JP2004004047A - 集積回路のための入力/出力特徴付けチェーン - Google Patents
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Abstract
【課題】集積回路の入力又は出力を特徴付ける入力/出力特徴付けレジスタを提供すること。
【解決手段】本発明による集積回路(11)の入力/出力特徴付けレジスタ(10)は、ノーマル・データ入力(18)と、特徴付けデータ入力(20)と、ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力(41)及びラッチ・データ出力(42)を有するデータ・ラッチ(30)とを含む。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、マルチプレクサ(32及び34)により、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による集積回路(11)の入力/出力特徴付けレジスタ(10)は、ノーマル・データ入力(18)と、特徴付けデータ入力(20)と、ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力(41)及びラッチ・データ出力(42)を有するデータ・ラッチ(30)とを含む。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、マルチプレクサ(32及び34)により、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路に関し、更に詳しくは、集積回路の入力及び出力ピンのためのセットアップ及びホールド時間を特徴付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は、いったん製造されると、その回路における潜在的な故障を識別するためにテストがなされることが多い。知られているテストのタイプとして、入力/出力(I/O)特徴付けがある。I/O特徴付けの間は、集積回路のそれぞれの入力に対するセットアップ及びホールド時間と、集積回路のそれぞれの出力に対する最大遅延時間とが、これらの入力及び出力におけるすべての可能性のあるトランジションについて測定される。測定された値は、所定の仕様と比較される。
【0003】
I/O特徴付けを行う1つの方法として、集積回路ダイをテスタに結合し、このテスタが一連のパターンを、それぞれのピンにおいてそれぞれのトランジションを生じさせるように選択された集積回路の入力に与えるというものがある。しかし、通常の動作モードで稼働しているダイの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせるというのは、簡単ではないことが多い。入力又は出力を特徴付けるためには、テスタは、その入力又は出力を制御できなければならないし、それを観察できなければならない。典型的な集積回路の場合、それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを発生させることができるテスト・パターンを生じさせるには、テスト・エンジニアにとっても長時間を要するのである。また、テスト自体が、多くのテスタ時間を消費する場合が多く、これには費用がかかる。それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせるには、多数のクロック・サイクルを要する場合がありうる。
【0004】
別のファクタがI/O特徴付けを更に複雑にすることも多い。テストの対象である集積回路のコアは、特徴付けプランを伴わない場合が多いのである。テスト・エンジニアが特定の設計を熟知しているとはいえない場合には、ピンを制御し観察するためのテスト・パターンの組を生じさせるのは困難なことがある。また、集積回路の設計が大規模になるにつれて、特定の信号については、集積回路内部の多くのモジュールを通過した後でなければ出力ピンにおいて観察できないことがある。集積回路設計の中には、チップの他の部分に対して非同期的に動作するポートを含むものがある。これらのポートは、特徴付けが極端に困難である。更に、集積回路設計の中には、特徴付けが本来的に困難なものも存在する。
【0005】
I/O特徴付けの方法を改善することが望まれている。この望まれている方法は、設計の詳細について先に知識を有していることを要せずに、自動的に、入力のセットアップ及びホールド値と出力の最小及び最大遅延値とを測定するために、それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせ観測することを可能にするものでなければならない。
【0006】
【発明の概要】
本発明のある実施例は、集積回路の入力又は出力を特徴付ける入力/出力特徴付けレジスタに関する。このレジスタは、ノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及びラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチとを含む。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【0007】
本発明の別の実施例は、集積回路の出力を特徴付ける出力特徴付け回路に関する。この出力特徴付け回路は、出力ピンと、論理回路と、複数の出力特徴付けレジスタとを含む。それぞれのレジスタは、ノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、データ・ラッチとを含む。データ・ラッチは、ラッチ制御入力と、ラッチ・データ入力と、第1の論理回路を介して出力ピンを駆動するラッチ・データ出力とを有する。それぞれのレジスタの内部では、ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とが、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。複数のレジスタはチェーン状に結合されており、それぞれのレジスタのラッチ・データ出力はこのチェーンにおける次のレジスタの特徴付けデータ入力に結合されている。
【0008】
本発明の別の実施例は、集積回路への特徴付け入力のための入力特徴付け回路に関する。この入力特徴付け回路は、複数の入力ピンと、論理回路と、入力特徴付けレジスタとを含む。この入力特徴付けレジスタは、論理回路を介して第1の複数の入力ピンによって駆動されるノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、データ・ラッチとを含む。データ・ラッチは、ラッチ制御入力と、ラッチ・データ入力と、ラッチ・データ出力とを有する。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の1つの実施例による入力/出力(I/O)特徴付けのための集積回路デザインの内部にテスト構造を構築するのに用いることができる入力/出力(I/O)特徴付けレジスタの回路図である。I/O特徴付けの間、それぞれの入力に対するセットアップ及びホールド時間とそれぞれの出力に対する最小及び最大遅延とが、可能性のあるトランジションそれぞれに対して測定される。例えば、双方向のI/Oピンは、L−Z、H−Z、Z−L、Z−H、H−L及びL−Hのトランジションに対して特徴付けなされなければならない。ここで、「L」は論理低(ロー)レベル、「H」は論理高(ハイ)レベル、「Z」は高インピーダンス状態を意味する。図1に示されているI/O特徴付けレジスタは、任意のノーマル入力レジスタと交換することが可能である。この任意のノーマル入力レジスタは、入力ピン又は出力ピンからの論理コーン(円錐)から駆動され、集積回路デザインにおいて論理コーンを介して出力ピンを駆動し、I/O経路遅延を著しく歪ませることなく、入力及び出力に制御可能性と観察可能性とを与える。このデザインに、追加的なレジスタを加える必要はない。集積回路デザインが走査テストのための「走査可能な」レジスタを用いて既に構築されている場合には、これらの走査可能なレジスタは、I/Oデータ経路に少しの遅延も加えることなくI/O特徴付けレジスタと交換することができる。というのは、走査テストのためのデータ経路に配置されているマルチプレクサを、I/O構築(コンフィギュレーション)のために用いられるものと共用できるからである。
【0010】
図1に示されている例では、I/O特徴付けレジスタ10は、出力バッファ12と出力ピン14とを駆動する集積回路11上の出力レジスタとして用いられている。レジスタ10は、クロック入力16(「CLK」というラベル付き)と、ノーマル・データ入力18(「NORMAL_INPUT」というラベル付き)と、特徴付けデータ入力20(「CHAR_IN」というラベル付き)と、特徴付けシフト・イネーブル入力22(「CHAR_ENABLE」というラベル付き)と、特徴付け選択入力24(「CHAR_SELECT」というラベル付き)と、データ出力26と、特徴付けデータ出力(「CHAR_OUT」というラベル付き)とを含んでいる。I/O特徴付けレジスタ10は、更に、内部データ・ラッチ30と、内部マルチプレクサ32及び34とを含んでいる。
【0011】
データ・ラッチ30は、ラッチ制御入力40と、ラッチ・データ入力41と、ラッチ・データ出力42とを有する。ある実施例では、データ・ラッチ30は、Dタイプのフリップフロップを含む。しかし、適切であれば他の任意のラッチ回路を用いることができる。ラッチ制御入力40は、クロック入力16に結合されている。ラッチ・データ入力41は、マルチプレクサ34の出力43に結合されている。ラッチ・データ出力42は、データ出力26と特徴付けデータ出力28とに結合されている。データ出力26は、出力バッファ12の入力に結合されており、この入力が出力ピン14を駆動する。
【0012】
マルチプレクサ32は、データ入力50及び51と、データ出力52と、制御(又は「選択」)入力53とを含む。データ入力50はラッチ・データ出力42に結合され、データ入力51は特徴付けデータ入力20に結合されている。データ出力52は、マルチプレクサ34のデータ入力60に結合されている。制御入力53は、特徴付けシフト・イネーブル入力22に結合されている。マルチプレクサ32は、従って、特徴付けデータ入力20から新たなデータをシフト・インし、又は、ラッチ・データ出力42からの古いデータを、特徴付けシフト・イネーブル入力22における論理レベルの関数としてマルチプレクサ34の入力にフィードバックする。マルチプレクサ32の出力は、「特徴付けデータ・ノード」と称することができる。
【0013】
同様に、マルチプレクサ34は、データ入力60及び61と、データ出力43と、制御(又は「選択」)入力63とを含む。データ入力61は、レジスタ10のノーマル・データ入力18に結合されている。データ出力43は、ラッチ・データ入力41に結合されている。制御入力63は、特徴付け選択入力24に結合されている。マルチプレクサ34は、マルチプレクサ32からの特徴付けデータか又はノーマル・データ入力18からのノーマル・データかのいずれかを、特徴付け選択入力24上の論理レベルの関数としてラッチ30に結合する。
【0014】
現実の実装例においては、レジスタ10は、相互に接続されて「特徴付けチェーン」を形成している複数の類似するレジスタの中の1つである。ここで、ある1つのレジスタの特徴付けデータ出力28は、チェーンの中の次のレジスタの特徴付けデータ入力20に結合されている。チェーンの中の第1のレジスタの特徴付けデータ入力20とチェーンの中の最後のレジスタの特徴付けデータ出力28とは、集積回路11上に位置する又は集積回路11の外部にある制御回路に結合される。チェーンにおけるそれぞれの特徴付けレジスタ10は、デザインにおける伝統的な出力レジスタの代わりとなり、出力ピン14のそれぞれに対する更なる制御と観察可能性とを与える。
【0015】
特徴付けレジスタ10は、次の表1に示すような3つの動作モードを有している。この表1において、「0」は論理ロー・レベルを、「1」は論理ハイ・レベルを、「X」は「ドントケア条件」を表している。
【0016】
【表1】
【0017】
ノーマル(通常)動作の間は、CHAR_SELECTは「0」であり、これにより、マルチプレクサ34はノーマル・データ入力18上のデータをデータ・ラッチ30に結合する。ノーマル・データ入力18は、内部論理回路に結合され、集積回路11の通常の機能を実現する。このモードでは、I/O特徴付けレジスタ10は、出力ピン14を駆動するノーマル出力レジスタとして動作する。ノーマル出力データ経路にマルチプレクサ34を導入しても、ラッチ30のデータ入力41における追加的な遅延は、ほんの僅かしか生じない。しかし、集積回路11が走査可能なレジスタを用いて既に構成されている場合には、データ入力41に対する追加的な遅延は存在しない。マルチプレクサ34は、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの間で共用することができる。例えば、レジスタ10を修正し、特徴付けチェーンを走査チェーンとして用いることによって、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの両方を実行することができる。走査制御は、CHAR_ENABLEと類似の走査イネーブルであるSCAN_ENABLE(図示せず)との論理ORをマルチプレクサの選択入力53に与え、CHAR_SELECTとSCAN_ENABLEとの論理ORをマルチプレクサの選択入力63に与えることによって、追加することができる。このように、走査可能なフリップフロップを有するデザインと比較して、ラッチ30のノーマル入力18とデータ入力41との間のデータ経路に、追加的な回路要素が追加されることはない。これは、マルチプレクサ34を、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの間で共用することができるからである。
【0018】
シフト・チェーン・モードでは、複数のデータ値で構成される1つのパターン又は連続的なパターンを、チェーン内部の特徴付けレジスタの中にシフトさせて、出力ピンにおける特定のトランジションを強制することができる。このモードでは、マルチプレクサ32は特徴付けデータ入力20におけるデータ値をマルチプレクサ34の入力60に結合し、マルチプレクサ34は、これらの値をラッチ30に結合する。パターンがデータ・ラッチ30の中にシフトされると、外部テスタは、出力ピンにおけるトランジションをモニタすることができる。
【0019】
ホールド値モードでは、マルチプレクサ32及び34は、ラッチ・データ出力42の値をラッチ・データ入力41にフィードバックし、それによって、データ・ラッチ30は後続のクロック・サイクルの間その値を保持する。例えば、ある特徴付けチェーンにおけるI/O特徴付けレジスタを用いると、別の特徴付けチェーンのテストの間、両方のチェーンが同じクロック信号によってクロックされているときでも、選択された値を保持することができる。
【0020】
集積回路の入力及び出力は、どのタイプでも、図1に示されているような特徴付けチェーンに追加して、その入力又は出力への制御可能性及び/又は観察可能性を追加することができる。特定の集積回路では、入力、出力及び複数のクロック領域に対して、複数の特徴付けチェーンがありうる。これらのチェーンは、相互に独立である場合もあるし、又は、相互に関係付けることもできる。例えば、それぞれのチェーンは、それ自身の特徴付け選択及び特徴付けイネーブル入力の組を有することができるし、又は、これらの入力は、別個の制御が要求されていない場合であれば複数のチェーンで共用することもできる。特徴付けチェーンが集積回路の全体に矛盾なく適用される場合には、入力及び出力ピンそれぞれを切り換えるテスト・パターンを作成し結果的に生じる遅延を観察するというタスクは、非常に容易になり、自動化が可能である。
【0021】
図2は、本発明のある実施例による出力特徴付けチェーンの一例をより詳細に図解する回路図である。集積回路100は、出力特徴付けレジスタ102、104及び106とスペーシング・レジスタ108及び110とによって形成される特徴付けチェーン101を含む。集積回路100は、更に、論理回路112及び114と、トライステート出力バッファ116と、出力ピン118とを含む。本発明のある実施例では、出力ピン118を駆動するそれぞれの出力レジスタは、図1に示されているレジスタ10と類似する出力コンフィギュレーション・レジスタとして構成される。出力ピン118を駆動するレジスタの組は、「出力グループ」として知られている。それぞれの出力レジスタは、1又は複数の出力グループの一部でありうる。
【0022】
出力特徴付けレジスタ102、104及び106のそれぞれは図1に示されたレジスタ10に類似しているから、図1のレジスタ10に対して用いられたのと同じ参照番号が、その入力及び出力に対して用いられている。単純化のために、それぞれのレジスタの特徴付けシフト・イネーブル入力22と特徴付けイネーブル入力24とは、図2には示されていない。
【0023】
特徴付けレジスタ102、104及び106のノーマル・データ入力18は、集積回路100の内部論理回路(図示せず)に結合され、この回路の通常の論理機能を実行する。クロック入力16は、クロック発生器120によって提供されるクロック信号CLKに結合される。クロック発生器120は、集積回路100に対して内部的でも外部的でもありうる。
【0024】
論理回路112は出力特徴付けレジスタ102及び104のデータ出力26によって駆動され、論理回路114は出力特徴付けレジスタ106のデータ出力26によって駆動される。論理回路114の出力は、トライステート出力バッファ116のデータ入力に結合される。論理回路114の出力は、出力バッファ116のトライステート制御入力に結合される。バッファ116の出力は、出力ピン118に結合される。
【0025】
出力特徴付けレジスタ102、104及び106それぞれの特徴付けデータ出力28は、チェーン101における次に継続する出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力20に結合される。スペーシング・レジスタ108及び110は、チェーン101に沿って、出力特徴付けレジスタ102、104及び106のそれぞれの間に結合されている。スペーシング・レジスタ108及び110それぞれのデータ入力は、チェーン101における直前の出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ出力28に結合される。スペーシング・レジスタ108及び110それぞれのデータ出力は、チェーン101における直後の出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力に結合される。
【0026】
スペーシング・レジスタ108及び110は、特定の出力グループ内部で連続する出力特徴付けレジスタを回避するために挿入される。これによって、潜在的に、チェーン101が、レジスタ102、104及び106の第1のパターンからこれらのレジスタの第2のパターンへの可能性のあるすべてのトランジション(変化)をテストすることが可能になる。例えば、レジスタ102、104及び106におけるパターン「000」から「111」へのトランジションをテストすることが可能である。スペーシング・レジスタ108及び110が存在しないと、このトランジションは、1つのクロック・サイクルから次のクロック・サイクルへ可能ではない。トランジションがテストされると、レジスタ102、104及び106からピン118への最小及び最大遅延を外部テスタによって測定することが可能である。これらの測定は、この集積回路に対する所定の仕様と比較することができる。集積回路におけるすべての出力ピンを同様の方法でテストすることができる。
【0027】
集積回路100において面積と電力とを節約するため、1つの出力グループからのスペーシング・レジスタを、別の入力又は出力グループのための入力又は出力特徴付けレジスタとして用いることができる。唯一の制約は、それぞれの出力グループにおける特徴付けレジスタが適切なスペーシング・レジスタと交互になっているのが好ましいということだけである。例えば、スペーシング・レジスタ108及び110は、論理回路122と出力バッファ124と出力ピン126と(すべて点線で示されている)を駆動する出力グループのための特徴付けレジスタとして用いることができる。この実施例では、スペーシング・レジスタ108及び110は、図1に示されているレジスタ10と類似している。それぞれが、チェーン101の先行するレジスタの特徴付け出力に結合された特徴付けデータ入力と、チェーン101の直後のレジスタの特徴付け入力に結合された特徴付けデータ出力と、集積回路100内の内部論理回路に結合されたノーマル・データ入力(図示せず)とを有することになる。別の実施例では、スペーシング・レジスタ108及び110は、基本的なDタイプのフリップフロップで形成されている。
【0028】
図3は、本発明の1つの実施例による入力特徴付けチェーンを有する集積回路の回路図である。集積回路200は、入力ピン201、202及び203と、入力バッファ205、206及び207と、論理回路210及び212と、入力特徴付けレジスタ214及び216とを含む。レジスタ214及び216は、図1に示されているレジスタ10と類似しており、同じ又は類似の入力及び出力を示す際には、同じ参照番号が用いられている。レジスタ214のノーマル・データ入力18は、入力バッファ205及び206それぞれと論理回路210とを介して、入力ピン201及び202によって駆動される。同様に、レジスタ216のノーマル・データ入力18は、入力バッファ207と論理回路212とを介して、入力ピン203によって駆動される。レジスタ214及び216は、相互に結合され、入力特徴付けチェーン220を形成している。ここで、レジスタ214の特徴付けデータ出力28はレジスタ216の特徴付けデータ入力に結合されている。レジスタ214及び216のクロック入力16は、クロック発生器222によって提供されるクロック信号CLKに結合される。
【0029】
図3には示されていないが、レジスタ214及び216は、それぞれが、図1に示されている入力22及び24と類似の特徴付けシフト・イネーブル入力と特徴付け選択入力とを更に含んでいる。それぞれの入力22は、特徴付けチェーン22の内部で、他方の入力22に結合されている。同様に、チェーン220におけるそれぞれの入力24はそのチェーンの他方の入力24に結合され、入力22及び24はオンチップ又はオフチップいずれかの適切な制御回路によって制御される。
【0030】
入力特徴付けレジスタ214及び216は、次の表2に示すように、3つの動作モードを有している。
【0031】
【表2】
【0032】
通常(ノーマル)動作モードでは、論理回路210及び212の出力で提供されるデータ値は、レジスタ214及び216において、CLKの次のエッジでラッチされ、これらの値はデータ出力26に与えられる。このモードでは、レジスタ214及び216は、ノーマル入力レジスタとして機能する。シフト・チェーン・モードでは、それぞれのレジスタ214及び216の特徴付けデータ入力20に提供されるデータ値は、CLKの次のエッジでラッチされ、データ出力26に与えられる。シフト・チェーン・モードは、ラッチされた値をチェーンの中へシフトする又はチェーンの外へシフトするのに用いることができる。ラッチ値モードでは、出力26におけるデータ値は、レジスタ214及び216の内部データ・ラッチにフィードバックされ、それにより、出力26におけるデータ値は、次のクロック・サイクルの間、同一の値に保持される。ラッチ値モードは、ある特徴付けチェーンにおける選択された値を、他の特徴付けチェーンのテストの間、保持しておくのに用いることができる。
【0033】
入力特徴付けチェーン220により、外部テスタが、チェーン220におけるレジスタを駆動する入力ピンに関するセットアップ及びホールド時間を測定することが可能になる。例えば、テスタは、ある入力ピンにおける新たな論理状態が次のクロック・エッジにおいて対応の入力特徴付けレジスタによってキャプチャされるためにはその入力ピンが予めどの程度の時間だけトグルされなければならないかを測定することができる。このテストは、それぞれのピンにおいて可能性のあるすべてのトランジション(変化)に対して実行されなければならない。テスタは、入力ピンに対して一連のテスト・パターンを与え、それぞれのトランジションの後に、入力特徴付けレジスタがクロックされ、レジスタに記憶されている結果値がチェーン220の外へシリアルにシフトされる。ある実施例では、入力レジスタのデータ入力への一次入力からの直接経路を有する集積回路200におけるすべてのフリップフロップは、入力特徴付けレジスタとして構成されている。
【0034】
集積回路200は、更に、1又は複数の出力特徴付けチェーン230を含む場合がある。図3に示されているそのような例では、出力特徴付けチェーン230は、データ出力26を有する出力特徴付けレジスタ232及び234を含み、この出力が、論理回路210の一部を駆動する。出力チェーン230は、入力チェーン220とは独立である、従って、出力チェーン230は、ラッチ値モードで、希望する場合には、入力値が入力チェーン220にラッチされる前に、レジスタ232及び234の状態を設定(セット)しホールドするのに用いることができる。集積回路200が双方向性ピンを含む場合には、これらの双方向性ピンは、入力及び出力の別個のテストを必要とする。よって、1回のテストでは入力及び出力両方についての遅延を測定することができず、出力チェーン230は、入力テストの間は自由な状態となる。このような融通性により、テスト・パターンの発生が単純化され、特徴付けレジスタ214への入力のより単純化された制御が可能となる。
【0035】
図3に示された例では、入力特徴付けレジスタ214及び216は、内部的なクロック・レジスタである。というのは、これらのレジスタは、集積回路上で発生されるクロック信号CLKによってクロックされるからである。図4は、本発明の1つの実施例による外部的にクロックされる入力レジスタを有する集積回路300の一部を図解している回路図である。同じ又は類似の要素については、図3で用いられていたのと同じ参照番号が、図4でも用いられている。単純化のために、入力ピン203と、入力バッファ207と、論理回路212と、入力特徴付けレジスタ216とは、示されていない。
【0036】
図4に示されている例では、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16は、通常(ノーマル)動作の間は、内部クロック信号CLKによってクロックされない。そうでなく、入力バッファ312及び313と論理回路314とに結合された入力ピン310及び311に与えられる外部信号によってクロックされるのである。論理回路314の出力は、マルチプレクサ318の第1のデータ入力320に結合されている。クロック信号CLKは、マルチプレクサ318の第2のデータ入力322に結合される。マルチプレクサ318の出力324は、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16に結合される。
【0037】
この構成において、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16が多重化される。ノーマル動作モードとラッチ値動作モードでは、クロック信号は入力ピン310及び311から与えられる。シフト・チェーン・モードでは、内部クロック信号CLKが用いられる。
【0038】
図5は、外部的にクロックされる入力レジスタと内部的にクロックされる入力特徴付けチェーンとを有する集積回路の回路図である。この場合にも、同じ又は類似の構成要素については、図3及び図4で用いられたのと同じ参照番号が、図5でも用いられている。この実施例では、伝統的な入力レジスタ350を用いて、論理回路210からの入力信号を登録(レジスト)している。入力レジスタ350は、例えば、Dタイプのフリップフロップを含みうる。レジスタ350は、論理回路310の出力に結合されたデータ入力352と、論理回路314の出力に結合されたクロック入力354と、入力特徴付けレジスタ214のノーマル・データ入力18に結合されたデータ出力356とを有する。ノーマル・データ出力356は、また、入力レジスタ350を介して通常はデータを受け取るコア論理要素(図示せず)に結合される。入力レジスタ350は外部論理信号によってクロックされる状態が継続し、入力特徴付けレジスタ214は3つの動作モードのそれぞれにおいて内部クロック信号CLKによってクロックされる。これにより、デザイン経路にラッチが加えられることになるが、テストはより単純になり、デザインに入ってくるクロックに対して何らの変更も与えない。
【0039】
上述の実施例に示されているようなI/O特徴付けレジスタを用いることにより、2つのフェーズでのI/O特徴付けを実行することができる。出力はあるテストを用いてチェックでき、入力は別のテストを用いてチェックできる。入力テストに関しては、集積回路において高インピーダンスのテスト・ピンを用いることによって、又は、双方向出力を駆動する出力特徴付けチェーンに必要な値を提供することによって、双方向出力に高インピーダンス状態を強制することができる。これら2つのテストを組み合わせることにより、双方向出力の完全な特徴付けが可能になるはずである。また、アナログ回路からの出力を、集積回路における任意の他の出力のように、出力特徴付けチェーンに接続することができる。任意の値又は値の間のトランジション(変化)をテストすることができる。
【0040】
I/O特徴付けレジスタは、任意の適切な方法で制御することができる。例えば、レジスタを集積回路のテスト・ピンに結合して、外部制御回路によって制御されるようにすることもできる。あるいは、集積回路上のハードウェア・ビルトイン・セルフテスト(BIST)回路を用いて、出力特徴付けチェーンの出力ピンをトグル(切り換える)こともできる。しかし、内部BIST回路は、入力をテストしている間は、入力特徴付けチェーンの制御に関してはうまく機能しないことがありうる。I/O特徴付けチェーンを制御する別の方法としては、中央チップ・コントローラとグローバル・バスとを用いるという方法がある。この場合、グローバル・バスは、I/O特徴付けレジスタのそれぞれに接続される。コントローラは、パターンを容易に書き込みし、制御信号をそれぞれのチェーンに送り、出力を切り換え、入力を読み取ることができる。中央コントローラを用いることで、個々のチェーンが相互に接続されている必要はない。チェーンは、小型であればそれだけ制御が容易であり、特徴付けパターンは非常にモジュール的になる。
【0041】
本発明によるI/O特徴付けレジスタは、複数のクロック領域と共に用いることも容易である。複数のクロック領域は、複数の特徴付けチェーンを用いて扱うことができるし、又は、クロック領域の間の境界を特別の回路を用いて処理することもできる。
【0042】
特徴付けチェーンが集積回路デザインの中にいったん挿入されると、テスト・パターンの作成が比較的容易になる。例えば、出力チェーンを介して送られる擬似ランダム・パターンを用いて、ほとんどの出力を正確に特徴付けることもできる。モジュール・デザイナは、入力特徴付けのセットアップのための値の組を特定する必要がある。これがいったんなされれば、入力の擬似ランダム・パターンが、ほとんどの入力を正確に特徴付けることができる。
【0043】
以上で説明した図面に示されたものと類似の特徴付けチェーンを用いれば、すべてのI/Oを容易に特徴付けることができる。結果的に得られる特徴付けベクトルは、対応する機能ベクトルよりもはるかに短くすることができる。すべてのI/Oは、同じ技術によって特徴付けされる。この方法を用いたI/Oのためのテスタのセットアップは常に同じであり、それによって、テストをテスト・エンジニアにとってはるかに容易なものにすることができる。チップに新たなモジュールとI/Oとを追加することは比較的容易であり、特徴付けされたモジュールを他のデザインにおいて用いるのも容易である。更に、この方法に従えば、モジュール・デザイナがテスト不可能なピンを作成する可能性が減少する。
【0044】
以上では、本発明を好適な実施例を参照しながら説明したが、この技術分野の当業者であれば、本発明の精神及び範囲から離れることなく形態及び詳細において変更が可能であることを理解するはずである。なお、この出願でもちいている「結合」という用語は、直接的な接続と1又は複数の中間的な成分を介する接続との両方を意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施例による入力/出力(I/O)特徴付けレジスタの回路図である。
【図2】本発明のある実施例による出力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図3】本発明の別の実施例による内部クロック式入力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図4】本発明の別の実施例による外部クロック式入力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図5】本発明の別の実施例による外部クロック式入力レジスタと内部クロック式入力特徴付けチェーンとを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路に関し、更に詳しくは、集積回路の入力及び出力ピンのためのセットアップ及びホールド時間を特徴付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は、いったん製造されると、その回路における潜在的な故障を識別するためにテストがなされることが多い。知られているテストのタイプとして、入力/出力(I/O)特徴付けがある。I/O特徴付けの間は、集積回路のそれぞれの入力に対するセットアップ及びホールド時間と、集積回路のそれぞれの出力に対する最大遅延時間とが、これらの入力及び出力におけるすべての可能性のあるトランジションについて測定される。測定された値は、所定の仕様と比較される。
【0003】
I/O特徴付けを行う1つの方法として、集積回路ダイをテスタに結合し、このテスタが一連のパターンを、それぞれのピンにおいてそれぞれのトランジションを生じさせるように選択された集積回路の入力に与えるというものがある。しかし、通常の動作モードで稼働しているダイの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせるというのは、簡単ではないことが多い。入力又は出力を特徴付けるためには、テスタは、その入力又は出力を制御できなければならないし、それを観察できなければならない。典型的な集積回路の場合、それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを発生させることができるテスト・パターンを生じさせるには、テスト・エンジニアにとっても長時間を要するのである。また、テスト自体が、多くのテスタ時間を消費する場合が多く、これには費用がかかる。それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせるには、多数のクロック・サイクルを要する場合がありうる。
【0004】
別のファクタがI/O特徴付けを更に複雑にすることも多い。テストの対象である集積回路のコアは、特徴付けプランを伴わない場合が多いのである。テスト・エンジニアが特定の設計を熟知しているとはいえない場合には、ピンを制御し観察するためのテスト・パターンの組を生じさせるのは困難なことがある。また、集積回路の設計が大規模になるにつれて、特定の信号については、集積回路内部の多くのモジュールを通過した後でなければ出力ピンにおいて観察できないことがある。集積回路設計の中には、チップの他の部分に対して非同期的に動作するポートを含むものがある。これらのポートは、特徴付けが極端に困難である。更に、集積回路設計の中には、特徴付けが本来的に困難なものも存在する。
【0005】
I/O特徴付けの方法を改善することが望まれている。この望まれている方法は、設計の詳細について先に知識を有していることを要せずに、自動的に、入力のセットアップ及びホールド値と出力の最小及び最大遅延値とを測定するために、それぞれの入力及び出力において可能性のあるすべてのトランジションを生じさせ観測することを可能にするものでなければならない。
【0006】
【発明の概要】
本発明のある実施例は、集積回路の入力又は出力を特徴付ける入力/出力特徴付けレジスタに関する。このレジスタは、ノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及びラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチとを含む。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【0007】
本発明の別の実施例は、集積回路の出力を特徴付ける出力特徴付け回路に関する。この出力特徴付け回路は、出力ピンと、論理回路と、複数の出力特徴付けレジスタとを含む。それぞれのレジスタは、ノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、データ・ラッチとを含む。データ・ラッチは、ラッチ制御入力と、ラッチ・データ入力と、第1の論理回路を介して出力ピンを駆動するラッチ・データ出力とを有する。それぞれのレジスタの内部では、ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とが、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。複数のレジスタはチェーン状に結合されており、それぞれのレジスタのラッチ・データ出力はこのチェーンにおける次のレジスタの特徴付けデータ入力に結合されている。
【0008】
本発明の別の実施例は、集積回路への特徴付け入力のための入力特徴付け回路に関する。この入力特徴付け回路は、複数の入力ピンと、論理回路と、入力特徴付けレジスタとを含む。この入力特徴付けレジスタは、論理回路を介して第1の複数の入力ピンによって駆動されるノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、データ・ラッチとを含む。データ・ラッチは、ラッチ制御入力と、ラッチ・データ入力と、ラッチ・データ出力とを有する。ノーマル・データ入力と特徴付けデータ入力とは、ラッチ・データ入力まで、ラッチ・データ出力と多重化される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の1つの実施例による入力/出力(I/O)特徴付けのための集積回路デザインの内部にテスト構造を構築するのに用いることができる入力/出力(I/O)特徴付けレジスタの回路図である。I/O特徴付けの間、それぞれの入力に対するセットアップ及びホールド時間とそれぞれの出力に対する最小及び最大遅延とが、可能性のあるトランジションそれぞれに対して測定される。例えば、双方向のI/Oピンは、L−Z、H−Z、Z−L、Z−H、H−L及びL−Hのトランジションに対して特徴付けなされなければならない。ここで、「L」は論理低(ロー)レベル、「H」は論理高(ハイ)レベル、「Z」は高インピーダンス状態を意味する。図1に示されているI/O特徴付けレジスタは、任意のノーマル入力レジスタと交換することが可能である。この任意のノーマル入力レジスタは、入力ピン又は出力ピンからの論理コーン(円錐)から駆動され、集積回路デザインにおいて論理コーンを介して出力ピンを駆動し、I/O経路遅延を著しく歪ませることなく、入力及び出力に制御可能性と観察可能性とを与える。このデザインに、追加的なレジスタを加える必要はない。集積回路デザインが走査テストのための「走査可能な」レジスタを用いて既に構築されている場合には、これらの走査可能なレジスタは、I/Oデータ経路に少しの遅延も加えることなくI/O特徴付けレジスタと交換することができる。というのは、走査テストのためのデータ経路に配置されているマルチプレクサを、I/O構築(コンフィギュレーション)のために用いられるものと共用できるからである。
【0010】
図1に示されている例では、I/O特徴付けレジスタ10は、出力バッファ12と出力ピン14とを駆動する集積回路11上の出力レジスタとして用いられている。レジスタ10は、クロック入力16(「CLK」というラベル付き)と、ノーマル・データ入力18(「NORMAL_INPUT」というラベル付き)と、特徴付けデータ入力20(「CHAR_IN」というラベル付き)と、特徴付けシフト・イネーブル入力22(「CHAR_ENABLE」というラベル付き)と、特徴付け選択入力24(「CHAR_SELECT」というラベル付き)と、データ出力26と、特徴付けデータ出力(「CHAR_OUT」というラベル付き)とを含んでいる。I/O特徴付けレジスタ10は、更に、内部データ・ラッチ30と、内部マルチプレクサ32及び34とを含んでいる。
【0011】
データ・ラッチ30は、ラッチ制御入力40と、ラッチ・データ入力41と、ラッチ・データ出力42とを有する。ある実施例では、データ・ラッチ30は、Dタイプのフリップフロップを含む。しかし、適切であれば他の任意のラッチ回路を用いることができる。ラッチ制御入力40は、クロック入力16に結合されている。ラッチ・データ入力41は、マルチプレクサ34の出力43に結合されている。ラッチ・データ出力42は、データ出力26と特徴付けデータ出力28とに結合されている。データ出力26は、出力バッファ12の入力に結合されており、この入力が出力ピン14を駆動する。
【0012】
マルチプレクサ32は、データ入力50及び51と、データ出力52と、制御(又は「選択」)入力53とを含む。データ入力50はラッチ・データ出力42に結合され、データ入力51は特徴付けデータ入力20に結合されている。データ出力52は、マルチプレクサ34のデータ入力60に結合されている。制御入力53は、特徴付けシフト・イネーブル入力22に結合されている。マルチプレクサ32は、従って、特徴付けデータ入力20から新たなデータをシフト・インし、又は、ラッチ・データ出力42からの古いデータを、特徴付けシフト・イネーブル入力22における論理レベルの関数としてマルチプレクサ34の入力にフィードバックする。マルチプレクサ32の出力は、「特徴付けデータ・ノード」と称することができる。
【0013】
同様に、マルチプレクサ34は、データ入力60及び61と、データ出力43と、制御(又は「選択」)入力63とを含む。データ入力61は、レジスタ10のノーマル・データ入力18に結合されている。データ出力43は、ラッチ・データ入力41に結合されている。制御入力63は、特徴付け選択入力24に結合されている。マルチプレクサ34は、マルチプレクサ32からの特徴付けデータか又はノーマル・データ入力18からのノーマル・データかのいずれかを、特徴付け選択入力24上の論理レベルの関数としてラッチ30に結合する。
【0014】
現実の実装例においては、レジスタ10は、相互に接続されて「特徴付けチェーン」を形成している複数の類似するレジスタの中の1つである。ここで、ある1つのレジスタの特徴付けデータ出力28は、チェーンの中の次のレジスタの特徴付けデータ入力20に結合されている。チェーンの中の第1のレジスタの特徴付けデータ入力20とチェーンの中の最後のレジスタの特徴付けデータ出力28とは、集積回路11上に位置する又は集積回路11の外部にある制御回路に結合される。チェーンにおけるそれぞれの特徴付けレジスタ10は、デザインにおける伝統的な出力レジスタの代わりとなり、出力ピン14のそれぞれに対する更なる制御と観察可能性とを与える。
【0015】
特徴付けレジスタ10は、次の表1に示すような3つの動作モードを有している。この表1において、「0」は論理ロー・レベルを、「1」は論理ハイ・レベルを、「X」は「ドントケア条件」を表している。
【0016】
【表1】
【0017】
ノーマル(通常)動作の間は、CHAR_SELECTは「0」であり、これにより、マルチプレクサ34はノーマル・データ入力18上のデータをデータ・ラッチ30に結合する。ノーマル・データ入力18は、内部論理回路に結合され、集積回路11の通常の機能を実現する。このモードでは、I/O特徴付けレジスタ10は、出力ピン14を駆動するノーマル出力レジスタとして動作する。ノーマル出力データ経路にマルチプレクサ34を導入しても、ラッチ30のデータ入力41における追加的な遅延は、ほんの僅かしか生じない。しかし、集積回路11が走査可能なレジスタを用いて既に構成されている場合には、データ入力41に対する追加的な遅延は存在しない。マルチプレクサ34は、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの間で共用することができる。例えば、レジスタ10を修正し、特徴付けチェーンを走査チェーンとして用いることによって、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの両方を実行することができる。走査制御は、CHAR_ENABLEと類似の走査イネーブルであるSCAN_ENABLE(図示せず)との論理ORをマルチプレクサの選択入力53に与え、CHAR_SELECTとSCAN_ENABLEとの論理ORをマルチプレクサの選択入力63に与えることによって、追加することができる。このように、走査可能なフリップフロップを有するデザインと比較して、ラッチ30のノーマル入力18とデータ入力41との間のデータ経路に、追加的な回路要素が追加されることはない。これは、マルチプレクサ34を、走査テストとI/Oコンフィギュレーションとの間で共用することができるからである。
【0018】
シフト・チェーン・モードでは、複数のデータ値で構成される1つのパターン又は連続的なパターンを、チェーン内部の特徴付けレジスタの中にシフトさせて、出力ピンにおける特定のトランジションを強制することができる。このモードでは、マルチプレクサ32は特徴付けデータ入力20におけるデータ値をマルチプレクサ34の入力60に結合し、マルチプレクサ34は、これらの値をラッチ30に結合する。パターンがデータ・ラッチ30の中にシフトされると、外部テスタは、出力ピンにおけるトランジションをモニタすることができる。
【0019】
ホールド値モードでは、マルチプレクサ32及び34は、ラッチ・データ出力42の値をラッチ・データ入力41にフィードバックし、それによって、データ・ラッチ30は後続のクロック・サイクルの間その値を保持する。例えば、ある特徴付けチェーンにおけるI/O特徴付けレジスタを用いると、別の特徴付けチェーンのテストの間、両方のチェーンが同じクロック信号によってクロックされているときでも、選択された値を保持することができる。
【0020】
集積回路の入力及び出力は、どのタイプでも、図1に示されているような特徴付けチェーンに追加して、その入力又は出力への制御可能性及び/又は観察可能性を追加することができる。特定の集積回路では、入力、出力及び複数のクロック領域に対して、複数の特徴付けチェーンがありうる。これらのチェーンは、相互に独立である場合もあるし、又は、相互に関係付けることもできる。例えば、それぞれのチェーンは、それ自身の特徴付け選択及び特徴付けイネーブル入力の組を有することができるし、又は、これらの入力は、別個の制御が要求されていない場合であれば複数のチェーンで共用することもできる。特徴付けチェーンが集積回路の全体に矛盾なく適用される場合には、入力及び出力ピンそれぞれを切り換えるテスト・パターンを作成し結果的に生じる遅延を観察するというタスクは、非常に容易になり、自動化が可能である。
【0021】
図2は、本発明のある実施例による出力特徴付けチェーンの一例をより詳細に図解する回路図である。集積回路100は、出力特徴付けレジスタ102、104及び106とスペーシング・レジスタ108及び110とによって形成される特徴付けチェーン101を含む。集積回路100は、更に、論理回路112及び114と、トライステート出力バッファ116と、出力ピン118とを含む。本発明のある実施例では、出力ピン118を駆動するそれぞれの出力レジスタは、図1に示されているレジスタ10と類似する出力コンフィギュレーション・レジスタとして構成される。出力ピン118を駆動するレジスタの組は、「出力グループ」として知られている。それぞれの出力レジスタは、1又は複数の出力グループの一部でありうる。
【0022】
出力特徴付けレジスタ102、104及び106のそれぞれは図1に示されたレジスタ10に類似しているから、図1のレジスタ10に対して用いられたのと同じ参照番号が、その入力及び出力に対して用いられている。単純化のために、それぞれのレジスタの特徴付けシフト・イネーブル入力22と特徴付けイネーブル入力24とは、図2には示されていない。
【0023】
特徴付けレジスタ102、104及び106のノーマル・データ入力18は、集積回路100の内部論理回路(図示せず)に結合され、この回路の通常の論理機能を実行する。クロック入力16は、クロック発生器120によって提供されるクロック信号CLKに結合される。クロック発生器120は、集積回路100に対して内部的でも外部的でもありうる。
【0024】
論理回路112は出力特徴付けレジスタ102及び104のデータ出力26によって駆動され、論理回路114は出力特徴付けレジスタ106のデータ出力26によって駆動される。論理回路114の出力は、トライステート出力バッファ116のデータ入力に結合される。論理回路114の出力は、出力バッファ116のトライステート制御入力に結合される。バッファ116の出力は、出力ピン118に結合される。
【0025】
出力特徴付けレジスタ102、104及び106それぞれの特徴付けデータ出力28は、チェーン101における次に継続する出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力20に結合される。スペーシング・レジスタ108及び110は、チェーン101に沿って、出力特徴付けレジスタ102、104及び106のそれぞれの間に結合されている。スペーシング・レジスタ108及び110それぞれのデータ入力は、チェーン101における直前の出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ出力28に結合される。スペーシング・レジスタ108及び110それぞれのデータ出力は、チェーン101における直後の出力特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力に結合される。
【0026】
スペーシング・レジスタ108及び110は、特定の出力グループ内部で連続する出力特徴付けレジスタを回避するために挿入される。これによって、潜在的に、チェーン101が、レジスタ102、104及び106の第1のパターンからこれらのレジスタの第2のパターンへの可能性のあるすべてのトランジション(変化)をテストすることが可能になる。例えば、レジスタ102、104及び106におけるパターン「000」から「111」へのトランジションをテストすることが可能である。スペーシング・レジスタ108及び110が存在しないと、このトランジションは、1つのクロック・サイクルから次のクロック・サイクルへ可能ではない。トランジションがテストされると、レジスタ102、104及び106からピン118への最小及び最大遅延を外部テスタによって測定することが可能である。これらの測定は、この集積回路に対する所定の仕様と比較することができる。集積回路におけるすべての出力ピンを同様の方法でテストすることができる。
【0027】
集積回路100において面積と電力とを節約するため、1つの出力グループからのスペーシング・レジスタを、別の入力又は出力グループのための入力又は出力特徴付けレジスタとして用いることができる。唯一の制約は、それぞれの出力グループにおける特徴付けレジスタが適切なスペーシング・レジスタと交互になっているのが好ましいということだけである。例えば、スペーシング・レジスタ108及び110は、論理回路122と出力バッファ124と出力ピン126と(すべて点線で示されている)を駆動する出力グループのための特徴付けレジスタとして用いることができる。この実施例では、スペーシング・レジスタ108及び110は、図1に示されているレジスタ10と類似している。それぞれが、チェーン101の先行するレジスタの特徴付け出力に結合された特徴付けデータ入力と、チェーン101の直後のレジスタの特徴付け入力に結合された特徴付けデータ出力と、集積回路100内の内部論理回路に結合されたノーマル・データ入力(図示せず)とを有することになる。別の実施例では、スペーシング・レジスタ108及び110は、基本的なDタイプのフリップフロップで形成されている。
【0028】
図3は、本発明の1つの実施例による入力特徴付けチェーンを有する集積回路の回路図である。集積回路200は、入力ピン201、202及び203と、入力バッファ205、206及び207と、論理回路210及び212と、入力特徴付けレジスタ214及び216とを含む。レジスタ214及び216は、図1に示されているレジスタ10と類似しており、同じ又は類似の入力及び出力を示す際には、同じ参照番号が用いられている。レジスタ214のノーマル・データ入力18は、入力バッファ205及び206それぞれと論理回路210とを介して、入力ピン201及び202によって駆動される。同様に、レジスタ216のノーマル・データ入力18は、入力バッファ207と論理回路212とを介して、入力ピン203によって駆動される。レジスタ214及び216は、相互に結合され、入力特徴付けチェーン220を形成している。ここで、レジスタ214の特徴付けデータ出力28はレジスタ216の特徴付けデータ入力に結合されている。レジスタ214及び216のクロック入力16は、クロック発生器222によって提供されるクロック信号CLKに結合される。
【0029】
図3には示されていないが、レジスタ214及び216は、それぞれが、図1に示されている入力22及び24と類似の特徴付けシフト・イネーブル入力と特徴付け選択入力とを更に含んでいる。それぞれの入力22は、特徴付けチェーン22の内部で、他方の入力22に結合されている。同様に、チェーン220におけるそれぞれの入力24はそのチェーンの他方の入力24に結合され、入力22及び24はオンチップ又はオフチップいずれかの適切な制御回路によって制御される。
【0030】
入力特徴付けレジスタ214及び216は、次の表2に示すように、3つの動作モードを有している。
【0031】
【表2】
【0032】
通常(ノーマル)動作モードでは、論理回路210及び212の出力で提供されるデータ値は、レジスタ214及び216において、CLKの次のエッジでラッチされ、これらの値はデータ出力26に与えられる。このモードでは、レジスタ214及び216は、ノーマル入力レジスタとして機能する。シフト・チェーン・モードでは、それぞれのレジスタ214及び216の特徴付けデータ入力20に提供されるデータ値は、CLKの次のエッジでラッチされ、データ出力26に与えられる。シフト・チェーン・モードは、ラッチされた値をチェーンの中へシフトする又はチェーンの外へシフトするのに用いることができる。ラッチ値モードでは、出力26におけるデータ値は、レジスタ214及び216の内部データ・ラッチにフィードバックされ、それにより、出力26におけるデータ値は、次のクロック・サイクルの間、同一の値に保持される。ラッチ値モードは、ある特徴付けチェーンにおける選択された値を、他の特徴付けチェーンのテストの間、保持しておくのに用いることができる。
【0033】
入力特徴付けチェーン220により、外部テスタが、チェーン220におけるレジスタを駆動する入力ピンに関するセットアップ及びホールド時間を測定することが可能になる。例えば、テスタは、ある入力ピンにおける新たな論理状態が次のクロック・エッジにおいて対応の入力特徴付けレジスタによってキャプチャされるためにはその入力ピンが予めどの程度の時間だけトグルされなければならないかを測定することができる。このテストは、それぞれのピンにおいて可能性のあるすべてのトランジション(変化)に対して実行されなければならない。テスタは、入力ピンに対して一連のテスト・パターンを与え、それぞれのトランジションの後に、入力特徴付けレジスタがクロックされ、レジスタに記憶されている結果値がチェーン220の外へシリアルにシフトされる。ある実施例では、入力レジスタのデータ入力への一次入力からの直接経路を有する集積回路200におけるすべてのフリップフロップは、入力特徴付けレジスタとして構成されている。
【0034】
集積回路200は、更に、1又は複数の出力特徴付けチェーン230を含む場合がある。図3に示されているそのような例では、出力特徴付けチェーン230は、データ出力26を有する出力特徴付けレジスタ232及び234を含み、この出力が、論理回路210の一部を駆動する。出力チェーン230は、入力チェーン220とは独立である、従って、出力チェーン230は、ラッチ値モードで、希望する場合には、入力値が入力チェーン220にラッチされる前に、レジスタ232及び234の状態を設定(セット)しホールドするのに用いることができる。集積回路200が双方向性ピンを含む場合には、これらの双方向性ピンは、入力及び出力の別個のテストを必要とする。よって、1回のテストでは入力及び出力両方についての遅延を測定することができず、出力チェーン230は、入力テストの間は自由な状態となる。このような融通性により、テスト・パターンの発生が単純化され、特徴付けレジスタ214への入力のより単純化された制御が可能となる。
【0035】
図3に示された例では、入力特徴付けレジスタ214及び216は、内部的なクロック・レジスタである。というのは、これらのレジスタは、集積回路上で発生されるクロック信号CLKによってクロックされるからである。図4は、本発明の1つの実施例による外部的にクロックされる入力レジスタを有する集積回路300の一部を図解している回路図である。同じ又は類似の要素については、図3で用いられていたのと同じ参照番号が、図4でも用いられている。単純化のために、入力ピン203と、入力バッファ207と、論理回路212と、入力特徴付けレジスタ216とは、示されていない。
【0036】
図4に示されている例では、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16は、通常(ノーマル)動作の間は、内部クロック信号CLKによってクロックされない。そうでなく、入力バッファ312及び313と論理回路314とに結合された入力ピン310及び311に与えられる外部信号によってクロックされるのである。論理回路314の出力は、マルチプレクサ318の第1のデータ入力320に結合されている。クロック信号CLKは、マルチプレクサ318の第2のデータ入力322に結合される。マルチプレクサ318の出力324は、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16に結合される。
【0037】
この構成において、入力特徴付けレジスタ214のクロック入力16が多重化される。ノーマル動作モードとラッチ値動作モードでは、クロック信号は入力ピン310及び311から与えられる。シフト・チェーン・モードでは、内部クロック信号CLKが用いられる。
【0038】
図5は、外部的にクロックされる入力レジスタと内部的にクロックされる入力特徴付けチェーンとを有する集積回路の回路図である。この場合にも、同じ又は類似の構成要素については、図3及び図4で用いられたのと同じ参照番号が、図5でも用いられている。この実施例では、伝統的な入力レジスタ350を用いて、論理回路210からの入力信号を登録(レジスト)している。入力レジスタ350は、例えば、Dタイプのフリップフロップを含みうる。レジスタ350は、論理回路310の出力に結合されたデータ入力352と、論理回路314の出力に結合されたクロック入力354と、入力特徴付けレジスタ214のノーマル・データ入力18に結合されたデータ出力356とを有する。ノーマル・データ出力356は、また、入力レジスタ350を介して通常はデータを受け取るコア論理要素(図示せず)に結合される。入力レジスタ350は外部論理信号によってクロックされる状態が継続し、入力特徴付けレジスタ214は3つの動作モードのそれぞれにおいて内部クロック信号CLKによってクロックされる。これにより、デザイン経路にラッチが加えられることになるが、テストはより単純になり、デザインに入ってくるクロックに対して何らの変更も与えない。
【0039】
上述の実施例に示されているようなI/O特徴付けレジスタを用いることにより、2つのフェーズでのI/O特徴付けを実行することができる。出力はあるテストを用いてチェックでき、入力は別のテストを用いてチェックできる。入力テストに関しては、集積回路において高インピーダンスのテスト・ピンを用いることによって、又は、双方向出力を駆動する出力特徴付けチェーンに必要な値を提供することによって、双方向出力に高インピーダンス状態を強制することができる。これら2つのテストを組み合わせることにより、双方向出力の完全な特徴付けが可能になるはずである。また、アナログ回路からの出力を、集積回路における任意の他の出力のように、出力特徴付けチェーンに接続することができる。任意の値又は値の間のトランジション(変化)をテストすることができる。
【0040】
I/O特徴付けレジスタは、任意の適切な方法で制御することができる。例えば、レジスタを集積回路のテスト・ピンに結合して、外部制御回路によって制御されるようにすることもできる。あるいは、集積回路上のハードウェア・ビルトイン・セルフテスト(BIST)回路を用いて、出力特徴付けチェーンの出力ピンをトグル(切り換える)こともできる。しかし、内部BIST回路は、入力をテストしている間は、入力特徴付けチェーンの制御に関してはうまく機能しないことがありうる。I/O特徴付けチェーンを制御する別の方法としては、中央チップ・コントローラとグローバル・バスとを用いるという方法がある。この場合、グローバル・バスは、I/O特徴付けレジスタのそれぞれに接続される。コントローラは、パターンを容易に書き込みし、制御信号をそれぞれのチェーンに送り、出力を切り換え、入力を読み取ることができる。中央コントローラを用いることで、個々のチェーンが相互に接続されている必要はない。チェーンは、小型であればそれだけ制御が容易であり、特徴付けパターンは非常にモジュール的になる。
【0041】
本発明によるI/O特徴付けレジスタは、複数のクロック領域と共に用いることも容易である。複数のクロック領域は、複数の特徴付けチェーンを用いて扱うことができるし、又は、クロック領域の間の境界を特別の回路を用いて処理することもできる。
【0042】
特徴付けチェーンが集積回路デザインの中にいったん挿入されると、テスト・パターンの作成が比較的容易になる。例えば、出力チェーンを介して送られる擬似ランダム・パターンを用いて、ほとんどの出力を正確に特徴付けることもできる。モジュール・デザイナは、入力特徴付けのセットアップのための値の組を特定する必要がある。これがいったんなされれば、入力の擬似ランダム・パターンが、ほとんどの入力を正確に特徴付けることができる。
【0043】
以上で説明した図面に示されたものと類似の特徴付けチェーンを用いれば、すべてのI/Oを容易に特徴付けることができる。結果的に得られる特徴付けベクトルは、対応する機能ベクトルよりもはるかに短くすることができる。すべてのI/Oは、同じ技術によって特徴付けされる。この方法を用いたI/Oのためのテスタのセットアップは常に同じであり、それによって、テストをテスト・エンジニアにとってはるかに容易なものにすることができる。チップに新たなモジュールとI/Oとを追加することは比較的容易であり、特徴付けされたモジュールを他のデザインにおいて用いるのも容易である。更に、この方法に従えば、モジュール・デザイナがテスト不可能なピンを作成する可能性が減少する。
【0044】
以上では、本発明を好適な実施例を参照しながら説明したが、この技術分野の当業者であれば、本発明の精神及び範囲から離れることなく形態及び詳細において変更が可能であることを理解するはずである。なお、この出願でもちいている「結合」という用語は、直接的な接続と1又は複数の中間的な成分を介する接続との両方を意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施例による入力/出力(I/O)特徴付けレジスタの回路図である。
【図2】本発明のある実施例による出力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図3】本発明の別の実施例による内部クロック式入力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図4】本発明の別の実施例による外部クロック式入力特徴付けチェーンを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
【図5】本発明の別の実施例による外部クロック式入力レジスタと内部クロック式入力特徴付けチェーンとを有する集積回路の一部を図解する回路図である。
Claims (16)
- 集積回路の入力又は出力を特徴付ける特徴付けレジスタであって、
ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及びラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチと、
ノーマル・データ入力と、
特徴付けデータ入力と、
を備えており、前記ノーマル・データ入力と前記特徴付けデータ入力とは、前記ラッチ・データ入力まで前記ラッチ・データ出力と多重化されていることを特徴とする特徴付けレジスタ。 - 請求項1記載の特徴付けレジスタにおいて、
特徴付けシフト・イネーブル入力であって、前記特徴付けデータ入力と前記ラッチ・データ出力とは、この特徴付けシフト・イネーブル入力の関数として、特徴付けデータ・ノードまで多重化されている特徴付けシフト・イネーブル入力と、
特徴付け選択入力であって、前記特徴付けデータ・ノードと前記ノーマル・データ入力とは、この特徴付けシフト選択入力の関数として、前記ラッチ・データ入力まで多重化されている特徴付け選択入力と、
を更に備えていることを特徴とする特徴付けレジスタ。 - 請求項2記載の特徴付けレジスタにおいて、
前記ラッチ・データ出力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ入力に結合された第2の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された出力及び前記特徴付けシフト・イネーブル入力に結合された制御入力を有する第1のマルチプレクサと、
前記ノーマル・データ入力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された第2の入力、前記ラッチ・データ入力に結合された出力及び前記特徴付け選択入力に結合された制御入力を有する第2のマルチプレクサと、
を更に備えていることを特徴とする特徴付けレジスタ。 - 集積回路の出力を特徴付ける出力特徴付け回路であって、
第1の出力ピンと、
前記集積回路の上の第1の論理回路と、
第1の複数の特徴付けレジスタであって、それぞれが、
ノーマル・データ入力と、
特徴付けデータ入力と、
ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及び前記第1の論理回路を介して前記第1の出力ピンを駆動するラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチと、
を備えている第1の複数の特徴付けレジスタと、
を備えており、前記ノーマル・データ入力と前記特徴付けデータ入力とは、前記ラッチ・データ入力まで前記ラッチ・データ出力と多重化されており、
前記第1の複数の特徴付けレジスタは、チェーン状に結合され、それぞれの特徴付けレジスタのラッチ・データは前記チェーンにおける次の特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力に結合されていることを特徴とする出力特徴付け回路。 - 請求項4記載の出力特徴付け回路において、それぞれの特徴付けレジスタは、
特徴付けシフト・イネーブル入力であって、当該特徴付けレジスタの前記特徴付けデータ入力と前記ラッチ・データ出力とは、この特徴付けシフト・イネーブル入力の関数として、当該特徴付けレジスタの特徴付けデータ・ノードまで多重化されている特徴付けシフト・イネーブル入力と、
特徴付け選択入力であって、当該特徴付けレジスタの前記特徴付けデータ・ノードと前記ノーマル・データ入力とは、当該特徴付けレジスタのこの特徴付け選択入力の関数として、前記ラッチ・データ入力まで多重化されている特徴付け選択入力と、
を更に備えており、前記第1の複数の特徴付けレジスタの前記特徴付けシフト・イネーブル入力は相互に結合されており、前記第1の複数の特徴付けレジスタの前記特徴付け選択入力は相互に結合されていることを特徴とする出力特徴付け回路。 - 請求項5記載の出力特徴付け回路において、それぞれの特徴付けレジスタは、
前記ラッチ・データ出力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ入力に結合された第2の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された出力及び前記特徴付けシフト・イネーブル入力に結合された制御入力を有する第1のマルチプレクサと、
前記ノーマル・データ入力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された第2の入力、前記ラッチ・データ入力に結合された出力及び前記特徴付け選択入力に結合された制御入力を有する第2のマルチプレクサと、
を更に備えていることを特徴とする出力特徴付け回路。 - 請求項4記載の出力特徴付け回路において、
複数のスペーシング・レジスタを更に備えており、それぞれのスペーシング・レジスタは、前記チェーンにおいて、前記特徴付けレジスタのそれぞれのラッチ・データ出力と前記チェーンにおける次の特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力との間に結合されていることを特徴とする出力特徴付け回路。 - 請求項7記載の出力特徴付け回路において、
第2の出力ピンと、
第2の論理回路と、
前記複数のスペーシング・レジスタによって形成された第2の複数の特徴付けレジスタであって、それぞれが、
ノーマル・データ入力と、
特徴付けデータ入力と、
ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及び前記第2の論理回路を介して前記第2の出力ピンを駆動するラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチと、
を備えている第2の複数の特徴付けレジスタと、
を備えており、当該特徴付けレジスタの前記ノーマル・データ入力と前記特徴付けデータ入力とは、当該特徴付けレジスタの前記ラッチ・データ入力まで当該特徴付けレジスタの前記ラッチ・データ出力と多重化されており、
前記第2の複数の特徴付けレジスタのそれぞれの前記ラッチ・データ出力は、前記チェーンにおける前記第1の複数の特徴付けレジスタの次の後続の特徴付けレジスタの前記特徴付けデータ入力に結合されており、
前記第2の複数の特徴付けレジスタのそれぞれの前記特徴付けデータ入力は、前記チェーンにおける前記第1の複数の特徴付けレジスタの直前の特徴付けレジスタの前記ラッチ・データ出力に結合されていることを特徴とする出力特徴付け回路。 - 請求項4記載の出力特徴付け回路において、前記第1の複数の特徴付けレジスタは、前記第1の出力ピンを駆動する前記集積回路におけるすべての特徴付けレジスタを備えていることを特徴とする出力特徴付け回路。
- 集積回路への入力を特徴付ける入力特徴付け回路であって、
第1の複数の入力ピンと、
論理回路と、
前記論理回路を介して前記第1の複数の入力ピンによって駆動されるノーマル・データ入力と、特徴付けデータ入力と、ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及びラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチとを備えている第1の入力特徴付けレジスタと、
を備えており、前記ノーマル・データ入力と前記特徴付けデータ入力とは前記ラッチ・データ入力まで前記ラッチ・データ出力と多重化されていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項10記載の特徴付けレジスタにおいて、前記第1の入力特徴付けレジスタは、
特徴付けシフト・イネーブル入力であって、前記特徴付けデータ入力と前記ラッチ・データ出力とは、この特徴付けシフト・イネーブル入力の関数として、特徴付けデータ・ノードまで多重化されている、特徴付けシフト・イネーブル入力と、
特徴付け選択入力であって、前記特徴付けデータ・ノードと前記ノーマル・データ入力とは、この特徴付けシフト選択入力の関数として、前記ラッチ・データ入力まで多重化されている、特徴付け選択入力と、
を更に備えていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項11記載の入力特徴付け回路において、前記第1の入力特徴付けレジスタは、
前記ラッチ・データ出力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ入力に結合された第2の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された出力及び前記特徴付けシフト・イネーブル入力に結合された制御入力を有する第1のマルチプレクサと、
前記ノーマル・データ入力に結合された第1の入力、前記特徴付けデータ・ノードに結合された第2の入力、前記ラッチ・データ入力に結合された出力及び前記特徴付け選択入力に結合された制御入力を有する第2のマルチプレクサと、
を更に備えていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項10記載の入力特徴付け回路において、
前記第1の複数の入力ピンを含む第2の複数の出力ピンと、
前記第1の入力特徴付けレジスタを含む複数の入力特徴付けレジスタであって、それぞれが、
前記論理回路を介して前記第2の複数の入力ピンのある組によって駆動されるノーマル・データ入力と、
特徴付けデータ入力と、
ラッチ制御入力、ラッチ・データ入力及びラッチ・データ出力を有するデータ・ラッチと、
を備えている複数の入力特徴付けレジスタと、
を更に備えており、前記ノーマル・データ入力と当該入力特徴付けレジスタの前記特徴付けデータ入力とは、当該入力特徴付けレジスタの前記ラッチ・データ入力まで当該入力特徴付けレジスタの前記ラッチ・データ出力と多重化されており、
前記複数の入力特徴付けレジスタは、チェーン状に結合され、それぞれの入力特徴付けレジスタのラッチ・データは前記チェーンにおける次の入力特徴付けレジスタの特徴付けデータ入力に結合されていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項10記載の入力特徴付け回路において、
前記集積回路上にあり、前記第1の入力特徴付けレジスタの前記ラッチ制御入力に直接に結合された内部クロック出力を有するクロック発生器を更に備えていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項10記載の入力特徴付け回路において、
前記集積回路へのクロック入力ピンと、
前記集積回路上にあり、内部クロック出力を有するクロック発生器であって、前記クロック入力ピンと前記内部クロック出力とは、前記第1の入力特徴付けレジスタの前記ラッチ制御入力まで多重化されている、クロック発生器と、
を更に備えていることを特徴とする入力特徴付け回路。 - 請求項10記載の入力特徴付け回路において、
前記集積回路上にあり、前記第1の入力特徴付けレジスタの前記ラッチ制御入力に結合された内部クロック出力を有するクロック発生器と、
前記集積回路へのクロック入力ピンと、
ノーマル・データ・レジスタであって、前記論理回路を介して前記第1の複数の入力ピンによって駆動されるデータ入力と、前記第1の入力特徴付けレジスタの前記ノーマル・データ入力に結合されたデータ出力と、前記クロック入力ピンに結合されたクロック入力とを備えているノーマル・データ・レジスタと、
を備えていることを特徴とする入力特徴付け回路。
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