JPS60243812A - 薄膜磁気ヘツド - Google Patents

薄膜磁気ヘツド

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JPS60243812A
JPS60243812A JP9456585A JP9456585A JPS60243812A JP S60243812 A JPS60243812 A JP S60243812A JP 9456585 A JP9456585 A JP 9456585A JP 9456585 A JP9456585 A JP 9456585A JP S60243812 A JPS60243812 A JP S60243812A
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JP
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magnetic
magnetic head
leg
saturation magnetization
pole
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JP9456585A
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ヘルベルト、シエーウエ
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Siemens Schuckertwerke AG
Siemens AG
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Siemens Schuckertwerke AG
Siemens AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一つのトラックに沿って垂直磁化によって
情報が書き込まれる記録媒体に対する薄膜磁気ヘッドに
関するものである。
〔従来の技術〕
この種の公知の磁気ヘッドは薄膜の重層構造であり、中
央の磁脚と二つの外側磁脚を備え、これらの磁脚の記録
媒体に向った磁極はヘッドの運動方向においてl特定の
相互間隔を保って前後に並べて配置されている。磁気ヘ
ッドには更に書込み・読出しコイル装置が設けられ、そ
の電流導体は中央の磁脚とその両側の外側磁脚の間に形
成された二つの中間室の一方を通り抜ける。この種の磁
気ヘッドは例えば欧州特許第0078374A 1号明
細書に記載されている。
記録媒体に情報を書込む際の垂直磁化の原理は一般によ
く却られている(文献「アイ・イー・イー・イー トラ
ンザクシヨンズ オン マグネチフス」(よりEE T
ransactions on Magnetic−s
 ) MAG−16,A1. Jan、 + 980.
 p。
71〜76、西独国特許出願公開第2924016号公
報、米国特許第4278544号明細書、欧州特許00
12910AI号明細書;同第o。
12912A1号明細書等)。この垂直磁化原理に基い
て情報を記録する記録媒体には硬い磁気記憶ディスク、
柔い単独板(フロッピィディスク)又は磁気テープがあ
る。これらの記録媒体には少くとも一つの磁化可能の記
憶層が特定の厚さで設けられているが、この層は磁気異
方性材料特にCoCr合金を含む。この層の磁化容易軸
は媒体面に垂直になっている。記・祿媒体には特殊な磁
気ヘッドを使用して情報が一つのトラックに沿ってセル
又はブロックと呼ばれている区画内にその記憶層の対応
する磁化によりビットとして書き込まれる。一般に磁束
の反転即ち一つの磁化方向から逆の磁化方向への転換が
情報として利用される。各ビットはトラックの長さ方向
に波長と呼ばれている特定の拡がりを持っている。この
拡がりは水平磁化原理に基く記録に際して消磁によって
与えられる限界に比べて著しく小さくすることができる
水平磁化方式において公知の組合せ書込み・読出し磁気
ヘッドはそのまま垂直磁化原理に使用することはできな
い。一般に1頭形の公知磁気ヘッドを使用する場合垂直
磁化の場合にも要求されるできるだけ閉結した環路に沿
って低い磁気抵抗をもって磁束を導くことは可能である
が、ビット密度が高く埠頭状のヘッドの記録媒体側の磁
極間の間隔が狭いとき充分強い書込み磁場を作ることは
困難である。
このような事情から垂直磁化方式に対して独自の磁気ヘ
ッドを開発するようになった。この方式に適した磁気ヘ
ッドは一般に記憶層の各区間の磁化の反転に必要な充分
強し垂直磁場を作る主磁極を備える。これに対して必要
な磁気帰還は例えば記録媒体に対して主磁極と同じ副に
置かれた補助磁極によって行うことができる(前記文献
/(工KEE Trans、 Magn、 MAb−1
7,6,NOV。
1981、p、3120〜3122;同MAG−18、
6,Nov、1982. p、 1158〜1166、
米国特許第4287544号明a書、欧州特許第001
2912AI号明細書風 この種の磁気ヘッドでは補助磁極は常に磁束の帰還だけ
に使用される。この補助磁極によって時として生ずる同
伴書込みは書込み用の主磁極が常に後を追う形になり補
助磁極によって書き込まれた情報の上に重ねて書き込む
ため場合によっては甘受しなければならない。しかし補
助磁極の立去り側の縁端部による同伴読出を少くとも大
部分避けるためには両磁極間に形成された空気間隙を比
較的広くして補助磁極における磁束密度を充分低減させ
るようにしなければならない。これに対応する広い間隙
層は薄膜技術による磁気ヘッドでは実現困難であるが、
その技術は一般によく知られたもので冒頭に挙げた欧州
特−If第0078374A1号による磁気ヘッドはこ
の技術によって作られるものである(文献「ファインウ
ェルクテヒニク ラント メステヒニク」(Fθinw
θrktθch−nik und Messtechn
ik )第88巻第2号、19第7号(1978年)4
34〜437頁参照)。
補助磁極の同伴読出によって生ずる難点を考慮して欧州
特許第0078374AI号によって公知の磁気ヘッド
には、実磁極と補助磁極を形成する二つの磁脚の外に一
つの第三磁脚がこれらの磁脚の間に中央磁脚として設け
られる。記録媒体に向ったこれらの磁脚の端部はそれぞ
れ一つの磁極を構成し相伝間に狭い間隙をおいて配置さ
れるから、この種の磁気ヘッドは二重間隙磁気ヘッドと
呼ばれている。中央磁極と両側の外@磁脚の間に形成さ
れる二つの中間室の一方だけに書込み・読出しコイル巻
線の電流導体が延び、他方の中間室は非磁性材料で埋め
られている。この公知の磁気ヘッド構造は書込み機能に
対して中央磁脚の磁極区域で特定の極性の狭い最大磁束
部分があり、それに続く両外側磁脚の磁極の区域では逆
極性のゆるやかな最大部がある磁場を作ることを目的と
しているが、実際にはこのような理想化された対称磁場
を作ることはほとんど不可能であることが明らかとなっ
た。多くの場合一方の外側磁脚と中央磁脚の磁極間に発
生する磁場は中央磁脚と他方の外側磁脚の磁極間の磁場
よりも著しく低い。そのため磁場分布は強く非対称であ
り、公知の埠頭状薄膜磁気ヘッドによって作られる磁場
分布とほとんど変らないものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明の目的は、冒頭に挙げた種類の薄膜磁気ヘッド
を改良してその磁脚によって作られる磁場が所望の対称
分布を示すようにすることである。
〔問題点の解決手段〕
この目的は、コイル装置の電流導体を他方の中間室にも
通し、中央磁極の両側を流れる電流が互に逆向きである
ようにすることによって達成される。
〔発明の効果〕
この発明による薄膜磁気ヘッドの長所は、書込み・読出
し装置の両方の中間室に電流導体を通すことにより書込
み機能に対して磁場の分布が中央磁脚の磁極を通り記録
媒体面に垂直な平面に関1−て少くとも近似的に対称に
なシ、この対称平面の区域にはつきシした最大部がある
ように調整できることである。これによって磁気ヘッド
は単独ヘッドに準じて情報を書き込む。読出し機能に対
しては磁束案内が改善されることにより環状ヘッドに対
応する高い効率が達成される。この場合磁化の垂直成分
が著しく増強され読出し信号がそれに対応して強められ
る。
中央磁極の少くとも磁極区域を外側の磁脚の磁極区域の
材料よりも飽和磁化の値が大きい材料で作ると有利であ
る。この場合外側の磁脚の磁極区域は書込み機能に際し
てコイルを流れる書込み電流により中央磁脚よりも先に
飽和磁化に達する。
従って比較的小さい書込み電流によって中央磁脚は既に
飽和磁化され、垂直磁場の達成可能な最大値はそれに応
じて低下する。
この発明による薄膜磁気ヘッドのその他の有利な実施形
態は特許請求の範囲第2項以下に示されている。
〔実施レリ〕
図面に示した実施例についてこの発明を更に詳細に説明
する。
第1図に示した実施例は公知の垂直磁化力−1tv対す
る三磁脚形磁気ヘッドを基本とするもので、全体が2と
して示されているヘッドは飛行体と呼ばれている基板3
の平坦な表面に設けられ、垂直磁化形の記録媒体Mに相
対的にその記憶層4から例えば0.2μmの高度fを保
って−一つのトラックに沿って移動する。記憶層4は例
えばC0Cr合金から成り、必要に応じて軟磁性基層例
えばNiFe層の上に置かれる。磁気ヘッドと記録媒体
の相対運動方向は矢印Vで示されている。磁気ヘッド2
には三本の磁脚5. 6. 7があり、その記録媒体M
に向う先端8.9.10は少くとも近似的に記録媒体M
の表面に垂直に向けられそこに磁極PL+p2. P3
が形成される。これらの磁極の間には空気間隙11と1
2が作られ、その幅w、w、’は1μm以丁特に0.6
μm以下となっている。この二重間隙の幅W、とW′は
等大とすることができる。磁気ヘッド2の中央区域14
では磁脚間の間隔がw、w’よりも広げられ、運動方向
において後方に置かれでいる外側磁脚5は、この区域で
中央の磁脚6からWよりも大きい間隔aを保つ。同様に
中央磁脚6と前方の磁脚7の間の間隔もa′に拡げられ
てhる。区域14の外では記録媒体Mに対して反対の側
にかいて磁脚5. 6. 7は結合区間15に向って集
められる。外側と内側の磁脚5と7は中央の磁脚6をは
さんで環頭状の磁束案内体16を構成する。
書込み機能と読出し機能に対しては磁気ヘッド2にコイ
ル装置18が設けられ、この@置は第1図の実施・列で
は三つの単層又は多層の平面形コイル巻i1!19.2
0から構成される。例え−ば公知のプレーナ技術によっ
て製作されるこれらのコイル巻線は少くともほぼ平行に
設けられ、基板3に、向ったコイル巻線ビの電流導体2
1は区域14において内側磁脚7と中央磁脚6の間に形
成された中間室22だけではなく区域14.15に続く
上方の区域26にも延びている。同様にしてコイル巻線
Uの電流導体24は中央磁脚6と外測磁脚5の間の中間
室25を通る。図に電流方向記号で示されているように
コイル巻線19と20の電流導体21.24中の電流は
逆向き平行である。これに対して両方のコイル巻線は直
列に接続されている。これによって中央磁脚6の極P2
の区域では書込み機能に対してはつきりした最大を示す
磁場が作られる。これは巣独ヘッドと呼ばれているもの
に典型的な磁場である。
この種の磁場分布を第2図に示す。ここには第1図の磁
気ヘッド2の記録媒体に向った端部が拡大して示され、
矢印27,28.29はコイル巻線19.20の電流導
体21.24を流れる電流の向きによって与えられる磁
脚5.’6.7内の磁化の方向を表わす。この磁化によ
って磁極Pl。
P2 、 P3から出る磁力線は30として示されてい
る。第2図には更に磁気ヘッドが作るy方向の垂直基底
磁場H7のグラフも記入されている。磁場H7は磁極P
2から記録媒体に立てた垂直面の左右に少くとも近供的
に対称であり、その幅は磁極”1+ P2 、”3の媒
体運動方向(X方向)の拡がり1゛でよって調整するこ
とかできる。明確な書込み信号を得るためできるだけ鋭
い尖端を持つ分布曲線が望まれるから、この発明の一つ
の実施形態では磁極P2の縦方向の拡がりb2は両側の
逆極性磁極P1.P3の拡がりbl、b3よりも充分小
さく特にその半分以下に選ばれる。この場合対称性の点
で両方の磁極PI、P3の拡がりはほぼ等しく選ばれる
磁気ヘッド2の磁気導体16は例えば1500以上、特
に2000以上のできるだけ高い比透磁率μrを持ち、
飽和磁化Msl〜M83の値を異にする少くとも二種類
の磁性材料で構成するのが有利である。その場合中央の
磁脚6の飽和磁化Ms2は両側の磁極5.7の飽和磁化
Msl+ Mg2よシ少くとも20%以上大きな値とす
る。多くの場合30チ以上大きくするのが有利である。
両側の磁脚5と7は一般に同じ材料で作られるからMs
lとMg2は一般に等しい。−例を挙げれば中央の磁脚
6は飽和磁化MA2が約11.2 kA/cln(DO
oZr合金で作られ、両側の磁脚5と7は飽和磁化Ma
l 、 Mg2が約8kA/1mの特殊パーマロイ(N
i分の多いNiFe合金)で作られる。この場合書込み
機能に際しては中央の磁脚6が両側の逆極性コイル巻1
i119と20によって励磁され、磁脚5と7はそれぞ
れ磁脚6のほぼ半分の磁束を導く。中央磁極のC0Zr
材料の大きな飽和磁化の値により外側磁脚5と7のNi
Fθ材料よシも約40%大きい磁束密度とすることがで
きるから、書込み磁場の強さもそれに応じて増大する。
更にこの種々の磁性材料で構成される磁気ヘッドの実施
形態では外側の磁脚5と7の磁束を通す断面積従ってそ
れらの磁極P1又はP3の縦幅b1 、 b3を中央磁
脚6が磁気飽和となる前に飽和するように縮小すること
ができる。これによって垂直書き込み磁場が更に増強さ
れる。
第1図、第2図に示されている飽和磁化の値が異る材料
を使用する磁気ヘッド2は三本の磁脚5゜6.7がそれ
ぞれその全長に亘って特定の飽和磁化MS1+ Ms2
又はMs3を持つ材料から成るものとしである。しかし
書込み過程に要求される磁化状態は磁脚の例えば各6極
の区域61だけに特定の飽和磁化を示す材料を使用する
ことによっても達成される。この外にも両外側磁脚5と
7に対して飽和磁化が互に異った値Msl、Me3であ
る材料を選ぶことも可能である。
第3図に示した第二の実施例は、その磁場コイル装置が
二つの平板コイル巻線から構成されずに唯一つの巻線3
3が磁気案内体16の中央脚6の回りに公知の堆積技術
によって巻き付けられている点だけが第1図の磁気ヘッ
ドと違っている。この技術によれば磁脚6と7の間ある
いは5と6の間の中間室22あるいは25内にまずコイ
ルの電流導体部分34あるいは35が薄、摸技術によっ
て形成され、後から結合されて単一のコイル巻線33と
なる。電流の通流する向きを表わす記号で示されている
電流導体34と35の電流は磁脚6の両側で互に逆向き
に流れる。
第4図にはこの発明の更に別の実施例が第2図に対応し
て記録媒体に対向する終端部だけを拡大して示されてい
る。この磁気ヘッドリは、主として最外側磁脚41と内
側磁脚42の特殊形態によって第1図と第2図の磁気ヘ
ッドと違っている。
これらの磁脚41と42はそれぞれその部分44又は4
5において比様的大きな書込み電流により飽和磁化に励
磁される。そのため磁It’141はその部分44の磁
束案内材料の断面積が縮小され、中央の磁脚46の両側
に置かれた電流導体21と24その他によって作られる
磁束に対する阻止体となっている。同様に内側の磁脚4
2においてもその部分45の磁束案内材料の断面積が縮
小されている。従ってこれらの磁脚の磁極P1とP3に
は最小の磁束しか存在せず、実質上中央磁脚46の磁極
P2における磁束だけが書込み機能を行う。
磁極P2から出る磁力線は47として示されている。こ
れによってこの発明による磁気ヘッドは単一ヘッドに準
じて書込みを行う。この磁気ヘッドが作る垂直基底磁場
H7は第4図の下部に示すように鋭い最大部を持ち、そ
れに応じた明確な書込み信号を発生する。
第4図の実施例では内側磁脚の縮小された断面積の部分
が磁脚の一部に基板側の表面から切り込み48を作り、
非磁性材料で埋めることによって形成される。切り込み
48は反対側即ち中央脚46と内側脚42の間に形成さ
れた中間室22の側から入れることも当然可能である。
その上磁脚41と42の断面積縮小部分44と45を図
面に示すような比紋的短いものではなく、それぞれの磁
脚の大部分を占めるようにすることも可能である。
更に断面を縮小した区分を備え書込み電流によって磁気
飽和に励磁される二重間隙形磁気ヘッドにおいて前後の
磁極P1とP3の拡がりを中央の磁極P2に比べて第4
図に示すように大きくすることは必ずしも必要ではない
。例えば磁極P1+Pafz& 面碗A’/m4に+#
l八Yへxhmm ’p、、r h A((してもよい
第5図の実施例は第3図の磁気ヘッドと同様に堆積技術
によって製作される書込み・読出しコイル装置を基礎と
するものである。第3図の磁気ヘンドロ2を出発点とす
る磁気ヘッド50はその唯一のコイル巻線52が磁気案
内体層の中央磁脚56に巻かれているが、両側の磁脚5
5と57はそれぞれ飽和磁化の値M8を異・にする二つ
の磁性層58.59;60,61から成る点で第1図お
よび第6図の磁気ヘッド2および32とは異る。
磁脚鐵と証を構成する層の中磁極P1又1dP3にまで
達している層58と60の方が低いM8値を示す。この
値M゛8□1M′83は例えば第2図の実施例において
の飽和磁化値λり。1. Me3に対応するものであり
、又M′ とM′83を互に等しくするこ1 とも可能である。これらの層の材料としては前に述べた
NiFθ合金が使用される。これに対して磁極区域62
までは達していない補助磁性層59と61は―和磁化か
高い信M’−,,を示す材B九ら膚る。これらの補助層
には第2図の磁気ヘッドに使用されている0oZr合金
が選定される。飽和磁化の値がM′8□ であるこの材
料は中央脚56にも使用することができる。この場合書
込み機能に際しての大きな電流により両側の磁極P1と
P3の方が先に磁気飽和となり、磁気ヘッド50は単一
極ヘッドとして動作する。その際外側の非飽和C0Cr
層59と61は磁束の案内を改善し書込み感度を高める
。この望ましい機能は第5図に示すように飽和磁化の値
M′8□の高い層59と61が低い飽和磁化値の層58
(飽和値M″8□)又は60(飽和値M゛83)の外側
ではなくその内側に設けられている場合にも達成される
。第2図と第5図の実施例の高飽和磁化層材料としては
CoZr合金の外にFeB合金又はFe5iRu合金も
使用可能である。
この発明による磁気ヘッドの製作は公知の薄膜技術によ
るのが有利である。この場合基板にはTiC又はAz2
o3の基板が使用される。磁脚の構成に対してはパーマ
ロイ(Ni81・F819 )等のNiFe合金又tよ
FeB等の軟磁性多結晶材料をスパッタリング、蒸着又
は電解析出によって設け、それらの間に非磁性中間層を
置いて互に隔離する。
磁化容易軸の方向はそれぞれの層の形成に際して作用さ
せる磁場によって決めることができるが、一般に磁気案
内体内の磁束の方向に垂直とする。
従って磁極pl、p2.p3の区域では記X@媒体Mの
表面にほぼ平行となる。析出した各層はフォトリソグラ
フィ、プラズマ又はイオン流エツチング、湿化学エツチ
ング等の公知方法により構造化して磁脚を構成する。書
込み・読出し機能用のコイル装置の製作に対してはOu
、At又はAuの層を数μmの厚さに析出させ適当に構
造化する。第1図乃至第5図において磁気ヘッドの構成
に必要な絶縁分離層は図を見易くするため省略されてい
る。
【図面の簡単な説明】
5g1図はこの発明の第一の実施例の縦断面図、第2図
はその一部の拡大図、第3図乃至第5図はこ−の発明の
第二乃至第四の実施例の縦断面図である。第1図におい
て2は磁気ヘッド全体を表わし、3は基板、Mは記碌層
4を備える記録媒体、5と6と7は磁脚、18は書込み
・読出し用のコイル装置、19と20はコイシ巻線であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1〕磁束を導く磁気導体が二つの外測磁脚と一つの中央
    磁脚を備え、これらの磁脚の記録媒体に対向する磁極が
    ヘッドの運動方向に見て特定の間隔を保って重なり合い
    、書込み・読出しコイル装置の電流導体が中央磁脚と両
    方の外側磁脚の間に形成された二つの中間室の一方を通
    シ抜けている情報を記録媒体の記憶層に垂直に書込むだ
    めの薄膜成層構造形磁気ヘッドにおいて、コイル族ft
    (18,33゜52)の電流導体(2L 24;34,
    35)が別の中間室(22又Itよ25)をも通り抜け
    、その際中央の磁脚(6;46;56)の両v」1に設
    けられた電流導体(21,24;34゜65)を流れる
    電流が互に逆向きであることを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ド。 2)中央磁脚C6,56)の少くとも一方の磁極(P2
    )の区域(3,1,62)が外1IIQの磁脚(5,7
    ;55,57)の磁極(Pl、Pa)の区域(31,6
    2)よシも飽和磁化値の高い材料から成り、それによっ
    て外側磁脚(5゜7;55,57)の磁極区域(31,
    62)が書込みに際してコイル装置(18,52)を流
    れる書込み電流により中央磁脚(5,56)よりも先に
    磁気飽和となることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の磁気ヘッド。 6)中央磁脚C6,56)の飽和磁化値が少くともその
    一方の磁極(P2)の区域(31,62)において外側
    磁脚の一方の磁極(Pl又はPa)の区域(31,62
    )の飽和磁化値に比べて少くとも20%以上特に30%
    以上大きいことを特徴とする特許請求の範囲・X<2項
    記載り磁気ヘッド。 4)外側の磁脚(55,57)の少くとも一方がその磁
    極(Pl又1dPa)の区域(62)の外側では比較的
    低い飽和磁化値を示f第−磁重層(58又は60)の外
    に第二磁性層(59又は61)を備え、この層の飽和磁
    化値(M’s 2 )が同じ磁極の第一磁性層の飽和磁
    化値よりも大きいことを特徴とする特許請求の範囲第2
    項又は第6項記載の磁気ヘッド。 5)第二磁性層(59,61)の飽和磁化値が第一磁性
    層の飽和磁化値よりも少くとも20チ、特に60%以上
    大きいことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の磁
    気ヘッド。 6)磁気導体(16,53)の比較的低い飽和磁化値を
    示す材料から成る部分に対して飽和磁化の強さが8kA
    /crn以下特に5kA/Crn以下である材料が使用
    されることを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第5
    項の一つに記載の磁気ヘッド。 7)比紋的高い飽和磁化を示す材料から成る磁気導体部
    分に対して飽和磁化値の強さが少くとも1Q kA/l
    Y++以上、特にi i kA/cm以上である材料が
    使用されることを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至
    第6項の一つに記載の磁気ヘッド。 8)磁気導体(16,43,53)が少くとも部分的に
    軟磁性材料から成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第7項の一つに記載の磁気ヘッド。 9)磁気導体(16,43,53)がその磁束案内方向
    にほぼ直交する磁化容易軸を持つ材料から成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第1fJi乃至第8項の一つに
    記載の磁気ヘッド。 10)磁気導体(16,43,53)が少くとも150
    0、特に2000以上の比訪導率を示す・材料から成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第9項の一
    つに記載の磁気ヘッド。 11)低い飽和磁化値の材料がパーマロイ合金であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第10項の一
    つに記載の磁気ヘッド。 12)高い飽和磁化値の材料がCoZr合金又はF13
    B&合金又はFe5iRu合金であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項乃至第11項の一つに記載の磁気
    ヘッド。 13)中央磁脚(46)の両側にある磁脚(41゜42
    )がそれぞれその長さの一部が縮小断面を持ち、これら
    の部分(44,45)が書込み機能中書込み電流により
    少くとも飽和近くまで磁化されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第12項の一つに記載の磁気ヘッ
    ド。 14)外聞の磁脚の縮小断面区間にこの磁脚の磁極が置
    かれていることを特徴とする特許請求の範囲第13項記
    載の磁気ヘッド。 15ン 外測の両磁脚の磁1(Pt、Pa)が磁気ヘッ
    ドの運動方向において中央の磁脚(6)の磁極(P2)
    よりも大きく拡がっていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第14項の一つに記載の磁気ヘッド。 16)コイル装fit(18)が二つの少くとも11ぼ
    平板形のコイル巻線(19,20)から構成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第15項の
    一つに記載の磁気ヘッド。 17)コイル装置(33;52)が中央の磁脚(6:5
    6)に巻かれた一つの巻線で構成されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第15項の一つに記載の磁
    気ヘッド。
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