JPH04355304A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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Publication number
JPH04355304A
JPH04355304A JP3131375A JP13137591A JPH04355304A JP H04355304 A JPH04355304 A JP H04355304A JP 3131375 A JP3131375 A JP 3131375A JP 13137591 A JP13137591 A JP 13137591A JP H04355304 A JPH04355304 A JP H04355304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
probe holder
holder
fixing
bimetals
Prior art date
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Pending
Application number
JP3131375A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Tanaka
誠嗣 田中
Yoshiji Fujita
藤田 佳児
Shinichi Mizuguchi
水口 信一
Takeshi Nomura
剛 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3131375A priority Critical patent/JPH04355304A/ja
Publication of JPH04355304A publication Critical patent/JPH04355304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子的な分解能で物体の
表面の像を形成する方法でトンネル電流を使用する方法
【0002】
【従来の技術】通常の工学顕微鏡は物体のレンズの開口
によって決定される分解能上の限界がある。使用する光
の波長の略1/2より良い分解能を原理的に得られない
。特開昭59−1213010号公報は開口の使用によ
る分解能の限界を、波長よりも小さな物体からの距離に
配置した波長と比較して小さな入射ひとみの直径の使用
によって回避した光学的近視野走査顕微鏡を開示してい
る。この顕微鏡は波長の1/10程度、即ち50nm、
近傍の分解能を達成している。
【0003】電子顕微鏡は代表的には垂直方向に20n
m、横方向に1nmの分解能を有するが、高い分解能を
達成するのに必要な電子ビームの高いエネルギのために
、多くの表面が著しく傷つく。
【0004】米国特許第4343993号の走査トンネ
ル顕微鏡ははるかに小さなエネルギで動作するが、次に
走査トンネル顕微鏡の簡単な説明を行う。これにおいて
は、非常に鋭い金属チップが検査すべき表面を横切って
、チップの頂点の原子の電子の雲がチップに最も近い表
面領域上の原子の電子の雲とおだやかに接触する様な小
さな間隔でラスタ走査される。従って上記チップと表面
間に電位差が存在する時にギャップ間にトンネル電流が
流れる。このトンネル電流はチップと表面間の距離に依
存して指数的に変化するので、チップが探針の表面を横
切って走査する時に生ずる予定値からの偏差に基づいて
修正信号を発生するのに使用される。この修正信号を使
用してトンネルの距離を制御し、修正信号を最小にし、
又検査している表面上のチップの物理的位置から誘導さ
れる位置信号の関数としてグラフにする。この技術によ
る原子スケールの分解能が得られ、表面上の個々の原子
が可視的になる。
【0005】走査トンネル顕微鏡はトンネル・ギャップ
を横切る電位差を必要とする。従って、トンネル・チッ
プと検査すべき表面はともに導電性の材料であるか、導
電性の材料で覆ったものでなければならない。
【0006】以上のような原理で、走査型トンネル顕微
鏡は、原子スケールの分解能が得られる。ここで扱う走
査型トンネル顕微鏡は、トンネル電流を一定にするよう
に探針をPZTで駆動させ、試料表面をスキャンするも
のである。
【0007】以下図面を参考にしながら、従来の走査型
トンネル顕微鏡の探針部の固定法について説明する。図
4は従来の走査型トンネル顕微鏡の探針固定部を示した
図である。図4において1は探針、2は探針1の探針ホ
ルダ、3は探針ホルダ2を固定する固定ブロック、4は
探針ホルダ2を押さえるためのバネ、5はバネ4の止め
ネジである。以上のように構成された走査型トンネル顕
微鏡の探針固定部の機能について説明する。探針1は試
料表面をスキャンするため、先端部は鋭敏とする必要が
ある。分解能は、おもに探針1の鋭さによる。そのため
補修の簡便さが必要である。又、試料表面を高速にスキ
ャンするために探針1の支持部に高い剛性が必要である
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、バネ4のみで探針ホルダ2を固定する
ので探針固定部まわりの剛性が低くなり、分解能の低下
、試料と探針1との接触する問題点を有していた。
【0009】又、一方で探針ホルダ2は常にバネ4から
力を受けているため、探針ホルダ2を交換するとき、探
針ホルダ2を装着する方向に大きな力がかかり、固定ブ
ロック3を支持しているPZTが破壊されてしまう問題
点を有していた。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、探針固定部に
剛性力があり、探針ホルダ2の着脱に余分な力がかから
ないような探針固定法を備えた走査型トンネル顕微鏡を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そして上記目的を達成す
るための本発明の走査型トンネル顕微鏡は、上記ホルダ
固定方法の替わりに、固定ブロックに探針ホルダを少な
くとも2ヶ所からバイメタルで押さえ、その留めの部分
にヒータを備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって次のようになる
【0013】すなわち、固定時には探針ホルダはバイメ
タルにより固定ブロックにしっかり留められた状態にあ
る。しかし、探針ホルダ交換時には留めの部分のヒータ
に通電する。バイメタルが温まると、バイメタルが変形
し探針ホルダを抑え込まない状態になり、探針ホルダの
出し入れに余分な力がかからなく、PZTを破壊するこ
ともなく円滑に探針ホルダを交換することができるよう
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0015】図1は本発明の実施例に於ける探針固定部
回りの構成を示すものである。6は試料表面を操作する
探針、7は探針を支える探針ホルダ、11は探針ホルダ
7をV字溝に固定する固定ブロック、8と8′は探針ホ
ルダ7を固定ブロック11のV字溝に固定するバイメタ
ルであり、常温状態では固く固定するように働いている
。9と9′はバイメタメ8,8′を温める目的を持って
いるヒータである。
【0016】図2は本発明の実施例に於ける、探針固定
部回りを支え、微可動させている部分の構成図を示すも
のである。
【0017】図1で示した固定ブロック11は互いに直
角な3方向から積層型のPZTで支えられており、各々
微可動する方向に12はZ軸微動PZT、14はX軸微
動PZT、15はY軸微動PZTで支えている。Z軸方
向は試料表面と探針との距離をnmオーダで合わせる必
要があり、Z軸微動PZT12の底部には、粗動のため
のZ軸粗動PZTがあり、2チャンネルで合わせるよう
になっている。
【0018】図3は本発明の実施例における走査型トン
ネル顕微鏡のヘッド部の構成図を示すものである。
【0019】16は探針のアクチュエータ部を示し、図
2の構成内容になっている。17は試料台を示し上下に
可変である。18は探針のアクチュエータ部16と試料
台17からなる走査型トンネル顕微鏡のヘッド部であり
、防振装置を通して外界から支えられている。
【0020】次に実施例の構成における動作を示す。先
ず、探針のアクチュエータ部16はテトラポット状の形
状をしており、探針6が固定されている固定ブロック1
1をX,Y,Z方向にPZTで微動させることができる
構造を持っている。試料と探針6との間をトンネル電流
が流れるnmのオーダーで保つようにZ軸粗動PZT1
3が動作するが、試料表面上を高速にスキャンするため
に、高速にX軸微動PZT14,Y軸微動PZT15を
動作させる必要があり、またスキャン中に探針と試料表
面の距離を一定に保つようにZ軸微動PZT12を応答
が遅れないように動作させる必要がある。そのために、
探針6固定を強くする必要がある。一方で、探針の先端
は鋭い状態でなくてはならないので探針6の交換を必要
とする。バイメタルを用いて交換時と非交換時のホール
ドの状態を変えることにより上記矛盾が解決される。
【0021】以上のように本実施例によれば、固定部ブ
ロック11のV字溝に探針ホルダ7をバイメタル8,8
′で押さえ、留めの部分にヒータ9,9′を設けること
により、少なくとも2ヶ所以上からバイメタルで固定さ
れることになり、従来の方法より探針ホルダ固定部にお
ける剛性をあげることが出来た。コンパクトな方法で剛
性をあげた為、探針を可動する為の出力負荷が大きくな
らなかった利点もあった。
【0022】また、留めの部分のヒータ9,9′を通電
させることによりヒータ9,9′が発熱し、バイメタル
8,8′がその熱によりたわむ。たわむことによりバイ
メタル8,8′が探針ホルダ7を押さえる力が減少し、
探針ホルダ7をより少ない力で出し入れすることができ
るようになった。そのことにより従来に比べて、固定ブ
ロック11を支持しているPZT12,14,15の破
損がなくなった。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定ブロックに
探針ホルダを少なくとも2ヶ所からバイメタルで押さえ
、その留めの部分にヒータを備えることにより、探針ホ
ルダ固定部の剛性が上がり、引いては走査型トンネル顕
微鏡の解像力の向上、探針と試料の接触の防止につなが
る。一方では、探針ホルダの出し入れには余分な力がか
からなくなり、固定ブロックを微動させるPZTを破壊
することもなくなるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における探針固定部回りの構成
【図2】本発明の実施例における探針固定部回りを支え
、微可動させている部分の構成図
【図3】本発明の実施例における走査型トンネル顕微鏡
のヘッド部の構成図
【図4】従来の探針固定部回りの構成図
【符号の説明】
6      探針 7      ホルダ 8      バイメタル 9      ヒータ 10    止めねじ 11    固定ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  探針と探針を支える回転対称の探針ホ
    ルダと互いに直交する3軸方向に微可動せしめるPZT
    で支えられた固定ブロックと前記探針ホルダを前記固定
    ブロックのV溝に固定するためのバイメタルとバイメタ
    ルを温めおさえるための座がね状のヒーターとを備えて
    いることを特徴とする走査型トンネル顕微鏡。
JP3131375A 1991-06-03 1991-06-03 走査型トンネル顕微鏡 Pending JPH04355304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3131375A JPH04355304A (ja) 1991-06-03 1991-06-03 走査型トンネル顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

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JP3131375A JPH04355304A (ja) 1991-06-03 1991-06-03 走査型トンネル顕微鏡

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Publication Number Publication Date
JPH04355304A true JPH04355304A (ja) 1992-12-09

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ID=15056475

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JP3131375A Pending JPH04355304A (ja) 1991-06-03 1991-06-03 走査型トンネル顕微鏡

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JP (1) JPH04355304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000258330A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Seiko Instruments Inc 走査型プローブ顕微鏡

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000258330A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Seiko Instruments Inc 走査型プローブ顕微鏡

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