JPH0435087Y2 - - Google Patents

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JPH0435087Y2
JPH0435087Y2 JP8709986U JP8709986U JPH0435087Y2 JP H0435087 Y2 JPH0435087 Y2 JP H0435087Y2 JP 8709986 U JP8709986 U JP 8709986U JP 8709986 U JP8709986 U JP 8709986U JP H0435087 Y2 JPH0435087 Y2 JP H0435087Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はドリル、リーマ等の穴明け工具の折損
を検出する工具検出装置を備えた工作機械に関す
る。
〔従来技術〕
この種の工具検出装置を備えた工作機械は、ベ
ツド上に往復動可能に案内支持された移動台、こ
の移動台に設けられた軸頭に前記往復動方向と平
行に軸支され回転駆動されて該移動台の前進によ
りベツド上に支持された工作物を加工するドリル
等の穴明け工具及び前記往復動方向と直交方向に
ベツド上に案内支持された進退部材を有する工具
検出装置を備え、前記進退部材は前記移動台が後
退した状態において前進して該進退部材に設けた
近接スイツチ等の検出素子を前記穴明け工具に接
近させて該穴明け工具の折損を検出するよう構成
されている。しかして従来のものにおいては、前
記進退部材を進退させる駆動装置は通常のシリン
ダ装置よりなり、第5図の作動工程図に示す如
く、移動台の前進により加工を行つた後、移動台
を後退させ、次いで工具検出装置を前進させ検出
素子を穴明け工具に接近させて同工具の折損の有
無を検出し、折損していなければ工具検出装置を
後退させた後に移動台を前進させて次の加工を行
うようにして、移動台の前進により検出素子が穴
明け工具の軸頭への取付部等と干渉して破損する
ことを防止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕 かかる従来技術においては、前記干渉を確実に
防止するために、進退部材の後退をリミツトスイ
ツチ等により確認した後に移動台を前進させてい
るので、加工のサイクルタイムが長くなるという
問題がある。本考案は、移動台の前進により工具
検出装置の進退部材を強制的に後退させるカム装
置を設けて、前記穴明け工具の折損の有無の検出
後、進退部材の後退開始と同時に次の加工のため
の移動台の前進を開始させることを可能として、
前述の問題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために、本考案による工具検出装置を備え
た工作機械は、第1図〜第3図に例示する如く、
ベツド10上に往復動可能に案内支持された移動
台12と、この移動台に設けられた軸頭13と、
この軸頭に前記往復動方向と平行に軸支され回転
駆動されて該移動台12の前進により前記ベツド
10に支持された工作物Wを加工するドリル等の
穴明け工具T1と、前記ベツド10に支持された
工具検出装置20を備え、前記工具検出装置20
は前記往復動方向と直交方向に案内支持されて近
接スイツチ等の検出素子29を設けた進退部材2
1を有し、この進退部材21は通常は後退位置に
あり、前記移動台12が後退し前記進退部材21
が前進した状態において前記穴明け工具T1に接
近した前記検出素子29により該穴明け工具の折
損を検出するよう構成してなる工作機械におい
て、前記進退部材21を進退させる駆動装置30
は、該進退部材21を後退方向に付勢するスプリ
ング39と、このスプリングに抗して該進退部材
21を前進させるシリンダ装置31と、カム装置
40を備え、前記カム装置40は前記移動台12
と工具検出装置20の何れか一方に設けたカム4
6と、他方に設けた従動子44を有し、該カムと
従動子は前記移動台12の前進により互いに係合
し前記スプリング39を助勢して前記進退部材2
1を後退させるよう構成したことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
移動台12の前進により加工を行つた後、移動
台12を後退させ、次いで検出素子29と穴明け
工具T1を接近させて穴明け工具T1の折損の有
無を検出する。穴明け工具T1が折損していない
ことを確認した後、シリンダ装置31の油圧を抜
いてスプリング39により進退部材21の後退を
開始させ、これと同時に次の加工のための移動台
12の前進を開始させる。何等かの理由により進
退部材21の後退が遅れあるいは停止した場合で
あつても、移動台12の前進によりカム46と従
動子44は係合して進退部材21を強制的に後退
させるので、検出素子29が穴明け工具T1の軸
頭13への取付部13a等と干渉して破損するこ
とはない。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によれば、検出素子が穴明
け工具の軸頭への取付部等と干渉するおそれなし
に、工具検出装置の進退部材の後退開始と同時に
次の加工のための移動台の前進を開始させること
ができるので、進退部材の後退に要する時間だけ
工作機械による加工のサイクルタイムを短縮させ
ることができる。
〔実施例〕
以下に、添付図面に示す実施例により、本考案
を説明する。
第2図の全体側面図に示す如く、ベツド10上
に固定されたベース11には移動台12が水平な
X方向に往復動可能に案内支持されてサーボモー
タ15により進退送りが与えられ、移動台12に
は軸頭13が鉛直なY方向に昇降可能に案内支持
されて上下作動用シリンダ16により上昇位置と
下降位置にシフトされる。軸頭13にはX方向と
平行な軸線を有する16本のドリルT1と8本のリ
ーマT2が上下に整列されて軸支され、軸頭13
に設けられた駆動モータ17により回転駆動され
る。工作物Wは、図略のトランスフア装置により
W,Y方向と直交する水平方向より、ベース10
上に固定れた工作物支持治具14内に搬入されて
支持される。
第2図に示す如く、工作物支持治具14の上部
には工具検出装置20が設けられている。工具検
出装置20は、第1図及び第3図に示す如く、
X,Y方向と直交するZ方向に往復動可能に工作
物支持治具14に案内支持された進退部材21を
有し、進退部材21には近接スイツチ等の検出素
子29が設けられている。進退部材21は軸方向
に整列された第1ロツド22及び第2ロツド23
よりなり、各ロツド22,23は各隣接端に連結
ピン25により固定されたフランジ継手部材24
a,24bを介して互いに同心的に結合されてい
る。第1ロツド22両端の大径部22a,22b
は、工作物支持治具14の上部に固定された2個
の案内支持ブロツク26,27に減摩ブツシユ2
6a,27aを介して往復動可能に案内支持さ
れ、第2ロツド23の他端部(第1図及び第3図
において右端部)も、図示は省略したが同様に案
内支持されている。各ロツド22,23の中間部
の一側に形成された平面部22d,23aには各
4個(第2ロツド23については2個は図示を省
略)の支持ブラケツト28又は28Aが固定さ
れ、各支持ブラケツト28又は28Aには近接ス
イツチ等の検出素子29が2個ずつ設けられてい
る。各検出素子29は、軸頭13が上昇位置にシ
フトされた状態における各ドリルT1の位置に対
応して設けられ、Z方向に沿つて位置調節可能に
支持ブラケツト28又は28Aに螺合支持されて
いる。工具検出装置20は後述する駆動装置30
により、第1図及び第3図の実線で示す前進状態
と二点鎖線で示す後退状態にシフトされ、前記状
態においては移動台12が後退しかつ軸頭13が
上昇した状態における各ドリルT1の先端部に各
検出素子29の先端を接近させて各ドリルT1の
折損の有無を検出し、後退状態においては各検出
素子29と各ドリルT1の軸頭13への取付部1
3aが干渉することなく移動台12が前進するこ
とを可能とするものである。
駆動装置30は進退部材21を前進させるシリ
ンダ装置31と、進退部材21を後退させるスプ
リング39及びカム装置40により構成されてい
る。第1図及び第3図に示す如く、シリンダ装置
31は工作物支持治具14の上部の一側部に固定
されたシリンダ32と、進退部材21と同軸にシ
リンダ32に嵌合されたピストン34を主要構成
部材とし、ピストン34のロツド34aはその先
端に螺着した継手36と係合ピン36aを介して
進退部材21の第1ロツド22の一端に結合され
ている。シリンダ32の後端は蓋部材33により
閉じられてピストン34のロツド34aと反対側
に作動室35を形成し、またピストン34のロツ
ド34a側にはシリンダ32との間にスプリング
39が介装されてピストン34を作動室35側に
向けて付勢している。通常は油路35aが開放さ
れて作動室35内の油圧は抜かれており、ピスト
ン34はスプリング39により左方に移動し、進
退部材21、支持ブラケツト28,28A及び検
出素子29は第1図および第3図の2点鎖線で示
された後退位置にシフトされている。油路35a
より作動室35に油圧を印加すればピストン34
はスプリング39に抗して右方に移動し、進退部
材21、支持ブラケツト28,28A及び検出素
子29は実線で示す前進位置にシフトされる。
カム装置40は、主として第1図及び第2図示
す如く、工作物支持治具14の上部に固定された
支持ブラケツト41の先端部41aに枢支ピン4
5を介して垂直軸線回りに旋回可能に枢支された
従動子44と軸頭13に固定されたカム46を主
要構成部材としている。支持ブラケツト41は支
持ブロツク27に接近して設けられ、この両部材
27,41の間に進退部材21と平行に設けられ
たガイドバー42にはシフタ43が摺動可能に支
持され、シフタ43先端のフオーク部43aは第
1ロツド22の大径部22bに形成された溝部2
2cに係合し、シフタ43上部の凹溝43bには
従動子44の先端部が係合している。第2図に示
す如く、カム46は軸頭13が上昇位置にシフト
された状態において従動子44の係合ローラ44
aと係合可能となる。この状態において移動台1
2が前進してカム46が係合ローラ44aと係合
すれば、従動子44を第1図の二点鎖線に示す如
く反時計回転方向に回動し、凹溝43bとの係合
によりシフト部材43を左方にシフトし、フオー
ク部43bと溝部22cとの係合により進退部材
21を確実に後退位置にシフトする。
上記構成の本実施例の作動を、第4図に示す作
動工程図により説明する。先ず軸頭13が第2図
の実線で示す下降位置にシフトされた状態におい
て、移動台12は前進して工作物支持治具14に
支持された工作物WにドリルT1による穴明け加
工を行つた後、加工開始位置まで後退する。以上
の工程においてはリーマT2による加工は行われ
ない。また、このときまでにはシリンダ装置31
の作動室35に油圧が印加されて工具検出装置2
0の進退部材21は前進位置にシフトされてい
る。次いで軸頭13は第2図の二点鎖線で示す上
昇位置にシフトされ、第2図及び第3図に示す如
くドリルT1の先端部に接近した工具検出装置2
0の検出素子29により各ドリルT1の折損の有
無を検出する。各ドリルT1全部が折損していな
ければ、シリンダ装置31の油圧を抜いてスプリ
ング39による進退部材21の後退を開始させ、
これと同時に移動台12は再び前進して、先にド
リルT1により加工されたドリル加工穴の一部に
リーマT2を挿入して仕上加工を行つた後、再び
加工開始位置まで後退させる。次いで軸頭13を
再び下降位置にシフトすれば、この作動の説明の
最初の状態に戻り、本実施例の1加工サイクルは
終了する。上述の如く、本実施例においては工具
検出装置20の進退部材21の後退の開始と同時
にリーマ加工のための移動台12の前進を開始す
るので、進退部材21の後退に要する時間だけ加
工のサイクルタイムを短縮することができる。
前述したスプリング39による進退部材21の
後退が正常に行われれば、カム装置40のカム4
6と従動子44が係合することはない。しかしな
がら、スプリング39の付勢力の低下、摺動部の
かじり等により進退部材21の後退が遅れあるい
は停止した場合には、移動台12の前進によりカ
ム46と従動子44が係合し、この状態において
はシリンダ装置31の油圧は抜かれているので、
進退部材21は無理なく強制的に後退されるの
で、検出素子29がドリルT1の軸頭13への取
付部13a等と干渉して破損が生ずることはな
い。
なお、上記実施例においては軸頭13を上下に
シフトし、ドリルによる下穴加工とリーマ加工を
連続して行う例につき説明したが、本考案はこの
ような例に限られるものではなく、ドリル加工の
みあるいはリーマ加工のみを行う場合等にも適用
可能であり、同様なサイクルタイム短縮の効果を
得ることができる。このような場合は軸頭13の
上下のシフトは不要となり、カム46は直接移動
台に取り付けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案による工具検出装置を
備えた工作機械の一実施例を示し、第1図は一部
破断した主要部の平面図、第2図は全体の側面
図、第3図は第2図の−線に沿つた一部破断
した拡大図でaは中央部分、bは左側部分、第4
図は作動工程の説明図、第5図は従来技術の作動
工程説明図である。 符号の説明、10……ベース、12……移動
台、13……軸頭、20……工具検出装置、21
……進退部材、29……検出素子、30……駆動
装置、31……シリンダ装置、39……スプリン
グ、40……カム装置、44……従動子、46…
…カム、T1……穴明け工具、W……工作物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上に往復動可能に案内支持された移動台
    と、この移動台に設けられた軸頭と、この軸頭に
    前記往復動方向と平行に軸支され回転駆動されて
    該移動台の前進により前記ベツドに支持された工
    作物を加工するドリル等の穴明け工具と、前記ベ
    ツドに支持された工具検出装置を備え、前記工具
    検出装置は前記往復動方向と直交方向に案内支持
    されて近接スイツチ等の検出素子を設けた進退部
    材を有し、この進退部材は通常は後退位置にあ
    り、前記移動台が後退し前記進退部材が前進した
    状態において前記穴明け工具に接近した前記検出
    素子により該穴明け工具の折損を検出するよう構
    成してなる工作機械において、前記進退部材を進
    退させる駆動装置は、該進退部材を後退方向に付
    勢するスプリングと、このスプリングに抗して該
    進退部材を前進させるシリンダ装置と、カム装置
    を備え、前記カム装置は前記移動台と工具検出装
    置の何れか一方に設けたカムと、他方に設けた従
    動子を有し、該カムと従動子は前記移動台の前進
    により互いに係合し前記スプリングを助勢して前
    記進退部材を後退させるよう構成したことを特徴
    とする工具検出装置を備えた工作機械。
JP8709986U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0435087Y2 (ja)

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JPS62198048U JPS62198048U (ja) 1987-12-16
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