JPH0435734Y2 - - Google Patents

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JPH0435734Y2
JPH0435734Y2 JP1986122243U JP12224386U JPH0435734Y2 JP H0435734 Y2 JPH0435734 Y2 JP H0435734Y2 JP 1986122243 U JP1986122243 U JP 1986122243U JP 12224386 U JP12224386 U JP 12224386U JP H0435734 Y2 JPH0435734 Y2 JP H0435734Y2
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JP
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fin
evaporator
corrugated
heat exchange
valley
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えばカークーラーの蒸発器とし
て利用されるような積層型蒸発器、特に熱交換媒
体通路を形成する複数枚の板状チユーブエレメン
トが相互間にコルゲートフインを包含する空気流
通間隙を介して上下に積層された横式の積層型蒸
発器に関する。
従来の技術 従来良く知られている積層型の蒸発器は、一般
的に、熱交換媒体通路を形成するようにプレス加
工された金属製の1対の成形プレートと、コルゲ
ートフインとを交互に積層して熱交換部を形成
し、その両端ないしは一端に熱交換媒体を貯溜す
るタンク部を形成したものであり、負荷の変動に
追従し易いこと、容積に対して比較的優れた性能
を有すること等の利点を有している。而して、こ
のような積層型の蒸発器は、カークーラー用とし
て使用するような場合には、一般的に上記各1対
の成形プレートによつて構成される熱交換媒体通
路を包含するチユーブエレメントを上下方向に配
した縦型の蒸発器(例えば実公昭56−6847号)と
して使用されることが多い。この主な理由は、チ
ユーブエレメントを垂直方向に配置することによ
り、その相互間のフインを含む空気流通間隙を流
通する空気からの結露水として発生する水滴を上
下チユーブエレメントに沿わせて速やかに下方に
排除することができることによる。
ところが、自動車の構造との関係で、たとえば
蒸発器を収納するスペースが上下方向よりも水平
方向に長いような場合、換言すれば横に長いよう
な場合には、上記蒸発器を縦型として用いるより
も横型として用いる方が、熱交換のための有効作
用面積を多くとれ、効率の良いものとすることが
できる場合がある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、チユーブエレメントを水平方向
に配置した横型のもの(例えば実公昭53−32375
号)として構成するときは、上記結露水がチユー
ブエレメントやフインに付着するとともに、蒸発
器内を流通する空気の付勢力によつて風下側へ押
しやられ、さらにこれが流通空気ではね飛ばされ
て、自動車室内側に飛来するといういわゆる水飛
びの問題が発生し易いという問題があつた。
かかる水飛びの問題を解決するため考案者は
種々実験と研究を行つた結果、水飛びの程度がチ
ユーブエレメント間に介在されるコルゲートフイ
ンに大きく依存するものであることを知見するに
至つた。すなわち、コルゲートフイン10は第5
図に示すように、下向き突出状の谷部101と上
向き突出状の山部102とが交互に曲成されてな
るとともに、各谷部101は垂直状の2つの畝部
103,103と該畝部の下端に連続する断面下
向き円弧状の底部101aとからなり、各山部1
02は2つの畝部103,103と該畝部の上端
に連続する断面上向き円弧状の頂部102aとに
よつて構成されている。かかるコルゲートフイン
10は、その谷部101及び山部102に沿つて
空気が流通するようにチユーブエレメント間に配
設されるが、熱交換時に流通空気の付勢力により
コルゲートフイン10の上面に沿つて風下側に押
しやられた結露水11はコルゲートフイン10の
端部空間に溜まる。而して谷部101の底部10
1aは断面下向き円弧状に形成されているため、
谷部101の下部空間の断面積よりも、谷部と谷
部とで挟まれた山部102の下部空間の断面積の
方が大となる。このため、第5図に示すように、
谷部101の下部空間に溜まつた結露水11の水
位hが山部102の下部空間に溜まつた結露水の
水位よりも高くなる。谷部101の水位hが高く
なるほど、その上方を通過する空気の流通面積が
小さくなることから、空気流通速度が速くなり、
その結果結露水11が流通空気ではね飛ばされて
激しい水飛びが生ずるものであることがわかつ
た。
従つてこれを防ぐためには、谷部101下部の
空間面積を広く確保して水位hを低くすれば良い
が、従来はコルゲートフイン10の山部102と
谷部101のフイン間隔が同一長さlに設定され
たものであつたため、空間面積増大のために谷部
101のフイン間隔を大きくするとフインピツチ
Fpも必然的に大きくなり、このため伝熱面積が
少ないものとなりひいては熱交換効率が低下する
欠点を派生するものであつた。
この考案は上記背景のもとになされたものであ
つて、熱交換効率の低下を派生することなく水飛
びの問題を解決した横式積層型蒸発器の提供を目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 而してこの考案は、コルゲートフインの谷部の
フイン間隔を大に設定することにより、谷部の下
部空間断面積を広く確保して谷部に溜まる結露水
の水位を低く制御しもつて水飛びを抑制する一方
で、山部のフイン間隔を相対的に小とすることに
よりフインピツチの増大を回避可能とせんとする
ものである。
すなわちこの考案は、上下方向に配置された複
数の板状チユーブエレメントの各隣接チユーブエ
レメント間に、断面下向き円弧状底部を有する下
向き突出状の谷部と上向き突出状の山部とが交互
に曲成されたコルゲートフインが介在されてなる
横式積層型蒸発器において、前記コルゲートフイ
ンの谷部のフイン間隔が山部のフイン間隔よりも
相対的に大となされていることを特徴とする横式
積層型蒸発器を要旨とするものである。
実施例 次にこの考案の構成を図示実施例に基いて説明
する。
第2図及び第4図に示す蒸発器において、1は
水平状態でかつ上下方向に配置された複数枚の板
状チユーブエレメント、2はその隣接するチユー
ブエレメント1,1間に介在されたコルゲートフ
インである。
前記チユーブエレメント1は、中間部に熱交換
媒体通路である偏平管部1aを有するとともに、
両端に該偏平管部1aに連通し、膨出高さを相対
的に大となされたタンク部1bを有し、かつ隣接
するチユーブエレメント1のタンク部1bどうし
がろう接一体化されている。また前記チユーブエ
レメント1の周縁部には、所定深さの凹状の結露
水集受溝3が形成されている。このようなチユー
ブエレメント1の製作は、一般的には、両端及び
中間部を異なる深さの凹部に、また周縁部を所定
深さ及び所定幅の逆向き凹部にプレス成形した2
枚の金属プレートを、向い合わせに重ね、各プレ
ートを周縁部の凹部頂面において接合一体化する
ことにより行われる。
前記コルゲートフイン2は、第1図及び第3図
に示すように、下向き突出状の谷部21と上向き
突出状の山部22とが交互に曲成されてなる。ま
た、各谷部21は垂直状の2つの畝部23,23
と該畝部の下端に連続する断面下向き円弧状の底
部21aとで構成される一方、各山部22は2つ
の畝部23,23と該畝部の上端に連続する断面
上向き円弧状の頂部22aとで構成されている。
かつコルゲートフイン2はそのフインピツチFp
を従来と同一に保持した状態で谷部21のフイン
間隔l1が従来よりも大に、また山部22のフイン
間隔l2が従来よりも小に設定されている。そして
このコルゲートフイン2は、第4図に矢印Wで示
す空気流通方向の幅がチユーブエレメント1の幅
と略同一に設定されており、かつその両端をチユ
ーブエレメント1の幅方向の両端に揃えた状態で
配置されている。コルゲートフイン2は、一般的
にアルミニウム製のものが用いられ、好ましくは
ルーバーを切起したものが用いられる。
尚、第2図中4,4′は最外側のコルゲートフ
イン2,2の外側に配置された上下のサイドプレ
ート、5,5′は熱交換媒体流入、流出用の入口
ヘツダー部材と出口ヘツダー部材、6,6′は熱
交換媒体入口管と同出口管、また第4図中7はチ
ユーブエレメント1の偏平管部1aに配設された
インナーフインである。
上記構成の蒸発器では、熱交換時に流通空気か
ら生じた結露水は、該空気の付勢力によつてチユ
ーブエレメント1の上面及びコルゲートフイン2
の上面に沿つて風下側へ押しやられる。チユーブ
エレメント1の上面に沿つて押しやられた結露水
は結露水集受溝3に流下した蒸発器外へと排出さ
れる。一方コルゲートフイン2の表裏に沿つて端
部に押しやられた結露水8はコルゲートフイン2
の谷部21の下部空間や山部22の下部空間に溜
まる。而して、谷部21のフイン間隔l1が大に設
定されているので、谷部21の下部空間断面積が
広いものとなされており、このため結露水8の水
位Hが低く抑制される結果水飛び量が減少する。
もとより山部22のフイン間隔l2を小に設定した
ことによりコルゲートフイン2のフインピツチ
Fpは従来と同じであるから、熱交換効率が減少
することはない。
考案の効果 この考案に係る横式積層型蒸発器は上述の次第
で、コルゲートフインにおいて下向き円弧状底部
を有する谷部のフイン間隔が山部のフイン間隔よ
りも相対的に大に設定されてなるものであるか
ら、谷部下部空間の断面積を従来よりも広く確保
することができる。このため、フインピツチを増
大することなく熱交換時にコルゲートフインの風
下側の端部において谷部に溜まつた結露水の水位
を低いものとすることが可能となり、その上方を
通過する空気の流通面積を広く確保でき、空気の
通過速度を遅くできる。従つて熱交換効率の低下
を派生することなく水飛びを抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図は空気流出側から見たコルゲートフ
インの一部を示す拡大正面図、第2図は蒸発器全
体をその一部を省略して示す正面図、第3図は第
1図に示すコルゲートフインの拡大斜視図、第4
図は第2図における−線断面図、第5図は従
来の横式積層型蒸発器におけるコルゲートフイン
の一部を示す拡大正面図である。 1……チユーブエレメント、2……コルゲート
フイン、21……谷部、21a……底部、22…
…山部、l1……谷部フイン間隔、l2……山部フイ
ン間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に配置された複数の板状チユーブエレ
    メント1の各隣接チユーブエレメント間に、断面
    下向き円弧状底部21aを有する下向き突出状の
    谷部21と上向き突出状の山部22とが交互に曲
    成されたコルゲートフイン2が介在されてなる横
    式積層型蒸発器において、前記コルゲートフイン
    2の谷部21のフイン間隔l1が山部22のフイン
    間隔l2よりも相対的に大となされていることを特
    徴とする横式積層型蒸発器。
JP1986122243U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0435734Y2 (ja)

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JP1986122243U JPH0435734Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JP1986122243U JPH0435734Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6330785U JPS6330785U (ja) 1988-02-29
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ID=31012252

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JP4594471B2 (ja) * 2000-01-13 2010-12-08 東京濾器株式会社 熱交換器用フィン
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54150348A (en) * 1978-05-18 1979-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of heat exchanger

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JPS5847760Y2 (ja) * 1978-03-15 1983-10-31 株式会社東芝 電子機器きよう体

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JPS6330785U (ja) 1988-02-29

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