JPH04356068A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04356068A
JPH04356068A JP3156119A JP15611991A JPH04356068A JP H04356068 A JPH04356068 A JP H04356068A JP 3156119 A JP3156119 A JP 3156119A JP 15611991 A JP15611991 A JP 15611991A JP H04356068 A JPH04356068 A JP H04356068A
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JP
Japan
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toner
recording
developer
image forming
image
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JP3156119A
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English (en)
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Takeshi Matoba
健 的場
Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像剤を記録媒体に静電
的に付着させて画像を形成するプリンター,ディスプレ
イ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報に応じて画像形成す
る装置が種々開発されており、その中に微粉末現像剤で
ある導電性磁性トナーを用い、そのトナーを静電的に記
録媒体に付着させて画像を形成する画像装置がある。
【0003】例えば特公昭51−46707号公報、U
SP3914771 号、特公昭55−30228号公
報、及びUSP3816840 号等に示す方法が提案
されている。図21に示すように、非磁性円筒スリーブ
(以下単に『スリーブ』と言う)50の外周に有する導
電性磁性現像剤(以下『トナー』と言う)51を、上記
スリーブ50と同軸に設けられた回転磁石(以下マグネ
ットローラ』と言う)52の交番磁界によって、上記ス
リーブ50の外周面に付着させて搬送する。そして、上
記トナー51をスリーブ50の外周面上に軸方向に沿っ
て密に配列された記録電極53を通過させ、上記スリー
ブ50に近傍して設けられた内側より導電層54b,絶
縁層(又は誘電層)54aを積層してなる記録媒体54
に物理的に接触しているときに電源部55によって電圧
を印加する。この時上記記録電極53と記録媒体54の
導電層54bとの間に画像情報に応じた電圧を印加する
ことによって、記録媒体54の絶縁層54aにトナー5
1を付着させて画像を形成するものである。
【0004】例えば図22に示すように、駆動搬送ロー
ラ56a及び従動搬送ローラ56bにより矢印a方向に
搬送されるエンドレス状の記録媒体54に対し、現像器
57内のマグネットローラ52を矢印b方向に回転させ
て、非磁性材質からなるスリーブ50の周面に長手方向
に密に設けた記録電極54上に、導電性磁性トナー51
を矢印c方向に搬送し、記録制御部58から画像情報に
応じた信号電圧を記録電極53と導電層54aとの間に
印加することにより、トナー51が絶縁層54bに静電
的に付着したりしなかったりして画像を形成する。
【0005】例えば、上記記録制御部58からの信号電
圧が+40V印加されたときは、トナー51が記録媒体
51に付着し、0Vの時には付着しないという動作を繰
り返すことにより画像形成を行う。上記記録媒体51に
付着したトナー51は、画像表示領域59において画像
が表示された後、導電性カーボン繊維, 導電性樹脂,
 或いは導電性ゴム等からなるクリーニング部材60に
摺擦されて、前記現像器57内に落下して再度搬送され
て次の画像形成に供される。
【0006】また図23は画像形成部分を拡大した説明
した説明図である。記録電極54はフレキシブルな配線
部材で構成されており、スリーブ50の表面に両面テー
プ等で貼着されている。上記記録電極53の端部であっ
て記録媒体54に最も近接する位置には、導体露出部5
3aが設けられており、トナー51の搬送路に対応する
部分には、通し穴53bが設けられている。この通し穴
53bの大きさは、記録媒体54と導体露出部53aと
の間から流出していくトナー量より上記通し穴53bよ
り流入するトナー量の方が多くなるように設定されてい
る。従ってトナー51の矢印c方向への搬送と共に導体
露出部53a手前で図23のようなトナー51のたまり
状態を形成する。これはトナー51をせき止めることに
より、所望の画像濃度以上の濃度を得るためである。
【0007】以下、スリーブ50の表面をA部(通し穴
53b−導体露出部53a:スリーブ50の中心角θ)
,B部(導体露出部53a−通し穴53b:スリーブ5
0の中心角2π−θ)に分割して説明する。またWはス
リーブ表面上のトナー全重量,Vはトナー搬送速度,A
1 は記録媒体−導体露出部間の断面積,A2 は全通
し穴の面積, ρはトナー密度,Dはスリーブ直径を示
すものとする。記録媒体54をスリーブ50より十分離
した状態で、マグネットローラ52を回転させてスリー
ブ50表面上のトナー51を定常的に搬送する。
【0008】次に記録媒体54をスリーブ50に近づけ
て、記録媒体54−導体露出部53a間を所定のギャッ
プに設定して、それからt秒後のA部,B部のトナー重
量を求める。A部に於いては、 WA =W×θ/2π+ρ(A1 −A2 ) VtB
部に於いては、 WA =W×(2π−θ)/2π−ρ(A1 −A2 
) Vtとなる。 ここでトナー51はスリーブ50上を循環しているから
、トナー51がスリーブ50上を1回転するのに要する
時間をt1 とすると、 t1 =πD/V であり、t1 秒後以降のトナー量は一定量WAt=W
×θ/2π+ρ(A1 −A2 ) πDWAt=W×
(2π−θ)/2π−ρ(A1 −A2 ) πD  
(但しA2 >A1 ) で定常状態になる。
【0009】図24は画像形成部でトナー51がせき止
められて定常状態になった場合を示す拡大図である。画
像有効領域の始点, 終点をトナー搬送方向に沿って記
録媒体54側をE,F、導体露出部53a側をG,Hと
して、この画像有効領域EFGH内のトナー51が受け
る力を考察する。
【0010】上記画像有効領域EFGHの形状を、図2
5に示すように四角形EFGHで近似し、線分EFと線
分GHのなす角をθ1 とすると、四角形EFGHはト
ナー搬送方向に対し、くさび形状の一部を構成している
。線分EGに対して垂直方向に力Pが作用すると、四角
形EFGH内のトナー51は線分EF,線分GHに対し
て垂直方向に夫々P/2(sin θ1/2)の力を受
ける。
【0011】前述のようにトナー51は導体露出部53
a前で、一定時間t1 経過後せき止められて重量がW
Atとなるから、力Pとしては重量WAtの物体が速度
Vで壁に垂直に当たった時にその壁が受ける力に近似(
P∝WAtV)することができる。従って、画像有効領
域EFGH内のトナー51は、導体露出部53a前でせ
き止められることにより、圧縮力P/2(sin θ1
 /2)を受ける。
【0012】一方、上記トナー51は圧縮されると、抵
抗が低下する傾向がある。即ち、画像有効領域EFGH
内のトナー51は、導体露出部53a前でせき止められ
ることにより、せき止められない場合に比べて、トナー
抵抗R1 が低下し、静電吸着FE が大きくなる。そ
してトナー抵抗R1 は規定値RM より低下して、そ
の結果トナーチェーンに働く静電吸着力FE が、トナ
ーチェーンをスリーブ50側に保持させようとするマグ
ネットローラ52の磁力FM より大きくなって、記録
媒体54に引き付けられるトナー51の量が増大する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、トナー抵抗R1 が規定値RM より低下
させるようにトナー51のせき止めを行っているため、
トナー搬送速度Vについては、規定値VM 以上、ギャ
ップ面積A2 については規定値A2M以下に設定しな
ければならなかった。この理由は、fをトナー抵抗を示
す関数とすれば、 f{P/2(sin θ1 /2)} =f{WAtV/(sin θ1 /2 )}=f{g
(A2 −A1 )V/(sin θ1 /2 )}<
RM 従って、図23でトナー搬送に必要なマグネット
ローラ52を駆動するモータの駆動力が、一定レベル以
上のものが必要であり、消費電力が増加し、装置が大型
化するおそれがあった。
【0014】また記録媒体51−導体露出部53a間の
所定のギャップ量についても上限があり、駆動搬送ロー
ラ56a,スリーブ50等の部品に高精度が要求されて
コスト高になるおそれがあった。更に装置の長手方向の
寸法が大きくした場合に、駆動搬送ローラ56a,スリ
ーブ50等の部品精度が低下するために、記録媒体51
−導体露出部53a間で両者が接触しないように、両者
のギャップ量を広く設定しなければならない。この時、
トナーチェーンの抵抗R1 はギャップ量拡大率に比例
して大きくなるため、R1 ≦RM にする工夫が必要
であった。
【0015】その手段として、トナー搬送速度Vを増加
したり、駆動搬送ローラ56a,スリーブ50の外径を
夫々大きくして四角形EFGHを有するくさび径の先端
角θ1 を小さくしてトナー圧縮力を増加させる方法が
ある。 しかしながら、マグネットローラ52を駆動するモータ
の駆動力アップのため、装置を大型化しなければならず
、重量が増加し、消費電力が増加するおそれがあった。 また駆動搬送ローラ56,スリーブ50の外径を夫々大
きくした場合、導体露出部53aでは、記録条件がよく
なるが、記録後のスリーブ50上のトナーチェーンで記
録媒体54上に付着したトナー51を撫でる領域が増加
して、画像むらを生ずるおそれがあった。
【0016】またギャップ量を広げる手段としてマグネ
ットローラ52の磁力を上げる方法があるが軽量化を考
慮すると樹脂製磁石若しくはゴム製磁石が適切であり最
大磁束密度が表面直上で1000Gauss 〜120
0Gauss であり、記録電極53上のトナーチェー
ンが確実に記録媒体51に接触して記録できるのは、導
体露出部53aと記録媒体54間の距離が高々400 
μmまでであるので、特に装置を大型化した場合には、
部品の精度によるばらつきにより、上記導体露出部53
aと記録媒体54間の距離を400μmに保つことが困
難になる。
【0017】例えば、図22に示すスリーブ50の真直
性,記録電極53の真直性, 更には駆動搬送ローラ5
6a及び従動搬送ローラ56bのぶれ等により、記録電
極53と記録媒体54が接触して両者を破損するおそれ
があった。本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決
し、画像形成部近傍に蓄積された現像剤を、現像領域外
の記録電極近傍に設けた圧縮手段によりトナーをせき止
めて効率よく圧縮し、記録媒体に対するトナーの付着量
を増加させ、小型, 低コスト化を図ることができる画
像形成装置を提供することにある。
【0018】尚、ここで言う現像領域とは、記録電極と
記録媒体間において信号が印加された記録電極から記録
媒体の方向に現像剤に電荷が注入されて、記録媒体に現
像剤が付着する(記録)こと、及び電極に信号が印加さ
れない場合は、記録媒体から記録電極の方向に、記録媒
体上の電荷が除去されて現像剤が付着しない(除電)こ
とが生じる領域を現像領域とし、■電荷の注入される方
向及び除電される方向は現像剤の穂と形成させる働きの
ある非磁性円筒スリーブ内にある磁石の磁力、■記録電
極と記録媒体間に生じる電解力、■電極近傍に溜まった
トナーに働く圧力の3つの力に依存している。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段は
、画像情報に応じて現像剤に電圧を印加するための導体
部を有する記録電極と、前記記録電極に画像情報に応じ
た信号電圧を印加するための駆動手段と、前記現像剤を
付着させて画像を形成するための記録媒体と、前記記録
電極と記録媒体との間に現像剤を供給するための現像剤
供給手段と、前記記録電極近傍に蓄積された現像剤を圧
縮するための圧縮手段とを設けたことを特徴とする。
【0020】
【作用】前記構成によれば、記録媒体の画像形成部近傍
に蓄積された現像剤を、現像領域を除く前記記録電極近
傍に設けられた圧縮手段によって効率よくトナーをせき
止めて、電荷注入方向に効率よく圧縮することができる
。そのため現像剤の粒子間の電気抵抗値が更に低下し、
記録媒体に対する現像剤の付着量を増加させることがで
き、従って記録電極と記録媒体との距離を広げることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を適用した画像
形成装置の一実施例について説明する。図1乃至図3は
画像形成部の拡大説明図、図4は画像形成有効領域を示
す説明図、図5及び図6は画像形成部の原理説明図、図
7乃至図9はその模式説明図、図10は画像形成装置の
概略構成を示す断面説明図、図11は記録電極の斜視説
明図、図12は記録媒体の一部拡大断面図である。
【0022】先ず図10乃至図12を参照して画像形成
装置の概略構成について説明する。図10に於いて、1
は画像情報に応じて現像剤に電圧を印加するための記録
電極である。この記録電極1は、導電性磁性現像剤(以
下『トナー』と言う)2を供給するための現像剤供給手
段である非磁性円筒スリーブ(以下単に『スリーブ』と
言う)3の外周面上に両面テープ等により貼着されてい
る。
【0023】上記記録電極1は、図11に示すように、
フレキシブルプリント基板1aには軸方向に沿って密に
設けられている。この記録電極1は、支持板1bに保持
された電極ドライバー1cに連結されており、上記記録
電極1の先端部には記録に寄与する導体露出部1dが設
けられている。上記電極ドライバー1cとしては、例え
ばVFDドライバー(沖電気製MSG1163) 等が
用いられる。また上記フレキシブルプリント基板1aに
は前記スリーブ3の軸方向に沿って複数のトナー通し穴
1eが穿孔されている。前記スリーブ3の外周上を矢印
d方向に搬送されるトナー2は、上記トナー通し穴1e
を通過して前記導体露出部1dに到達するように構成さ
れている。
【0024】前記スリーブ3には、回転磁石(以下『マ
グネットローラ』と言う)4が同軸状に取り付けられて
いる。このマグネットローラ4は図示しない駆動モータ
により回転軸4aを中心に回転駆動され、このマグネッ
トローラ4が形成する交番磁界により前記トナー2を前
記スリーブ3の外周面に沿って搬送するものである。前
記スリーブ3及びマグネットローラ4は現像器7内に収
納されている。
【0025】前記記録電極1の近傍には、トナー2を静
電的に付着させて画像を形成するための記録媒体である
無端ベルト状の記録シート5がその一部を近接させて配
置されている。上記記録シート5は、搬送手段である上
下に対をなして配設された駆動ローラ6aとテンション
ローラ6bとの間に掛け渡されている。上記駆動ローラ
6aは図示しない駆動モータにより駆動ローラ6aは回
転駆動され、前記記録シート5を図10の矢印a方向に
搬送するものである。
【0026】上記記録シート5は、図12に示すように
、ブチラール樹脂, 或いはウレタン樹脂又はナイロン
樹脂又はフェノール樹脂を主成分とする透明材料からな
る表面層5a、有色の無機物質と結着剤(アクリル樹脂
,プラスチック樹脂)とからなる有色層5b、導電性を
持たせるためのアルミニウム又はITO(インジウムと
スズの酸化物)を蒸着した導電層5c、及びポリエチレ
ンテレフタレート,ポリエチレン,ポリプロピレン等の
プラスチック性樹脂からなる基材5dを重合させて構成
されている。
【0027】上記表面層5aは誘電層で厚さは1〜20
μm好ましくは1〜5μmで体積抵抗値は1×107 
〜1×1016Ωcm好ましくは1×109 〜1×1
013Ωcm、上記有色層5bの厚さは5〜30μm好
ましくは5〜10μmで体積抵抗値は1×100 〜1
×107 Ωcm好ましくは1×101 〜1×105
 Ωcmである。また有色層5bは白色を出すために酸
化チタン,酸化アルミニウム等無機物質を用いている。 5fは記録シート5内に残留する電荷を消去するための
除電ブラシである。このブラシ14は図12に示すよう
に記録シート5の導電層5c上に塗布されたカーボンペ
ースト5e等の電気抵抗値の低い材料に接触して残留電
荷を消去する。
【0028】また図10において、8は前記記録電極1
に対して画像情報に応じた電圧を印加するための記録制
御部である。この記録制御部8は、画像情報に応じた信
号電圧を前記記録シート5の導電層5cに印加して表面
層5a上にトナー2を静電的に付着させて画像を形成さ
せるものである。
【0029】9は前記記録シート5上形成された画像を
外部に表示するための画像表示部であり、10は装置本
体の背板11に支持部材11aを介して取り付けられた
クリーニング部材である。このクリーニング部材10は
、クリーニング部材本体10aと軟質で導電性の刷毛1
0bとから構成され、その刷毛10bを適当な角度及び
距離をもって記録シート5を摺擦することにより、上記
記録シート5上に付着しているトナー2をスリーブ3上
にかき落とすものである。上記クリーニング部材10と
しては、カーボン繊維、複合化により導電性を有する軟
質性プラスチック(ポリエチレン,ポリプロピレン)、
ウレタンゴム、或いはシリコン等の材料が用いられる。
【0030】また前記記録シート5を介してクリーニン
グ部材10に対向する位置には、前記記録シート5を支
持するための非磁性部材12及びトナー2を回収するた
めの磁石13が配設されている。14は前記クリーニン
グ部材10が記録シート5に摺擦して生ずる帯電電荷と
逆極性の電圧を印加するための電源である。前記マグネ
ットローラ4によりスリーブ3の外周に付着して搬送さ
れたトナー2は、記録電極1のトナー通し穴1eを通過
して導体露出部1d上に搬送される。この時上記記録電
極1に画像情報に応じて電圧を印加することにより、ト
ナー2を記録シート5に付着させて画像を形成すること
ができる。 尚、記録電極1上で画像形成に寄与しなかったトナー2
は、スリーブ3より現像器7内に落下して、記録シート
5に形成された画像に影響を与えることがない。
【0031】上記記録シート5上に形成された画像は、
駆動ローラ6aの回転によってその記録シート5が図1
0の矢印a方向に搬送され、画像表示部9を通過すると
き外部に表示される。そして、上記画像表示部9を通過
した記録シート5は、前記クリーニング部材8に摺擦さ
れて付着したトナー2が剥ぎ取られると共に帯電履歴を
消去される。上記トナー2は前記スリーブ3上に落下し
て再度搬送されて次の記録に備える。尚、本発明で用い
られるトナー2は磁性であり例えばアクリル樹脂にマグ
ネタイトが30〜50%、カーボンが2〜10%程度含
有された電気抵抗の低いものが用いられ、体積抵抗値と
しては1×102 〜1×108 Ωcmを有し、印加
電圧としては10〜40Vの範囲で記録が可能である。
【0032】次に本発明の特徴を最も良く表した記録電
極近傍の拡大断面図を図1に示す。記録シート5及びト
ナー2は図の矢印方向に移動しておりトナーの移動方向
は図中破線で示す。記録電極1の導体露出部1dの先端
部には、トナーを堰き止めるための絶縁性被覆部材1f
が設けられている。また上記導体露出部1dの近傍であ
ってトナー搬送方向上流側にはガイド部材15が設けら
れている。このガイド部材15は、駆動ローラ6a及び
テンションローラ6bにより搬送される記録シート5の
搬送をガイドすると共に、記録電極1と記録シート5間
に搬送されるトナーを圧縮するように記録シート5を導
くものである。上記被覆部材1f及びガイド部材15は
、記録電極1近傍に蓄積された現像剤を圧縮するための
圧縮手段を構成するものである。
【0033】本発明における特徴は、導体露出部1d近
傍において(現像領域の近く)トナー搬送方向上流側に
おいてガイド部材15により記録シート5をガイドする
ことでトナー自体に圧縮する作用が働くこと、又前記導
体露出部1dのトナー搬送方向下流側の先端部に被覆部
材1fを設けることによってトナーに同様の作用が働く
ようになる。以下、この理由をトナー搬送方向に対し、
導体露出部1dの■トナー搬送方向上流側に設けたガイ
ド部材15による影響と、■トナー搬送方向下流側の先
端部に設けた被覆部材1fによる影響の説明を述べる。 尚、本実施例による構成においては、図1に示すように
導体露出部1dのトナー搬送方向上流側と下流側両方に
トナーの圧縮手段を設けているが、どちらか一方だけで
あってもトナーの圧縮には十分効果がある。
【0034】■(ガイド部材15による影響)図2乃至
図9を参照して画像形成部の構成を説明する。記録シー
ト5と導体露出部1d間のギャップから流出するトナー
量よりトナー通し穴1eから流入するトナー量が多いの
で記録電極1の導体露出部1d(実質的な記録電極部)
の手前でトナー2の溜り状態を形成する。これは画像濃
度を濃くして所望の画像濃度以上を得るためである。
【0035】このようにトナー2をせき止めると画像濃
度が濃くなる理由は、(1) 記録シート5の画像有効
領域に対する表面接触トナー量が増えること、(2) 
記録シート5とトナー2間の静電吸着力が増加し、記録
シート5に引き付けられるトナー量が増えるためである
。以下、これらの理由はトナーのせき止めがない場合と
比較して説明する。
【0036】(1) 記録シート5の画像有効領域に対
する表面接触トナー量が増える理由 導体露出部1d上におけるトナー2は、マグネットロー
ラ4の磁力線上に沿ってチェーンを作るが、マグネット
ローラ4表面からの距離は、導体露出部1d表面までよ
り記録シート5表面までの方が大きいから、記録シート
5表面上の方が導体露出部1d表面上より磁束密度が小
さくなり、その結果図5に示すように、トナーチェーン
は記録シート5の表面上で先開きの形状となる。この状
態で導体露出部1dと記録シート5の導電層5cとの間
に、画像情報に応じた電圧を印加した場合、上記導体露
出部1dに対向した記録シート5表面上の画像有効領域
に対して、トナーチェーン先端が接触してない領域が存
在するため、ベタ黒パターンを出力する時等は濃度が薄
くなる。そこで、図6に示すように、トナー2の搬送と
共に、導体露出部1d手前にトナーのせき止め状態を形
成すると、記録シート5の画像有効領域に対してトナー
チェーンの先端が接触していない領域にもトナー2が入
り込むので、トナーチェーンの先開きが補正されたベタ
黒パターンを出力する時等は濃度が濃くなる。
【0037】(2) 記録シート5とトナー2間の静電
吸着力が増加する理由 図7は画像形成部を模式的に表した説明図であって、導
体露出部1d−記録シート5間がトナーチェーンで結ば
れた状態を示す。スイッチS1 をONしてトナー2に
プラスの電荷が注入されると、同時に記録シート5の導
電層5cにマイナスの電荷が誘起され、トナー2と記録
シート5との間に静電吸着力FE が働く。一方トナー
チェーンはマグネットローラ4の回転磁界により、静電
吸着力FE とは反対方向の力FM を受ける。そして
FE >FM となるように各パラメータを設定するこ
とにより、トナーチェーン先端部のトナー2を記録シー
ト5の表面に静電的に付着させることができる。
【0038】上記静電吸着力FE について更に考察す
る。図8は画像形成部を模擬的な電気回路に表したもの
である。図中R1 は記録シート5−記録電極1間のト
ナーチェーンの導体抵抗、R2 は記録シート5の導体
としての抵抗、Cは記録シート5の誘電体としての静電
容量、Eは記録電圧、i1 i2 i3 は抵抗R1 
, R2 及びコンデンサーCに流れる電流を示す。ス
イッチS1 をONすると、 R1 i1 +R2 i2 =E 1/C∫i3 dt=R2 i2  コンデンサーの両端にかかる電圧EC は、スイッチS
1 をONしてt秒後には EC =R2 i2 =R2 E/(R1 +R2 )
(1−ε−e)e=(R1 +R2 )t/CR1 R
2 これをグラフ化したのが図7である。 よってt=∞(無限大)においてEC は一定値EC 
=R2 E/(R1 +R2 )となる。従って、トナ
ーチェーンの導体抵抗R1 が小さいほどコンデンサー
両端にかかる電圧EC は大きくなることがわかる。
【0039】また、コンデンサーCの両極に蓄えられる
電荷量は、Q=CEC でありEC の値が大きくなる
につれてQの値も大きくなる。また、コンデンサーCの
両極に蓄えられる電荷同士の静電吸着力FE は、FE
 =Q2 /2ε0 S であるから、Qの値が大きくなるにつれてFE の値も
大きくなる。画質上最低源必要なEC をEM とする
と、EM ≦R2 E/(R1 +R2 )∴R1 ≦
R2 (E/EM −1)=RM 上記導体抵抗R1 
を規定値RM より下げるため、前記従来例に示すよう
に導体露出部1d手前にトナーのせき止め状態を形成し
ている。
【0040】次に装置の画像形成部近傍にガイド部材1
5を装着した場合の画像有効領域について、図2及び図
3を参照して説明する。図2において、16は画像形成
部材近傍に配置されたトナー2の流入を規制するガイド
手段であるガイド部材である。このガイド部材15は、
記録シート5の駆動ローラ6aに対する巻き付きを、画
像形成部手前で一部解除して記録シート5の搬送方向を
規制すると共に、画像形成部へのトナー2の流入を記録
シート5を介して間接的に規制している。
【0041】上記ガイド部材15を装着した場合の画像
有効領域KFHGの線分KFと線分GHのなす角θ2 
は、ガイド部材15を装着しない場合の画像有効領域E
FGHの線分EFと線分GHのなす角θ1 より小さく
なる。従って、図3に示すように画像有効領域KFHG
内のトナー2が線分KGに対して垂直方向からトナーせ
き止め量WAt,トナー搬送速度Vによる力Pを受けた
場合に、同時に線分KFと線分GHに対して垂直方向か
ら夫々受けるトナー圧縮力P/(2sin θ2 /2
)は、画像有効領域EFHGに対して作用するトナー圧
縮力P/(2sin θ1/2)より大きくなる。よっ
て、従来例に示したように、トナーチェーンの導体抵抗
R1 が低下して、記録シート5に対してトナー2を引
き付ける静電吸着力FE は増大するので、画像濃度を
濃くすることができる。
【0042】また、トナー搬送速度Vを一定に保ったま
ま、トナー2の導体抵抗が規定値以下の範囲内(トナー
の圧縮力増加による抵抗減少分+ギャップ増加による抵
抗増加分≦規定値RM )で記録シート5と記録電極1
間のギャップ量を増加することができる。よって、駆動
搬送ローラ6a,スリーブ3等の部品精度が必要以上に
要求されないので、低コスト化を図ることができる。
【0043】また装置の長手方向の寸法を大きくした場
合、記録シート5と記録電極1間のギャップ量を増加し
なければならないが、そのギャップ量拡大率に比例して
大きくなるトナーチェーンの導体抵抗R1 の値を規定
値RM より減少させる場合に、トナー搬送速度V,駆
動搬送ローラ6a,スリーブ3の外径の増加分を低減す
ることができる。よって、各ローラの駆動源を小型化し
て消費電力を低減し、装置を軽量化することができる。
【0044】更に画像形成後のスリーブ3上のトナー2
が、記録シート5に付着したトナー2をなでる領域を減
少させることができるので、画像むらを低減することが
できる。またトナー搬送速度Vを変更することにより、
装置全体の共振点を回避する一手段ともなり得る。尚、
前記ガイド部材15は、板状のガイド部材を用いたが、
図13に示すように、コロ部材16を用いて記録シート
5の駆動ローラ6aに対する巻き付きを、画像形成部材
手前で一部解除して記録シート5の搬送方向を規制する
と共に、画像形成部へのトナー2の流入を記録シート5
を介して間接的に規制するようにしてもよい。
【0045】■(被覆部材1fによる影響)次に図1に
おいて、導体露出部1dのトナー搬送方向下流側先端に
おける絶縁性被覆部材1fによる影響を以下に述べる。 図4に示すように固定されたスリーブ3内のマグネット
ローラ4の回転により、トナー2が矢印A方向に搬送さ
れ、記録電極1のトナー通し穴1eを通過して、フレキ
シブルな電極カバーフィルム1a上を通過して導体露出
部1dに搬送される。上記導体露出部1eのトナー搬送
方向下流側先端部は、絶縁性材料よりなる被覆部材1f
により被覆されており、記録電極1と記録シート5間の
間隔が幅狭になっている。
【0046】上記導体露出部1dに搬送されたトナー2
は、被覆部材1fによりせき止められ、一時的に溜まる
。この時記録電極1に画像情報に応じて電圧を印加する
ことにより、トナー2を記録シート5に付着させて画像
を形成することができる。また記録後に記録シート5に
付着しなかったトナー2は、即時に記録電極1より除か
れるようにするため、スリーブ3と記録電極1との間に
記録電極支持部材1gを介在させて落差を設けている。 本実施例では導体露出部1dのスリーブ3表面からの高
さh=0.6 〜0.8 mm、導体露出部1dの長さ
l=1.5 〜3.0 mmとし、被覆部材1fの長さ
cを上記電極露出部長さlの半分以下、c≦l/2とし
た。
【0047】上記被覆部材1fの長さが、lの半分以上
であると、トナー2の記録シート5に対する付着量が減
少し、画像濃度が低下するからである。尚、上記記録電
極1は、その導体露出部1dの先端部が、テンションロ
ーラ6bとマグネットローラ4の中心線より間隔aを隔
ててスリーブ3上に貼着されている。次に上記被覆部材
1fの厚さbと、その被覆部材1fと記録シート5との
距離dとの関係を図14のグラフに示す。
【0048】図14によれば、被覆部材1fの厚さbが
、厚くなるにしたがって、被覆部材1fと記録シート5
との距離bを広げることができることを示している。特
に200 μm≦b≦300 μmの範囲で、d=55
0μmとなり、被覆部材1fがない場合に比べて(b=
0μm,d=400 μm) 、最大150 μmだけ
被覆部材1fと記録シート5との距離dを広げることが
できる。従って、上記グラフに示すように、本実施例で
は被覆部材1hの厚さbが400μm 程度までは、そ
の被覆部材1fと記録シート5との距離dを広げること
ができることが判明した。
【0049】この理由について図15(a)(b)乃至
図17を参照して考察する。先ず図15(a)において
、本実施例で使用しているトナー2は磁性であり、電気
抵抗値の低いもの(体積抵抗値1×102 〜1×10
8 Ωcm)を用いている。また上記トナー2はマグネ
ットローラ4の磁力線方向に沿ってトナーチェーン2a
を形成しており、トナー粒子どうしはこの磁力によって
相互に付着している。従って、磁力が強ければ強い程、
トナー粒子間の接触面積又は接触力は大きいため抵抗値
は小さくなり現象が容易になる。
【0050】しかしながら、本実施例では図15(b)
に示すように、磁力線方向(矢印C方向)のみならず、
トナー搬送方向(矢印A方向)にもトナーの抵抗値を小
さくする力が働くことを見出した。トナー2の搬送は、
マグネットローラ4の回転により、記録電極1の上流側
から搬送され、急激に記録電極1と記録シート5間で間
隔が狭められるため、記録電極1の通過後のトナー量m
(単位時間,単位体積当りの量)は通過前のトナー量M
に比べて少なくなる。
【0051】従って記録電極1近傍においては、単位時
間当りM−mのトナー量が溜まることとなる。これによ
って、トナー搬送方向Aにも圧力が生じ、この力を  
    PA =f1 (M−m)(fは関数を示す)
      …………■で表わす。また既に述べた磁力
線C方向に生ずる力を      PC =f2 (G
)(Gは磁束密度を示す)      …………■で表
わす。記録電極1上で生ずる力をベクトルで表わすと、 となる。
【0052】また現像能力は、トナー2の抵抗値Rに直
接関係しており、現像を容易にすること、即ち記録シー
ト5のトナー付着量を多くするには、上記抵抗値Rを小
さくしなければならない。そこで、図16のグラフに示
すように、トナー2に加わる圧力Pが大きい程、その電
気的抵抗値Rは低下している。よって、この関係を  
    R=1/f3 (P)           
               …………■とする。従
って上記■■から、       R=1/f3 (PC +PA )   
     =1/f3 {f1 (G)+f2 (M−
m)}      …………■となる。
【0053】ここで本実施例に示すように、記録電極1
の導体露出部1dの先端部に、絶縁性被覆部材1fを設
けることにより、トナー搬送時の障害となり、記録電極
1通過後のトナー量m′は、上記被覆部材1fを設けな
い場合のトナー量mに比べて少なくなる。即ち、m′<
mであるため、■式においてf2 (M−m′)が大き
くなるため、抵抗値R′は小さくなる。従って、   
   R′=1/f3 (PC +PA ′)    
      =1/f3 {f1 (G)+f2 (M
−m′)}  …………■R′<Rとなる。
【0054】以上述べたように、図4において導体露出
部材1dのトナー搬送方向先端部に被覆部材1fを設け
たので、トナー2の搬送により、より大きな圧力がトナ
ー溜部に加わり、トナー抵抗値Rを減少させて、現像を
容易に行うこと、即ち記録シート5のトナー付着量を多
くすることができる。図16に示すグラフは、図17に
示す円筒形の容器にトナーを入れ、それを磁場の上と磁
場がない場合について上から圧力を加えて、同時に上下
2つの金属性電極でトナーを挟み、印加電圧(30V)
と電流値より抵抗値Rを求めてグラフ化したものである
【0055】上記円筒形容器の内径は1cm、トナーを
入れた時の高さ1cm、磁場を形成する磁石の表面直上
の磁束密度は800 〜900 Gauss であった
。図16に示すグラフより、磁場がない場合でも圧力が
加わることで、トナーの抵抗値Rは下がっている。本実
施例では、上記圧力はスリーブ3上を搬送されるトナー
2により生ずることを見出したものである。図16の縦
軸に示すトナー体積抵抗値Rは、 R=V/i×S/h =30/i×{0.5 cm×0.5 cm×3.14
) /1cm=23.5/i  (Ωcm) で表され、電流値iを測定してトナー体積抵抗値Rを求
めた。また圧力Pは重りを0.5 〜5gの範囲で載せ
て測定を行った。
【0056】上記構成によれば、被覆部材1fと記録シ
ート5との距離dを広げることが可能であるので、記録
シート5が移動することで、テンションローラ6bが回
転するが、このときの回転ぶれ精度を緩和することがで
き、部品精度を粗くする分だけ低コスト化を図ることが
できる。また記録電極支持部材1g及び記録電極1の貼
り付け精度を緩和して歩留りを向上させて低コスト化を
図ることができる。例えば記録電流1の貼り付け精度を
凹凸差を最大20μm〜50μmに緩和することにより
、貼り付け易さが向上し、歩留りを50%〜80%に向
上させることができる。
【0057】またスリーブ3の真直性精度を緩和してス
リーブ3の製造の歩留りの向上と、低コスト化を図るこ
とができる。例えばスリーブ3の真直性精度を70μm
〜100μmに緩和することにより、歩留りは70%〜
90%以上に向上させることができる。上記各部品の精
度を緩和すると共に、組立時の誤差を従来より大きく許
容することができ、組立性を向上することができる。更
に記録シート5と記録電極1(被覆部材1fを含む)と
の接触による破損を防止して、装置の信頼性を向上させ
ることができる。本発明の特徴を最も良く表わす図1に
おいては、導体露出部1dのトナー搬送方向上流側にガ
イド部材15、下流側に被覆部材1fの双方を設けてい
るが、どちらか一方であってもトナー圧縮する効果は十
分得られる。
【0058】(他の実施例)次に前記実施例における画
像形成部近傍に配置されたトナー2の流入を規制するガ
イド部材15の他の実施例について図18及び図19を
参照して説明する。図18において、17は画像有効領
域EFGHの手前であって、記録シート5と記録電極1
との間に設けた、搬送速度Vのトナー2を画像有効領域
EFGHに直接導くための平板状のガイド部材である。 上記ガイド部材17の始点J′,終点K′,及び画像有
効領域の記録シート5側終点Fは同一直線上にあり、線
分JFと線分GHのなす角をθ2 ′とすると、θ2 
′はθ1 より小さくなる。
【0059】上記画像有効領域EFGH内のトナーの挙
動は、ガイド部材17を付加することにより、図19に
示すように、画像有効領域がK′FHGに縮小された場
合に近似することができる。従って、画像有効領域K′
FHG内のトナー2が線分K′Gに対して垂直方向から
トナーせき止め量WAt,トナー搬送速度Vによる力P
を受けた場合に、同時に線分K′Fと線分GHに対して
垂直方向から夫々受けるトナー圧縮力P/(2sin 
θ2 ′/2)は、画像有効領域EFHGに対して作用
するトナー圧縮力P/(2sin θ1 ′/2)より
大きくなる。よって、従来例に示したように、トナーチ
ェーンの導体抵抗R1 が低下して、記録シート5に対
してトナー2を引き付ける静電吸着力FE は増大する
ので、画像濃度を濃くすることができる。
【0060】(他の実施例)次に記録電極1の導体露出
部1dに設ける被覆部材1fの他の実施例について図2
0(a)(b)を参照して説明する。図20(a)にお
いて、本実施例は被覆部材1fを、導体露出部1d上で
はなく、記録電極1のトナー搬送方向下流側端部に近接
するようにスリーブ3上に設けたものである。上記構成
によれば、被覆部材1fは記録電極1上を被覆していな
いので、記録に寄与する導体露出部1dの面積をそのま
ま利用することができ、従って、記録電極1と記録シー
ト5の間隔を広げると共に、画像濃度を維持することが
できる。
【0061】次に図20(b)において、本実施例は導
体露出部1dと記録シート5との間に、絶縁性の細線1
hを張設したものである。例えば上記細線1hの径が2
50 μmφのものを張った場合、記録電極1と記録シ
ート5との間隔は、400 μm〜550 μmまで広
げることが可能になり、前記実施例と同様な効果が得ら
れる。尚、上記細線1hは記録電極1より離れたところ
に張設してもよく、記録シート5がその細線1hに触れ
そうになっても、この線は逃げるため、記録シート5に
対して傷をつけることはない。
【0062】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録媒体の画
像形成部近傍に蓄積された現像剤を記録電極近傍に設け
られた圧縮手段によって、電荷注入方向に効率良く圧縮
することができる。そしてこれにより、現像剤の粒子間
の電気抵抗値を更に低下させ、記録媒体に対する現像剤
の付着量を増加させることができる。従って、画像濃度
を濃くすると共に、駆動源を省力化して低コスト化を図
り、装置全体を小型化することができる。また、現像剤
搬送速度を一定に保ったまま、現像剤の導体抵抗が規定
値以下の範囲内(現像剤の圧縮力増加による抵抗減少分
+ギャップ増加による抵抗増加分≦規定値)で記録媒体
と記録電極間のギャップ量を増加することができる。従
って、駆動搬送ローラ,スリーブ等の部品精度が必要以
上に要求されないので、低コスト化を図ることができる
。また装置の長手方向の寸法を大きくした場合、記録媒
体と記録電極間のギャップ量を増加しなければならない
が、そのギャップ量拡大率に比例して大きくなるトナー
チェーンの導体抵抗値を規定値より減少させる場合に、
現像剤搬送速度,駆動搬送ローラ,スリーブの外径の増
加分を低減することができる。従って、前記ローラの駆
動源を小型化して消費電力を低減し、装置全体を軽量化
することができる。更に画像形成後スリーブ上の現像剤
が、記録媒体に付着した現像剤をなでる領域を減少させ
ることができるので、画像むらを低減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成部の拡大説明図である。
【図2】画像形成部の拡大説明図である。
【図3】画像形成有効領域を示す説明図である。
【図4】画像形成部の拡大説明図である。
【図5】画像形成部の原理説明図である。
【図6】画像形成部の原理説明図である。
【図7】画像形成部の模式説明図である。
【図8】画像形成部の模式説明図である。
【図9】コンデンサの充電電圧の変化を示すグラフであ
る。
【図10】画像形成装置の概略構成を示す断面説明図で
ある。
【図11】記録電極の斜視説明図である。
【図12】記録媒体の一部拡大断面図である。
【図13】画像形成部の他例の説明図である。
【図14】ギャップdと被覆部材の厚さbとの関係を示
すグラフである。
【図15】画像形成部分の原理説明図である。
【図16】トナー体積抵抗値と圧力との関係を示すグラ
フである。
【図17】画像形成部分の原理説明図である。
【図18】ガイド部材の他例の説明図である。
【図19】他例の画像形成有効領域を示す説明図である
【図20】トナー堰き止め部材の他例を示す説明図であ
る。
【図21】従来の画像形成部の原理説明図である。
【図22】従来の画像形成装置を示す断面説明図である
【図23】従来の画像形成原理を示す説明図である。
【図24】従来の画像形成部の拡大説明図である。
【図25】従来例の画像形成有効領域を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1は記録電極、1aはフレキシブルプリント基板、1b
は支持板、1cは電極ドライバ、1dは導体露出部、1
eは通し穴、1fは被覆部材、1gは記録電極支持部材
、1hは細線、2はトナー、3はスリーブ、4はマグネ
ットローラ、5は記録シート、5aは表面層、5bは有
色層、5cは導電層、5dは基材、5eはカーボンペー
スト、5fは除電ブラシ、6aは駆動ローラ、6bはテ
ンションローラ、7は現像器、8は記録制御部、9は画
像表示部、10はクリーニング部材、10aはクリーニ
ング部材本体、10bは刷毛、11は背板、11aは支
持部材、12は非磁性部材、13は磁石、14は電源、
15,17はガイド部材、16はコロ部材である。 整理番号1949017

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像情報に応じて現像剤に電圧を印加
    するための導体部を有する記録電極と、前記記録電極に
    画像情報に応じた信号電圧を印加するための駆動手段と
    、前記現像剤を付着させて画像を形成するための記録媒
    体と、前記記録電極と記録媒体との間に現像剤を供給す
    るための現像剤供給手段とを有し、前記記録電極の導体
    部の現像剤搬送方向下流側先端部を、絶縁性部材により
    被覆したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  前記絶縁性部材は、前記導体部の現像
    剤搬送方向下流側近傍に設けられている請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】  画像情報に応じて現像剤に電圧を印加
    するための導体部を有する記録電極と、前記記録電極に
    画像情報に応じた信号電圧を印加するための駆動手段と
    、前記現像剤を付着させて画像を形成するための記録媒
    体と、前記記録電極と記録媒体との間に現像剤を供給す
    るための現像剤供給手段と、前記記録電極近傍に蓄積さ
    れた現像剤を圧縮するための圧縮手段と、を有する画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】  前記圧縮手段は、前記記録電極への現
    像剤の流入を規制するガイド手段を有する請求項3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】  前記圧縮手段は、前記記録電極の導体
    部の現像剤搬送方向下流側先端部を被覆した絶縁性部材
    を有する請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】  前記圧縮手段は、前記導体露出部の現
    像剤搬送方向下流側近傍に設けられた絶縁性部材を有す
    る請求項3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】  前記記録媒体は、表面透明樹脂層と、
    有色の無機物質と、導電層を順次有することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】  前記記録媒体に形成した画像は、表面
    部にて表示して用いるディスプレイ装置であることを特
    徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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