JPH0455325Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0455325Y2 JPH0455325Y2 JP1985037384U JP3738485U JPH0455325Y2 JP H0455325 Y2 JPH0455325 Y2 JP H0455325Y2 JP 1985037384 U JP1985037384 U JP 1985037384U JP 3738485 U JP3738485 U JP 3738485U JP H0455325 Y2 JPH0455325 Y2 JP H0455325Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield case
- photoreceptor
- ion wind
- corona discharger
- floating objects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 4
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は放電時発生するイオン風を利用して
放電器本体内へトナーなどの浮遊物質が侵入する
のを防止することにより、放電器本体内が汚損す
るのを防止した画像形成装置のコロナ放電器に関
する。
放電器本体内へトナーなどの浮遊物質が侵入する
のを防止することにより、放電器本体内が汚損す
るのを防止した画像形成装置のコロナ放電器に関
する。
従来の技術
従来電子複写機等の画像形成装置には感光体や
用紙などを帯電し、また除電するのにコロナ放電
器が用いられている。このコロナ放電器は放電ワ
イヤシールド内面などにトナーや紙粉、オイルや
未加硫成分等の蒸発、分解により発生した浮遊物
などが付着すると放電特性が著じるしく低下する
ため、従来ではフアンなどを設けて、複写機内に
浮遊する浮遊物を吸引し、強制的に複写機外へ排
出することにより、浮遊物が放電器本体内に付着
するのを軽減していた。
用紙などを帯電し、また除電するのにコロナ放電
器が用いられている。このコロナ放電器は放電ワ
イヤシールド内面などにトナーや紙粉、オイルや
未加硫成分等の蒸発、分解により発生した浮遊物
などが付着すると放電特性が著じるしく低下する
ため、従来ではフアンなどを設けて、複写機内に
浮遊する浮遊物を吸引し、強制的に複写機外へ排
出することにより、浮遊物が放電器本体内に付着
するのを軽減していた。
考案が解決しようとする問題点
しかし上記従来の方法ではフアン及びこれを駆
動するための手段を必要とするなどコストが嵩む
と共に、フアンなどを設けても放電器本体内の汚
れ防止は余り期待できないなどの不具合があつ
た。
動するための手段を必要とするなどコストが嵩む
と共に、フアンなどを設けても放電器本体内の汚
れ防止は余り期待できないなどの不具合があつ
た。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされ
たものである。
たものである。
問題点を解決するための手段及び作用
この考案は上記目的を達成するために、感光体
に対向する面のみが開口されたシールドケースを
有するコロナ放電器において、上記コロナ放電器
を感光体に近接配置するとともに、上記シールド
ケース内へ浮遊物が侵入する側のシールドケース
の端部と感光体との距離を、中央部側が反対側の
シールドケースの端部と感光体との距離より大き
くし、かつ両端側は反対側のシールドケースの端
部と感光体の距離とほぼ同じにすることにより、
イオン風が浮遊物侵入方向へ集中的に吹き出すよ
うにしたもので、イオン風によりシールドケース
内に浮遊物が侵入するのを確実に防止することが
できる。
に対向する面のみが開口されたシールドケースを
有するコロナ放電器において、上記コロナ放電器
を感光体に近接配置するとともに、上記シールド
ケース内へ浮遊物が侵入する側のシールドケース
の端部と感光体との距離を、中央部側が反対側の
シールドケースの端部と感光体との距離より大き
くし、かつ両端側は反対側のシールドケースの端
部と感光体の距離とほぼ同じにすることにより、
イオン風が浮遊物侵入方向へ集中的に吹き出すよ
うにしたもので、イオン風によりシールドケース
内に浮遊物が侵入するのを確実に防止することが
できる。
実施例
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する
と、図において１は電子複写機の感光体で、周辺
部に感光体１の表面を帯電する帯電器２と、感光
体１の表面に静電潜像を形成する光学系３、静電
潜像を現像する現像器４、現像器４により現像さ
れたトナー像を用紙５に転写する転写器６及びト
ナー像の転写された用紙５を除電して感光体１の
表面より剥離する剥離器７、転写後感光体１の表
面に残留する未転写トナーを感光体１の表面より
除去するクリーナ８及び感光体１の表面を除電す
る除電ランプ９などが感光体１の回転方向に沿つ
て上記順序で配置されている。
と、図において１は電子複写機の感光体で、周辺
部に感光体１の表面を帯電する帯電器２と、感光
体１の表面に静電潜像を形成する光学系３、静電
潜像を現像する現像器４、現像器４により現像さ
れたトナー像を用紙５に転写する転写器６及びト
ナー像の転写された用紙５を除電して感光体１の
表面より剥離する剥離器７、転写後感光体１の表
面に残留する未転写トナーを感光体１の表面より
除去するクリーナ８及び感光体１の表面を除電す
る除電ランプ９などが感光体１の回転方向に沿つ
て上記順序で配置されている。
そして上記帯電器２や転写器６及び剥離器７な
どが第２図に示すコロナ放電器により構成されて
いる。コロナ放電器は断面ほぼコ字形のシールド
ケース１０ａと、このシールドケース１０ａの両
端部に固着された絶縁ブロツク１０ｂとよりなる
放電器本体１０の上記絶縁ブロツク１０ｂ間に、
シールドケース１０ａの中心部に位置するよう放
電ワイヤ１０ｃを張設した構造で、シールドケー
ス１０ａの開口部１０ｄが感光体１の表面と対向
するように設置されている。また図示しない高圧
電源により放電ワイヤ１０ｃに高圧電圧を印加す
ることにより感光体１との間で放電して感光体１
を帯電するが、このときイオン風が発生する。シ
ールドケース１０ａ内で発生したイオン風は、シ
ールドケース１０ａの開口より第３図の矢印ａに
示すように吹き出し、同時にシールドケース１０
ａ内には両端側より空気が吹き込むようになる。
この考案ではこのイオン風の吹き出しを浮遊物が
侵入してくる方向へ集中させることにより、浮遊
物の侵入を阻止しようとするもので、浮遊物が侵
入してくる方向と反対側のシールドケース１０ａ
の側板１０ｅにイオン風制限板１１が取付けられ
ている。
どが第２図に示すコロナ放電器により構成されて
いる。コロナ放電器は断面ほぼコ字形のシールド
ケース１０ａと、このシールドケース１０ａの両
端部に固着された絶縁ブロツク１０ｂとよりなる
放電器本体１０の上記絶縁ブロツク１０ｂ間に、
シールドケース１０ａの中心部に位置するよう放
電ワイヤ１０ｃを張設した構造で、シールドケー
ス１０ａの開口部１０ｄが感光体１の表面と対向
するように設置されている。また図示しない高圧
電源により放電ワイヤ１０ｃに高圧電圧を印加す
ることにより感光体１との間で放電して感光体１
を帯電するが、このときイオン風が発生する。シ
ールドケース１０ａ内で発生したイオン風は、シ
ールドケース１０ａの開口より第３図の矢印ａに
示すように吹き出し、同時にシールドケース１０
ａ内には両端側より空気が吹き込むようになる。
この考案ではこのイオン風の吹き出しを浮遊物が
侵入してくる方向へ集中させることにより、浮遊
物の侵入を阻止しようとするもので、浮遊物が侵
入してくる方向と反対側のシールドケース１０ａ
の側板１０ｅにイオン風制限板１１が取付けられ
ている。
上記イオン風制限板１１はシールドケース１０
ａの側板より短かい長さの金属板や樹脂板より形
成されていて、側板の両端側を除く中央部分に取
付けられており、先端縁は感光体１の表面と近接
されている。
ａの側板より短かい長さの金属板や樹脂板より形
成されていて、側板の両端側を除く中央部分に取
付けられており、先端縁は感光体１の表面と近接
されている。
これによつてイオン風制限板１１方向からのイ
オン風の吹き出しが制限されるため、イオン風は
第６図の矢印ａに示すように浮遊物が侵入する方
向より集中的に吹き出すと共に、シールドケース
１０ａの両端側には空気の流入を制限する障害物
がないので、空気が第６図の矢印ｂに示すように
多量に流入し、これによつてより強くイオン風を
吹き出すことができるため、イオン風により浮遊
物が放電器本体１０内へ侵入するのを確実に阻止
することができるようになる。
オン風の吹き出しが制限されるため、イオン風は
第６図の矢印ａに示すように浮遊物が侵入する方
向より集中的に吹き出すと共に、シールドケース
１０ａの両端側には空気の流入を制限する障害物
がないので、空気が第６図の矢印ｂに示すように
多量に流入し、これによつてより強くイオン風を
吹き出すことができるため、イオン風により浮遊
物が放電器本体１０内へ侵入するのを確実に阻止
することができるようになる。
ちなみに従来のコロナ放電器にイオン風制限板
１１を取付けたところ、放電器本体内の汚れは1/
１４に減少した。
１１を取付けたところ、放電器本体内の汚れは1/
１４に減少した。
なお第７図に示すようにシールドケース１０ａ
の開口部１０ｄにグリツド１２を設けたスコロト
ロンや、第８図に示すような針状電極１３を用い
たコロナ放電器にイオン風制限板１１を設けても
同様な効果が得られる。
の開口部１０ｄにグリツド１２を設けたスコロト
ロンや、第８図に示すような針状電極１３を用い
たコロナ放電器にイオン風制限板１１を設けても
同様な効果が得られる。
考案の効果
この考案は以上詳述したように、浮遊物が侵入
する方向と反対側のシールドケース側面に、シー
ルドケースの両端側を除く部分にイオン風制限板
を設けたことから、イオン風制限板の両端が、シ
ールドケースの両端側より流入する空気を制限す
ることがない。
する方向と反対側のシールドケース側面に、シー
ルドケースの両端側を除く部分にイオン風制限板
を設けたことから、イオン風制限板の両端が、シ
ールドケースの両端側より流入する空気を制限す
ることがない。
これによつてより強いイオン風を浮遊物の侵入
方向へ吹き出すことができることから、シールド
ケース内に浮遊物が侵入するのを確実に防止する
ことができる。
方向へ吹き出すことができることから、シールド
ケース内に浮遊物が侵入するのを確実に防止する
ことができる。
図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は複
写機の概略構成図、第２図はコロナ放電器の斜視
図、第３図はイオン風の吹き出し状況を示す説明
図、第４図はイオン風制限板を設けた状態の断面
図、第５図は第４図−線に沿う断面図、第６
図はイオン風の吹出し方向を示す説明図、第７図
及び第８図は他の実施例を示す説明図である。 １０ａはシールドケース、１０ｂは絶縁ブロツ
ク、１０ｃは放電ワイヤ、１１はイオン風制限
板。
写機の概略構成図、第２図はコロナ放電器の斜視
図、第３図はイオン風の吹き出し状況を示す説明
図、第４図はイオン風制限板を設けた状態の断面
図、第５図は第４図−線に沿う断面図、第６
図はイオン風の吹出し方向を示す説明図、第７図
及び第８図は他の実施例を示す説明図である。 １０ａはシールドケース、１０ｂは絶縁ブロツ
ク、１０ｃは放電ワイヤ、１１はイオン風制限
板。
Claims (1)
- 感光体１に対向する面のみが開口されたシール
ドケース１０ａを有するコロナ放電器において、
上記コロナ放電器を感光体１に近接配置するとと
もに、上記シールドケース１０ａ内へ浮遊物が侵
入する側のシールドケース１０ａの端部と感光体
１との距離を、中央部側が反対側のシールドケー
ス１０ａの端部と感光体１との距離より大きく
し、かつ両端側は反対側のシールドケース１０ａ
の端部と感光体１の距離とほぼ同じにすることに
より、イオン風が浮遊物侵入方向へ集中的に吹き
出すようにしてなる画像形成装置のコロナ放電
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985037384U JPH0455325Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985037384U JPH0455325Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61155855U JPS61155855U (ja) | 1986-09-27 |
| JPH0455325Y2 true JPH0455325Y2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=30543410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985037384U Expired JPH0455325Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0455325Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5489644A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-16 | Sharp Corp | Corona charger |
| JPS5516519B2 (ja) * | 1976-04-26 | 1980-05-02 | ||
| JPS5823339B2 (ja) * | 1974-07-09 | 1983-05-14 | ニホンケイキンゾク カブシキガイシヤ | セキデイヨリ コウゾウヨウジンコウコツザイオ セイゾウスルホウホウ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5516519U (ja) * | 1978-07-14 | 1980-02-01 | ||
| JPS5823339U (ja) * | 1981-08-08 | 1983-02-14 | 京セラミタ株式会社 | 静電写真複写機におけるコロナ放電装置 |
| JPS58146247U (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-01 | 京セラミタ株式会社 | 自己排気型帯電装置 |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP1985037384U patent/JPH0455325Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5823339B2 (ja) * | 1974-07-09 | 1983-05-14 | ニホンケイキンゾク カブシキガイシヤ | セキデイヨリ コウゾウヨウジンコウコツザイオ セイゾウスルホウホウ |
| JPS5516519B2 (ja) * | 1976-04-26 | 1980-05-02 | ||
| JPS5489644A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-16 | Sharp Corp | Corona charger |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61155855U (ja) | 1986-09-27 |
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