JPH0435311Y2 - - Google Patents

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JPH0435311Y2
JPH0435311Y2 JP8909786U JP8909786U JPH0435311Y2 JP H0435311 Y2 JPH0435311 Y2 JP H0435311Y2 JP 8909786 U JP8909786 U JP 8909786U JP 8909786 U JP8909786 U JP 8909786U JP H0435311 Y2 JPH0435311 Y2 JP H0435311Y2
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roll
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pressure
rolls
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子写真技術を応用した複写機、プ
リンタ等に用いられる定着装置のロール保護部材
に関し、特に、ロール保護部材の操作性の改良に
関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
一般に、電子写真技術を応用した画像形成装置
の定着装置として、いわゆる熱ロール定着装置が
知られている。この熱ロール定着装置は、ヒータ
を内蔵し加熱された加熱ロールと弾性層を表面に
被着して成る加圧ロールとをバネ等で圧接し、両
ロール間に未定着トナーを担持した用紙を通過さ
せ、用紙上にトナーを熱定着させる。
これらの定着装置を備えた複写機やプリンタ
は、工場で生産されてから実際にユーザが使用を
開始するまでの期間が倉庫での保管や輸送時間を
考慮すると数ヶ月以上経過することがあり、この
ような長期間にわたり加熱ロールと加圧ロールを
圧接させておくことは、加圧ロールの表面に被覆
された弾性層が塑性変形してしまいロールの周面
に凹凸が形成され定着装置として正常に機能しな
くなつてしまう。
そこで、このような、加圧ロール表面の塑性変
形を防止するために、工場での製造時に両ロール
が直接接触しないように、スペーサを介装し、装
置の納品時に前記スペーサを取り除き使用を開始
するという方法が行なわれていた。しかし、スペ
ーサを取り除くという動作は、装置の内部を開放
して行わなければならず、専門のサービスマンが
納品に同行しなけらばならず人手がかかり、装置
の小型化、パーソナル化、省略化の要請に沿わな
いものであつた。更に、一旦、使用を開始してか
らも、長期間に亘り、使用を中止する場合はスペ
ーサを再度使用しないと加圧ロールの塑性変形が
生ずるが、これらの場合、実際にはスペーサを紛
失してしまつていることが多かつた。
〔考案の目的〕 本考案は上記従来の欠点に鑑み、定着装置の長
期間の不使用においてもロール部材表面が塑性変
形するのを防止するとともに、使用開始に際し、
それ自体の取り外し操作を必要とせず、また紛失
する虞れのないロール保護部材を提供することを
目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成するために、駆動源
からの回転駆動力を受けて回転可能な第1のロー
ルと該第1のロールと圧接して回転可能な第2の
ロールとの間に介在して、両ロールの直接の接触
を防止するロール保護部材において、前記第2の
ロールのロール軸と遊嵌する遊嵌部と、前記第1
のロールの周面もしくはロール軸と当接して前記
両ロールを離隔させる当接部を有するとともに、
前記第1のロールの回転に伴つて前記第2のロー
ル軸を中心に回転移動することにより前記第1の
ロールの周面もくしはロール軸との当接が解除さ
れることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
詳述する。
第1図は、本考案のロール保護部材を使用した
定着装置を示す要部断面図である。同図におい
て、定着装置は、内部にヒータ1aを内蔵した加
熱ロール1と弾性層2aを周囲に被着して成る加
圧ロール2と、該加圧ロール2を加熱ロール1へ
圧接付勢するためのバネ3とロール保護部材4及
びそれらを囲繞するフレーム5等から達成されて
いる。加熱ロール1は、中空円筒であるスリーブ
1bとフランジ1cを有した中空軸部1dとヒー
タ1a等から成り、断熱リング6を介してベアリ
ング軸受7でフレーム5に回動自在に支承されて
いる。また、軸部1dのフレーム5の外側に延設
された部位には、駆動ギヤ8が固着されており、
図外の駆動機構に噛合して、加熱ロール1を回転
駆動する。そして、図示しない検知手段によりロ
ールの表面温度が検知され常に所定温度を維持す
るように制御されている。
加圧ロール2は、円柱状の芯金2aの外周に耐
熱ゴム等の弾性層2bが被着されて形成されてお
り、軸受9で回転自在に支承されるとともにバネ
3で常に加圧ロール2が加熱ロール1方向(矢印
A方向)へ圧接するよう付勢されている。そし
て、加圧ロール2の芯金2aの端部で加熱ロール
1のスリーブ1bに対向した部位には、ロール保
護部材4が遊嵌部4aで遊嵌している。
第1図は、前記ロール保護部材4が加圧ロール
2の芯金端部に形成された細軸端部2cと加熱ロ
ール1との間に介装され両ロールが離隔された状
態を示す要部断面図である。
第2図は、ロール保護部材4が自重で加圧ロー
ル2の細軸端部2cに垂下している状態を示す要
部断面図である。この時、加熱ロール1と加圧ロ
ール2とは接触し、加熱ロール1の駆動により加
圧ロール2は従動する。
第3図は、本考案のロール保護部材4を示す正
面図である。同図において、ロール保護部材4
は、第4図に示す芯金2aの細軸端部2cに遊嵌
するための略円形の遊嵌部4aと該遊嵌部4aか
ら外方に向つてハ字状に開口した案内腕4bと加
熱ロール1と当接するための第1曲線部4c及び
第2曲線部4dから成る当接部等で構成されてい
る。第1曲線部4cは、加熱ロール1のスリーブ
1bと略同一の曲率半径を有しており、後述する
第2の曲線部4dと同様に高摩擦係数を有した耐
熱ゴム等が被着されて形成されている。また、遊
嵌部4aの仮想中心と第1曲線部4cまでの最短
距離は、加圧ロール2のロール最大径より大きく
なつている。また、第2曲線部4dは、第1曲線
部4cと連続的に設けられるとともに前述遊嵌部
4aの仮想中心との距離が順次小さくなり、端部
においては、加圧ロール2のロール最大径より小
さくなつている。
第4図a,b,cは、それぞれ本考案のロール
保護部材4の動作状態を示す模式図である。定着
装置の製造工程の最終工程としてロール保護部材
4を装置に組み込む場合には、まず、ハ字状に開
口した案内腕4bを加圧ロール2の細軸端部2c
に押し当て遊嵌部4aが遊嵌するまで押し込む。
ここで、遊嵌部4aと加圧ロール2の細軸端部2
cは寸法的に余裕を持つているので自由に回動す
ることができる。次に、加熱ロール1と加圧ロー
ル2との接触を断つためには、第4図aに示す如
く、遊嵌された前記ロール保護部材4を矢印B方
向に回動させる。すると、加熱ロール1のスリー
ブ1bが、第2曲線部4dに乗り上げ、該曲率面
に沿つて順次加熱ロール1と加圧ロール2との軸
間距離は、バネ3の付勢力に抗して離隔してゆ
く。そして、第2曲線部4dと連続的に形成され
た第1曲線部4cに至り、第4図bに示す如くセ
ツトが完了する。
ロール保護部材4がセツトされている間は、加
熱ロール1と加圧ロール2は、離隔しているの
で、搬送、保管の際に長期に亘り稼働しない状態
が続いても、弾性層2bが塑性変形することはな
い。
次に、装置を納入先に設置し、稼働を開始する
と、第4図bに示す如く、まず、図外の駆動機構
により、駆動ギヤ8を介して加熱ロール1が矢印
C方向に回動を始める。すると、スリーブ1bと
の摩擦により高摩擦材料が被覆された第1曲線部
4cも遊嵌部4aの仮想軸心を中心に回動する。
この回動により、スリーブ1bは第1曲線部4d
に乗り上げてゆき、両ロールの軸間距離は、バネ
3の付勢力に沿つて順次近接してゆき、遂には、
加熱ロール1と加圧ロール2とが直接接触回転す
る。従つて、ロール保護部材を取り外す操作をし
なくても、装置の使用を開始すれば、自動的に解
除操作が行われる。第2曲線部4dがスリーブ1
bと離隔すると、ロール保護部材4は、細軸端部
2cと遊嵌しているのみであるため、第4図cに
示す如く、自重で当接部である第1,第2曲線部
を下に垂下する。従つて、両ロールの圧接回転開
始後も、ロール保護部材4は、加圧ロール2の細
軸端部2cに垂下して残存するが、垂下したまま
なので定着動作に悪影響を与えることは無い。
なお、以上の実施例では、ロール保護部材4
は、加熱ロール1のスリーブ1bと、加圧ロール
2の細軸端部2cとの間に介在させる場合につい
て説明したが、これに限ることなく、加熱ロール
1と加圧ロール2の両軸間に介在させるように構
成しても同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上、説明したように本考案のロール保護部材
によれば、装置の非稼働時に加熱ロールと加圧ロ
ールの軸間に介装されて両ロールが直接接触する
のを防止し、加圧ロールの表面が塑性変形するの
を阻止するとともに、装置の稼働に伴つて自動的
に介装が解除されるので、納品時にサービスマン
が装置を開放して、取り外し作業を行う必要がな
い。従つて、作業の省力化を図ることができる。
また、ロール保護部材は、介装解除後も、軸上に
残存するので、一旦使用を開始した後、再度使用
を中止するまでに紛失してしまう虞れもない。更
に、ロール保護部材は、割り溝をロール軸に案内
して装着するだけでよく、装置の組立調整を完了
した後に取り付けることができるので、組付け操
作も容易であり、特別の熟練を要すこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を応用した定着装置を示す要
部断面図、第2図は、本考案を応用した定着装置
を示す断面図、第3図は、本考案のロール保護部
材を示す正面図、第4図a,b,cは、それぞれ
本考案のロール保護部材の動作状態を示す模式図
である。 1……加熱ロール、1a……ヒータ、2……加
圧ロール、2a……芯金、2b……弾性層、2c
……細軸端部、3……バネ、4……ロール保護部
材、4a……遊嵌部、4b……案内腕、4c……
第1曲線部、4d……第2曲線部、5……フレー
ム、6……断熱リング、7……ベアリング軸受、
8……駆動ギヤ、9……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動源からの回転駆動力を受けて回転可能な第
    1のロールと該第1のロールと圧接して回転可能
    な第2のロールとの間に介在して、両ロールの直
    接の接触を防止するロール保護部材において、前
    記第2のロールのロール軸と遊嵌する遊嵌部と、
    前記第1のロールの周面もしくはロール軸と当接
    して前記両ロールを離隔させる当接部を有すると
    ともに、前記第1のロールの回転に伴つて前記第
    2のロール軸を中心に回転移動することにより前
    記第1のロールの周面もくしはロール軸との当接
    が解除されることを特徴とするロール保護部材。
JP8909786U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0435311Y2 (ja)

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JP8909786U JPH0435311Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JP8909786U JPH0435311Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JPS62200644U JPS62200644U (ja) 1987-12-21
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