JPH0435259B2 - - Google Patents

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JPH0435259B2
JPH0435259B2 JP7578488A JP7578488A JPH0435259B2 JP H0435259 B2 JPH0435259 B2 JP H0435259B2 JP 7578488 A JP7578488 A JP 7578488A JP 7578488 A JP7578488 A JP 7578488A JP H0435259 B2 JPH0435259 B2 JP H0435259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tundish
molten steel
gate
continuous casting
weir
Prior art date
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Expired
Application number
JP7578488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01249252A (ja
Inventor
Aimei Shiraishi
Akyoshi Mori
Mitsunobu Sato
Tetsuya Morya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP7578488A priority Critical patent/JPH01249252A/ja
Publication of JPH01249252A publication Critical patent/JPH01249252A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は小ロツト多品種製品の連続鋳造設備の
タンデイツシユに関する。
[従来の技術] 従来、連続鋳造装置は大ロツトマシンが主体で
あつたが、今後は大ロツトマシンと小ロツトマシ
ンとに2分化されると考えられる。現在、大ロツ
ト技術はダイレクト・チヤージ等の技術により完
成されつつあるが、小ロツト技術は未だ完全なも
のではない。
小ロツト技術として従来次のようなものが提案
されている。
(1) 特開昭62−183948号公報に開示されているよ
うに、材種の異なるものを連鋳しようとすると
きは、一旦レードルからタンデイシユへの鋳込
みを止め、タンデイツシユのノズルの洗浄等を
行い、再び異材種の溶鋼をタンデイツシユに鋳
込み、連鋳を再開するもの。
(2) 特開昭53−112225号公報に開示されているよ
うに、タンデイツシユの底部に凹部を設け、こ
の凹部にモールドへの注入口を設けることによ
り、連続的に異材種の鋳込みを行い、前チヤー
ジと次チヤージの溶鋼の混合を極小に抑えるよ
うにしたもの。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記技術(1),(2)には次のような
難点がある。
上記(1)の場合、タンデイツシユ内の洗浄を行つ
てから鋳込みの再開を行うから、異材種の溶鋼の
混合という事態は起こらないが、ラインを停止し
なければならない。しかしラインを停止するため
に鋳込み速度を低くすると、第5図に示すように
ヘゲの発生頻度が高くなり品質が悪化する。
上記(2)の場合、異材種の溶鋼混合は極小となる
にしても、前材種のスラグはその凹部に溜つてお
り、この上から次材種を注湯するから、スラグが
そのままモールド内へ注入され、歩留りの低下を
もたらすことになる。
そこで本発明の目的は、ラインを停止すること
なく、単一のタンデイツシユ内に異材種溶鋼の混
合が極小であり、しかも歩留りの低下のないよう
なタンデイツシユを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明は、タンデイ
ツシユの底面に段差が設けられ、深い方の底にモ
ールドへの注入口が設けられている連鋳用タンデ
イツシユにおいて、その注入口と前記段差との中
間にタンデイツシユを2分する堰を設け、この堰
に、前記底面から段差より低い高さまで開口する
開口部およびその開口部を開閉自在に仕切るゲー
トを設けたことを特徴とするものである。
[作用] 本発明に係るタンデイツシユには、前記堰が設
けられ、タンデイツシユ内を2区画に分画してい
るため、同一材種Aの連鋳を行つているときはゲ
ートを開口しておけばよいが、この材種の連鋳終
了間際において、ラインを止めずに別材種Bを鋳
込むときは、先の材種Aの残鋼量がほぼ段差の高
さになつた時点でゲートを閉じた後、材種Aの区
画Iからの注入を続行する。他方で、このとき材
種Bを区画へレードル5から注湯を開始し、区
画での材種Aの残鋼量がゼロとなる前に、ゲー
トを開き、材種Bを区画Iに流入させ、注入口3
からモールドMへ注入すると、材種Aのスラグ9
は区画I内に浮き上がり、その流入を防止できる
とともに、ラインを停止することなく、異材種の
溶鋼の混合を極小に抑えることができ、歩留りの
向上および生産性の向上を図ることができる。
[発明の具体的構成] 以下、本発明をさらに具体的に説明する。
第1図a,bは本発明に係るタンデイシユ1の
構造を示すものであるが、このタンデイツシユ1
にはその底部に段差2が設けられている。また深
い方の底にはモールドMに溶鋼を注入するための
注入口3が設けられ、この注入口3と前記段差2
の中間部に堰4が設けられている。この堰4によ
り、タンデイツシユ1内は2つの区画I,に分
割されることになり、前記注入口3のある区画I
でない方の区画の上部にはレードル5を配置
し、注湯口6より、溶鋼をタンデイツシユ1内に
注湯するようになつている。さらに、前記堰4の
最下部には開口部4aが設けられており、ゲート
7によりその開口部の開閉が行われ得る。このゲ
ート7の開閉は、ゲート7の上部に取付けられた
引上部材8の上下動によつて行われる。
以上の構成のタンデイツシユにより異材種の連
続鋳造を行うには、まず第2図aに示すように、
ゲート7を開として、レードル5から注湯口6を
介して溶鋼Aをタンデイツシユ1内の区画に注
湯し、注入口3を介してモールドへ溶鋼を注入
する。9はスラグである。
次に第2図bに示すように、溶鋼Aの液面がほ
ぼ段差の高さh1となつた時点で引上部材8を下げ
ることによりゲート7を下げ、開口部4aを全閉
状態とする。これにより、溶鋼Aの残部の大半は
区画I内で注入口3からモールドへ流れる一方、
区画内では一部残つた溶鋼A′の上方からレー
ドル5から異材種Bの溶鋼を注湯し、充満させて
おく。
次いで第2図cに示すように、引上部材8によ
りゲート7を引上げ、開口部4aを全開状態とす
ると、異材種Bが区画I内に流入する。このと
き、区画Iの底部に残存していたスラグ9は比重
が軽いため、異材種Bの流入に伴い浮上する。し
たがつて本発明では、前記従来法2のように、ス
ラグ9がモールド内に混入するという事態を回避
できる。
次に第3図は、本発明による効果を従来法との
比較の上で明らかにしたものであるが、後の材種
をレードルから注湯したときの前の材種のタンデ
イツシユ内残鋼量(トン)と混合鋳片量との関係
を示している。ここで、混合鋳片量とは、前材種
と後材種の成分が混合している鋳片をいい、その
長さは第4図に示すようなものである。第3図か
ら判るように、本発明では従来法に比して混合鋳
片量を約1/3に低減することができる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、ラインを停止す
ることなく異材種の連続鋳造ができ、異材種の溶
鋼混合が極小となり、歩留りが向上し、もつて生
産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明に係るタンデイツシユを
示す図{aはその断面図、bは平面図}、第2図
a,b,cは本発明のタンデイツシユによる異材
種の連続鋳造法の操作手順を説明する図、第3図
は本発明による混合鋳片量を従来法と比較して示
すた図、第4図は混合鋳片量の説明図、第5図は
鋳込速度とヘゲ発生頻度との関係図である。 1……タンデイツシユ、2……段差、3……注
入口、4……堰、4a……開口部、5……レード
ル、6……注湯口、7……ゲート、8……引上部
材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. タンデイツシユの底面に段差が設けられ、深い
    方の底にモールドへの注入口が設けられている連
    鋳用タンデイツシユにおいて、その注入口と前記
    段差との中間にタンデイツシユを2分する堰を設
    け、この堰に、前記底面から段差より低い高さま
    で開口する開口部およびその開口部を開閉自在に
    仕切るゲートを設けたことを特徴とする異材種連
    鋳法における2分割タンデイツシユ。
JP7578488A 1988-03-29 1988-03-29 異材種連鋳法における2分割タンディッシュ Granted JPH01249252A (ja)

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JPH01249252A JPH01249252A (ja) 1989-10-04
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KR100418990B1 (ko) * 1999-12-21 2004-02-14 주식회사 포스코 이강종 연연주시 용강공급 장치
KR101481602B1 (ko) * 2012-12-27 2015-01-12 주식회사 포스코 연속주조용 턴디쉬 및 연속주조장치

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JPH01249252A (ja) 1989-10-04

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