JP3157569B2 - 転写装置 - Google Patents

転写装置

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JP3157569B2
JP3157569B2 JP30472791A JP30472791A JP3157569B2 JP 3157569 B2 JP3157569 B2 JP 3157569B2 JP 30472791 A JP30472791 A JP 30472791A JP 30472791 A JP30472791 A JP 30472791A JP 3157569 B2 JP3157569 B2 JP 3157569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンタ等の画
像形成装置の転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置は、感光体からなる
像担持体上にトナー像を形成してこのトナー像を転写装
置により転写材上に転写させた後にこの転写材を上記像
担持体よりその曲率を利用して分離させ、又は分離装置
により分離させるものや、感光体ドラムからなる像担持
体上にトナー像を形成してこのトナー像を転写装置によ
り転写ドラム上の転写材に多重転写させた後にこの転写
材を転写ドラムから分離させるカラー複写機などが知ら
れている。
【0003】上記転写装置は一般に転写用コロナチャー
ジャが用いられ、実開昭61ー126271号公報には
転写用コロナチャージャの位置を転写用コロナチャージ
ャからの最大ダイナミック電流が感光体ドラムと転写ド
ラムとの接触線上を通過するように設定して転写用コロ
ナチャージャのコロナチャージ量分布を変えたものが記
載されている。また、特開昭62ー14673号公報に
は転写用コロナチャージャの開口部を転写ドラムの回転
方向からみて転写用コロナチャージャの放電ワイヤに対
して上流側が広くて下流側が狭くなるように設けて転写
用コロナチャージャのコロナチャージ量分布を変えたも
のが記載され、実開平1ー117652号公報には転写
用コロナチャージャの放電ワイヤを転写材の上流側にず
らせて転写用コロナチャージャの転写材上流側のコロナ
チャージ量を増すようにしたものが記載されている。
【0004】実開平62ー12167号公報には転写用
コロナチャージャの転写材下流側に電気的にフロートな
金属板を設けたものが記載されており、この転写装置で
は図面から明らかなように像担持体と転写材とが接触す
る前から転写用コロナチャージャより転写材にチャージ
がかかる。特開平1ー191178号公報には転写用コ
ロナチャージャの転写材上流側に放電規制板を設けたも
のが記載され、実開昭63ー138571号公報には転
写用コロナチャージャの転写材下流側に放電規制板を設
けて図面から明らかなように像担持体と転写材とが接触
する前から転写用コロナチャージャより転写材にチャー
ジをかけるものが記載されている。
【0005】実開平60ー189057号公報には転写
用コロナチャージャの転写材上流側に放電規制板を設け
たものが記載されている。実開昭63ー124261号
公報や実開昭63ー124262号公報,実開昭63ー
124263号公報,実開昭63ー155157号公報
には転写用コロナチャージャの転写材上流側に絶縁部材
を設けて放電を規制するものが記載され、この転写装置
では絶縁部材が移動するようになっているものもある
が、コロナ放電がシールド部材又はガイド部材により規
制されて転写材上流側のコロナ放電が広くはならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記転写装置では、高
温・高湿時に像担持体上のトナー像を転写材に転写する
場合、一度、転写材に転写されたトナーが、転写材を像
担持体から分離する転写材分離時に像担持体に戻ってし
まうことがある。これは、転写材分離時の転写用コロナ
チャージャによる電界力が弱いためである。また、転写
材と像担持体との密着を良くしてトナー像の転写を良く
するためには、転写用コロナチャージャから転写材にか
かるコロナチャージの面積を広くした方が有利である。
【0007】これらのことから、コロナチャージの幅を
広げてコロナチャージの位置を転写材下流側へずらせれ
ば、転写材上のトナーが転写材分離時に像担持体に戻っ
てしまうことが無くなり、かつトナー像の転写が良くな
る。しかし、このようにすれば、転写材分離後にも転写
材にコロナチャージが長くかかり続けて低温・低湿時に
トナー像転写後の転写材から異常放電が起こり易くな
り、転写材上にハニカム模様が発生する原因となってし
まう。
【0008】本発明は上記欠点を改善し、転写材上のト
ナーが転写材分離時に像担持体に戻ってしまうことが無
くてトナー像の転写が良いと共に転写材上にハニカム模
様が発生しないようにできる転写装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、像担持体上のトナー像を転写材
上に転写させ、別途分離手段を用いることなく転写材を
前記像担持体より曲率が大きいことにより分離させる画
像形成装置の転写装置において、前記像担持体上のトナ
ー像を転写材上に転写させるコロナチャージャを備え、
このコロナチャージャは、転写材に与えるコロナチャー
ジ量分布が転写材の進行方向についてピーク位置を中心
として上流側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布
幅が上流側の分布幅に比べて狭くなるように構成すると
ともに、前記下流側の分布幅内の所定の位置で転写材が
前記像担持体より分離されるように設けたものであり、
請求項2の発明は、請求項1記載の転写装置において、
前記コロナチャージャの転写材に対する角度を前記コロ
ナチャージャのコロナチャージ量分布が転写材の進行方
向についてピーク位置を中心として上流側と下流側とで
非対称になるように設定したものであり、請求項3の発
明は、請求項1記載の転写装置において、前記コロナチ
ャージャの形状を前記コロナチャージャのコロナチャー
ジ量分布が転写材の進行方向についてピーク位置を中心
として上流側と下流側とで非対称になるように構成した
ものであり、請求項4の発明では、請求項1記載の転写
装置において、前記コロナチャージャの放電ワイヤ位置
を前記コロナチャージャのコロナチャージ量分布が転写
材の進行方向についてピーク位置を中心として上流側と
下流側とで非対称になるように設けたものであり、請求
項5の発明では、請求項1記載の転写装置において、前
記コロナチャージャのコロナチャージ量分布が転写材の
進行方向についてピーク位置を中心として上流側と下流
側とで非対称になるように前記コロナチャージャに絶縁
部材又は所定電位の部材を設けたものである。
【0010】
【作用】コロナチャージはコロナチャージ量分布が転写
材の進行方向についてピーク位置を中心として上流側と
下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側の分
布幅に比べて狭くなるようにコロナチャージャから転写
材へ与えられるとともに、前記下流側の分布幅内の所定
の位置で転写材が像担持体より分離される。
【0011】
【実施例】図1は本発明を応用した画像形成装置の第1
の例を示す。感光体ドラムからなる像担持体11は駆動
部により回転駆動されてスコロトロンからなる帯電用チ
ャージャ12により均一に帯電された後に書き込み装置
による画像露光で画像が書き込まれて静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像は現像装置13により現像剤で現像さ
れてトナー像となる。一方、給紙装置から転写紙からな
る転写材14が給紙され、この転写材14は感光体ドラ
ム11へ送られて感光体ドラム11の下側部分に当接し
ながら搬送される。転写用コロナチャージャ15はシー
ルド部材15a内のほぼ中心部に放電ワイヤ15bを配
設したものであり、転写材14に向けてコロナ放電を行
うことにより転写材14を帯電させて感光体ドラム11
に密着させて感光体ドラム11上のトナー像を転写材1
4へ転写させる。この転写材14は感光体ドラム11か
らその曲率が大きいことにより分離され、図示しない定
着装置によりトナー像が定着される。また、感光体ドラ
ム11は転写材14の分離後にクリーニング装置16に
より残留トナーが除去されて除電器により残留電荷が消
去され、次の上述のような画像形成動作に備える。
【0012】上記転写用コロナチャージャ15は感光体
ドラム11及び転写材14に対して傾けて配置され、転
写用コロナチャージャ15の中心を通る線イと,感光体
ドラム11の中心と放電ワイヤ15bとを結ぶ線ロとの
なす角度θが所定の角度となることによって、転写材1
4に与えるコロナチャージ量分布が図2に示すように転
写材14の進行方向についてピーク位置を中心として上
流側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流
側の分布幅に比べて狭くなる。この場合、転写用コロナ
チャージャ15から転写材14に与えるコロナチャージ
は転写材14が感光体ドラム11に接触する前にはかけ
られず、転写材14が感光体ドラム11に接触した後に
かけられる。そして、転写材14は図2に示すように転
写用コロナチャージャ15によるコロナチャージ量が多
くて転写電界が強い位置で感光体ドラム11から分離さ
れる。
【0013】この第1の例では、コロナチャージ量分布
が転写材14の進行方向についてピーク位置を中心とし
て上流側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が
上流側の分布幅に比べて狭くなるので、コロナチャージ
の幅が比較的広くなって転写材14と像担持体11との
密着が良くなることによりトナー像の転写が良くなり、
かつ、転写材上のトナーが転写材分離時に像担持体に戻
ってしまうことが無くなり、また、転写用コロナチャー
ジャ15によるコロナチャージ量が多くて転写電界が強
い位置ハで転写材14が感光体ドラム11から分離され
てトナー像の転写が良くなる。しかも、転写材14を感
光体ドラム11から分離した後に転写材14にコロナチ
ャージが長くかかり続けるということが無くなり、低温
・低湿時にトナー像転写後の転写材14から異常放電が
起こって転写材14上にハニカム模様が発生するという
ことが無くなる。
【0014】なお、転写用コロナチャージャ15は上述
のような形状及び角度ではなくてもよく、コロナチャー
ジ量分布が図2に示すように転写材14の進行方向につ
いてピーク位置を中心として上流側と下流側とが非対称
で、かつ下流側の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭く
なるように構成すればよい。
【0015】図3は本発明を応用した画像形成装置の第
2の例を示す。この第2の例では、上記第1の例におい
て、上記傾けられていた転写用コロナチャージャ15の
代りに転写用コロナチャージャ17が用いられ、この転
写用コロナチャージャ17はシールド部材17a内のほ
ぼ中心部に放電ワイヤ17bを配設したものである。こ
の転写用コロナチャージャ17の形状は転写材14に与
えるコロナチャージ量分布が図4に示すように転写材1
4の進行方向についてピーク位置を中心として上流側と
下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側の分
布幅に比べて狭くなるように形成され、例えばシールド
部材17aの下流側の側部の高さAが上流側の側部の高
さBより高く構成される。転写用コロナチャージャ17
から転写材14に与えるコロナチャージは転写材14が
感光体ドラム11に接触する前にはかけられず、転写材
14が感光体ドラム11に接触した後にかけられる。そ
して、転写材14は図4に示すように転写用コロナチャ
ージャ17によるコロナチャージ量が多くて転写電界が
強い位置で感光体ドラム11から分離される。なお、転
写用コロナチャージャ17は放電ワイヤ17bを必ずし
もシールド部材17a内で転写材14の進行方向の中心
に設ける必要はない。
【0016】図5は本発明を応用した画像形成装置の第
3の例を示す。この第3の例では、上記第2の例におい
て、上記転写用コロナチャージャ17の代りに転写用コ
ロナチャージャ18が用いられ、この転写用コロナチャ
ージャ18はシールド部材18a内のほぼ中心部に放電
ワイヤ18bを配設してシールド部材18aの開口部に
おける下流側に放電規制部材18cを設けたものであ
る。この転写用コロナチャージャ18は放電規制部材
8cを設けたことにより、転写材14に与えるコロナチ
ャージ量分布が転写材14の進行方向についてピーク位
置を中心として上流側と下流側とが非対称で、かつ下流
側の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭くなる。転写用
コロナチャージャ18から転写材14に与えるコロナチ
ャージは転写材14が感光体ドラム11に接触する前に
はかけられず、転写材14が感光体ドラム11に接触し
た後にかけられる。そして、転写材14は図4に示すよ
うに転写用コロナチャージャ18によるコロナチャージ
量が多くて転写電界が強い位置で感光体ドラム11から
分離される。なお、転写用コロナチャージャ18も放電
ワイヤ18bを必ずしもシールド部材18a内で転写材
14の進行方向の中心に設ける必要はない。
【0017】図6は本発明を応用した画像形成装置の第
4の例の一部を示す。この第4の例は、上記第1の例に
おいて、感光体ドラム11及び転写用コロナチャージャ
15の代りに感光体ベルト19及び転写用コロナチャー
ジャ20を用いたものであり、感光体ベルト19はロー
ラ21等に掛け渡されて駆動部により回転駆動される。
そして、感光体ベルト19は第1の例と同様に帯電用チ
ャージャにより均一に帯電された後に書き込み装置によ
る画像露光で画像が書き込まれて静電潜像が形成され、
この静電潜像が現像装置により現像剤で現像されてトナ
ー像となる。一方、給紙装置から転写紙からなる転写材
14が給紙され、この転写材14は感光体ベルト19へ
送られて感光体ベルト19の上側部分に当接しながら搬
送される。この転写用コロナチャージャ20は転写材1
4に向かってコロナ放電を行うことにより転写材14を
帯電させて感光体ベルト19に密着させて感光体ベルト
19上のトナー像を転写材14へ転写させる。この転写
材14はローラ21の所で感光体ベルト19からその曲
率が大きいことにより分離され、定着装置によりトナー
像が定着される。また、感光体ベルト19は転写材14
の分離後にクリーニング装置により残留トナーが除去さ
れて除電器により残留電荷が消去され、次の上述のよう
な画像形成動作に備える。
【0018】転写用コロナチャージャ20はシールド部
材20a内のほぼ中心部に放電ワイヤ20bが配設され
てシールド部材20aの開口部における下流側の側部が
上流側の側部より短く形成され、シールド部材20aの
開口部における下流側及び側部の外側に絶縁部材20c
が設けられたものである。転写用コロナチャージャ20
は絶縁部材20cが設けられたことにより、転写材14
に与えるコロナチャージ量分布が図7に示すように転写
材14の進行方向についてピーク位置を中心として上流
側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側
の分布幅に比べて狭くなる。この場合、転写用コロナチ
ャージャ20から転写材14に与えるコロナチャージは
転写材14が感光体ベルト19に接触する前にはかけら
れず、転写材14が感光体ベルト19に接触した後にか
けられる。そして、転写材14は図7に示すように転写
用コロナチャージャ20によるコロナチャージ量が多く
て転写電界が強い位置で感光体ベルト19から分離され
る。
【0019】図8は本発明を応用した画像形成装置の第
5の例の一部を示す。この第5の例では、上記第4の例
において、転写用コロナチャージャ20の代りに転写用
コロナチャージャ22が用いられる。この転写用コロナ
チャージャ22はシールド部材22a内のほぼ中心部に
放電ワイヤ22bが配設されてシールド部材22aの開
口部における下流側の側部が上流側の側部より低く形成
され、シールド部材20aの側部の外側にこれより高く
絶縁部材22cが設けられたものである。この第5の例
では第4の例と同様に転写用コロナチャージャ22は絶
縁部材22cが設けられたことにより、転写材14に与
えるコロナチャージ量分布が転写材14の進行方向につ
いてピーク位置を中心として上流側と下流側とが非対称
で、かつ下流側の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭く
なる。転写用コロナチャージャ22から転写材14に与
えるコロナチャージは転写材14が感光体ベルト19に
接触する前にはかけられず、転写材14が感光体ベルト
19に接触した後にかけられる。そして、転写材14は
転写用コロナチャージャ22によるコロナチャージ量が
多くて転写電界が強い位置で感光体ベルト19から分離
される。
【0020】図9は本発明を応用した画像形成装置の第
6の例の一部を示す。この第6の例では、上記第4の例
において、転写用コロナチャージャ20の代りに転写用
コロナチャージャ23が用いられる。この転写用コロナ
チャージャ23はシールド部材23a内のほぼ中心部に
放電ワイヤ23bが配設されてシールド部材23aの開
口部における上流側に絶縁部材23cが設けられてシー
ルド部材23aの開口部における下流側に絶縁部材23
dが設けられたものである。この第6の例では第4の例
と同様に転写用コロナチャージャ23は絶縁部材23
c,23dが設けられたことにより、転写材14に与え
るコロナチャージ量分布が転写材14の進行方向につい
てピーク位置を中心として上流側と下流側とが非対称
で、かつ下流側の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭く
なる。転写用コロナチャージャ23から転写材14に与
えるコロナチャージは転写材14が感光体ベルト19に
接触する前にはかけられず、転写材14が感光体ベルト
19に接触した後にかけられる。そして、転写材14は
転写用コロナチャージャ23によるコロナチャージ量が
多くて転写電界が強い位置で感光体ベルト19から分離
される。
【0021】なお、上記第4の例,第5の例及び第6の
例において、転写用コロナチャージャ20,22,23
の絶縁部材20c,22c,23dは金属等の部材で構
成して電気的にフロート状態とし、又は所定の電位にす
るようにしてもよい。
【0022】図10は本発明を応用した画像形成装置の
第7の例の一部を示す。この第7の例では、上記第2の
例において、転写用コロナチャージャ17の代りに転写
用コロナチャージャ24が用いられる。この転写用コロ
ナチャージャ24はシールド部材24a内の中心より転
写材14の進行方向下流側にずれた位置に放電ワイヤ2
4bが配設されてシールド部材23aの開口部における
上流側及び下流側に放電規制部材224c,24dが設
けられたものである。転写用コロナチャージャ24はシ
ールド部材24a内の中心より転写材14の進行方向下
流側にずれた位置に放電ワイヤ24bが配設されたの
で、転写材14に与えるコロナチャージ量分布が図11
に示すように転写材14の進行方向についてピーク位置
を中心として上流側と下流側とが非対称で、かつ下流側
の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭くなる。転写用コ
ロナチャージャ24から転写材14に与えるコロナチャ
ージは転写材14が感光体ドラム11に接触する前には
かけられず、転写材14が感光体ドラム11に接触した
後にかけられる。そして、転写材14は図11に示すよ
うに転写用コロナチャージャ24によるコロナチャージ
量が多くて転写電界が強い位置で感光体ドラム11から
分離される。
【0023】図12は本発明を応用した画像形成装置の
第8の例の一部を示す。この第8の例では、上記第7の
例において、転写用コロナチャージャ24の代りに転写
用コロナチャージャ25が用いられる。この転写用コロ
ナチャージャ25は、シールド部材25a内の中心より
転写材14の進行方向下流側にずれた位置に放電ワイヤ
25bを配設したものである。この第8の例では第7の
例と同様に転写用コロナチャージャ25はシールド部材
25a内の中心より転写材14の進行方向にずれた位置
に放電ワイヤ25bが配設されたので、転写材14に与
えるコロナチャージ量分布が転写材14の進行方向につ
いてピーク位置を中心として上流側と下流側とが非対称
で、かつ下流側の分布幅が上流側の分布幅に比べて狭く
なる。転写用コロナチャージャ25から転写材14に与
えるコロナチャージは転写材14が感光体ドラム11に
接触する前にはかけられず、転写材14が感光体ドラム
11に接触した後にかけられる。そして、転写材14は
転写用コロナチャージャ25によるコロナチャージ量が
多くて転写電界が強い位置で感光体ドラム11から分離
される。
【0024】図13は本発明を応用した画像形成装置の
第9の例の一部を示す。この第9の例では、上記第7の
例において、転写用コロナチャージャ24の代りに転写
用コロナチャージャ26が用いられる。この転写用コロ
ナチャージャ26は、シールド部材26a内の中心より
転写材14の進行方向にずれた位置に放電ワイヤ26b
を配設してシールド部材26aの開口部における上流側
に放電規制部材26cを設けたものである。この第9の
例では第7の例と同様に、転写用コロナチャージャ26
はシールド部材26a内の中心より転写材14の進行方
向下流側にずれた位置に放電ワイヤ26bが配設された
ので、転写材14に与えるコロナチャージ量分布が転写
材14の進行方向についてピーク位置を中心として上流
側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側
の分布幅に比べて狭くなる。転写用コロナチャージャ2
6から転写材14に与えるコロナチャージは転写材14
が感光体ドラム11に接触する前にはかけられず、転写
材14が感光体ドラム11に接触した後にかけられる。
そして、転写材14は転写用コロナチャージャ26によ
るコロナチャージ量が多くて転写電界が強い位置で感光
体ドラム11から分離される。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
像担持体上のトナー像を転写材上に転写させ、別途分離
手段を用いることなく転写材を前記像担持体より曲率が
大きいことにより分離させる画像形成装置の転写装置に
おいて、前記像担持体上のトナー像を転写材上に転写さ
せるコロナチャージャを備え、このコロナチャージャ
は、転写材に与えるコロナチャージ量分布が転写材の進
行方向についてピーク位置を中心として上流側と下流側
とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側の分布幅に
比べて狭くなるように構成するとともに、前記下流側の
分布幅内の所定の位置で転写材が前記像担持体より分離
されるように設けたので、コロナチャージの幅が比較的
広くなって転写材と像担持体との密着が良くなることに
よりトナー像の転写が良くなり、かつ、転写材上のトナ
ーが転写材分離時に像担持体に戻ってしまうことが無く
なり、また、転写用コロナチャージャによるコロナチャ
ージ量が多くて転写電界が強い下流側のコロナチャージ
分布幅内の位置で転写材を像担持体から分離してトナー
像の転写を良くすることが可能となる。しかも、転写材
を像担持体から分離した後に転写材にコロナチャージが
長くかかり続けるということが無くなり、低温・低湿時
にトナー像転写後の転写材から異常放電が起こって転写
材上にハニカム模様が発生するということが無くなる。
【0026】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
転写装置において、前記コロナチャージャの転写材に対
する角度を前記コロナチャージャのコロナチャージ量分
布が転写材の進行方向についてピーク位置を中心として
上流側と下流側とで非対称になるように設定したので、
同様に転写材上のトナーが転写材分離時に像担持体に戻
ってしまうことが無くてトナー像の転写が良いと共に転
写材上にハニカム模様が発生しないようにできる。
【0027】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
転写装置において、前記コロナチャージャの形状を前記
コロナチャージャのコロナチャージ量分布が転写材の進
行方向についてピーク位置を中心として上流側と下流側
とで非対称になるように構成したので、同様に転写材上
のトナーが転写材分離時に像担持体に戻ってしまうこと
が無くてトナー像の転写が良いと共に転写材上にハニカ
ム模様が発生しないようにできる。
【0028】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
転写装置において、前記コロナチャージャの放電ワイヤ
位置を前記コロナチャージャのコロナチャージ量分布が
転写材の進行方向についてピーク位置を中心として上流
側と下流側とで非対称になるように設けたので、同様に
転写材上のトナーが転写材分離時に像担持体に戻ってし
まうことが無くてトナー像の転写が良いと共に転写材上
にハニカム模様が発生しないようにできる。
【0029】請求項5の発明によれば、請求項1記載の
転写装置において、前記コロナチャージャのコロナチャ
ージ量分布が転写材の進行方向についてピーク位置を中
心として上流側と下流側とで非対称になるように前記コ
ロナチャージャに絶縁部材又は所定電位の部材を設けた
ので、同様に転写材上のトナーが転写材分離時に像担持
体に戻ってしまうことが無くてトナー像の転写が良いと
共に転写材上にハニカム模様が発生しないようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した画像形成装置の第1の例を示
す断面図である。
【図2】同第1の例における転写用コロナチャージャの
コロナ放電特性を示す特性図である。
【図3】本発明を応用した画像形成装置の第2の例を示
す断面図である。
【図4】同第2の例における転写用コロナチャージャの
コロナ放電特性を示す特性図である。
【図5】本発明を応用した画像形成装置の第3の例を示
す断面図である。
【図6】本発明を応用した画像形成装置の第4の例の一
部を示す断面図である。
【図7】同第4の例における転写用コロナチャージャの
コロナ放電特性を示す特性図である。
【図8】本発明を応用した画像形成装置の第5の例を示
す断面図である。
【図9】本発明を応用した画像形成装置の第6の例を示
す断面図である。
【図10】本発明を応用した画像形成装置の第7の例を
示す断面図である。
【図11】同第7の例における転写用コロナチャージャ
のコロナ放電特性を示す特性図である。
【図12】本発明を応用した画像形成装置の第8の例を
示す断面図である。
【図13】本発明を応用した画像形成装置の第9の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
11,19 像担持体 14 転写材 15,17,20,22,23 転写用コロナチャ
ージャ 24,25,26 転写用コロナチャージャ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上のトナー像を転写材上に転写さ
    せ、別途分離手段を用いることなく転写材を前記像担持
    体より曲率が大きいことにより分離させる画像形成装置
    の転写装置において、前記像担持体上のトナー像を転写
    材上に転写させるコロナチャージャを備え、このコロナ
    チャージャは、転写材に与えるコロナチャージ量分布が
    転写材の進行方向についてピーク位置を中心として上流
    側と下流側とが非対称で、かつ下流側の分布幅が上流側
    の分布幅に比べて狭くなるように構成するとともに、前
    記下流側の分布幅内の所定の位置で転写材が前記像担持
    体より分離されるように設けたことを特徴とする転写装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の転写装置において、前記コ
    ロナチャージャの転写材に対する角度を前記コロナチャ
    ージャのコロナチャージ量分布が転写材の進行方向につ
    いてピーク位置を中心として上流側と下流側とで非対称
    になるように設定したことを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の転写装置において、前記コ
    ロナチャージャの形状を前記コロナチャージャのコロナ
    チャージ量分布が転写材の進行方向についてピーク位置
    を中心として上流側と下流側とで非対称になるように構
    成したことを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の転写装置において、前記コ
    ロナチャージャの放電ワイヤ位置を前記コロナチャージ
    ャのコロナチャージ量分布が転写材の進行方向について
    ピーク位置を中心として上流側と下流側とで非対称にな
    るように設けたことを特徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の転写装置において、前記コ
    ロナチャージャのコロナチャージ量分布が転写材の進行
    方向についてピーク位置を中心として上流側と下流側と
    で非対称になるように前記コロナチャージャに絶縁部材
    又は所定電位の部材を設けたことを特徴とする転写装
    置。
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