JPH0434525Y2 - - Google Patents

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JPH0434525Y2
JPH0434525Y2 JP1985045229U JP4522985U JPH0434525Y2 JP H0434525 Y2 JPH0434525 Y2 JP H0434525Y2 JP 1985045229 U JP1985045229 U JP 1985045229U JP 4522985 U JP4522985 U JP 4522985U JP H0434525 Y2 JPH0434525 Y2 JP H0434525Y2
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JP
Japan
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photoreceptor
conductor
shield case
corona discharger
charger
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JP1985045229U
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はコロナ放電器に関し、さらに詳細に
いえば、静電潜像を形成するための感光体表面等
を均一に帯電させるために特に好適に使用される
コロナ放電器に関する。
<従来の技術> 従来から複写機等の画像形成装置においては、
コロナ放電器により感光体表面を均一に帯電さ
せ、その後原稿像を結像させることにより、原稿
像に対応する静電潜像を形成する方式が一般的に
採用されている。
そして、上位コロナ放電器としては、一般に、
金属板を折曲することによりシールドケースを形
成し、接地されたシールドケースの内部にコロナ
放電用のワイヤを取付けた構成のものが採用され
ている。
このような構成のコロナ放電器であれば、シー
ルドケースの全域がワイヤに対する対向電極とし
て作用するため、感光体表面に対する帯電効率が
低く、所定の帯電量を確保するためには、かなり
高い電圧を印加しなければならないという不都合
があるとともに、イオン風の整流効果が余りない
ので、感光体の特性等により帯電むらが発生する
という不都合がある。
上記の問題点を考慮して、第3図に示す構成の
コロナ放電器、第4図に示す構成のコロナ放電器
が考えられている。即ち、上記第3図に示すコロ
ナ放電器は、シールドケース321′の、感光体
移動方向下流側の側壁323′を絶縁体で構成す
るとともに残部324′を導電体で構成し、上記
絶縁体製の側壁323′の下端寄り内方に対向導
体326′を取付けた構成であり、上記第4図に
示すコロナ放電器は、シールドケース321″の、
感光体移動方向下流側の側壁を省略し、省略した
側の感光体に近接する位置に対向導体326″を
取付けた構成である。
<考案が解決しようとする問題点> 上記第3図に示す構成のコロナ放電器であれ
ば、製造後の初期特性、保守点検後の初期特性に
ついては、かなり優れており、かなり高い帯電効
率、およびかなり高いイオン風の整流効果を発揮
することができるのであるが、複写動作を遂行す
るにつれて対向導体がトナーにより汚染され、感
光体上の上記汚れに対応する部分の帯電量が増加
することにより、感光体上に帯電むらが発生する
という不都合がある。
また、上記第4図に示す構成のコロナ放電器で
あれば、上記構成のコロナ放電器と比較してイオ
ン風の整流効果がほとんどないという点で劣つて
いるとともに、対向導体の汚染が激しいという点
でも劣つているという不都合がある。
特に感光体上に残留するトナーを再使用する型
式の複写機(特開昭53−28432号公報参照)にお
いては、帯電器として使用されるコロナ放電器の
直下をトナーが通過するので、上記対向導体の汚
染が著しく、問題となる。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、帯電効率を高く維持できるとともに、長
期間の使用に対しても帯電むらの発生を効果的に
抑制することができるコロナ放電器を提供するこ
とを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この発明のコロ
ナ放電器は、シールドケースの感光体移動方向下
流側側壁を絶縁体で構成するとともに、残余の部
分を導電体で構成し、上記絶縁体の内面側所定位
置に形成した溝の内部の、放電ワイヤに対して臨
んだ状態で感光体に対して臨むことを回避できる
位置に、対向導体を取付けている。
<作用> 上記の構成のコロナ放電器であれば、シールド
ケースのうち、導電体製の部分、および対向導体
が対向電極として作用し、絶縁体製の側壁は対向
導体と比較して高い電位に保持された状態で、放
電ワイヤへの印加電圧に対応させて感光体表面を
帯電させることができる。特に、絶縁体製の側壁
はイオン風を整流する作用を有するとともに、導
電体と貼合された状態でなく、しかも絶縁体に形
成した溝の内部の、感光体に対して臨むことを回
避できる位置に、対向導体を取付けているので、
対向導体への異物の付着を効果的に防止すること
ができる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。
第2図は複写機の内部機構を示す概略図であ
り、上面中央部にコンタクトガラス11を取付け
た複写機本体1の内部に光学系2、複写処理部
3、および複写紙搬送部4を有している。
上記光学系2は、光源21、平面反射鏡22,
23,24、レンズ25、および平面反射鏡26
から構成されており、光源21、および平面反射
鏡22,23,24を1回の複写動作毎に往復移
動させることにより(但し、平面反射鏡23,2
4の移動速度は、光源21、および平面反射鏡2
2の移動速度の1/2に設定されている)、コンタク
トガラス11上の原稿を露光し、原稿からの反射
光を、平面反射鏡22,23,24、レンズ2
5、および平面反射鏡26を通して後述する感光
体ドラム31の表面に結像させることができる。
上記複写処理部3は、1回の複写動作毎に1方
向に回転する感光体ドラム31と、感光体ドラム
31の周囲に順次配設された帯電チヤージヤ3
2、現像装置33、転写チヤージヤ34、分離チ
ヤージヤ35、およびクリーナ36とで構成され
ており、帯電チヤージヤ32により一様に帯電さ
れた感光体ドラム31の表面に、上記光学系2に
より結像させることにより原稿像に対応する静電
潜像を形成し、現像装置33によりトナー像に顕
像化し、転写チヤージヤ34により、複写紙搬送
部4を通して送られた複写紙上にトナー像を転写
し、分離チヤージヤ35により転写紙を感光体ド
ラム31から剥離し、感光体ドラム31上に残留
したトナーをクリーナ36により塞き止め、複写
動作を遂行しない所定のタイミングでトナーを現
像装置33に送り、回収して再使用することがで
きる。
上記複写紙搬送部4は、給紙ローラ41、レジ
ストローラ42、搬送ローラ43、搬送ベルト4
4、定着装置45、および排出ローラ46で構成
されており、給紙ローラ41により給紙カセツト
12から複写紙を1枚ずつ送込み、レジストロー
ラ42により、静電潜像の形成タイミングに合わ
せて複写紙を複写処理部3に向かつて送り、トナ
ー像が転写され、かつ感光体ドラム31から剥離
された複写紙を搬送ベルトにより定着装置に送
り、定着後の複写紙を、排出ローラ46により受
け皿13上に排出することができる。
第1図は帯電チヤージヤ32を示す拡大縦断面
図であり、箱状に形成されたシールドケース32
1の内部に放電ワイヤ322を取付けた基本的構
成を採用し、シールドケース321の開口部を感
光体ドラム31に臨ませている。
さらに詳細に説明すると、上記シールドケース
321は、感光体ドラム回転方向下流側側壁32
3を絶縁体で構成し、残余の部分324を導電体
で構成しており、帯電効率の低下を防止すること
ができる。また、コロナ放電、感光体ドラム31
の回転に起因するイオン風を整流することができ
る。
また、上記絶縁体製の側壁323の、感光体ド
ラム側内面所定位置に溝325を形成し、溝32
5の内部であつて、放電ワイヤ322に臨んだ状
態で感光体ドラム31に臨むことを回避できる位
置に、対向導体326を取付けて、放電ワイヤ3
22に対してのみ電極効果を有し、感光体ドラム
31に対しては電極効果を有しないようにしてい
る。
以上の構成であれば、帯電チヤージヤ32によ
り感光体ドラム31の表面を帯電させ、静電潜像
の形成、トナー像への顕像化、複写紙上への転写
等を順次行なわせて原稿像に忠実な複写物を得る
ことがきる。また、帯電チヤージヤ32の帯電効
率が高いので、帯電チヤージヤ32への印加電圧
を余り高くする必要がなくなる。特に、感光体ド
ラム31の表面に残留するトナーを一時塞き止
め、その後現像装置33まで移送して回収するい
わゆるトナーリサイクル動作中において、トナー
が帯電チヤージヤ32の直下を通過するが、側壁
323によりイオン風が整流され、かつ対向導体
326が溝325の内部であつて、感光体ドラム
31に臨むことを回避できる位置に、取付けられ
ているので、対向導体326がトナーにより汚染
される虞れがなく、長期間にわたつて、安定した
帯電効率を維持することができるとともに、帯電
むらの発生を効果的に防止することができる。
尚、以上は帯電チヤージヤ32に適用した実施
例についてのみ説明したが、転写チヤージヤ3
4、分離チヤージヤ35に適用することも可能で
ある。但し、帯電チヤージヤ32に適用した場合
が、複写画像に与える影響が最も大きいので最も
効果を発揮できる。特に、上記の実施例に示すよ
うに、トナーをリサイクルする型式の複写機にお
いて優れた効果を発揮することができるが、トナ
ーをリサイクルしない型式の複写機に適用するこ
ともできる。
<考案の効果> 以上のようにこの考案は、帯電効率の向上、お
よびイオン風の整流効果の向上を達成することが
できるとともに、対向導体の汚染に起因する帯電
むらを確実に防止することができるという特有の
実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は帯電チヤージヤを示す縦断面図、第2
図は複写機の内部機構を示す概略図、第3図、お
よび第4図は従来の構想による帯電チヤージヤを
示す縦断面図。 31……感光体としての感光体ドラム、32…
…帯電チヤージヤ、321……シールドケース、
322……放電ワイヤ、323……側壁、325
……溝、326……対向導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シールドケース内に放電用のワイヤを取付けた
    ものであつて、シールドケースの開口部を、感光
    体の外表面に臨ませているコロナ放電器におい
    て、上記シールドケースの感光体移動方向下流側
    側壁を絶縁体で構成するとともに、残余の部分を
    導電体で構成し、上記絶縁体の内面側所定位置に
    形成した溝の内部の、放電ワイヤに対して臨んだ
    状態で感光体に対して臨むことを回避できる位置
    に、対向導体を取付けたことを特徴とするコロナ
    放電器。
JP1985045229U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0434525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985045229U JPH0434525Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JP1985045229U JPH0434525Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS61162865U JPS61162865U (ja) 1986-10-08
JPH0434525Y2 true JPH0434525Y2 (ja) 1992-08-17

Family

ID=30558545

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JP1985045229U Expired JPH0434525Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435746A (en) * 1977-08-25 1979-03-16 Canon Inc Corona discharging device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5435746A (en) * 1977-08-25 1979-03-16 Canon Inc Corona discharging device

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JPS61162865U (ja) 1986-10-08

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