JPH04347994A - 立体用プロジェクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は立体用プロジェクターに
係るもので、詳しくは、単一型プロジェクターで光源の
ビームの利用率を向上して電力の消費を減少させ、スク
リーン上の画面の歪曲現象のキーストーニング（Ｋｅｙ
ｓｔｏｎｉｎｇ）現象を除去して観察者の眼の疲労を防
止得るようにした立体用プロジェクターに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】一般に、従来の立体用プロジェクター（
投影機）は、２台のプロジェクターを配列し、各々の光
源に対しＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ　　ＣｒｙｓｔａｌＤｉ
ｓｐｌａｙ）パネル又はスライドフィルム（Ｓｌｉｄｅ
　　Ｆｉｌｍ）の映像をスクリーンに投影するようにな
っており、図５に示すように、球面反射鏡１、１’と、
ランプ２、２’と、コンデンサーシステム３、３’と、
ＬＣＤパネル４、４’と、プロジェクションレンズ５、
５’とにより構成されている。

【０００３】そして、これら２台のプロジェクターを用
い、投射したビームの偏光方向を互いに垂直にさせ、右
方側のプロジェクターによる映像は観察者の右方の眼で
見るようにし、左方側のプロジェクターによる映像は観
察者の左方の眼でのみ見るようにして立体映像を具現す
るようになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来のプロ
ジェクターにおいて、ランプ２、２’が独立的に作用し
、該ランプ２、２’で発生した光がＬＣＤパネル４、４
’を通過すると該ＬＣＤパネル４、４’の偏光板の偏光
軸の方向に偏光されるようになっていた。

【０００４】即ち、図６に示したように、ＬＣＤパネル
４、４’の両方側面には偏光軸の方射ビームを垂直な偏
光方向に分離させるコーティング層が形成されている。

【０００８】このように構成された本発明に係る立体用
プロジェクターにおいては、従来のように２台のプロジ
ェクターを使用せず、単一型プロジェクターにて立体画
面を具現させるため、従来の画面の歪曲現象がなくなっ
て観察者の眼の疲労が排除され、光源の殆ど全てのビー
ムが利用されて電力の消費が節減されている利点がある
。又、従来のような２つのプロジェクターにて構成され
るプロジェクションレンズ駆動システムが排除され、単
一型プロジェクターにて構成されるため製品の構造が単
純化されてる利点がある。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１は本発明に係る立体用プロジェクターの
一実施例を示した構成図であり、図示のように、本発明
の一実施例として、非球面反射鏡Ａとランプ等の光源シ
ステムＢと光ガイド装置Ｃと環帯状の球面反射鏡Ｄとに
より構成されるコンデンサーシステムＥと、第１偏光ビ
ーム分離器Ｆ−１及び第２偏光ビーム分離器Ｆ−２と、
角度９０゜方向にビームの経路を変更させる第１鏡Ｇ−
１及び第２鏡Ｇ−２と、、第１ＬＣＤパネルＨ−１及び
第２ＬＣＤパネルＨ−２と、フィールドレンズＩと、Ｉ
ＲカットフィルターＪと、プロジェクションレンズＫと
により本発明に係る立体用プロジェクターの一実施例が
構成されている。

【００１０】そして、前記コンデンサーシステムＥと第
１偏光ビーム分離器Ｆ−１とは各々直線Ｘ上に配置され
、前記光源システムＢで放射するビームは第１偏光ビー
ム分離器Ｆ−１で分離された後直進又は直角方向に変更
して進行する。且つ、前記直線Ｘと直交する直線Ｙ上に
前記第２偏光ビーム分離器Ｆ−２とフィールドレンズＩ
とプロジェクションレンズＫとが各々配置されている。 又、第２偏光ビーム分離器Ｆ−２の後方側と左方側とに
は隣接して第１ＬＣＤパネルＨ−１と第２ＬＣＤパネル
Ｈ−２とが各々配置され、該第１ＬＣＤパネルＨ−１の
後方側に前記第１鏡Ｇ−１が配置され、前記第２ＬＣＤ
パネルＨ−２の左方側に前記第２鏡Ｇ−２が各々配置さ
れている。

【００１１】更に、該第１鏡Ｇ−１は前記第１偏光ビー
ム分離器Ｆ−１で分離され直進するビームを反射して前
記第１ＬＣＤパネルＨ−１を通して前記第２偏光分離器
Ｆ−２に入射させる。且つ、前記第２鏡Ｇ−２は前記第
１偏光ビーム分離器Ｆ−１で分離され直角方向に進行す
るビームを反射して第２ＬＣＤパネルＨ−を通して第２
偏光ビーム分離器Ｆ−２に入射させる。又、前記第１及
び第２偏光ビーム分離器Ｆ−１，Ｆ−２は図４に示した
ように、例えば、ＢＫ７（Ｂｏｌｏｓｉｌｉｃａｔｅ７
）ガラスのように、２枚のプリズムＬによりプリズムＬ
の斜面が互いに対向して接着され、その接着面の間に特
殊多重誘電フィルム（Ｓｐｅｃｉａｌｍｕｌｔｉｌａｙ
ｅｒ　　ｄｉｅｌｅｃｔｒｉｃ　　ｆｉｌｍ）のコーテ
ィング層が形成されるが、該特殊多重誘電フィルムコー
ティング層は、入射ビームに対しブルースター角（Ｂｒ
ｅｗｓｔｅｒ’ｓ　　ａｎｇｌｅ）又は偏光角を有する
ように特殊誘電フィルムが多重にコーティングされてい
る。

【００１２】従って、前記第１、第２偏光ビーム分離器
Ｆ−１，Ｆ−２においては、その入射面にビームが入射
すると、そのビームの進行方向が直角をなす２つのＳＰ
−偏光ビームに分離され、その分離する効率は約９７％
以上になる。そして、入射ビーム中Ｐ−偏光成分は反射
されずにそのまま通過し、Ｓ−偏光成分は特殊多重誘電
フィルムコーティング層の各層で部分的に反射し、その
反射するビームは、それら多重誘電フィルムコーティン
グ層の間隔が共振条件を満足すべくコーティングされて
いるため、反射の場合、補強重畳され入射方向に対し直
角に反射されるようになる。且つ、前記多重誘電フィル
ムコーティング層の厚さは数波長程度であるため、ゴー
スト像の問題が発生する恐れはない。

【００１３】このように構成された本発明に係る立体用
プロジェクターの一実施例の作用を説明すると次によう
である。光源システムでビームが放射すると、そのビー
ムは非球面反射鏡Ａ、環帯状の球面反射鏡Ｄ及び光ガイ
ド装置Ｃを各々通りながら光軸と並行に進行される。次
いで、ＩＲカットフィルターＪを通りながら熱線が除去
され、第１偏光ビーム分離器Ｆ−１と通過しながら互い
に垂直な２つの偏光ビームに分離されて互いに直角の方
向に進行される。

【００１４】次いで、これら偏光ビームは第１鏡Ｇ−１
及び第２鏡Ｇ−２でビームの経路が変更され、第１ＬＣ
ＤパネルＨ−１及び第２ＬＣＤパネルＨ−２を各々通過
しながらそれらＬＣＤで表現される左右の映像信号を得
るようになる。次いで、これら２つの偏光ビームは第２
偏光分離器Ｆ−２を通りながら今迄の進行とは反対に進
行経路が再び一致され、フィールドレンズＩとプロジェ
クションレンズＫとを各々通過するが、前記第１ＬＣＤ
パネルＨ−１及び第２ＬＣＤパネルＨ−２の通過中に発
生した左右の映像信号が偏光方向の互いに直角な２つの
偏光ビームによりスクリーンＭ上に投射される。

【００１５】よって、観察者は偏光眼鏡を用いて立体映
像を認識し得るようになる。即ち、このような本実施例
に係る立体用プロジェクターは、１つの光源と１つのプ
ロジェクションレンズとにより構成されてなるため、製
品の小型化並びに軽量化を図ることができる。

【００１６】又、図２は本発明に係る立体用プロジェク
ターの他の実施例を示した構成図であり、図面に示した
ように、コンデンサーシステムＥと、一つの偏光ビーム
分離器Ｆと、１枚の反射鏡Ｇと、第１ＬＣＤパネルＨ−
３及び第２ＬＣＤパネルＨ−４又はスライドフィルムと
、第１フィールドレンズＩ−１と、第１プロジェクショ
ンレンズＫ−１及びプロジェクションレンズＫ−２とに
より本発明に係る立体用プロジェクターの他の実施例が
構成されている。

【００１７】そして、前記コンデンサーシステムＥと偏
光ビーム分離器Ｆと反射鏡Ｇとは直線Ｘ上に配置され、
その直線Ｘと直交する直線Ｙ１上に第１ＬＣＤパネルＨ
−３と第１フィールドレンズＩ−１と、第１プロジェク
ションレンズＫ−１とが各々配置され、その直線Ｙ１と
所定間隔を置いて直線Ｘと直交する直線Ｙ２上に第２Ｌ
ＣＤパネルＨ−４と第２フィールドレンズＩ−２と、第
２プロジェクションレンズＫ−２とが各々配置されてい
る。

【００１８】且つ、コンデンサーシステムＥで反射する
ビームは前記偏光ビーム分離器Ｆにより分離して直進又
は直角方向に変更して進行され、該変更して進行するビ
ームは第１ＬＣＤパネルＨ−３と第１フィールドレンズ
Ｉ−１及び第１プロジェクションレンズＫ−１とを通り
、前記の直進したビームは反射鏡Ｇで直角方向に変更さ
れた後、第２ＬＣＤパネルＨ−４と第２フィールドレン
ズＩ−２及び第２プロジェクションレンズＫ−２とを各
々通過するようになっている。

【００１９】更に、図３は本発明に係る他の実施例を示
した構成図で、図示のように、第１コンデンサーシステ
ムＥ−１及び第２コンデンサーシステムＥ−２と、第１
ＬＣＤパネルＨ−５及び第２ＬＣＤパネルＨ−６と１つ
の偏光ビーム分離器Ｆと、１枚のフィールドレンズＩ及
び一つのプロジェクションレンズＫとにより本発明に係
る立体用プロジェクターの又他の実施例が構成されてい
る。

【００２０】そして、前記第１コンデンサーシステムＥ
−１と第１ＬＣＤパネルＨ−５と偏光ビーム分離器Ｆと
フィールドレンズＩ及びプロジェクションレンズＫとは
各々直線Ｙ上に配置され、その直線Ｙと直交した直線Ｘ
上に第２コンデンサーシステムＥ−２と第２ＬＣＤパネ
ルＨ−６とが各々配置されている。このような本発明の
又他の実施例においては、第１コンデンサーシステムＥ
−１で放射するビームが第１ＬＣＤパネルＨ−５と偏光
ビーム分離器Ｆとを各々通って直進され、フィールドレ
ンズＩを通過した後、プロジェクションレンズＫを通過
し、第２コンデンサーシステムＥ−２で放射したビーム
は第２ＬＣＤパネルＨ−６を通過した後、偏光ビーム分
離器Ｆで直角方向に変更され、フィールドレンズＩを通
ってプロジェクションレンズＫを通過するようになって
いる。

【００２１】

【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る立体
用プロジェクターにおいては、従来のような２つのプロ
ジェクターにて構成された複雑なプロジェクションレン
ズ駆動装置を不要とし、簡単な単一型にて立体用プロジ
ェクターが構成されるため原価が著しく節減される効果
がある。又、従来では光源のビームが約半分（５０％）
位のみ利用されたものに比べ、殆ど全部（１００％）の
光源のビームが利用されるようになるため、電力の消費
が節減される効果がある。

【００２２】しかも、ビームがＬＣＤパネルに入射する
以前に熱線が除去されるようになっているので、従来の
ような冷却手段が不必要になり、画面の歪曲現象が無く
なって観察者に眼の疲労が与えず眼の保全を図り得る効
果がある。更に、ＬＣＤプロジェクターのみでなく、ス
ライドプロジェクターにも適用し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の立体用プロジェクターの一実施例を示
した構成図である。

【図２】本発明の立体用プロジェクターの他の実施例を
示した構成図である。

【図３】本発明の立体用プロジェクターのさらに他の実
施例を示した構成図である。

【図４】本発明に係る偏光ビーム分離器の作用説明図で
ある。

【図５】従来の立体用プロジェクターを示した構成図で
ある。

【図６】従来のＬＣＤパネルの偏光板の作用説明図であ
る。

【符号の説明】

Ａ…非球面反射鏡、 Ｂ…光源システム、 Ｃ…光ガイド装置、 Ｄ…球面反射鏡、 Ｅ，Ｅ−１，Ｅ−２…コンデンサーシステム、Ｆ，Ｆ−
１，Ｆ−２…偏光ビーム分離器、Ｇ，Ｇ−１，Ｇ−２…
鏡 Ｈ，Ｈ−１〜Ｈ−６…ＬＣＤパネル Ｉ，Ｉ−１，Ｉ−２…フィールドレンズＪ…ＩＲカット
フィルター Ｋ，Ｋ−１，Ｋ−２…プロジェクションレンズＬ…プリ
ズム Ｍ…スクリーン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　立体用プロジェクターであって、コン
   デンサーシステム（Ｅ）と第１偏光ビーム分離器（Ｆ−
   １）とが各々同一直線（Ｘ）上に配置され、該直線（Ｘ
   ）と直交する直線（Ｙ）上に第２偏光ビーム分離器（Ｆ
   −２）とフィールドレンズ（Ｉ）及びプロジェクション
   レンズ（Ｋ）とが各々配置され、前記第２偏光ビーム分
   離器（Ｆ−２）の後方側と左方側とに隣接して第１ＬＣ
   Ｄパネル（Ｈ−１）と第２ＬＣＤパネル（Ｈ−２）とが
   各々配置され、前記第１ＬＣＤパネル（Ｈ−１）の後方
   側に第１鏡（Ｇ−１）が配置され、前記第２ＬＣＤパネ
   ル（Ｈ−２）の左方側に第２鏡（Ｇ−２）が配置されて
   なる立体用プロジェクター。
2. 【請求項２】　　前記コンデンサーシステム（Ｅ）は、
   非球面反射鏡（Ａ）と、光源システム（Ｂ）と、光ガイ
   ド装置（Ｃ）と、環帯状の球面反射鏡（Ｄ）とを具備す
   る請求項１に記載の立体用プロジェクター。
3. 【請求項３】　　前記各第１、第２偏光ビーム分離器（
   Ｆ−１）（Ｆ−２）は、全て、２枚の角度９０゜の直角
   プリズム（Ｌ）をそれらの斜面が互いに対向して接着さ
   れて形成され、それら接着面の間に入射ビームに対しブ
   ルースター角又は偏光角に特殊誘電フィルムが多重にコ
   ーティングされ、入射するビームが互いに垂直な偏光ビ
   ームで分離されるように形成される請求項１に記載の立
   体用プロジェクター。
4. 【請求項４】　　コンデンサーシステム（Ｅ）と偏光ビ
   ーム分離器（Ｆ）と反射鏡（Ｇ）とが各々直線（Ｘ）上
   に配置され、該直線（Ｘ）と直交する直線（Ｙ１）上に
   第１ＬＣＤパネル（Ｈ−３）と第１フィールドレンズ（
   Ｉ−１）及びプロジェクションレンズ（Ｋ−１）とが各
   々配置され、前記直線（Ｙ１）と所定間隔を置いて前記
   直線（Ｘ）上に直交する直線（Ｙ２）上に第２ＬＣＤパ
   ネル（Ｈ−４）と第２フィールドレンズ（Ｉ−２）及び
   第２プロジェクションレンズ（Ｋ−２）とが各々配置さ
   れてなる立体用プロジェクター。
5. 【請求項５】　　第１コンデンサーシステム（Ｅ−１）
   と第１ＬＣＤパネル（Ｈ−５）と偏光ビーム分離器（Ｆ
   ）とフィールドレンズ（Ｉ）及びプロジェクションレン
   ズ（Ｋ）とが直線（Ｙ）上に各々配置され、該直線（Ｙ
   ）と直交する直線（Ｘ）上に第２コンデンサーシステム
   （Ｅ−２）と第２ＬＣＤパネル（Ｈ−６）とが各々配置
   される立体用プロジェクター。