JPH0434751Y2 - - Google Patents
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- JPH0434751Y2 JPH0434751Y2 JP1492990U JP1492990U JPH0434751Y2 JP H0434751 Y2 JPH0434751 Y2 JP H0434751Y2 JP 1492990 U JP1492990 U JP 1492990U JP 1492990 U JP1492990 U JP 1492990U JP H0434751 Y2 JPH0434751 Y2 JP H0434751Y2
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Description
この考案は、上下複数段に配列されたフツク要
素掛止部間に形成されて横方向に延びるフツク要
素挿入用の横長開口部と、該横長開口部と連通し
上下溝幅を拡げる下向開放溝及び上向開放溝を有
してなる掛止溝にフツク要素を着脱自在に掛止め
てなる陳列装置の改良に関する。
素掛止部間に形成されて横方向に延びるフツク要
素挿入用の横長開口部と、該横長開口部と連通し
上下溝幅を拡げる下向開放溝及び上向開放溝を有
してなる掛止溝にフツク要素を着脱自在に掛止め
てなる陳列装置の改良に関する。
フツク要素掛止部の相互間に設けられた横長開
口部及び上向乃至下向開放溝を用いてフツク要素
を掛止める構成は種々提案されているが、例えば
スプリングやバネ材を用いて上記溝内にフツク要
素の基部を係合する構成の場合は構造が複雑とな
りまた掛止操作が煩わしい等の欠点がある。 また単に一方の開放溝を用いて掛止める場合に
は商品の重量が重いと確実に掛止めることができ
ない欠点がある。 また例えば実開昭60−140466号の陳列用壁面パ
ネルにおいては断面コ字状の連結板部と嵌合溝部
を係合してパネル単体を上下に連続して連結する
構造が開示されているが、これは前後両面に互い
違いにフツク係止用の溝を形成するものであり、
表板部の上下に係止溝を形成することができずフ
ツクの掛止め構造が限定される欠点があると共に
表板部の上端側は基板となる連結板部と分離して
おり大きい荷重がかかつた場合に変形したり破損
する虞れがあつた。
口部及び上向乃至下向開放溝を用いてフツク要素
を掛止める構成は種々提案されているが、例えば
スプリングやバネ材を用いて上記溝内にフツク要
素の基部を係合する構成の場合は構造が複雑とな
りまた掛止操作が煩わしい等の欠点がある。 また単に一方の開放溝を用いて掛止める場合に
は商品の重量が重いと確実に掛止めることができ
ない欠点がある。 また例えば実開昭60−140466号の陳列用壁面パ
ネルにおいては断面コ字状の連結板部と嵌合溝部
を係合してパネル単体を上下に連続して連結する
構造が開示されているが、これは前後両面に互い
違いにフツク係止用の溝を形成するものであり、
表板部の上下に係止溝を形成することができずフ
ツクの掛止め構造が限定される欠点があると共に
表板部の上端側は基板となる連結板部と分離して
おり大きい荷重がかかつた場合に変形したり破損
する虞れがあつた。
この考案は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果創
案されたものであつて、その主たる課題は、上下
に係止溝を有すると共に重量物であつても確実に
保持することができる陳列装置を提供するにあ
る。
案されたものであつて、その主たる課題は、上下
に係止溝を有すると共に重量物であつても確実に
保持することができる陳列装置を提供するにあ
る。
上記課題を解決するために、この考案は、上下
複数段に配列されたフツク要素掛止部間に形成さ
れて横方向に延びるフツク要素挿入用の横長開口
部と、該横長開口部と連通し上下溝幅を拡げる下
向開放溝及び上向開放溝を有してなる掛止溝にフ
ツク要素を着脱自在に掛止めてなる陳列装置にお
いて、 (a) 陳列用パネルが、その上端に第1主掛止部を
設け、 (b) 該第1主掛止部の下方に外側から被取付面に
対してネジ止め可能な固着部を設け、 (c) 該固着部の下方で内側に上向開放溝を形成し
外側にフツク要素掛止部方向へ突出する第1補
助掛止部を設け、 (d) 陳列パネルの下端に上記第1主掛止部と係合
可能な第2主掛止部を設け、 (e) 上記パネル基板から外方に突出して上端に下
向開放溝を形成すると共に垂下して下端が上記
第2主掛止部を覆い隠す外壁面を設け、 (f) 該外壁面の下端に第2補助掛止部を形成して
なり、 (g) 上下に陳列用パネルを連結すべく、一方の陳
列用パネルの第1主掛止部に他方の陳列用パネ
ルの第2主掛止部を係合する際に一方の陳列用
パネルの第1補助掛止部に他方の陳列用パネル
の第2補助掛止部が係合されて固着部のネジ止
め部分を囲繞すると共に略横倒T状となるフツ
ク要素掛止め部を形成する、 という技術的手段を講じている。
複数段に配列されたフツク要素掛止部間に形成さ
れて横方向に延びるフツク要素挿入用の横長開口
部と、該横長開口部と連通し上下溝幅を拡げる下
向開放溝及び上向開放溝を有してなる掛止溝にフ
ツク要素を着脱自在に掛止めてなる陳列装置にお
いて、 (a) 陳列用パネルが、その上端に第1主掛止部を
設け、 (b) 該第1主掛止部の下方に外側から被取付面に
対してネジ止め可能な固着部を設け、 (c) 該固着部の下方で内側に上向開放溝を形成し
外側にフツク要素掛止部方向へ突出する第1補
助掛止部を設け、 (d) 陳列パネルの下端に上記第1主掛止部と係合
可能な第2主掛止部を設け、 (e) 上記パネル基板から外方に突出して上端に下
向開放溝を形成すると共に垂下して下端が上記
第2主掛止部を覆い隠す外壁面を設け、 (f) 該外壁面の下端に第2補助掛止部を形成して
なり、 (g) 上下に陳列用パネルを連結すべく、一方の陳
列用パネルの第1主掛止部に他方の陳列用パネ
ルの第2主掛止部を係合する際に一方の陳列用
パネルの第1補助掛止部に他方の陳列用パネル
の第2補助掛止部が係合されて固着部のネジ止
め部分を囲繞すると共に略横倒T状となるフツ
ク要素掛止め部を形成する、 という技術的手段を講じている。
上向開放溝と下向開放溝が形成されるので上下
でフツク要素を係止することができる。 また一方の陳列用パネルの第1主掛止部に他方
の陳列用パネルの第2主掛止部を係合する際に一
方の陳列用パネルの第1補助掛止部に他方の陳列
用パネルの第2補助掛止部が係合されている固着
部のネジ止め部分を囲繞すると共に略横倒T状と
なるフツク要素掛止め部を形成するので、フツク
要素掛止め部がパネル基板から分離することなく
連接されるので重荷重を受けることができる。
でフツク要素を係止することができる。 また一方の陳列用パネルの第1主掛止部に他方
の陳列用パネルの第2主掛止部を係合する際に一
方の陳列用パネルの第1補助掛止部に他方の陳列
用パネルの第2補助掛止部が係合されている固着
部のネジ止め部分を囲繞すると共に略横倒T状と
なるフツク要素掛止め部を形成するので、フツク
要素掛止め部がパネル基板から分離することなく
連接されるので重荷重を受けることができる。
以下に、この考案の陳列装置の好適実施例を図
面に基づいて説明する。 この陳列装置は第3図で示す陳列用パネル1と
陳列品保持用ハンガ14との組合わせ構成からな
つている。 即ち、第1図乃至第3図で示す陳列用パネル1
は、平板状のパネル基板2と、該基板表面から一
側へ突出するフツク要素掛止部4とからなつて、
アルミニウムの如き軽金属等で形成された一体構
造体になつている。 このフツク要素掛止部4は、組立使用時にフツ
ク要素14挿入用の横長開口部5と連通し溝長を
拡げる上向開放溝6と下向開放溝7とを有する断
面略横倒T型に形成されている。 即ち、本実施例の場合フツク要素掛止部4はパ
ネル基板2に一つ設けられており、パネル基板2
から断面L状に突出して上溝形成壁41と、該上
溝形成壁41の先端から厚み方向に延び次いで垂
下して装飾面を形成する外壁面42と、該外壁面
42の中途部とパネル基板2との間に略水平に連
接された中央補強壁43とからなつている。 そしてこの外壁面42には、その下端内側に第
2補助掛止部20が形成されている。 図示例のパネル基板2の場合、上端縁部がフツ
ク要素掛止部4で隠れない位置まで延出してお
り、該延出端部裏面には、長手方向に沿つて前記
基板2の板厚相当分だけ陥没して第1主掛止部2
aを構成する段差壁部2Aが一体形成してある。 該段差壁部2Aは、パネル基板2を壁面や柱、
什器等の被取付面に張設した際に、該被取付面と
の間でパネル連結用の溝部を形成させるためのも
のである。また、前記基板2の上縁側表面部に
は、段差壁部2Aに沿つてビス止め用穴あけ用の
溝部8が形成してある。 また上記段差壁部2Aの基端側には連結される
他の陳列用パネルの第2補助掛止部20と係脱可
能な第1補助掛止部10が突設されている。 即ち、この第1補助掛止部10は下向開放溝7
を形成する下溝形成壁50の先端に形成されてお
り、本実施例の場合、第2補助掛止部20を断面
略横倒L字状に形成しているのでそれに係合する
断面略横倒L字状に形成されている。 一方、前記基板2の第2主掛止部2bを構成す
る下端縁部2Bは、フツク要素掛止部4の外壁面
42で隠れるように設定されている。 次に、上記パネル1の複数枚を壁面乃至支柱等
の被取付面11(第2図参照)に張設する場合に
ついて説明する。この場合、説明上の都合から、
最初に張設される陳列用パネルの符号を1とし、
それに継ぎ合わされる陳列用パネル1′とする。 陳列用パネル張設にあたつては、予め各陳列用
パネル1,1′のビス穴あけ用溝部8における適
当間隔の選定個所にキリ等でビス穴8aをあけて
おく。 しかして、最初に一枚のパネル1が張設され
る。その張設は、パネル基板2の上端側を前記被
取付面11に対しビス穴8aを介してビス12で
止着することにより簡単に遂行される。該止着状
態では、パネル基板2の上端側の段差壁部2Aと
被取付面11との間に上向きの溝部13が形成さ
れている。 そこで、該溝部13に次のパネル1′の基板下
縁部2Bを嵌込整合させる。 この際に上方の陳列用パネル1′の第2補助掛
止部20に、下方の陳列用パネル1の第1補助掛
止部10を掛止めることにより連結が完了する。 これによつて、最初のパネル1の上縁部に次の
パネル1′の下縁部が継ぎ合わされると同時に、
それら相互の継ぎ部、所謂、接続部と、最初のパ
ネル1のビス12による止着部とが次のパネル
1′におけるフツク要素掛止部4で覆い隠される。 また、第1補助掛止部10と第2補助掛止部2
0との係合もフツク要素掛止部4の外壁面42で
覆われ露出しない。 斯くして、図示例の場合、二枚のパネル1,
1′相互が接続状態に張設される。 尚、この考案において、フツク要素掛止部4は
一つでも複数であつてもよい。 即ち、フツク要素掛止部4は、第4図a,bで
示す如くパネル基板2の上下方向に複数段(図示
例では2段)設けてもよい。 この場合の第2補助掛止部20を有しないフツ
ク要素掛止部4′は、外壁面42の下方からパネ
ル基板2方向へ延出してから断面略横倒L状の下
溝形成壁44を介してパネル基板2と連接した構
造からなつている。 上記構成のフツク要素掛止部4′はパネル基板
2と一体構成となるので補助掛止部を有するフツ
ク要素掛止部4より耐荷重性能が弱くなるので、
耐荷重用の陳列用パネルとして用いる場合は、一
つのパネル基板2に多数設けることは好ましくな
い。 尚、この際に最上段の陳列用パネル1の第1主
掛止部2aと最下段の陳列用パネル1′の第2主
掛止部2bは露出するので、このままでは接続パ
ネル全体の美感が損なわれることもある。 そこで第3図に点線で示す如く、第2主掛止部
2bを有し、頂壁31を介して外壁面42の略半
分の長さで垂下する半外壁面32の内側に第2補
助掛止部20を有する上部カバー部30を設けて
もよい。 また、下方には同様に点線で図示する如く、第
1主掛止部2aを有して下溝形成壁50の先端に
第1主補助掛止部10を有する下部カバー部40
を設けてもよい。 また、陳列用パネル1は第5図で示す如く、長
手方向に湾曲状に曲成されてアール面を形成する
ものであつてもよい。 このような陳列用パネル1に第6図及び第7図
で一層明瞭なフツク要素100を有する金属性の
陳列品保持用ハンガ14が着脱自在に掛止められ
る。 ここでフツク要素100は、抜止基板110と
上壁保持面部120と支承部130とからなつて
いる。 そして抜止基板110はプレート状からなつて
横長開口部5の縦幅11より長く且つ上向開放溝
6と下向開放溝7の溝間隔12よりも短く且つ傾
斜して上記横長開口部5を出入可能な長さに設定
されている。 また保持面部120は上記垂直に設けられた抜
止基板110の下寄り中途部から水平に突出しそ
の先端で折曲して垂下する断面略倒立L状のプレ
ートからなつている。 そして、本実施例では第6図に示す正面略T状
の金属プレートの中途部両側に切込線C1,C2
を穿ち、切込線C1,C2の上端間を結ぶ折曲線
B1,B2に沿つて2段に折り曲げることにより
第7図に示す如く抜止基板110と保持面部12
0を成型することができる。 この保持面部120には外方へ突出する支承部
130が溶着等により固設されてフツク要素10
0が形成される。 そして支承部130の形状・構成によつてその
用途が定められる。 この支承部130は本実施例の如く直接に陳列
品を掛止める構成のもの、或いは支承部130が
一方のアームとなし、別体のフツク要素130の
支承部130を他方のアームとして両アーム間に
商品陳列用の棚板又はバーを連結乃至架け渡す等
の間接的に陳列品を掛止める構成のものであつて
もよい。 このフツク要素100の掛止めは、第3図で示
す如く、抜止基板110を略横向きにして横長開
口部5から挿入し、図中該抜止基板110を時計
方向に回転することにより上向及び下向開放溝
6,7内に嵌込むことができる。 そしてフツク要素の自重によつて図中一点鎖線
で示す如く、抜止基板110は前記溝の周壁に、
且つ保持面部120はフツク要素掛止部4の外壁
面42に隙間なく衝合させることができる。 また、このフツク要素100を外す際は前記掛
止時と逆の操作をして抜取ることができる。
面に基づいて説明する。 この陳列装置は第3図で示す陳列用パネル1と
陳列品保持用ハンガ14との組合わせ構成からな
つている。 即ち、第1図乃至第3図で示す陳列用パネル1
は、平板状のパネル基板2と、該基板表面から一
側へ突出するフツク要素掛止部4とからなつて、
アルミニウムの如き軽金属等で形成された一体構
造体になつている。 このフツク要素掛止部4は、組立使用時にフツ
ク要素14挿入用の横長開口部5と連通し溝長を
拡げる上向開放溝6と下向開放溝7とを有する断
面略横倒T型に形成されている。 即ち、本実施例の場合フツク要素掛止部4はパ
ネル基板2に一つ設けられており、パネル基板2
から断面L状に突出して上溝形成壁41と、該上
溝形成壁41の先端から厚み方向に延び次いで垂
下して装飾面を形成する外壁面42と、該外壁面
42の中途部とパネル基板2との間に略水平に連
接された中央補強壁43とからなつている。 そしてこの外壁面42には、その下端内側に第
2補助掛止部20が形成されている。 図示例のパネル基板2の場合、上端縁部がフツ
ク要素掛止部4で隠れない位置まで延出してお
り、該延出端部裏面には、長手方向に沿つて前記
基板2の板厚相当分だけ陥没して第1主掛止部2
aを構成する段差壁部2Aが一体形成してある。 該段差壁部2Aは、パネル基板2を壁面や柱、
什器等の被取付面に張設した際に、該被取付面と
の間でパネル連結用の溝部を形成させるためのも
のである。また、前記基板2の上縁側表面部に
は、段差壁部2Aに沿つてビス止め用穴あけ用の
溝部8が形成してある。 また上記段差壁部2Aの基端側には連結される
他の陳列用パネルの第2補助掛止部20と係脱可
能な第1補助掛止部10が突設されている。 即ち、この第1補助掛止部10は下向開放溝7
を形成する下溝形成壁50の先端に形成されてお
り、本実施例の場合、第2補助掛止部20を断面
略横倒L字状に形成しているのでそれに係合する
断面略横倒L字状に形成されている。 一方、前記基板2の第2主掛止部2bを構成す
る下端縁部2Bは、フツク要素掛止部4の外壁面
42で隠れるように設定されている。 次に、上記パネル1の複数枚を壁面乃至支柱等
の被取付面11(第2図参照)に張設する場合に
ついて説明する。この場合、説明上の都合から、
最初に張設される陳列用パネルの符号を1とし、
それに継ぎ合わされる陳列用パネル1′とする。 陳列用パネル張設にあたつては、予め各陳列用
パネル1,1′のビス穴あけ用溝部8における適
当間隔の選定個所にキリ等でビス穴8aをあけて
おく。 しかして、最初に一枚のパネル1が張設され
る。その張設は、パネル基板2の上端側を前記被
取付面11に対しビス穴8aを介してビス12で
止着することにより簡単に遂行される。該止着状
態では、パネル基板2の上端側の段差壁部2Aと
被取付面11との間に上向きの溝部13が形成さ
れている。 そこで、該溝部13に次のパネル1′の基板下
縁部2Bを嵌込整合させる。 この際に上方の陳列用パネル1′の第2補助掛
止部20に、下方の陳列用パネル1の第1補助掛
止部10を掛止めることにより連結が完了する。 これによつて、最初のパネル1の上縁部に次の
パネル1′の下縁部が継ぎ合わされると同時に、
それら相互の継ぎ部、所謂、接続部と、最初のパ
ネル1のビス12による止着部とが次のパネル
1′におけるフツク要素掛止部4で覆い隠される。 また、第1補助掛止部10と第2補助掛止部2
0との係合もフツク要素掛止部4の外壁面42で
覆われ露出しない。 斯くして、図示例の場合、二枚のパネル1,
1′相互が接続状態に張設される。 尚、この考案において、フツク要素掛止部4は
一つでも複数であつてもよい。 即ち、フツク要素掛止部4は、第4図a,bで
示す如くパネル基板2の上下方向に複数段(図示
例では2段)設けてもよい。 この場合の第2補助掛止部20を有しないフツ
ク要素掛止部4′は、外壁面42の下方からパネ
ル基板2方向へ延出してから断面略横倒L状の下
溝形成壁44を介してパネル基板2と連接した構
造からなつている。 上記構成のフツク要素掛止部4′はパネル基板
2と一体構成となるので補助掛止部を有するフツ
ク要素掛止部4より耐荷重性能が弱くなるので、
耐荷重用の陳列用パネルとして用いる場合は、一
つのパネル基板2に多数設けることは好ましくな
い。 尚、この際に最上段の陳列用パネル1の第1主
掛止部2aと最下段の陳列用パネル1′の第2主
掛止部2bは露出するので、このままでは接続パ
ネル全体の美感が損なわれることもある。 そこで第3図に点線で示す如く、第2主掛止部
2bを有し、頂壁31を介して外壁面42の略半
分の長さで垂下する半外壁面32の内側に第2補
助掛止部20を有する上部カバー部30を設けて
もよい。 また、下方には同様に点線で図示する如く、第
1主掛止部2aを有して下溝形成壁50の先端に
第1主補助掛止部10を有する下部カバー部40
を設けてもよい。 また、陳列用パネル1は第5図で示す如く、長
手方向に湾曲状に曲成されてアール面を形成する
ものであつてもよい。 このような陳列用パネル1に第6図及び第7図
で一層明瞭なフツク要素100を有する金属性の
陳列品保持用ハンガ14が着脱自在に掛止められ
る。 ここでフツク要素100は、抜止基板110と
上壁保持面部120と支承部130とからなつて
いる。 そして抜止基板110はプレート状からなつて
横長開口部5の縦幅11より長く且つ上向開放溝
6と下向開放溝7の溝間隔12よりも短く且つ傾
斜して上記横長開口部5を出入可能な長さに設定
されている。 また保持面部120は上記垂直に設けられた抜
止基板110の下寄り中途部から水平に突出しそ
の先端で折曲して垂下する断面略倒立L状のプレ
ートからなつている。 そして、本実施例では第6図に示す正面略T状
の金属プレートの中途部両側に切込線C1,C2
を穿ち、切込線C1,C2の上端間を結ぶ折曲線
B1,B2に沿つて2段に折り曲げることにより
第7図に示す如く抜止基板110と保持面部12
0を成型することができる。 この保持面部120には外方へ突出する支承部
130が溶着等により固設されてフツク要素10
0が形成される。 そして支承部130の形状・構成によつてその
用途が定められる。 この支承部130は本実施例の如く直接に陳列
品を掛止める構成のもの、或いは支承部130が
一方のアームとなし、別体のフツク要素130の
支承部130を他方のアームとして両アーム間に
商品陳列用の棚板又はバーを連結乃至架け渡す等
の間接的に陳列品を掛止める構成のものであつて
もよい。 このフツク要素100の掛止めは、第3図で示
す如く、抜止基板110を略横向きにして横長開
口部5から挿入し、図中該抜止基板110を時計
方向に回転することにより上向及び下向開放溝
6,7内に嵌込むことができる。 そしてフツク要素の自重によつて図中一点鎖線
で示す如く、抜止基板110は前記溝の周壁に、
且つ保持面部120はフツク要素掛止部4の外壁
面42に隙間なく衝合させることができる。 また、このフツク要素100を外す際は前記掛
止時と逆の操作をして抜取ることができる。
この考案は上記構成からなるので、フツク要素
の係止部分が上方およびまたは下方にあつても、
それぞれ上向開放溝と下向開放溝で受けるので各
種のフツク要素を用いることができる。 更に、上下に連結される陳列用パネルの連結部
分をパネル基板と一体的に連結するので、フツク
要素に重荷重がかかつても十分に受けることがで
きる。 従つて、陳列装置自体の軽量小型化が可能とな
ると共に重量物に対しても確実に陳列保持するこ
とができて好適である。
の係止部分が上方およびまたは下方にあつても、
それぞれ上向開放溝と下向開放溝で受けるので各
種のフツク要素を用いることができる。 更に、上下に連結される陳列用パネルの連結部
分をパネル基板と一体的に連結するので、フツク
要素に重荷重がかかつても十分に受けることがで
きる。 従つて、陳列装置自体の軽量小型化が可能とな
ると共に重量物に対しても確実に陳列保持するこ
とができて好適である。
図面はこの考案の陳列用パネルの好適実施例を
示すもので、第1図は上下に連結した場合の側面
図、第2図は同断面斜視図、第3図はフツク要素
を掛止めた場合の一例を示す側面図、第4図a
は、陳列用パネルの異なる実施例を示す側面図、
同図bは上下に連結した場合の断面斜視図、第5
図は陳列用パネルを湾曲状に形成した場合の斜視
図、第6図はフツク要素の成型を説明するための
展開図、第7図はこの考案のフツク要素を用いた
陳列品保持用ハンガの斜視図である。 1……陳列用パネル、2……パネル基板、2a
……第1主掛止部、2A……段差壁部、2b……
第2主掛止部、2B……下端縁部、5……横長開
口部、6……上向き開放溝、7……下向開放溝、
10……第1補助掛止部、14……陳列品保持用
ハンガ、20……第2補助掛止部、100……フ
ツク要素、110……抜止基板、120……保持
面部、130……支承部。
示すもので、第1図は上下に連結した場合の側面
図、第2図は同断面斜視図、第3図はフツク要素
を掛止めた場合の一例を示す側面図、第4図a
は、陳列用パネルの異なる実施例を示す側面図、
同図bは上下に連結した場合の断面斜視図、第5
図は陳列用パネルを湾曲状に形成した場合の斜視
図、第6図はフツク要素の成型を説明するための
展開図、第7図はこの考案のフツク要素を用いた
陳列品保持用ハンガの斜視図である。 1……陳列用パネル、2……パネル基板、2a
……第1主掛止部、2A……段差壁部、2b……
第2主掛止部、2B……下端縁部、5……横長開
口部、6……上向き開放溝、7……下向開放溝、
10……第1補助掛止部、14……陳列品保持用
ハンガ、20……第2補助掛止部、100……フ
ツク要素、110……抜止基板、120……保持
面部、130……支承部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 上下複数段に配列されたフツク要素掛止部間に
形成されて横方向に延びるフツク要素挿入用の横
長開口部と、該横長開口部と連通し上下溝幅を拡
げる下向開放溝及び上向開放溝を有してなる掛止
溝にフツク要素を着脱自在に掛止めてなる陳列装
置において、 陳列用パネルが、その上端に第1主掛止部を形
成し、該第1主掛止部の下方に外側から被取付面
に対してネジ止め可能な固着部を設け、該固着部
の下方で内側に上向開放溝を形成し外側にフツク
要素掛止部方向へ突出する第1補助掛止部を設
け、 陳列パネルの下端には上記第1主掛止部と係合
可能な第2主掛止部を形成し、上記パネル基板か
ら外方に突出して上端に下向開放溝を形成すると
共に垂下して下端が上記第2主掛止部を覆い隠す
外壁面を設け、該外壁面の下端に第2補助掛止部
を形成してなり、上下に陳列用パネルを連結すべ
く、一方の陳列用パネルの第1主掛止部に他方の
陳列用パネルの第2主掛止部を係合する際に一方
の陳列用パネルの第1補助掛止部に他方の陳列用
パネルの第2補助掛止部が係合されて固着部のネ
ジ止め部分を囲繞すると共に略横倒T状となるフ
ツク要素掛止め部を形成することを特徴とする陳
列装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1492990U JPH0434751Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1492990U JPH0434751Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03101254U JPH03101254U (ja) | 1991-10-22 |
JPH0434751Y2 true JPH0434751Y2 (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=31518265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1492990U Expired JPH0434751Y2 (ja) | 1990-02-17 | 1990-02-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0434751Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009113179A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | 株式会社カナモト | パネル |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048445A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Murata Mach Ltd | 電源供給装置 |
JP4135942B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2008-08-20 | 株式会社玉俊工業所 | 商品陳列装置 |
-
1990
- 1990-02-17 JP JP1492990U patent/JPH0434751Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009113179A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2009-09-17 | 株式会社カナモト | パネル |
JPWO2009113179A1 (ja) * | 2008-03-14 | 2011-07-21 | 株式会社カナモト | パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03101254U (ja) | 1991-10-22 |
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