにはスズやインジウム
のハロゲン化物、アルコキシ化物或いは硝酸塩化合物と
アンチモン又はリンのハロゲン化物、アルコキシ化物或
いは硝酸塩化物と混合して酸化焼成して得ることができ
る。これらの金属化合物は、容易に入手することができ
る。又アンチモン又はリンをドーブする際の好ましい含
有率は、スズやインジウムに対して0.5〜10%の重
量%が好ましい。こらの無機化合物の添加方法は、ゼラ
チンなどの親水性コロイドに分散、或いはアクリル酸や
マレイン酸などの高分子化合物に分散して添加すること
が好ましい。バインダー当たりの担持の割合は1〜10
0重量%が好ましい。また、本発明に用いられる無機導
電性化合物としては、窒化ホウ素、ホウ化ジリコニウム
などがある。
【0054】本発明に用いる導電層中の有機導電ポリマ
ーは、スルホン酸基又はその塩基を芳香族環又はヘテロ
環基上に直接、あるいは2価の連結基を介して結合した
分子量1000〜100万で、特に好ましくは1〜50
万の化合物である。該ポリマーは市販又は常法により得
られるモノマーを重合することにより容易に合成するこ
とができる。
【0055】本発明の導電性ポリマーにおける導電性と
は、ポリエチレンテレフタレートフイルム上に単独で2
g/m2以上塗布した表面の比抵抗が1010Ω/cm
(23℃、20%RH)以下になるような特性を有する
ものである。
【0056】また本発明のバッキング層に用いる有機導
電性ポリマーは上記に挙げた導電層中に含有する有機導
電ポリマー類の中から選ぶことができる。
【0057】本発明の導電層は、コロナ放電、グロー放
電、紫外線および火炎処理等によって表面を活性化する
ことが好ましい。特に好ましい活性化処理は、コロナ放
電処理であり、1mw〜1kw/(m2・min)の割
合で処理することが好ましい。特に好ましいエネルギー
強度は0.1w−1w/(m2・min)の範囲である
【0058】また本発明の導電層上にはゼラチンまたは
ゼラチン誘導体からなる接着層を設けることが好ましく
、これらの接着層は、導電層の塗布と同時に重層される
か、または乾燥後塗布することができる。この接着層は
70℃〜200℃の温度範囲で加熱処理されることが好
ましい。この接着層は、各種の硬膜剤を適用することが
できるが下層の導電層の架橋と、上層のバッキング層と
の架橋の点から任意にアクリルアミド系、アルデヒド系
、アジリジン系、ペプチド系、エポキシ系、ビニルスル
ホン系硬膜剤から選択できる。
【0059】導電性ポリマーとラテックスと混合した導
電層塗布液は、支持体上に直接あるいは、支持体上に下
引加工した後、塗布される。導電層膜を強化する目的で
、任意の架橋度に設定することができる。しかしながら
目的の性能を得ようとするには、導電性ポリマーとラテ
ックスの混合比、導電層の塗布乾燥条件、架橋剤の選択
と使用量等が影響するので良い条件を設定するのが好ま
しい。これらの条件設定により塗布乾燥後の導電層の好
ましい架橋度を求めることができる。膨潤度は本発明の
試料を25℃の純水に60分間浸漬し、このとき膨潤し
た膜厚を水中で測定できるアダプターを取付けた。電子
顕微鏡で観察し、乾燥時の膜厚と比較して膨潤度を求め
ることができる。膨潤度=浸漬により膨潤した膜厚/乾
燥時の膜厚で求めることができる。間接的に膨潤度を求
めるには、乾燥時の一定の面積の試料の重さと膨潤させ
たときの試料の重さから、吸水した水の量を求め、この
水により増加した体積を求め、比重から膜厚を求めて膨
潤度とすることができる。このような方法は、導電層の
膨潤度ばかりでなく、バッキング保護層、バッキング層
、ハロゲン化銀乳剤層等に適用することができる。
【0060】導電層の膜厚は、導電性と密接な関係があ
り、単位体積の増加により特性が向上することから厚く
するのが良いがフィルムの柔軟性が損なわれていくため
0.1〜100μ以内、特に好ましくは0.1〜10μ
の範囲に設定するとよい結果が得られる。
【0061】次に具体的化合物例を挙げる。
【0062】
【化19】
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】
【0065】
【化22】
【0066】
【化23】
【0067】
【化24】
【0068】
【化25】
【0069】
【化26】
【0070】
【化27】
【0071】なお、上記P−1〜P−37において、x
, y, z はそれぞれの単量体成分のモル%を、ま
たMは平均分子量 (本明細書中、平均分子量とは数平
均分子量を指す)を表す。
【0072】なお、本発明の実施に最も有用なポリマー
は、一般に前述のごとく平均分子量が約1000万〜約
100万である。
【0073】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の導電
層中に含まれる導電ポリマーの量は、固形分換算量で単
位m2当たり0.001g〜10g添加するのが好まし
く、特に好ましいのは0.05g〜5g添加することで
ある。
【0074】導電性ポリマーをバッキング層、バッキン
グ保護またはハロゲン化銀乳剤層に用いる場合は、固形
分換算量で0.01〜10gにするのが好ましい。
【0075】本発明に用いられるすべり剤の代表的なも
のとしては、例えば米国特許第3,042,522号、
英国特許第955,061号、米国特許第3,080,
317号、同4,004,927号、同4,047,9
58号、同3,489,567号、英国特許第1,14
3,118号、特開昭60−140341号等に記載の
シリコーン系すべり剤、米国特許第2,454,043
号、同2,732,305号、同2,976,148号
、同3,206,311号、独国特許第1,284,2
95号、同1,284,294号等に記載の高級脂肪酸
系、アルコール系、酸アミド系すべり剤、英国特許第1
,263,722号、米国特許第3,933,516号
等に記載の金属石けん、米国特許第2,588,765
号、同3,121,061号、英国特許第1,198,
387号等に記載のエステル系、エーテル系すべり剤、
米国特許第3,502,473号、同3,042,22
2号に記載のタウリン系すべり剤等がある。
【0076】以下に本発明に用いられるすべり剤の具体
的な化合物を示す。
【0077】
【化28】
【0078】
【化29】
【0079】
【化30】
【0080】これらのすべり剤は有機マット剤の合成時
に用いられる分散剤と一緒にあらかじめ添加しておいて
もよい。
【0081】本発明にはいわゆるハレーション防止層と
して支持体をはさみハロゲン化銀乳剤層と反対側にバッ
キング層を設けることができる。
【0082】本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳
剤は、酸性法、中性法及びアンモニア法のいずれで得ら
れたものでもよく、粒径0.2μm以上0.5μm以下
が好ましい。本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒
子は、粒子を形成する過程で水溶性ロジウム塩及び水溶
性イリジウム塩を添加し、粒子内部に及び/又は粒子表
面に包含させる。添加量としてはハロゲン化銀1モル当
たり10−6〜10−9モルが好ましい。
【0083】ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一
なハロゲン化銀組成分布を有するものでも、粒子の内部
と表面層とでハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒
子であってもよく、潜像が主として表面に形成されるよ
うな粒子であっても、また主として粒子内部に形成され
るような粒子でもよい。
【0084】本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任
意のものを用いることができる。好ましい1つの例は、
{100}面を結晶表面として有する立方体である。又
、米国特許4,183,756号、同4,225,66
6号、特開昭55‐26589号、特公昭55‐427
37号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オブ・フォトグ
ラフィック・サイエンス(J.Photgr.Sci)
.21.39(1973)等の文献に記載された方法に
より、8面体、14面体、12面体等の形状を有する粒
子をつくり、これを用いることもできる。更に、双晶面
を有する粒子を用いてもよい。
【0085】本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の
形状からなる粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子
が混合されたものでもよい。
【0086】又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを
用いてもよく、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤
と称する)を用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳
剤(単分散乳剤と称する。)を単独又は数種類混合して
もよい。又、多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いて
もよい。
【0087】ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種
以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
【0088】本発明において、単分散乳剤が好ましい。 単分散乳剤中の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平
均粒径rを中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロ
ゲン化銀重量が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上
であるものが好ましく、特に好ましくは70%以上、更
に好ましくは80%以上である。
【0089】ここに平均粒径rは、粒径riを有する粒
子の頻度niとri3との積ni×ri3が最大となる
ときの粒径riを定義する。
【0090】(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入す
る。)  ここで言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒
子の場合は、その直径、又球状以外の形状の粒子の場合
は、その投影像を周面積の円像に換算した時の直径であ
る。
【0091】粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍
から5万倍に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直
径又は投影時の面積を実測することによって得ることが
できる。(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある
事とする。)本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は
、粒径標準偏差/平均粒径×100=単分散度によって
定義した単分散度が20以下のものであり、更に好まし
くは15以下のものである。
【0092】ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定
義のriから求めるものとする。単分散乳剤は特開昭5
4‐48521号、同58‐49938号及び同60‐
122935号公報等を参考にして得ることができる。
【0093】感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行
わないで、いわゆる未後熟(Primitive)乳剤
のまま用いることもできるが、通常は化学増感される。 化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elikmanらの著書、或はH.Frieser編デ
・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフィシェン・プ
ロツェセ・ミト・ジルベルハロゲニーデン(Die G
rundlagen der Photographi
schen Prozesse mitSilberh
alogeniden;Akademicche Ve
rlagsgesellschaft;1968)に記
載の方法を用いることができる。
【0094】即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化
合物や活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を
用いる還元増感法、金その他の貴金属化合物を用いるこ
とができる。硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿
素類、チアゾール類、ローダニン類、その他の化合物を
用いることができ、それらの具体例は、米国特許1,5
74,944号、同2,410,689号、同2,27
8,947号、同2,728,668号、同3,656
,955号に記載されている。還元増感剤としては、第
一すず塩、アミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジ
スルフィン酸、シラン化合物等を用いることができ、そ
れらの具体例は米国特許2,487,850号、同2,
419,974号、同2,518,698号、同2,9
83,609号、同2,983,610号、同2,69
4,637号に記載されている。貴金属増感のためには
金錯塩のほか、白金、イリジウム、パラジウム等の周期
律表VII族の金属の錯塩を用いることができ、その具
体例は米国特許2,399,083号、同2,448,
060号、英国特許618,061号等に記載されてい
る。
【0095】又、化学増感時のpH、pAg、温度等の
条件は特に制限はないが、pH値としては4〜9、特に
5〜8が好ましく、pAg値としては5〜11、特に7
〜9に保つのが好ましい。又温度としては、40〜90
℃、特に45〜75℃が好ましい。
【0096】本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄
増感、金・硫黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感
法:貴金属化合物を用いる貴金属増感法などを併用する
こともできる。
【0097】感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用
いてもよく、二種以上の乳剤を混合してもよい。
【0098】本発明の実施に際しては、上記のような化
学増感の終了後に、例えば、4‐ヒドロキシ‐6‐メチ
ル‐1,3,3a,7‐テトラザインデン、5‐メルカ
プト‐1‐フェニルテトラゾール、2‐メルカプトベン
ゾチアゾール等を始め、種々の安定剤も使用できる。更
に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤、又
はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖コン
トロール剤を用いてもよい。
【0099】本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長
の終了後に不要な可溶性塩類を除去しても良いし、或は
含有させたままでもよい。該塩類を除去する場合には、
リサーチ・ディスクロジャー17643号記載の方法に
基づいて行うことができる。
【0100】上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感
光材料の製造工程、保存中或は処理中の感度低下やカブ
リの発生を防ぐために種々の化合物を添加することがで
きる。即ち、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、
ニトロインダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリア
ゾール類、ベンズイミダゾール類(特にニトロ―又はハ
ロゲン置換体)、ヘテロ環メルカプト化合物類例えばメ
ルカプトチアゾール類、メルカプトベンズイミダゾール
類、メルカプトチアゾール類、メルカプトテトラゾール
類(特に1‐フェニル‐5‐メルカプトテトラゾール)
、メルカプトピリジン類、カルボキシル基やスルホン基
等の水溶性基を有する上記のヘテロ環、メルカプト化合
物類、チオケト化合物例えばオキサゾリンチオン、アザ
インデン類例えばテトラアザインデン類(特に4‐ヒド
ロキシ置換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類
)、ベンゼンチオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸
等のような安定剤として知られた多くの化合物を加える
ことができる。使用できる化合物の一例は、K.Mee
s著、ザ・セオリー・オブ・ザ・ホトグラフィック・プ
ロセス(The Theory of the Pho
tographic Process、第3版、196
6年)に原文献を挙げて記載されている。
【0101】これらの更に詳しい具体例及びその他の使
用方法については、例えば米国特許3,954,474
号、同3,982,947号、同4,021,248号
又は特公昭52‐28660号の記載を参考にできる。
【0102】又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は
、写真構成層中に米国特許3,411,911号、同3
,411,912号、特公昭45‐5331号等に記載
のアルキルアクリレート系ラテックスを含むことができ
る。
【0103】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に下記
各種添加剤を含んでもよい。増粘剤又は可塑剤として例
えば米国特許2,960,404号、特公昭43‐49
39号、西独国出願公告1,904,604号、特開昭
48‐63715号、ベルギー国特許762,833号
、米国特許3,767,410号、ベルギー国特許58
8,143号の各明細書に記載されている物質、例えば
スチレン‐マレイン酸ソーダ共重合体、デキストランサ
ルフェート等、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポキ
シ系、エチレンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルスル
ホン系、イソシアネート系、スルホン酸エステル系、カ
ルボジイミド系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の各
種硬膜剤、紫外線吸収剤としては、例えば米国特許3,
253,921号、英国特許1,309,349号の各
明細書等に記載されている化合物、特に2‐(2′‐ヒ
ドロキシ‐5‐3級ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′,5′‐ジ‐3級ブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2‐(2‐ヒドロ
キシ‐3′‐3級ブチル‐5′‐ブチルフェニル)‐5
‐クロルベンゾトリアゾール、2‐(2′‐ヒドロキシ
‐3′,5′‐ジ‐3級ブチルフェニル)‐5‐クロル
ベンゾトリアゾール等を挙げることができる。 更に、塗布助剤、乳化剤、処理液等に対する浸透性の改
良剤、消泡剤或は感光材料の種々の物理的性質をコント
ロールするために用いられる界面活性剤としては英国特
許548,532号、同1,216,389号、米国特
許2,026,202号、同3,514,293号、特
公昭44‐26580号、同43‐17922号、同4
3‐17926号、同43‐3166号、同48‐20
785号、仏国特許202,588号、ベルギー国特許
773,459号、特開昭48‐101118号等に記
載されているアニオン性、カチオン性、非イオン性或は
両性の化合物を使用することができるが、これらのうち
特にスルホン基を有するアニオン界面活性剤、例えばコ
ハク酸エステルスルホン化物、アルキルベンゼンスルホ
ン化物等が好ましい。又、帯電防止剤としては特公昭4
6‐24159号、特開昭48‐89979号、米国特
許2,882,157号、同2,972,535号、特
開昭48‐20785号、同48‐43130号、同4
8‐90391号、特公昭46‐24159号、同46
‐39312号、同48‐43809号、特開昭47‐
33627号の各公報に記載されている化合物がある。 本発明の製造方法において、塗布液のpHは5.3〜7
.5の範囲であることが好ましい。多層塗布の場合は、
それぞれの層の塗布液を塗布量の比率で混合した塗布液
のpHが上記5.3〜7.5の範囲であることが好まし
い。pHが5.3よりより小さいと硬膜の進行がおそく
て好ましくなく、pHが7.5より大きいと写真性能に
悪影響を及ぼすことが好ましくない。
【0104】本発明の感光材料には、更に目的に応じて
種々の添加剤を用いることができる。これらの添加剤は
、より詳しくは、リサーチディスクロージャー第176
巻Item17643(1978年12月)及び同18
7巻Item18716(1979年11月)に記載さ
れており、その該当個所を後掲の表にまとめて示した。
【0105】       添 加 剤 種 類          
  RD17643     RD18716  1.
化学増感剤                 23頁
          648頁右欄  2.感度上昇剤
                         
         同上  3.分光増感剤・強色増感
剤     23〜24頁       648頁右欄
〜649頁右欄  4.増白剤           
          24頁  5.かぶり防止剤及び
安定剤     24〜25頁       649頁
右欄  6.光吸収剤、フィルター        2
5〜26頁       649右欄〜650左欄  
   染料、紫外線吸収剤             
              7.ステイン防止剤  
           25頁右欄       65
0頁左〜右欄  8.色素画像安定剤        
     25頁  9.硬  膜  剤      
           26頁           
651頁左欄  10.バインダー         
        26頁             同
上  11.可塑剤・潤滑剤            
  27頁           650右欄  12
.塗布助剤・表面活性剤        26〜27頁
         同上  13.スタチック防止剤 
          27頁            
 同上本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の写真処
理は、特に制限なく、各種の方法が使用できる。処理温
度は、普通18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃
より低い温度又は50℃より高い温度としてもよい。
【0106】本発明に使用する黒白現像液に用いる現像
主薬には良好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベン
ゼン類(例えばハイドロキノン)、3ーピラゾリドン類
(例えば1−フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフ
ェノール類(例えばN−メチル−p−アミノフェノール
)等を単独もしくは組み合わせて用いる事ができる。
【0107】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真
処理には、ハロゲン化銀溶剤としてイミダゾール類を含
む現像液にて処理することもできる。又ハロゲン化銀溶
剤とインダゾールもしくはトリアゾール等の添加剤を含
む現像液にて処理することもできる。現像液には一般に
この他種々の保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ
防止剤等を含み、さらに必要に応じて溶解助剤、色調剤
、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜
剤、粘性付与剤等を含んでいてもよい。
【0108】又いわゆる「リス型」の現像処理を行うこ
とができる。現像処理の特殊な形式として、現像主薬を
感光材料中、例えば乳剤層中に含み、感光材料をアルカ
リ水溶液で処理して現像を行わせる方法を用いてもよい
。現像主薬のうち疎水性のものはリサーチ.ディスクロ
ージャー169号他に記載の方法で乳剤層中に含ませる
ことができる。このような現像処理は、チオシアン酸塩
による銀塩安定化処理と組み合わせてもよい。
【0109】定着液としては、一般に用いられる組成の
ものを用いる事ができる。定着液には、硬膜剤として水
溶性アルミニウム塩を含んでいてもよい。
【0110】本発明で用いられる写真乳剤に対する露光
は、化学増感の状態、使用目的等によって異なるが、タ
ングステン、蛍光灯、アーク灯、水銀灯、キセノン太陽
光、キセノンフラッシュ、陰極線管フライングスポット
、レーザー光、電子線、X線、X線撮影時の蛍光スクリ
ーン等の多種の光源を適宜用いることができる。
【0111】露光時間は、1/1000〜100秒の通
常の露光の他、キセノンフラッシュ、陰極線管、レーザ
ー光では、1/10−4〜1/10−9秒の短時間露光
が適用できる。
【0112】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではない
【0113】実施例1 (乳剤層用塗布液の調製) 溶液A       水                  
                         
           9.7l  塩化ナトリウム 
                         
                     20g 
 ゼラチン                    
                         
       105g溶液B       水                  
                         
           3.8l  塩化ナトリウム 
                         
                    380g 
 ゼラチン                    
                         
        94g  臭化カリウム      
                         
                 420g  ヘキ
サクロロイリジウム酸カリウム塩の0.01%水溶液 
            28ml  ヘキサブロモロ
ジウム酸カリウム塩の0.001%水溶液      
       5.0m溶液C     水                    
                         
           3.8l  硝酸銀     
                         
                      1,7
00g38℃に保温された上記溶液A中にpH3.5、
pAg8.0に保ちながら、上記溶液B及び溶液Cを同
時に関数的に90分間にわたって加え、更に10分間撹
拌し続けた後、炭酸ナトリウム水溶液でpHを5.8に
調整し、20%硫酸マグネシュウム水溶液1.7l及び
ポリナフタレンスルホン酸の5%水溶液2.55lを加
え、乳剤を35℃にてフロキュレート化し、デカンテー
ションを行い水洗して過剰の水溶液の塩を除去する。次
いで、それに3.7lの水を加えて分散させ、再び20
%の硫酸マグネシュウム水溶液0.9lを加えて同様に
過剰の水溶液の塩を除去する。それに3.7lの水と1
41gのゼラチンを加えて、55℃で30分間分散させ
る。これによって臭化銀35モル%、塩化銀65モル%
、平均0.35μm、単分散度9の粒子が得られる。更
にクエン酸1%の水溶液を12ml、臭化カリウム5%
の水溶液を60ml加えてpH5.5、pAg7に調整
した後、チオ硫酸ナトリウム0.1%の水溶液を120
ml、更に塩化金酸の0.2%の水溶性を80mlを加
えて60℃で熟成して最高感度にした。
【0114】その後50℃まで温度を下げ、化合物Dを
3.2g、化合物Eを2g添加した。
【0115】(乳剤層の調製)ハロゲン化銀乳剤0.3
53モル当たり以下の添加剤を添加する。
【0116】   メルク社製サポニン              
                         
   1.2g  NaOH            
                         
                   0.2g  
ハイドロキノン                  
                         
   2.1g  ジメゾン            
                         
              0.05g  アクリル
酸エチルの高分子ポリマーラテックス        
            4g  スチレン−マレイン
酸重合体  4%溶液               
          20cc  水を加えて400c
cとする。
【0117】(乳剤保護層の調製)ゼラチン     
                         
                 60g平均粒径3
.5μmの不定形シリカ              
                   15g  ビス(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸エステル
                0.9g  水を加
えて1000ccとする。
【0118】 (バッキング層)   ゼラチン                   
                         
         70g  化合物A       
                         
                    0.7g 
 比較化合物B                  
                         
       5g  メルク社製サポニン     
                         
              4g  クエン酸   
                         
                        0
.5g  スチレン−マレイン酸重合体4%溶液   
                        4
5cc  水を加えて1400ccとする。
【0119】 (バッキング保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
         60g  ビス(2−エチルヘキシ
ル)スルホンコハク酸エステル           
   0.7g  NaCl            
                         
                    5g  バ
ッキング層又は/或はバッキング保護層のマット剤及び
塗料は、表1に示す。
【0120】水を加えて1200ccとする。
【0121】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体にバッキン
グ層のゼラチン2.3g/m2、バッキング保護層のゼ
ラチン1.0g/m2になるよう、又硬膜剤としてグリ
オキザールをゼラチン1g当たり10mgとなるように
加え同時塗布した。
【0122】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.4
g/m2、乳剤保護層0.8g/m2となるよう、又、
硬膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン16mg、
ホルマリン10mgとなるように加え同時塗布した。
【0123】これらの試料を用いて下記の方法により吸
光度、点質、搬送性及びくっつきの評価を行った。
【0124】(吸光度測定)バッキング側のみ塗布した
サンプルを日本光学社製の可視紫外分光光度計UVID
EC−610型で測定した。
【0125】(点質評価)発光時間が、10−5秒のキ
セノン感光計に670nmの干渉フィルターを使用し、
50%の網スクリーンを光学ウエッジにはりあわせ、露
光した。処理は、コニカ社製現像液CDM−711(3
8℃、12秒)、定着液CDL−851を使用し、自動
現像機GR−26SRで行った。点質評価は目視の10
段階評価で、10が最も良く、1〜4は使用不可、5以
上が使用可能とした。
【0126】(搬送性評価)塗布した試料を440mm
×610mmのサイズに断裁し、松下電送社製PT−5
03 Mark−IIIで搬送性テストを行った。各試
料1000枚搬送し、トラブルの回数をカウントした。
【0127】(くっつき評価)各試料を3cm×13c
mのサイズにし、23℃80%RHで5hr調湿し、乳
剤層側をバッキング層側が接触する様に重ね、約3cm
の厚みになるまで試料を重ねた。その後輪ゴムで固定し
、空気及び水分の出入りのない袋に入れ密封した。40
℃の恒温槽に24hr投入し、バッキング染料の乳剤側
への転写を目視で評価した。最も悪いレベルを1、転写
のないレベルを5として評価した。結果を表1に示す。
【0128】
【表1】
【0129】表1の結果より、本発明は点質が優れ、搬
送性及びくっつきが改良されている。
【0130】実施例2 反応釜の条件として50℃、pAg=8.0、pH=2
に保ちつつダブルジェット法により平均粒径0.22μ
mの沃化銀2モル%を含む沃臭化銀の単分散乳剤を得た
。電子顕微鏡観察によれば、双晶の発生率は個数で1%
以下であった。 この乳剤を種晶として更に以下のように成長させた。
【0131】反応釜内にゼラチン水溶液を40℃に保ち
、上記種晶を溶解し更にアンモニア水と酢酸を加えてp
H=8.0に調整した。臭化カリウム水溶液にてpAg
=9.0に調整後、pAgを一定に保ちつつ、アンモニ
ア性銀イオンと臭化カリウムを含む溶液をダブルジェッ
ト法で添加し、酢酸によりpHを8.0から7.0まで
徐々に下げながら成長させた。
【0132】臭化カリウム液と酢酸を用いてpH=6.
0、pAg=10.5として平均粒径0.35μm、沃
化銀1.0モル%を含む沃臭化銀乳剤を得た。
【0133】次に下記に示すように過剰塩を取り除く脱
塩工程を行った。
【0134】ハロゲン化銀乳剤溶液を40℃に保ち、下
記化合物(イ)を加えてハロゲン化銀粒子を沈降せしめ
、上澄液を排出後に更に40℃の純水を加える。そして
硫酸マグネシウムを添加し再度ハロゲン化銀粒子を沈降
せしめ上澄液を取り去る。これをもう一度繰り返しゼラ
チンを加えpH=6.0、pAg=8.5の乳剤を得た
【0135】ハロゲン化銀乳剤を57℃まで昇温して1
分後に、下記化合物(ロ)の0.1%溶液をハロゲン化
銀1モル当たり7ml、又、その2分後に1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾールの0.5%溶液を11m
l、更に2分後0.2%塩化金酸溶液を1.4ml、更
にその2分後に0.25%チオ硫酸ナトリウム溶液1.
3mlを加えた後、57℃で54分間化学増感した。
【0136】化学増感終了時に6−メチル−4−ヒドロ
キシ−1,3,3a−7−テトラザインデンの1.2%
溶液240mlとゼラチン24.3gを加え、50℃ま
でハロゲン化銀乳剤の温度と徐々に下げながら下記化合
物(ハ)の2%溶液を36ml加えた。ハロゲン化銀乳
剤の温度が50℃になったところで、化合物Dの0.2
5%溶液を70ml添加し、50℃で60分間保持した
。次いで10%の炭酸ナトリウム溶液2mlを加え40
℃まで温度を下げた。
【0137】このようにして化学増感された乳剤に、下
記化合物(ニ)の5%溶液5ml、下記化合物(ヘ)の
ポリマーラテックス100ml、増粘剤として下記化合
物(ト)40mlを加えた。更に1−フェニル−4−メ
チル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン10%
溶液12ml、化合物(チ)を各々1mg添加した。
【0138】尚、ハロゲン化銀乳剤中に加える添加剤は
全てハロゲン化銀1モル当たりの添加量である。
【0139】 (乳剤保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
         48g  平均粒径3.5μmの不
定形シリカ                    
             12g  平均粒径4.8
μmのポリメタアクリレートマット剤        
        0.4g  化合物J       
                         
                    1.2g 
 化合物K                    
                         
         8g  水を加えて800ccとす
る。
【0140】(バッキング層の調製)実施例1と同様に
行ったが、染料は表2に示した。
【0141】(バッキング保護層の調製)下記化合物L
を添加し、染料は表2に示したものを添加した以外は実
施例1と同様に行った。
【0142】 化合物L                     
                         
        0.1g  バッキング層又は/或は
バッキング保護層に添加したマット剤は表2に示した。 また、処理は現像液をコニカ社製CDM−611(38
℃20秒)、自動現像機をGR−26にした以外は実施
例1と同様に行った。
【0143】塩化ビニリデンを含有する溶媒で、両面下
引塗布したポリエチレンテレフタレート支持体にバッキ
ング層のゼラチン2.3g/m2、バッキング保護層の
ゼラチン1.0g/m2となるように、又硬膜剤として
グリオキザールをゼラチン1g当たり10mgとなるよ
うに加え同時塗布した。
【0144】バッキング塗布済みの支持体に銀4.6g
/m2、乳剤保護層1.0g/m2となるように、又、
硬膜剤としてゼラチン1g当たりホルマリン20mgと
なるよう加え、同時塗布した。
【0145】
【表2】
【0146】表2から明らかな様に、本発明は点質に優
れ、搬送性及びくっつきを大巾に改良している。
【0147】実施例3 (乳剤層用塗布液の調製)、(乳剤層の調製)及び(乳
剤保護層の調製)は、実施例1と同様に行った。
【0148】 (バッキング層)   ゼラチン                   
                         
         70g  化合物A       
                         
                    0.7g 
 表3に示すマット剤及び染料   メルク社製サポニン              
                         
     4g  クエン酸            
                         
               0.5g  スチレン
−マレイン酸重合体4%溶液            
               45cc  水を加え
て1400ccとする。
【0149】 (バッキング保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
         60g  ビス(2−エチルヘキシ
ル)スルホコハク酸エステル            
    0.6g  NaCl           
                         
                   0.2g  
ポリメチルメタアクリレート平均粒径5.6μm   
                  3g  水を加
えて1000ccとする。
【0150】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体に、バッキ
ング側のゼラチンが表3に示す様になるよう、又硬膜剤
はホルマリン(Q)及びグリオキザール(R)を、表3
に示す量を添加して塗布した。更にバッキング層のゼラ
チン4.4g/m2、バッキング保護層のゼラチン1g
/m2となるように、又硬膜剤としてグリオキザールを
ゼラチン1g当たり11mgとなるように加え同時塗布
した。
【0151】バッキング塗布済みの支持体に銀4.4g
/m2、乳剤保護層のゼラチン0.8g/m2となるよ
うに、又硬膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン1
6mg、ホルマリン10mgとなるように加え同時塗布
した。評価結果を表3に示すが、搬送性評価(実施条件
:23℃、65%RH)とくっつき評価は実施例1と同
じ。
【0152】(感度及び網点評価)山下電装社製高照度
感光計で発光秒数10−5sec、680nmの干渉フ
ィルターとくさび型ウェッジを介して露光した。網点に
ついてはウェッジと試料の間にスクリーンを入れ、露光
・現像処理後、網点品質を目視評価した。10段階評価
で、10が最も良く、1〜4が使用不可、5以上が使用
可能とした。 又、感度は、試料No.1を100とし、相対感度で示
した。
【0153】(フィルム残色評価)未黒化部分の濃度を
コニカ社製濃度計PDA65のマゼンタ光で測定した。
【0154】現像処理は、実施例1と同様に、現像液C
DM−711(38℃、12秒)、定着液CDL−85
1(36℃)、自動現像機はコニカ社製GR−26SR
を用いて行った。
【0155】
【表3】
【0156】表3から明らかなように、本発明は迅速処
理において網点品質、残色に優れ、かつ搬送性トラブル
及びくっつきが少ないことがわかる。
【0157】実施例4 (乳剤の調製)、(乳剤層の調製)及び(乳剤保護層の
調製)は、実施例2と同様に行った。
【0158】 (バッキング層)   ゼラチン                   
                         
         70g  化合物A       
                         
                    0.7g 
 表4に示す染料   化合物ニ                   
                         
        1.5g  クエン酸       
                         
                    0.5g 
 スチレン−マレイン酸重合体4%溶液       
                    45cc 
 ポリメチルメタアクリレート平均粒径12μm   
                0.15g  水を
加えて1400ccとする。
【0159】 (バッキング保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
         60g  ビス(2−エチルヘキシ
ル)スルホコハク酸エステル            
    0.6g  化合物L           
                         
                0.1g  ポリメ
チレンメタアクリレート平均粒径5.6μm     
              3g  水を加えて10
00ccとする。
【0160】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体に、バッキ
ング側に導電性ポリマーを含有する溶媒で下引塗布した
上に、ゼラチンが表4に示す様になるよう、又硬膜剤は
ホルマリン(Q)及びグリオキザール(R)を、表4に
示す量を添加して塗布した。
【0161】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.6
g/m2、乳剤保護層のゼラチン1g/m2となるよう
に、又硬膜剤としてホルマリンをゼラチン1g当たり1
6mgとなるように加え同時塗布した。
【0162】また、処理は実施例2と同様に、現像液コ
ニカ社製CDM−611(38℃20秒)、定着液CD
L−851(36℃)、自動現像機をGR−26を使用
した。
【0163】
【表4】
【0164】表4から明らかな様に、本発明は網点品質
、残色に優れ、搬送性及びくっつきを大巾に改良してい
る。
【0165】実施例5 実施例1と同様に、乳剤層用塗布液を調整したが、最後
の50℃に温度を下げる所までで、化合物D及びEは添
加しない。
【0166】(乳剤層の調製)上記のようにして得られ
たハロゲン化銀乳剤を50℃とし、乳剤中の銀 0.3
53モル当たり以下の量を添加した。
【0167】   化合物G                   
                         
        3.2g  化合物H       
                         
                      2g 
 メルク社製サポニン               
                         
  1.2g  NaOH             
                         
                  0.2g  ハ
イドロキノン                   
                         
  2.1g  ジメゾン             
                         
             0.05g  アクリル酸
エチルの高分子ポリマーラテックス         
           4g  スチレン−マレイン酸
重合体 4%溶液                 
         20cc  水を加えて400cc
とする。
【0168】 (乳剤保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
         60g  平均粒径3.5μmの不
定形シリカ                    
             15g  ビス(2−エチ
ルヘキシル)スルホコハク酸エステル        
        0.9g  水を加えて10000c
cとする。
【0169】 (バッキング層)   ゼラチン                   
                         
         70g  化合物I       
                         
                      5g 
 化合物J                    
                         
         5g  表5に示す染料を添加   メルク社製サポニン              
                         
     4g  クエン酸            
                         
               0.5g  スチレン
−マレイン酸重合体 4%溶液           
               45cc  水を加え
て1400ccとする。
【0170】 (バッキング保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
        60g  ビス(2−エチルヘキシル
)スルホコハク酸エステル             
  0.7g  NaCl             
                         
                  5g  ポリメ
チルメタアクリレート平均粒径 5.6μm     
              3g  水を加えて12
00ccとする。
【0171】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体にバッキン
グ層のゼラチン2.3g/m2、バッキング保護層のゼ
ラチン1.0g/m2になるよう、又硬膜剤としてグリ
オキザールをゼラチン1g当たり10mgとなるように
加え同時塗布した。
【0172】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.4
g/m2、乳剤保護層0.8g/m2となるよう、又硬
膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン16mg、ホ
ルマリン10mgとなるように加え同時塗布した。
【0173】比較化合物としては化合物E,Fを用いた
。又、搬送性評価及びくっつき評価は実施例1と同じ方
法で、感度及び網点評価並びに残色評価は実施例3の方
法で行い、表5に結果を示す。
【0174】現像処理は下記の方法で行い、自動現像機
コニカ社製GR−26SRのラインスピードの可変範囲
を広げたものを使用した。
【0175】   現像液処方     純水(イオン交換水)           
                         
 800ml  エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
                         
   2g  ジエチレングリコール        
                         
        25g  亜硫酸カリウム(55%W
/V水溶液)                   
          60ml  炭酸カリウム   
                         
                     15g 
 ハイドロキノン                 
                         
     20g  5−メチルベンゾトリアゾール 
                         
       300mg  1−フェニル−5−メル
カプトテトラゾール                
         60mg  水酸化カリウム   
                         
                 10.5g  臭
化カリウム                    
                         
   3.5g  1−フェニル−4,4−ジメチル−
3−ピラゾリドン                 
    300mg  化合物U          
                         
                 25mg   現像液の使用時に、純水を加えて1lに仕上げて用
いた。pHは10.8であった。   定着液組成   (組成A)   チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液)
                   240ml 
 亜硫酸ナトリウム                
                         
  17g  酢酸ナトリウム・3水塩       
                         
    6.5g  硝酸             
                         
                  6g  クエン
酸ナトリウム・2水塩               
                   2g  酢酸
(90%W/W水溶液)              
                      13.
6ml  (組成B)   純水(イオン交換水)             
                         
 17ml  硫酸(50%W/Wの水溶液)    
                         
      4.7g  硫酸アルミニウム(Al2O
3換算含量が8.1%w/wの水溶液)      2
6.5g  定着液の使用時に水500ml中に上記組
成A、組成Bの順に溶かし、1lに仕上げて用いた。こ
の定着液のpHは約4.6であった。
【0176】
【表5】
【0177】表5から明らかなように、本発明は高感度
で網点品質が良好であり、かつ、くっつき及び搬送性ト
ラブルが少ないことがわかる。
【0178】同じサンプルを用い、自動現像機のライン
スピードを変化した時の結果を表6に示す。
【0179】
【表6】
【0180】表6から、本発明は、迅速処理に対して、
残色がすぐれていることが明らかである。
【0181】実施例6 (乳剤層用塗布液の調製)、(乳剤層の調製)及び(乳
剤保護層の調製)は、実施例1と同様に行った。
【0182】(バッキング層)実施例1の比較化合物B
の代わりに、表7に示すマット剤及び染料を添加した以
外は実施例1と同様に行った。
【0183】(バッキング保護層の調製)実施例3と同
様に行った。
【0184】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体に、表7で
示す導電性化合物及び下記化合物Sを含有する溶媒でバ
ッキング層側の下引き層の上に塗布した。更に、バッキ
ング層のゼラチン2.3g/m2、バッキング保護層の
ゼラチン1.0g/m2になるよう、又硬膜剤としてグ
リオキザールをゼラチン1g当たり10mgとなるよう
に加え同時塗布した。
【0185】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.4
g/m2、乳剤保護層0.8g/m2となるよう、又硬
膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン16mg、ホ
ルマリン10mgとなるように加え同時塗布した。
【0186】現像処理は実施例5の処理液処方を用い、
処理条件は下記に示す。
【0187】処理条件 現像時間        38℃        12
秒定着時間        36℃        1
2秒水洗時間        常温        1
0秒乾燥時間        50℃        
10秒搬送性評価及びくっつき評価は実施例1と同じ方
法で、感度及び網点評価並びに残色評価は実施例3の方
法で行い、表7に結果を示す。
【0188】
【表7】
【0189】表7から明らかなように、本発明は網点品
質、残色に優れ、かつ高温・低湿条件での搬送性トラブ
ルが少ないことがわかる。
【0190】実施例7 (乳剤の調製)、(乳剤層の調製)及び(乳剤保護層の
調製)は、実施例2と同様に行った。
【0191】(バッキング層)実施例1の比較化合物B
の代わりに、表8に示すマット剤及び染料を添加した以
外は実施例1と同様に行った。
【0192】(バッキング保護層の調製)実施例4と同
様に行った。
【0193】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体に、表8で
示す導電性化合物及び下記化合物Sを含有する溶媒でバ
ッキング層側の下引き層の上に塗布した。更に、バッキ
ング層のゼラチン2.3g/m2、バッキング保護層の
ゼラチン1.0g/m2になるよう、又硬膜剤としてグ
リオキザールをゼラチン1g当たり10mgとなるよう
に加え同時塗布した。
【0194】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.6
g/m2、乳剤保護層のゼラチン1g/m2となるよう
に、又硬膜剤としてホルマリンをゼラチン1g当たり1
6mgとなるように加え同時塗布した。
【0195】また、処理は、現像液コニカ社製CDM−
611(38℃20秒)、定着液CDL−851(36
℃)、自動現像機をGR−26SRを使用した。
【0196】搬送性評価及びくっつき評価は実施例1と
同じ方法で、感度及び網点評価並びに残色評価は実施例
3の方法で行い、表8に結果を示す。
【0197】
【表8】
【0198】表8から明らかなように、本発明は網点品
質、残色に優れ、かつ高温・低湿条件での搬送性トラブ
ルが改良されている。
【0199】実施例8 (乳剤層用塗布液の調製)及び(乳剤層の調製)(乳剤
保護層の調製)は、実施例1と同様に行った。
【0200】(乳剤保護層の調製)表9で示す、すべり
剤を添加した以外は、実施例1と同様に行った。
【0201】(バッキング層)実施例1の比較化合物B
の代わりに、表9に示すマット剤を添加した以外は実施
例1と同様に行った。
【0202】(バッキング保護層の調製)実施例3と同
様に行った。
【0203】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体をコロナ放
電処理後に、表9で示す導電性化合物及び下記化合物S
を含有する溶媒でバッキング層側の下引き層の上に塗布
した。更に、バッキング層のゼラチン2.3g/m2、
バッキング保護層のゼラチン1.0g/m2になるよう
、又硬膜剤としてグリオキザールをゼラチン1g当たり
10mgとなるように加え同時塗布した。
【0204】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.4
g/m2、乳剤保護層0.8g/m2となるよう、又硬
膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン16mg、ホ
ルマリン10mgとなるように加え同時塗布した。
【0205】(搬送性評価)搬送性評価は実施例1と同
じ方法であるが、23℃60%RHの条件下で行い、ト
ラブル回数は、2枚搬送の回数をカウントした。
【0206】(バキューム性評価)PT−503Mar
kIIIで搬送性テストを行った際、ドラムに巻き付け
た時のエラーメッセージを確認した。減圧ができず巻き
付けエラーになったものを×、エラーにならず回転した
ものを○で表示した。
【0207】評価した結果は、表9に示す。
【0208】
【表9】
【0209】表9から明らかなように、本発明は搬送性
及びバキューム性が改良されている。
【0210】実施例9 (乳剤の調製)乳剤粒子の粒径を0.20μmとしたこ
とと、化合物D及びEを添加しなかったこと以外は実施
例1と同様に粒子形成及び化学増感を行った。
【0211】(乳剤層の調製)ハロゲン化銀乳剤0.3
53モル当たり下記化合物F,Gを添加した。
【0212】   化合物F                   
                         
     0.004g  化合物G        
                         
                0.004g  メ
ルク社製サポニン                 
                        1
.2g  ハイドロキノン             
                         
       1.4g  KBr         
                         
                        1
g  アクリル酸エチルの高分子ポリマーラテックス 
                  5g   クエ
ン酸                       
                         
  0.04g  スチレン−マイレン酸重合体 4%
溶液                       
  25cc  水を加えて500ccとする。
【0213】 (乳剤保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
        60g  平均粒径2.8μmの不定
形シリカ                     
          1.4g  ビス(2−エチルヘ
キシル)スルホコハク酸エステル          
     0.8g  KBr           
                         
                      1g 
 水を加えて1000ccとする。
【0214】 (バッキング層の調製)   ゼラチン                   
                         
        60g  化合物H        
                         
                  1.5g  化
合物A                      
                         
    0.7g  化合物I           
                         
               1.7g  メルク社
製サポニン                    
                     2.5g
  表10に示すマット剤及びすべり剤  ブチルアク
リレート−塩化ビニリデン共重合体         
           3g  クエン酸      
                         
                    0.4g 
 スチレン−マレイン酸重合体  4%溶液     
                   10cc  
水を加えて1000ccとする。
【0215】 (バッキング保護層の調製)   ゼラチン                   
                         
        60g  ビス(2−エチルヘキシル
)スルホコハク酸エステル             
  0.6g  NaCl             
                         
                0.2g  水を加
えて1000ccとする。
【0216】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布したポリエチレンテレフタレート支持体をコロナ放
電処理後に、表10で示す導電性化合物及び下記化合物
Sを含有する溶媒でバッキング層側の下引き層の上に塗
布し、50℃60分間加熱処理した。更に、バッキング
層のゼラチン3.2g/m2、バッキング保護層のゼラ
チン1g/m2となるように、又硬膜剤としてグリオキ
ザールをゼラチン1g当たり11mgとなるように加え
同時塗布した。
【0217】バッキング塗布済みの支持体に銀3.6g
/m2、乳剤保護層のゼラチン1g/m2となるように
、又硬膜剤としてゼラチン1g当たりトリアジン14m
g、ホルマリン14mgとなるように加え同時塗布した
【0218】(搬送性評価)塗布した試料を455×5
88mmに断裁し、NEC社製PRESS FAXで搬
送性テストを行った。 各試料1000枚搬送し、2枚搬送トラブルの回数をカ
ウントした。また条件は23℃30%RHの雰囲下で行
った。
【0219】評価結果を表10に示す。
【0220】
【表10】
【0221】表10から明らかなように、本発明は搬送
性が良化している。
【0222】実施例10 (乳剤の調製)、(乳剤層の調製)及び(乳剤保護層の
調製)は、実施例2と同様に行った。
【0223】(バッキング層)実施例1の比較化合物B
の代わりに、下記化合物Vを1.5gメルク社製サポニ
ンの代わりに化合物(ニ)の5%溶液15mlを使用し
たした以外は実施例1と同様に行った。尚、マット剤及
びすべり剤の添加量は表11に示す。
【0224】(バッキング保護層の調製)実施例1と同
様に行った。
【0225】塩化ビニリデンを含有する溶媒で両面下引
塗布し、かつ、帯電防止層を設けたポリエチレンテレフ
タレート支持体に、バッキング層のゼラチン2.3g/
m2、バッキング保護層のゼラチン1.0g/m2にな
るよう、又硬膜剤としてグリオキザールをゼラチン1g
当たり10mgとなるように加え同時塗布した。
【0226】バッキング塗布済みの支持体に、銀4.6
g/m2、乳剤保護層のゼラチン1g/m2となるよう
に、又硬膜剤としてホルマリンをゼラチン1g当たり1
6mgとなるように加え同時塗布した。
【0227】※1  日本フィライト社製のマイクロバ
ルーン(中空シリカ)をフィルターで分級し添加した。 搬送性評価及びくっつき評価は実施例8と同じ方法でで
行い、表11に結果を示す。
【0228】
【表11】
【0229】表11から明らかなように、本発明は搬送
性トラブルが改良されている。
【0230】
【化31】
【0231】
【化32】
【0232】
【化33】
【0233】
【化34】
【0234】
【化35】
【0235】
【発明の効果】本発明により、高感度で網点品質の良い
、くっつき転写及び搬送トラブルの改良されたハロゲン
化銀写真感光材料を提供することができた。
【0236】本発明により、迅速処理に対して、残色が
優れたハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を提供する
ことができた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上の片側に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
    材料において、支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層
    の反対側に、下記一般式〔Ia〕、〔Ib〕又は〔Ic
    〕で表される化合物を少なくとも一種含有し、かつ該ハ
    ロゲン化銀写真感光材料中の少なくとも1層に平均粒径
    が10μmより大きいマット剤を含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6は各々
    アルキル基を表し、Y1及びY2はピロロピリジン環を
    形成するに必要な非金属原子群を表し、Lはメチン基を
    表し、X−はアニオンを表し、nは1又は2の整数を表
    し、染料が分子内塩を形成する時はnは1を表す。なお
    、一般式〔Ia〕におけるR1,R2,R3,R4,R
    5,R6,Y1,Y2、一般式〔Ib〕におけるR2,
    R3,R5,R6,Y1,Y2及び一般式〔Ic〕にお
    けるR2,R3,R4,R5,R6,Y1,Y2は各々
    、染料分子が少なくとも2個の酸基を有することを可能
    にする基又は−CH2CH2OR基を1個以上有する置
    換基を少なくとも2個有することを可能にする基を表し
    、Rは水素原子又はアルキル基を表す。〕
  2. 【請求項2】  支持体上の片側に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
    材料において、支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層
    の反対側に、下記一般式〔II〕で表される化合物を少
    なくとも一種含有し、かつ該ハロゲン化銀写真感光材料
    中の少なくとも1層に平均粒径が10μmより大きいマ
    ット剤を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
    光材料。 【化2】 〔式中、R21,R22,R23,R24,R25及び
    R26は各々アルキル基を表し、Z1及びZ2は、それ
    ぞれ置換もしくは非置換のベンツ縮合環又はナフト縮合
    環を形成するに必要な非金属原子群を示し、L2はメチ
    ン基を表し、X2−はアニオンを表し、n2は1又は2
    の整数を表し、染料が分子内塩を形成する時はn2は1
    を表す。なお、R21,R22,R23,R24,R2
    5,R26,Z1及びZ2は、染料分子が少なくとも4
    個の酸基を有することを可能にする基を示す。〕
  3. 【請求項3】  特許請求の範囲第1項に記載されたハ
    ロゲン化銀写真感光材料の支持体上の少なくとも一方の
    側に、導電性金属酸化物または有機導電性ポリマーを含
    有する導電層を塗設したことを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料。
  4. 【請求項4】  支持体上の片側に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
    材料において、支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層
    の反対側に、上記一般式〔II〕で表される化合物を少
    なくとも一種含有し、かつ該一般式〔II〕で表される
    化合物を含有する側のゼラチン量が5.0g/m2以下
    であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  5. 【請求項5】  支持体上の片側に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を持ち、支持体をはさみ、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層の反対側に少なくとも2層のバッキン
    グ層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハ
    ロゲン化銀乳剤層および/または該バッキング層の最上
    層にすべり剤を含有させ、かつ該バッキング層側の最上
    層以外の親水性コロイド層の少なくとも1層に平均粒径
    が10μmより大きいマット剤を含有し、かつ、少なく
    とも一方の側に導電層を塗設したことを特徴とするハロ
    ゲン化銀写真感光材料。
  6. 【請求項6】  支持体上の片側に少なくとも1層の感
    光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
    材料において、支持体をはさみ、該ハロゲン化銀乳剤層
    の反対側に、上記一般式〔II〕で表される化合物を少
    なくとも一種含有するハロゲン化銀写真感光材料をライ
    ンスピードが1000mm/min以上の自動現像機で
    処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の
    処理方法。
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WO2002012398A1 (fr) 2000-08-08 2002-02-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Colorants à base de cyanine
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