JPH04356704A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JPH04356704A
JPH04356704A JP8145891A JP8145891A JPH04356704A JP H04356704 A JPH04356704 A JP H04356704A JP 8145891 A JP8145891 A JP 8145891A JP 8145891 A JP8145891 A JP 8145891A JP H04356704 A JPH04356704 A JP H04356704A
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magnetic
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pole
protrusion
thin film
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Atsushi Toyoda
豊田 篤志
Shuichi Sawada
修一 沢田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は薄膜磁気ヘッドに関し
、再生信号におけるアンダーシュートを低減して再生特
性の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドは磁気ディスク装置の記
録および再生手段として用いられている。磁気ディスク
装置に使用されている従来の磁気ヘッドを図2に示す。 図2において(a)は正面図、(b)は(a)のA−A
矢視図、(c)は(a)のB−B矢視図である。ここで
は導体コイルを3層とした場合について示している。
【0003】この薄膜磁気ヘッド1は、鏡面研磨された
清浄なスライダ基板10として、例えばAl2 O3 
−Ti系セラミック板等を有し、この基板10上にはス
パッタ法によりSiO2 ,Al2 O3 等の保護層
12が10数μm付着され、その上に下部磁性層14が
電気メッキにより積層されている。下部磁性層14の上
には磁気ギャップ層16がスパッタ法により積層されて
、磁気ギャップ17を形成している。磁気ギャップ層1
6は例えば保護層12と同様にSiO2 ,Al2 O
3 等で作られている。
【0004】磁気ギャップ層16上には第1絶縁層18
が積層されている。絶縁層には通常、ポジ型のホトレジ
ストが用いられ、熱処理を加えて安定に硬化されている
。第1絶縁層18の上には、第1コイル層20がCu等
で電気メッキにより数μmの厚さに形成されている。 第1コイル層20の上には、さらに同様の方法で第2絶
縁層22、第2コイル層24、第3絶縁層26、第3コ
イル層28、第4絶縁層30が順次積層されている。
【0005】第4絶縁層30の上には上部磁性層32が
電気メッキにより形成されている。上部磁性層32のポ
ール部と反対側の後部は、下部磁性層14と密着してい
る。上部磁性層32の上には、保護層30がSiO2 
,Al2 O3 等でスパッタ法により積層されて、全
体を覆っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の薄膜磁気ヘッド
の上部および下部磁性層14,32のポール部(リーデ
ィングポール36、トレーリングポール38)の先端部
露出面形状は図2(C)に示すように、エッジ(リーデ
ィングエッジ40、トレーリングエッジ42)が記録媒
体との相対移動方向に対し直角な線上に形成されていた
。そして、このようなエッジ形状では、再生時に図3に
示すように、記録媒体上の磁化反転部で再生信号にアン
ダーシュートという歪が生じ、読取りエラー等の原因と
なっていた。
【0007】この発明は、前記従来の技術における問題
を解決して、再生信号におけるアンダーシュートを低減
して再生特性の向上を図ることを目的とするものである
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
、上部磁性層および下部磁性層間に磁気ギャップを形成
する磁気ギャップ層と一層または複数層の導体コイルお
よびこの導体コイルを保護する非磁性絶縁層とを積層し
てなる薄膜磁気ヘツドに適用されるもので、上部磁性層
、下部磁性層の少くとも一方のポール部の磁気ギャップ
層と反対側の面に突起部を先端露出面から形成し、ボー
ル部先端露出面における磁気ギャップと反対側のエッジ
を記録媒体との相対移動方向に対して直角な線上から外
れた形状に形成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の発明における前記突起部の後端部が下部磁性層の厚み
が厚くなっているコア増厚部に重ならずあるいは到達し
ない位置に形成されていることを特徴とするものである
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、上部磁性層、
下部磁性層の少くとも一方のポール部の磁気ギャップ層
と反対側の面に突起部を先端露出面から形成し、ボール
部先端露出面における磁気ギャップと反対側のエッジを
記録媒体との相対移動方向に対して直角な線上から外れ
た形状に形成したので、記録媒体の磁化反転部分に対し
てエッジが前後方向に幅を持つことになるため、エッジ
全体が一度に急激に通過せず、分散されて通過すること
になるので、再生信号中のアンダーシュートはピークが
抑えられて平坦化され、再生特性が向上して読取りエラ
ーの発生が防止される。また、突起部であるので、ポー
ル部としての必要な厚み(薄すぎると再生時の磁気抵抗
が大きくなり、再生出力が小さくなる)を確保すること
ができる。
【0011】ところで、適正な書込みを行なうためには
、書込み時に適正箇所(スロートハイトゼロ位置近傍)
の磁性層のみに磁気飽和を生じさせて、ポール部に一定
量(適正量)の磁束量しか流れないようにする必要があ
るが、請求項1の発明の突起部の後端部を下部磁性層の
厚みが厚くなっているコア増厚部に重なったりあるいは
到達した状態に形成した場合には、スロートハイトゼロ
位置近傍で磁性層が厚くなりすぎ、書込み電流を大きく
していくと、磁気飽和箇所がスロートハイトゼロ位置近
傍にとどまらずポール部にかけて広く生じてしまう。こ
のため、シャープな書込磁界が得られず、記録密度が低
下する可能性があり、書込み電流の制御が難しくなる。 そこで、請求項2の発明では突起部の後端部をコア増厚
部に重ならずあるいは到達しない位置に形成することに
より、コア増厚部と、突起部が形成されたポール部との
間に磁性層の薄い部分が形成されるようにして、スロー
トハイトゼロ位置近傍のみに磁気飽和が生じやすくなる
ようにしている。これにより、書込み電流が大きくても
ポール部は磁気飽和しにくくなり、容易に強くてシャー
プな書込み磁界が得られ、記録密度の低下を防止し、さ
らには記録密度の増大を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。 (実施例1)この発明の一実施例を図1(a)に示す。 また、その斜視図を図4に示す。ここでは、リーディン
グエッジにこの発明を適用している。前記図2の従来装
置と共通する部分には同一の符号を用いる。
【0013】この薄膜磁気ヘッド1は、鏡面研磨された
清浄なスライダ基板10として、例えばAl2 O3 
−Ti系セラミック板等を有し、この基板10上にはス
パッタ法によりSiO2 ,Al2 O3 等の保護層
12が10数μm付着され、その上に下部磁性層14が
電気メッキにより積層されている。下部磁性層14の上
には磁気ギャップ層16がスパッタ法により積層されて
、磁気ギャップ17を形成している。磁気ギャップ層1
6は例えば保護層12と同様にSiO2 ,Al2 O
3 等で作られている。
【0014】磁気ギャップ層16上には第1絶縁層18
が積層されている。絶縁層には通常、ポジ型のホトレジ
ストが用いられ、熱処理を加えて安定に硬化されている
。第1絶縁層18の上には、第1コイル層20がCu等
で電気メッキにより数μmの厚さに形成されている。 第1コイル層20の上には、さらに同様の方法で第2絶
縁層22、第2コイル層24、第3絶縁層26、第3コ
イル層28、第4絶縁層30が順次積層されている。
【0015】第4絶縁層30の上には上部磁性層32が
電気メッキにより形成されている。上部磁性層32の上
には、保護層34がSiO2 ,Al2 O3 等でス
パッタ法により積層されて、全体を覆っている。
【0016】図1(a)のA部の構造を図1(b)に拡
大して示す。また、先端部露出面形状を図1(b)のB
−B矢視図として図1(c)に示す。下部磁性層14の
ポール(リーディングポール)36の先端露出面中央部
には、磁気ギャップ17と反対側のエッジに突起部36
aが形成されている。この突起部36aにより、リーデ
ィングエッジ40の形状は、図1(c)のように記録媒
体との相対移動方向に対して直角な線Lから外れた形状
(ここでは中央に台形を有する形状)となる。このよう
なリーディングエッジ形状によれば、図1(c)のよう
に、記録媒体との相対移動方向に対し、リーディングエ
ッジ40は前方に位置する部分40aと後方に位置する
部分40b,40cに分割された形となるので、再生時
に記録媒体上の磁化反転部(磁化反転部は、磁気ギャッ
プ17が直線状なので直線状に形成される。)に対して
、リーディングエッジ40全体が前記図2のように記録
媒体との相対移動方向に対して直角な線上にある場合の
ように一度には通過せずに、分散されて通過するので、
リーディングエッジ40により生じるアンダーシュート
は図5に実線で示すように、図2の従来装置の場合(図
5に点線で示す)に比べてピークが半分以下に抑えられ
て平坦化される。したがって、アンダーシュートによる
ピークがスレッショールドレベルを超えることにより生
じる読取りエラーをなくすことができる。また、突起部
36aとして形成したので、ポール部としての必要な厚
みを確保することができ、再生時の磁気抵抗を低下させ
て、再生出力を増大させることができる。なお、突起部
36aの高さd(図1(c))は0.2〜3μm程度が
好ましい。すなわち0.2μm未満ではアンダーシュー
ト低減の効果はあまり得られず、3.0μm超では磁気
ギャップにおける磁気勾配がなだらかになり、書込磁界
がシャープでなくなる。また、突起部36a以外のリー
ディングポール36の厚さeは例えば1〜4μmである
【0017】また、図1の実施例では突起部36aの後
端部36eの位置をスロートハイトゼロ位置62の近傍
位置としたが、図6のように突起部36aを長く伸ばし
て下部磁性層14の厚みが厚くなっているコア増厚部3
7に重ねる(つなげる)こともできる。ただし、このよ
うにすると、書込み時にポール部36,38の磁気飽和
に影響することがある。すなわち、再生時のアンダーシ
ュート防止の効果は突起部36aの長さにかかわらず得
られ、例えば図6のように突起部36aの後端部をコア
増厚部37に重ねることもできるが、このようにすると
、突起部36aの高さが比較的高く、その断面積が大き
い場合には、書込み時に書込電流の大小によりポールの
磁気飽和状態が図7のように変化することがある。図7
の説明を表1に示す。
【0018】                          
         表1              
      〔図7(a) 〕      〔図7(b
) 〕      〔図7(c) 〕書込み電流:  
          小              
  中                大ポールの磁
気飽和:    無し            飽和寸
前            飽和大書込磁界:    
    弱すぎて書けない  強くてシャープ    
強い磁界でブロー                 
                     な磁界が
生じる    ドに生じる記録密度:        
      −              高い  
            低いすなわち、突起部36a
がコア増厚部37に重なると、スロートハイトゼロ位置
62の近傍で下部磁性層14が厚くなりすぎ、書込電流
を大きくしていくと、磁気飽和が適正箇所(スロートハ
イトゼロ位置62の近傍)にとどまらず、ポール部36
,38にかけて広く生じてしまう。このため、シャープ
な磁界が得られなくなり、記録密度が低下する。したが
って、書込み電流をうまく調整しないと、図7(a),
(c)のような現象が生じる。 そして、図7(b)のようにちょうどよい磁界を安定し
て得るための製造プロセス、スロートハイトの調整は困
難をきわめ、歩留りが悪くなる可能性がある。
【0019】これに対し、前記図1(b)の実施例のよ
うに、突起部36aの後端部36eをコア増厚部37に
重ならない位置に形成すれはコア増厚部37の厚みnc
や、突起部36aを含むリーディングポール36全体の
厚みnaよりも小さな厚みnbを有する肉薄部64が形
成されるので、書込み時に適正位置(スローハイトゼロ
位置62)の近傍のみで磁気飽和が生じやすくなる。図
1の薄膜磁気ヘッド1における書込電流の大小によるポ
ールの磁気飽和状態を図8に示す。また、その説明を表
2に示す。
【0020】                          
       表2                
    〔図8(a) 〕      〔図8(b) 
〕      〔図8(c) 〕書込み電流:    
        小                
中                大ポールの磁気飽
和:    無し          肉薄部64は飽
和す  肉薄部64とコア増            
                        る
が、ポール部36  厚部37の一部が飽      
                         
     は飽和しない      和するが、ポール
                         
                         
    部36は飽和しない書込磁界:       
 弱すぎて書けない  強くてシャープな  強くてシ
ャープな                     
                 磁界が生じる  
    磁界が生じる記録密度:          
    −              高い    
          高いすなわち、図1の薄膜磁気ヘ
ッド1によれば、書込電流を大きくすると、下部磁性層
14の肉薄部14aがあるスローハイトゼロ位置62の
付近が磁気飽和するだけで、ここでポール部36へ流れ
込む総磁束数が制約されてしまうため、ポール部36の
磁気飽和は生じず、強くてシャープな書込磁界が得られ
る。したがって、強くてシャープな書込磁界が安定して
得られる書込電流の範囲が広いため製造プロセス、スレ
ートハイト調整にさほど厳密さが要求されず、歩留りを
向上させることができる。
【0021】なお、図9は図1の薄膜磁気ヘッドと図2
の従来の薄膜磁気ヘッドについて、書込電流12.5m
Aで書込周波数を様々に変えて書込んだ場合の再生出力
電圧特性を示したものである。これによれば、図1の薄
膜磁気ヘッドのほうが突起部36aを有する分肉厚なの
で、磁気抵抗が小さく、再生出力が高い。しかも従来の
薄膜磁気ヘッドは周波数が高くなると波長が短くなり、
アンダーシュートと隣のメインピークが重なり、見かけ
上再生信号が増減するので周波数によって再生特性にう
ねりが生じる。これに対して図1の薄膜磁気ヘッドでは
、アンダーシュートが低減されるので再生特性のうねり
が少ない。
【0022】なお、図1(b)において突起部後端部3
6eの位置はスロートハイトゼロ位置62を原点として
、+側は先端露出面にきわめて近い位置(スローハイト
ゼロは通常0.5〜5μm程度)から−側はコア増厚部
37に接触せずかつ−20μmまでの範囲内に設定する
のが好ましい。
【0023】図1の薄膜磁気ヘッドの製造工程の一例を
図10により説明する。■  研磨された基板10の表
面にリーディングポール36の突起部36aを形成する
ための窪み52を形成する。これは、例えば図11のよ
うにして行なわれる。すなわち、(a)基板10にホト
レジスト54を塗布し、(b)ホトリソグラフィにより
窪み52のパターン56を形成し、(c)リフローし、
(d)イオンエッチングでパターン56内に露出してい
る基板10を削り、これにより、(e)窪み52を形成
する。なお、窪み55も同様にして形成する。■  保
護層12を形成した上にパーマロイ等を電気めっきして
、下部磁性層14を形成する。■非磁性体56でカバー
リングする。■  研磨して下部磁性層14を所定の厚
さに形成する。■  磁気ギャップ層16を形成し、そ
の上に各段コイル層および絶縁層を形成し、さらに上部
磁性層32を形成し、最後に保護層34を形成する。そ
して、所定の位置60まで切削、研磨して完成する。こ
れにより、リーディングポール40の先端部に突起部3
6aが形成された薄膜磁気ヘッドが作られる。
【0024】なお、図1の実施例では下部磁性層14が
下方に突出したコア増厚部37を有していたが、図12
(a)のように上方に突出したコア増厚部37を有する
ものにも適用できる。その場合、突起部後端部36aを
コア増厚部37に到達しない位置に形成して、肉薄部6
4を形成する。また、突起部36aはエッジの中央部に
限らず、図12(b)のように両側に設けることもでき
る。また、リーディングポール36の形状は図12(c
)のようにポール中央部に凹部36bを形成することで
ポール両側に突起部36aを設けることもできる。
【0025】さらに、図13(a)の円弧状の突起部3
6aを設けた形状、(b)の円弧状の凹部36dを形成
しポール両側に突起部36aを設けた形状、(c)の波
状の凹凸部36fを形成しポール両側に突起部36aを
設けた形状にすることもできる。また、(d)のように
、トレーリングエッジ42およびリーディングエッジ4
0の両方に凹部36b,38bを形成しポール両側に突
起部36aを設けた形状、(e)のようにトレーリング
エッジ42のみ突出部36aを設けた形状、または凹部
を形成することにより突起部を設けた形状にしたり、(
f)のようにトレーリングエッジ42およびリーディン
グエッジ40の両方に突起部36aを形成することもで
きる。また、(g)のように略三角形状の突起部36a
を設けた形状とすることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、上部磁性層、下部磁性層の少くとも一方
のポール部の磁気ギャップ層と反対側の面に突起部を先
端露出面から形成し、ボール部先端露出面における磁気
ギャップと反対側のエッジを記録媒体との相対移動方向
に対して直角な線上から外れた形状に形成したので、記
録媒体の磁化反転部分に対してエッジが前後方向に幅を
持つことになるため、エッジ全体が一度に急激に通過せ
ず、分散されて通過することになるので、再生信号中の
アンダーシュートはピークが抑えられて平坦化され、再
生特性が向上して読取りエラーの発生が防止される。ま
た、突起部であるので、ポール部としての必要な厚み(
薄すぎると再生時の磁気抵抗が大きくなり、再生出力が
小さくなる)を確保することができる。
【0027】また、請求項2の発明によれば、突起部の
後端部をコア増厚部に重なったりあるいは到達しない位
置に形成することにより、コア増厚部と、突起部が形成
されたポール部との間に磁性層の薄い部分が形成される
ようにしたので、スロートハイトゼロ位置近傍のみに磁
気飽和が生じやすくなり、これにより、書込み電流が大
きくてもポール部は磁気飽和しにくくなり、容易に強く
てシャープな書込み磁界が得られ、記録密度の低下を防
止し、さらには記録密度の増大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  この発明の一実施例を示す図である。
【図2】  従来の薄膜磁気ヘッドを示す図である。
【図3】  従来の薄膜磁気ヘッドにおけるアンダーシ
ュートの発生状況を示す図である。
【図4】  図1の薄膜磁気ヘッドの斜視図である。
【図5】  図1の薄膜磁気ヘッドと図2の薄膜磁気ヘ
ッドの磁化反転部での再生出力電圧波形を示す図である
【図6】  この発明の他の実施例を示す図である。
【図7】  突起部36aの後端部がコア増厚部37に
重なっている場合の書込電流値と磁気飽和の関係を示す
図である。
【図8】  図1の薄膜磁気ヘッドにおける書込電流値
と磁気飽和の関係を示す図である。
【図9】  図1の薄膜磁気ヘッドと図2の薄膜磁気ヘ
ッドの書込周波数に対する再生出力電圧の特性を示す図
である。
【図10】  図1の薄膜磁気ヘッドの製造工程の一例
を示す図である。
【図11】  図9■の窪み52を形成する工程の一例
を示す図である。
【図12】  この発明の他の各種実施例を示す図であ
る。
【図13】  この発明の他の各種実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1  薄膜磁気ヘッド 14  下部磁性層 16  磁気ギャップ層 17  磁気ギャップ 18,22,26,30  非磁性絶縁層32  上部
磁性層 36  リーディングポール(ポール部)36a  突
起部 37  コア増厚部 38  トレーリングポール(ポール部)40  リー
ディングエッジ(磁気ギャップと反対側のエッジ) 42  トレーリングエッジ(磁気ギャップと反対側の
エッジ) 60  スロートハイトゼロ位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部磁性層および下部磁性層間に磁気ギャ
    ップを形成する磁気ギャップ層と一層または複数層の導
    体コイルおよびこの導体コイルを保護する非磁性絶縁層
    とを積層してなる薄膜磁気ヘツドにおいて、前記上部磁
    性層、下部磁性層の少くとも一方のポール部の磁気ギャ
    ップ層と反対側の面に突起部を先端露出面から形成し、
    ボール部先端露出面における磁気ギャップと反対側のエ
    ッジを記録媒体との相対移動方向に対して直角な線上か
    ら外れた形状に形成したことを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】前記突起部の後端部が下部磁性層の厚みが
    厚くなっているコア増厚部に重ならずあるいは到達しな
    い位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の薄膜磁気ヘッド。
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