JPH04353185A - スライド式窓の開閉装置 - Google Patents

スライド式窓の開閉装置

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Publication number
JPH04353185A
JPH04353185A JP3129283A JP12928391A JPH04353185A JP H04353185 A JPH04353185 A JP H04353185A JP 3129283 A JP3129283 A JP 3129283A JP 12928391 A JP12928391 A JP 12928391A JP H04353185 A JPH04353185 A JP H04353185A
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JP
Japan
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opening
window
closing
motor
seal
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Pending
Application number
JP3129283A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
和博 鈴木
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Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Filing date
Publication date
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスライド式窓の開閉装置
に関する。さらに詳しくは、建築物などに設けられるス
ライド式窓を開閉し、シールかつロックするための開閉
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の天窓などに用いられるス
ライド式窓として、手動で開閉され、かつシールされる
ものが知られている。このものは、手動で窓を閉止した
あと、さらに手動でカムなどを介してシール部材を窓に
押圧してシールするものである。そのような窓が高い天
井や吹抜け部に設けられたばあい、人が直接操作するの
はきわめて困難である。
【0003】このような問題を解消するために、以下の
ような電動式のリモートコントロールタイプのスライド
式窓開閉装置が提案されている(特願平2−21749
5号参照)。以下、これを従来例1という。
【0004】このものは、1個のモータを有する1個の
機構によって窓の開閉およびシールを行なうものであり
、閉作動の完了から機械的にシール作動に切り替えられ
、またシール解除作動の完了から機械的に開作動に切り
替えられるようにされている。
【0005】すなわち、図6に示すように窓Wにそれぞ
れの一端が係止された開操作用コントロールケーブル(
以下、単に開ケーブルという)101 と閉操作用コン
トロールケーブル(以下、単に閉ケーブルという)10
2 とを介してアクチエータ103 によって窓Wが開
閉される。 前記両ケーブル101 、102 の、アクチエータ1
03 から窓Wに至る途中にシール機構104 が介在
されている。
【0006】図7に示すように、このシール機構104
 において、開閉両ケーブル101 、102が別個に
巻回される一対のプーリ105 、106 がプーリ支
持板107 に回転自在に支持されている。そして、プ
ーリ支持板107 は前記両ケーブル101 、102
 の張力とそれぞれ釣り合う方向に前記プーリ105 
、106 を引っ張る一対のコイルバネ108、109
 を有している。さらにプーリ支持板107 は、連結
板110 、係止ピン111 および係止片112 を
介してシール部材113 を上下させるためのカム板1
14 に連結されている。
【0007】閉ケーブル102 を引き、かつ開ケーブ
ル101 を送り出すことによって窓Wを全閉にしたあ
と、さらに閉ケーブル102 を引けば、前記連結板1
10 は閉ケーブル102 の張力の方向(図中矢印G
で示す)に引っ張られる。その結果前記カム板114 
も矢印G方向に移動させられる。そしてカム板114 
のカム孔115 を介してシール部材113 が図中の
矢印H方向に移動させられ、窓Wに押圧させられる。
【0008】他方、その状態(全閉位置におけるシール
状態)から開操作(開ケーブル101を引く)すると、
閉ケーブル102 が送り出されるので、コイルバネ1
09 がカム板114 を図中の矢印H方向に移動させ
る。その結果シール部材113 がもとの状態に戻る(
シールが解除される)。そしてそのまま開操作を続ける
と窓Wが開かれるのである。
【0009】つぎに従来例2として、自動車のサンルー
フの開閉に用いられるものと同様のものを図8に示す。
【0010】このものは、窓Wの両側縁に各1本ずつそ
の一端が係止された有歯押引コントロールケーブル(以
下、単にケーブルという)121 、122 を同時に
同一方向に操作することにより窓Wを開閉するものであ
る。前記両ケーブル121 、122 の他端近辺がそ
れぞれアクチエータ123 のギア124 にたがいに
対面する側に反対方向から歯合している。そしてアクチ
エータ123 を駆動させると前記両ケーブル121 
、122 は同期して窓Wの開方向または閉方向に引か
れ、または押されるのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の開閉装置(
図6〜7参照)ではシール機構104 が窓Wの開閉作
動とシール作動との両方を受け持ち、かつこれらを切り
替える機能をも有しているため、機構が複雑で、また外
形も大きいものとなっている。その結果、組立てがやっ
かいであり、また窓枠内に収納しきれないため窓のデザ
インを損なうという問題がある。
【0012】一方、従来例2の開閉装置(図8参照)で
は有歯ケーブルを用いるため効率が悪く、大きいサイズ
のモータを用いる必要がある。したがってアクチエータ
部が巨大なものとなり、一般の窓枠には収納し切れず採
光部をある程度塞いでしまうという問題がある。さらに
歯付押引コントロールケーブルを用いるため、その曲げ
半径が大きくならざるをえず、窓枠外へ露出して見苦し
いという問題も有している。
【0013】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、窓の開閉機構とシール機構とを分離す
ることにより、組立が簡単で、かつ窓枠にも容易に収納
することができる開閉装置を提供することを目的とする
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のスライド式窓の
開閉装置は、窓枠と、該窓枠に実質的に平行に摺動して
その全開位置および全閉位置において機械的に停止しう
る窓とからなるスライド式窓において、(a) 前記窓
を開閉させるための開閉モータと該開閉モータの回転を
窓の開閉方向の運動に変換するための変換機構とからな
る開閉機構と、(b) 機能位置および解除位置におい
て機械的に停止しうるシール部材と該シール部材を駆動
するためのシールモータと該シールモータの回転を窓に
実質的に垂直な方向のシール部材の運動に変換するため
の変換機構とからなるシール機構と、(c) それぞれ
が自己保持回路を有する、開操作用の自動復帰型スイッ
チおよび閉操作用の自動復帰型スイッチと、(d) 前
記シールモータに設定値以上の電流が流れたときにこれ
を検知して停止させ、とくにそれがシール解除作動時に
おいてはシールモータの停止と共に開閉モータを窓の開
方向に回転させるための第1過電流検知手段と、(e)
 前記開閉モータに設定値以上の電流が流れたときにこ
れを検知して停止させ、とくにそれが窓の閉作動時にお
いては開閉モータの停止と共にシールモータをシール部
材がシールする方向に回転させるための第2過電流検知
手段と、(f) 前記両スイッチのうち一方が自己保持
されているときに他方の回路を遮断して該他方のスイッ
チを押しても機能しえない状態にするためのインターロ
ック手段とから構成されている。
【0015】
【作用】本発明の開閉装置において、全閉、かつロック
状態にある窓を開くために開側スイッチを押すと、自己
保持されるので手を離してもシール部材駆動用モータ(
以下、単にシールモータという)は回転し続ける。開側
スイッチを押したときに閉側スイッチの回路および窓開
閉用モータの回路は遮断されているため、開作動中に閉
側スイッチを押しても作動に何ら影響を及ぼすことはな
い。すなわち、開側と閉側とのスイッチ間、およびシー
ルモータと窓開閉用モータ(以下、単に開閉モータとい
う)との間がそれぞれインターロックされる。
【0016】シール部材がストロークエンドに達する(
窓のシールおよびロックが完全に解除される)と機械的
に停止させられ、シールモータに過電流が流れる。第1
過電流検知手段がその過電流を検知してシールモータを
回制動停止させると共に開閉モータの回路を閉じて開閉
モータを窓が開く方向に回転させる。
【0017】窓が全開位置に達して機械的に停止させら
れたとき、開閉モータに流れる過電流を第2過電流検知
手段が検知して開閉モータを回生制動停止させる。この
とき開側スイッチの自己保持が完全に解除される。
【0018】つぎに前記全開位置から窓を閉じるばあい
は、閉側スイッチを押すと自己保持されて開閉モータが
窓が閉じるように回転する。このときも、閉側と開側と
のスイッチ間、および開閉モータとシールモータとの間
はそれぞれインターロックされる。
【0019】窓が全閉位置に至って機械的に停止させら
れると、前述と同様に第2過電流検知手段が機能して、
開閉モータが回生制動停止させられる。同時にシールモ
ータがシール部材を窓に押し付ける方向に回転し始める
【0020】シール部材が窓に押圧される(窓がシール
かつロックされる)と第1過電流検知手段が機能してシ
ールモータが回生制動停止させられる。このとき閉側ス
イッチの自己保持が完全に解除される。
【0021】このように窓の開閉操作とシール部材の操
作とを別個のモータで行ない、それらの操作の切替を電
気的に行なうため複雑な機構を要せず、装置はコンパク
トなものとなる。
【0022】したがって装置の組立が容易であり、窓の
デザインもスッキリとした美しいものにすることができ
る。
【0023】
【実施例】つぎに添付の図面を参照しなから本発明の開
閉装置を説明する。
【0024】図1は本発明の開閉装置が取り付けられる
スライド式窓の一例を示す説明図、図2は本発明の開閉
装置における窓の開閉機構の一実施例を示す説明図、図
3は本発明の開閉装置における窓の開閉機構の他の実施
例を示す説明図、図4は本発明の開閉装置におけるシー
ル機構の一実施例を示す説明図、図5は本発明の開閉装
置の駆動システムの一実施例を示す結線図である。
【0025】図1において、Wは窓であり、Fは窓枠で
ある。窓Wは窓枠Fのレールにスライドしうるように係
合されている。窓枠Fの前端E1と後端E2にはそれぞ
れ窓WのストッパS1、S2が設けられている。そして
窓枠F内に、窓枠Fより若干小さく、ほぼ相似形を呈し
た矩形の枠体であるシール部材Lが窓Wに略垂直な方向
に移動しうるように嵌合されている。
【0026】また、窓枠Fの一辺には窓を開閉するため
の開閉機構1が備えられ、窓枠Fの全周には前記シール
部材Lも含めたシール機構2が備えられている。
【0027】まず開閉機構1について説明する。
【0028】図2に示すように、窓Wの一側辺、すなわ
ち開閉方向に平行な一辺にラック3が取り付けられてい
る。前記側辺に対応する窓Wの一辺には開閉モータMと
、その開閉モータMの軸に減速機4を介して取り付けら
れたピニオン5とからなるアクチエータ6が備えられて
いる。
【0029】なお、ラック3およびアクチエータ6は一
側辺のみに限られることはなく、相対する二側辺に備え
てもよい。
【0030】叙上の開閉機構1において、開閉モータM
を回転させることによりピニオン5とラック3を介して
窓Wを開閉するのである。そして、窓WがストッパS1
に当接する(全閉する)と後述のシール機構が作動し、
ストッパS2に当接する(全開する)と開作動が完了す
る。
【0031】図3には開閉機構の他の実施例が示されて
いる。この開閉機構7は、支持台8にそれぞれ軸止され
た開側プーリ9と閉側プーリ10とを有している。開側
プーリ9は窓Wの開操作用コントロールケーブル(以下
、単に開ケーブルという)11を2段に巻き取りかつ送
り出すものである。閉側プーリ10は窓Wの閉操作用コ
ントロールケーブル(以下、単に閉ケーブルという)1
2を2段に巻き取りかつ送り出すものである。図中、理
解容易のために両ケーブル11、12共にたるませられ
ているが、実際には両ケーブル11、12共に張力が生
じて直線的になっている。両プーリ9、10にはそれぞ
れ外歯ギア13、14が形成されており、アイドラーギ
ア15が外歯ギア13、14と歯合するよう両プーリ9
、10間に介在させられている。 そして開側プーリ9の外歯ギア13には開閉モータMの
出力軸に固定されたピニオンPが歯合している。したが
って開閉モータMによって開側プーリ9が回転させられ
ると閉側プーリ10も同時に同一方向に回転する。開側
プーリ9が開ケーブル11を巻き取るときは閉側プーリ
10が閉ケーブル12を送り出し、閉側プーリ10が閉
ケーブル12を巻き取るときは、開側プーリ9が開ケー
ブル11を送り出す。
【0032】開ケーブル11は、その一端が開側プーリ
9に係止され、他端が窓Wに係止され、途中がリターン
用の第1プーリ16および第2プーリ17に掛け廻され
ている。閉ケーブル12は、その一端が閉側プーリ10
に係止され、他端が窓Wに係止され、途中がリターン用
の第3プーリ18に掛け廻されている。前記第1プーリ
16および第3プーリ18は共に支持台8に軸止されて
いる。そして第2プーリ17には開ケーブル11に張力
を与えるように引っ張るコイルバネ(以下、テンション
スプリングという)19の一端が取り付けられている。 テンションスプリング19の他端は支持台8に固着され
ている。したがって第2プーリ17はテンションスプリ
ング19の弾力と開ケーブル11との張力の力関係に基
づいて移動しうる。しかしテンションスプリング19は
、第2プーリ17に設けられたストッパ20によって一
定範囲しか伸縮しえない。
【0033】前述のごとく開側プーリ9、閉側プーリ1
0共にケーブルを2段巻にしているので、一方のプーリ
がケーブルを巻き取り、他方のプーリがケーブルを送り
出しているときに巻き付き半径の相違により両ケーブル
間にストローク差が生じる。しかし前記テンションスプ
リング19の働きによってそのストローク差を相殺でき
るのである。
【0034】このストローク調整も含めて叙上の開閉機
構7の作動を説明する。
【0035】まず窓Wの全開状態(テンションスプリン
グ19はストッパ20に当接している)から閉操作を開
始すると、閉側プーリ10が閉ケーブル12を矢印A方
向に引く。そのばあい開側プーリ9は、その二段目から
開ケーブル11を送り出し、同時に回転する閉側プーリ
10は一段目に閉ケーブル12を巻き取るので開ケーブ
ル11の送り出しストロークの方が大きくなってたるむ
。しかしテンションスプリング19によって第2プーリ
17を介して開ケーブル11が矢印B方向に引かれるの
で、開ケーブル11のたるみが吸収される。すなわちス
トローク差がなくなるように調整される。そして閉作動
の途中から、開ケーブル11は開側プーリ9の一段目か
ら送り出され、閉ケーブル12は閉側プーリ10の二段
目に巻取られるので閉ケーブル12の巻取りストローク
の方が大きくなる。しかし、今までテンションスプリン
グ19によって矢印B方向に引かれていた第2プーリ1
7が開ケーブル11の張力によって矢印C方向にもどる
ため、開ケーブル11の送り出しストロークの不足分が
補われる。そして全閉に至ったとき、第2プーリ17は
ストッパ20に当接する。また窓WがストッパS1に当
接することにより後述の過電流検知回路55が機能して
自動的にシール操作へ移行するのである。
【0036】つぎに窓Wの全閉状態(テンションスプリ
ング19はストッパ20に当接している)から開操作を
行なうばあいを説明する。
【0037】前述のごとく、窓Wのロック(およびシー
ル)が解除されると自動的に窓Wの開操作へ移行する。 開ケーブル11は開側プーリ9の一段目に巻き取られ、
閉ケーブル12は閉側プーリ10の二段目から送り出さ
れるため、閉ケーブル12の方がストロークが大きくな
ってたるむ。しかしテンションスプリング19によって
第2プーリ17が矢印C方向が引かれるため、開ケーブ
ル11の閉ケーブル12に対するストロークの不足分だ
け窓Wが開かれるので、両ケーブルのストローク差がな
くなり、閉ケーブル12のたるみが吸収される。開作動
の途中から開ケーブル11の方が閉ケーブル12よりス
トロークが大きくなるが、テンションスプリング19の
弾力に抗して開ケーブル11がその張力によって第2プ
ーリ17を矢印C方向に引くため、開ケーブル11の閉
ケーブル12に対する過大ストローク分だけ吸収される
のである。
【0038】そのうにしてスムーズに開作動が行なわれ
、窓Wが全開位置に至ってストッパS2に当接すれば、
後述の過電流検知回路55が機能しして開閉モータMが
停止し、開作動が完了する。
【0039】つぎに窓Wをシールかつロックする機構(
前記シール機構2)を説明する。
【0040】図1に示すように、窓枠Fの四辺にはそれ
ぞれ、シール部材Lを窓Wに垂直な方向に上下させるた
めのカム板21a 、21b 、21c 、21d が
備えられている。 これらのカム板21a 、21b 、21c 、21d
 はたがいにワイヤ22で連結されており、窓枠Fの周
囲をその長手方向に沿って同時に同一方向に摺動しうる
ようにされている。 それぞれのカム板21a 、21b 、21c 、21
d には傾斜したカム孔23が穿設されている。それら
のカム孔23にはシール部材Lの各辺に突設された係合
ピン24が係合されている。そしてカム板21a 、2
1b 、21c 、21d を窓枠Fに沿って移動させ
ることによりシール部材Lは四辺が均等にカム孔23を
介して窓枠Fに垂直方向、すなわち窓Wに垂直な方向に
移動させられる。それによって窓Wをシールかつロック
したり(以下、単にシールという)シールを解除したり
することができる。
【0041】図4に示すように前記カム板21a 、2
1b 、21c 、21d を駆動するためのシールア
クチエータ25が窓枠Fの一辺に取り付けられている。 このアクチエータ25はモータ(以下、シールモータと
いう)MLと、シールモータMLの軸に連結された減速
ギア26と、その出力部に連結されたねじ棒27とから
構成されている。このねじ棒27はその軸心が窓枠Fの
長手方向に沿っている。ねじ棒27には係止部材28が
螺着され、かつ回転しないようにガイドされている。し
たがってねじ棒27が回転させられると係止部材28は
ねじ棒27に沿って移動する。係止部材28には係止爪
29が突設されている。この係止爪29は4個のカム板
のうちの1個21a に突設された係止ピン30と係合
している。
【0042】シール機構2は叙上のごとく構成されてい
るので、ねじ棒27を回転させることにより、係止部材
28を介して1個のカム板21a が移動し、さらにワ
イヤ22に連結された他のカム板21b 、21c 、
21d も同時に移動するのでシール部材Lを四辺均等
に窓Wに押圧できるのである。
【0043】つぎに前記開閉機構1とシール機構2とを
駆動する駆動システムを説明する。
【0044】図5において51は開操作回路、52は閉
操作回路、53は窓開閉駆動回路(以下、単に開閉回路
という)、54はシール部材駆動回路(以下、単にシー
ル回路という)、55は開閉モータMの過電流検知回路
、56はシールモータMLの過電流検知回路である。
【0045】まず開操作回路51、および閉操作回路5
2を説明する。
【0046】開操作回路51には前記両モータM、ML
を正転駆動するための開操作用自動復帰型押ボタンスイ
ッチ(以下、単に開スイッチという)PBSFが設けら
れ、閉操作回路52にも両モータM、MLを逆転駆動す
るための閉操作用自動復帰型押ボタンスイッチ(以下、
単に閉スイッチという)PBSRが設けられている。そ
して開スイッチPBSFと直列に、たがいに並列の開閉
モータ正転リレーMCF とシールモータ正転リレーM
CLLとが接続されている。また閉スイッチPBSRと
直列に、たがいに並列の開閉モータ逆転リレーMCR 
とシールモータ逆転リレーMCLRとが接続されている
【0047】そして開スイッチPBSFと開閉モータ正
転リレーMCF のa接点MCF−a とシールモータ
正転リレーMCLLのa接点MCLL−aとがそれぞれ
並列に接続され、開スイッチPBSF自己保持回路を構
成している。
【0048】一方閉スイッチPBSRには、開閉モータ
正転リレーMCFのb接点MCF−b が直列に接続さ
れており、窓Wの開作動中では開閉モータMの正転が停
止する(開作動が停止する)までは閉スイッチPBSR
を押しても機能しえないようにされている。また開スイ
ッチPBSFには、シールモータ逆転リレーMCLRの
b接点MCLR−bが直列に接続されており、窓Wの閉
作動中にはシールモータMLの逆転が停止する(シール
部材Lによってシールおよびロックが完了する)までは
開スイッチPBSFを操作しても機能しえないようにさ
れている。
【0049】つぎに開閉回路53を説明する。
【0050】開閉回路53中には開閉モータMと、開閉
モータMの過電流検知回路55を構成するトリップコイ
ルTC1 とが直列に接続されている。さらにシールモ
ータMLの作動中に開閉モータが作動することのないよ
うにシールモータ正転リレーMCLLのb接点MCLL
−bが直列に接続されている。そして開閉モータMには
、その正転、逆転を切り替えうるように開閉モータ正転
リレーMCF のa接点MCF−a およびb接点MC
F−b と、開閉モータ逆転リレーMCR のa接点M
CR−a およびb接点MCR−b とが接続されてい
る。
【0051】つぎにシール回路54を説明する。
【0052】シール回路54中には、シールモータML
と、シールモータMLの過電流検知回路56を構成する
トリップコイルTC2 とが直列に接続されている。さ
らに開閉モータMの作動中にシールモータMLが作動す
ることのないように開閉モータ逆転リレーMCR のb
接点MCR−b が直列に接続されている。そしてシー
ルモータMLには、その正転、逆転を切り替えうるよう
にシールモータ逆転リレーMCLRのa接点MCLR−
aおよびb接点MCLR−bと、シールモータ正転リレ
ーMCLLのa接点MCLL−aおよびb接点MCLL
−bとが接続されている。
【0053】つぎに過電流検知回路55、56を説明す
る。
【0054】開閉モータMの過電流検知回路55は、ト
リップコイルTC1 のa接点TC1−a と遮断リレ
ーMT1 とが直列に接続されたものと、トリップコイ
ルTC1 とから構成されている。一方シールモータM
Lの過電流検知回路56は、トリップコイルTC2 の
a接点と遮断リレーMT2 とが直列に接続されたもの
と、トリップコイルTC2 とから構成されている。こ
れら過電流検知回路55、56の作動を操作回路51、
52にフィードバックしてモータM、MLに作用しうる
ように、遮断リレーMT1 のb接点MT1−b が開
閉モータ正転リレーMCF および開閉モータ逆転リレ
ーMCR それぞれに直列に接続されており、遮断リレ
ーMT2 のb接点がシールモータ正転リレーMCLL
およびシールモータ逆転リレーMCLRそれぞれに直列
に接続されている。
【0055】なお、叙上の全回路への電力供給を遮断す
るための遮断スイッチPBSSが全回路に直列に接続さ
れている。
【0056】また、開閉モータ正転リレーMCF と並
列に、さらにシールモータ逆転リレーMCLRと並列に
コンデンサ57、58が接続されている。これらにより
、開き始めるときの開閉モータM、およびシールを開始
するときのシールモータMLそれぞれの起動電流によっ
て前記トリップコイルTC1 またはTC2 が作動し
ても駆動回路53、54が遮断されることがない。
【0057】つぎに、叙上のごとく構成されたスライド
式窓の開閉装置の作動を説明する。
【0058】(A) 全閉位置においてロック状態にあ
る窓Wを開操作するばあい、まず開スイッチPBSFを
手で押す。そうすると開閉モータ正転リレーMCF お
よびシールモータ正転リレーMCLLが作動し、MCF
−a とMCLL−aとが閉じるのでPBSFを離して
も自己保持される。同時にMCF−b とMCLL−b
とが開くので開閉モータMは作動せず、シールモータM
Lが正転する。すなわち、開閉モータMとシールモータ
MLとはインターロックされている。またMCF−b 
が開いているので作動途中に閉スイッチPBSRを押し
ても何ら作動に影響しない。
【0059】(B) シール部材Lがストロークエンド
に達して(シールおよびロックの解除)機械的に停止さ
せられるとシールモータMLに過電流が流れる。そうす
るとトリップコイルTC2 が作動し、過電流検知回路
56のTC2−a が閉じ、遮断リレーMT2 が働く
。そうすると開操作回路51と閉操作回路52のMT2
−b が開くのでMCLLの自己保持が解除される。そ
うするとMCLL−aが開きかつMCLL−bが閉じる
。そしてMCF−a が閉じたままでMCF−b が開
いたままであるからシールモータMLが回制動停止する
と共に開閉モータMが正転開始する。またMCF−b 
が開操作時に開いたままであるからPBSRを押しても
動作に何ら影響しない。
【0060】(C) 窓Wが全開位置に達して機械的に
停止させられると開閉モータMに過電流が流れる。そう
するとトリップコイルTC1 が作動し、過電流検知回
路55のTC1−aが閉じ、遮断リレーMT1 が働く
。そうすると開操作回路51のMT1−b が開くので
MCF の自己保持が解除される。すなわち開操作回路
51と開閉駆動回路53のMCF−a が開き、開閉駆
動回路のMCF−b が閉じる。したがって開閉モータ
Mは回制動停止する。なお、開操作回路52のMT1−
b も開くが作動に何ら影響を与えない。叙上のごとく
して窓のシール(ロック)の解除および開作動が完了す
る。
【0061】つぎに閉操作するばあいであるが、前記開
操作と同様の手順で作動する。
【0062】(a) すなわち、閉スイッチPBSRを
押せば開閉モータ逆転リレーMCR およびシールモー
タ逆転リレーMCLRが作動する。そうするとMCR−
a とMCLR−aとが閉じるのでPBSRを離しても
自己保持される。同時にMCR−b とMCLR−bが
開くので開閉モータMが逆転するが、シールモータML
は作動しないようにインターロックされる。さらに開操
作回路の51のMCLR−bも開いているので開スイッ
チを押しても作動には何ら影響を与えない。
【0063】(b) 窓が全閉位置に至って機械的に停
止させられるとトリップコイルTC1 が作動して過電
流検知回路55のTC1−a が閉じて遮断リレーMT
1 が働く。そうすると開操作回路51と閉操作回路5
2のMT1−b が開き、開閉モータ逆転リレーMCR
 の自己保持が解除されMCR−a が開きMCR−b
 が閉じるので開閉モータMが回制動停止する。シール
モータMLが正転を開始する。このとき開操作回路51
のMT1−b が開くことによって開スイッチを押して
も作動への影響はないようにインターロックされている
【0064】(c) シール部材Lが窓Wに押圧される
とシール回路54に過電流が流れる。そうすると過電流
検知回路56が作動し、開操作回路51と閉操作回路5
2のMT2−b が開く。したがってシールモータ逆転
リレーMCLRの自己保持が解除されるのでMCLR−
aが開きMCLR−bが閉じるのでシールモータMLが
回制動停止する。なお、開操作回路51のMT2−b 
が開くことによっては作動になんら影響を与えない。
【0065】叙上のごとく窓の開作動およびシール(ロ
ック)が完了する。
【0066】なお、遮断スイッチPBSSを押せば、作
動中であってもすべての動作が停止し、全回路は図5に
示される状態にもどる。このスイッチPBSSは窓Wを
途中開度で停止させたり、作動を逆転させたりするとき
に用いられる。
【0067】叙上のごとく、この開閉装置では窓Wの開
閉機構1とシール機構2とを分離しており、またとくに
、電気的に開閉操作とシール操作とを自動切替できるよ
うにしたことでそれぞれの機構の構造がシンプルで小形
になっている。したがって組立が簡単で、かつ容易に窓
枠内に収納できる。
【0068】
【発明の効果】本発明の開閉装置は構造がシンプルで小
形であるため、組立がきわめて容易であり、また窓枠内
に容易に収納できるための窓のデザインをスッキリと美
しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉装置が取り付けられるスライド式
窓の一例を示す説明図である。
【図2】本発明の開閉装置における窓の開閉機構の一実
施例を示す説明図である。
【図3】本発明の開閉装置における窓の開閉機構の他の
実施例を示す説明図である。
【図4】本発明の開閉装置における窓のシール機構の一
実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の開閉装置の駆動システムの一実施例を
示す結線図である。
【図6】従来の開閉装置における開閉機構の一例を示す
説明図である。
【図7】従来の開閉装置におけるシール機構の一例を示
す斜視図である。
【図8】従来の開閉装置の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
W  窓 F  窓枠 S1  ストッパ S2  ストッパ L  シール部材 M  開閉モータ ML  シールモータ PBSF  開スイッチ PBSR  閉スイッチ 1  開閉機構 2  シール機構 7  開閉機構 51  開操作回路 52  閉操作回路 53  開閉回路 54  シール回路 55  過電流検知回路 56  過電流検知回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  窓枠と、該窓枠に実質的に平行に摺動
    してその全開位置および全閉位置において機械的に停止
    しうる窓とからなるスライド式窓において、(a) 前
    記窓を開閉させるための開閉モータと該開閉モータの回
    転を窓の開閉方向の運動に変換するための変換機構とか
    らなる開閉機構と、(b) 機能位置および解除位置に
    おいて機械的に停止しうるシール部材と該シール部材を
    駆動するためのシールモータと該シールモータの回転を
    窓に実質的に垂直な方向のシール部材の運動に変換する
    ための変換機構とからなるシール機構と、(c) それ
    ぞれが自己保持回路を有する、開操作用の自動復帰型ス
    イッチおよび閉操作用の自動復帰型スイッチと、(d)
     前記シールモータに設定値以上の電流が流れたときに
    これを検知して停止させ、とくにそれがシール解除作動
    時においてはシールモータの停止と共に開閉モータを窓
    の開方向に回転させるための第1過電流検知手段と、(
    e) 前記開閉モータに設定値以上の電流が流れたとき
    にこれを検知して停止させ、とくにそれが窓の閉作動時
    においては開閉モータの停止と共にシールモータをシー
    ル部材がシールする方向に回転させるための第2過電流
    検知手段と、(f) 前記両スイッチのうち一方が自己
    保持されているときに他方の回路を遮断して該他方のス
    イッチを押しても機能しえない状態にするためのインタ
    ーロック手段とからなるスライド式窓の開閉装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102852A (ja) * 1993-10-08 1995-04-18 Tsutsui Kiko Kk 気密扉
WO2008095490A1 (en) * 2007-02-08 2008-08-14 Lumex A/S Smoke hatch
CN114809464A (zh) * 2022-04-28 2022-07-29 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 一种可开启式防火天窗电控圆弧输送轨道

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CN114809464B (zh) * 2022-04-28 2023-04-25 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 一种可开启式防火天窗电控圆弧输送轨道

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