JPH0435680A - 車両用座席のトリムカバー製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動重用座席などの車両用座席に使用するトリ
ムカバーの製造方法、詳しくは、表面に巾が狭い装飾用
深溝を有するトリムカバーの製造方法に関する。

（従来の技術） トリムカバーは座席内部のクッシ層ン部材を被覆する被
覆材で、座席の外面を構成している。

そのため、座席の外観品質を向上させるために、第４図
に示すようにトリムカバー（ＴＣ）の表面に、巾が狭く
深さが深い装飾用深溝（イ）（イ）・・・を形成したも
のがある。

このトリムカバー（ＴＣ）は−枚状の発泡体製クッショ
ン体を使用せずに、多数のブロック軟発泡体製クッシ■
ン体を使用し、各２７９９２体を表皮と裏布との間に介
在させて、各クッシ廖ン体闇にお１て表皮と裏布とを一
体に縫着することにより、前記法ｍ（イ）（イ）・・・
を形成している。

なお、−枚状の２７２１２体を使用すると、クッシタン
体の一部が圧潰した深溝（イ）・・・が形成されるため
、深溝（イ）は溝縁が曲面状になり、外観が良好である
巾が狭く鋭角状の深溝が成形できない不具合がある。

（発明が解決しようとするｆｌＭ） 以上のブロック状りッシ廖ン体を使用し、各クッシ１ン
体閤にお１て表皮と裏布とを縫着して深溝を形成するも
のは、７７２１７体が前記縫着時において移動するため
、各深溝の溝巾を一定にすることができないし、縫着作
業の作業性が頗る悪い不具合があった。

そこで、本発明は各深溝の溝巾が一定で外観品質が良好
なトリムカバーを極めて簡単に製造し得るようにするこ
とを目的とする。

（課題を解決するための手段） 以上の目的を達成するための本発明に係る車両用座席の
シリムカパー製造方法は、多数の突条によって収容部が
仕切られた下型を使用し、該下型に表皮を被せ、次に、
各収容部内に夫々独立状のブロック体からなる発泡体製
クツシタ２体を収容し、この７７２１７体及び各クッシ
。

ン体閏より露出する表皮に接着剤を塗布し、この各２７
２９７体及び各クツシーン体間より露出する表皮に、裏
布を加圧して、表面に装動用の深溝を有するトリムカバ
ーを製造することを特徴とするものである。

（作用） 各クッション体は下型の収容部内に収容することにより
、各クツシーン体間の間隙が一定に固定され、各７７２
１７体とこの各クツシーン体間より露出する表皮の一部
とは、裏布に一体に接着剤で接着されるため、表皮、各
２７９１２体、裏布が所定位置に一体に固定され、表面
に深溝を有するトリムカバーを製造でかる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明方法によって１ｔしたトリムカバー（Ｔ
Ｃ）を示し、図中（１）は織物地、合成樹脂製レザーな
どからなる一枚状の表皮、（２）・・・はウレタン７オ
ームのスラブ材などからなるブロック状２７２１２体で
、各クツシ１〉・体（２）・・・は夫々独立状に形成さ
れている。

（３）は不織布、帆布などからなる裏布で、この裏布（
３）は前記各クッション体（２）・・・及びこの各クツ
シーン体（２）間に位置し、深５１（イ）・・・の底部
を構成する表皮（１）の一部に接着剤（４）によりて接
着されている。この表皮（１）の裏布（３）に対する接
着によつてトリムカバー（ＴＣ）の表面に深溝（イ）（
イ）・・・が形成される。

次にこの深溝（イ）（イ）・・・を有するトリムカバー
（ＴＣ）の賛造方法を第２図、第３図に基づいて説明す
る。

＃１１２図は下型（１０）に表皮（１）を被せ、この表
皮（１）上に多数の２７２８２体（２）（２）・・・を
載置し、更に接着剤（４）を塗布した状態を示す。

下型（１０）は深溝（イ）・・・の溝巾と略同−の板厚
を有し、深溝（イ）・・・の深さと略同−の高さを有す
るプレートからなる多数の突条（１１）・・・と、この
突条（１１）・・・によって仕切って形成した多数の収
容部（１２）とから構成されており、各収容部（１２）
・・・はクッション体（２）と略同−の大かさに形成さ
れている。

従って、表皮（１）を被せた各収容部（１２）・・・内
に２７９５７体（２）を夫々収容すると、各クツシーン
体（２）・・・間から前記突条（１１）・・・を被覆す
る部分の表皮（１）の一部が露出し、この表皮の露出部
分を接着部（１ａ）とする。

以上の接着剤（４）は接着部（１ａ）・・・と下型（１
０）の収容ＭＳ（２）から露出する各クッション体（２
）の外面に塗布される。

次に第３図に示すように、接着剤（４）を塗布したクッ
ション体（２）等に、裏布（３）を加圧して接着する。

この加圧は上型（不図示）を使用して行なう、この接着
によって、表皮（１）はその接着部（１ａ）が裏布（３
）に接着されると共に各２７２９７体（２）（２）・・
・も裏布（３）に一体に接着される。そして、脱型する
と、第１図に示すトリムカバー（ＴＣ）が得られ、前記
下型（１０）の各突条（１１）・・・部分が深溝（イ）
（イ）・・・となって現われる。

（効果） 本発明に係る方法によれば、下型内に収容した表皮、ク
ツシヨン体に接着剤を塗布して裏布を接着するのみで、
表面に装飾用深溝を有する表皮が形成できるため、その
製造が極めて簡単で低原価で提供できる。しかも、下型
内に表皮、クッション体を収容して深溝を形成するので
各深溝の溝中等を一定でき外観品質の良好なトリムカバ
ーを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本製造方法によって製造したトリムカバーの部
分断面図、第２図、第３図は本発明に係る製造方法を示
す断面図、第４図は装飾用深溝をトリムカバーに有する
自動車用シートの斜視図である。 図中、（イ）（イ）・・・は装飾用深溝、（１）は表皮
、（２）・・・はクッション体、（３）は裏布、（１０
）は下型、（１１）・・・は下型の突条、（１２）・・
・は下型の収容部を夫々示す。 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多数の突条によって収容部が仕切られた下型を使用し、
   該下型に表皮を被せ、次に、各収容部内に夫々独立状の
   ブロック体からなる発泡体製クッション体を収容し、こ
   のクッション体及び各クッション体間より露出する表皮
   に接着剤を塗布し、この各クッション体及び各クッショ
   ン体間より露出する表皮に、裏布を加圧して、表面に装
   飾用の深溝を有するトリムカバーを製造することを特徴
   とする車両用座席のトリムカバー製造方法。