JPH0435327A

JPH0435327A - 移動体通信装置

Info

Publication number: JPH0435327A
Application number: JP2137879A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Toyoshima; 昭彦豊島
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1990-05-28
Filing date: 1990-05-28
Publication date: 1992-02-06
Anticipated expiration: 2016-01-29
Also published as: JP3128804B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は、自動車等の移動体から通信を行う通信装置に
関する。

〔発明の概要〕

本発明は、自動車等の移動体から通信を行う通信装置に
おいて、衛星を介して伝送を行う衛星回線用の送受信部
と、地上回線用の送受信部とを、強度測定手段により判
別した受信レベルが高い方に切換えるようにし、移動体
からの確実な通信が良好に出来るようにしたものである
。

また本発明は、自動車等の移動体から通信を行う通信装
置において、衛星を介して伝送を行う衛星回線用の送受
信部と、地上回線用の送受信部とを、測位した現在位置
情報と送信が不可能な地域のデータベースとに基づいて
切換えるようにし、移動体からの確実な通信が良好に出
来るようにしたものである。

Ｃ従来の技術〕近年、自動車等の移動体から衛星或いは地上の中継局を
介して地上の固定局と無線で通信できるようにした伝送
システムが各種開発されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような移動体からの通信を行う場合、移動体の位１
により、移動体からの送受信が不可能な場合がある。即
ち、例えば自動車からの送受信を行うときには、トンネ
ル内や中継局から遠いサービスエリア外を走行している
とき、移動体での送受信ができなくなってしまう。

このように送受信ができないことがあると、伝送された
情報が正しく伝わらず、通信の信転性が低下する不都合
があった。

本発明の目的は、移動体での送受信が不可能になるのが
極力回避される通信装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕本発明は、例えば第１図に示すように、移動体から通信
を行う移動体通信装置において、衛星を介して伝送を行
う衛星回線用の送受信部（３）と、地上回線用の送受信
部（２）と、両送受信部（２）及び（３）により受信し
た信号の強度測定手段（８）とを設け、強度測定手段（
８）により判別した受信レベルが高い方の何れかの送受
信部（２）又は（３）により、送受信を行うようにした
ものである。

また本発明は、例えば第１図に示すように、移動体から
通信を行う移動体通信装置において、衛星を介して伝送
を行う衛星回線用の送受信部（３）と、地上回線用の送
受信部（２）と、移動体の現在位置を検出する測位手段
（９）と、各送受信部（２）及び（３）による送信が不
可能な地域のデータベース（１０）とを設け、測位手段
（９）が検出した現在位置が、データベース（１０）の
情報に基づいて何れか一方の送受信部（２）又は（３）
からの送信不可能地域であると判断したとき、他方の送
受信部（３）又は（２）で送受信を行うようにしたもの
である。

（作用〕このようにしたことで、移動体からの衛星回線と地上回
線とによる通信が、自動的に受信レベルが高い方に切換
わり、常に良好な通信ができる。

また、移動体からの衛星回線と地上回線とによる通信が
、移動体の現在位置が何れか一方の回線での通信が不可
能地域であるとき、自動的に通信が可能な回線側に切換
ねり、常に良好な通信ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。

本例においては、自動車に搭載した通信装置としたもの
で、第１図に示すように構成する。この第１図において
、（１）は送受信を制御する中央制御装置を示し、この
中央制御装置（１）により送受信部（２）及び（３）で
の送受信を制御する。この場合、地上回線用の送受信部
（２）と衛星回線用の送受信部（３）とを備え、各送受
信部（２）及び（３）にはそれぞれ対応した送受信アン
テナ（４）及び（５）が接続してあり、例えば地上回線
用の送受信アンテナ（４）は地上に所定間隔で配された
中継局との間で伝送を行い、衛星回線用の送受信アンテ
ナ（５）は所定の静止衛星との間で伝送を行う。なお、
地上回線と衛星回線とでは伝送周波数が異なる。

そして、中央制御装置（１）には、送信情報の入力操作
等を行う入カキ−（６）と、受信内容、送信内容や後述
する地図情報等を表示する表示部（７）が接続してあり
、入カキ−（６）の操作に基づいて各種情報の送信が行
われる。また、中央制御装置（１）には、信号強度判別
部（８）が接続してあり、この信号強度判別部（８）で
各送受信部（２）及び（３）が受信した信号レベルを判
断する。そして、この判断した結果に基づいて中央制御
装置（１）が各送受信部（２）及び（３）の切換えを行
う。なお、信号強度判別部（８）でのレベル判断は、単
純に信号レベルの大小を検出するのではなく、それぞれ
の回線で良好に受信するのに必要な信号レベルに対し、
余裕がどの程度あるかで大小を判断する。

また、この自動車には、現在走行中の位置を検出して表
示するナビゲーション装置が搭載してあり、通信装置に
このナビゲーション装置が組み込まれている。即ち、現
在位置を測位する測位部（９）が中央制御装置（１）に
接続してあり、この測位部（９）は自動車の進行方向を
検出する方位センサ、進行速度を検出する速度センサ等
からの情報に基づいて自動車の現在の座標位置を検出す
る。また、ＣＤＲＯＭ等の大容量メモリに地図のデータ
ベースが記憶されて構成される地図情報再生部（１０）
が中央制御装置（１）に接続してあり、測位部（９）か
ら供給される座標位置情報の近傍の地図情報を地図情報
再生部（１０）から読出させ、この地図情報により作成
した道路地図を表示部（７）に表示させる。この場合、
地図情報再生部（１０）に記憶された地図情報には、道
路地図情報の他に送受信部（２）及び（３）により送受
信が不可能な地点の情報が含まれる。この送受信が不可
能な地点の情報としては、送受信部（２）による地上回
線での通信が不可能な地点の情報と、送受信部（３）に
よる衛星回線での通信が不可能な地点の情報とが個別に
記憶させである。また、この送受信が不可能な地点の情
報は、単に中継局から一定以上の距離があるサービスエ
リア外の地点の情報の他に、サービスエリア内であって
もトンネル内、山形等で中継局に電波が届かない地点の
情報も含まれる。

そして本例においては、中央制御装置（１）の制御で送
受信部（２）又は（３）から各種情報を送信又は受信す
るときに、位置検出部（６）が検出した現在の座標位置
が、地図情報再生部（ｌＯ）に記憶された送信が不可能
な地点の情報に含まれるか判断する。即ち、第２図のフ
ローチャートに示すように、まず現在の座標位置を測位
部（９）で測位し、この測位した座標位置が地図情報再
生部（ｌＯ）からの情報に基づいて通信が可能か否か判
断する。このとき、送受信部（２）による地上回線と、
送受信部（３）による衛星回線との双方で通信が可能な
座標位置であるときには、両方の送受信部（２）又は（
３）で地上の中継局或いは衛星から送信される同期信号
等の所定の信号を受信し、信号強度判別部（８）で各送
受信部（２）及び（３）が受信した信号レベルを判断す
る。そして、この信号強度判別部（８）での判断により
、送受信部（２）で地上の中継局から受信した信号のレ
ベルの方が大きいときには、送受信部（２）を使用して
地上回線で送信又は受信を行う。また、送受信部（３）
で衛星から受信した信号のレベルの方が大きいときには
、送受信部（３）を使用して衛星回線で送信又は受信を
行う。

そして、測位部（９）で測位した座標位置が、送受信が
不可能な地点の情報に基づいて、送受信部（２）による
地上回線だけで通信が可能な座標位置であると判断した
ときには、送受信部（２）を使用して地上回線で送信又
は受信を行う。また、測位部（９）で測位した座標位置
が、送受信が不可能な地点の情報に基づいて、送受信部
（３）による衛星回線だけで通信が可能な座標位置であ
ると判断したときには、送受信部（３）を使用して衛星
回線で送信又は受信を行う。さらに、測位部（９）で測
位した座標位置が、何れの回線でも通信が不可能な座標
位置であると判断したときには、所定時間送受信を行わ
ずに待機した後、再度現在位置の測位からやり直させ、
通信タイミングを遅らせる。

このように本例によると、自動車の走行位置に応じて、
最適な伝送回線により通信が行われる。

即ち、地上回線と衛星回線の双方が送受信できるときに
は、信号強度判別部（８）での判断に基づいて良好な伝
送ができる側に自動的に切換わり、何れか一方でだけ送
受信できるときには、伝送できる回線に自動的に切換わ
る。このため、地上回線と衛星回線とでサービスエリア
が異なる場合や、本来は地上回線の方が良好に受信でき
るのにビル等の障害物が多く一時的に地上回線で通信が
できないことが屡々ある場合等に、双方の回線を切換使
用して良好な送受信ができ、送受信ができない事態が極
力回避される。

なお、上述実施例においては、両回線の受信強度の判断
と地図情報による受信可能地点の判断との双方を行うよ
うにしたが、何れか一方の判断だけで回線を切換えるよ
うにしても良い。即ち、両回線の受信強度の判断だけで
地上回線と衛星回線との切換えを行うようにしても良く
、地図情報による受信可能地点の判断だけで地上回線と
衛星回線との切換えを行うようにしても良い。この場合
には、通信装置の構成がそれだけ簡単になる。また、上
述実施例では自動車の通信装置としたが、他の移動体の
通信装置にも適用できる。さらに、この通信装置での送
信方法は種々のものに適用でき、例えば地上回線による
伝送は、地上の中継局を介したもの、地上の固定局と中
継局を介さずに直接通信を行うもの等、何れのものにも
適用できる。さらにまた、本発明は上述実施例に限らず
、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。

方に切換わり、送受信ができない事態が極力回避され、
良好な通信ができる。また、移動体からの衛星回線と地
上回線とによる通信が、移動体の現在位置が何れか一方
の回線での通信が不可能地域であるとき、自動的に通信
が可能な回線側に切換わり、この点からも送受信ができ
ない事態が極力回避され、良好な通信ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は一実
施例の説明に供するフローチャート図である。（１）は中央制御装置、（２）は地上回線用送受信部、
（３）は衛星回線用送受信部、（８）は信号強度判別部
、（９）は測位部、（１０）は地図情報再生部である。〔発明の効果〕

Claims

【特許請求の範囲】１、移動体から通信を行う移動体通信装置において、衛星を介して伝送を行う衛星回線用の送受信部と、地上
回線用の送受信部と、上記両送受信部により受信した信
号の受信強度測定手段とを設け、上記受信強度測定手段により判別した受信レベルが高い
方の上記何れかの送受信部により、送受信を行うように
した移動体通信装置。２、移動体から通信を行う移動体通信装置において、衛星を介して伝送を行う衛星回線用の送受信部と、地上
回線用の送受信部と、上記移動体の現在位置を検出する
測位手段と、上記各送受信部による送信が不可能な地域
のデータベースとを設け、上記測位手段が検出した現在位置が、上記データベース
の情報に基づいて何れか一方の上記送受信部からの送信
不可能地域であると判断したとき、他方の上記送受信部
で送受信を行うようにした移動体通信装置。