JPH04355209A - 複合型磁気ヘッド - Google Patents
複合型磁気ヘッドInfo
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- JPH04355209A JPH04355209A JP15774491A JP15774491A JPH04355209A JP H04355209 A JPH04355209 A JP H04355209A JP 15774491 A JP15774491 A JP 15774491A JP 15774491 A JP15774491 A JP 15774491A JP H04355209 A JPH04355209 A JP H04355209A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合型磁気ヘッドに関
し、特に記録再生用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッド
コアとを組合せて形成される複合型磁気ヘッドに関する
。
し、特に記録再生用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッド
コアとを組合せて形成される複合型磁気ヘッドに関する
。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体上にデ−タを書き込んだり
、該磁気媒体上に書き込まれたデ−タを読出したりする
とき、磁気ヘッドが使用される。この種の読出しと書き
込みが行える複合型磁気ヘッドは、たとえば特開昭57
−44219号公報及び特公平3−11002号公報に
示されていて公知である。
、該磁気媒体上に書き込まれたデ−タを読出したりする
とき、磁気ヘッドが使用される。この種の読出しと書き
込みが行える複合型磁気ヘッドは、たとえば特開昭57
−44219号公報及び特公平3−11002号公報に
示されていて公知である。
【0003】上記特開昭57−44219号公報に示さ
れている複合型磁気ヘッド(7)は、図5に示す様に、
記録再生用磁気ヘッドコア(1)と消去用磁気ヘッドコ
ア(2)とが、低融点ガラスなどの非磁性体(15)を
挟んで対向し、かつ接着されている。そして、記録再生
用磁気ヘッドコア(1)は、サイドコア(3)とセンタ
コア(4)とが、磁気ギャップ(8)を介して対向配置
され、消去用磁気ヘッドコア(2)は、サイドコア(5
)とセンタコア(6)とが、磁気ギャップ(9a),(
9b)を介して対向配置されている。
れている複合型磁気ヘッド(7)は、図5に示す様に、
記録再生用磁気ヘッドコア(1)と消去用磁気ヘッドコ
ア(2)とが、低融点ガラスなどの非磁性体(15)を
挟んで対向し、かつ接着されている。そして、記録再生
用磁気ヘッドコア(1)は、サイドコア(3)とセンタ
コア(4)とが、磁気ギャップ(8)を介して対向配置
され、消去用磁気ヘッドコア(2)は、サイドコア(5
)とセンタコア(6)とが、磁気ギャップ(9a),(
9b)を介して対向配置されている。
【0004】この種の複合型磁気ヘッドは、ギャップ(
8)、(9a)、(9b)を形成する前にサイドコア(
3),(5)センターコア(4),(6)にあらかじめ
トラック幅を規制するトラック形成用の溝(13a),
(13b),(14a),(14b)を別々に形成し,
組み立て時のギャップ形成時に、サイドコアとセンター
コアの両コアのトラック幅が一致する様に位置合わせを
して組み立てをする必要があった。
8)、(9a)、(9b)を形成する前にサイドコア(
3),(5)センターコア(4),(6)にあらかじめ
トラック幅を規制するトラック形成用の溝(13a),
(13b),(14a),(14b)を別々に形成し,
組み立て時のギャップ形成時に、サイドコアとセンター
コアの両コアのトラック幅が一致する様に位置合わせを
して組み立てをする必要があった。
【0005】又、特公平3−11002号公報に記載さ
れているものは、図6に示すように、磁気ギャップを形
成した後にトラックを規制するトラック形成用溝(53
a)、(53b),(54a),(54b)をセンター
コア(4)(6)の記録媒体摺動面(10)側よりサイ
ドコア側に傾けて設けており、トラック形成溝を一致さ
せる必要は無いが、特開昭57−44219号に比べ、
トラック形成溝の体積が大きい為、磁気抵抗が大きくな
り、特性が劣る問題があった。又、上記の公知の技術は
共に、記録再生用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコ
アのトラック形成溝方法は同じ方式としている。
れているものは、図6に示すように、磁気ギャップを形
成した後にトラックを規制するトラック形成用溝(53
a)、(53b),(54a),(54b)をセンター
コア(4)(6)の記録媒体摺動面(10)側よりサイ
ドコア側に傾けて設けており、トラック形成溝を一致さ
せる必要は無いが、特開昭57−44219号に比べ、
トラック形成溝の体積が大きい為、磁気抵抗が大きくな
り、特性が劣る問題があった。又、上記の公知の技術は
共に、記録再生用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコ
アのトラック形成溝方法は同じ方式としている。
【0006】ところで、記録再生用磁気ヘッドコアと消
去用磁気ヘッドコアとが磁気ヘッドと磁気媒体の相対的
走行方向に直列に配設されているものには、書き込み読
み出しの面から見ると2種類に分けることができる。こ
のうちトンネル消去型では記録再生用磁気ヘッドコアで
データを記録した後、データの両側を直流消去してガー
ドバントを作成する構造をとっており、先行消去型では
記録再生用磁気ヘッドで記録する前に記録再生用磁気ヘ
ッドのトラックより広いトラック幅を持つ消去用磁気ヘ
ッドコアにて直流消去し、その後記録再生用磁気ヘッド
コアでデータを記録してゆき、結果的にデータの両側に
ガードバンドが作成される。上記2種類共消去用磁気ヘ
ッドコアは記録時にのみ使用され再生時には何ら作用し
ない。ところが、前記の公知の技術は全て、両磁気ヘッ
ドコアを同じ構造のトラック形成溝で形成している。言
いかえれば、無駄な加工を加えていることになる。
去用磁気ヘッドコアとが磁気ヘッドと磁気媒体の相対的
走行方向に直列に配設されているものには、書き込み読
み出しの面から見ると2種類に分けることができる。こ
のうちトンネル消去型では記録再生用磁気ヘッドコアで
データを記録した後、データの両側を直流消去してガー
ドバントを作成する構造をとっており、先行消去型では
記録再生用磁気ヘッドで記録する前に記録再生用磁気ヘ
ッドのトラックより広いトラック幅を持つ消去用磁気ヘ
ッドコアにて直流消去し、その後記録再生用磁気ヘッド
コアでデータを記録してゆき、結果的にデータの両側に
ガードバンドが作成される。上記2種類共消去用磁気ヘ
ッドコアは記録時にのみ使用され再生時には何ら作用し
ない。ところが、前記の公知の技術は全て、両磁気ヘッ
ドコアを同じ構造のトラック形成溝で形成している。言
いかえれば、無駄な加工を加えていることになる。
【0007】本発明は、上記のような従来の欠点を改良
しようとするものであり、その目的は、記録再生用磁気
ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコアのトラック形成溝を
個々に最適化しようとするものである。
しようとするものであり、その目的は、記録再生用磁気
ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコアのトラック形成溝を
個々に最適化しようとするものである。
【0008】
【発明の概要と作用】上述のような発明の目的を達成す
るために、本発明に係る複合型磁気ヘッドは、記録再生
用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコアの2つのコア
を組合わせて形成され、例えばフロッピーディスク装置
用複合型磁気ヘッドコアにおいて、作成の容易なまた品
質の安定した複合型磁気用ヘッドコアの構造を提供する
。より詳細に述べれば、記録再生用磁気ヘッドコアのト
ラック形成溝はエイペックスに達する深さで、センター
コアの記録媒体との摺動面側からサイドコア側に向かっ
て漸次深さが浅くなるように傾斜せしめて形成し、記録
再生用磁気ヘッドのセンターコアとサイドコアの位置合
わせを不要とし且つサイドコア、センターコア共にトラ
ック端面より伸びるギャップ形成面を無くし再生時の隣
接トラックからのクロストークを無くし、消去用磁気ヘ
ッドコアはサイドコア部のみにトラック形成溝を形成し
、センターコアには何ら溝を形成しないことにより、ト
ラック形成溝部の体積を減らすと共にセンターコアの体
積を増やし、センターコア部の磁気抵抗を減らすと共に
サイドコアとセンターコアの位置合わせを不要にする複
合型磁気ヘッドを提供するものである。
るために、本発明に係る複合型磁気ヘッドは、記録再生
用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコアの2つのコア
を組合わせて形成され、例えばフロッピーディスク装置
用複合型磁気ヘッドコアにおいて、作成の容易なまた品
質の安定した複合型磁気用ヘッドコアの構造を提供する
。より詳細に述べれば、記録再生用磁気ヘッドコアのト
ラック形成溝はエイペックスに達する深さで、センター
コアの記録媒体との摺動面側からサイドコア側に向かっ
て漸次深さが浅くなるように傾斜せしめて形成し、記録
再生用磁気ヘッドのセンターコアとサイドコアの位置合
わせを不要とし且つサイドコア、センターコア共にトラ
ック端面より伸びるギャップ形成面を無くし再生時の隣
接トラックからのクロストークを無くし、消去用磁気ヘ
ッドコアはサイドコア部のみにトラック形成溝を形成し
、センターコアには何ら溝を形成しないことにより、ト
ラック形成溝部の体積を減らすと共にセンターコアの体
積を増やし、センターコア部の磁気抵抗を減らすと共に
サイドコアとセンターコアの位置合わせを不要にする複
合型磁気ヘッドを提供するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。図1は、本発明に係る複合型磁気ヘッド(10
7)の構成を説明する斜視図である。図1に示すように
、本発明に係る複合型磁気ヘッド(107)は記録再生
用磁気ヘッドコア(101)と消去用磁気ヘッドコア(
102)からなる。
明する。図1は、本発明に係る複合型磁気ヘッド(10
7)の構成を説明する斜視図である。図1に示すように
、本発明に係る複合型磁気ヘッド(107)は記録再生
用磁気ヘッドコア(101)と消去用磁気ヘッドコア(
102)からなる。
【0010】記録再生用磁気ヘッドコア(101)はサ
イドコア(103)とセンターコア(104)とを有し
、これらの間には所定の間隔を有する記録再生用ギャッ
プ(108)が形成されており、互いに合体されて構成
されている。そしてセンターコア(104)の磁気媒体
との摺動面(110)からサイドコア(103)のエイ
ペックス部(111)に達する深さにサイドコア(10
3)側に向かって漸次深さが浅くなるように傾斜した一
対の溝(113a)、(113b)が形成され、これに
より記録再生用ギャップ(108)の長さL1を規定し
、トラック幅としている。
イドコア(103)とセンターコア(104)とを有し
、これらの間には所定の間隔を有する記録再生用ギャッ
プ(108)が形成されており、互いに合体されて構成
されている。そしてセンターコア(104)の磁気媒体
との摺動面(110)からサイドコア(103)のエイ
ペックス部(111)に達する深さにサイドコア(10
3)側に向かって漸次深さが浅くなるように傾斜した一
対の溝(113a)、(113b)が形成され、これに
より記録再生用ギャップ(108)の長さL1を規定し
、トラック幅としている。
【0011】一方、消去用磁気ヘッドコア(102)は
、サイドコア(105)とセンターコア(106)とが
これらの間に所定の消去用ギャップ(109a)、(1
09b)を介して互いに合体されて構成されている。そ
してサイドコア(105)に設けられた溝部(114a
)、(114b)により消去用ギャップ(109a)、
(109b)の長さL2 と消去用トラック幅L3 を
トンネル消去後のデータ幅としている。
、サイドコア(105)とセンターコア(106)とが
これらの間に所定の消去用ギャップ(109a)、(1
09b)を介して互いに合体されて構成されている。そ
してサイドコア(105)に設けられた溝部(114a
)、(114b)により消去用ギャップ(109a)、
(109b)の長さL2 と消去用トラック幅L3 を
トンネル消去後のデータ幅としている。
【0012】記録再生用磁気ヘッドコア(101)と消
去用磁気ヘッドコア(102)とは個々のセンターコア
(104)と(106)との間に非磁性層(115)を
介して互いに接続されている。上記の溝部(113a)
、(113b)、(114a),(114b)には、磁
気媒体との摺動面(110)の耐摩耗性を向上される為
に、夫々ガラス等非磁性材が充填されている。
去用磁気ヘッドコア(102)とは個々のセンターコア
(104)と(106)との間に非磁性層(115)を
介して互いに接続されている。上記の溝部(113a)
、(113b)、(114a),(114b)には、磁
気媒体との摺動面(110)の耐摩耗性を向上される為
に、夫々ガラス等非磁性材が充填されている。
【0013】なお、図1では記録再生用磁気ヘッドの溝
底部(115a)、(115b)は記録再生用ギャップ
(108)と平行としているが、再生時に擬似ギャップ
として作用させない為に角度をつけるのが好ましい。
底部(115a)、(115b)は記録再生用ギャップ
(108)と平行としているが、再生時に擬似ギャップ
として作用させない為に角度をつけるのが好ましい。
【0014】次に図2を参照にて、上記複合型磁気ヘッ
ドの製造方法の一例を説明する。先ず記録再生用磁気ヘ
ッドコア(101)のサイドコア(103)を構成する
第1のコアブロック(116)とセンターコア(104
)を構成する第2のコアブロック(117)の夫々の接
合面(125),(126)に平面研磨を施した後、接
合面(125),(126)の少なくとも一方側に例え
ばSiO2 等の非磁性材(120)をスパッタリング
等によって形成した後、両ブロックを高融点ガラス(1
29)に依って互いに固着し非磁性材(120)を記録
再生用ギャップ(108)として形成し、記録再生用コ
アブロック(130)を作成する。次いで、必要に応じ
て磁気媒体摺動面(132)を研磨し記録再生用ギャッ
プ(108)のデプスを規定した後センターコアの磁気
媒体摺動面(110)より、サイドコア側に向かって、
エイペックス(134)に達する深さに、サイドコア側
に向かって漸次深さが浅くなるように傾斜させた溝(1
21)を記録再生用ギャップ(108)の長さL1 に
対応させて多数形成する。
ドの製造方法の一例を説明する。先ず記録再生用磁気ヘ
ッドコア(101)のサイドコア(103)を構成する
第1のコアブロック(116)とセンターコア(104
)を構成する第2のコアブロック(117)の夫々の接
合面(125),(126)に平面研磨を施した後、接
合面(125),(126)の少なくとも一方側に例え
ばSiO2 等の非磁性材(120)をスパッタリング
等によって形成した後、両ブロックを高融点ガラス(1
29)に依って互いに固着し非磁性材(120)を記録
再生用ギャップ(108)として形成し、記録再生用コ
アブロック(130)を作成する。次いで、必要に応じ
て磁気媒体摺動面(132)を研磨し記録再生用ギャッ
プ(108)のデプスを規定した後センターコアの磁気
媒体摺動面(110)より、サイドコア側に向かって、
エイペックス(134)に達する深さに、サイドコア側
に向かって漸次深さが浅くなるように傾斜させた溝(1
21)を記録再生用ギャップ(108)の長さL1 に
対応させて多数形成する。
【0015】一方、消去用磁気ヘッドコア(102)の
サイドコア(105)を構成する第3のコアブロック(
118)とセンターコア(106)を構成する第4のコ
アブロック(119)を用意し個々の接合面(127)
,(128)に平面研磨を施した後、第3のコアブロッ
ク(118)の接合面(127)に消去用ギャップ長さ
L2 とトンネル消去後のデーター幅L3 に対応する
溝(122)を形成する。次いで、記録再生用磁気ヘッ
ドコア(101)と同じく、接合面(127),(12
8)の少なくとも一方に例えばSiO2 等の非磁性材
(123)をスパッタリング等によって形成した後、高
融点ガラス(135)にて固着し、消去用ギャップ(1
09)を形成する。同時に、溝(122)に高融点ガラ
ス(135)を充填し、消去用コアブロック(131)
を作成する。
サイドコア(105)を構成する第3のコアブロック(
118)とセンターコア(106)を構成する第4のコ
アブロック(119)を用意し個々の接合面(127)
,(128)に平面研磨を施した後、第3のコアブロッ
ク(118)の接合面(127)に消去用ギャップ長さ
L2 とトンネル消去後のデーター幅L3 に対応する
溝(122)を形成する。次いで、記録再生用磁気ヘッ
ドコア(101)と同じく、接合面(127),(12
8)の少なくとも一方に例えばSiO2 等の非磁性材
(123)をスパッタリング等によって形成した後、高
融点ガラス(135)にて固着し、消去用ギャップ(1
09)を形成する。同時に、溝(122)に高融点ガラ
ス(135)を充填し、消去用コアブロック(131)
を作成する。
【0016】次いで、記録再生用コアブロック(130
)と同様に、必要に応じて磁気媒体摺動面(133)を
研磨し、消去用ギャップ(109)のデプスを規定する
。通常は消去用ギャップ(109)は、記録再生用ギャ
ップ(108)に比べて大きい為消去用ギャップ(10
9)のデプスは記録再生用ギャップ(108)のデプス
に比べて深くするが、浅くても良い。
)と同様に、必要に応じて磁気媒体摺動面(133)を
研磨し、消去用ギャップ(109)のデプスを規定する
。通常は消去用ギャップ(109)は、記録再生用ギャ
ップ(108)に比べて大きい為消去用ギャップ(10
9)のデプスは記録再生用ギャップ(108)のデプス
に比べて深くするが、浅くても良い。
【0017】次に、上記のように形成された記録再生用
コアブロック(130)と消去用コア789ク(131
)を夫々位置関係を調整し、低融点ガラス(137)を
記録再生用コアブロック(131)に形成された溝(1
21)に充填すると同時に記録再生用コアブロック(1
30)の第2のコアブロック(117)と消去用コアブ
ロック(131)の第4のコアブロック(119)の間
に浸透充填させ、非磁性層(124)により記録再生用
コアブロック(130)と消去用コアブロック(131
)を一体化させて複合コアブロック(138)を形成す
る。
コアブロック(130)と消去用コア789ク(131
)を夫々位置関係を調整し、低融点ガラス(137)を
記録再生用コアブロック(131)に形成された溝(1
21)に充填すると同時に記録再生用コアブロック(1
30)の第2のコアブロック(117)と消去用コアブ
ロック(131)の第4のコアブロック(119)の間
に浸透充填させ、非磁性層(124)により記録再生用
コアブロック(130)と消去用コアブロック(131
)を一体化させて複合コアブロック(138)を形成す
る。
【0018】次に、コイル挿入用溝(139a),(1
39b)を磁気媒体摺動面(110)の反対側に施す。 次いで、複合コアブロック(138)を、その長手方向
に所定の間隔をもってダイヤモンドカッター等の既知の
切断手段によって切断し、目的の複合型磁気ヘッドコア
(107)を切り出す。
39b)を磁気媒体摺動面(110)の反対側に施す。 次いで、複合コアブロック(138)を、その長手方向
に所定の間隔をもってダイヤモンドカッター等の既知の
切断手段によって切断し、目的の複合型磁気ヘッドコア
(107)を切り出す。
【0019】本発明の別の実施例を図3及び図4を用い
て説明する。図3に示す消去用磁気ヘッドコア(102
)のトラック幅L4 が、L4 =2L2 +L3とな
っていることが異なるのみで、他は図1,図2に示すも
のと同様であり図1のトンネル消去型に対して、先行消
去型の作用を行う磁気ヘッドであるが、基本構造、製造
方法は図1,図2と同じである。
て説明する。図3に示す消去用磁気ヘッドコア(102
)のトラック幅L4 が、L4 =2L2 +L3とな
っていることが異なるのみで、他は図1,図2に示すも
のと同様であり図1のトンネル消去型に対して、先行消
去型の作用を行う磁気ヘッドであるが、基本構造、製造
方法は図1,図2と同じである。
【0020】尚、本発明は以上に例示の具体例のみに限
定して解釈されるものでは決してなく、例えば図1にお
いて消去用磁気ヘッドコア(102)の溝(114a)
,(114b)が消去用ギャップ(109a),(10
9b)と平行して図示してあるが磁気媒体摺動面に向か
って深さが深くなる様に傾斜され、溝(109a),(
109b)に対して平行でないV型の溝となっていても
、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、含まれるも
のであることは当然である。
定して解釈されるものでは決してなく、例えば図1にお
いて消去用磁気ヘッドコア(102)の溝(114a)
,(114b)が消去用ギャップ(109a),(10
9b)と平行して図示してあるが磁気媒体摺動面に向か
って深さが深くなる様に傾斜され、溝(109a),(
109b)に対して平行でないV型の溝となっていても
、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、含まれるも
のであることは当然である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、記録再生用磁気ヘッド
コアのトラック幅を規定する溝部は、センターコアとサ
イドコアで記録再生用ギャップを介して一体化された構
造体に対して施されるものであるから、前記特開昭57
−44219号公報に記載されているような従来技術に
おいて採用されているセンターコアとセンターコアに対
する別個の溝入れ加工が不要となり、一度の溝入れ加工
によりセンターコアとサイドコアの両コアに跨がる溝が
一挙に形成されるものであるために、センターコアとサ
イドコアのトラックの位置合わせが不要となり、組み立
ての簡略化が図れることになる。
コアのトラック幅を規定する溝部は、センターコアとサ
イドコアで記録再生用ギャップを介して一体化された構
造体に対して施されるものであるから、前記特開昭57
−44219号公報に記載されているような従来技術に
おいて採用されているセンターコアとセンターコアに対
する別個の溝入れ加工が不要となり、一度の溝入れ加工
によりセンターコアとサイドコアの両コアに跨がる溝が
一挙に形成されるものであるために、センターコアとサ
イドコアのトラックの位置合わせが不要となり、組み立
ての簡略化が図れることになる。
【0022】また、消去用磁気ヘッドコアは、サイドコ
アのみにトラック幅を規定する溝を消去用ギャップを形
成する前に行うので、上記特公平3−11002号公報
に記載されている従来技術に対して、センターコア部の
断面積を大きく取れると共に磁気媒体摺動面に露出する
溝部の面積が少なくなるため、必然的に耐摩耗性の悪い
ガラスの面積を少なくすることが出来る。又サイドコア
のみに溝部が形成され、センターコアには溝部を形成し
ないことから両コアの位置合わせも不要となる。又セン
ターコアの体積は特公平3−11002号に記載されて
いるものに対して大きくすることが出来る為、センター
コア部の磁気抵抗を少なく出来る為、性能向上が達成出
来る。特に記録密度向上に併い記録再生用ギャップと消
去用ギャップの間隔は0.2〜0.35mmと狭くなっ
ており、センターコア部の磁気抵抗がサイドコア部に比
して大きくなっていることから本発明は高記録密度媒体
のデ−タを読み書きするのに適している。なお、消去用
磁気ヘッドコアのセンターコアの溝部対抗面は消去用ギ
ャップの延長線に位置しており、再生時に疑似ギャップ
として作用するが、消去ヘッドコアは再生時には作用し
ない為実用上何ら問題とならない。
アのみにトラック幅を規定する溝を消去用ギャップを形
成する前に行うので、上記特公平3−11002号公報
に記載されている従来技術に対して、センターコア部の
断面積を大きく取れると共に磁気媒体摺動面に露出する
溝部の面積が少なくなるため、必然的に耐摩耗性の悪い
ガラスの面積を少なくすることが出来る。又サイドコア
のみに溝部が形成され、センターコアには溝部を形成し
ないことから両コアの位置合わせも不要となる。又セン
ターコアの体積は特公平3−11002号に記載されて
いるものに対して大きくすることが出来る為、センター
コア部の磁気抵抗を少なく出来る為、性能向上が達成出
来る。特に記録密度向上に併い記録再生用ギャップと消
去用ギャップの間隔は0.2〜0.35mmと狭くなっ
ており、センターコア部の磁気抵抗がサイドコア部に比
して大きくなっていることから本発明は高記録密度媒体
のデ−タを読み書きするのに適している。なお、消去用
磁気ヘッドコアのセンターコアの溝部対抗面は消去用ギ
ャップの延長線に位置しており、再生時に疑似ギャップ
として作用するが、消去ヘッドコアは再生時には作用し
ない為実用上何ら問題とならない。
【図1】本発明に係る複合型磁気ヘッドの一実施例を示
す部分斜視図
す部分斜視図
【図2】実施例の製造工程説明図
【図3】本発明に係る複合型磁気ヘッドの他の実施例を
示す部分斜視図
示す部分斜視図
【図4】他の実施例の製造工程説明図
【図5】従来の複合型磁気ヘッドの部分斜視図
【図6】
従来の他の複合型磁気ヘッドの部分斜視図
従来の他の複合型磁気ヘッドの部分斜視図
101・・・・・・・・・記録再生用磁気ヘッドコア1
02・・・・・・・・・消去用磁気ヘッドコア103、
105・・・・・サイドコア 104、106・・・・・センターコア107・・・・
・・・・・複合型磁気ヘッド108・・・・・・・・・
記録再生用ギャップ109a、109b・・・消去用ギ
ャップ110・・・・・・・・・磁気媒体との摺動面1
11・・・・・・・・・エイペックス部114a、11
4b・・・溝部 115a、115b・・・溝底部
02・・・・・・・・・消去用磁気ヘッドコア103、
105・・・・・サイドコア 104、106・・・・・センターコア107・・・・
・・・・・複合型磁気ヘッド108・・・・・・・・・
記録再生用ギャップ109a、109b・・・消去用ギ
ャップ110・・・・・・・・・磁気媒体との摺動面1
11・・・・・・・・・エイペックス部114a、11
4b・・・溝部 115a、115b・・・溝底部
Claims (3)
- 【請求項1】磁気ギャップを介してセンターコアとサイ
ドコアを対向させ、上記磁気ギャップを有する面が磁気
媒体との摺動面となる記録再生用磁気ヘッドコアと消去
用磁気ヘッドコアとのセンターコア同志をギャップを介
して対向接着配置した複合型磁気ヘッドコアにおいて、
記録再生用磁気ヘッドコアはトラック幅を規定し前記磁
気媒体との摺動面側からエイペックス部に達する深さか
らサイドコア側に向かって漸次深さが浅くなるように傾
斜せしめ、かつセンターコア側からサイドコア側に延び
る少なくとも一条のトラック幅を規定するトラック形成
用溝を有し、前記消去用磁気ヘッドコアはサイドコアの
みにトラック幅を規定する少なくとも一条のトラック形
成用溝を、前記磁気媒体との摺動面側からエイペックス
部に達する深さに形成され、前記、記録再生用磁気ヘッ
ドコアと消去用磁気ヘッドコアのトラック幅を規定する
トラック形成用溝には非磁性材が充填され両磁気ヘッド
コアを一体に固着したことを特徴とする複合型磁気ヘッ
ド。 - 【請求項2】消去用磁気ヘッドコアのトラック幅を規定
するトラック形成用溝に充填される非磁性材は消去用磁
気ヘッドコアの磁気ギャップ内の非磁性材と同一材で形
成され、記録再生用磁気ヘッドコアのトラック幅を規定
するトラック形成用溝の非磁性材は記録再生用磁気ヘッ
ドコアのセンターコアと消去用磁気ヘッドコアのセンタ
ーコア間の固着材と同一材であることを特徴とする請求
項1記載の複合型磁気ヘッド。 - 【請求項3】上記センターコア同志の固着材により、記
録再生用磁気ヘッドコアと消去用磁気ヘッドコアを磁気
的に分離したことを特徴とする請求項1記載の複合型磁
気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157744A JP2789138B2 (ja) | 1991-06-01 | 1991-06-01 | 複合型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157744A JP2789138B2 (ja) | 1991-06-01 | 1991-06-01 | 複合型磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355209A true JPH04355209A (ja) | 1992-12-09 |
JP2789138B2 JP2789138B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=15656405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3157744A Expired - Fee Related JP2789138B2 (ja) | 1991-06-01 | 1991-06-01 | 複合型磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789138B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61175915A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 複合形ヘツドチツプおよびその製造方法 |
JPS62287406A (ja) * | 1986-06-05 | 1987-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | 複合磁気ヘツドおよびその製造方法 |
JPH0393014A (ja) * | 1989-09-05 | 1991-04-18 | Citizen Watch Co Ltd | 磁気ヘッド |
-
1991
- 1991-06-01 JP JP3157744A patent/JP2789138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61175915A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 複合形ヘツドチツプおよびその製造方法 |
JPS62287406A (ja) * | 1986-06-05 | 1987-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | 複合磁気ヘツドおよびその製造方法 |
JPH0393014A (ja) * | 1989-09-05 | 1991-04-18 | Citizen Watch Co Ltd | 磁気ヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2789138B2 (ja) | 1998-08-20 |
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Legal Events
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