JPH0327259Y2 - - Google Patents

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JPH0327259Y2
JPH0327259Y2 JP1983033485U JP3348583U JPH0327259Y2 JP H0327259 Y2 JPH0327259 Y2 JP H0327259Y2 JP 1983033485 U JP1983033485 U JP 1983033485U JP 3348583 U JP3348583 U JP 3348583U JP H0327259 Y2 JPH0327259 Y2 JP H0327259Y2
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JP
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condensed water
liquid
evaporator
recess
flow direction
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JP1983033485U
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置に用いられる
積層型エバポレータに係り、特に、凝縮水の飛散
を防止し得るものに関する。
(従来の技術) 一般に、自動車用空気調和装置のクーラユニツ
ト内に組み込まれる通常の積層型エバポレータ
は、第1,2図に示すように構成されている。す
なわち、積層型エバポレータ21は、薄板22を
いわゆる菓子の最中の皮を合せるようにして第2
図に示す液管素子23を形成し、この液管素子2
3を多数整列状に連結するとともに、この液管素
子23,23間にコルゲートフイン24を介装し
たものである。すなわち前記薄板22は両端に深
い膨出部を形成してあり、この両端の深い膨出部
をつなぐ中間部25は断面が扁平で浅い凹部を有
した略コ字状をしている。この一対の薄板22を
最中合せにすれば、両端に液溜り部26,27が
形成され、この両液溜り部26,27を前記中間
部25よりなる扁平な液管28により連通した液
管素子23が構成される。かかる液溜り部26ま
たは27相互を、通孔29又は30により連通状
態に多数連結し、下部液溜り部27群に冷媒を導
入する入口側導管31を挿入し、上部液溜り部2
6群に冷媒を流出させる出口側導管33を連結す
れば、積層型エバポレータ21ができる。
この積層型エバポレータでは、冷媒は入口側導
管31から下部液溜り部27を通つて液管28群
に流入し、この液管28群を流通する間にコルゲ
ートフイン24の間を流通する空気から熱を奪つ
て蒸発し、その蒸発熱により空気を冷却し、蒸発
した冷媒を上部液溜り部26から出口側導管33
を経て図示しない圧縮器に送るようになつてい
る。
ところで、このように構成した積層型エバポレ
ータではコルゲートフイン表面及び液管の外面に
空気中の水分が凝縮する。この凝縮水はコルゲー
トフイン間を通過する空気流によつて風下端部に
運ばれ吹き飛ばされて風下側に飛散することにな
る。
そのため、従来の積層型エバポレータにあつて
は、積層型エバポレータの風下側に金網を設置し
て、この飛散してくる凝縮水を捕捉し、下流側へ
の飛散を防止するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の積層型エバポ
レータの凝縮水飛散防止構造にあつては、風下側
に金網を設置するため、部品点数および組付工数
が増加して製造原価増を招来し、また、通過空気
抵抗の増加に伴う風量ダウンや総重量増となる等
の欠点がある。
本考案の目的は、前記従来技術の欠点を解消
し、安価かつ軽量な構造にて凝縮水の飛散を防止
することができる積層型エバポレータを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、両端
に膨出部を有する一対の薄板を最中合せすること
により前記両端膨出部が上部液溜り部および下部
液溜り部の一部を構成し、中間部が両液溜り部相
互を連通するとともに該中間部に前記両薄板から
内方突出しかつ内部端面が相互に当接してなる多
数の凹部が点在するように形成してなる液管を有
し、この液管を多数整列連結し、これら相隣り合
う液管の外表面間にコルゲートフインを介設して
なる積層型エバポレータにおいて、前記凹部を、
凝縮水の流れ方向に長軸を有する長溝により構成
するとともに風の流れ方向に次第に深くなるよう
に形成したことを特徴とする積層型エバポレータ
である。
(作用) このようにすれば、液管あるいはコルゲートフ
イン上に凝縮した凝縮水を溝状の凹部に集め、大
きな水滴とすることができる。また、凹部を、凝
縮水の流れ方向に長軸を有する長溝により構成す
るとともに風の流れ方向に次第に深くなるように
形成しているので、空気流が凝縮水を凹部内に押
し込むことになり、押し込まれた凝縮水は、凹部
の後流側となる垂直壁により空気の流れ方向下流
側に流れるのを妨げられ、重力により長軸方向に
落下しやすくなる。しかも、比較的大きな水玉に
成長した凝縮水が落下する途中においても下部の
凹部が上部の凹部から流下してきた凝縮水を捕捉
することになるので、これによつても集水性が向
上する。この結果、水と空気との分離性、凝縮水
の保水性及び集水性、さらにはエバポレータ自体
からの排水性が向上することになり、風下側から
の凝縮水の飛散が減少し、場合によつては、エバ
ポレータの風下側に設けられる金網も廃止でき、
総じて熱交換性能が向上することになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を示す第3〜7図には
第1,2図に示す部材と同一部材には同一符号を
付してある。
第3図に示す積層型エバポレータ40は、最中
合せする一対の薄板Pに、凝縮水が重力により流
下する方向(図中破線の矢印で示す)に長軸を有
する長溝状の凹部34を5列千鳥状に点在して形
成してある。
なお、空気の流れ方向(図中白抜き矢印で示
す)は、前記凝縮水が流下する方向とは直交する
方向となつている。
この凹部34は、第4図に示すように、コルゲ
ートフイン24を薄板Pにロー付けした後も、こ
のコルゲートフイン24との間に隙間が生じるよ
うにしている。液管28の表面あるいはコルゲー
トフイン24上に生じた凝縮水が空気流れにより
液管28あるいはコルゲートフイン24に沿つて
押し流されたとしても、この液管28の風下端に
至るまでの間に凹部34内に入り、下方へ下方
へ、つまり第3図の破線矢印方向に流すようにし
ている。
特に、凹部34の溝の深さdは、空気の流れ方
向において次第に深くなるように、断面がいわば
楔形状としている。このようにすれば、空気流が
表面に沿つて流れるときに、この凹部34内に空
気流がスムーズに入り込み、これに伴なつて凝縮
水も凹部34内にスムーズ押し込められる。押し
込まれた凝縮水は、凹部34の後流側となる垂直
壁により空気の流れ方向下流側に流れるのを妨げ
られ、凹部34を越えて流出せず、ここに集水
し、大きな水滴に成長することになる。これによ
り第1段階の集水機能が発揮される。そして、重
力により長軸方向にスムーズに落下するが、本実
施例では、凹部が液管の表面上に点在しているの
で、上部の凹部から流下してきた凝縮水は下部の
凹部に捕捉されることになるので、エバポレータ
の風下側に流出することが妨げられる。これによ
り第2段階の集水機能が発揮される。これにより
エバポレータの熱交換に悪影響を及ぼす凝縮水を
液管の表面にスポツト的に集めることができるの
で、他の熱交換する部分の面積が増大し、エバポ
レータ全体の熱交換効率が向上する。また、空気
流においても、前記垂直壁を越えて流下する場合
に、乱流を生じ、これも熱交換の効率を向上させ
る一因となる。
この結果、水と空気との分離性が向上すること
になり、しかも凹部34内に入り込んだ凝縮水の
エバポレータ自体からの排水性も向上し、総じて
熱交換性能も向上することになる。
ここに、凹部34の断面形状は、楔形をしたも
のであればよいが、平面形状は、第5図A,B,
Cに示すように風下側の端縁が風上側の端縁より
も長尺にする方が、凝縮水の保水性、集水性とと
もにエバポレータ自体からの排出性も向上するこ
とになる。
また、第6,7図に示すように、凹部34の内
部端面34aは、相互に当接するように接合さ
れ、これにより液管28の剛性を高めている。こ
の内部端面34aの相互当接は、第6図に示すよ
うに、いわゆる線接触でもよいが、好ましくは、
第7図に示すように、内部端面34aの一部に平
坦面部35を形成し、平坦面部35相互を当接さ
せると、一層液管28の剛性は高まることにな
る。
なお、第4図中、符号「41」は水飛び防止用
の桶部であり、コルゲートフイン24の端部24
aより所定長(4mm〜6mm)突出し、コルゲート
フイン24若しくは薄板Pに沿つて流れて来た凝
縮水を受け入れ、風下側に飛散しないようにして
いる。
上述した実施例は、薄板Pに5列の溝状凹部を
形成したものであるが、エバポレータの能力等に
応じて、この溝状凹部の列数あるいは溝状凹部間
のピツチ等は適宜変更することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、凝縮水
を溝状の凹部に集め、これに沿つて落下させ、エ
バポレータの風下端側へは流れないようにしてい
るので、エバポレータの風下端からの凝縮水の飛
散を減少でき、場合によつては、従来例における
金網の設置も廃止が可能となる。
特に、凹部を、凝縮水の流れ方向に長軸を有す
る長溝により構成するとともに風の流れ方向に次
第に深くなるように形成したので、水と空気との
分離性が向上することになり、凹部内に入り込ん
だ凝縮水の保水性、集水性が向上し、また、エバ
ポレータ自体からの排水性も向上し、総じて熱交
換性能も向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積層型エバポレータの斜視図、
第2図はその一部を抽出した分解斜視図、第3図
は本考案の一実施例を示す要部正面図、第4図は
第3図の−線に沿う断面相当図、第5図A,
B,Cは溝部の変形例を示す正面図、第6図は溝
部の当接状態を示す断面図、第7図は本考案の他
の実施例を示す要部断面図である。 23……液管素子、24……コルゲートフイ
ン、26……上部液溜り部、27……下部液溜り
部、34……溝状凹部、34a……溝状凹部の内
部端面、40……積層型エバポレータ、41……
桶部、P……薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に膨出部を有する一対の薄板を最中合せす
    ることにより前記両端膨出部が上部液溜り部およ
    び下部液溜り部の一部を構成し、中間部が両液溜
    り部相互を連通するとともに該中間部に前記両薄
    板から内方突出しかつ内部端面が相互に当接して
    なる多数の凹部が点在するように形成してなる液
    管を有し、この液管を多数整列連結し、これら相
    隣り合う液管の外表面間にコルゲートフインを介
    設してなる積層型エバポレータにおいて、前記凹
    部を、凝縮水の流れ方向に長軸を有する長溝によ
    り構成するとともに風の流れ方向に次第に深くな
    るように形成してなる積層型エバポレータ。
JP3348583U 1983-03-10 1983-03-10 積層型エバポレ−タ Granted JPS59139872U (ja)

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JP3348583U JPS59139872U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 積層型エバポレ−タ

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JPS59139872U JPS59139872U (ja) 1984-09-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8839877B1 (en) 2000-11-22 2014-09-23 Tyco Fire Products Lp Low pressure, extended coverage, fire protection sprinkler

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57166457A (en) * 1981-04-06 1982-10-13 Diesel Kiki Co Laminated type evaporator

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US8899341B1 (en) 2000-11-22 2014-12-02 Tyco Fire Products Lp Low pressure, extended coverage, fire protection sprinkler
US8925641B1 (en) 2000-11-22 2015-01-06 Tyco Fire Products Lp Low pressure, extended coverage, fire protection sprinkler

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JPS59139872U (ja) 1984-09-18

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