JPH0435302B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435302B2 JPH0435302B2 JP14440186A JP14440186A JPH0435302B2 JP H0435302 B2 JPH0435302 B2 JP H0435302B2 JP 14440186 A JP14440186 A JP 14440186A JP 14440186 A JP14440186 A JP 14440186A JP H0435302 B2 JPH0435302 B2 JP H0435302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eccentric
- angle
- dead center
- distance
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 5
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はNC複合旋盤等において、主軸に把持
された偏心軸の偏心位置を検出する方法に関す
る。
された偏心軸の偏心位置を検出する方法に関す
る。
従来技術
例えば偏心軸の軸端部に偏心部の上死点と同一
角度にキー溝を加工する場合、通常偏心位置を検
知する方法として偏心軸を回転中心軸線上でゆつ
くり回転してダイヤルゲージ等の読みを見て最高
値または最低値を読みとり上死点または下死点を
判断し偏心基準線を検知してケガキ等により印を
つけていた。
角度にキー溝を加工する場合、通常偏心位置を検
知する方法として偏心軸を回転中心軸線上でゆつ
くり回転してダイヤルゲージ等の読みを見て最高
値または最低値を読みとり上死点または下死点を
判断し偏心基準線を検知してケガキ等により印を
つけていた。
発明が解決しようとする問題点
従来の方法は非能率で作業者を長時間1台の機
械に拘束するので高価なNC複合旋盤などの工作
機械では作業守備範囲から除外して考えられてい
たため連続自動加工が不可能であつた。
械に拘束するので高価なNC複合旋盤などの工作
機械では作業守備範囲から除外して考えられてい
たため連続自動加工が不可能であつた。
問題点を解決するための手段
固定側となる部位に旋回する偏心軸と直角方向
に設けられた変位計センサ11によつて前記偏心
軸の偏心部3a外周との距離Δgを測定しその測
定値をNC装置8に送るようになし、前記偏心軸
をある角度旋回させその始点角度位置と終点角度
位置のそれぞれの前記距離Δgが等しくなる角度
を回転角センサによつて検出して、前記始点角度
と終点角度より前記NC装置の演算によつて求め
た角度中心を上死点Aまたは下死点と判定して偏
心位置とする方法である。
に設けられた変位計センサ11によつて前記偏心
軸の偏心部3a外周との距離Δgを測定しその測
定値をNC装置8に送るようになし、前記偏心軸
をある角度旋回させその始点角度位置と終点角度
位置のそれぞれの前記距離Δgが等しくなる角度
を回転角センサによつて検出して、前記始点角度
と終点角度より前記NC装置の演算によつて求め
た角度中心を上死点Aまたは下死点と判定して偏
心位置とする方法である。
実施例
以下本発明の実施例を図面にもとづき説明す
る。周知のNC複合旋盤において、主軸1に嵌着
されたチヤツク2に偏心部3aを有する工作物3
が把持され先端を心押センタ4によつて支持され
ている。主軸1には歯車5が固着され、これに噛
合される歯車6を介してパルスジエネレータ7が
回転されて主軸1の所定の回転角ごとに信号を
NC装置8に送り主軸角度を検出できるようにな
つている。そして後端のプーリ9を介して図示し
ないモータで主軸1が回転される。タレツト刃物
台10の工具ホルダ装着部10aに変位計センサ
11が工作物3と直角に着脱可能に固着され、タ
レツト刃物台10の位置制御で工作物3の偏心部
3aの半径方向所定の位置に位置決めされるよう
になつている。
る。周知のNC複合旋盤において、主軸1に嵌着
されたチヤツク2に偏心部3aを有する工作物3
が把持され先端を心押センタ4によつて支持され
ている。主軸1には歯車5が固着され、これに噛
合される歯車6を介してパルスジエネレータ7が
回転されて主軸1の所定の回転角ごとに信号を
NC装置8に送り主軸角度を検出できるようにな
つている。そして後端のプーリ9を介して図示し
ないモータで主軸1が回転される。タレツト刃物
台10の工具ホルダ装着部10aに変位計センサ
11が工作物3と直角に着脱可能に固着され、タ
レツト刃物台10の位置制御で工作物3の偏心部
3aの半径方向所定の位置に位置決めされるよう
になつている。
この変位計センサ11は偏心部3aの外径との
距離Δgを本例では少なくとも0.01mmを高精度に
少なくとも10mm範囲が検出可能で距離Δgに相当
する電圧EはA−D変換器12にて数値に変換せ
られてNC装置8に入力するようになつている。
NC装置8はこの数値を回転角度と関連して記
憶、演算をする機能を有している。工作物上死点
Aと変位計センサ11との距離Δgは本例では0.5
mmに取り付けられている。
距離Δgを本例では少なくとも0.01mmを高精度に
少なくとも10mm範囲が検出可能で距離Δgに相当
する電圧EはA−D変換器12にて数値に変換せ
られてNC装置8に入力するようになつている。
NC装置8はこの数値を回転角度と関連して記
憶、演算をする機能を有している。工作物上死点
Aと変位計センサ11との距離Δgは本例では0.5
mmに取り付けられている。
作 用
今工作物3の軸端部に偏心部3aの上死点Aと
同一角度にキー溝3bの加工を行うため工作物3
はNC複合旋盤のチヤツク2に把持され心押セン
タ4によつて支持されている。NC装置の指令で
変位計センサ11はタレツト刃物台10のX軸及
びZ軸方向に移動して工作物偏心部3aの半径方
向に上死点Aと0.5mmの間隔を保つて位置決めさ
れ停止し、NC装置8の指令で図示しない主軸モ
ータで主軸1が回転されプーリ9を介して主軸
1、工作物3が回転され、歯車5,6を介してパ
ルスジエネレータ7も回転される。パルスジエネ
レータ7は主軸1の回転角度を、変位計センサ1
1は工作物3の偏心部3aとの距離Δgをそれぞ
れに出力する。距離Δgは所定の角度毎に発信す
るパルスジエネレータ7のパルス信号毎にNC装
置が読み取る。しかし上死点Aまたは下死点付近
のΔgの数値は角度に対して変化が少なく角度検
出には鈍感な領域であるため、この位置の角度変
化に対して変位計センサの検出能力以下では同一
数値を示し正確な角度位置の検出は困難である。
このため角度変化に対して変位量が大きい角度例
えば旋回角度20°の始点角度と終点角度の距離
Δg1,Δg2かΔg1=Δg2となるところを探し出して
NC装置が主軸1の角度を記憶し、演算によつて
その始点角度と終点角度の角度中心を割出し、上
死点Δg0または下死点と判定する。下死点は距離
Δgが大きいので、変位計センサ9の測定範囲を
越える場合等があり、通常距離Δgの小さい上死
点AをNC装置が識別して検出する。キー溝3b
の指定角度本例では上死点Aに工作物3の割出し
が完了するとNC装置の指令でタレツト刃物台1
0は所定の後退位置に移動され、図示しないキー
溝加工用回転工具が割出されて、X軸及びZ軸方
向の動きで所定の加工開始位置に位置決めされ、
図示しないモータにより回転工具が回され、Z軸
方向の動きで切削送りが与えられて、キー溝加工
が行われる。なおキー溝3b加工位置が上死点A
より何度と規定されていれば上記のように検出し
た上死点より主軸を角度割出しするものである。
同一角度にキー溝3bの加工を行うため工作物3
はNC複合旋盤のチヤツク2に把持され心押セン
タ4によつて支持されている。NC装置の指令で
変位計センサ11はタレツト刃物台10のX軸及
びZ軸方向に移動して工作物偏心部3aの半径方
向に上死点Aと0.5mmの間隔を保つて位置決めさ
れ停止し、NC装置8の指令で図示しない主軸モ
ータで主軸1が回転されプーリ9を介して主軸
1、工作物3が回転され、歯車5,6を介してパ
ルスジエネレータ7も回転される。パルスジエネ
レータ7は主軸1の回転角度を、変位計センサ1
1は工作物3の偏心部3aとの距離Δgをそれぞ
れに出力する。距離Δgは所定の角度毎に発信す
るパルスジエネレータ7のパルス信号毎にNC装
置が読み取る。しかし上死点Aまたは下死点付近
のΔgの数値は角度に対して変化が少なく角度検
出には鈍感な領域であるため、この位置の角度変
化に対して変位計センサの検出能力以下では同一
数値を示し正確な角度位置の検出は困難である。
このため角度変化に対して変位量が大きい角度例
えば旋回角度20°の始点角度と終点角度の距離
Δg1,Δg2かΔg1=Δg2となるところを探し出して
NC装置が主軸1の角度を記憶し、演算によつて
その始点角度と終点角度の角度中心を割出し、上
死点Δg0または下死点と判定する。下死点は距離
Δgが大きいので、変位計センサ9の測定範囲を
越える場合等があり、通常距離Δgの小さい上死
点AをNC装置が識別して検出する。キー溝3b
の指定角度本例では上死点Aに工作物3の割出し
が完了するとNC装置の指令でタレツト刃物台1
0は所定の後退位置に移動され、図示しないキー
溝加工用回転工具が割出されて、X軸及びZ軸方
向の動きで所定の加工開始位置に位置決めされ、
図示しないモータにより回転工具が回され、Z軸
方向の動きで切削送りが与えられて、キー溝加工
が行われる。なおキー溝3b加工位置が上死点A
より何度と規定されていれば上記のように検出し
た上死点より主軸を角度割出しするものである。
効 果
以上詳述したように本発明はNC複合旋盤の機
上で変位計センサにより工作物の偏心位置を自動
的に検知するようになしたので手作業による準備
が不要となり、工作物をチヤツキングした後は自
動的に定位置にキー溝の加工が出来、一連の作業
の自動化が可能となる効果を有する。
上で変位計センサにより工作物の偏心位置を自動
的に検知するようになしたので手作業による準備
が不要となり、工作物をチヤツキングした後は自
動的に定位置にキー溝の加工が出来、一連の作業
の自動化が可能となる効果を有する。
第1図は本発明の配置説明図、第2図は第1図
のA−A視図、第3図は工作物の姿図、第4図、
第5図は回転角と距離の推移を示す図である。 2……チヤツク、3……工作物、3a……偏心
部、8……NC装置、9……プーリ、10……タ
レツト刃物台、11……変位計センサ、12……
A−D変換器。
のA−A視図、第3図は工作物の姿図、第4図、
第5図は回転角と距離の推移を示す図である。 2……チヤツク、3……工作物、3a……偏心
部、8……NC装置、9……プーリ、10……タ
レツト刃物台、11……変位計センサ、12……
A−D変換器。
Claims (1)
- 1 固定側となる部位に旋回する偏心軸と直角方
向に設けられた変位計センサによつて前記偏心軸
の偏心部外周との距離を測定しその測定値をNC
装置に送るようになし、前記偏心軸をある角度旋
回させその始点角度位置と終点角度位置のそれぞ
れの前記距離が等しくなる角度を回転角センサに
よつて検出して、前記始点角度と終点角度より前
記NC装置の演算によつて求めた角度中心を上死
点または下死点と判定して偏心位置とすることを
特徴とする偏心軸の偏心位置自動検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14440186A JPS632651A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 偏心軸の偏心位置自動検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14440186A JPS632651A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 偏心軸の偏心位置自動検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS632651A JPS632651A (ja) | 1988-01-07 |
JPH0435302B2 true JPH0435302B2 (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=15361307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14440186A Granted JPS632651A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 偏心軸の偏心位置自動検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS632651A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04111713A (ja) * | 1990-08-29 | 1992-04-13 | Mitsubishi Motors Corp | 溝検出割出し方法 |
TW419574B (en) | 1998-06-16 | 2001-01-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Operating method of flow-level incinerator and the incinerator |
JP2013049132A (ja) * | 2012-11-12 | 2013-03-14 | Kondo:Kk | 偏芯ワークの偏芯部の高速自動芯出し方法、及びその装置 |
CN108274304B (zh) * | 2018-03-30 | 2020-06-02 | 芜湖强振汽车紧固件有限公司 | 一种偏心螺栓加工用自动找正装置 |
KR102622687B1 (ko) * | 2023-06-07 | 2024-01-10 | 신성테크 주식회사 | 편심 샤프트 제조 방법 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP14440186A patent/JPS632651A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS632651A (ja) | 1988-01-07 |
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