JPH04357477A - バイパススキャンパスおよびそれを用いた集積回路装置 - Google Patents

バイパススキャンパスおよびそれを用いた集積回路装置

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JPH04357477A
JPH04357477A JP3249554A JP24955491A JPH04357477A JP H04357477 A JPH04357477 A JP H04357477A JP 3249554 A JP3249554 A JP 3249554A JP 24955491 A JP24955491 A JP 24955491A JP H04357477 A JPH04357477 A JP H04357477A
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    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318558Addressing or selecting of subparts of the device under test

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バイパススキャンパ
スに関し、より特定的には、集積回路装置内に種々のデ
ータ(たとえばテストデータ)をシリアルに伝搬させる
ためのバイパススキャンパスに関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路装置、特にその内部に複雑な機
能論理を有するものにおいては、内部のテストを行なう
場合、1次入出力端子のみを用いて内部の状態を調べる
ことは極めて困難である。かかる困難さは、「可観測性
」、「可制御性」の2語により表わされる。
【0003】可制御性は、回路の内部の信号の制御をす
る際の難易度を示す。可観測性は、回路の内部の状態を
観測する際の難易度を示す。
【0004】たとえば、回路内部のある箇所に故障があ
るかどうかを知るためには、そこに加えられる入力信号
を自由に制御できなければならない。また、所定の入力
の結果得られる出力を正確に観測できなければならない
。したがって、可観測性、可制御性の一方が欠ければ、
回路に故障があるかどうかを判定することは不可能であ
る。
【0005】しかしながら、複雑な機能論理を有する集
積回路装置においては、テスト箇所と1次入出力端子と
の間に、多数のゲートが介在している。そのため、良好
な可観測性および可制御性を得ることが極めて難しい。 しかも、半導体技術の進展にともなって、集積回路装置
はますます大規模化,複雑化し、回路内部をテストする
ことは極めて困難な状況となっている。
【0006】そのため、いわゆるテスト容易化設計が重
要な意味を持ってきた。テストの実施は、テストデータ
の作成段階、テストデータによるテスト対象回路の動作
の実行、テスト結果の出力、その確認という複数の段階
を含む。回路の大規模化により、テストにかかる時間も
増大し、いかに短時間でテストを完了するかが重要な問
題となっている。
【0007】そこで、テストを容易化するために、以下
のようなスキャン設計と呼ばれる手法が用いられること
が多い。スキャン設計においては、まず集積回路の内部
の観測点(出力が観測されるべき場所)および制御点(
入力が設定されるべき場所)にシフトレジスタラッチ(
以下、SRLと称す)が設けられる。複数のSRLをシ
リアルに接続し、データがそこを伝搬され得るスキャン
パスを形成する。
【0008】テストデータを外部からスキャンパスに与
え、スキャンパス内をシリアルに伝搬させることによっ
て、所望のテストデータが制御点のSRLに設定される
。各SRLの格納データはテストの対象となるテスト回
路に与えられる。テストの対象となる回路の出力(テス
ト結果データ)は各観測点のSRLに出力され、そこに
格納される。SRLに格納されたテスト結果データは再
びスキャンパス上をシリアルに伝搬され、出力端子から
外部にシリアルな信号として出力される。このようなス
キャンパスを設けることにより、集積回路装置の奥深い
部分における可観測性,可制御性が得られる。
【0009】しかしながら、このスキャン設計はデータ
を時系列的に扱う。そのため、集積回路装置の大規模化
により、スキャンパスのビット長が増大すると、それに
伴ってデータの伝搬時間が長くなり、テスト時間も増大
する。集積回路のテストにおいては、テスト時間の短縮
とテストピン数の減少は大きな課題である。
【0010】そこで、従来では、1本のスキャンパスを
複数の部分に分け、各部分においてスキャンパスの入力
と出力とをバイパスするバイパス経路を設け、入力され
るデータをSRLとバイパス経路とのいずれかに選択的
に伝搬させるようにしていた。これによって、スキャン
パスにおける必要な部分のみがデータのシフト動作を行
なうので、データの伝搬時間が短くなり、テスト時間の
短縮化を図ることができる。
【0011】図12は、スキャン設計された従来の集積
回路装置の一例を示すブロック図である。図において、
集積回路装置1には、たとえば3つの機能モジュール1
1〜13が搭載されている。各機能モジュール11〜1
3は、複数の論理ゲートによって構成され、それぞれ所
定の機能単位を形成する。集積回路装置1のテストは、
各機能モジュールごとに実行される。
【0012】各機能モジュール11〜13は、通常動作
時において、システムデータ入力端子20a〜20kか
ら入力されるシステムデータを受ける。各機能モジュー
ル11〜13で処理されたシステムデータは、システム
データ出力端子21a〜21jから外部へ出力される。
【0013】各機能モジュール11〜13のテストを行
なうために、SI端子(シフトイン端子)31とSO端
子(シフトアウト端子)32との間には、1本のスキャ
ンパス4が設けられる。このスキャンパス4は、複数の
バイパススキャンパス4a〜4dを含んでいる。各バイ
パススキャンパス4a〜4dは、1つまたはシリアルに
接続された複数のSRLを含み、各SRLは対応する機
能モジュールの制御点および/または観測点に接続され
ている。また、各バイパススキャンパス4a〜4dは、
バイパス経路を有している。1本のスキャンパスがいく
つのバイパススキャンパスに分割されるか(厳密には1
本のスキャンパスが1つのバイパススキャンパスのみを
含む場合もあり得る)、および各バイパススキャンパス
のビット長(そのバイパススキャンパスが含むSRLの
数によって決まる)を何ビットに選ぶかは、集積回路装
置1の内部の構成に応じて、任意に設計され得る。
【0014】なお、各バイパススキャンパス4a〜4d
は、制御信号入力端子33から入力される種々の制御信
号が与えられ、その動作が制御される。
【0015】スキャンパス4は、SI端子31からシリ
アルに入力されるテストデータを順次シフトして所定の
SRLに保持する。SRLに保持されたテストデータは
、テスト対象として選択された機能モジュールの制御点
に与えられる。また、スキャンパス4は、機能モジュー
ルから出力されるテスト結果データを取込んで所定のS
RLに保持する。SRLに保持されたテスト結果データ
は、順次シフトされ、SO端子32から外部へ出力され
る。したがって、SO端子32から出力されるテスト結
果データを外部で検証することにより、機能モジュール
が正常に動作しているか否かを判定することができる。
【0016】図13は、図12に示す集積回路装置から
スキャンパス4のみを抜出して示したブロック図である
。このようなスキャンパスは、たとえばIEEE De
sign & TestFeb. 1990 pp. 
9−19 “DESIGNING AND IMPLE
MENTING AN ARCHITECTURE W
ITH BOUNDARY SCAN ”に示されてい
る。図において、各バイパススキャンパス4a〜4dは
、それぞれ、スキャンレジスタ41と、バイパス線42
と、マルチプレクサ(以下、MUXと称す)43と、選
択データ保持レジスタ(PSレジスタ)44と、モード
データ保持レジスタ(MSレジスタ)45とを含む。
【0017】図14は、図13に示すバイパススキャン
パスのさらに詳細な構成を示すブロック図である。図に
おいて、スキャンレジスタ41は複数のSRLをシリア
ルに接続して構成されている。SI端子401からシリ
アルに入力されるデータ(選択データ,モードデータま
たはテストデータ)は、ANDゲート402の一方入力
端に与えられるとともに、バイパス線42を介してMU
X43の一方入力端に与えられる。ANDゲート402
の他方入力端には、選択データ伝搬保持レジスタ44か
ら出力される選択信号SLが与えられる。ANDゲート
402の出力は、スキャンレジスタ41における初段の
SRLに与えられる。スキャンレジスタ41における最
終段のSRLの出力は、MUX43の他方入力端に与え
られる。MUX43は、選択データ伝搬保持レジスタ4
4から選択信号SLを受け、この選択信号SLに応答し
て、データの伝搬経路を、レジスタパス(スキャンレジ
スタ41を通るパス)とバイパスパス(バイパス線42
を通るパス)とのいずれかに選択的に切換える。MUX
43の出力は、選択データ伝搬保持レジスタ44,モー
ドデータ伝搬保持レジスタ45を介してSO端子403
に与えられる。SO端子403は、次段のバイパススキ
ャンパス4bのSI端子401またはSO端子32に接
続されている。
【0018】選択データ伝搬保持レジスタ44とモード
データ伝搬保持レジスタ45とには、入力端子404か
ら入力される種々の制御信号が与えられる。この制御信
号には、リセット信号RSTと、モードラッチ信号ML
と、シフトクロック信号SC1,SC2とが含まれてい
る。スキャンレジスタ41における各SRLには、入力
端子405から入力される種々の制御信号が与えられる
。この制御信号には、ストローブ信号STBと、タイミ
ング信号TGと、シフトクロック信号SC1,SC2と
が含まれている。入力端子404,405は、図12に
おける制御信号入力端子33に接続されている。また、
各SRLには、モードデータ伝搬保持レジスタ45から
出力されるテストモード信号TMが与えられる。
【0019】入力端子411〜415は、それぞれスキ
ャンレジスタ41における対応するSRLのDI端子(
データ入力端子)に接続されている。出力端子421〜
425は、それぞれスキャンレジスタ41における対応
するSRLのDO端子(データ出力端子)に接続されて
いる。入力端子411〜415は、対応する機能モジュ
ールの観測点かまたは集積回路装置のシステムデータ入
力端子に接続されている。また、出力端子421〜42
5は、対応する機能モジュールの制御点かまたは集積回
路装置のシステムデータ出力端子に接続されている。 たとえば、バイパススキャンパス4aが図12に示すよ
うに配置されている場合、入力端子411〜415は、
集積回路装置1のシステムデータ入力端子20a〜20
fに接続され、出力端子421〜425は、対応する機
能モジュール11の制御点に接続されている。テスト動
作時において、スキャンレジスタ41における各SRL
は、SI端子401から入力されたテストデータを保持
し、その保持したテストデータを出力端子421〜42
5へ出力する。また、各SRLは、入力端子411〜4
15から入力されるテスト結果データを保持する。一方
、通常動作時において、各SRLは、入力端子411〜
415から入力されたシステムデータを出力端子421
〜425に伝搬する。
【0020】図15は、図14における選択データ伝搬
保持レジスタ44のより詳細な構成を示すブロック図で
ある。図において、選択データ伝搬保持レジスタ44は
、ラッチ回路441,442と、リセット入力付ラッチ
回路443とを備えている。各ラッチ回路441〜44
3は、トリガ端子Tに入力されるトリガ信号がHレベル
のとき、データ端子Dに入力されるデータをラッチし得
る構成となっている。なお、リセット入力付ラッチ回路
443は、リセット端子Rに与えられるリセット信号に
応答して、ラッチ内容が強制的にリセットされる構成と
なっている。
【0021】ラッチ回路441のデータ端子Dには、S
I端子446からの入力データが与えられる。ラッチ回
路441の出力端子Qの出力データは、ラッチ回路44
2,443の各データ端子Dに与えられる。ラッチ回路
442の出力端子Qの出力データは、SO端子450に
与えられる。ラッチ回路443の出力端子Qの出力デー
タは、DO端子449に与えられる。ラッチ回路441
,442のトリガ端子Tには、それぞれ、入力端子44
7,448からシフトクロック信号SC1,SC2が与
えられる。シフトクロック信号SC1,SC2がノオン
ーバーラップな2相クロック信号として与えられたとき
、ラッチ回路441,442はSI端子446とSO端
子450との間でデータ伝搬用のシフトレジスタを構成
する。ラッチ回路443のトリガ端子Tには、入力端子
445からモードラッチ信号MLが与えられる。ラッチ
回路443のリセット端子Rには、入力端子444から
リセット信号RSTが与えられる。
【0022】入力端子444,445,447,448
は、図14における入力端子404を介して図12にお
ける制御信号入力端子33に接続されている。SI端子
446は、MUX43の出力端に接続されている。SO
端子450は、モードデータ伝搬保持レジスタ45に接
続されている。DO端子449は、ANDゲート402
の入力端およびMUX43の入力端に接続されている。
【0023】図14におけるモードデータ伝搬保持レジ
スタ45も図15に示す選択データ伝搬保持レジスタ4
4と同様の構成を有している。ただし、モードデータ伝
搬保持レジスタ45の場合、SI端子446は選択デー
タ伝搬保持レジスタ44のSO端子450に接続されて
いる。また、SO端子450は図14におけるSO端子
403に接続されている。また、DO端子449は、ス
キャンレジスタ41におけるSRLに接続されている。
【0024】図16は、図14におけるSRLの構成を
より詳細に示すブロック図である。図において、SRL
は、2入力ラッチ回路501と、1入力ラッチ回路50
2,503と、セレクタ504とを備えている。2入力
ラッチ回路501は、第1のデータ端子D1に入力され
るデータを、第1のトリガ端子T1に入力される第1の
トリガ信号がHレベルのときにラッチし、第2のデータ
端子D2に入力されるデータを、第2のトリガ端子T2
に入力される第2のトリガ信号がHレベルのときにラッ
チする構成となっている。1入力ラッチ回路502,5
03は、図15におけるラッチ回路441,442と同
様の構成である。
【0025】ラッチ回路501の第1のデータ端子D1
にはSI端子508から入力データが与えられ、第2の
データ端子D2にはセレクタ504の出力が与えられる
。ラッチ回路501の第1のトリガ端子T1には入力端
子509から入力されるシフトクロック信号SC1が与
えられ、第2のトリガ端子T2には入力端子507から
入力されるストローブ信号STBが与えられる。ラッチ
回路501の出力端子Qから出力されるデータは、ラッ
チ回路502のデータ端子Dに与えられるとともに、セ
レクタ504の一方入力端に与えられる。セレクタ50
4の他方入力端には、DI端子506から入力されるデ
ータが与えられる。また、セレクタ504には、入力端
子505から入力されるテストモード信号TMが切換制
御信号として与えられる。セレクタ504の出力は、前
述したごとくラッチ回路501の第2のデータ端子D2
に与えられるとともに、ラッチ回路503のデータ端子
Dに与えられる。ラッチ回路503のトリガ端子Tには
、入力端子510から入力されるタイミング信号TGが
与えられる。ラッチ回路503の出力端子Qから出力さ
れるデータは、DO端子512に与えられる。ラッチ回
路502のトリガ端子Tには、入力端子511から入力
されるシフトクロック信号SC2が与えられる。ラッチ
回路502の出力端子Qから出力されるデータは、SO
端子513に与えられる。
【0026】ラッチ回路501および502は、それぞ
れのトリガ端子T1,T2にシフトクロック信号SC1
,SC2が与えられることにより、SI端子508とS
O端子513との間でデータ伝搬用のシフトレジスタを
構成している。また、ラッチ回路501は、入力端子5
07から与えられるストローブ信号STBに応答してセ
レクタ504の出力信号をラッチする。また、ラッチ回
路503は、入力端子510から入力されるタイミング
信号TGに応答して、セレクタ504の出力信号をラッ
チする。
【0027】入力端子505は、図14におけるモード
データ伝搬保持レジスタ45のDO端子449(図15
参照)に接続されている。入力端子507,509〜5
11は、図14における入力端子405を介して図12
における制御信号入力端子33に接続されている。DI
端子506は、図14における入力端子411〜415
のいずれかに接続されている。SI端子508は、前段
のSRLのSO端子513に接続されている。ただし、
スキャンレジスタ41における初段のSRLのSI端子
508は、ANDゲート402の出力端に接続されてい
る。DO端子512は、図14における出力端子421
〜425のいずれかに接続されている。SO端子513
は、後段のSRLのSI端子518に接続されている。 ただし、スキャンレジスタ41における最終段のSRL
のSO端子513は、MUX43の入力端に接続されて
いる。
【0028】次に、図12に示す従来の集積回路装置の
動作を説明する。従来の集積回路装置の動作は、概略的
には、通常動作とテスト動作とを含む。通常動作では、
図12におけるシステムデータ入力端子20a〜20k
から入力されたシステムデータが各機能モジュール11
〜13で処理されて、その処理結果がシステムデータ出
力端子21a〜21jから外部へ出力される。このとき
、各バイパススキャンパス4a〜4dにおける各SRL
は、単なるドライバとして動作し、入力端子411〜4
15と出力端子421〜425(図14参照)との間で
データの伝送を行なう。
【0029】一方、テスト動作は、図17に示す手順で
実行される。まず、ステップS1で、選択モードが実行
される。この選択モードは、テストに必要なバイパスス
キャンパスを選択するモードである。次に、ステップS
2で、テストモードが実行される。このテストモードは
、テストの対象となる機能モジュールにテストデータを
与え、そのテスト結果データを出力するモードである。 ステップS1の選択モードおよびステップS2のテスト
モードは、機能モジュール11〜13のそれぞれについ
て行なわれる。そして、ステップS3で全機能モジュー
ルに対するテストの終了が判断されると、テスト動作が
完了する。
【0030】図18は、図17のステップS1における
選択モードのより詳細な処理手順を示すフローチャート
である。図18を参照して、選択モードでは、まずステ
ップS11でリセット動作が実行される。このリセット
動作により、各バイパススキャンパス4a〜4dでは、
バイパスパスが選択される。次に、ステップS12で選
択データのシフトインが実行される。すなわち、図12
におけるSI端子31から選択データおよびモードデー
タがシリアルに入力される。入力された選択データおよ
びモードデータは、各バイパススキャンパス4a〜4d
を順次伝搬される。次に、ステップS13で、各バイパ
ススキャンパスにおける選択データ伝搬保持レジスタ4
4に選択データが、モードデータ伝搬保持レジスタ45
にモードデータが設定される。選択データ伝搬保持レジ
スタ44に設定された選択データに従って、レジスタパ
スとバイパスパスとのいずれかが選択される。これによ
って、テスト対象となる機能モジュールに接続されたバ
イパススキャンパスにおいてのみレジスタパスが選択さ
れ、その他のバイパススキャンパスではバイパスパスか
選択されて、スキャンパス4におけるデータの伝搬経路
長が短縮化される。
【0031】図19は、図17のステップS2における
テストモードのより詳細な処理手順を示すフローチャー
トである。図19を参照して、テストモードでは、まず
ステップS21で、テストデータのシフトインが実行さ
れる。すなわち、図12におけるSI端子31からテス
トデータがシリアルに入力される。入力されたテストデ
ータは、スキャンパス上を伝搬されてテスト対象となる
機能モジュールの制御点に接続されたバイパススキャン
パスにおける各SRLに設定される。次に、ステップS
23で、テストデータの印加および取込みが実行される
。すなわち、各SRLに設定されたテストデータが、テ
スト対象となる機能モジュールの制御点に与えられる。 当該機能モジュールは、与えられたテストデータを、そ
の機能論理に従って処理する。次に、ステップS24で
テスト結果データのシフトアウトが実行される。 すなわち、機能モジュールで処理されたデータ(テスト
結果データ)が当該機能モジュールの観測点に接続され
たSRLにラッチされる。各SRLにラッチされたテス
ト結果データは、スキャンパス上を順次伝搬されて、図
12におけるSO端子32から外部へシリアルに出力さ
れる。SO端子32から出力されたテスト結果データを
外部で検証することにより、選択された機能モジュール
が正常に動作しているか否かを判別できる。ステップS
21〜S24の動作は、テストパターンを変えながら繰
り返し実行される。そして、すべてのテストパターンに
ついてのテストが終了すると、ステップS25でそれが
判断され、テストモードが終了する。
【0032】以上、図17〜図19を参照して、図12
に示す従来の集積回路装置の概略的な動作を説明したが
、以下には、一例として、図12における機能モジュー
ル11のテストを行なう場合のより詳細な動作を、図2
0および図21を参照して説明する。
【0033】図20は、テスト対象として選択された機
能モジュール11の制御点に接続されたバイパススキャ
ンパス4aにおける各SRLの動作を示すタイミングチ
ャートである。図21は、テスト対象として選択された
機能モジュール11の観測点に接続されたバイパススキ
ャンパス4b,4cにおける各SRLの動作を示すタイ
ミングチャートである。なお、図19および図21にお
いて、点線は規定されない任意のデータを示している。
【0034】(1)  通常動作時の動作通常動作時に
おいては、各バイパススキャンパス4a〜4dの各SR
Lに与えられるストローブ信号STB,シフトクロック
信号SC1,SC2はLレベルに固定されている。その
ため、各SRLにおけるラッチ回路501,502に保
持されたデータは変化しない。このとき、各モードデー
タ伝搬保持レジスタ45のラッチ回路443は、リセッ
ト信号RSTによってリセットされている。そのため、
モードデータ伝搬保持レジスタ45から出力されるテス
トモード信号TMはLレベルとなっている。したがって
、セレクタ504は、DI端子506から入力されるデ
ータを選択している。また、ラッチ回路503のトリガ
端子Tに与えられるタイミング信号TGはHレベルに固
定されている。そのため、ラッチ回路503は、セレク
タ504の出力データを取込み得る状態となっている。 したがって、DI端子506から入力されたシステムデ
ータは、セレクタ504,ラッチ回路503を介してそ
のままDO端子512に出力される。 すなわち、このとき各SRLは、単なるドライバとして
機能している。
【0035】したがって、図12におけるシステムデー
タ入力端子20a〜20kから入力されたシステムデー
タが各機能モジュール11〜13で処理されてシステム
データ出力端子21a〜21jから外部へ出力される。
【0036】(2)  テスト時の動作次に、機能モジ
ュール11のテストを行なう場合の動作を、図17にお
ける選択モードとテストモードとに分けて説明する。
【0037】■  選択モード時の動作(a)  リセ
ット 図12における制御信号入力端子33から入力されるリ
セット信号RSTがHレベルに立上げられる。これによ
って、各バイパススキャンパス4a〜4dにおける選択
データ伝搬保持レジスタ44内のラッチ回路443がリ
セットされる。その結果、ラッチ回路443の出力がL
レベルとなる。ラッチ回路443のLレベル出力は、D
O端子449を介して、選択信号SLとして、ANDゲ
ート402およびMUX43に与えられる。応じて、A
NDゲート402の出力が、Lレベルに固定され、SI
端子401から入力されるデータは、スキャンレジスタ
41に伝達されない。また、MUX43はバイパスパス
すなわちバイパス線42が伝搬する信号を選択する。
【0038】上記の動作は、各バイパススキャンパス4
a〜4dにおいて同様に行なわれる。したがって、すべ
てのバイパススキャンパス4a〜4dにおいて、バイパ
スパスが選択されることになる。
【0039】(b)  選択データシフトイン図12に
おけるSI端子31から選択データおよびモードデータ
がシリアルに入力される。入力された選択データおよび
モードデータは、まずバイパススキャンパス4aにおけ
るSI端子401に与えられる。バイパススキャンパス
4aにおいて、選択データおよびモードデータは、バイ
パス線42およびMUX43を介して選択データ伝搬保
持レジスタ44のSI端子446に与えられる。このと
き、ラッチ回路441,442の各トリガ端子には、ノ
ンオーバーラップな2相シフトクロック信号SC1,S
C2が与えられているため、入力された選択データおよ
びモードデータはラッチ回路441,442によって順
次シフトされる。すなわち、シフトクロック信号SC1
がHレベルに立上がると、ラッチ回路441はSI端子
446から入力されたデータをラッチする。 続いて、シフトクロック信号SC2がHレベルに立上が
ると、ラッチ回路442はラッチ回路441にラッチさ
れたデータを取込んでラッチする。ラッチ回路442の
出力データは、SO端子450を介して、モードデータ
伝搬保持レジスタ45に与えられる。モードデータ伝搬
保持レジスタ45は、選択データ伝搬保持レジスタ44
と同様の構成を有しているので、選択データ伝搬保持レ
ジスタ44から入力された選択データは、モードデータ
伝搬保持レジスタ45におけるラッチ回路441,44
2によって順次シフトされてSO端子450へ出力され
る。
【0040】モードデータ伝搬保持レジスタ45から出
力された選択データは、SO端子403を介して次段の
バイパススキャンパス4bに与えられる。このバイパス
スキャンパス4bにおいても、上記バイパススキャンパ
ス4aと同様の動作が行なわれる。他のスキャンパスユ
ニット4c,4dにおいても同様である。したがって、
図12におけるSI端子31から入力された選択データ
およびモードデータは、各バイパススキャンパス4a〜
4dにおけるバイパスパス上を伝搬されていく。
【0041】(c)  選択データの設定入力された選
択データおよびモードデータがスキャンパス4の所定の
位置までシフトされると、図12における制御信号入力
端子33から入力されるモードラッチ信号MLがHレベ
ルに立上げられる。このモードラッチ信号MLに応答し
て、各バイパススキャンパス4a〜4dにおける選択デ
ータ伝搬保持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レジ
スタ45のラッチ回路443は、それぞれ、そのときラ
ッチ回路441に保持されている選択データおよびモー
ドデータを取込んでラッチする。
【0042】このとき、バイパススキャンパス4aにお
ける選択データ伝搬保持レジスタ44のラッチ回路44
3には、Hレベルの選択データがラッチされる。したが
って、バイパススキャンパス4aにおける選択データ伝
搬保持レジスタ45の出力データすなわち選択信号SL
がHレベルとなる。このHレベルの選択信号SLはDO
端子449を介してANDゲート402およびMUX4
3に与えられる。応じて、ANDゲート402は、SI
端子401からの入力データをスキャンレジスタ41に
伝達する。また、MUX43は、スキャンレジスタ41
の出力データを選択する。
【0043】テスト対象として選択されている機能モジ
ュール11に接続されたバイパススキャンパス4b,4
cにおいても上記と同様の動作が行なわれ、レジスタパ
スが選択される。一方、機能モジュール11に接続され
ていないバイパススキャンパス4dにおいては、Lレベ
ルの選択データが選択データ伝搬保持レジスタ44に設
定され、依然としてバイパスパスが選択されている。
【0044】バイパススキャンパス4aにおけるモード
データ伝搬保持レジスタ45においては、ラッチ回路4
43にHレベルのモードデータがラッチされる。ラッチ
回路443にラッチされたHレベルのモードデータは、
テストモード信号TMとして、バイパススキャンパス4
aにおける各SRLのセレクタ504に与えられる。こ
れによって、バイパススキャンパス4aにおける各SR
Lのセレクタ504は、ラッチ回路501の出力データ
を選択する。
【0045】一方、バイパススキャンパス4b,4cに
おけるモードデータ伝搬保持レジスタ45においては、
ラッチ回路443にLレベルのモードデータがラッチさ
れる。ラッチ回路443にラッチされたLレベルのモー
ドデータは、テストモード信号TMとして、各SRLの
セレクタ504に与えられる。これによって、バイパス
スキャンパス4b,4cにおける各SRLでは、セレク
タ504がDI端子506からの入力データを選択する
【0046】なお、バイパススキャンパス4dにおける
モードデータ伝搬保持レジスタ45には、Hレベル,L
レベルのいずれのモードデータが設定されてもよい。
【0047】■  テストモード時の動作(a)  テ
ストデータシフトイン 図12におけるSI端子31から、機能モジュール11
のためのテストデータがシリアルに入力される。このテ
ストデータは、バイパススキャンパス4aに入力され、
SI端子401からANDゲート402を介してスキャ
ンレジスタ41に与えられる。このとき、各SRLのラ
ッチ回路501,502の各トリガ端子T1,T2には
、ノンオーバーラップな2相クロック信号SC1,SC
2が与えられている。そのため、SRLに入力されたテ
ストデータは、ラッチ回路501,502によって順次
シフトされて、SO端子513に出力される。したがっ
て、シフトレジスタ41aに入力されたテストデータは
、各SRLを次々とシリアルに伝搬されていく。
【0048】SI端子31から入力されたテストデータ
がバイパススキャンパス4aにおける各SRLへ到達す
ると、テストデータの入力およびシフトが停止される。
【0049】(b)  テストデータの印加と取込みテ
ストデータのシフトインが終了すると、図20に示すよ
うに、タイミング信号TGがHレベルに立上げられる。 これによって、バイパススキャンパス4aにおける各S
RLのラッチ回路503は、セレクタ504の出力デー
タを取込んでラッチする。このとき、モードデータ伝搬
保持レジスタ45からセレクタ504に与えられるテス
トモード信号TMはHレベルとなっているので、セレク
タ504は、ラッチ回路501の出力データを選択して
いる。したがって、ラッチ回路501に保持されている
テストデータがセレクタ504,ラッチ回路503を介
してDO端子512に与えられる。各SRLのDO端子
512から出力されるテストデータは、図14における
出力端子421〜425から機能モジュール11の制御
点に与えられる。応じて、機能モジュール11は、与え
られたテストデータを処理し、処理結果データ(テスト
結果データ)をその観測点から出力する。
【0050】一方、バイパススキャンパス4bにおいて
は、図21に示すようにストローブ信号STBがHレベ
ルに立上げられる。応じて、バイパススキャンパス4b
におけるSRLのラッチ回路501はセレクタ504の
出力データを取込む。このとき、モードデータ伝搬保持
レジスタ45からセレクタ504に与えられるテストモ
ード信号TMはLレベルになっているので、セレクタ5
04はDI端子506からの入力データを選択している
。このDI端子506には、機能モジュール11の観測
点から出力されたテスト結果データが与えられている。 したがって、機能モジュール11のテスト結果データが
、バイパススキャンパス4bにおける各SRLのラッチ
回路501にラッチされる。なお、バイパススキャンパ
ス4cにおいても上記バイパススキャンパス4bと同様
の動作が行なわれる。
【0051】(c)  テスト結果データシフトアウト
バイパススキャンパス4b,4cにおける各スキャンレ
ジスタ41がテスト結果データの取込みを終了すると、
各バイパススキャンパス4a〜4dにノンオーバーラッ
プな2相シフトクロック信号SC1,SC2が与えられ
る。応じて、バイパススキャンパス4a〜4dにおける
スキャンレジスタ41,選択データ伝搬保持レジスタ4
4およびモードデータ伝搬保持レジスタ45は、シフト
クロック信号SC1,SC2に同期して、テスト結果デ
ータをシフトさせ、後続のバイパススキャンパス4dに
与える。
【0052】バイパススキャンパス4dでは、前述のよ
うに選択モードにおけるリセット時において、バイパス
パスが選択されている。したがって、バイパススキャン
パス4dでは、入力されたテスト結果データが、スキャ
ンレジスタ41を通過せずに、バイパス線42,MUX
43を経由して選択データ伝搬保持レジスタ44に与え
られる。さらに、テスト結果データは、選択データ伝搬
保持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レジスタ45
によって順次シフトされて、図12におけるSO端子3
2から外部へシリアルに出力される。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
集積回路装置では、各バイパススキャンパス4a〜4d
において、MUX43の出力に選択データ伝搬保持レジ
スタ44とモードデータ伝搬保持レジスタ45とが直列
に接続されている。そのため、各バイパススキャンパス
4a〜4dにおいて、バイパスパスおよびレジスタパス
のいずれが選択されているかにかかわらず、テストデー
タまたはテスト結果データの伝搬時には、選択データ伝
搬保持レジスタ44およびモードデータ伝搬保持レジス
タ45がデータのシフト動作を行なうことになる。しか
しながら、テストデータまたはテスト結果データの伝搬
時においては、選択データ伝搬保持レジスタ44,モー
ドデータ伝搬保持レジスタ45は、単にデータのシフト
動作のためにだけ用いられているにすぎない。そのため
、選択データ伝搬保持レジスタ44およびモードデータ
伝搬保持レジスタ45は、データの伝搬経路のビット長
を不所望に増大させ、テストデータまたはテスト結果デ
ータの伝搬時間を増大させる。しかも、テストは、各機
能モジュールごとに複数のテストパターンについて行な
われるため、1回当りのデータ伝搬時間の増加は累積さ
れて、集積回路装置の全体のテスト時間を著しく増大さ
せる。
【0054】一方、Frans Beenker, R
ob Dekker, Rudi Stans, Ma
x Van der Star,“IMPLEMENT
ING MACRO TEST IN SILICON
 COMPILER DESIGN” IEEE De
sign & TEST of Conputers,
 April 1990には、選択データ保持レジスタ
やモードデータ保持レジスタを使用しない集積回路装置
のためのテスト回路が開示されている。この先行技術文
献に示されたテスト回路では、1本のスキャンパスが各
機能モジュールごとに複数のバイパススキャンパスに分
割されている。そして、各バイパススキャンパスは、レ
ジスタパスとバイパスパスとがマルチプレクサによって
選択され得るように構成されている。各バイパススキャ
ンパスは、テストコントロールブロックから制御信号が
与えられ、その動作が制御される。
【0055】上記先行技術文献に開示されたテスト回路
は、データの伝搬経路のビット長を短くすることができ
るが、その反面別の新たな問題点を有している。すなわ
ち、各バイパススキャンパスの動作がテストコントロー
ルブロックによって集中的に制御されているため、テス
トコントロールブロック付近で制御信号配線の集中が生
じる。そのため、テストコントロールブロックの近傍に
広い配線領域を特別に設けなければならない。通常、各
信号配線は、集積回路装置の内部回路の隙間に効率よく
配置されるため、信号配線によるチップ面積の増加はそ
れほど大きくない。しかしながら、上記先行技術文献に
開示されたテスト回路では、特別の配線領域を設けて、
そこに信号を配線しなければならないため、配線効率が
悪くなり、チップ面積が増大するという問題点があった
。また、上記先行技術文献に開示されたテスト回路では
、バイパスパスとレジスタパスとのいずれかを選択する
ための選択データは、スキャンパス上を伝搬されず、外
部からテストコントロールブロックに与えられ、そこか
ら各バイパススキャンパスに与えられる。そのため、外
部から選択データを入力するための選択データ入力ピン
を集積回路チップに別途設けなければならない。したが
って、上記先行技術文献に開示されたテスト回路は、ピ
ン数が増加すとるいう問題点もあった。
【0056】それゆえに、この発明の目的は、データの
伝搬時間が短く、しかもチップ面積およびピン数の低減
が可能なバイパススキャンパスおよびそれを用いた集積
回路装置を提供することである。
【0057】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバイパス
スキャンパスは、内部に1以上の制御点と1以上の観測
点とが存在する集積回路装置に用いられ、外部から入力
される制御点データを伝搬して制御点に与え、観測点か
ら得られる観測点データを伝搬して外部へ出力するもの
であって、単一のデータ入力端子と、単一のデータ出力
端子と、スキャンレジスタ手段と、バイパス手段と、選
択データ伝搬保持手段と、選択手段とを備えている。デ
ータ入力端子は、データの伝搬経路を選択するための選
択データおよび制御点データを、それぞれシリアルに入
力する。データ出力端子は、観測点データをシリアルに
出力する。スキャンレジスタ手段は、それぞれが制御点
および/または観測点に結合された1以上のシフトレジ
スタラッチが直列に接続されて構成され、データ入力端
子とデータ出力端子との間に介挿されて制御点データお
よび観測点データをシフトおよび保持する。バイパス手
段は、データ入力端子とデータ出力端子との間に介挿さ
れ、スキャンレジスタ手段を迂回するデータのバイパス
経路を形成する。選択データ伝搬保持手段は、少なくと
もスキャンレジスタ手段に対して並列的に配置され、デ
ータ入力端子から入力された選択データをシフトおよび
保持する。選択手段は、選択データ伝搬保持手段に保持
された選択データに基づいて、制御点データおよび観測
点データの伝搬経路として、スキャンレジスタ手段によ
って形成されるレジスタパスとバイパス手段によって形
成されるバイパスパスとのいずれかを選択してデータ出
力端子に接続する。
【0058】この発明に係る集積回路装置は、その内部
に複数の制御点と複数の観測点とが存在し、単一の外部
データ入力端子と、単一の外部データ出力端子と、1以
上のバイパススキャンパスとを備えている。外部データ
入力端子は、データの伝搬経路を選択するための選択デ
ータおよび制御点に与えるべき制御点データを、それぞ
れシリアルに入力する。外部データ出力端子は、観測点
から得られる観測点データをシリアルに出力する。各バ
イパススキャンパスは、外部データ入力端子と外部デー
タ出力端子との間に直列的に接続され、選択データ,制
御点データおよび観測点データに関して、シリアルな伝
搬経路を形成する。各バイパススキャンパスは、単一の
内部データ入力端子と、単一の内部データ出力端子と、
スキャンレジスタ手段と、バイパス手段と、選択データ
伝搬保持手段と、選択手段とを備えている。内部データ
入力端子は、選択データおよび制御点データを、それぞ
れシリアルに入力する。内部データ出力端子は、観測点
データをシリアルに出力する。スキャンレジスタ手段は
、それぞれが制御点および/または観測点に結合された
1以上のシフトレジスタラッチが直列に接続されて構成
され、内部データ入力端子と内部データ出力端子との間
に介挿されて制御点データおよび観測点データをシフト
および保持する。バイパス手段は、内部データ入力端子
と内部データ出力端子との間に介挿され、スキャンレジ
スタ手段を迂回するデータのバイパス経路を形成する。 選択データ伝搬保持手段は、少なくともスキャンレジス
タ手段に対して並列的に配置され、内部データ入力端子
から入力された選択データをシフトおよび保持する。選
択手段は、選択データ伝搬保持手段に保持された選択デ
ータに基づいて、制御点データおよび観測点データの伝
搬経路として、スキャンレジスタ手段によって形成され
るレジスタパスとバイパス手段によって形成されるバイ
パスパスとのいずれかを選択して内部データ出力端子に
接続する。
【0059】
【作用】この発明においては、選択データ伝搬保持手段
が少なくともスキャンレジスタ手段に対して並列的に配
置されている。そのため、選択手段が制御点データおよ
び観測点データの伝搬経路として、レジスタパスを選択
しているときには、選択データ伝搬保持手段が制御点デ
ータおよび観測点データの伝搬経路外に置かれる。その
結果、データの伝搬経路のビット長が短くなり、データ
の伝搬時間を短縮化できる。
【0060】また、この発明においては、選択データが
外部データ入力端子から入力されて各バイパススキャン
パス上を伝搬されるので、選択データを入力するための
特別のピンを別途設ける必要がない。
【0061】
【実施例】図1は、この発明の一実施例のスキャンパス
の構成を示すブロック図である。図2は、図1における
バイパススキャンパスのより詳細な構成を示すブロック
図である。これら図1および図2に示す実施例の構成は
、以下の点を除いて図12〜図16に示す従来のスキャ
ンパスの構成と同様であり、相当する部分には同一の参
照番号を付し、その説明を省略する。
【0062】図1および図2に示す実施例では、バイパ
ス線42により形成されるバイパスパスに、選択データ
伝搬保持レジスタ44およびモードデータ伝搬保持レジ
スタ45が介挿されている。選択データ伝搬保持レジス
タ44およびモードデータ伝搬保持レジスタ45は、そ
れぞれ図15に示すような構成を有している。なお、選
択データ伝搬保持レジスタ44のSI端子446はバイ
パス線42に接続され、モードデータ伝搬保持レジスタ
45のSO端子450はバイパス線42に接続されてい
る。また、スキャンレジスタ41における各SRLは、
それぞれ図16に示すような構成を有している。
【0063】なお、図1に示すスキャンパスは、たとえ
ば図12に示すような態様で集積回路装置1上に配置さ
れている。
【0064】次に、図1および図2に示す実施例の動作
を説明する。 (1)  通常動作 通常動作は、図12〜図16に示す従来のスキャンパス
と全く同様である。すなわち、各バイパススキャンパス
4a〜4dにおける各SRLは、図16におけるDI端
子506とDO端子512との間でシステムデータを通
過させる単なるドライバとして機能する。したがって、
各SRLは、各機能モジュール11〜13を伝搬するシ
ステムデータの流れを阻害しない。
【0065】(2)  テスト動作 ■  選択モード時の動作 (a)  リセット リセット動作は、図12〜図16に示す従来のスキャン
パスと全く同様である。すなわち、リセット信号RST
がHレベルに立上げられて各バイパススキャンパス4a
〜4dにおける各選択データ伝搬保持レジスタ44内の
ラッチ回路443(図15参照)がリセットされる。そ
の結果、選択データ伝搬保持レジスタ44から出力され
る選択信号SLがLレベルとなり、各バイパススキャン
パス4a〜4dにおいて、バイパスパスが選択される。
【0066】(b)  選択データシフトインSI端子
31から選択データおよびモードデータがシリアルに入
力される。入力された選択データおよびモードデータは
、各バイパススキャンパス4a〜4dにおけるバイパス
パス、すなわちバイパス線42を順次伝搬されていく。 このとき、バイパスパスに設けられた選択データ伝搬保
持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レジスタ45は
、シフトクロック信号SC1,SC2に同期して、選択
データをシフトさせる。
【0067】(c)  選択データの設定選択データの
設定動作は、図12〜図16に示す従来のスキャンパス
と全く同様である。すなわち、入力された選択データが
スキャンパス上の所定の位置までシフトされると、選択
データ伝搬保持レジスタ44およびモードデータ伝搬保
持レジスタ45に印加されるモードラッチ信号MLがH
レベルとなる。これによって、選択データ伝搬保持レジ
スタ44におけるラッチ回路443に選択データがラッ
チされ、モードデータ伝搬保持レジスタ45におけるラ
ッチ回路443にモードデータがラッチされる。
【0068】■  テストモード時の動作(a)  テ
ストデータシフトイン SI端子31からテストデータがシリアルに入力される
。このテストデータは、各バイパススキャンパスを伝搬
して、所定のバイパススキャンパスにおける所定のSR
Lに設定される。このときの動作を、たとえばバイパス
スキャンパス4aがレジスタパスを選択している場合と
、バイパスパスを選択している場合とについて説明する
【0069】バイパススキャンパス4aがレジスタパス
を選択している場合 このとき、バイパススキャンパス4aにおけるANDゲ
ート402はSI端子401の入力信号をスキャンレジ
スタ41に伝搬し、MUX43はスキャンレジスタ41
の出力を選択している。したがって、SI端子401か
らシリアルに入力されるテストデータは、ANDゲート
402を介してスキャンレジスタ41に入力される。ス
キャンレジスタ41における各SRLは、シフトクロッ
ク信号SC1,SC2に同期して、テストデータを順次
シフトさせる。スキャンレジスタ41の出力データは、
MUX43を介してSO端子403から次段のバイパス
スキャンパス4bに与えられる。
【0070】バイパススキャンパス4aがバイパスパス
を選択している場合 このとき、ANDゲート402の出力はLレベルに固定
されており、MUX43はバイパス線42を選択してい
る。したがって、SI端子401からシリアルに入力さ
れるテストデータは、バイパス線42を介して選択デー
タ伝搬保持レジスタ44に与えられる。選択データ伝搬
保持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レジスタ45
は、シフトクロック信号SC1,SC2に同期して、テ
ストデータを順次シフトする。モードデータ伝搬保持レ
ジスタ45の出力は、MUX43を介してSO端子40
3から次段のバイパススキャンパス4bに与えられる。
【0071】上記と同様の動作が、他のバイパススキャ
ンパス4b〜4dにおいても行なわれる。
【0072】(b)  テストデータの印加および取込
みテストデータの印加および取込みは、図12〜図16
に示す従来のスキャンパスと全く同様である。すなわち
、テストデータの設定されたSRLからテスト対象とし
て選択されている機能モジュールの制御点にテストデー
タが与えられる。当該選択された機能モジュールは、与
えられたテストデータをその内部の機能論理に従って処
理し、その観測点から処理結果データ(テスト結果デー
タ)を出力する。観測点から出力されたテスト結果デー
タは、その観測点に接続されたSRLに取込まれ、保持
される。たとえば、機能モジュール11の観測点から出
力されたテスト結果データは、バイパススキャンパス4
b,4cの各SRLに取込まれて保持される。
【0073】(c)  テスト結果データシフトアウト
次に、所定のSRLに取込まれたテスト結果データが順
次シフトされて、SO端子32からシリアルに外部へ出
力される。このときの動作を、たとえば、バイパススキ
ャンパス4b,4cに保持されたテスト結果データをシ
フトさせる場合について考えてみる。
【0074】バイパススキャンパス4bにおけるスキャ
ンレジスタ41の各SRLは、取込んだテスト結果デー
タをシフトクロック信号SC1,SC2に同期して順次
シフトする。このとき、バイパススキャンパス4bにお
けるMUX43は、スキャンレジスタ41の出力データ
を選択しているので、スキャンレジスタ41から出力さ
れるテスト結果データは、MUX43を介してSO端子
403から次段のバイパススキャンパス4cに与えられ
る。
【0075】バイパススキャンパス4cでは、レジスタ
パスが選択されているので、上記バイパススキャンパス
4bと全く同様の動作が行なわれる。すなわち、各SR
Lは、ラッチされたテスト結果データをシフトさせると
ともに、バイパススキャンパス4bから入力されたテス
ト結果データをシフトさせる。このようにスキャンレジ
スタ41によってシフトされたテスト結果データは、M
UX43を介して次段のバイパススキャンパス4dに与
えられる。
【0076】バイパススキャンパス4dでは、バイパス
パスが選択されているので、入力されたテスト結果デー
タはバイパス線42の上を伝搬される。このとき、選択
データ伝搬保持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レ
ジスタ45は、シフトクロック信号SC1,SC2に同
期して、テスト結果データのシフト動作を行なう。選択
データ伝搬保持レジスタ44,モードデータ伝搬保持レ
ジスタ45によってシフトされたテスト結果データは、
MUX43を介して、SO端子32から外部へ出力され
る。
【0077】以上説明したように、図1および図2に示
す実施例では、選択データ伝搬保持レジスタ44および
モードデータ伝搬保持レジスタ45がスキャンレジスタ
41と並列に接続されているので、テストデータをシフ
トインして所定のスキャンレジスタのSRLに設定する
場合、およびテスト結果データをシフトアウトする場合
に、選択データ保持レジスタ,モードデータ保持レジス
タがシフト動作を行なわない。そのため、テストデータ
およびテスト結果データの伝搬時間を短縮化することが
できる。
【0078】たとえば、図12のようにスキャン設計さ
れた集積回路装置のテストに関して、図13に示す従来
のスキャンパスを用いた場合のテスト時間と、図1に示
す本発明の一実施例によるスキャンパスを用いた場合の
テスト時間との比較を以下に述べる。
【0079】図1および図13ともに、バイパススキャ
ンパス4a〜4dは、それぞれaビット,bビット,c
ビット,dビットのスキャンレジスタ41を有するもの
とする。また、選択データ伝搬保持レジスタ44は1ビ
ット、モードデータ伝搬保持レジスタ45は1ビットを
有するものとする。
【0080】上記のような条件下で、たとえば機能モジ
ュール11をテストする場合について考えてみる。ただ
し、機能モジュール11に与えられるテストデータのパ
ターン数はAとする。
【0081】以下に、テスト動作時に実行される各処理
ごとに、図1に示す実施例のスキャンパスにおいて必要
となるサイクル数、図13に示す従来のスキャンパスに
おいて必要となるサイクル数を示す。
【0082】■  選択モード時の動作(a)  リセ
ット リセット信号RSTにより、バイパススキャンパス4a
〜4bの選択データ伝搬保持レジスタ44がリセットさ
れる。これによって、各バイパススキャンパス4a〜4
dは、バイパスパスを選択することになる。このリセッ
ト動作には、図1に示す実施例のスキャンパス、図13
に示す従来のスキャンパスともに、1サイクルを必要と
する。
【0083】(b)  選択データシフトイン選択デー
タおよびモードデータがシリアルに入力される。入力さ
れた選択データは、バイパススキャンパス4a〜4dに
おけるバイパスパス上を伝搬する。この動作には、図1
に示す実施例のスキャンパス、図13に示す従来のスキ
ャンパスともに、(選択データ伝搬保持レジスタのビッ
ト数+モードデータ伝搬保持レジスタのビット数)×バ
イパススキャンパスの数=(1+1)×4=8のサイク
ル数を必要とする。
【0084】(c)  選択データの設定モードラッチ
信号MLにより、各バイパススキャンパス4a〜4dの
選択データ伝搬保持レジスタ44に選択データを、モー
ドデータ伝搬保持レジスタ45にモードデータを設定す
る。これによって、バイパススキャンパス4a〜4cは
レジスタパスを選択し、バイパススキャンパス4dはバ
イパスパスを選択する。この選択データおよびモードデ
ータの設定動作には、図1に示す実施例のスキャンパス
、図13に示す従来のスキャンパスともに、1サイクル
を必要とする。
【0085】■  テストモード時の動作(a)  テ
ストデータシフトイン テストデータがシリアルに入力される。このとき、図1
に示す実施例のスキャンパスおよび図13に示す従来の
スキャンパスのいずれにおいても、バイパススキャンパ
ス4a〜4cではレジスタパスが選択されており、バイ
パススキャンパス4dではバイパスパスが選択されてい
る。各バイパススキャンパスは、それぞれ選択されたパ
スによってテストデータの伝搬を行なう。このテストデ
ータのシフトイン動作は、A種類のテストパターンのそ
れぞれについて行なわれるため、図1に示す実施例のス
キャンパスでは、(a+b+c+2)×Aのサイクル数
を必要とする。これに対し、図13に示す従来のスキャ
ンパスでは、{a+b+c+(2×3)+2}×Aのサ
イクル数を必要とする。
【0086】(b)  テストデータの印加および取込
みバイパススキャンパス4aにおける各SRLに保持さ
れたテストデータが機能モジュール11の制御点に印加
され、機能モジュール11の観測点から出力されるテス
ト結果データがバイパススキャンパス4b,4cにおけ
る各SRLに取込まれる。このテストデータの印加およ
び取込みには、図1に示す実施例のスキャンパス、図1
3に示す従来のスキャンパスともに、1×Aのサイクル
数を必要とする。
【0087】(c)  テスト結果データシフトアウト
バイパススキャンパス4b,4cの各SRLに取込まれ
たテスト結果データが順次シフトされて出力される。こ
のとき、図1に示す実施例のスキャンパスおよび図3に
示す従来のスキャンパスのいずれにおいても、バイパス
スキャンパス4a〜4cではレジスタパスが選択され、
バイパススキャンパス4dではバイパスパスが選択され
ている。したがって、このテスト結果データシフトアウ
ト動作には、前述のテストデータシフトインと同じサイ
クル数を必要とする。すなわち、図1に示す実施例のス
キャンパスでは(a+b+c+2)×Aのサイクル数を
必要とし、図13に示す従来のスキャンパスでは{a+
b+c+(2×3)+2}×Aのサイクル数を必要とす
る。
【0088】したがって、機能モジュール11のテスト
に必要とするサイクル数は、 図1(実施例):10+(a+b+c+2)×A×2+
A 図13(従来):10+{a+b+c+(2×3)+2
}×A×2+A となり、その差は(2×3)×A×2サイクルである。
【0089】一般に、機能モジュールをテストするため
のテストパターンは多数であり、また同様のテスト手順
を他の機能モジュールに関しても行なうことになるので
、この差によるテスト時間の短縮効果は大きい。
【0090】また、一般的に図1に示す実施例のスキャ
ンパスと図13に示す従来のスキャンパスの間でテスト
に必要とするサイクル数の差は、 (選択データ伝搬保持レジスタのビット数+モードデー
タ伝搬保持レジスタのビット数)×レジスタパスが選択
されているバイパススキャンパスの数×テストパターン
数×2×機能モジュールの数 となり、その因数は、集積回路装置が大規模化,複雑化
するにつれて大きくなる。したがって、集積回路装置が
大規模化,複雑化するにつれて、テスト時間の短縮効果
がより大きく現われる。
【0091】さらに、図1に示す実施例のスキャンパス
の構成は、図13に示す従来のスキャンパスと比較して
、必要となる回路要素が同一であるため、回路面積の増
加を生じることなく、テスト時間の短縮効果が得られる
【0092】図3は、この発明の第2の実施例のスキャ
ンパスの構成を示すブロック図である。図において、S
I端子31とSO端子32との間には、バイパススキャ
ンパス6a〜6dが直列に接続され、シリアルなデータ
伝搬経路を形成している。各バイパススキャンパスは、
スキャンレジスタ61と、バイパス線62と、MUX6
3と、選択データ伝搬レジスタ64,65とを含む。選
択データ伝搬レジスタ64,65は、バイパス線62に
よって形成されるバイパスパスの上に介挿されている。
【0093】図4は、図3に示すバイパススキャンパス
のより詳細な構成を示すブロック図である。図において
、スキャンレジスタ61は、複数のSRLをシリアルに
接続して構成されている。各SRLは、入力端子611
〜616を介して、対応する機能モジュールの観測点か
または集積回路装置のシステムデータ入力端子に接続さ
れている。また、各SRLは、出力端子621〜626
を介して、対応する機能モジュールの制御点かまたは集
積回路装置のシステムデータ出力端子に接続されている
。SI端子601からシリアルに入力されるデータ(選
択データまたはテストデータ)は、スキャンレジスタ6
1の初段のSRLのSI端子に与えられるとともに、バ
イパス線62を介して選択データ伝搬レジスタ64のS
I端子に与えられる。選択データ伝搬レジスタ64のS
O端子は選択データ伝搬レジスタ65のSI端子に接続
され、選択データ伝搬レジスタ65のSO端子はMUX
63の一方入力端に接続される。スキャンレジスタ61
における最終段のSRLのSO端子は、MUX63の他
方入力端に接続される。
【0094】選択データ伝搬レジスタ64の出力は、さ
らにラッチ回路66のデータ端子Dに与えられる。選択
データ伝搬レジスタ65の出力は、さらにラッチ回路6
7のデータ端子Dに与えられる。ラッチ回路66,67
の各リセット端子Rには、入力端子606からリセット
信号RSTが与えられる。ラッチ回路66,67の各ト
リガ端子Tには、入力端子607からモードラッチ信号
MLが与えられる。ラッチ回路66の出力端子Qの出力
信号は、OR回路69に与えられる。さらに、OR回路
69には、入力端子605からシフトクロック信号SC
1,SC2が与えられる。OR回路69の出力は、選択
データ伝搬レジスタ64,65に与えられる。ラッチ回
路67の出力端子Qの出力信号は、選択制御信号として
MUX63に与えられるとともに、AND回路68に与
えられる。AND回路68には、入力端子605からス
トローブ信号STB,タイミング信号TG,シフトクロ
ック信号SC1,SC2が与えられる。AND回路68
の出力は、スキャンレジスタ61における各SRLに与
えられる。MUX63は、ラッチ回路67からの選択制
御信号に応答して、スキャンレジスタ61の出力または
選択データ伝搬レジスタ65の出力を選択し、SO端子
603に出力する。
【0095】図5は、図4におけるSRLのより詳細な
構成を示すブロック図である。概略的に言うと、図5に
示すSRLは、図16に示すSRLからセレクタ504
を除いた構成となっている。ラッチ回路501の第1の
データ端子D1にはSI端子508からシリアルデータ
が与えられ、第2のデータ端子D2にはDI端子506
からシステムデータまたはテスト結果データが与えられ
る。ラッチ回路501の第1のトリガ端子T1には入力
端子509からシフトクロック信号SC1が与えられ、
第2のトリガ端子T2には入力端子507からストロー
ブ信号STBが与えられる。ラッチ回路501の出力端
子Qの出力信号は、ラッチ回路502,503の各デー
タ端子Dに与えられる。ラッチ回路502のトリガ端子
Tには、入力端子511からシフトクロック信号SC2
が与えられる。ラッチ回路503のトリガ端子Tには、
入力端子510からタイミング信号TGが与えられる。 ラッチ回路502の出力端子Qの出力信号は、SO端子
513に与えられる。ラッチ回路503の出力端子Qの
出力信号は、DO端子512に与えられる。
【0096】SI端子508は、図4におけるSI端子
601または前段のSRLのSO端子513に接続され
ている。SO端子513は、次段のSRLのSI端子5
08または図4におけるMUX63の入力端に接続され
ている。DI端子506は、図4における入力端子61
1〜616のいずれかに接続されている。DO端子51
2は、図4における出力端子621〜626のいずれか
に接続されている。入力端子507,509,510お
よび511は、図4におけるAND回路68の出力端に
接続されている。
【0097】図5に示すラッチ回路501および502
は、それぞれのトリガ端子T1,T2にシフトクロック
信号SC1,SC2が与えられることにより、SI端子
508とSO端子513との間でデータ伝搬用のシフト
レジスタを構成している。また、ラッチ回路501は、
入力端子507から与えられるストローブ信号STBに
応答してDI端子506から入力されるテスト結果デー
タをラッチする。また、ラッチ回路503は、入力端子
510から入力されるタイミング信号TGに応答して、
ラッチ回路501にラッチされたテストデータをラッチ
してDO端子512に出力する。
【0098】図6は、図4に示す選択データ伝搬レジス
タ64のより詳細な構成を示す回路図である。図におい
て、選択データ伝搬レジスタ64は、Nチャネル型のM
OSトランジスタTR1,TR2と、インバータIV1
〜IV4とを含む。インバータIV1およびIV2は、
逆向きに並列接続されて、いわゆるレシオ型のラッチ回
路641を構成している。同様に、インバータIV3お
よびIV4は、逆向きに並列接続されて、いわゆるレシ
オ型のラッチ回路642を構成している。トランジスタ
TR1は、SI端子643とラッチ回路641との間に
介挿されている。トランジスタTR1のゲートには、入
力端子645からシフトクロック信号SC1が与えられ
る。トランジスタTR2は、ラッチ回路641と642
との間に介挿されている。トランジスタ642のゲート
には、入力端子646からシフトクロック信号SC2が
与えられる。ラッチ回路642の出力信号は、SO端子
644に与えられる。
【0099】SI端子643は、図4におけるバイパス
線62を介してSI端子601に接続されている。入力
端子645および646は、OR回路69の出力端に接
続されている。
【0100】図4に示す選択データ伝搬レジスタ65は
、図6に示す選択データ伝搬レジスタ64と同様の構成
を有している。ただし、選択データ伝搬レジスタ65に
おけるSI端子643は、選択データ伝搬レジスタ64
のSO端子644に接続されている。また、選択データ
伝搬レジスタ65におけるSO端子644は、MUX6
3の入力端およびラッチ回路67のデータ入力端子Dに
接続されている。
【0101】図7は、図4に示すAND回路68のより
詳細な構成を示す論理ゲート図である。図において、A
ND回路68は、4つのANDゲート68a〜68dと
、2つのORゲート68f,68gを含む。ANDゲー
ト68aは、ラッチ回路67の出力とストローブ信号S
TBとの論理積を出力する。ANDゲート68bは、ラ
ッチ回路67の出力とタイミング信号TGとの論理積を
出力する。ANDゲート68cはラッチ回路67の出力
とシフトクロック信号SC1との論理積を出力する。 ANDゲート68dはラッチ回路67の出力とシフトク
ロック信号SC2との論理積を出力する。ANDゲート
68a,68bの出力は、それぞれ、ORゲート68f
,68gに与えられる。さらに、ORゲート68f,6
8gには、それぞれラッチ回路67の出力信号が反転し
て与えられる。ORゲート68f,68gおよびAND
ゲート68c,68dの出力は、図4における各SRL
に与えられる。
【0102】図8は、図4に示すOR回路69のより詳
細な構成を示す論理ゲート図である。図において、OR
回路69は、2つのORゲート69aおよび69bを含
む。ORゲート69aは、ラッチ回路66の出力信号と
シフトクロック信号SC1との論理和を出力する。OR
ゲート69bは、ラッチ回路66の出力信号とシフトク
ロック信号SC2との論理和を出力する。
【0103】次に、図3および図4に示すスキャンパス
の動作を以下に説明する。 (1)  通常動作 通常動作においては、リセット信号RSTがHレベルに
立上げられ、ラッチ回路66,67がリセットされる。 その結果、ラッチ回路67の出力信号はLレベルになる
。AND回路68においては、ラッチ回路67の出力信
号がLレベルであることに応答して、ORゲート68f
から出力されるストローブ信号STBおよびORゲート
68gから出力されるタイミング信号TGがHレベルに
固定され、ANDゲート68cから出力されるシフトク
ロック信号SC1およびANDゲート68dから出力さ
れるシフトクロック信号SC2がLレベルに固定される
。そのため、スキャンレジスタ61における各SRLで
は、ラッチ回路501,503が単なるドライバとして
動作し、DI端子506とDO端子512との間でシス
テムデータの伝搬経路が形成される。
【0104】(2)  テスト動作 ■  選択モード時の動作 (a)  リセット リセット信号RSTがHレベルに立上げられ、ラッチ回
路66および67がリセットされる。その結果、ラッチ
回路67の出力信号がLレベルとなり、MUX63は選
択データ伝搬レジスタ65の出力信号すなわちバイパス
パスを選択する。一方、ラッチ回路66の出力信号もL
レベルであるため、入力端子605から入力されたシフ
トクロック信号SC1,SC2は、OR回路69を介し
て選択データ伝搬レジスタ64,65に与えられる。
【0105】上記の動作は、各バイパススキャンパス6
a〜6dにおいて同様に行なわれる。したがって、すべ
てのバイパススキャンパス6a〜6dにおいて、バイパ
スパスが選択される。
【0106】(b)  選択データシフトイン図3にお
けるSI端子31から選択データがシリアルに入力され
る。入力された選択データは、各バイパススキャンパス
6a〜6dにおけるバイパス上を伝搬される。 このとき、各バイパススキャンパスにおける選択データ
伝搬レジスタ64,65は、シフトクロック信号SC1
,SC2に同期して、選択データをシフトさせる。
【0107】(c)  選択データの設定入力された選
択データが所定の位置までシフトされると、モードラッ
チ信号MLがHレベルに立上げられる。 このモードラッチ信号MLに応答して、ラッチ回路66
は選択データ伝搬レジスタ64から出力される選択デー
タをラッチし、ラッチ回路67は選択データ伝搬レジス
タ65から出力される選択データをラッチする。
【0108】後述するテストモードにおいてレジスタパ
スを選択する場合、ラッチ回路66にはLレベルまたは
Hレベルの選択データがラッチされ、ラッチ回路67に
はHレベルの選択データがラッチされる。一方、後述す
るテストモードにおいてバイパスパスを選択する場合は
、ラッチ回路66にHレベルの選択データがラッチされ
、ラッチ回路67にLレベルの選択データがラッチされ
る。
【0109】ラッチ回路66,67に、レジスタパス選
択のための選択データがラッチされた場合、ラッチ回路
67の出力信号はHレベルとなる。そのため、MUX6
3は、スキャンレジスタ61の出力信号を選択する。ま
た、AND回路68は、入力端子605から入力される
ストローブ信号STB,タイミング信号TG,シフトク
ロック信号SC1,SC2を各SRLに伝達する。した
がって、スキャンレジスタ61はデータ伝搬可能状態と
なる。
【0110】一方、ラッチ回路66,67がバイパスパ
ス選択のための選択データをラッチした場合、ラッチ回
路67の出力信号はLレベルとなる。そのため、MUX
63は選択データ伝搬レジスタ65の出力信号を選択す
る。また、AND回路68は、入力端子605から入力
されるストローブ信号STB,タイミング信号TG,シ
フトクロック信号SC1,SC2を各SRLに伝達しな
い。したがって、スキャンレジスタ61はデータ伝搬不
能状態となる。一方、ラッチ回路66の出力信号はHレ
ベルとなるため、OR回路69は、選択データ伝搬レジ
スタ64,65に与えられるシフトクロック信号SC1
,SC2をHレベルに固定する。その結果、選択データ
伝搬レジスタ64,65は、図6におけるトランジスタ
TR1,TR2が常時オン状態となり、SI端子643
とSO端子644との間がデータスルー状態となる。 すなわち、選択データ伝搬レジスタ64,65は、シフ
ト動作を行なわずに、入力データをスルーさせる。
【0111】■  テストモード時の動作(a)  テ
ストデータシフトイン 図3におけるSI端子31から、テストデータがシリア
ルに入力される。入力されたテストデータは、バイパス
スキャンパス6a〜6dを順次伝搬されていく。このと
き、あるバイパススキャンパスがレジスタパスを選択し
ていれば、SI端子601から入力されたテストデータ
は、スキャンレジスタ61の各SRLによりシフトされ
て、MUX63からSO端子603に出力される。一方
、バイパススキャンパスがバイパスパスを選択している
場合、SI端子601から入力されるテストデータは、
選択データ伝搬レジスタ64,65を通過してMUX6
3からSO端子603に出力される。このとき、選択デ
ータ伝搬レジスタ64,65はシフト動作を行なわない
ため、図1および図2に示す実施例に比べて、テストデ
ータ伝搬時におけるデータ伝搬経路のビット長が短くな
る。したがって、図3および図4に示す実施例は、より
短い時間でテストデータをシフトインすることができる
【0112】(b)  テストデータの印加と取込みテ
ストデータのシフトインが終了すると、タイミング信号
TGがHレベルに立上げられる。これによって、テスト
データが設定されているスキャンレジスタ61において
は、各SRLにおけるラッチ回路503がラッチ回路5
01に保持されているテストデータを取込んでラッチす
る。ラッチ回路503にラッチされたテストデータは、
DO端子512を介して対応する機能モジュールの制御
点に与えられる。
【0113】次に、ストローブ信号STBがHレベルに
立上げられる。これによって、レジスタパスが選択され
ているバイパススキャンパスであって機能モジュールの
観測点に接続されているSRLでは、ラッチ回路501
が対応する機能モジュールから出力されるテスト結果デ
ータをDI端子506を介して取込みラッチする。
【0114】(c)  テスト結果データシフトアウト
所定のSRLに保持されたテスト結果データが、ノンオ
ーバーラップな2相のシフトクロック信号SC1,SC
2に同期してシフトされ、SO端子32から外部へシリ
アルに出力される。このとき、バイパスパスが選択され
ているバイパススキャンパスにおいては、SI端子60
1から入力されるテスト結果データは選択データ伝搬レ
ジスタ64,65を通過してMUX63からSO端子6
03に出力される。テストデータのシフトインのときと
同様に、選択データ伝搬レジスタ64,65はシフト動
作を行なっていないので、データの伝搬経路のビット長
が図1および図2に示す実施例よりも短くなり、より一
層テスト結果データのシフトアウト時間を短縮化できる
【0115】図9は、この発明の第3の実施例のスキャ
ンパスの構成を示すブロック図である。図において、S
I端子31とSO端子32との間には、複数のバイパス
スキャンパス7a〜7dが直列に接続され、シリアルな
データ伝搬経路を形成している。各バイパススキャンパ
ス7a〜7dは、スキャンレジスタ71と、バイパス線
72と、MUX73と、選択データ伝搬レジスタ74,
75とを含む。図9に示すスキャンパスが図3に示すス
キャンパスと異なる点は、選択データ伝搬レジスタ74
,75がスキャンレジスタ71およびバイパス線72と
並列的に設けられていることである。すなわち、選択デ
ータ伝搬レジスタ74,75は、スキャンレジスタ71
およびバイパス線72とは別の独自の選択データ伝搬経
路を形成している。
【0116】図10は、図9に示すバイパススキャンパ
スのより詳細な構成を示すブロック図である。図におい
て、スキャンレジスタ71は複数のSRLを直列に接続
されて構成されている。各SRLは図5に示すSRLと
同様の構成を有している。各SRLは、入力端子711
〜716を介して対応する機能モジュールの観測点と接
続されている。また、各SRLは、出力端子721〜7
26を介して対応する機能モジュールの制御点と接続さ
れている。スキャンレジスタ71は、SI端子701と
MUX73の入力端との間に介挿されている。バイパス
線72は、SI端子701とMUX73の入力端との間
に介挿されている。選択データ伝搬レジスタ74,75
は、SI端子701とMUX73の入力端との間に介挿
されている。選択データ伝搬レジスタ74,75は、図
6に示す選択データ伝搬レジスタと同様の構成を有して
いる。
【0117】選択データ伝搬レジスタ74の出力信号は
ラッチ回路76のデータ端子Dに与えられる。選択デー
タ伝搬レジスタ75の出力信号はラッチ回路77のデー
タ端子Dに与えられる。ラッチ回路76,77の各トリ
ガ端子Tには、入力端子707を介してモードラッチ信
号MLが与えられる。ラッチ回路76,77のリセット
端子Rには、入力端子706を介してリセット信号RS
Tが与えられる。ラッチ回路76の出力端子Qの出力信
号は、MUX73に与えられるとともに、AND回路7
8に与えられる。ラッチ回路77の出力端子Qの出力信
号は、MUX73に与えられるとともに、AND回路7
8に与えられる。MUX73は、ラッチ回路76,77
の出力信号に応答して、レジスタパス,バイパスパス,
選択データ伝搬パスのいずれかを選択する。MUX73
の出力信号は、SO端子703に与えられる。AND回
路78には、入力端子705からストローブ信号STB
,タイミング信号TG,シフトクロック信号SC1,S
C2が与えられる。選択データ伝搬レジスタ74,75
には、入力端子705からシフトクロック信号SC1,
SC2が与えられる。AND回路78の出力は、スキャ
ンレジスタ71における各SRLに与えられる。
【0118】図11は、図10に示すAND回路78の
より詳細な構成を示す論理ゲート図である。図において
、AND回路78は、4つのANDゲート78a〜78
dと、2つのORゲート78f,78gとを含む。AN
Dゲート78aは、ラッチ回路76,77の出力信号と
ストローブ信号STBとの論理積を出力する。ANDゲ
ート78bは、ラッチ回路76,77の出力信号とタイ
ミング信号TGとの論理積を出力する。ANDゲート7
8cは、ラッチ回路76,77の出力信号とシフトクロ
ック信号SC1との論理積を出力する。ANDゲート7
8dは、ラッチ回路76,77の出力信号とシフトクロ
ック信号SC2との論理積を出力する。ANDゲート7
8a,78bの出力は、それぞれ、ORゲート78f,
78gに与えられる。ORゲート78f,78gには、
さらにラッチ回路77の出力信号が反転されて与えられ
る。ORゲート78f,78gの出力およびANDゲー
ト78c,78dの出力は、スキャンレジスタ71にお
ける各SRLに与えられる。
【0119】次に、図9および図10に示す実施例の動
作を説明する。 (1)  通常動作 通常動作においては、リセット信号RSTがHレベルに
立上げられ、ラッチ回路76,77がリセットされる。 したがって、ラッチ回路76,77の出力信号は、いず
れもLレベルとなる。その結果、AND回路78におけ
るORゲート78f,78gの出力信号はHレベルに固
定され、ANDゲート78c,78dの出力信号はLレ
ベルに固定される。すなわち、スキャンレジスタ71に
おける各SRLには、Hレベルのストローブ信号STB
,タイミング信号TGが与えられ、Lレベルのシフトク
ロック信号SC1,SC2が与えられる。したがって、
各SRLでは、ラッチ回路501,503が単なるドラ
イバとして動作し、DI端子506とDO端子512と
の間がデータスルー状態となる。したがって、各SRL
は、DI端子506から入力されたシステムデータをD
O端子512に伝搬する。
【0120】上記の動作は、すべてのバイパススキャン
パス7a〜7dにおいて同様に行なわれる。
【0121】(2)  テスト動作 ■  選択モード時の動作 (a)  リセット リセット信号RSTがHレベルに立上げられ、ラッチ回
路76,77がリセットされる。そのため、ラッチ回路
76,77の出力信号がいずれもLレベルとなる。MU
X73は、ラッチ回路76,77の出力信号がいずれも
Lレベルであるとき、選択データ伝搬レジスタ75の出
力信号すなわち選択データ伝搬パスを選択する。
【0122】上記の動作は、すべてのバイパススキャン
パス4a〜4dにおいて同様に行なわれる。したがって
、すべてのバイパススキャンパス4a〜4dにおいて、
選択データ伝搬パスが選択されることになる。
【0123】(b)  選択データシフトイン図9にお
けるSI端子31から選択データがシリアルに入力され
る。入力された選択データは、各バイパススキャンパス
7a〜7dにおける選択データ伝搬パス上を伝搬される
。このとき、選択データ伝搬レジスタ74,75にはノ
ンオーバーラップな2相シフトクロック信号SC1,S
C2が与えられ、入力された選択データをシフトする。
【0124】(c)  選択データの設定入力された選
択データがスキャンパスの所定の位置までシフトされる
と、モードラッチ信号MLがHレベルに立上げられる。 このモードラッチ信号MLに応答して、ラッチ回路76
は選択データ伝搬レジスタ74から出力される選択デー
タをラッチする。また、ラッチ回路77は選択データ伝
搬レジスタ75から出力される選択データをラッチする
。後述するテストモードにおいてレジスタパスが選択さ
れる場合、ラッチ回路76,77には、いずれもHレベ
ルの選択データがラッチされる。後述するテストモード
においてバイパスパスが選択される場合、ラッチ回路7
6,77には、相補的な選択データがラッチされる。す
なわち、ラッチ回路76にHレベルの選択データがラッ
チされる場合、ラッチ回路77にLレベルの選択データ
がラッチされる。また、ラッチ回路76にLレベルの選
択データがラッチされる場合、ラッチ回路77にHレベ
ルの選択データがラッチされる。
【0125】ラッチ回路76,77の両方にHレベルの
選択データがラッチされた場合、MUX73はスキャン
レジスタ71の出力信号すなわちレジスタパスを選択す
る。また、AND回路78は、入力端子705から与え
られるストローブ信号STB、タイミング信号TG,シ
フトクロック信号SC1,SC2を、スキャンレジスタ
71における各SRLに伝達する。一方、ラッチ回路7
6にHレベル(またはLレベル)の選択データがラッチ
され、ラッチ回路77にLレベル(またはHレベル)の
選択データがラッチされた場合、MUX73はバイパス
線72すなわちバイパスパスを選択する。このとき、A
ND回路78は、入力端子705から与えられるストロ
ーブ信号STB,タイミング信号TG,シフトクロック
信号SC1,SC2を、スキャンレジスタ71の各SR
Lに伝達しない。そのため、スキャンレジスタ71は、
データ伝搬不能状態となる。
【0126】■  テストモード時の動作(a)  テ
ストデータシフトイン 図9におけるSI端子31からテストデータがシリアル
に入力される。入力されたテストデータは、バイパスス
キャンパス7a〜7dを順番に伝搬する。このとき、レ
ジスタパスが選択されているバイパススキャンパスにお
いては、SI端子701から入力されたテストデータが
スキャンレジスタ71における各SRLによってシフト
されて、MUX73からSO端子703に出力される。 一方、バイパスパスが選択されているバイパススキャン
パスにおいては、SI端子701から入力されたテスト
データがバイパス線72を介してMUX73からSO端
子703に出力される。
【0127】上記のごとく、バイパスパスが選択されて
いるバイパススキャンパスにおいては、入力されたテス
トデータがバイパス線72を通ってSO端子703に出
力される。したがって、バイパスパス上に選択データ伝
搬保持レジスタ44およびモードデータ伝搬保持レジス
タ45が介挿された図1および図2に示す実施例に比べ
て、テストデータの伝搬経路のビット長が短くなり、テ
ストデータのシフトイン動作にかかる時間を短縮化する
ことができる。
【0128】(b)  テストデータの印加と取込みテ
ストデータのシフトインが終了すると、タイミング信号
TGがHレベルに立上げられる。その結果、レジスタパ
スが選択されているバイパススキャンパスにおいては、
スキャンレジスタ71における各SRLのラッチ回路5
03がラッチ回路501に保持されている選択データを
ラッチし、DO端子512から対応する機能モジュール
の制御点に出力する。一方、バイパスパスが選択されて
いるバイパススキャンパスにおいては、AND回路78
によって各SRLへのストローブ信号STB,タイミン
グ信号TG,シフトクロック信号SC1,SC2の伝達
が阻止されているので、各SRLは何の動作も行なわな
い。
【0129】機能モジュールの制御点へのテストデータ
の印加が終了すると、ストローブ信号STBがHレベル
に立上げられる。応じて、レジスタパスが選択されてい
るバイパススキャンパスにおいては、スキャンレジスタ
71における各SRLのラッチ回路501がDI端子5
06を介して与えられる対応する機能モジュールからの
テスト結果データをラッチする。一方、バイパスパスが
選択されているバイパススキャンパスにおいては、AN
D回路78が各SRLへのストローブ信号STB,タイ
ミング信号TG,シフトクロック信号SC1,SC2の
伝達を阻止しているので、各SRLは何の動作も行なわ
ない。
【0130】(c)  テスト結果データシフトアウト
所定のSRLへのテスト結果データの取込みが終了する
と、ノンオーバーラップな2相シフトクロック信号SC
1,SC2が各バイパススキャンパス7a〜7dに与え
られる。これによって、レジスタパスが選択されている
バイパススキャンパスにおいては、各SRLに保持され
たテスト結果データが、順次シフトされてMUX73か
らSO端子703に出力される。一方、バイパスパスが
選択されているバイパススキャンパスにおいては、SI
端子701から入力されたテスト結果データがバイパス
線72を経由してMUX73からSO端子703に出力
される。上記のようにして伝搬されるテスト結果データ
は、SO端子32からシリアルに外部に出力される。
【0131】上記のごとく、バイパスパスが選択されて
いるバイパススキャンパスにおいては、テスト結果デー
タがバイパス線72を介してSO端子703に出力され
る。そのため、バイパスパス上に選択データ伝搬保持レ
ジスタ44,モードデータ伝搬保持レジスタ45が介挿
されている図1および図2に示す実施例に比べて、テス
ト結果データの伝搬経路のビット長が短くなり、テスト
結果データをより早くシフトアウトすることができる。
【0132】なお、上記の各実施例は、集積回路装置内
のテストのために用いられるスキャンパスとして構成さ
れているが、この発明はテスト以外の用途に用いられて
もよい。たとえば、スキャンパスは、テストデータ以外
のデータ(たとえばシステムデータ)を伝搬させて集積
回路装置装置内の制御点に与え、観測点から何らかのデ
ータを取込んでシフトし外部へ出力するように構成され
てもよい。
【0133】また、SI端子31とSO端子32との間
に介挿されるバイパススキャンパスの数および各バイパ
ススキャンパスのスキャンレジスタが有するSRLの数
は、上記各実施例のものに限定されることはなく、任意
の数であってよい。
【0134】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タの伝搬時間が短く、しかも配線の集中によるチップ面
積の増大が生じず、さらにピン数の増加を伴わない極め
て優れたバイパススキャンパスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のスキャンパスの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1におけるバイパススキャンパスのより詳細
な構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施例のスキャンパスの構成
を示すブロック図である。
【図4】図3におけるバイパススキャンパスのより詳細
な構成を示すブロック図である。
【図5】図4におけるSRLのより詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図4における選択データ伝搬レジスタのより詳
細な構成を示す回路図である。
【図7】図4におけるAND回路68のより詳細な構成
を示す論理ゲート図である。
【図8】図4におけるOR回路69のより詳細な構成を
示す論理ゲート図である。
【図9】この発明の第3の実施例のスキャンパスの構成
を示すブロック図である。
【図10】図9におけるバイパススキャンパスのより詳
細な構成を示すブロック図である。
【図11】図10におけるAND回路78のより詳細な
構成を示す論理ゲート図である。
【図12】スキャン設計された従来の集積回路装置の構
成の一例を示すブロック図である。
【図13】図12に示す集積回路装置からスキャンパス
のみを抜出して示したブロック図である。
【図14】図13におけるバイパススキャンパスのより
詳細な構成を示すブロック図である。
【図15】図14における選択データ保持レジスタのよ
り詳細な構成を示すブロック図である。
【図16】図14におけるSRLのより詳細な構成を示
すブロック図である。
【図17】図12に示す従来の集積回路装置におけるテ
スト動作の手順を示すフローチャートである。
【図18】図17におけるステップS1のより詳細な処
理手順を示すフローチャートである。
【図19】図17におけるステップS2のより詳細な処
理手順を示すフローチャートである。
【図20】従来の集積回路装置において、テスト対象と
なる機能モジュールの制御点に接続されたSRLの動作
を示すタイミングチャートである。
【図21】従来の集積回路装置において、テスト対象と
なる機能モジュールの観測点に接続されたSRLの動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
4a〜4d,6a〜6d,7a〜7d…バイパススキャ
ンパス 31…シリアルデータが入力されるSI端子32…シリ
アルデータが出力されるSO端子41,61,71…ス
キャンレジスタ 42,62,72…バイパス線 43,63,73…マルチプレクサ 44…選択データ伝搬保持レジスタ 45…モードデータ伝搬保持レジスタ 64,65,74,75…選択データ伝搬レジスタ40
1,601,701…バイパススキャンパスのSI端子 403,603,703…バイパススキャンパスのSO
端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部に1以上の制御点と1以上の観測
    点とが存在する集積回路装置に用いられ、外部から入力
    される制御点データを伝搬して当該制御点に与え、当該
    観測点から得られる観測点データを伝搬して外部へ出力
    するバイパススキャンパスであって、データの伝搬経路
    を選択するための選択データおよび前記制御点データを
    、それぞれシリアルに入力するための単一のデータ入力
    端子、前記観測点データをシリアルに出力するための単
    一のデータ出力端子、それぞれが前記制御点および/ま
    たは前記観測点に結合された1以上のシフトレジスタラ
    ッチが直列に接続されて構成され、前記データ入力端子
    と前記データ出力端子との間に介挿されて前記制御点デ
    ータおよび前記観測点データをシフトおよび保持するス
    キャンレジスタ手段、前記データ入力端子と前記データ
    出力端子との間に介挿され、前記スキャンレジスタ手段
    を迂回するデータのバイパス経路を形成するバイパス手
    段、少なくとも前記スキャンレジスタ手段に対して並列
    的に配置され、前記データ入力端子から入力された前記
    選択データをシフトおよび保持する選択データ伝搬保持
    手段、および前記選択データ伝搬保持手段に保持された
    選択データに基づいて、前記制御点データおよび前記観
    測点データの伝搬経路として、前記スキャンレジスタ手
    段によって形成されるレジスタパスと前記バイパス手段
    によって形成されるバイパスパスとのいずれかを選択し
    て前記データ出力端子に接続する選択手段を備える、バ
    イパススキャンパス。
  2. 【請求項2】  その内部に複数の制御点と複数の観測
    点とが存在する集積回路装置であって、データの伝搬経
    路を選択するための選択データおよび前記制御点に与え
    るべき制御点データを、それぞれシリアルに入力するた
    めの単一の外部データ入力端子、前記観測点から得られ
    る観測点データをシリアルに出力するための単一の外部
    データ出力端子、前記外部データ入力端子と前記外部デ
    ータ出力端子との間に直列的に接続され、前記選択デー
    タ,前記制御点データおよび前記観測点データに関して
    、シリアルな伝搬経路を形成する1以上のバイパススキ
    ャンパスを備え、各前記バイパススキャンパスは、前記
    選択データおよび前記制御点データを、それぞれシリア
    ルに入力するための単一の内部データ入力端子と、前記
    観測点データをシリアルに出力するための単一の内部デ
    ータ出力端子と、それぞれが前記制御点および/または
    前記観測点に結合された1以上のシフトレジスタラッチ
    が直列に接続されて構成され、前記内部データ入力端子
    と前記内部データ出力端子との間に介挿されて前記制御
    点データおよび前記観測点データをシフトおよび保持す
    るスキャンレジスタ手段と、前記内部データ入力端子と
    前記内部データ出力端子との間に介挿され、前記スキャ
    ンレジスタ手段を迂回するデータのバイパス経路を形成
    するバイパス手段と、少なくとも前記スキャンレジスタ
    手段に対して並列的に配置され、前記内部データ入力端
    子から入力された前記選択データをシフトおよび保持す
    る選択データ伝搬保持手段と、前記選択データ伝搬保持
    手段に保持された選択データに基づいて、前記制御点デ
    ータおよび前記観測点データの伝搬経路として、前記ス
    キャンレジスタ手段によって形成されるレジスタパスと
    前記バイパス手段によって形成されるバイパスパスとの
    いずれかを選択して前記内部データ出力端子に接続する
    選択手段とを備える、集積回路装置。
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